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JP5304544B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
近年、携帯電話や携帯情報端末等の電子機器には、入力デバイスとしてタッチパネルが多く用いられるようになってきている。タッチパネルは、液晶ディスプレイや有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ等のディスプレイデバイスに設置される。タッチパネルの種類としては、例えば、抵抗膜方式、静電容量方式、及び光学式のタッチパネルが知られている。いずれの方式においても、ユーザは、ディスプレイデバイスに表示された操作オブジェクトを直接タッチしたり、スライドさせたりすることにより、所望の操作を行うことができる。そのため、非常に直感的な操作体系が実現される。
タッチパネルに関連する技術として、例えば、下記の特許文献1には、ユーザがタッチパネルを押圧した際の押圧力を検知し、その押圧力に応じてディスプレイデバイスの表示内容をスクロールさせる技術が開示されている。また、同文献には、ユーザがタッチパネルを押圧した際の押圧時間を検知し、押圧時間の長さに応じてディスプレイデバイスの表示内容をスクロールさせる技術が開示されている。さらに、同文献には、押圧力が一定になったタイミングで表示されている表示内容を選択対象にする技術が開示されている。
特開2006−39745号公報
しかしながら、押圧力の増加に伴って表示内容がスクロールする構成にしてしまうと、長い距離をスクロールさせたい場合には、スクロールが進むに連れて大きな力でタッチパネルを押圧することが求められる。その結果、操作性が低下してしまうだけでなく、タッチパネルの耐用期間が短縮されてしまう。また、同文献に記載の方法は、押圧力を急峻に変化させても、ゆっくりと変化させても、実現される操作は同じである。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、押圧力の変化速度を利用して操作体系を拡張することにより、ユーザの操作効率を向上させた、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、画面上を押圧する操作体の押圧強度を検知する押圧強度検知部と、前記押圧強度検知部により検知された押圧強度の情報に基づいて当該押圧強度の変化速度を検知する変化速度検知部と、前記変化速度検知部により検知された押圧強度の変化速度が大きい場合に所定の機能を提供し、当該押圧強度の変化速度が小さい場合に前記所定の機能を提供せずに前記操作体による操作をキャンセルする機能提供部と、を備える、情報処理装置が提供される。
また、上記の情報処理装置は、前記押圧強度検知部により検知される押圧強度が零にならずに増減を繰り返した場合、当該増減の繰り返し回数をカウントする増減カウンタをさらに備え、前記機能提供部は、前記増減カウンタによりカウントされた前記増減の繰り返し回数に応じて異なる前記所定の機能を提供するように構成されていてもよい。
また、前記操作体により文字の入力操作が行われた際、前記機能提供部は、前記変化速度検知部により検知された押圧強度の変化速度が大きい場合に、前記操作体により入力された文字を確定させ、前記変化速度検知部により検知された押圧強度の変化速度が小さい場合に、前記文字の入力操作をキャンセルするように構成されていてもよい。
また、前記操作体により前記画面内に表示された第1のウィンドウの表示内容に対する更新操作が行われた際、前記機能提供部は、前記変化速度検知部により検知された押圧強度の変化速度が大きく、かつ、前記増減カウンタによりカウントされた前記増減の繰り返し回数が第1の所定数の場合、前記第1のウィンドウの表示内容を更新し、前記変化速度検知部により検知された押圧強度の変化速度が大きく、かつ、前記増減カウンタによりカウントされた前記増減の繰り返し回数が第2の所定数の場合、前記第1のウィンドウとは異なる第2のウィンドウに更新後の表示内容を表示し、前記変化速度検知部により検知された押圧強度の変化速度が小さい場合、前記第1のウィンドウの表示内容に対する更新操作をキャンセルするように構成されていてもよい。
また、前記機能提供部は、前記変化速度検知部により検知された押圧強度の変化速度が大きい場合に、拡大対象の画像を前記増減カウンタによりカウントされた前記増減の繰り返し回数に応じて異なる拡大率で拡大表示し、前記変化速度検知部により検知された押圧強度の変化速度が小さい場合に、前記拡大対象の画像に対する拡大操作をキャンセルするように構成されていてもよい。
また、上記の情報処理装置は、画面上を押圧する操作体の位置を検知する位置検知部と、前記位置検知部により検知された位置の情報に基づいて前記操作体の移動を検知する移動検知部と、をさらに備え、前記操作体の移動により文字列の選択が行われた際、前記機能提供部は、前記移動検知部により前記操作体の静止状態又は細動状態が検知された後、前記変化速度検知部により検知された押圧強度の変化速度が大きい場合に、前記操作体の移動中に選択された文字列に関する処理を実施し、前記変化速度検知部により検知された押圧強度の変化速度が小さい場合に、前記操作体の移動中に選択された文字列に関する処理操作をキャンセルするように構成されていてもよい。
また、上記の情報処理装置は、前記画面の内部から光を射出する光源と、前記光源から光が射出された際に前記画面上を押圧する操作体により反射された光の強度を検知することが可能な光センサと、をさらに備え、前記押圧強度検知部は、前記光センサにより検知された光の強度に基づき、前記光源から射出された光を強く反射した前記操作体の面積を検出し、当該面積の大きさに基づいて前記押圧強度を検知するように構成されていてもよい。
また、上記の情報処理装置は、前記画面上に、押圧力を検知することが可能な押圧力センサをさらに備え、前記押圧強度検知部は、前記押圧力センサにより検知された押圧力の大きさに基づいて前記操作体による押圧強度を検知するように構成されていてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、画面上を押圧する操作体の押圧強度を検知する押圧強度検知部と、前記押圧強度検知部により検知された押圧強度の情報に基づいて当該押圧強度の変化速度を検知する変化速度検知部と、前記変化速度検知部により検知された押圧強度の変化速度が大きい場合に第1の機能を提供し、当該押圧強度の変化速度が小さい場合に前記第1の機能とは異なる第2の機能を提供する機能提供部と、を備える、情報処理装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、画面上を押圧する操作体の押圧強度を検知する押圧強度検知ステップと、前記押圧力検知ステップで検知された押圧強度の情報に基づいて当該押圧強度の変化速度を検知する変化速度検知ステップと、
前記変化速度検知ステップで検知された押圧強度の変化速度が大きい場合に所定の機能を提供し、当該押圧強度の変化速度が小さい場合に前記所定の機能を提供せずに前記操作体による操作をキャンセルする機能提供ステップと、を含む、情報処理方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、画面上を押圧する操作体の押圧強度を検知する押圧強度検知ステップと、前記押圧力検知ステップで検知された押圧強度の情報に基づいて当該押圧強度の変化速度を検知する変化速度検知ステップと、前記変化速度検知ステップで検知された押圧強度の変化速度が大きい場合に第1の機能を提供し、当該押圧強度の変化速度が小さい場合に前記第1の機能とは異なる第2の機能を提供する機能提供ステップと、を含む、情報処理方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、画面上を押圧する操作体の押圧強度を検知する押圧強度検知機能と、前記押圧強度検知機能により検知された押圧強度の情報に基づいて当該押圧強度の変化速度を検知する変化速度検知機能と、前記変化速度検知機能により検知された押圧強度の変化速度が大きい場合に所定の機能を提供し、当該押圧強度の変化速度が小さい場合に前記所定の機能を提供せずに前記操作体による操作をキャンセルする機能提供機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、画面上を押圧する操作体の押圧強度を検知する押圧強度検知機能と、前記押圧強度検知機能により検知された押圧強度の情報に基づいて当該押圧強度の変化速度を検知する変化速度検知機能と、前記変化速度検知機能により検知された押圧強度の変化速度が大きい場合に第1の機能を提供し、当該押圧強度の変化速度が小さい場合に前記第1の機能とは異なる第2の機能を提供する機能提供機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、上記のプログラムが記録された、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体が提供される。
以上説明したように本発明によれば、ユーザの操作効率を向上させることが可能になる。
本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の外観を示す説明図である。 本実施形態に係る情報処理装置の機能構成の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る入力パターンの判定方法(通常のタップ操作)を示す説明図である。 本実施形態に係る入力パターンの判定方法(ゆっくり離す動作)を示す説明図である。 本実施形態に係る入力パターンの判定方法(複数回の押し込み動作)を示す説明図である。 本実施形態に係る情報処理方法の一例(タップ操作→文字確定)を示す説明図である。 本実施形態に係る情報処理方法の一例(ゆっくりと指を離す動作→キャンセル)を示す説明図である。 本実施形態に係る情報処理装置の動作フローの一例を示す説明図である。 本実施形態に係る情報処理方法の一例(タップ操作→リンク先への移動)を示す説明図である。 本実施形態に係る情報処理方法の一例(ゆっくりと指を離す動作→キャンセル)を示す説明図である。 本実施形態に係る情報処理方法の一例(複数回の押し込み動作→別ウィンドウでのリンク先の表示)を示す説明図である。 本実施形態に係る情報処理装置の動作フロー(リンク先への移動操作)の一例を示す説明図である。 本実施形態に係る情報処理方法の一例(地図アプリケーションへの応用)を示す説明図である。 本実施形態の一変形例に係る入力パターンの判定方法(ゆっくり離す動作)を示す説明図である。 本実施形態の一変形例に係る入力パターンの判定方法(ゆっくり離す動作)を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の機能構成例を示す説明図である。 本実施形態に係る情報処理装置が有する陰影画像面積計測部の一部動作を示す説明図である。 本発明の各実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[説明の流れについて]
ここで、以下に記載する本発明の実施形態に関する説明の流れについて簡単に述べる。
まず、図1を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置100の外観について説明する。次いで、図2を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置100の機能構成について説明する。次いで、図3A、図3B、図3Cを参照しながら、本実施形態に係る入力パターンの検知方法について説明する。
次いで、図4A、図4Bを参照しながら、本実施形態に係る情報処理方法の具体例として、文字列処理への応用について説明する。次いで、図5を参照しながら、当該応用に係る情報処理装置100の動作フローについて説明する。
次いで、図6A、図6B、図6Cを参照しながら、本実施形態に係る情報処理方法の具体例として、Webアプリケーションへの応用について説明する。次いで、図7を参照しながら、当該応用に係る情報処理装置100の動作フローの一例について説明する。次いで、図8を参照しながら、本実施形態に係る情報処理方法の具体例として、地図アプリケーションへの応用について説明する。
次いで、図9A、図9Bを参照しながら、本実施形態の一変形例に係る入力パターンの判定方法について説明する。
次いで、図10を参照しながら、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置200の機能構成について説明する。次いで、図11を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置200が有する陰影画像面積計測部232の一部動作について説明する。次いで、図12を参照しながら、本発明の第1及び第2実施形態に係る情報処理装置100、200のハードウェア構成例について説明する。最後に、同実施形態の技術的思想について纏め、当該技術的思想から得られる作用効果について簡単に説明する。
(説明項目)
1:第1実施形態
1−1:情報処理装置100の構成
1−1−1:外観
1−1−2:機能構成
1−1−3:入力パターンの判定方法
1−1−4:文字列操作への応用
1−1−5:Webアプリケーションへの応用
1−1−6:地図アプリケーションへの応用
1−1−7:(変形例)移動を考慮した入力パターンの判定方法
2:第2実施形態
2−1:情報処理装置200の構成
3:ハードウェア構成例
4:まとめ
<1:第1実施形態>
本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態は、押圧強度を検知可能なタッチパネルを用いて複数の操作体(例えば、指やスタイラス等)による利便性の高い操作体系を実現するものである。なお、本実施形態においては、押圧強度を検知可能なタッチパネルとして、操作体の押圧力を検知可能な感圧型のタッチパネルを想定する。また、操作体がユーザの指であるものとして説明する。もちろん、本実施形態の技術を適用可能な操作体の種類はこれに限定されない。
[1−1:情報処理装置100の構成]
以下、本実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。なお、情報処理装置100の機能は、例えば、PC(Personal Computer)、携帯電話、携帯情報端末、カーナビゲーションシステム、テレビジョン受像機、ディスプレイデバイス、携帯型オーディオデバイス、携帯型ゲーム機等を用いて実現可能である。但し、以下では携帯情報端末を想定して説明を行うことにする。
(1−1−1:外観)
まず、図1を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置100の外観、及び本実施形態に係る技術の概要について説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理装置100の外観を示す説明図である。
図1に示すように、情報処理装置100は、タッチパネル102を有する。但し、このタッチパネル102は、ユーザが指でタッチした位置(以下、タッチ位置)及びタッチした際に得られる押圧力の強さ(以下、押圧強度)を検知することができる。そのため、情報処理装置100は、タッチ位置及び押圧強度の情報をユーザによる入力情報として利用することができる。本実施形態に係る技術は、これらの情報を利用して、より利便性の高い操作体系を実現することを目指している。
ここでは、具体的に、ソフトウェアキーボードKEY(図1を参照)を利用して文字入力する際の操作について考えてみよう。ソフトウェアキーボードKEYとは、情報処理装置100の筐体に物理的に設けられたキーボードではなく、物理的なキーボードを模してソフトウェアにより画面上に表示されたキーボードである。但し、情報処理装置100にはタッチパネル102が搭載されているため、指でソフトウェアキーボードKEYの文字キーをタッチすると、どの文字キーがタッチされたのかが情報処理装置100に伝達される。そのため、物理的なキーボードと同じ機能を実現することができる。
但し、ソフトウェアキーボードKEYの場合、物理的なキーボードとは異なり、キーをタッチしてもタッチした部分が押し込まれるようなことはない。また、物理的なキーボードのキーを押し込むとキーから反発力を受けるが、ソフトウェアキーボードKEYの場合にはタッチした部分で指に反発力を感じることはない。そのため、ソフトウェアキーボードKEYによる入力の際、隣り合うキーを誤ってタッチする機会が増えてしまう。
また、隣り合うキーを誤ってタッチしてしまったり、同時にタッチしてしまっても、誤った文字が実行画面APPに表示されるまでユーザが誤りに気づくことは少ない。こうした理由から、ソフトウェアキーボードKEYによる文字入力は、物理的なキーボードによる文字入力よりもキー操作に誤りが発生しやすい傾向にある。キー操作を誤ると、ユーザは入力文字の修正を行うことになる。誤って入力された文字の消去には、例えば、バックスペースキー(BS)等が用いられる。
ユーザは、バックスペースキーをタッチして誤った文字を消去し、再び正しい文字キーをタッチして文字入力を行う。このとき、バックスペースキーをタッチする際にユーザが再びキー操作を誤る可能性もある。つまり、キー操作の機会が増えると、キー操作の誤りが連鎖的に生じる可能性を増加させてしまう。このような誤操作の機会を減らすには、指がタッチする回数を減らせばよい。また、指がタッチする回数を減らすことができれば、その分だけ操作工程が減ることになり、効率的に入力操作を行うことが可能になる。
ここでは文字の修正を例に挙げたが、これ以外の操作においても、ソフトウェアキーボードKEYを用いることでキー操作の誤りが生じやすくなる事例が多々ある。例えば、ドラッグ操作により選択した文字列を削除する際のキー操作が一例として挙げられる。この例では文字列が削除されるまで選択文字列の状態が正しく維持されていることが重要である。しかし、文字列を選択した後、一旦指を離す瞬間に指の位置がぶれてしまい、選択範囲が変わってしまうことがある。
このような誤操作の機会を減らすには、指が離れる機会を減らせばよい。指が離れる機会を減らすことができれば、タッチする回数も減らすことができるため、誤操作の機会を大きく減らすことが可能になる。もちろん、選択文字列の削除に限らず、例えば、選択文字列のコピーやカット、選択文字列の翻訳、選択文字列をキーワードとする検索等の操作においても同様のことが言える。また、文字列の選択に限らず、例えば、画像の一部領域を選択してコピー、カット、拡大、縮小等を行う操作についても同様のことが言える。
こうした事情に鑑み、本件発明者は、押圧強度の変化パターンを利用し、タッチした指をタッチパネル102から離さずに所定の操作が行えるような仕組みを考案した。この仕組みを用いることにより、指をタッチパネル102から離さずに多くの操作を実行できるようになる。そのため、これまではタッチを繰り返して実行していた操作が指を離さずに実行できるようになり、タッチ回数が減り、操作効率が向上する。さらに、指を離す機会が減るため、情報処理装置100の筐体を安定して把持することができるようになる。
しかし、このような仕組みを利用しても、誤操作が完全になくなるわけではない。誤操作が発生すると、その誤操作をキャンセルするための操作が必要になる。例えば、Webブラウザを利用してWebページを閲覧している際、他のWebページへのリンクボタンを押下してWebページを移動することがある。このとき、誤って所望しないWebページへのリンクボタンを押下してしまうと、誤ったWebページに移動した後、「戻る」ボタンを押下して元のWebページに再び移動し、正しいWebページへのリンクボタンを押下する必要がある。
このように、誤操作をキャンセルするには、多くの操作工程が必要であり、非常に不便である。また、操作工程が多くなると、その操作工程の中で誤操作が発生する可能性も高まる。こうした理由から、誤操作を簡単にキャンセルする仕組みが求められる。
そこで、本件発明者は、入力中にユーザが誤操作に気づいた場合に、タッチパネル102から指を離さずに誤操作をキャンセルすることが可能な仕組みを考案した。この仕組みを利用することにより、指がタッチパネル102から離れると同時に操作が確定する処理を未然にキャンセルすることが可能になり、誤操作のキャンセルに要する操作工程を格段に低減させることができる。その結果、操作効率が向上すると共に、誤操作の機会が低減される。
以上、情報処理装置100の外観、及び本実施形態に係る技術の概要について説明した。以下、本実施形態に係る技術の詳細について説明する。
(1−1−2:機能構成)
次に、図2を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置100の機能構成について説明する。図2は、本実施形態に係る情報処理装置100の機能構成例を示す説明図である。なお、図2に例示した情報処理装置100が有する機能は、図12に例示したハードウェア構成により実現することができる。
図2に示すように、情報処理装置100は、主に、タッチパネル102と、入力パターン解析部104と、コマンド実行部106と、記憶部108と、表示制御部110と、通信部112とにより構成される。但し、タッチパネル102は、表示部132と、タッチ位置検知部134と、押圧力検知部136とを有する。
表示部132は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、ELD(Electro−Luminescence Display)、PDP(Plasma Display Panel)等のディスプレイデバイスである。また、タッチ位置検知部134は、タッチ位置を検知する手段である。そして、押圧力検知部136は、タッチ位置における押圧力の強さ(押圧強度)を検知する手段である。押圧力検知部136の機能は、例えば、圧力測定フィルムや面圧測定シート等により実現される。
まず、タッチパネル102がタッチされると、タッチ位置検知部134によりタッチ位置が検知される。また、検知されたタッチ位置における押圧強度が押圧力検知部136により検知される。タッチ位置検知部134により検知されたタッチ位置の情報は、コマンド実行部106に入力される。
また、押圧力検知部136により検知された押圧強度の情報は、入力パターン解析部104に入力される。押圧強度の情報が入力されると、入力パターン解析部104は、入力された押圧強度の情報から指の動作を解析し、その解析結果をコマンド実行部106に通知する。ここでは、指の動作の一例として、通常のタップ操作、ゆっくり離す動作、複数回の押し込み動作等を想定する。
(通常のタップ操作)
まず、通常のタップ操作について考える。通常のタップ操作が行われると、図3Aに示すように、タッチパネル102に指先が触れた時点から押圧強度が増加する。また、タッチパネル102から指が離れるにつれて押圧強度が減少していき、指先が完全に離れた時点で押圧強度が零になる。通常のタップ操作の場合、タッチパネル102から離れる指の動きが比較的早い。そのため、通常のタップ操作の場合、指が離れる際に観測される押圧強度の減少速度は比較的大きいものとなる。
(ゆっくり離す動作)
次に、ゆっくりと離す動作について考える。指をゆっくりと離す動作が行われると、タッチパネル102から指が完全に離れるまでの時間が長くなる。そのため、指をゆっくりと離す動作の場合、押圧強度の減少速度は比較的小さいものとなる。押圧強度の減少速度は、図3A、図3Bに示したグラフの減少部分における傾きθで表現することができる。例えば、図3Aにおける減少部分の傾きθは、図3Bにおける減少部分の傾きθよりも大きいものとなる(θ>θ)。
そこで、入力パターン解析部104は、押圧力検知部136から入力された押圧強度の情報に基づいて押圧強度の減少速度を算出する。さらに、入力パターン解析部104は、押圧強度の減少速度が所定値以上であるか否かを判定する。この所定値は、例えば、予めユーザにより行われた通常のタップ操作及びゆっくり離す動作に基づいて決定される。具体的には、両動作により得られた押圧強度の変化パターンから、両動作を十分な精度で判別できるような所定の減少部分の傾きθth(又はtanθth)が決定される。入力パターン解析部104による判定結果は、コマンド実行部106に入力される。
(複数回の押し込み動作)
次に、複数回の押し込み動作について考える。例えば、2回の押し込み動作が行われると、図3Cに示すような押圧強度の変化パターンが得られる。複数回の押し込み動作の場合、押し込みを弱める区間(以下、緩和区間)が存在する。緩和区間では押圧強度が一旦減少するが、完全に指がタッチパネル102から離れるわけではない。そのため、緩和区間で押圧強度が零になることはない。そして、緩和区間では一旦減少した押圧強度が再び増加する。複数回の押し込み動作の場合、このような緩和区間が観測される。また、緩和区間の数を検出することにより、押し込み回数をカウントすることができる。
緩和区間は、押圧強度が零にならずに所定の閾値を下回ったか否かを監視することにより検出することができる。また、所定の閾値を下回った時点から、所定の閾値を再び上回った時点までが緩和区間として検出される。所定の閾値は、例えば、予めユーザにより行われた複数回の押し込み動作により得られた変化パターンから、指を押し込んだ状態と、押し込みを弱めた状態とを十分な精度で判別できるような値に設定される。
入力パターン解析部104は、押圧力検知部136から入力された押圧強度の情報に基づいて押圧強度の閾値判定を行い、押圧強度が所定の閾値を跨いだ回数をカウントし、緩和区間の数nを検出する。さらに、入力パターン解析部104は、押し込み回数n+1を算出する。そして、入力パターン解析部104により算出された押し込み回数は、コマンド実行部106に入力される。
このように、コマンド実行部106には、入力パターン解析部104による解析結果が入力される。そして、コマンド実行部106は、これらの解析結果(通常のタップ操作、ゆっくり離す動作、押し込み回数)に予め割り当てられた所定のコマンドを実行する。例えば、ソフトウェアキーボードKEYの文字キー「U」に指が接触した場合、コマンド実行部106は、文字「U」を表示するためのコマンドを実行する。このコマンドが実行されると、表示部132に文字「U」を表示させるための制御信号が表示制御部110に入力される。そして、表示制御部110により表示部132に文字「U」が表示される。但し、指がタッチパネル102から離れるまで文字「U」の入力操作は確定しない。
例えば、タップ操作に入力操作を確定させるためのコマンド(以下、確定コマンド)が割り当てられているものとする。この場合、入力パターン解析部104からコマンド実行部106に解析結果(タップ操作)が入力されると、コマンド実行部106により確定コマンドが実行され、文字「U」の入力操作が確定する。また、ゆっくり離す動作に入力操作をキャンセルさせるためのコマンド(以下、キャンセルコマンド)が割り当てられているものとする。この場合、入力パターン解析部104から解析結果(ゆっくり離す動作)が入力されると、コマンド実行部106によりキャンセルコマンドが実行され、文字「U」の入力操作がキャンセルされる。
また、2回の押し込み動作に文字サイズを2倍に拡大させるためのコマンド(以下、拡大コマンド)が割り当てられているものとする。この場合、入力パターン解析部104からコマンド実行部106に解析結果(押し込み回数=2)が入力されると、コマンド実行部106により拡大コマンドが実行され、文字「U」のサイズが2倍に拡大される。また、3回の押し込み動作に文字を下付きにさせるためのコマンド(以下、下付きコマンド)が割り当てられているものとする。この場合、入力パターン解析部104からコマンド実行部106に解析結果(押し込み回数=3)が入力されると、コマンド実行部106により下付きコマンドが実行され、文字「U」が下付き文字に変更される。
なお、コマンド実行部106には、タッチ位置検知部134からタッチ位置の情報が入力されており、タッチ位置の情報、及び表示部132に表示された操作オブジェクトの種類等に応じて実行されるコマンドが適宜変更される。また、ゆっくり離す動作や押し込み回数に割り当てられるコマンドの種類は、上記の例に限定されない。また、各動作とコマンドとの対応関係は、記憶部108に格納されたデータベースに予め登録されている。そして、コマンド実行部106は、記憶部108に格納されたデータベースを参照し、入力パターン解析部104による解析結果に応じて実行すべきコマンドを決定する。
コマンド実行部106によりコマンドが実行されると、コマンドの実行に伴う表示内容の更新情報が表示制御部110に入力される。更新情報が入力されると、表示制御部110は、更新情報に基づいて更新後の表示内容を表示部132に表示させる。また、コマンドの実行内容がWebページに関するものである場合、表示制御部110は、通信部112を介してWebページ等の必要な情報を取得する。そして、表示制御部110は、取得した情報を表示部132に表示させる。
また、表示制御部110は、表示部132に表示されるウィンドウを管理する。例えば、コマンド実行部106により新規ウィンドウの生成コマンドが実行された場合、表示制御部110は、表示部132に新規ウィンドウを生成する。また、コマンド実行部106によりウィンドウの消去コマンドが実行された場合、表示制御部110は、表示部132に表示されているウィンドウを消去する。また、表示制御部110は、ソフトウェアキーボードKEYを表示させたり、様々な操作オブジェクトを表示させたりする。さらに、表示制御部110は、記憶部108に格納されたコンテンツを再生し、再生内容を表示部132に表示させる。
以上、本実施形態に係る情報処理装置100の機能構成について説明した。
(1−1−3:入力パターンの判定方法)
次に、図3A、図3B、図3Cを参照しながら、本実施形態に係る入力パターンの判定方法について、より詳細に説明する。図3A、図3B、図3Cは、本実施形態に係る入力パターンの判定方法を示す説明図である。なお、ここで言う入力パターンとは、押圧強度の時間変化を示すグラフの形状を意味する。
先に述べた通り、通常のタップ操作が行われると、図3Aに示すような押圧強度の入力パターン(以下、パターンA)が得られる。また、ゆっくり離す動作が行われると、図3Bに示すような押圧強度の入力パターン(以下、パターンB)が得られる。パターンAとパターンBとを比較すると、減少部分の傾きθが異なることが分かる。
具体的には、パターンAの傾きθの方が、パターンBの傾きθよりも大きい。つまり、パターンAの方が押圧強度の減少速度が大きく、短時間で指がタッチパネル102から離れていることが分かる。逆に、パターンBは、比較的長い時間をかけて指がタッチパネル102から離れていることが分かる。このように、入力パターンを比較することにより、通常のタップ操作と、ゆっくり離す動作とを判別することができる。
また、2回の押し込み動作が行われると、図3Cに示すような押圧強度の入力パターン(以下、パターンC)が得られる。パターンCには、一旦押し込みを弱めた区間(緩和区間)が含まれている。そして、緩和区間を挟んで押圧強度の大きい区間が2つ存在する。押圧強度の大きい区間は、押し込み動作を表している。つまり、パターンCから、押し込み回数が2回であることが分かる。なお、押し込み回数がN回の場合、パターンCには緩和区間がN−1個現れる。このように、入力パターンに含まれる緩和区間を検出することにより、押し込み回数をカウントすることができる。
以上、本実施形態に係る入力パターンの判定方法について説明した。
(1−1−4:文字列操作への応用)
次に、図4A、図4B、図5を参照しながら、文字列操作への応用について説明する。
(通常のタップ操作:入力操作の確定)
まず、図4Aを参照する。図4Aには、通常のタップ操作により文字「g」を入力する場面が示されている。文字「g」を入力する場合、ユーザは、ソフトウェアキーボードKEYの文字キー「G」をタップする。通常のタップ操作において、文字キー「G」に接触した指は、すぐにタッチパネル102から離される。指がタッチパネル102から離されると、入力操作が確定し、文字「g」が確定した形で表示画面に表示される。
(ゆっくり離す動作:入力操作のキャンセル)
次に、図4Bを参照する。図4Bには、ゆっくり離す動作により文字「g」の入力操作をキャンセルする場面が示されている。文字「g」を入力する場合、ユーザは、ソフトウェアキーボードKEYの文字キー「G」をタップする。通常のタップ操作において、文字キー「G」に接触した指は、すぐにタッチパネル102から離される。そのため、誤って異なる文字キーをタッチしていたことに気づいても、指がタッチパネル102から離されると、入力操作が確定し、文字「g」が確定した形で表示画面に表示されてしまう。
しかし、本実施形態においては、文字「g」を入力しようとして指をタッチパネル102に接触させた後、入力操作の誤りに気づいた場合、ユーザは、ゆっくりと指を離すことにより、その入力操作をキャンセルすることができる。図4Bに示すように、ゆっくりと指を離すと、文字「g」の入力操作がキャンセルされ、表示画面には文字「g」が表示されない。つまり、入力操作前の状態が復元される。なお、指がタッチパネル102に接触した時点で、未確定の形で文字「g」が表示画面に表示されるように構成されていてもよい。未確定の文字を表示画面に表示しておくと、ユーザが誤操作を発見しやすくなる。
(情報処理装置100の動作フロー)
次に、図5を参照しながら、図4A、図4Bの文字列操作を実現するために情報処理装置100により実行される処理フローについて説明する。図5は、情報処理装置100の動作フローの一例を示す説明図である。
図5に示すように、まず、ユーザがソフトウェアキーボードKEYの文字キーにタッチして文字の入力操作を行うと(S102)、情報処理装置100は、タッチ位置を検知し、検知したタッチ位置に表示されている文字キーの文字を画面に表示する(S104)。但し、ここで画面に表示される文字は、未確定状態で表示される。次いで、情報処理装置100は、タッチ位置における押圧強度の変化パターン(入力パターン)を検知する(S106)。次いで、情報処理装置100は、押圧強度の変化パターンに基づき、ゆっくり離す動作の検出を試みる(S108)。
ゆっくり離す動作が検出された場合、情報処理装置100は、ステップS110の処理に進行する。一方、ゆっくり離す動作が検出されなかった場合、情報処理装置100は、ステップS112の処理に進行する。ステップS110の処理に進行した場合、情報処理装置100は、文字の入力操作をキャンセルし(S110)、ステップS102の入力操作に係る一連の処理を終了する。一方、ステップS112の処理に進行した場合、情報処理装置100は、文字の入力操作を確定させ、ステップS102の入力操作に係る一連の処理を終了する。
以上、文字入力操作への応用について説明した。
(1−1−5:Webアプリケーションへの応用)
次に、図6A、図6B、図6C、図7を参照しながら、Webアプリケーションへの応用について説明する。
(通常のタップ操作:リンク先への移動)
まず、図6Aを参照する。図6Aには、通常のタップ操作によりリンク先のWebサイトへ移動する場面が示されている。リンク先のWebサイトへ移動する場合、ユーザは、Webページのリンクオブジェクトをタップする。通常のタップ操作において、リンクオブジェクトに接触した指は、すぐにタッチパネル102から離される。指がタッチパネル102から離されると、リンク先のWebページが表示される。
(ゆっくり離す動作:リンク先への移動のキャンセル)
次に、図6Bを参照する。図6Bには、ゆっくり離す動作によりリンク先のWebサイトへの移動操作をキャンセルする場面が示されている。リンク先のWebサイトへ移動する場合、ユーザは、Webページのリンクオブジェクトをタップする。通常のタップ操作において、リンクオブジェクトに接触した指は、すぐにタッチパネル102から離される。そのため、誤って異なるリンクオブジェクトをタッチしていたことに気づいても、指がタッチパネル102から離された時点でリンク先のWebページが表示されてしまう。
しかし、本実施形態においては、リンク先のWebサイトへ移動しようとして指をタッチパネル102に接触させた後、リンク先の誤りに気づいた場合、ユーザは、ゆっくりと指を離すことにより、そのリンク先への移動操作をキャンセルすることができる。図6Bに示すように、ゆっくりと指を離すと、リンク先への移動操作がキャンセルされ、元のWebページが表示されたまま維持される。そのため、ユーザは、所望しないリンク先のWebページが表示されるのを待ったり、そのWebページから元のWebページへと戻る操作を行ったりする必要がなくなる。
(複数回の押し込み動作:別ウィンドウによるリンク先の表示)
次に、図6Cを参照する。図6Cには、複数回の押し込み動作によりリンク先のWebページを別ウィンドウで表示する場面が示されている。
図6Aの例では、リンク先のWebページが同じウィンドウに表示されていた。このように元のWebページがリンク先のWebページに更新されてしまうと、他のリンク先へと移動する際、元のWebページに戻るか、再度リンク先のWebページを表示し直す必要が生じてしまう。また、別ウィンドウにリンク先のWebページを表示するためのメニューを表示させると、操作工程が増えてしまうため、操作効率が低下すると共に誤操作が生じやすくなる。
そこで、図6Cのように、複数回の押し込み動作に別ウィンドウによるリンク先の表示機能を割り当てると、タッチパネル102から指を離さずに別ウィンドウの生成機能、及びそのウィンドウによるリンク先の表示機能を実現することができる。
また、押し込み回数がカウントできるため、例えば、押し込み回数に応じて、リンク先のWebページを表示するウィンドウが自動選択されるように構成されていてもよい。また、2回の押し込み動作で生成されたウィンドウが存在する状態で、あるリンクオブジェクトに対して2回の押し込み操作が行われた場合に、そのウィンドウの表示をリンク先のWebページに更新するように構成されていてもよい。このような構成にすることにより、タッチパネル102から指を離さずにウィンドウの選択操作を行うことができるようになる。
(情報処理装置100の動作フロー)
次に、図7を参照しながら、図6A、図6B、図6Cに例示されたリンク先への移動操作を実現するための情報処理装置100の動作フローについて説明する。
図7に示すように、まず、ユーザによりリンクボタン(リンクオブジェクト)がタッチされる(S132)。リンクボタンがタッチされると、情報処理装置100は、タッチ位置を検知し、検知したタッチ位置に表示されているリンク先のWebページを取得する(S134)。次いで、情報処理装置100は、押圧強度の変化パターンを検知する(S136)。次いで、情報処理装置100は、検知した押圧強度の変化パターンからゆっくり離す動作の検知を試みる(S138)。ゆっくり離す動作を検知した場合、情報処理装置100は、ステップS140の処理に進行する。一方、ゆっくり離す動作が検知されなかった場合、情報処理装置100は、ステップS142の処理に進行する。
ステップS140の処理に進行した場合、情報処理装置100は、リンク先のWebサイトへの移動操作をキャンセルし、一連の処理を終了する。ステップS142の処理に進行した場合、情報処理装置100は、複数回の押し込み動作の検知を試みる(S142)。複数回の押し込み動作が検知された場合、情報処理装置100は、ステップS144の処理に進行する。一方、複数回の押し込み動作が検知されなかった場合、情報処理装置100は、ステップS146の処理に進行する。
ステップS144の処理に進行した場合、情報処理装置100は、別ウィンドウを生成し、生成した別ウィンドウにてリンク先のWebページを表示する(S144)。そして、別ウィンドウにてリンク先のWebページが表示されると、情報処理装置100は、一連の処理を終了する。一方、ステップS146の処理に進行した場合、情報処理装置100は、リンクボタンが表示されているウィンドウと同じウィンドウにてリンク先のWebページを表示し(S146)、一連の処理を終了する。
以上、Webアプリケーションへの応用について説明した。
(1−1−6:地図アプリケーションへの応用)
次に、図8を参照しながら、地図アプリケーションへの応用について説明する。図8には、画像を拡大又は縮小して表示することが可能な地図アプリケーションへの応用例が示されている。なお、ここでは地図アプリケーションを例に挙げるが、画像を拡大又は縮小して表示することが可能な画像アプリケーションに対しても同様に、本実施形態に係る技術を適用することが可能である。
図8の例では、複数回の押し込み動作に拡大コマンドが割り当てられている。また、ゆっくり離す動作に拡大操作のキャンセルコマンドが割り当てられている。図8に示すように、ユーザにより1回の押し込み動作が行われると、1段階だけ画像が拡大する。このとき、ユーザがゆっくりと指を離すと、拡大操作がキャンセルされて拡大前の画像に戻る。
同様に、ユーザにより2回の押し込み動作が行われると、2段階、画像が拡大する。このとき、ユーザがゆっくりと指を離すと、拡大操作がキャンセルされて拡大前の画像に戻る。このように、押し込み回数に応じて異なる拡大率で画像が拡大表示される。また、指を離す際にゆっくり離す動作が行われると、拡大操作がキャンセルされる。もちろん、通常のタップ操作と同様に素早く指が離されると、拡大操作が確定し、拡大後の画像が維持される。
このような構成にすることにより、タッチパネル102から指を離さずに、所望の拡大率で画像を拡大することが可能になる。さらに、拡大操作をキャンセルしたい場合でも、指をタッチパネル102から離さずにキャンセル操作が可能になる。
上記の通り、このキャンセル操作は、タッチパネル102から指を離すことなく、拡大操作に続けて行うことが可能である。特に、キャンセル用の操作オブジェクトを操作したり、メニューを表示したりすることなしにキャンセル操作を行うことが可能であるため、操作工程が最小となり、操作効率が最大化されると共に、誤操作が最小限に抑えられる。
なお、ここではキャンセル操作により拡大前の画像に戻る例を示したが、キャンセル操作により1段階前の画像が表示されるように構成されていてもよい。
(1−1−7:(変形例)移動を考慮した入力パターンの判定方法)
次に、図9A、図9Bを参照しながら、本実施形態の一変形例として、指の移動を考慮した入力パターンの判定方法について説明する。先に述べた通り、本実施形態に係る情報処理装置100は、タッチ位置検知部134によりリアルタイムにタッチ位置を検知することができる。そのため、タッチ位置の時間変化を監視することにより、指の移動及び移動軌跡を検知することができる。そこで、指の移動状態と指の動作とを組み合わせ、その組み合わせの違いに異なるコマンドを割り当てる構成について考えてみる。
(ゆっくり離す動作と移動状態との組み合わせ)
図9Aは、指が所定距離だけ移動した後、タッチパネル102からゆっくりと離された場合に得られるグラフである。図9Aの上段は、時間と共に変化する指の移動状態を示すグラフである。但し、Hは移動状態を示し、Lは静止状態(但し、微動状態を含む。)を示す。また、図9Aの下段は、時間と共に変化する押圧強度のグラフである。
ゆっくり離す動作は、通常、静止状態で行われる。また、移動状態で行われる操作は、一連の操作として扱われることが多い。例えば、指が移動しながら行われる操作としては、文字列や画像範囲の選択操作がある。この選択操作は、指の移動中に指定される範囲の情報を選択状態にするというものである。ゆっくり離す動作にキャンセルコマンドを割り当てた場合、ゆっくり離す動作が行われると選択操作がキャンセルされる。このような構成にすると、タッチパネル102から指を離すことなく、選択範囲のキャンセル操作を行うことができるため、操作効率が格段に向上する。
但し、ここでは、図9Aに示すように、指が静止した後で、ゆっくり離す動作が行われた場合にキャンセルコマンドが実行されるように変形する。つまり、入力パターン解析部104は、タッチ位置の変化に基づいて指の移動状態を検知し、指が静止している状態でゆっくりと離された場合に、コマンド実行部106にキャンセルコマンドを実行させる。図2の例では入力パターン解析部104によるタッチ位置の解析が考慮されていないが、この場合、入力パターン解析部104は、タッチ位置の時間変化を解析し、その解析結果と押圧強度に関する解析結果とを用いてコマンド実行部106にキャンセルコマンドを実行させる。このような構成にすると、移動中にゆっくりと指を離す動作(図9Bを参照)にキャンセル以外のコマンドを割り当てることが可能になる。
例えば、お絵かきアプリケーションへの応用について考えてみよう。例えば、線を描く際に行われる操作には次のようなコマンドを割り当てることができる。
(1)「静止状態+素早く離す動作」には、描いた線を確定させるコマンドを割り当てる。つまり、線を描く指を静止させ、素早く離すと描いた線が表示されたまま維持されるようにする。
(2)「静止状態+ゆっくり離す動作」には、キャンセルコマンドを割り当てる。つまり、線を描く指を静止させ、ゆっくり離すと描いた線が消去されるようにする。
(3)「移動状態+ゆっくり離す動作」には、線を滑らかにするコマンドを割り当てる。つまり、指で線を移動させつつ、ゆっくりと指を離すと、描いた線が滑らかな線に変換されて表示されるようにする。
このような構成にすることにより、同じゆっくり離す動作に2つの異なるコマンドを割り当てることが可能になる。その結果、タッチパネル102から指を離すことなく実行できるコマンドの種類が増え、さらに操作効率を高めることができる。なお、実行できるコマンドの種類が増えても、上記構成によるとコマンドを切り替えるためのタッチ操作は発生しない。つまり、操作工程の増加に伴う操作効率の低下は発生しない。
以上、本発明の第1実施形態について説明した。
<2:第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態と上記の第1実施形態との主な違いはタッチパネルの構成にある。上記の第1実施形態においては、押圧強度を検知する手段として押圧力の強さを検知する押圧力検知部136が設けられていた。しかし、押圧強度は、実際に圧力を測定せずとも検知することができる。
例えば、表示画面の内部に設けられた光源(例えば、バックライト等)と光センサとで構成される光学式タッチパネルを利用しても押圧強度を得ることができる。本実施形態は、このような光学式タッチパネルを利用するものである。
[2−1:情報処理装置200の構成]
まず、図10を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置200の機能構成について説明する。図10は、本実施形態に係る情報処理装置200の機能構成例を示す説明図である。なお、図10に例示した情報処理装置200が有する機能は、図12に示すハードウェア構成により実現することができる。また、上記の第1実施形態に係る情報処理装置100と実質的に同じ機能を有する構成要素については同一の符号を付することにより、詳細な説明を省略した。
図8に示すように、情報処理装置200は、主に、タッチパネル202と、入力パターン解析部104と、コマンド実行部106と、記憶部108と、表示制御部110と、通信部112と、により構成される。このように、上記の第1実施形態に係る情報処理装置100との違いは、主にタッチパネル202の構成にある。そこで、タッチパネル202の構成を中心に説明を行うことにする。
図10に示すように、タッチパネル202は、表示部132と、タッチ位置検知部134と、陰影画像面積計測部232とを有する。タッチパネル202における押圧強度の検知手段は陰影画像面積計測部232である。タッチパネル202は、光学式タッチパネルである。但し、タッチパネル202には、表示画面の内部から光を射出するための光源と、表示画面の表面から入射される光を検知する光センサとが含まれるものとする。
指が表示画面をタッチしている場合、光源から射出された光の一部は指により反射され、光センサに入射される。また、指により反射されなかった光は光センサにより受光されない。そのため、光センサに入射される光の分布から像を形成することにより、タッチパネル202の表面を押圧している指の形状が画像として得られる。
例えば、反射光の強度が大きい部分を陰影にして表現すると、図11のような画像パターンが得られる。弱く押圧している部分には小さな陰影が得られ、押圧力が大きくなるにつれて指がタッチパネル202に押しつけられるため、陰影の面積が徐々に大きくなる。そのため、陰影の面積を計測することにより、各タッチ位置における押圧強度を検知することができる。
そこで、タッチ位置検知部134は、陰影が得られた位置をタッチ位置として検知し、その検知結果を入力パターン解析部104に入力する。また、陰影画像面積計測部232は、各陰影の面積を取得し、その面積の大きさを押圧強度の情報として入力パターン解析部104に入力する。このように、入力パターン解析部104には、タッチ位置の情報と押圧強度の情報とが入力される。そのため、上記の第1実施形態と同様にして入力パターンと登録パターンとのマッチングを実施することができる。なお、入力パターン解析部104の後段における処理は第1実施形態と同じであるため記載を省略する。
以上、本発明の第2実施形態について説明した。
<3:ハードウェア構成例>
上記の情報処理装置100、200が有する各構成要素の機能は、例えば、図10に示す情報処理装置のハードウェア構成を用いて実現することが可能である。つまり、当該各構成要素の機能は、コンピュータプログラムを用いて図10に示すハードウェアを制御することにより実現される。なお、このハードウェアの形態は任意であり、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話、PHS、PDA等の携帯情報端末、ゲーム機、又は種々の情報家電がこれに含まれる。但し、上記のPHSは、Personal Handy−phone Systemの略である。また、上記のPDAは、Personal Digital Assistantの略である。
図10に示すように、このハードウェアは、主に、CPU902と、ROM904と、RAM906と、ホストバス908と、ブリッジ910と、を有する。さらに、このハードウェアは、外部バス912と、インターフェース914と、入力部916と、出力部918と、記憶部920と、ドライブ922と、接続ポート924と、通信部926と、を有する。但し、上記のCPUは、Central Processing Unitの略である。また、上記のROMは、Read Only Memoryの略である。そして、上記のRAMは、Random Access Memoryの略である。
CPU902は、例えば、演算処理装置又は制御装置として機能し、ROM904、RAM906、記憶部920、又はリムーバブル記録媒体928に記録された各種プログラムに基づいて各構成要素の動作全般又はその一部を制御する。ROM904は、CPU902に読み込まれるプログラムや演算に用いるデータ等を格納する手段である。RAM906には、例えば、CPU902に読み込まれるプログラムや、そのプログラムを実行する際に適宜変化する各種パラメータ等が一時的又は永続的に格納される。
これらの構成要素は、例えば、高速なデータ伝送が可能なホストバス908を介して相互に接続される。一方、ホストバス908は、例えば、ブリッジ910を介して比較的データ伝送速度が低速な外部バス912に接続される。また、入力部916としては、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、及びレバー等が用いられる。さらに、入力部916としては、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントローラ(以下、リモコン)が用いられることもある。
出力部918としては、例えば、CRT、LCD、PDP、又はELD等のディスプレイ装置、スピーカ、ヘッドホン等のオーディオ出力装置、プリンタ、携帯電話、又はファクシミリ等、取得した情報を利用者に対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置である。但し、上記のCRTは、Cathode Ray Tubeの略である。また、上記のLCDは、Liquid Crystal Displayの略である。そして、上記のPDPは、Plasma DisplayPanelの略である。さらに、上記のELDは、Electro−Luminescence Displayの略である。
記憶部920は、各種のデータを格納するための装置である。記憶部920としては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等が用いられる。但し、上記のHDDは、Hard Disk Driveの略である。
ドライブ922は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体928に記録された情報を読み出し、又はリムーバブル記録媒体928に情報を書き込む装置である。リムーバブル記録媒体928は、例えば、DVDメディア、Blu−rayメディア、HD DVDメディア、各種の半導体記憶メディア等である。もちろん、リムーバブル記録媒体928は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード、又は電子機器等であってもよい。但し、上記のICは、Integrated Circuitの略である。
接続ポート924は、例えば、USBポート、IEEE1394ポート、SCSI、RS−232Cポート、又は光オーディオ端子等のような外部接続機器930を接続するためのポートである。外部接続機器930は、例えば、プリンタ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、又はICレコーダ等である。但し、上記のUSBは、Universal Serial Busの略である。また、上記のSCSIは、Small Computer System Interfaceの略である。
通信部926は、ネットワーク932に接続するための通信デバイスであり、例えば、有線又は無線LAN、Bluetooth(登録商標)、又はWUSB用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL用のルータ、又は各種通信用のモデム等である。また、通信部926に接続されるネットワーク932は、有線又は無線により接続されたネットワークにより構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、可視光通信、放送、又は衛星通信等である。但し、上記のLANは、Local Area Networkの略である。また、上記のWUSBは、Wireless USBの略である。そして、上記のADSLは、Asymmetric Digital Subscriber Lineの略である。
<4:まとめ>
最後に、本発明の第1及び第2実施形態に係る技術内容について簡単に纏める。ここで述べる技術内容は、例えば、PC、携帯電話、携帯ゲーム機、携帯情報端末、情報家電、カーナビゲーションシステム等、種々の情報処理装置に対して適用することができる。
上記の情報処理装置の機能構成は次のように表現することができる。当該情報処理装置は、画面上を押圧する操作体の押圧強度を検知する押圧強度検知部と、前記押圧強度検知部により検知された押圧強度の情報に基づいて当該押圧強度の変化速度を検知する変化速度検知部と、前記変化速度検知部により検知された押圧強度の変化速度が大きい場合に所定の機能を提供し、当該押圧強度の変化速度が小さい場合に前記所定の機能を提供せずに前記操作体による操作をキャンセルする機能提供部と、を有する。
このように、本実施形態に係る情報処理装置は、押圧強度を検知し、検知した押圧強度の変化速度を検知し、その変化速度の大きさに応じて所定の機能を提供したり、その提供をキャンセルしたりすることができる。このような構成にすると、ユーザが操作体を素早く離すと、操作体を画面上に押圧して実行しようとした操作が確定し、その操作に対応する機能が提供される。一方、ユーザが操作体をゆっくりと離すと、操作体を画面上に押圧して実行しようとした操作をキャンセルすることができる。
そのため、ユーザは、画面上を押圧した操作体を画面上から離さずに、キャンセル操作を実現することができるようになる。つまり、操作の確定とキャンセルとを切り替えるためのタッチ操作を不要とし、キャンセル操作を行う際の操作工程を少なくすることができる。このように、操作工程が少なくなることにより、操作効率が格段に向上する。また、操作工程が少ない分だけ誤操作の機会が低減され、誤操作を修正するための操作機会が低減される分だけ更なる操作効率の向上を期待することができる。
(備考)
上記の押圧力検知部136、陰影画像面積計測部232は、押圧強度検知部の一例である。上記の入力パターン解析部104は、変化速度検知部の一例である。上記の入力パターン解析部104、コマンド実行部106は、機能提供部の一例である。上記の入力パターン解析部104は、増減カウンタの一例である。上記のタッチ位置検知部134は、位置検知部の一例である。上記の入力パターン解析部104は、移動検知部の一例である。上記の押圧力検知部136は、押圧力センサの一例である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記説明においては、ゆっくり離す動作にキャンセルコマンドを割り当てる例が示されたが、他のコマンドが割り当てられていてもよい。
文字列の処理が可能なアプリケーションを例に挙げると、他のコマンドとしては、例えば、文字列の削除コマンド、コピーコマンド、カットコマンド、書式変更コマンド、文字列をキーワードとするWeb検索コマンド、文字列の翻訳コマンド等が考えられる。
また、画像の処理が可能なアプリケーションを例に挙げると、他のコマンドとしては、例えば、画像の削除コマンド、コピーコマンド、カットコマンド、サーバへのアップロードコマンド、メールへの添付コマンド等が考えられる。このように、種々の変形が可能であり、これらの変形についても当然に本実施形態の技術的範囲に含まれる。
100 情報処理装置
102 タッチパネル
104 入力パターン解析部
106 コマンド実行部
108 記憶部
110 表示制御部
112 通信部
132 表示部
134 タッチ位置検知部
136 押圧力検知部
200 情報処理装置
202 タッチパネル
232 陰影画像面積計測部
APP 実行画面
KEY ソフトウェアキーボード

Claims (14)

  1. 画面上を押圧する操作体の押圧強度を検知する押圧強度検知部と、
    前記押圧強度検知部により検知された押圧強度の情報に基づいて当該押圧強度の変化速度を検知する変化速度検知部と、
    前記変化速度検知部により検知された押圧強度の減少方向の変化速度の大きさに基づいて所定の機能を提供し、または前記所定の機能を提供せずに前記操作体による操作をキャンセルする機能提供部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記変化速度検知部により検知された押圧強度の減少方向の変化速度の大きさによりパターンを解析する入力パターン解析部をさらに備え、
    前記機能提供部は、前記入力パターン解析部により押圧強度の減少方向の変化速度が大きいパターンと解析された場合に所定の機能を提供し、当該押圧強度の減少方向の変化速度が小さいパターンと解析された場合に前記所定の機能を提供せずに前記操作体による操作をキャンセルする、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記押圧強度検知部により検知される押圧強度が零にならずに増減を繰り返した場合、当該増減の繰り返し回数をカウントする増減カウンタをさらに備え、
    前記機能提供部は、前記増減カウンタによりカウントされた前記増減の繰り返し回数に応じて異なる前記所定の機能を提供する、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記操作体により文字の入力操作が行われた際、
    前記機能提供部は、
    前記変化速度検知部により検知された押圧強度の減少方向の変化速度の大きさに基づいて、前記操作体により入力された文字を確定させ、または前記文字の入力操作をキャンセルする、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記変化速度検知部により検知された押圧強度の減少方向の変化速度の大きさによりパターンを解析する入力パターン解析部をさらに備え、
    前記操作体により前記画面内に表示された第1のウィンドウの表示内容に対する更新操作が行われた際、
    前記機能提供部は、
    前記入力パターン解析部により押圧強度の減少方向の変化速度が大きいパターンと解析された場合で、かつ、前記増減カウンタによりカウントされた前記増減の繰り返し回数が第1の所定数の場合、前記第1のウィンドウの表示内容を更新し、
    前記入力パターン解析部により押圧強度の減少方向の変化速度が大きいパターンと解析された場合で、かつ、前記増減カウンタによりカウントされた前記増減の繰り返し回数が第2の所定数の場合、前記第1のウィンドウとは異なる第2のウィンドウに更新後の表示内容を表示し、
    前記入力パターン解析部により押圧強度の減少方向の変化速度が小さいパターンと解析された場合、前記第1のウィンドウの表示内容に対する更新操作をキャンセルする、請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記機能提供部は、
    前記変化速度検知部により検知された押圧強度の減少方向の変化速度の大きさに基づいて、拡大対象の画像を前記増減カウンタによりカウントされた前記増減の繰り返し回数に応じて異なる拡大率で拡大表示し、または、
    前記拡大対象の画像に対する拡大操作をキャンセルする、請求項3に記載の情報処理装置。
  7. 画面上を押圧する操作体の位置を検知する位置検知部と、
    前記位置検知部により検知された位置の情報に基づいて前記操作体の移動を検知する移動検知部と、
    をさらに備え、
    前記操作体の移動により文字列の選択が行われた際、
    前記機能提供部は、前記移動検知部により前記操作体の静止状態又は細動状態が検知された後、前記変化速度検知部により検知された押圧強度の減少方向の変化速度の大きさに基づいて、前記操作体の移動中に選択された文字列に関する処理を実施し、または、
    前記操作体の移動中に選択された文字列に関する処理操作をキャンセルする、請求項3に記載の情報処理装置。
  8. 前記画面の内部から光を射出する光源と、
    前記光源から光が射出された際に前記画面上を押圧する操作体により反射された光の強度を検知することが可能な光センサと、
    をさらに備え、
    前記押圧強度検知部は、前記光センサにより検知された光の強度に基づき、前記光源から射出された光を強く反射した前記操作体の面積を検出し、当該面積の大きさに基づいて前記押圧強度を検知する、請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記画面上に、押圧力を検知することが可能な押圧力センサをさらに備え、
    前記押圧強度検知部は、前記押圧力センサにより検知された押圧力の大きさに基づいて前記操作体による押圧強度を検知する、請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 画面上を押圧する操作体の押圧強度を検知する押圧強度検知部と、
    前記押圧強度検知部により検知された押圧強度の情報に基づいて当該押圧強度の変化速度を検知する変化速度検知部と、
    前記変化速度検知部により検知された押圧強度の減少方向の変化速度の大きさに基づいて第1の機能を提供し、または前記第1の機能とは異なる第2の機能を提供する機能提供部と、
    を備える、情報処理装置。
  11. 画面上を押圧する操作体の押圧強度を検知する押圧強度検知ステップと、
    前記押圧強度検知ステップで検知された押圧強度の情報に基づいて当該押圧強度の変化速度を検知する変化速度検知ステップと、
    前記変化速度検知ステップで検知された押圧強度の減少方向の変化速度の大きさに基づいて所定の機能を提供し、または前記所定の機能を提供せずに前記操作体による操作をキャンセルする機能提供ステップと、
    を含む、情報処理方法。
  12. 画面上を押圧する操作体の押圧強度を検知する押圧強度検知ステップと、
    前記押圧強度検知ステップで検知された押圧強度の情報に基づいて当該押圧強度の変化速度を検知する変化速度検知ステップと、
    前記変化速度検知ステップで検知された押圧強度の減少方向の変化速度の大きさに基づいて第1の機能を提供し、または前記第1の機能とは異なる第2の機能を提供する機能提供ステップと、
    を含む、情報処理方法。
  13. 画面上を押圧する操作体の押圧強度を検知する押圧強度検知機能と、
    前記押圧強度検知機能により検知された押圧強度の情報に基づいて当該押圧強度の変化速度を検知する変化速度検知機能と、
    前記変化速度検知機能により検知された押圧強度の減少方向の変化速度の大きさに基づいて所定の機能を提供し、または前記所定の機能を提供せずに前記操作体による操作をキャンセルする機能提供機能と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
  14. 画面上を押圧する操作体の押圧強度を検知する押圧強度検知機能と、
    前記押圧強度検知機能により検知された押圧強度の情報に基づいて当該押圧強度の変化速度を検知する変化速度検知機能と、
    前記変化速度検知機能により検知された押圧強度の減少方向の変化速度の大きさに基づいて第1の機能を提供し、または前記第1の機能とは異なる第2の機能を提供する機能提供機能と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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