JP5308436B2 - 親水膜 - Google Patents
親水膜 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5308436B2 JP5308436B2 JP2010503919A JP2010503919A JP5308436B2 JP 5308436 B2 JP5308436 B2 JP 5308436B2 JP 2010503919 A JP2010503919 A JP 2010503919A JP 2010503919 A JP2010503919 A JP 2010503919A JP 5308436 B2 JP5308436 B2 JP 5308436B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- compound
- silane
- hydrophilic
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 0 C*C(C)(C(*)(**)C(C)(C)[Si](*)*)N(C(N(C(C*1)C1(*)C(C)[Si](*)*)C(N1C(*)(*)C(C)[Si](C)*)=O)=O)C1=O Chemical compound C*C(C)(C(*)(**)C(C)(C)[Si](*)*)N(C(N(C(C*1)C1(*)C(C)[Si](*)*)C(N1C(*)(*)C(C)[Si](C)*)=O)=O)C1=O 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C17/00—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
- C03C17/28—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material
- C03C17/30—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material with silicon-containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D183/00—Coating compositions based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D183/04—Polysiloxanes
- C09D183/08—Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen, and oxygen
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D4/00—Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; Coating compositions, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09D183/00 - C09D183/16
- C09D4/06—Organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond in combination with a macromolecular compound other than an unsaturated polymer of groups C09D159/00 - C09D187/00
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D5/00—Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C2217/00—Coatings on glass
- C03C2217/70—Properties of coatings
- C03C2217/75—Hydrophilic and oleophilic coatings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G77/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
- C08G77/04—Polysiloxanes
- C08G77/22—Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen
- C08G77/28—Polysiloxanes containing silicon bound to organic groups containing atoms other than carbon, hydrogen and oxygen sulfur-containing groups
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/31504—Composite [nonstructural laminate]
- Y10T428/31652—Of asbestos
- Y10T428/31663—As siloxane, silicone or silane
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
Description
下記一般式(c)で表される化合物に含まれる(メタ)アクリロイル基と、上記化合物(a)に由来するメルカプト基、アミノ基、(メタ)アクリロイル基、およびビニル基からなる群より選ばれる基との少なくとも一部を反応させて得られることを特徴とする。
上記親水膜において、上記化合物(a)/上記化合物(b)のモル比が、1/2〜1/200であることが好ましく、1/3〜1/100であればより好ましい。
また、親水膜を有する積層体の製造方法において、上記化合物(c)のMが、H、Li、Na、Rb、Mg、Ca、Sr、またはBaであり、かつ、上記グラフト反応を、130℃以上の温度条件下で進行させることが好ましい。
上記層を形成する混合物には、(a)1個のシリコン原子と、メルカプト基、アミノ基、(メタ)アクリロイル基およびビニル基からなる群より選ばれる基と、アルコキシ基、ハロゲン基、およびヒドロキシ基からなる群より選ばれる少なくとも1個のシリコン原子に結合した基とを有するシラン化合物(以下、シラン化合物(a)ともいう。)が含まれる点に特徴がある。
これら基の中でも、コスト等の面からクロロ基が好ましい。
上記シラン化合物(a)は、芳香族基、脂肪族基などさらに他の基を含んでいてもよい。
e、e1、f、およびf1は、独立して、0〜10の整数を表し、これらの中でも0〜5の整数が比較的に好ましく、0〜3の整数であればより好ましい傾向にある。
上記層を形成する混合物には、上記シラン化合物(a)に加えて、(b)アルコキシ基、ハロゲン基、およびヒドロキシ基からなる群より選ばれる、少なくとも4個のシリコン原子に結合した基を有し、かつ、炭素−炭素二重結合との反応性を有する基を有さないシラン化合物(以下、シラン化合物(b)ともいう。)がさらに含まれる点に特徴がある。
シラン化合物(a)およびシラン化合物(b)を含む混合物から得られる硬化物層の架橋密度を向上させ、より強固な膜を形成させる点からは、c1=c2=c3=3、d1=d2=d3=0が好ましい。
本発明では、シラン化合物(a)とシラン化合物(b)とを含む混合物を加水分解、縮合させて得られる、シリカを主体とする硬化物層の表面に、(c)下記一般式(c)で表される化合物(以下、親水性化合物(c)ともいう。)を塗布し、親水性化合物(c)に含まれる炭素−炭素二重結合と、上記化合物(a)に由来するメルカプト基との少なくとも一部を反応させる点に特徴がある。
本発明の親水膜は、以下のようにして、基材表面に製造される。
本発明の親水膜は、PMMA、ポリカーボネート(PC)、PET、ABS、塩ビ、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、およびポリ乳酸などからなる有機基材、鉄、ステンレススチール、アルミニウム、ニッケル、亜鉛、金、銀、銅などの各種金属、及び各種基材の表面をそれらの金属でメッキ処理された物、並びにそれら金属の酸化物、ガラス、セラミックス、セメント、スレート、大理石や御影石などの石材、モルタルなどの無機基材(本発明のシリカ層と接する表面が、上記物質に代表される無機基材により形成されている基材をいう。)などの表面に、まず、必要に応じて、水、加水分解触媒を加えた、上述のシラン混合物を含む溶液を塗布し、加熱硬化することによって、基材表面上に、シラン化合物(a)に由来するメルカプト基、アミノ基、(メタ)アクリロイル基またはビニル基が存在する、硬化物層を形成する。
これら無機基材の中でも、ガラス、金属、金属メッキ、金属酸化物、セラミックスなどからその表面が形成された無機基材が好ましく、ガラス、金属、金属酸化物、セラミックスからその表面が形成された無機基材がより好ましく、ガラスからその表面が形成された無機基材がさらに好ましい。
水接触角の測定は、協和界面科学社製CA−V型を用いて、室温(25℃)にて測定した。
スチールウール#0000を用い、0.1Kgfの荷重をかけて、10往復擦った。評価は、傷の数を目視で数え、傷がなかった場合を○、傷が10本以内だった場合を△、10本を越えた場合を×とした。
スチールウール#0000を用い、2Kgfの荷重をかけて、10往復擦った。評価は、傷の数を目視で数え、傷がなかった場合を○、傷が10本以内だった場合を△、10本を越えた場合を×とした。
カッターナイフとカッターガイドとを用いて、幅3mm間隔で、碁盤目状に切り込みをいれた(合計25マス)。次に、碁盤目の上に、空気が入らないようにセロハン粘着テープ(ニチバン(株)、セロテープ(登録商標)、幅24mm)を貼り付け、手で擦って、粘着テープを完全に付着させた。最後に、接着面に対して垂直方向に、瞬間的に引き剥がした。評価は、剥れなかったマスの数を、目視で数え、100マスに換算して表記した。
(基材の洗浄)
厚さ2mmのガラス板(表面水接触角57〜70°)を基材として用いた。以下の手順で、まず基材となるガラス板の洗浄を行った。
シラン化合物(a)として、3−メルカプトプロピル−トリメトキシシラン(以下、MPMOSと略す。分子量、196.3)3.3g(17mmol)、シラン化合物(b)として、テトラメトキシシラン(以下、TMOSと略す。分子量152.2)12.7g(83mmol)、およびエタノール400ml(比重0.79)を混合して均一液(シラン混合物)を作製した。この均一液に、5wt%硫酸水10.4g(硫酸5mmol、水548mmol)を加えて、室温で10分間攪拌し、固形分濃度5wt%の均一なシラン混合物を含む溶液(シラン溶液(1))を342.4g得た。ここで、シラン溶液(1)中のMPMOS/TMOSのモル比は1/5、であり、硫酸量は3wt%(対MPMOSとTMOSの合計量)、水量は1.8倍モル(対シリコン原子に結合したアルコキシ基)であった。
親水性化合物(c)として、3−スルホプロピルアクリレート・カリウム塩(以下、SPA−Kと略す。分子量232.3)2.5g(10.8mmol)、および2−メトキシエタノール130ml(比重0.96)を混合してまず混合液を調製した。この混合液に、触媒としてトリエチルアミン(以下、TEAと略す。分子量101.2)0.75g(7.4mmol、69mol%対SPA−K、31wt%対SPA−K)を加えて、よく混合溶解し、固形分濃度2wt%の溶液(親水性化合物溶液(1))を128g得た。
上述の洗浄を経たガラス板表面(水接触角5〜6°)に、シラン混合物を含む溶液(シラン溶液1)をバーコーター#10で塗布し、50℃で5分間予備乾燥した後、120℃で1時間加熱乾燥を行った。この操作により、シラン化合物(a)に由来するメルカプト基が存在するシリカを主体とする硬化物層が形成された。この硬化物層の厚みは約0.5μmであり、この硬化物層表面の水接触角は46°であった。
上記硬化物層表面に、親水性化合物溶液(1)をバーコーター#10で塗布し、50℃で5分間予備乾燥した後、120℃で1時間加熱乾燥を行った。この操作により、硬化物層に存在するメルカプト基にSPA−Kが反応(グラフト)した。その後、室温まで冷却して、反応(グラフト)に関与しなかったSPA−Kを水洗により洗い流し、さらにエアーガンを用いて乾燥した。得られた膜は、親水性に優れ、透明で、タック性もなく、ガラス板に強固に密着していた。膜の評価結果を表2に示す。
表2に記載されるように、シラン溶液(1)中のMPMOS/TMOSの配合モル比を変更したこと以外は、実施例1と同様にガラス板上に膜を作製し試験した。膜の評価結果を表2に示す。
表3に記載されるように、シラン溶液(1)中のMPMOS/TMOSの配合モル比を変更し、さらに硬化物層表面にグラフトさせる親水性化合物(c)の種類を変更したこと以外は、実施例1と同様にガラス板上に膜を作製し試験した。膜の評価結果を表3に示す。
(硬化物層の形成)
実施例1と同様に、ガラス板を洗浄し、洗浄後のガラス板の水接触角を5〜6°とさせた。このガラス板に、0.5wt%のMPMOS(3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン)を含むイソプロピルアルコール溶液(シラン溶液(2))をスプレーで塗布し、50℃で5分間予備乾燥した後、120℃で1時間加熱乾燥を行った。その後、室温まで冷却して、硬化物層をアセトンにより洗浄し、エアーガンで乾燥した。なお、アセトン洗浄前には、硬化物層を積層したガラス板は若干白濁していたが、アセトン洗浄により透明に戻り、ガラス板の外観・反射防止の特性に大きな変化は見られなかった。この硬化物層の厚みは約0.5μmであり、この硬化物層の表面の水接触角は58°であり、MPMOSによる硬化物層の形成が確認できた。
メタノール250gに2−スルホエチルメタクリレート・ナトリウム塩(日本乳化剤(株):antoxMS−2N)25.0gを加えて、室温で溶解しようとしたが、溶解できなかった(antoxMS−2N濃度=9.1wt%)。
得られた親水性化合物溶液(2)中に、MPMOSにより硬化物層が形成されたガラス板を、室温で3分間浸漬し、引き上げて窒素ボックス中で3分間(室温)保持した後、メタルハライドランプ(出力120W/cm2)の紫外線光源直下20cmで40秒間の紫外線照射(大気下)を行い、メタクリル基とメルカプト基との反応を行った。紫外線照射されたガラス板を純水で洗浄し、エアーガンで乾燥した。
表4に記載されるように、シラン溶液(2)にTMOSを加え、MPMOS/TMOSの配合モル比を変更して硬化物層を形成したこと以外は、比較例2と同様にガラス板上に膜を作製し試験した。膜の評価結果を表4に示す。
表5に記載されるように、硬化物層表面にグラフトさせる親水性化合物(c)の種類を変更し、さらに親水性化合物(c)を、実施例1と同様の熱グラフト条件または比較例3のUVグラフト条件で硬化物層表面にグラフトさせたこと以外は、実施例1と同様にガラス板上に膜を作製した。
表6に記載されるように、硬化物層表面にグラフトさせる親水性化合物(c)の種類を変更したこと以外は、実施例1と同様に、ガラス板上に膜を作製し、試験した。結果を表6に示す。
表7、8に記載されるように、硬化膜層の硬化条件または親水性化合物(c)の熱グラフト条件を変更したこと以外は、実施例1と同様にガラス板上に膜を作製し、試験した。結果を表7、8に示す。
(シラン溶液(3)の調製)
攪拌子を備えた密栓付三角フラスコに、シラン化合物(a)および(b)として、MPMOSとテトラエトキシシランを凡そ1:4.7(モル比)で反応(縮重合)させたオリゴマー型シラン化合物である製品名X−41−1805(信越化学工業(株)、メルカプト当量862g/mol)1.08g(1.25mmol) とシラン化合物(b)成分であるTEOS(テトラエトキシシラン) 2.60g(12.5mmol)を秤量し、エタノール93.5gを加えて攪拌して均一液を調製した。なお、X−41−1805とTEOSの配合モル比(X−41−1805/TEOS)は1/10である。
(硬化物層の形成)
上記シラン溶液(3)を、実施例1と同様に、洗浄されたガラス板表面にX−41−1805に由来するメルカプト基が残存する硬化膜層を形成させた。
(グラフト化)
得られた硬化膜層の表面に、実施例1で調製した親水性化合物溶液(1)をバーコーター#2で再び塗布し、同様に50℃×5分間の予備乾燥後、150℃で1時間の加熱乾燥を行うことによって、硬化膜層表面のメルカプト基にSPA−Kをグラフトさせた。グラフト後、室温まで冷却し、水洗することによって、メルカプト基との反応(グラフト)に関与しなかったSPA−Kを洗い流し、エアーガンにて乾燥した。得られた膜は透明で、タック性もなく、ガラス表面に強固に密着していた。このガラス板上に形成された膜について、実施例1と同様に試験し、さらに、下記条件および評価基準に基づいて、テーバー磨耗性試験を行った。得られた評価結果を表9に示す。
中心に内径6mmの穴の開いた青板ガス(縦10cm×横10cm×厚さ0.2cm)にコーテイングされたサンプル板を、以下の条件で耐磨耗性の試験を行った。なお、表9中の試験結果は、磨耗輪が通過した箇所4点のヘーズ値を以下の条件で測定し、平均値を記載した。
(測定条件)
・試験機器: (株)東洋精機製作所 「ロータリーアブレッサー」 #2114
008−09
・磨耗輪: 大和化成工業(株) 「C180−OXF」
・荷重: 500g (250g×2)
・測定機器: 日本電色工業(株) 「ヘーズメーター NDH 2000」
[実施例20〜23、25〜27]
表9に記載されるように、シラン溶液(3)にTMOSを加え、X−41−1805/TMOSの配合モル比を変更して硬化物層を形成したこと以外は、実施例24と同様にガラス板上に膜を作製し、試験した。結果を表9に示す。
基材の青板ガラス(縦10cm×横10cm×厚さ0.2cm)について、実施例24と同様なテーバー磨耗試験を行った。結果を表9に示す。
表10に記載されるように、硬化膜層の硬化条件を変更して硬化膜層を形成したこと以外は、実施例24と同様にガラス板上に膜を作製し、試験した。結果を表10に示す。
実施例20と同様にして得られた、硬化膜層および、この硬化膜層に親水性化合物をグラフトして得られた膜について、各表面のイオン強度を、飛行時間型二次イオン質量分析装置(TOF−SIMS)を用いて、以下の条件で分析して、各表面の官能基濃度を調査した。結果を表10に示す。
<イオン強度の分析条件>
・試験機器: ION・TOF社製 「TOF−SIMS」
・一次イオン: Bi3+
・加速電圧: 25kV
・分析領域: 500μm×500μm
[実施例32〜33]
表11に記載されるように、実施例24、26と同様にしてガラス板上に膜を形成し、実施例31と同様にして各表面のイオン強度を分析した。結果を表11に示す。
表12に記載されるように、硬化物層表面にグラフトさせる親水性化合物(c)の種類を変更したこと以外は、実施例24と同様にガラス板上に膜を作成し、試験した。結果を表12に示す。
(シラン溶液(4)の調製)
攪拌子を備えた密栓付三角フラスコに、シラン化合物(a)としてN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル−トリメトキシシラン(AAMOS)0.55g(2.5mmol)と(b)成分であるTEOS(テトラエトキシシラン)2.60g(12.5mmol)を秤量し、メタノール86.3gを加えて均一液を調製した。なお、シラン化合物(a)とシラン化合物(b)との配合モル比(シラン化合物(a)/シラン化合物(b))は1/5である。
(硬化膜層の形成)
上記シラン溶液(4)を、実施例1と同様に洗浄されたガラス板(水接触角5〜6°)表面に、バーコーター#12で塗布し、50℃×5分間の予備乾燥後、70℃で2時間の加熱乾燥を行い、ガラス表面にAAMOSに由来するアミノ基が残存する硬化膜層を形成させた。本シリカ層の膜厚は凡そ0.4μmであった。
(グラフト化)
得られた硬化膜層の表面に、実施例1で調製した親水性化合物溶液(1)を、実施例1と同様の条件で、硬化膜層表面のアミノ基にSPA−Kをグラフトさせて、膜を形成した。得られた膜の評価結果を表13に示す。
(シラン溶液(5)の調製)
シラン化合物(a)としてMPMOSの代わりにアクリロイル基を有する化合物(AOMOS)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、固形分4wt%のシラン溶液(5)を調製した。
(硬化膜層の形成)
上記シラン溶液(3)を、実施例1と同様に、洗浄されたガラス板表面(水接触角5〜6°)にバーコーター#10で塗布し、50℃×5分間の予備乾燥後、120℃×1時間の加熱乾燥を行い、ガラス板表面の、AOMOSに由来する重合性の炭素−炭素二重結合を有する基(アクリロイル基)が残存した硬化膜層を形成した。
(親水性化合物溶液(2)の調製)
遮光サンプル瓶にSPA−K 2.0g(8.61mol)、UV重合開始剤としてダロキュアー1173(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株))2.0g(100wt%対SPA−K)、溶剤として2−メトキシエタノール100gを加えて混合し、親水モノマー濃度2wt%の均一な親水性化合物溶液(2)を調製した。
(UVグラフト化)
上記で得られた反応性シリカ層表面に、上記親水性化合物溶液(2)をバーコーター#2で塗布し、50℃×5分間オーブンで乾燥後、メタルハライドランプ(照度130mW/cm2)で30秒間照射(3900mJ/cm2)して、グラフト化反応を行い、水洗することによって、アクリロイル基との反応(グラフト)に関与しなかったSPA−Kを洗い流した後に、エアーガンにて乾燥して、膜を形成した。得られた膜の評価結果を表14に示す。
表13に記載されるように、化合物(a)の種類や化合部(a)成分と化合物(b)成分の配合モル比を変更したこと以外は、実施例38と同様にガラス板上に膜を作製し、試験した。結果を表14に示す。
表15に記載されているように、化合物(b)として、TEOS 2.6g(12.5mmol)の代わりに、TMOSI(N,N´,N″−トリス(3−トリメトキシシリル−プロピル)イソシアヌレート) 2.6g(4.22mol)を含むシラン溶液を調製し、X−41−1805とTEOSとの配合モル比(X−41−1805/TEOS)を1/5としたこと以外は実施例24と同様に、ガラス板上に膜を作製し、試験した。結果を表15に記載する。
表16に記載されているように、基材をガラス板から、実施例1と同様の洗浄法で洗浄した後に2wt%硫酸でエッチング(室温で10分間浸漬)されたステンレス板に変更した以外は、実施例24と同様にガラス板上に膜を作製し、試験した。結果を表16に記載する。
表16に記載されているように、硬化膜層の厚さを変更するとともに、基材をガラス板から、下記条件で表面改質処理(特許3557194号)されたPC(ポリカーボネート)板に変更するとともに、加熱グラフト条件を50℃×5分間の予備乾燥後、120℃×3時間としたこと以外は、実施例24と同様に膜を作製し、試験した。結果を表16に記載する。
<イトロ処理(表面処理)条件>
下記イトロガスと都市ガスとを連続混合しながら調製した可燃性ガスに着火し、生成した火炎中に、基材を0.7m/秒の線速度で2回通過させて、基材表面を処理した。
イトロガス:表面改質剤としてテトラメチルシラン1.0×10-4モル%とテトラメトキシシラン1.0×10-5モル%を含む空気混合圧縮ガス
(なお、テトラメチルシランおよびテトラメトキシシランのモル%は、イトロガス全体量を100モル%としている。)
表17に記載されているように、実施例27および実施例24と同様にガラス板上に膜を作製した。得られた膜を、下記の各浸漬条件あるいは耐候条件で処理した後に、実施例24と同様な評価を行った。結果を表17に示す。
(浸漬条件および耐候条件)
・水浸漬条件1:得られた膜を、沸騰水(100℃)に1時間浸漬した。
・水浸漬条件2:得られた膜を、温水(60℃)に60日間浸漬した。
・薬品浸漬条件1:得られた膜を、カビキラー(商品名:ジョンソン株式会社、次亜塩素酸塩、水酸化ナトリウム、界面活性剤(アルキルアミンオキシド)等を含む。)に7日間浸漬した。
・薬品浸漬条件2:得られた膜を、キッチンハイター(商品名:花王株式会社、次亜塩素酸ナトリウム、洗浄成分等を含む。)に7日間浸漬した。
・耐候条件:得られた膜を、バックパネル温度(BPT)63、降雨条件18分/2時間の雰囲気下において、キセノンアーク灯を用いて60W/m2、波長300〜400nmの光に、1000時間曝露した。
表17に記載されているように、実施例24と同様にガラス板上に膜を作製し、実施例47と同様に試験した。結果を表17に示す。
表17に記載されているように、添加剤としてオクチル酸ジルコニウムをシラン混合物に1.0重量%となるように添加したこと以外は、実施例24と同様にガラス板上に膜を作製し、実施例47と同様に試験した。結果を表17に示す。
実施例34と同様にしてガラス板上に作製した膜(親水性化合物(c):3−スルホプロピルアクリレート(SPA))を実験室内(気温25℃±3℃、湿度35%±10%)に10日〜4ヶ月放置した。予め定めた放置期間の経過後、当該膜を[ベンコットM−3](旭化成)を用いて流水で洗い、エアーガンを用いて乾燥した。その後、各放置期間を経過した膜の水接触角を測定した。結果を表18に示す。
実施例1と同様にして、洗浄されたガラス板(膜を作製していないガラス板)についても、実施例51と同様に放置し、その後、各放置期間を経過した当該ガラス板の水接触角を測定した。結果を表18に示す。
(シラン溶液(6)の調製)
攪拌子を備えた密栓付三角フラスコに、シラン化合物(a)および(b)として、実施例24に示したX−41−1805 1.08g(1.25mmol)と、シラン化合物(b)として、TEOS 13.0g(62.5mmol)を秤量し、メタノール152.0gを加えて攪拌して均一液を調製した。なお、X−41−1805(信越化学工業(株)、メルカプト当量862g/mol)とTEOSの配合モル比(X−41−1805/TEOS)は1/50である。
(硬化物層の形成)
上記シラン溶液(6)を、実施例1と同様にして洗浄したガラス板表面にバーコーター#30で塗布し、50℃で5分間予備乾燥した後、150℃で1時間加熱乾燥を行った。この硬化物層の厚みは約3μmであった。
(グラフト化)
得られた硬化膜層の表面に、実施例24と同様に膜を作製し、その後、実施例1及び実施例24と同様に試験した。得られた評価結果を表19に示す。
[実施例53]
(シラン溶液(7)の調製)
攪拌子を備えた密栓付三角フラスコに、シラン化合物(a)および(b)として、実施例52と同様にX−41−1805 1.08g(1.25mmol)と、シラン化合物(b)として、TEOS 13.0g(62.5mmol)を秤量し、更に、シラン化合物(b)として、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(以下、GPMOS 分子量:236.3)7.0g(29.6mmol)を秤量し、メタノール 228.0gを加えて攪拌して均一液を調製した。なお、X−41−1805とTEOS及びGPMOSの配合モル比(X−41−1805/TEOS/GPMOS)は1/50/23.7である。
(硬化物層の形成)
上記シラン溶液(7)を、実施例52と同様にしてガラス板上に硬化物層を形成した。この硬化物層の厚みは約3μmであった。
(グラフト化)
得られた硬化膜層の表面に、実施例52と同様にして膜を作製し、その後、実施例52と同様に試験した。得られた評価結果を表19に示す。
(シラン溶液(8)の調製)
攪拌子を備えた密栓付三角フラスコに、シラン化合物(a)成分として、実施例1で示したMPMOS 3.00g(15.3mmol)と、シラン化合物(b)成分であるTEOS 9.6g(45.8mmol)を秤量し、メタノール441.0gを加えて攪拌して均一液を調製した。なお、MPMOSとTEOSの配合モル比(MPMOS/TEOS)は1/3である。
(硬化物層の形成)
上記シラン溶液(8)を、実施例1と同様にしてガラス板上に硬化物層を形成した。この硬化物層の厚みは約0.4μmであった。
(グラフト化)
得られた硬化膜層の表面に、実施例52と同様にして膜を作製し、その後、実施例52と同様に試験した。得られた評価結果を表20に示す。
[実施例55]
(硬化物層の形成)
表20に記載されるように、シラン溶液(8)中のMPMOSとTEOSの配合モル比、及びMPMOSとTEOS及びシリカの配合重量比を変更せず、固形分濃度を10wt%に変更して調製したシラン溶液を、ガラス板上にバーコーター#30で塗布したこと以外は、実施例54と同様にして硬化物層を形成した。この硬化物層の厚みは約3μmであった。
(グラフト化)
得られた硬化膜層の表面に、実施例52と同様にして膜を作製し、その後、実施例52と同様に試験した。得られた評価結果を表20に示す。
表20に記載されるように、シラン溶液(8)中のMPMOS/TEOSの配合モル比、及びMPMOS/TEOS/シリカの配合重量比を変更したこと以外は、実施例54と同様にしてガラス板上に膜を作製し、その後、実施例52と同様に試験した。得られた評価結果を表20に示す。
Claims (5)
- (a)1個のシリコン原子と、メルカプト基、およびアミノ基からなる群より選ばれる基と、アルコキシ基、ハロゲン基、およびヒドロキシ基からなる群より選ばれる少なくとも1個のシリコン原子に結合した基と、を有するシラン化合物
ならびに(b)アルコキシ基、ハロゲン基およびヒドロキシ基からなる群より選ばれる、シリコン原子に結合した架橋性基を有し、かつ炭素―炭素二重結合との反応性を有する基を有さないシラン化合物を含む混合物から形成された層の表面に、(c)下記一般式(c)で表される化合物を塗布し、
下記一般式(c)で表される化合物に含まれる(メタ)アクリロイル基と、上記化合物(a)に由来するメルカプト基、およびアミノ基からなる群より選ばれる基との少なくとも一部を反応させて得られる親水膜。
- 上記化合物(a)/上記化合物(b)のモル比が、1/2〜1/200である請求項1に記載の親水膜。
- 請求項1または2に記載の親水膜を有する積層体。
- (a)1個のシリコン原子と、メルカプト基、およびアミノ基からなる群より選ばれる基と、アルコキシ基、ハロゲン基、およびヒドロキシ基からなる群より選ばれる少なくとも1個のシリコン原子に結合した基と、を有するシラン化合物、ならびに(b)アルコキシ基、ハロゲン基およびヒドロキシ基からなる群より選ばれる、シリコン原子に結合した架橋性基を有し、かつ炭素―炭素二重結合との反応性を有する基を有さないシラン化合物を含む混合物を調製し、
当該シラン混合物を基材に塗布して、加水分解反応および縮合反応を進行させて、当該
基材の表面に層を形成し、
当該層の表面に、(c)下記一般式(c)で表される化合物を塗布して、下記一般式(c)で表される化合物に含まれる(メタ)アクリロイル基と、上記化合物(a)に由来するメルカプト基、およびアミノ基からなる群より選ばれる基との少なくとも一部をグラフト反応を進行させて、親水膜を形成する親水膜を有する積層体の製造方法。
- 上記化合物(c)のMが、H、Li、Na、Rb、Mg、Ca、Sr、またはBaであ
り、かつ、上記グラフト反応を、130℃以上の温度条件下で進行させる請求項4に記載
の親水膜を有する積層体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010503919A JP5308436B2 (ja) | 2008-03-21 | 2009-03-19 | 親水膜 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008073500 | 2008-03-21 | ||
JP2008073500 | 2008-03-21 | ||
JP2010503919A JP5308436B2 (ja) | 2008-03-21 | 2009-03-19 | 親水膜 |
PCT/JP2009/055398 WO2009116612A1 (ja) | 2008-03-21 | 2009-03-19 | 親水膜 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2009116612A1 JPWO2009116612A1 (ja) | 2011-07-21 |
JP5308436B2 true JP5308436B2 (ja) | 2013-10-09 |
Family
ID=41091010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010503919A Expired - Fee Related JP5308436B2 (ja) | 2008-03-21 | 2009-03-19 | 親水膜 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9512034B2 (ja) |
EP (1) | EP2256153B1 (ja) |
JP (1) | JP5308436B2 (ja) |
KR (2) | KR101300382B1 (ja) |
CN (1) | CN101970553B (ja) |
WO (1) | WO2009116612A1 (ja) |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6049979B2 (ja) * | 2009-07-03 | 2016-12-21 | ソニー株式会社 | 光学素子、および表示装置 |
US9034464B2 (en) | 2010-07-29 | 2015-05-19 | Mitsui Chemicals, Inc. | Single layer film and hydrophilic material comprising the same |
JP5788014B2 (ja) * | 2011-10-14 | 2015-09-30 | 三井化学株式会社 | 組成物及びそれからなる膜 |
US8912244B2 (en) * | 2012-03-09 | 2014-12-16 | Protocol Environmental Solutions Inc. | Non-film forming compositions and methods of protecting cured concrete and cementitious materials |
KR101634485B1 (ko) * | 2012-06-12 | 2016-06-28 | 미쓰이 가가쿠 가부시키가이샤 | 친수성의 변성 아크릴 수지막 |
WO2014018035A1 (en) * | 2012-07-26 | 2014-01-30 | Empire Technology Development Llc | Hydrophilic paints using pigments coated with anti-oxidants |
JP6072230B2 (ja) * | 2013-04-12 | 2017-02-01 | 三井化学株式会社 | 共重合体または組成物からなる膜 |
US20180163056A1 (en) * | 2013-12-11 | 2018-06-14 | Mitsui Chemicals, Inc. | Hydrophilic curable compositions |
CA2939226C (en) * | 2014-02-12 | 2020-09-22 | Vision Ease, Lp | Easy-clean coating |
CN106459614B (zh) * | 2014-07-16 | 2021-10-01 | 骊住株式会社 | 亲水处理涂料组合物及亲水化处理方法 |
DE102014220798A1 (de) | 2014-10-14 | 2016-04-14 | Scheuten S.À.R.L. | Hydrophil beschichtetes Isolierglas für Gewächshäuser |
KR102345588B1 (ko) * | 2017-03-29 | 2021-12-29 | 닛테츠 닛신 세이코 가부시키가이샤 | 도장 금속판의 제조 방법 |
WO2018179466A1 (ja) * | 2017-03-29 | 2018-10-04 | 日新製鋼株式会社 | 塗装金属板およびその製造方法 |
RU2762179C2 (ru) | 2017-10-04 | 2021-12-16 | ЭмСиЭс ИНДАСТРИЗ, ИНК. | Антизапотевающее покрытие и процесс его нанесения |
CN111669969B (zh) * | 2018-02-01 | 2022-02-25 | Agc株式会社 | 基材及共聚物 |
WO2019198374A1 (ja) * | 2018-04-10 | 2019-10-17 | Agc株式会社 | 医療用デバイス |
JP2021011530A (ja) * | 2019-07-05 | 2021-02-04 | 岩崎電気株式会社 | 無機材料の表面改質方法 |
CN110406218B (zh) * | 2019-08-27 | 2024-08-09 | 河北维嘉无纺布股份有限公司 | 一种卫生用pla复合无纺布及其制备方法 |
CN116457438A (zh) * | 2020-11-25 | 2023-07-18 | 大金工业株式会社 | 表面处理剂 |
JP2023057333A (ja) * | 2021-10-11 | 2023-04-21 | 株式会社トプコン | 手術顕微鏡用光学素子およびその製造方法、医療用光学機器 |
CN115369544B (zh) * | 2022-08-29 | 2024-04-09 | 鹤山市旗康服装有限公司 | 一种耐磨吸湿透气性牛仔面料及其制备方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04225301A (ja) * | 1990-12-27 | 1992-08-14 | Seiko Epson Corp | 防曇性能を有する光学物品の製造方法 |
JPH08259270A (ja) * | 1995-03-17 | 1996-10-08 | Seiko Epson Corp | 防曇性能を有する光学物品 |
JPH0977891A (ja) * | 1995-01-11 | 1997-03-25 | Sekisui Chem Co Ltd | 基材密着性の良好な表面層を有する物品および該物品の製造方法 |
JPH1045927A (ja) * | 1996-08-08 | 1998-02-17 | Nof Corp | 防曇膜及びその製造方法 |
WO2007064003A1 (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-07 | Mitsui Chemicals, Inc. | 単層膜およびこれからなる親水性材料 |
Family Cites Families (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2812121B2 (ja) | 1986-01-21 | 1998-10-22 | セイコーエプソン株式会社 | 光学物品の製造方法 |
JP2711456B2 (ja) * | 1988-08-08 | 1998-02-10 | 鐘淵化学工業株式会社 | 硬化性樹脂及びその製造法 |
JPH05341108A (ja) | 1993-01-20 | 1993-12-24 | Seiko Epson Corp | 無機コート膜の表面改質方法 |
JPH0688902A (ja) | 1993-02-03 | 1994-03-29 | Seiko Epson Corp | 無機コート膜を有する光学物品及びその表面改質方法 |
JPH0682605A (ja) | 1993-04-08 | 1994-03-25 | Seiko Epson Corp | 無機コート膜を有する光学物品及びその表面改質法 |
JPH0726207A (ja) * | 1993-07-07 | 1995-01-27 | Mitsui Toatsu Chem Inc | プライマー用組成物、その硬化層及びそれを用いた透明樹脂成型体 |
JP2000104046A (ja) | 1998-09-29 | 2000-04-11 | Seiko Epson Corp | 光学物品に防曇性能を付与する方法及び該方法によって得られる防曇性光学物品 |
JP2001154502A (ja) | 1999-11-24 | 2001-06-08 | Konica Corp | 画像形成装置 |
JP2001154503A (ja) | 1999-11-26 | 2001-06-08 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2001194503A (ja) | 2000-01-06 | 2001-07-19 | Seiko Epson Corp | 光学物品に防曇性能を付与する方法及び防曇性光学物品 |
JP2001194502A (ja) | 2000-01-06 | 2001-07-19 | Seiko Epson Corp | 光学物品に防曇性能を付与する方法及び防曇性光学物品 |
JP4686839B2 (ja) * | 2000-10-23 | 2011-05-25 | 東レ株式会社 | モノマー、ポリマーおよびそれを用いた眼用レンズ |
JP4048738B2 (ja) | 2001-06-25 | 2008-02-20 | 富士ゼロックス株式会社 | 現像装置 |
TWI255224B (en) * | 2002-01-09 | 2006-05-21 | Novartis Ag | Polymeric articles having a lubricious coating and method for making the same |
JP3557194B2 (ja) | 2002-02-13 | 2004-08-25 | 泰浩 森 | 固体物質の表面改質方法、表面改質された固体物質および固体物質の表面改質装置 |
EP1366828A1 (en) * | 2002-05-31 | 2003-12-03 | Rohm And Haas Company | Multi-layer coating composition and method of preparation |
CN1229173C (zh) * | 2002-08-23 | 2005-11-30 | 上海制皂有限公司 | 一种有机硅阴离子表面活性剂及其合成方法 |
JP3912520B2 (ja) * | 2002-09-26 | 2007-05-09 | 信越化学工業株式会社 | 改質木材の製造方法 |
DE10259240A1 (de) * | 2002-12-17 | 2004-07-08 | Röhm GmbH & Co. KG | Umformbare wasserspreitende Kunststoffkörper und Verfahren zu dessen Herstellung |
DE10259241A1 (de) * | 2002-12-17 | 2004-07-01 | Röhm GmbH & Co. KG | Verfahren zur Herstellung von wasserspreitenden Kunststoffkörpern |
JP2006053501A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀写真感光材料 |
JP4225301B2 (ja) * | 2005-07-22 | 2009-02-18 | セイコーエプソン株式会社 | 表示装置及び電子機器 |
EP1760084A1 (de) * | 2005-09-02 | 2007-03-07 | Sika Technology AG | Tensid-stabilisierte Organoalkoxysilanzusammensetzung |
JP2007313674A (ja) | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Fujifilm Corp | 表面親水性部材、その製造方法及び表面親水性部材を用いた平版印刷版原版 |
-
2009
- 2009-03-19 JP JP2010503919A patent/JP5308436B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2009-03-19 US US12/933,743 patent/US9512034B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2009-03-19 KR KR1020107020441A patent/KR101300382B1/ko not_active Expired - Fee Related
- 2009-03-19 CN CN200980109158XA patent/CN101970553B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2009-03-19 KR KR1020137010840A patent/KR20130059453A/ko not_active Withdrawn
- 2009-03-19 WO PCT/JP2009/055398 patent/WO2009116612A1/ja active Application Filing
- 2009-03-19 EP EP09721264.1A patent/EP2256153B1/en not_active Not-in-force
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04225301A (ja) * | 1990-12-27 | 1992-08-14 | Seiko Epson Corp | 防曇性能を有する光学物品の製造方法 |
JPH0977891A (ja) * | 1995-01-11 | 1997-03-25 | Sekisui Chem Co Ltd | 基材密着性の良好な表面層を有する物品および該物品の製造方法 |
JPH08259270A (ja) * | 1995-03-17 | 1996-10-08 | Seiko Epson Corp | 防曇性能を有する光学物品 |
JPH1045927A (ja) * | 1996-08-08 | 1998-02-17 | Nof Corp | 防曇膜及びその製造方法 |
WO2007064003A1 (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-07 | Mitsui Chemicals, Inc. | 単層膜およびこれからなる親水性材料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR101300382B1 (ko) | 2013-08-26 |
EP2256153B1 (en) | 2014-06-25 |
CN101970553B (zh) | 2012-11-21 |
CN101970553A (zh) | 2011-02-09 |
KR20100113634A (ko) | 2010-10-21 |
EP2256153A4 (en) | 2012-10-03 |
WO2009116612A1 (ja) | 2009-09-24 |
US20110008630A1 (en) | 2011-01-13 |
US9512034B2 (en) | 2016-12-06 |
JPWO2009116612A1 (ja) | 2011-07-21 |
EP2256153A1 (en) | 2010-12-01 |
KR20130059453A (ko) | 2013-06-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5308436B2 (ja) | 親水膜 | |
JP6633519B2 (ja) | 防曇膜つき透明物品 | |
JP5607915B2 (ja) | 撥水撥油樹脂組成物および塗装品 | |
JP2016537484A (ja) | ポリフッ素含有シロキサン被覆 | |
JP5867192B2 (ja) | コーティング用組成物及びプラスチックレンズ | |
CN1860196A (zh) | 具有低折射率及斥水性的覆膜 | |
JP5262722B2 (ja) | 低屈折率被膜形成用塗布液、その製造方法及び反射防止材 | |
WO2018207811A1 (ja) | 防汚性物品および防汚性物品の製造方法 | |
JP2014234506A (ja) | 新規化合物、撥水膜形成用組成物、撥水膜付き基体および輸送機器用物品 | |
JP6036132B2 (ja) | 撥水膜付き基体および輸送機器用物品 | |
JP2020164842A (ja) | 防曇剤組成物、該組成物から形成される防曇膜を有する防曇性物品 | |
US20190177573A1 (en) | Curable Silsesquioxane Polymer Comprising Inorganic Oxide Nanoparticles, Articles, and Methods | |
CN1144852C (zh) | 亲水性防雾防霜耐磨涂料及其应用 | |
JP2017101135A (ja) | 親水性被膜、親水性被膜形成物品、親水性被膜形成用塗布液及び親水性被膜形成物品の製造方法 | |
JP4862534B2 (ja) | 防曇性物品および防曇剤組成物 | |
JP7537915B2 (ja) | 親水性ポリマーを含む防曇剤 | |
TW201842098A (zh) | 親水性構造體及親水性構造體的製造方法 | |
KR20190042033A (ko) | 조성물 | |
KR20020017707A (ko) | 김 서림 방지용 코팅 조성물 및 이로부터 얻어지는 코팅제품 | |
WO2020255561A1 (ja) | 撥水剤組成物 | |
CN114402048B (zh) | 涂层组合物及具备涂层的物品 | |
JP2996449B2 (ja) | コ−ティング用組成物 | |
KR101555290B1 (ko) | 하드 코팅 조성물 | |
JP2023054698A (ja) | 硬化性組成物キット、膜付き基体および物品 | |
JP2024135046A (ja) | プライマー組成物、機能性部材及び機能性部材の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130402 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130517 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20130517 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130625 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130628 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5308436 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |