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JP5292174B2 - 袖扉連動防火防煙シャッター装置 - Google Patents

袖扉連動防火防煙シャッター装置 Download PDF

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JP5292174B2
JP5292174B2 JP2009118242A JP2009118242A JP5292174B2 JP 5292174 B2 JP5292174 B2 JP 5292174B2 JP 2009118242 A JP2009118242 A JP 2009118242A JP 2009118242 A JP2009118242 A JP 2009118242A JP 5292174 B2 JP5292174 B2 JP 5292174B2
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Description

本発明は、シャッターカーテンと、シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を受け入れるガイド溝を戸先側端部に備えた袖扉とで、建物内部の所定部位を閉鎖する防火防煙シャッター装置に関するものである。
防火防煙シャッターは、感知器からの信号を受けるとシャッターカーテンが降下して開口部を全閉する。開口部全閉状態において、シャッターカーテンには避難口がないため、全閉状態にあるシャッターカーテンを避難経路として用いることはできない(図10(A))。
袖扉併設の防火防煙シャッターにおいては、感知器からの信号を受けるとシャッターカーテンが降下して袖扉と共に開口部を全閉状態とする。袖扉併設の防火防煙シャッターには、シャッターカーテンの幅方向の一端を案内するガイド溝を備えた固定中柱を備えたもの(図10(B))、あるいは、戸先側端部にガイド溝を備えた袖扉を用いたもの(特許文献1)が知られている。袖扉併設の防火防煙シャッターにおいては、開口部全閉状態において、袖扉に設けられた避難用子扉が避難経路となり、避難者は子扉を開放して避難する。しかしながら、物販店等の商業施設などの不特定多数の人間が利用する建物においては、避難者が避難経路に殺到するおそれがあるが、袖扉に設けた子扉では、万が一の場合、多数の避難者を捌ききれないおそれがある。
特開2006−200343号
本発明は、火災時の煙の流出を防ぐと共に、広い開口を形成して避難経路に使用することで初期避難を有効に行なうことを目的とするものである。
本発明が採用した技術手段は、
シャッターカーテンと、
開口部全閉状態で避難経路を形成する子扉を備えると共に、シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を受け入れるガイドレールを戸先側端部に備え、火災時に収納姿勢から閉鎖姿勢へ回動する袖扉と、
シャッターカーテンの幅方向の他側の端部を受け入れるガイドレールと、
前記シャッターカーテンを天井面から所定の距離だけ降下させて停止させ、停止したシャッターカーテンと袖扉の上方部位とで防煙垂壁を形成すると共に、停止したシャッターカーテン下方に避難経路を形成する第1降下手段と、
前記停止したシャッターカーテンを床面まで再降下させて開口部全閉状態とする第2降下手段と、
を備えている、袖扉連動防火防煙シャッター装置、である。
1つの態様では、前記袖扉は床面から天井面に達する高さを備えており、前記第1降下手段によるシャッターカーテンの降下は、前記袖扉が閉鎖姿勢となった後に、前記シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を前記袖扉の戸先側端部のガイドレールに案内させながら行われる。
1つの態様では、前記袖扉は、上側の第1扉体と下側の第2扉体とから構成されており、前記第1の扉体は前記天井面から所定の距離に対応する高さを備えており、前記第1降下手段によるシャッターカーテンの降下は、少なくとも前記第1扉体が閉鎖姿勢となった後に、前記シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を前記第1の扉体の戸先側端部のガイドレールに案内させながら行われる。
本発明が採用した他の技術手段は、
シャッターカーテンと、
開口部全閉状態で避難経路を形成する子扉を備えると共に、シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を受け入れるガイドレールを戸先側端部に備え、火災時に収納姿勢から閉鎖姿勢へ回動する袖扉と、
閉鎖姿勢にある前記袖扉の直上に位置して設けられ、シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を受け入れるガイドレールを備えた幕板と、
シャッターカーテンの幅方向の他側の端部を受け入れるガイドレールと、
シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を前記幕板のガイドレールに案内させながら天井面から所定の距離だけ降下させて停止させ、停止したシャッターカーテンと前記幕板とで防煙垂壁を形成すると共に、停止したシャッターカーテン下方に避難経路を形成する第1降下手段と、
前記停止したシャッターカーテンをシャッターカーテンの幅方向の一側の端部を前記袖扉のガイドレールに案内させながら床面まで再降下させて開口部全閉状態とする第2降下手段と、
を備えている、袖扉連動防火防煙シャッター装置、である。
1つの態様では、前記幕板は、前記天井面から所定の距離に亘る高さ寸法(防煙垂壁を形成するのに十分な寸法)を備えているが、幕板の高さ寸法が防煙垂壁を形成するのに十分でない場合には、第1降下手段は、シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を前記幕板のガイドレール及び前記袖扉のガイドレールに案内させながら天井面から所定の距離だけ降下させて停止させ、停止したシャッターカーテンと前記幕板と袖壁の上方部位とで防煙垂壁を形成する。
本発明では、第1降下手段によって所定距離だけ降下したシャッターカーテンが、袖扉ないし幕板と共に、防火区画部位に上部から所定距離D(例えば、500mm以上)垂下する防煙垂壁を形成することで、煙の流出を防ぐことができると同時に、途中で停止したシャッターカーテンの下方に形成された大きな空間を避難経路として使用することができ、火災が発生した時の初期避難に有効である。
第1降下手段によって降下して停止したシャッターカーテンの一側の端部が袖扉の戸先側のガイドレールの上方部位に受け入れられているものでは、袖扉の戸先側部位がガイドレールに溝内で拘束されて袖扉の開放が規制されるので、袖扉に避難者が当たったような場合にも袖扉が開放してしまうことがなく、防煙垂壁効果が維持される。途中停止したシャッターカーテンの下方に形成された開口を避難経路として大多数の避難者が避難した後に、第2降下手段でシャッターカーテンが床面まで降下して防火区画を形成した場合には、袖扉に設けた子扉から避難することができる。
袖扉連動防火防煙シャッターにおいて、袖扉が閉鎖姿勢にあり、シャッターカーテンが全開姿勢にある概略正面図である。 袖扉の収納姿勢と閉鎖姿勢を示す部分平面図である。 袖扉連動防火防煙シャッターの全体構成を示す図である。 第1降下手段によるシャッターカーテンの1段目の降下を示す図である。 (A)他の実施形態における第1降下手段によるシャッターカーテンの1段目の降下を示す図である。下側の袖扉は閉鎖途中である。(B)他の実施形態における第1降下手段によるシャッターカーテンの1段目の降下を示す図である。袖扉は閉鎖途中である。 閉鎖姿勢まで回動した袖扉の上方部位を示す部分縦断面図である。 閉鎖姿勢にある袖扉の上端のラッチがロックした状態を示す図である。 閉鎖姿勢にある袖扉の上端のラッチのロックが解除された状態を示す図である。 他の実施形態に係る閉鎖姿勢にある袖扉の上端のラッチの解除を示す。 従来の防火防煙シャッター装置を示す図であり、(A)は防火防煙シャッターの全閉状態を示し、(B)は固定中柱を備えた袖扉付き防火防煙シャッターの全閉状態を示す。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。先ず、袖扉連動防火防煙シャッター装置の構成について図1乃至図4に基づいて説明する。袖扉連動防火防煙シャッター装置は、火災時にシャッターカーテン1と袖扉2とで、左右の側壁3、4と天井CLと床面FLとで形成される開口部を全閉する装置である。袖扉2には避難用の子扉5が開閉可能に設けてあると共に、戸先側端部にはガイドレールG1が形成されている。シャッターカーテン1の昇降時には、シャッターカーテン1の幅方向の一側の端部は、シャッターカーテン1の幅方向の一端の端部は袖扉2の戸先側端部に設けたガイドレールG1の溝部に案内され、シャッターカーテン1の幅方向の他端の端部は側壁3に設けたガイドレールG2の溝部によって案内される。
袖扉連動防火防煙シャッター装置は、建物内の空間の所定の防火及び防火防煙区画部位に設置されており、通常時には、シャッターカーテン1は天井内で図示しない巻取シャフトに巻装されており、開閉機6のブレーキによって巻取シャフトの回転は規制されている。一方、図2に示すように、袖扉2は側壁4に沿った収納姿勢にある。火災時に、袖扉2が収納姿勢から回動して閉鎖姿勢となって、シャッターカーテン1は幅方向両端がガイドレールG1、G2の溝部に案内されながら2段階で床面FLまで降下することで、シャッターカーテン1と袖扉2とで建物内空間を閉鎖して建物内を区画して開口部全閉状態となる。すなわち、開口部の幅方向の一部がシャッターカーテン1によって、残りの部分が袖扉2によって、それぞれ閉鎖される。開口部全閉状態であっても、袖扉2に設けられた子扉5を開放することで避難可能となっている。
袖扉2を収納姿勢から閉鎖姿勢へ回動させる手段および袖扉2の閉鎖動作とシャッターカーテン1の降下の連動について詳述する。袖扉2は、側壁4に対して平行に延びる収納姿勢と、側壁4に対して垂直に延びる姿勢、すなわち、開口部の幅方向に延びる閉鎖姿勢、との間で回動可能となっている。袖扉2の戸尻側には、袖扉2を収納姿勢から閉鎖姿勢への回動させる自動閉鎖装置としてのオートヒンジ(図示せず)が設けてあり、袖扉2が自由な状態では、オートヒンジの付勢力によって、袖扉2は、側壁4に平行な収納姿勢から、側壁4に対して垂直な姿勢、すなわち、開口部の幅方向に延出する閉鎖姿勢へ向かって自動的に回動する。袖扉2を収納姿勢から閉鎖姿勢への回動させる自動閉鎖装置としてはオートヒンジ以外の他の手段が採用され得ることは当業者に理解される。
通常時には、袖扉2は、電磁レリーズ7によって、側壁4に平行な収納姿勢で回動規制されており、収納姿勢が保持されている。電磁レリーズ7は、火災検知信号を受けると解除されるようになっており、電磁レリーズ7の解除後は、オートヒンジの付勢力で袖扉2が自動的に閉鎖方向に回動する。このような電磁レリーズは、当業者によく知られている。また、袖扉2を収納姿勢で保持する手段は、電磁的な保持手段(典型的には、電磁レリーズが例示される)に限定されるものではなく、他の手段が採用され得ることは当業者に理解される。
袖扉2によって閉鎖される開口部には、袖扉2が閉鎖姿勢にあることを検知する連動スイッチSW1が設けてある。袖扉2が閉鎖位置まで回動した時に袖扉2の部分が連動スイッチSW1に接触することで連動スイッチSW1がON(作動状態)となる。具体的な態様例では、連動スイッチSW1は開口部の上側(閉鎖姿勢にある袖扉2の上端面に対向した部位)に位置して設けられる。火災時に、火災検知信号を受けて袖扉2が閉鎖姿勢まで回動して、連動スイッチSW1がON(作動状態)となると、制御部8からの信号で自動閉鎖装置9が開閉機6のブレーキを解放することで巻取シャフトの回転規制が解除されて、シャッターカーテン1が自重で降下する。
本発明に係る袖扉連動防火防煙シャッター装置において、シャッターカーテン1は、第1降下手段と第2降下手段によって2段階で降下される。図4に示すように、第1降下手段は、シャッターカーテン1を天井面から所定の距離Dだけ降下させて停止させ、停止したシャッターカーテン1によって防煙垂壁を形成すると共に、停止したシャッターカーテン1の下方に形成された空間Sが避難経路となる。
天井から所定距離降下したシャッターカーテン1及び袖扉2の上方部位による垂壁効果によって煙の流出を防ぐと同時に、停止したシャッターカーテン1の下方に子扉5に比べて大きな避難経路を形成することで、火災発生時における初期避難を良好に行なうことができる。特に、物販店等の商業施設などの不特定多数の人間が利用する建物の避難経路において、避難者が殺到した場合であっても、シャッターカーテン1の下方の広い空間Sを避難経路として避難することができる。この時、袖扉2の戸先側のガイドレールG1の溝部には所定位置まで降下して停止したシャッターカーテン1の幅方向の端部が挿入されているので、袖扉2の戸先側部位がガイドレールG1の溝部に拘束され、袖扉2に避難者が当たって圧力が作用したような場合であっても袖扉2が開放されることがなく垂壁効果が維持される。
第2降下手段は、タイマないし第2の感知手段に基づいて停止したシャッターカーテン1を床面FLまで再降下させて開口部全閉状態とする。開口部全閉状態であっても、袖扉2に設けた子扉5を開放することで避難が可能である。例えば、第1降下手段は煙感知器(第1の感知手段)による感知に基づいて実行され、第2降下手段は熱感知器(第2の感知手段)による感知に基づいて実行される。
図6に示すように、開口部の上方の天井にはラッチLが出没可能に設けてあり、袖扉2が全閉姿勢まで回動して戸当り部に当接した時に、袖扉2の上面に形成されたラッチ受けにラッチLが嵌ってロック状態となることで、袖扉2が閉鎖完了するときのリバウンドを防止している。袖扉2を閉鎖姿勢から収納姿勢へ開放させる時(復旧時)には、ワイヤやソレノイド等を用いてラッチをラッチ受けから退避させる。ロック状態にあるラッチLの解除手段については後述する。
図2では、袖扉2が収納される側壁4は、袖扉連動防火防煙シャッターによって閉鎖される開口部の幅方向に対して略90度で延出しているが、側壁5は開口部の幅方向に対して90度で延出するものに限定されるものではない。また、図示の例では、シャッターカーテン1の片側に位置して袖扉2を備えているが、シャッターカーテン1の両側に位置して2つの袖扉を備えたものでもよい。この場合、シャッターカーテン1の幅方向の他側の端部を受け入れるガイドレールG2は他方の袖扉の戸先側端部に設けられる。したがって、特許請求の範囲の記載における「シャッターカーテンの幅方向の他側の端部を受け入れるガイドレール」は典型的には側壁に設けられたガイドレールG2であるが、「シャッターカーテンの幅方向の他側の端部を受け入れるガイドレール」は本実施形態で詳述する袖扉2(後述する第1扉体2A、第2扉体2B、袖扉2´)とは反対側に設けられる他方の袖扉の戸先側端部に設けられたガイドレールであってもよい。ここで、他方の袖扉の構成については袖扉2(第1扉体2A、第2扉体2B、袖扉2´)についての記載を援用することができる。
また、開口部全閉状態において、本実施形態で詳述する袖扉2(第1扉体2A、第2扉体2B、袖扉2´)が形成する面とシャッターカーテン1が形成する面とは同じ方向(平面視直線状)に延出しているが、開口部全閉状態において、袖扉が形成する面とシャッターカーテンが形成する面とが角度を持って(例えば90度、平面視L形状)延出するものでもよい。この場合に、袖扉の戸先側端部に設けられるガイドレールの溝部の向き(袖扉の幅方向に対する)が図示のものとは異なることは当業者に理解される。
火災時における袖扉連動防火防煙シャッター装置の動作について図3に基づいて説明する。袖扉連動防火防煙シャッター装置は、火災時に感知器によって生成される防災信号である火災検知信号に基づいて動作する。1つの態様では、火災検知信号には、煙感知器からの検知信号と熱感知器からの検知信号があるが、必ずしもこの2つに限定されるものではない。火災時に、火災検知信号(典型的には煙感知器からの信号)が制御部8に入力されると、制御部8は閉鎖信号を袖扉電磁レリーズ7及びシャッター自動閉鎖装置9へ出力(連続)する。
このとき、袖扉2の閉鎖が完了していない状態では連動スイッチSW1の接点が入っていないため、袖扉2の電磁レリーズ7のみに通電され、袖扉2がオートヒンジのばね力により側壁4に平行な収納姿勢から開口幅方向に平行な閉鎖姿勢へ回動を開始する。
袖扉2が閉鎖姿勢まで回動して閉鎖完了すると連動スイッチSW1の接点が入り、制御部8からの出力がシャッター自動閉鎖装置9へ通電される。閉鎖信号を受信したシャッター自動閉鎖装置9は開閉機6のブレーキを解放し、シャッターカーテン1が自重降下を開始する。
シャッターカーテン1が設定高さ(開閉機リミットスイッチSW2により位置を設定)まで降下すると、開閉機リミットスイッチSW2の接点が入り、制御部8からの指令で継続出力されている閉鎖信号を遮断することで、開閉機6のブレーキが復帰して、シャッターカーテン1の降下が一時停止する。開閉機リミットスイッチSW2により設定される高さは、途中まで降下したシャッターカーテン1が防煙垂壁として機能し得る高さであり、1つの態様では、防煙垂壁を形成するシャッターカーテン1の高さ寸法は天井から500mm以上である。
制御部8内のタイマー(時間経過による再降下)もしくは別系統感知器(典型的には熱感知器)からの火災検知信号(別系統感知器の検知による再降下)の制御部8への入力により、制御部8から閉鎖信号をシャッター自動閉鎖装置9へ出力する。シャッター自動閉鎖装置9が開閉機6のブレーキを解放し、シャッターカーテン1が再降下を開始する。シャッターカーテン1が床面まで閉鎖完了し区画を形成する。
シャッターカーテン1の降下中に、シャッターカーテン1の下端の座板1Aに障害物等が当接すると、座板1Aに設けられた座板スイッチがONとなり、検知信号がコードリール10を通じて制御部8に送信され、制御部8からの信号で開閉機6のブレーキが復帰してシャッターカーテン1の降下が停止する。非停電時であれば、開閉機6によりシャッターカーテン1が所定距離だけ上昇し(いわゆるタッチアップ)、座板スイッチがOFFである(障害物等が取り除かれている)ことを確認した上で、制御部8からの信号で自動閉鎖装置9によりシャッターカーテン1が再下降する。停電時には、シャッターカーテン1の下降は一時停止後、タッチアップせず、座板スイッチがOFFであることを確認した上で、再降下を行う。コードリールを用いた障害物検知手段は当業者に公知である。シャッターカーテン降下時の障害物検手段はコードリールを用いた有線方式に限定されるものではなく、無線方式、あるいは他の障害物検知手段であってもよい。
また、袖扉連動防火防煙シャッター装置は手動閉鎖装置11を備えており、手動閉鎖装置11からの入力によって制御部8を介して開閉機6のブレーキを解放して自動閉鎖装置9がシャッターカーテン1を降下する。手動閉鎖装置9は、開口部の近くに設けてあり、火災時に、火災検知信号が制御部8に入力されることに先立って、開口部付近にいる人が手動閉鎖装置9を操作することで、シャッターカーテン1を降下させる場合もある。手動閉鎖装置11によりシャッターカーテン1を降下させる場合には、火災検知信号に基づく降下のように2段階降下を行なってもよいが、2段階降下を行なわずに床面までシャッターカーテン1を降下して全閉状態としてもよい。また、制御部8に最初に入力された火災検知信号が、煙感知器ではなく熱感知器の検知信号であるような場合には、制御部8は2段階降下を行なわずに床面までシャッターカーテン1を降下して全閉状態とするように設定してもよい。
図5に袖扉の他の実施形態を示す。図5(A)の実施形態では、袖扉は、上側の第1扉体2Aと下側の第2扉体2Bとから構成されており、避難用の子扉5は下側の第2扉体2Bに設けてある。開口部全閉時において、シャッターカーテン1の幅方向の一端側の端部は、第1扉体2A、第2扉体2Bの戸先側にそれぞれ形成されたガイドレールの溝部内に受け入れられる。第1扉体2Aの高さ寸法は、一つの態様では、500mm以上の高さを備えている。第1扉体2A、第2扉体2Bは、通常時には、側壁に対して平行する収納姿勢で、側壁に沿って収納されている。第1扉体2A、第2扉体2Bの戸尻側には、それぞれ、第1扉体2A、2Bを収納姿勢から閉鎖姿勢への回動させる自動閉鎖装置としてのオートヒンジが設けてあり、第1扉体2A、第2扉体2Bが自由な状態では、オートヒンジの付勢力によって、第1扉体2A、第2扉体2Bは、側壁に平行な収納姿勢から開口部の幅方向に延出する閉鎖姿勢へ向かって自動的に回動する。第1扉体2Aと第2扉体2Bの間には、第1扉体2Aと第2扉体2Bとが接触したことを検知するスイッチが設けてあり、当該スイッチと第1扉体2Aが閉鎖姿勢まで回動した時にONとなる連動スイッチSW1の両方がONになることよって第2扉体2Bが閉鎖姿勢にあることが確認される。第2扉体2Bが閉鎖姿勢にあることは他の手段で検知してもよい。
1つの態様では、第1扉体2A、第2扉体2Bが収納姿勢にある時には、第1扉体2Aのみが電磁レリーズによって閉鎖方向への回動が規制されている。収納姿勢において、第2扉体2Bは回動が規制されるように第1扉体2Aに当接している。第2扉体2Bは、電磁レリーズによって回動規制されている第1扉体2Aに当接することで収納姿勢が維持されており、電磁レリーズが解除されて第1扉体2Aがヒンジにより回動すると、第2扉体2Bもヒンジにより回動するようになっている。
このように構成された袖扉連動防火防煙シャッター装置において、火災時に制御部8が火災検知信号(煙感知器)を受信すると、制御部8からの信号により第1扉体2Aを収納姿勢に保持している電磁レリーズが解除され、オートヒンジのばね力により第1扉体2Aが閉鎖方向へ回動する。第1扉体2Aが閉鎖方向へ回動することで、第2扉体2Bのオートヒンジのばね力により閉鎖方向へ回動する。第1扉体2Aが閉鎖姿勢まで回動した時に、連動スイッチSW1がONとなって、制御部8から閉鎖信号が自動閉鎖装置9に送信されて、自動閉鎖装置9を介して開閉機6のブレーキを解放してシャッターカーテン1が、幅方向一端側が第1扉体2Aの戸先側端部に形成されたガイドレールに、他端側が側壁に形成されたガイドレールにそれぞれ案内されながら、天井から所定距離(第1扉体2Aの下端よりも上)だけ降下して停止する。第1降下手段によってシャッターカーテン1が降下する所定距離は開閉機リミットスイッチSW2によって設定される。途中まで降下したシャッターカーテン1と第1扉体2Aによって上部から所定寸法D(500mm以上)の防煙垂壁を形成することで、煙の流出を一定時間防ぐことができ、初期避難等に有効である。
第2降下手段は、制御部8がタイマないし熱感知器からの検知信号に加えて第2扉体2Bが閉鎖姿勢にあることを確認した上で作動して自動閉鎖装置9を介して開閉機6のブレーキを解放するように構成され、シャッターカーテン1が、幅方向一端側が第1扉体2A、第2扉体2Bの戸先側端部に形成されたガイドレールに、他端側が側壁に形成されたガイドレールにそれぞれ案内されながら床面まで降下して停止する。
他の態様では、第1扉体2A、第2扉体2Bが収納姿勢にある時には、第1扉体2A、第2扉体2Bは、それぞれ電磁レリーズによって閉鎖方向への回動が規制されている。煙感知器からの検知信号で第1扉体2Aの電磁レリーズが解除されて、第1扉体2Aが閉鎖姿勢となる。タイマないし熱感知器からの検知信号によって、第2扉体2Bの電磁レリーズが解除されて、第2扉体2Bが閉鎖姿勢となる。
火災時に制御部8が火災検知信号(煙感知器)を受信すると、制御部8からの信号により第1扉体2Aを収納姿勢に保持している電磁レリーズが解除され、オートヒンジのばね力により第1扉体2Aが閉鎖方向へ回動する。第1扉体2Aが閉鎖姿勢まで回動した時に、連動スイッチSW1がONとなって、制御部8から閉鎖信号が自動閉鎖装置9に送信されて、自動閉鎖装置9を介して開閉機6のブレーキが解放されてシャッターカーテン1が、幅方向一端側が第1扉体2Aの戸先側端部に形成されたガイドレールに、他端側が側壁に形成されたガイドレールにそれぞれ案内されながら、天井から所定距離(第1扉体2Aの下端よりも上)だけ降下して停止する。第1降下手段によってシャッターカーテン1が降下する所定距離は開閉機リミットスイッチSW2によって設定される。途中まで降下したシャッターカーテン1と第1扉体2Aによって上部から所定寸法D(500mm以上)の防煙垂壁を形成することで、煙の流出を一定時間防ぐことができ、初期避難等に有効である。
タイマないし熱感知器からの検知信号によって、第2扉体2Bの電磁レリーズが解除されて、第2扉体2Bがオートヒンジのばね力により回動して閉鎖姿勢となる。第2降下手段は、制御部8がタイマないし熱感知器からの検知信号に加えて第2扉体2Bが閉鎖姿勢にあることを確認した上で作動して自動閉鎖装置9を介して開閉機6のブレーキを解放するように構成され、シャッターカーテン1が、幅方向一端側が第1扉体2A、第2扉体2Bの戸先側端部に形成されたガイドレールに、他端側が側壁に形成されたガイドレールにそれぞれ案内されながら床面まで降下して停止する。
図5(B)では、図5(A)の第1扉体に代えて閉鎖姿勢にある袖扉2´の上部に位置して幕板2Cが設けてある。袖扉2´の高さ寸法は開口高よりも小さく、袖扉2´と幕板2Cを合わせた高さが開口高に対応している。幕板2Cの側端部には、シャッターカーテン1の一側の端部を受け入れるガイドレールが形成されている。
火災時に制御部8が火災検知信号(煙感知器)を受信すると、制御部8からの信号により袖扉2´を収納姿勢に保持している電磁レリーズが解除され、オートヒンジのばね力により袖扉2´が閉鎖方向へ回動する。袖扉2´が閉鎖姿勢まで回動した時に、連動スイッチSW1がONとなって、制御部8から閉鎖信号が自動閉鎖装置9に送信されて、自動閉鎖装置9を介して開閉機6のブレーキを解放してシャッターカーテン1が、幅方向一端側が幕板2Cの側端部に形成されたガイドレールに、他端側が側壁に形成されたガイドレールにそれぞれ案内されながら、天井から所定距離(幕板2Cの下端よりも上)だけ降下して停止する。第1降下手段によってシャッターカーテン1が降下する所定距離は開閉機リミットスイッチSW2によって設定される。途中まで降下したシャッターカーテン1と幕板2Cによって上部から所定寸法D(500mm以上)の防煙垂壁を形成することで、煙の流出を一定時間防ぐことができ、初期避難等に有効である。
第2降下手段は、制御部8がタイマないし熱感知器からの検知信号によって作動して自動閉鎖装置を介して開閉機のブレーキを解放するように構成されており、シャッターカーテン1が、幅方向一端側が幕板2Cの側端部、袖扉2´の戸先側端部にそれぞれ形成されたガイドレールに、他端側が側壁に形成されたガイドレールにそれぞれ案内されながら床面まで降下して停止する。
幕板2Cの高さ寸法が防煙垂壁を形成するのに十分でない場合には、第1降下手段は、シャッターカーテン1の幅方向の一側の端部を幕板2Cのガイドレール及び袖扉2´のガイドレールに案内させながら天井面から所定の距離だけ降下させて停止させ、停止したシャッターカーテン1と幕板2Cと袖壁2´の上方部位とで防煙垂壁を形成してもよい。
幕板2Cの高さが防煙垂壁を形成するのに十分な高さであれば、シャッターカーテン1の第1降下手段は、袖扉2´の位置にかかわらず、すなわち、袖扉2´が閉鎖姿勢にない時に作動するものでもよい。
具体的な態様としては、火災時に制御部8が火災検知信号(煙感知器)を受信すると、制御部8が自動閉鎖装置9を介して開閉機6のブレーキを解放してシャッターカーテン1が、幅方向一端側が幕板2Cの側端部に形成されたガイドレールに、他端側が側壁に形成されたガイドレールにそれぞれ案内されながら、天井から所定距離(幕板2Cの下端よりも上)だけ降下して停止する。第1降下手段によってシャッターカーテン1が降下する所定距離は開閉機リミットスイッチSW1によって設定される。途中まで降下したシャッターカーテン1と幕板2Cによって上部から所定寸法D(500mm以上)の防煙垂壁を形成することで、煙の流出を一定時間防ぐことができ、初期避難等に有効である。
そして、タイマないし熱感知器からの検知信号によって、袖扉2´の電磁レリーズが解除されて、袖扉2´がオートヒンジのばね力により回動して閉鎖姿勢となる。第2降下手段は、タイマないし熱感知器からの検知信号に加えて、袖扉2´第2扉体2Bが閉鎖姿勢にあることを確認した上で作動して自動閉鎖装置を介して開閉機のブレーキを解放してシャッターカーテン1の降下が行なわれる。より具体的には、袖扉2´が閉鎖姿勢まで回動した時に、連動スイッチSW2がONとなって、制御部8から閉鎖信号が自動閉鎖装置9に送信されて、自動閉鎖装置9を介して開閉機6のブレーキを解放して、シャッターカーテン1が、幅方向一端側が幕板2Cの側端部、袖扉2´の戸先側端部にそれぞれ形成されたガイドレールに、他端側が側壁に形成されたガイドレールにそれぞれ案内されながら床面まで降下して停止する。
ロック状態にあるラッチLの解除手段の実施形態について、図6乃至図8に基づいて説明する。図7は、閉鎖姿勢にある袖扉2の上端のラッチLがロック状態を示す図であり、図8は、閉鎖姿勢にある袖扉の上端のラッチLのロックが解除された状態を示す図である。図7の状態において、ラッチLは上下動のみ可能であり、図8の状態では、ラッチLは上下動に加えて回動可能となっている。ラッチLの解除手段は、一端側がラッチLに連携されており、他端側が開口部上方のブラケット内の可動部12に連結されたワイヤW1と、ワイヤW1をラッチLから離間する方向に付勢するバネ13と、一端側が操作ボックス14のレバー140に連結されており、他端側が可動部12に連結されているワイヤW2と、を備えている。
図7のロック状態において、袖扉2が収納姿勢から閉鎖姿勢へ回動すると、ラッチLはその傾斜面に袖扉2が当接することで上方に移動し、回動する袖扉2の上端のラッチ受けがラッチLの下端まで来ると、上方に移動したラッチLが下方に突出してラッチ受けに係止してロックする。袖扉2の開放方向の移動はラッチLの垂直面によって規制される。図7のロック状態において、操作ボックス14のレバー140によってワイヤW2がバネ13を圧縮するように引っ張られており、この状態で操作ボックス14のボタン141を押すとレバー140が突出して引っ張りが解除され、バネ13によって可動部12をラッチLから離間する方向に移動させてワイヤW1を引っ張ることで、ラッチLは回動可能となり、袖扉2が開放方向へ移動する時にラッチ受けがラッチLに当接しながらラッチLを上方に回動させることで、袖扉2の開放方向への移動が許容される。また、レバー140を操作ボックス14に押し込むことで図7のロック状態に復帰する。
ロック状態にあるラッチの解除手段の他の実施形態について、図9に基づいて説明する。袖扉2によって閉鎖される開口部上方には、ラッチLに近接して立ち上がり状の垂直板15が形成されており、垂直板15には、垂直部150と151とからレ状のガイド溝が形成されている。ラッチLは軸L1を介してレ状のガイド溝の垂直部150及び傾斜部151に沿って移動可能である。ラッチLがロック状態にある時には、軸L1はガイド溝の垂直部150に沿って移動し、ラッチLは上下方向にのみ移動可能である。ラッチLが解除状態にある時には、ラッチLは軸L1を中心に回動可能であると共に、軸L1はガイド溝の傾斜部151に沿って移動可能である。すなわち、ラッチLは回動かつ上下動可能となっている。ラッチLは押圧ブロック16(自重で下がっている)によって下方に押圧されることでロック状態が維持されている。ソレノイド17が通電により作動すると、押圧ブロック16が上方に移動される。ソレノイド17を1回作動させることでラッチLが倒れ、袖扉2の開放(復旧)が可能となる。
図9(1)はラッチLが袖扉2の上端に掛止したロック状態を示している。図9(1)の状態では、押圧ブロック16によってラッチLの回動は規制されており、ラッチLは上下動のみ可能である。図9(1)の状態から、シャッター上限リミットに連動してソレノイド17が作動し、押圧ブロック16が上方に移動すると、図9(2)に示すように、ラッチLが回動して倒れた状態となる。ラッチLが倒れることで、ラッチLの傾斜面と垂直面が入れ替わる。図9(3)に示すように、ソレノイド17の通電が終了しても、押圧ブロック16によってラッチLが倒れたままの状態を維持する。ラッチLが倒れた状態において、復旧時に袖扉を開放方向移動させると、図9(4)、(5)に示すように、袖扉2の開放方向への移動に伴ってラッチLは、その傾斜面が袖扉2に当接しながら上方に移動してラッチLの掛止が解除される。この時、ラッチLの軸L1はガイド溝の傾斜部151に沿って斜め上方に移動する。図9(6)に示すように、袖扉2がラッチLから完全に離れると、ラッチLが自重で(1)の状態に戻る。
本発明は、防火防煙シャッターに用いることができる。
1 シャッターカーテン
2 袖扉
5 子扉
G1、G2 ガイドレール

Claims (4)

  1. シャッターカーテンの降下を制御する制御部と、
    制御部からの閉鎖信号により開閉機のブレーキを解放する自動閉鎖装置と、
    全開姿勢では天井内に収納されており、自動閉鎖装置によって開閉機のブレーキを解放することで自重降下するシャッターカーテンと、
    開口部全閉状態で避難経路を形成する子扉を備えると共に、シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を受け入れるガイドレールを戸先側端部に備え、収納姿勢から閉鎖姿勢へ回動する方向に付勢されていると共に、保持手段により通常時には収納姿勢に保持されており、火災時に収納姿勢から閉鎖姿勢へ回動する袖扉と、
    シャッターカーテンの幅方向の他側の端部を受け入れるガイドレールと、
    袖扉が閉鎖姿勢となったことを検知してONとなる連動スイッチと、
    シャッターカーテンが天井面から所定の距離だけ降下した時にONとなるリミットスイッチと、
    シャッターカーテンの降下中に障害物を検知する座板スイッチを備え、座板スイッチがONとなると検知信号を制御部に送信する障害物検知手段と、
    を備え、
    前記制御部は、感知器からの火災検知信号の入力により前記保持手段による前記袖扉の回動規制を解除することによって、前記袖扉を収納姿勢から閉鎖姿勢へ回動させて前記連動スイッチをONとし、
    前記制御部は、前記火災検知信号の入力があり、かつ、前記連動スイッチがONとなった時に、当該制御部からの閉鎖信号によって自動閉鎖装置が開閉機のブレーキを解放することで、シャッターカーテンを当該シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を袖扉の戸先側端部のガイドレールに案内させながら自重降下させ、前記リミットスイッチがONとなった時に開閉機のブレーキを復帰させて自重降下中のシャッターカーテンを停止させ、停止したシャッターカーテンと袖扉の上方部位とで防煙垂壁を形成すると共に、停止したシャッターカーテン下方に避難経路を形成し、
    前記制御部は、タイマーあるいは別系統感知器からの火災検知信号の入力により、自動閉鎖装置に閉鎖信号を出力して開閉機のブレーキを解放し、前記停止したシャッターカーテンを床面まで再降下させて開口部全閉状態とし、
    前記制御部は、座板スイッチがONとなって前記障害物検知手段から検知信号の入力があると、開閉機のブレーキを復帰させて自重降下中のシャッターカーテンを停止させ、座板スイッチがOFFとなると開閉機のブレーキを解放してシャッターカーテンを再下降させる、
    袖扉連動防火防煙シャッター装置。
  2. 前記袖扉は、上側の第1扉体と下側の第2扉体とから構成されており、前記第1の扉体は前記天井面から所定の距離に対応する高さを備えており、
    前記連動スイッチは、前記第1扉体が閉鎖姿勢となった時にONとなり、
    前記停止したシャッターカーテンの再降下は、タイマーあるいは別系統感知器からの火災検知信号の入力に加えて、前記第2扉体が閉鎖姿勢にあることを条件として実行される
    請求項1に記載の袖扉連動防火防煙シャッター装置。
  3. シャッターカーテンの降下を制御する制御部と、
    制御部からの閉鎖信号により開閉機のブレーキを解放する自動閉鎖装置と、
    全開姿勢では天井内に収納されており、自動閉鎖装置によって開閉機のブレーキを解放することで自重降下するシャッターカーテンと、
    開口部全閉状態で避難経路を形成する子扉を備えると共に、シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を受け入れるガイドレールを戸先側端部に備え、収納姿勢から閉鎖姿勢へ回動する方向に付勢されていると共に、保持手段により通常時には収納姿勢に保持されており、火災時に収納姿勢から閉鎖姿勢へ回動する袖扉と、
    閉鎖姿勢にある前記袖扉の直上に位置して設けられ、シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を受け入れるガイドレールを備えた幕板と、
    シャッターカーテンの幅方向の他側の端部を受け入れるガイドレールと、
    袖扉が閉鎖姿勢となったことを検知してONとなる連動スイッチと、
    シャッターカーテンが天井面から所定の距離だけ降下した時にONとなるリミットスイッチと、
    シャッターカーテンの降下中に障害物を検知する座板スイッチを備え、座板スイッチがONとなると検知信号を制御部に送信する障害物検知手段と、
    を備え、
    前記制御部は、感知器からの火災検知信号の入力により前記保持手段による前記袖扉の回動規制を解除することによって、前記袖扉を収納姿勢から閉鎖姿勢へ回動させて前記連動スイッチをONとし、
    前記制御部は、前記火災検知信号の入力により当該制御部からの閉鎖信号によって自動閉鎖装置が開閉機のブレーキを解放することで、シャッターカーテンを当該シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を前記幕板のガイドレールに案内させながら天井面から自重降下させ、リミットスイッチがONとなった時に開閉機のブレーキを復帰させて自重降下中のシャッターカーテンを停止させ、停止したシャッターカーテンと前記幕板とで防煙垂壁を形成すると共に、停止したシャッターカーテン下方に避難経路を形成し、
    前記制御部は、タイマーあるいは別系統感知器からの火災検知信号の入力、及び、連動スイッチがONであることを条件として、自動閉鎖装置に閉鎖信号を出力して開閉機のブレーキを解放し、前記停止したシャッターカーテンを当該シャッターカーテンの幅方向の一側の端部を前記袖扉のガイドレールに案内させながら床面まで再降下させて開口部全閉状態とし、
    前記制御部は、座板スイッチがONとなって前記障害物検知手段から検知信号の入力があると、開閉機のブレーキを復帰させて自重降下中のシャッターカーテンを停止させ、座板スイッチがOFFとなると開閉機のブレーキを解放してシャッターカーテンを再下降させる、
    袖扉連動防火防煙シャッター装置。
  4. 前記装置は、手動閉鎖装置を備えており、前記制御部は、火災検知信号が前記制御部に入力されることに先だって、前記手動閉鎖装置からの入力があった場合には、リミットスイッチONによる停止を行わずにシャッターカーテンを自重降下させる、
    請求項1〜3いずれか1項に記載の袖扉連動防火防煙シャッター装置。
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