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JP5304423B2 - 動力出力システムおよびその制御方法、動力出力システムを搭載する車両 - Google Patents

動力出力システムおよびその制御方法、動力出力システムを搭載する車両 Download PDF

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Description

本発明は、車両に搭載することの可能な動力出力システムおよびその制御方法に関する。
電源の電源電圧を昇降圧して出力するコンバータと、該コンバータの直流電力を交流電力に変換して走行用モータに供給するインバータとを備える動力出力システムは、一般に、例えば電動車両に搭載して利用することができる。なお、本明細書において、「電動車両」とは、エンジンによる駆動や回生により発電を行う発電機と、バッテリからの電力により作動し駆動輪を駆動するモータとを有するハイブリッド電気自動車(HV:Hybrid Vehicle)や、いわゆる電気自動車(EV:Electric Vehicle)、燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)を含む意である。
このような動力出力システムにおいて、例えば低温環境下(環境温度が、例えば−30℃以下)での起動時など、電源の温度が低い(例えば−30℃以下)場合に、コンバータのキャリア周波数を通常運転時の値よりも低下させた状態にすることにより、この動力出力装置を流れる電流のリプルを増加させて、該電源の温度を上昇させる方法が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2006−006073号公報 特許第3732828号公報
しかしながら、コンバータのキャリア周波数の低下に伴い、コンバータに対する制御間隔が大きくなるため、コンバータへの出力電圧の制御指令に対する追従性が低下する。したがって、コンバータのキャリア周波数を低下させると、コンバータ出力電圧が急激に変動する場合があり得た。また、キャリア周波数を低下させて電源の昇温制御をする際、コンバータ出力電圧の程度によっては、コンバータにおけるスイッチング動作や発電機でのエネルギ損失の増大に繋がることもあり得た。
本発明は、電源の昇温制御に付随するエネルギ損失を抑制することを目的とする。
本発明の他の目的は、電源の昇温制御に付随するコンバータ出力電圧の急激な変動を抑制することである。
上記目的を達成するために、本発明の燃料電池システム及びこれを備えた車両は以下の特徴を有する。
(1)電源と、前記電源からの電源電圧を昇降圧して出力するコンバータと、前記コンバータの出力電圧を変更するコンバータ出力電圧制御手段と、前記コンバータのキャリア周波数を変更するコンバータキャリア周波数制御手段と、前記コンバータからの直流電力を多相交流電力に変換して出力するインバータと、前記インバータから出力される多相交流電力により回転駆動する電動機と、前記電源の昇温制御の要求を取得する昇温要求取得手段と、前記昇温制御の要求の取得に応じて、前記電動機の回転駆動に最低限必要なコンバータの出力電圧を演算するコンバータ出力電圧演算手段と、前記最低限必要なコンバータ出力電圧と前記電源の昇温制御のための昇温制御電圧とを比較して、前記電源を昇温させるか否かを判定する昇温判定手段と、前記昇温判定手段の結果に基づいて電源の昇温指令/昇温回避指令を行う昇温指令手段と、を備える、動力出力システム。
(2)上記(1)に記載の動力出力システムにおいて、前記最低限必要なコンバータの出力電圧が前記昇温制御電圧以下の場合には、前記昇温指令手段が、前記コンバータ出力電圧制御手段に対し、前記コンバータの出力電圧を昇圧して昇温制御電圧に変更する制御指令を行い、次いで、前記コンバータキャリア周波数制御手段に対し、前記コンバータのキャリア周波数を低下させて前記電源を昇温させる制御指令を行う、動力出力システム。
(3)上記(2)に記載の動力出力システムにおいて、前記最低限必要なコンバータ出力電圧が前記昇温制御電圧を超える場合には、前記昇温指令手段が、前記コンバータキャリア周波数制御手段に対し、前記コンバータキャリア周波数を通常運転時の値にする制御指令を行い、次いで、前記コンバータ出力電圧制御手段に対し、前記コンバータ出力電圧を前記電動機の回転駆動に最低限必要なコンバータ出力電圧にする制御指令を行う、動力出力システム。
(4)電源と、前記電源からの電源電圧を昇降圧して出力するコンバータと、前記コンバータからの直流電力を多相交流電力に変換して出力するインバータと、前記インバータから出力される多相交流電力により回転駆動する電動機と、を備える動力出力システムの制御方法であって、前記電源の昇温制御の要求を取得する工程と、前記昇温制御の要求の取得に応じて、前記電動機の回転駆動に最低限必要なコンバータ出力電圧を演算する工程と、前記最低限必要なコンバータ出力電圧と前記電源の昇温制御のための昇温制御電圧とを比較して、前記電源を昇温させるか否かを判定する昇温判定工程と、前記昇温判定手段の結果に基づいて電源の昇温指令/昇温回避指令を行う昇温指令工程と、を有する、動力出力システムの制御方法。
(5)上記(4)に記載の制御方法において、前記最低限必要なコンバータ出力電圧が前記昇温制御電圧以下である場合には、前記コンバータ出力電圧を昇圧して前記昇温制御電圧に変更する工程と、前記コンバータキャリア周波数を低下させて前記電源を昇温させる工程と、をさらに有する、動力出力システムの制御方法。
(6)上記(4)または(5)に記載の制御方法において、前記最低限必要なコンバータ出力電圧が前記昇温制御電圧を超える場合には、前記コンバータキャリア周波数を通常運転時の値に変更する工程と、前記コンバータ出力電圧を最低限必要なコンバータ出力電圧に変更する工程と、をさらに有する、動力出力システムの制御方法。
(7)上記(1)から(3)のいずれか1つに記載の動力出力システムを搭載する車両。
本発明によれば、動力出力システムにおいて、電源の昇温制御に付随するエネルギ損失を抑制することができる。
また、別の態様では、電源の昇温制御に付随するコンバータ出力電圧の急激な変動を抑制することができる。
本発明の実施形態における動力出力システムの構成の概略を示す図である。 本発明の実施形態における動力出力システムの電源昇温制御を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態における動力出力システムの動作または制御のタイミングを時系列で例示するタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。図1に示すように、電動車両200に搭載することができる動力出力システム100は、電源12と、コンバータ14と、インバータ16と、回転駆動する電動機18と、を備えている。また、実施形態では、コンバータ14とインバータ16との間に、平滑コンデンサ20を設けることができ、他の実施形態では、電源12と、コンバータ14との間に、図示しないコンデンサを設けることもできる。
本発明の実施形態において、電源12は一般に直流電源であり、その電圧は電動機18の駆動電圧よりも低い電圧であるが、同等又は高い電圧であっても良い。例えば電動車両200の駆動用モータとして利用することができる電動機18からの回生エネルギを蓄えるために、電源12は一般にリチウムイオン電池など、充放電可能な二次電池によって構成することができる。
図1に示すコンバータ14は、複数のスイッチング素子を備え、スイッチング素子のオンオフ動作によって電源12から供給された電源電圧を走行用モータ駆動用の電圧に昇降圧して出力するいわゆるDC−DCコンバータである。また、インバータ16は、電動機18を回転駆動させるために、コンバータ14の直流電力を多相交流電力に変換して出力するよう構成されている。図1において、電動機18は、インバータ16から出力される3相交流電力により回転駆動するものとして例示しているが、これに限定されるものではない。また、図1に示す動力出力システム100では、一組の電動機18およびインバータ16が示されているが、これに限定されるものではなく、例えば複数の電動機およびインバータの組を並列に設けることも可能であり、また図1に示す電動車両200に複数の動力出力システム100を搭載することも可能である。
図1に示す制御部30は、内部に信号処理を行うCPU32と、処理プログラムを記憶するROM34と、制御データを一時的に記憶するRAM36と、を備えるコンピュータである。コンバータ14、インバータ16、電動機18はそれぞれ制御部30に接続され、制御部30の指令によって動作するよう構成されている。さらに、電源12および/またはその近傍の温度を検出する温度センサ22と、電動機18の回転数(速度)を検出する回転数(速度)センサ24と、図示しない電圧センサおよび電流センサもまた制御部30にそれぞれ接続され、各センサの検出信号が制御部30に入力されるよう構成されている。
本発明の実施形態では、図1に示す制御部30内に、電源12の昇温制御の要求を取得する昇温要求取得手段(図示せず)と、昇温制御の要求の取得に応じて、電動機18の回転駆動に最低限必要なコンバータ14の出力電圧Vmを演算するコンバータ出力電圧演算手段(図示せず)と、電源12を昇温させるか否かを判定する昇温判定手段(図示せず)と、昇温判定の結果に基づいて、電源12の昇温指令/昇温回避指令を行う昇温指令手段(図示せず)と、を備えている。図1に示す制御部30はさらに、昇温指令手段による制御指令に応じて、コンバータ14のキャリア周波数を変更するコンバータキャリア周波数制御手段(図示せず)と、昇温指令手段による制御指令に応じて、コンバータ14の出力電圧を変更するコンバータ出力電圧制御手段(図示せず)を備えることができる。
実施形態において、昇温要求取得手段は、温度センサ22からの電源12の温度データや動力出力システム100の起動または停止からの経過時間等の電源12の温度に関する情報に基づいて、電源12の昇温制御の要求の有無を所定の時間間隔で確認している。電源12の昇温制御の要求を取得しない場合には、電源12の昇温制御を実施せず、通常制御を継続する。
実施形態において、コンバータ出力電圧演算手段は、電動機18の回転数(回転速度)に応じて発生する逆起電力を考慮し、電動機18から弱め界磁電流が最小となるように電動機18を制御するのに最低限必要なコンバータ14の出力電圧Vmを演算する。実施形態では、この出力電圧Vmの値を、通常運転時におけるコンバータ14の出力電圧とすることができる。
実施形態において、昇温判定手段は、予め設定し、制御部30内のROM34またはRAM36に記憶させておいた昇温制御電圧Vrを参照し、この値Vrと、コンバータ出力電圧演算手段で演算した、電動機18の回転駆動に最低限必要なコンバータ14の出力電圧の値Vmとを比較して、昇温制御の要否を判定する。昇温制御電圧の値Vrは例えば、予め実施した実機試験やシミュレーションに基づいて設定することができる。このとき、電動機18の回転駆動に最低限必要なコンバータ14の出力電圧Vmが昇温制御電圧Vr以下の場合には、コンバータキャリア周波数制御手段およびコンバータ出力電圧制御手段に対し、電源12の昇温指令を行う。コンバータ14の出力電圧が急激に変動することを回避するために、まず、コンバータ出力電圧制御手段によりコンバータ14の出力電圧を昇温制御電圧Vrに昇圧する制御を行い、次いで、コンバータキャリア周波数制御手段によりコンバータ14のキャリア周波数を、予め設定しておいた所定の昇温制御キャリア周波数frまで低下させる手順により電源12の昇温制御を行うことが好適である。昇温制御キャリア周波数frは例えば、予め実施した実機試験やシミュレーションに基づいて、コンバータ14の制御に不具合を生じない程度の値に設定することができる。また、他の実施形態では、例えば電源12の温度に基づいて、予め作製しておいたマップ等を参照することにより、昇温制御の都度、昇温制御キャリア周波数frの値を可変とすることも可能である。
また、実施形態において、電動機18の回転速度の上昇に伴い、上述した昇温判定手段による昇温制御の要否判定の際に、電動機18の回転駆動に最低限必要なコンバータ14の出力電圧Vmが昇温制御電圧Vrを超えた状態となった場合には、コンバータキャリア周波数制御手段およびコンバータ出力電圧制御手段に対し、電源12の昇温制御の回避または終了の指令を行う。このとき、コンバータキャリア周波数制御手段によりコンバータ14のキャリア周波数を、昇温制御時のキャリア周波数frから通常制御時のキャリア周波数fnに変更する制御を行い、次いでコンバータ出力電圧制御手段によりコンバータ14の出力電圧を昇温制御時の出力電圧Vnから電動機18の回転駆動に最低限必要なコンバータ14の出力電圧Vmに変更する手順により、昇温制御を終了し、通常制御に戻ることが好適である。本手順により電源12の昇温回避または終了制御を行うことにより、昇温制御の継続に伴うエネルギ損失の増大を抑制するとともにコンバータ14の出力電圧が急激に変動することを回避することができる。
以上のように構成された動力出力システム100の動作について、図1,2を用いて以下に説明する。
まず、昇温要求取得手段において、電源12の昇温制御の要求の有無を確認する(S110)。昇温要求取得手段において、電源12の昇温制御の要求を取得した場合には、S112に進む。一方、昇温要求取得手段において、電源12の昇温制御の要求を取得しない場合、あるいは昇温制御不可の要求を取得した場合には、制御部30による動力出力システム100の制御は、通常時のままである(S126)。
S112では、コンバータ出力電圧演算手段において、電動機18を制御するのに最低限必要なコンバータ14の出力電圧Vmを演算し、次いで、昇温判定手段において、S112において演算したコンバータ14の出力電圧Vmと、昇温制御電圧Vrとを比較する(S114)。S112において演算したコンバータ14の出力電圧Vmが、所定の昇温制御電圧Vr以下の場合には、S116に進み、電源12の昇温制御を開始する。一方、未だ昇温制御を実行していないにもかかわらず、コンバータ14の出力電圧Vmが、所定の昇温制御電圧Vrを上回る場合には、昇温制御を回避する(S120)。このとき、コンバータ出力電圧およびキャリア周波数は変更されていないため、以下の制御は実質的には不要であり、速やかに通常制御に移行することができる。
S116では、コンバータ出力電圧制御手段において、コンバータ14の出力電圧を昇温制御電圧Vrに変更する指令を行う。コンバータ14の出力電圧が昇温制御電圧Vrに変更したら、コンバータキャリア周波数制御手段において、コンバータ14のキャリア周波数を、昇温制御キャリア周波数frまで低下させる(S118)。コンバータ14のキャリア周波数の低下により、電流のリプルが発生し、電源12を昇温させることができる。S116におけるコンバータの出力電圧の変更終了時刻と、S118におけるコンバータのキャリア周波数の変更開始時刻との間に、例えば数ミリ秒程度の所定のタイムラグを設けることにより、本制御システムの安定化を図ることができるが、別の態様では同時刻とすることもできる。
図2に示すS112〜S118の各動作は、S114において、電動機18の回転数(速度)の上昇に伴い、コンバータ14の出力電圧の演算値Vmが昇温制御電圧Vrを超えるまで繰り返される。そして、コンバータ14の出力電圧の演算値Vmが昇温制御電圧Vrを超えると、電源12の昇温回避(終了)の制御を開始する(S120)。
次に、コンバータキャリア周波数制御手段において、コンバータ14のキャリア周波数を、通常制御時のキャリア周波数fnに変更する(S122)。コンバータ14のキャリア周波数が通常制御時のキャリア周波数fnに変更したら、コンバータ出力電圧制御手段において、コンバータ14の出力電圧をS112において演算したコンバータ14の出力電圧Vmに変更し(S124)、一連の昇温制御を終了する。実施形態では、電源12の温度は例えばマイナス30℃を超えるまで、他の実施形態ではマイナス10℃程度まで、昇温させることができる。なお、S122におけるコンバータのキャリア周波数の変更終了時刻と、S124におけるコンバータの出力電圧の変更開始時刻との間に、例えば数ミリ秒程度の所定のタイムラグを設けることにより、本制御システムの安定化を図ることができるが、別の態様では同時刻とすることもできる。このように、コンバータ14のキャリア周波数を上昇させた後で出力電圧を変更することにより、昇温制御の終了時に急激な出力電圧の変動を伴うことなく、円滑に通常制御に移行することができる。
図3は、本発明の実施形態における動力出力システムの動作または制御のタイミングを時系列で例示するタイミングチャートである。本実施形態において、図3に示す時刻tからt11までの時間は、例えば100ミリ秒程度であり得るが、これに限定されるものではなく、例えば数十ミリ秒程度、他の実施形態では数秒程度、更に別の実施形態では数十秒程度とすることも可能である。
時刻tにおいて、昇温要求取得手段が電源(バッテリ)の昇温制御の要求を取得すると、昇温制御のトリガーとなる昇温制御フラグ(A)がオフ(通常制御モード)からオン(昇温制御モード)に切り替わる。このとき、電動機の回転駆動に最低限必要なコンバータの出力電圧Vm(C)は、所定の昇温制御電圧Vr以下なので、時刻tからtにかけて、コンバータの出力電圧(D)を上昇させて昇温制御電圧Vrに移行させ、次いで、コンバータのキャリア周波数(E)を、時刻tからtにかけて、昇温制御時のキャリア周波数frまで低下させる。コンバータのキャリア周波数の低下により、バッテリ電流(F)のリプルが発生し、これに応じてバッテリ温度(G)が上昇する。
時刻tからtにかけて、ユーザの操作等により電動機の回転数(速度)(B)が上昇すると、これに連動して電動機の回転駆動に最低限必要なコンバータの出力電圧Vm(C)も増加する。このとき、時刻tにおいて、電動機の回転駆動に最低限必要なコンバータの出力電圧Vm(C)の値が昇温制御電圧Vrを上回ると、昇温制御フラグ(A)がオン(昇温制御モード)からオフ(通常制御モード)に切り替わり、昇温制御を終了する動作に移行する。まず、時刻tからtにかけて、コンバータのキャリア周波数(E)を通常制御時のキャリア周波数fnまで戻し、次いで、時刻t10からt11にかけて、コンバータの出力電圧(D)を電動機の回転駆動に最低限必要なコンバータの出力電圧Vm(C)に変更する。これにより、バッテリ電流(F)のリプルはコンバータのキャリア周波数(E)がfnまで上昇したところで、電動機の回転数(速度)(B)の程度に対応する、電動機の回転駆動に最低限必要なコンバータの出力電圧Vm(C)まで上昇させ、通常制御に移行する。
本発明は、種々の動力出力システムに利用可能であるが、例えば車両に搭載可能な動力出力システムなどに利用可能である。
12 電源(バッテリ)、14 コンバータ、16 インバータ、18 電動機、20 平滑コンデンサ、22 温度センサ、24 回転数(速度)センサ、30 制御部、100 動力出力システム、200 電動車両。

Claims (5)

  1. 電源と、
    前記電源からの電源電圧を昇降圧して出力するコンバータと、
    前記コンバータの出力電圧を変更するコンバータ出力電圧制御手段と、
    前記コンバータのキャリア周波数を変更するコンバータキャリア周波数制御手段と、
    前記コンバータからの直流電力を多相交流電力に変換して出力するインバータと、
    前記インバータから出力される多相交流電力により回転駆動する電動機と、
    前記電源の昇温制御の要求を取得する昇温要求取得手段と、
    前記昇温制御の要求の取得に応じて、前記電動機の回転駆動に最低限必要なコンバータの出力電圧を演算するコンバータ出力電圧演算手段と、
    前記最低限必要なコンバータ出力電圧と前記電源の昇温制御のための昇温制御電圧とを比較して、前記電源を昇温させるか否かを判定する昇温判定手段と、
    前記昇温判定手段の結果に基づいて電源の昇温指令/昇温回避指令を行う昇温指令手段と、
    を備え、
    前記昇温指令手段は、
    前記最低限必要なコンバータの出力電圧が前記昇温制御電圧以下の場合には、前記コンバータ出力電圧制御手段に対し、前記コンバータの出力電圧を昇圧して昇温制御電圧に変更する制御指令を行い、次いで、前記コンバータキャリア周波数制御手段に対し、前記コンバータのキャリア周波数を低下させて前記電源を昇温させる制御指令を行い、
    前記最低限必要なコンバータの出力電圧が前記昇温制御電圧を超える場合には、前記電源の昇温制御を回避する指令を行う、動力出力システム。
  2. 請求項に記載の動力出力システムにおいて、
    前記最低限必要なコンバータ出力電圧が前記昇温制御電圧を超える場合には
    記コンバータキャリア周波数制御手段に対し、前記コンバータキャリア周波数を通常運転時の値にする制御指令を行い、次いで、前記コンバータ出力電圧制御手段に対し、前記コンバータ出力電圧を前記電動機の回転駆動に最低限必要なコンバータ出力電圧にする制御指令を行う、動力出力システム。
  3. 電源と、前記電源からの電源電圧を昇降圧して出力するコンバータと、前記コンバータからの直流電力を多相交流電力に変換して出力するインバータと、前記インバータから出力される多相交流電力により回転駆動する電動機と、を備える動力出力システムの制御方法であって、
    前記電源の昇温制御の要求を取得する工程と、
    前記昇温制御の要求の取得に応じて、前記電動機の回転駆動に最低限必要なコンバータ出力電圧を演算する工程と、
    前記最低限必要なコンバータ出力電圧と前記電源の昇温制御のための昇温制御電圧とを比較して、前記電源を昇温させるか否かを判定する昇温判定工程と、
    前記昇温判定手段の結果に基づいて電源の昇温指令/昇温回避指令を行う昇温指令工程と、
    を有し、
    前記昇温指令工程において、
    前記最低限必要なコンバータの出力電圧が前記昇温制御電圧以下場合には、前記コンバータの出力電圧を昇圧して昇温制御電圧に変更する工程と、前記コンバータのキャリア周波数を低下させて前記電源を昇温させる工程とをさらに有し、
    前記最低限必要なコンバータの出力電圧が前記昇温制御電圧を超える場合には、前記電源の昇温制御を回避する、動力出力システムの制御方法。
  4. 請求項に記載の制御方法において、
    前記最低限必要なコンバータ出力電圧が前記昇温制御電圧を超える場合には、
    前記コンバータキャリア周波数を通常運転時の値に変更する工程と、
    前記コンバータ出力電圧を最低限必要なコンバータ出力電圧に変更する工程と、
    をさらに有する、動力出力システムの制御方法。
  5. 請求項1または2に記載の動力出力システムを搭載する車両。
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