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JP5291910B2 - リネンサプライ用粉末洗剤組成物 - Google Patents

リネンサプライ用粉末洗剤組成物 Download PDF

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Description

本発明は、リネンサプライの分野において、シーツ、カバー、タオル、おしぼり、厨房用衣料、医療従事者用衣料といったリネンに対し連続洗濯機を用いて洗浄を行うのに好適なリネンサプライ用粉末洗剤組成物に関する。
クリーニング業には普通クリーニング店、リネンサプライなどの業態がある。このうちリネンサプライ業は繊維製品を洗濯し、これを使用させるために貸与し、その使用後回収して洗濯し、さらにこれを貸与することを繰り返して行う業を示す。その需要分野は、ホテルのシ−ツ、タオル、バスタオル等を扱うホテルリネン、病院の布団の他毛布、毛布カバ−、シ−ツ等を扱う病院リネン、事業所の作業服を扱うユニホームレンタル、その他布おむつ、タオル、おしぼりと多岐におよぶ。
このようなリネンの洗浄を行う際には連続洗濯機が用いられている。しかしながら、バッチ式洗濯機に比べ連続洗濯機は機械力が弱いこと、また、家庭での洗濯にくらべ洗浄濃度が高く、また水量にくらべ被洗物が多い、いわゆる低浴比で洗浄するため、汚れの再汚染が懸念される。したがって、良好な洗いあがりを実現するためには高い洗浄性能の向上ともに汚れの再汚染性防止性が求められる。
洗浄性能の向上や汚れの再汚染性防止性の向上を考慮した技術として、特許文献1には、特定の洗浄助剤組成物を用い、予洗槽と本洗槽に洗浄助剤を特定の比率で分割添加する方法が開示されている。また特許文献2および特許文献3には、界面活性剤と再汚染防止剤とアルカリ剤を特定の濃度、pHおよび温度で用いた洗浄方法が開示されている。また、特許文献4には、2種類のノニオン界面活性剤と石鹸とを特定の重量比で配合した粉末洗剤組成物が開示されている。
一方、近年環境への配慮から、リネンの洗浄においても、例えばISO14000にて自主的にリンを含まない洗剤を使用するユーザーが増えてきている。このため、リンを含まない洗剤について洗浄性や再汚染防止性を向上させることが望まれる。
特開平2001−164290号公報 特平2006−297272号公報 特平2005−272577号公報 特平11−21598号公報
しかしながら、特許文献1では、洗剤とは別に当該後処理剤を添加する工程を要するため、作業工程が煩雑になる。特許文献2、3は、モップやマットといったリネンサプライ業の中でも、一般に油剤で処理される清掃用繊維製品を対象としたいわゆるダストコントロール業に適した技術であり、連続洗濯機で他の被洗浄物を洗浄する場合の洗浄性や再汚染防止性の向上について特段の示唆がない。特許文献4は、洗浄性について更なる向上が望まれる。
本発明の課題は、連続洗濯機を用いるリネンサプライでの洗浄において、優れた洗浄性と再汚染防止性が得られる粉末洗剤組成物を提供することである。
本発明は、(A)下記一般式(I)で表される非イオン界面活性剤〔以下、(A)成分という〕1〜20重量%、(B)重量平均分子量1000〜10000のポリアクリル酸又はその塩〔以下、(B)成分という〕0.01〜2重量%、(C)水溶性キレート剤(リンを含むものを除く)〔以下、(C)成分という〕1〜50重量%、及び(D)アルカリ剤〔以下、(D)成分という〕10〜50重量%を含有するリネンサプライ用粉末洗剤組成物に関する。
R1−O−(EO)p−(PO)q−(EO)r−H (I)
[式中、R1は炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を示す。p、q、rはそれぞれ平均付加モル数を表し、p>0、r>0、q=1〜6であり、且つp+r=4〜20である。]
また、本発明は、上記本発明のリネンサプライ用粉末洗剤組成物を水に溶解した洗浄液を用いて連続洗濯機により対象物を洗浄する洗浄方法であって、前記洗浄液中の前記組成物の濃度が0.01〜0.3重量%であり、洗浄対象物と水の重量比が洗浄対象物/水=1/20〜1/2である洗浄方法に関する。
本発明によれば、洗浄性及び再汚染防止性に優れたリネンサプライ用粉末洗剤組成物が得られる。本発明の組成物は連続洗濯機を用いるリネンサプライ業の粉末洗剤組成物として好適である。
<(A)成分>
本発明の(A)成分は、主に洗浄性、低泡性のために用いられる成分であり、一般式(I)においてR1の炭素数は10〜14が好ましい。また、pは2〜10、特に2〜7、rは2〜10、特に3〜7、qは1〜5が好ましく、低泡性の観点から、更にqは3〜5、特に4〜5が好ましい。p+rは5〜15、特に5〜12が好ましく、p+q+rは5〜20、更に7〜17、特に7〜15が好ましい。この範囲では、洗浄力に優れかつ再汚染防止性に優れたリネンサプライ用の粉末洗剤組成物の目的により好適となる。
また、本発明の組成物中の(A)成分の含有量は、洗浄性能の点で1〜20重量%であり、5〜18重量%が好ましく、10〜15重量%がさらに好ましい。
<(B)成分>
本発明の(B)成分は、主に分散剤として用いられる成分である。(B)成分のようなカルボン酸系ポリマーは、分散剤や再汚染防止剤として知られているが、リネンサプライでの連続洗濯機による高洗剤濃度、低浴比での洗浄において、特定構造、特定分子量のポリマーが顕著な効果を示すことが見出された。
(B)成分は重量平均分子量1000〜10000のポリアクリル酸又はその塩であり、塩は、一部でも全部でもよい。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩等が挙げられる。また、(B)成分の重量平均分子量は1000〜10000であり、好ましくは3000〜6000である。この重量平均分子量は、標準物質としてポリエチレングリコールを用い、GPC(ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー)により測定されたものである。
本発明の組成物中の(B)成分の含有量は、再汚染防止性及び生分解性の観点から、0.01〜2重量%であり、0.05〜1重量%が好ましく、0.1〜0.5重量%がさらに好ましい。
<(C)成分>
本発明の(C)成分は、主に洗浄性能、耐硬水性のために用いられる成分である。(C)成分は、エチレンジアミンテトラ酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、トリエチレンテトラミンヘキサ酢酸、ニトリロトリ酢酸、エチレングリコースビス(2−アミノエチルエーテル)テトラ酢酸、クエン酸、グルコン酸、ヒドロキシベンジルイミノ酢酸、イミノジ酢酸及びこれらの塩から選ばれる一種類以上が好ましい。さらに、エチレンジアミンテトラ酢酸、ニトリロトリ酢酸及びこれらの塩からなる1種類以上が好ましく、特に、ニトリロトリ酢酸及びその塩からなる群より選ばれる1種以上であることがより好ましい。水道水中のアルカリ土類金属塩と結合し水不溶性物質を形成しやすいため、(C)成分からはリンを含むものは排除される。
また、本発明の組成物中の(C)成分の含有量は、1〜50重量%であり、5〜45重量%が好ましく、10〜35重量%がさらに好ましい。
<(D)成分>
本発明の(D)成分は、主に洗浄力向上のために用いられる成分であり、(D)成分としては、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物、珪酸塩及び炭酸塩から選ばれる一種以上が好ましい。アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等が挙げられる。珪酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩としては、1号珪酸ナトリウム、2号珪酸ナトリウム、3号珪酸ナトリウム、オルト珪酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリウム等の珪酸ナトリウム、珪酸カリウム等が、炭酸のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩としてはセスキ炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等が挙げられる。また、ホウ酸ナトリウム等のホウ酸塩を用いることもできる。
(D)成分としては、洗浄力向上の観点から、炭酸塩、メタ珪酸塩、珪酸塩が好ましく、特に好ましくは炭酸ナトリウムである。また、本発明の組成物中の(D)成分の含有量は、10〜50重量%であり、10〜45重量%が好ましく、10〜35重量%がさらに好ましい。
<その他の成分>
また、本発明のリネンサプライ用粉末洗剤組成物は、(A)成分以外の界面活性剤を含有し得る。(A)以外の界面活性剤としては、(A)成分以外の非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤,陽イオン界面活性剤および両性界面活性剤から選ばれる一種以上が好ましい。
(A)成分以外の非イオン界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、樹脂酸エステル、ポリオキシアルキルン樹脂酸エステル、(A)成分以外のポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンフェニルエーテル、アルキル(ポリ)グリコシド、ポリオキシアルキレンアルキル(ポリ)グリコシド等が挙げられる。好ましくは、窒素原子を含まない(A)成分以外のエーテル基含有非イオン界面活性剤及びエステル基含有非イオン界面活性剤が挙げられる。
陰イオン界面活性剤としては、カルボン酸系、スルホン酸系、硫酸エステル系及びリン酸エステル系界面活性剤が挙げられる。カルボン酸系及びリン酸エステル系界面活性剤が好ましい。カルボン酸系界面活性剤としては、多価カルボン酸塩、ポリオキシアルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルアミドエーテルカルボン酸塩、ロジン酸塩、ダイマー酸塩、ポリマー酸塩等が挙げられる。スルホン酸系界面活性剤としては、例えばアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、ジフェニールエーテルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸の縮合物塩、ナフタレンスルホン酸の縮合物塩等が挙げられる。硫酸エステル系界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、トリスチレン化フェノール硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンジスチレン化フェノール硫酸エステル塩、アルキルポリグリコシド硫酸塩等が挙げられる。リン酸エステル系界面活性剤としては、例えばアルキルリン酸エステル塩、アルキルフェニルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルリン酸エステル塩等が挙げられる。塩としては、例えば金属塩(Na、K、Ca、Mg、Zn等)、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩、脂肪族アミン塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、アミノ酸系、ベタイン系、イミダゾリン系、アミンオキサイド系が挙げられる。アミノ酸系としては、例えばアシルアミノ酸塩、アシルサルコシン酸塩、アシロイルメチルアミノプロピオン酸塩、アルキルアミノプロピオン酸塩、アシルアミドエチルヒドロキシエチルメチルカルボン酸塩等が挙げられる。ベタイン系としては、アルキルジメチルベタイン、アルキルヒドロキシエチルベタイン、アシルアミドプロピルヒドロキシプロピルアンモニアスルホベタイン、アシルアミドプロピルヒドロキシプロピルアンモニアスルホベタイン、リシレイン酸アミドプロピルジメチルカルボキシメチルアンモアベタイン等が挙げられる。イミダゾリン系としては、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、アルキルエトキシカルボキシメチルイミダゾリウムベタイン等が挙げられる。アミンオキサイド系としては、アルキルジメチルアミンオキサイド、アルキルジエタノールアミンオキサイド、アルキルアミドプロピルアミンオキサイド等が挙げられる。
また、本発明のリネンサプライ用粉末洗剤組成物には、任意成分として洗剤に配合することが知られている成分を配合することができる。このような任意成分として、(1)ポリビニルピロリドン等の色移り防止剤(2)アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、セルラーゼ等の酵素、(3)塩化カルシウム、ギ酸、ホウ酸(ホウ素化合物)等の酵素安定性化剤、(4)蛍光染料、(5)柔軟性付与を目的としたシリコーン、(6)消泡剤としてのシリカ、シリコーン、(7)酸化防止剤、(9)そのほかに青味付け剤、香料、抗菌防腐剤等が挙げられる。
本発明の洗剤組成物の形態は粉末であり、嵩密度は0.5〜1g/cm3であることが好ましい。
業務用洗剤は、家庭用に比べ、高濃度、低浴比で洗浄に用いられるため、汚れの再汚染防止性が良いことや、すすぎ後にアルカリ剤が残留して生ずる「灼け」(アルカリ灼け)が発生しないことが求められる。本発明のリネンサプライ用粉末洗剤組成物は、洗浄性、低泡性、再汚染防止性に優れ、更にアルカリ灼けを起こしにくいため、業務用洗濯機を用いる水系クリーニング用のリネンサプライ用粉末洗剤組成物として好適である。
本発明のリネンサプライ用粉末洗剤組成物は水に分散させた洗浄液、好ましくは(A)、(B)、(C)、(D)成分の合計含有量〔(A)+(B)+(C)+(D)〕が0.01〜0.3重量%、好ましくは0.03〜0.2重量%、より好ましくは0.07〜0.15重量%である洗浄液として衣料の洗浄に用いられる。該洗浄液は20℃でのpHが10以上、さらに10.5〜12であることが好ましく、この範囲になるように(D)成分の量を調整することが好ましい。なお、pHは洗浄時の温度において上記範囲であることが好ましい。
また、本発明のリネンサプライ用粉末洗剤組成物は、洗浄性及び再汚染防止性の観点から、(A)成分と(B)成分の重量比は、(A)/(B)=25/1〜250/1、更に50/1〜200/1であることが好ましい。
また、本発明のリネンサプライ用粉末洗剤組成物は、洗浄性及び粉末物性の観点から、(A)成分と(C)成分の重量比は、(A)/(C)=1/30〜1/1、更に1/3〜1/1であることが好ましい。
また、本発明のリネンサプライ用粉末洗剤組成物は、洗浄性及び粉末物性の観点から、(A)成分と(D)成分の重量比は、(A)/(D)=1/10〜1/1、更に1/5〜1/1であることが好ましい。
本発明のリネンサプライ用粉末洗剤組成物は、該組成物を水に溶解した洗浄液を用いて連続洗濯機により対象物を洗浄する洗浄方法であって、洗浄対象物と水の重量比が洗浄対象物/水=1/20〜1/2である洗浄方法に好適に用いられる。ここで、連続洗濯機とは、例えば特開2001−1280876号公報に記載されているような、予洗、本洗、すすぎを連続的に行うための手段を備えた装置であり、大量の被洗物を短時間に洗浄処理可能であることから、近年リネンサプライの分野では幅広く使用されている。連続洗濯機を用いた処理工程は、予洗、本洗、すすぎの各工程を含み、所定濃度に調製された本発明のリネンサプライ用粉末洗剤組成物の洗浄液は、通常、自動供給機により本洗工程を行う洗浄系に投入される。
洗浄対象物は、リネンサプライで取り扱われる繊維製品全般に適用できるが、シーツ、カバー、タオル、おしぼり、厨房用衣料及び医療従事者用衣料からなる群より選ばれる1種以上を含むことが好ましい。
表1に示す粉末洗剤組成物を用いて以下の評価を行った。結果を表1に示す。
(1)洗浄性(皮脂汚れ)
10cm×10cmの木綿布にモデル皮脂汚れ(組成:綿実油60重量%、オレイン酸10重量%、パルミチン酸10重量%、固形パラフィン10重量%、流動パラフィン10重量%)を2g均一に塗布し、皮脂汚れ汚染布を調製した。この皮脂汚れ汚染布4枚(8g)と6cm×6cmに裁断した複数の木綿白布(42g)とを、表1に示す組成物を0.1重量%含有する洗浄液(残部は硬度4°DHの水)を1000ml用いて、(株)上島製作所製ターゴトメーター(MS−8210)により洗浄(50℃×10分間)し、洗浄前後の布の反射率を日本電色工業(株)製色差計(SE2000)で測定(測定波長550nm)して次式により洗浄率(%)を算出した。
Figure 0005291910
洗浄率(4枚の汚染布の平均値)を表1に示すが、洗浄率の数値は以下の基準で評価される。この評価では、洗浄率が30%を超えての数ポイント(数%)の相違は目視にて明確に相違が認められるものであり、洗浄率30%以上と30%未満とでは明らかな差異として認識され得るものとなる。
◎:洗浄性に優れる(洗浄率40%以上)
○:やや優れる(洗浄率30%以上40%未満)
×:劣る(洗浄率30%未満)
(2)再汚染防止性
表1に示す組成物0.1重量%を含有する洗浄液(残部は硬度4°DHの水)1000mlを調製した。洗浄液にカーボンブラック0.25gを加え分散させた後、評価布として6cm×6cmに裁断した複数の木綿白布(合計50g)を投入した。このうち任意に選定した4枚を再汚染防止率の算出に用いた。(株)上島製作所製ターゴトメーター(MS−8210)により洗浄(回転数80回転/分、温度50℃×10分間)し、洗浄前後の木綿白布の反射率を日本電色工業(株)製色差計(SE2000)で測定(測定波長550nm)して次式により再汚染防止率(%)を算出した。
Figure 0005291910
再汚染防止率(4枚の木綿白布の平均値)を表1に示すが、再汚染防止性の数値は以下の基準で評価される。
◎:汚れが付着していない(再汚染防止性70%以上)
○:汚れが少ししか付着していない(再汚染防止性60%以上70%未満)
×:汚れがはっきりと付着している(再汚染防止性60%未満)
Figure 0005291910
*非イオン界面活性剤(1):一般式(I)中のR1が炭素数8〜18のアルキル基(ヤシ油由来のアルキル基)、pが5、qが4.5、rが5の非イオン性界面活性剤〔商品名:エマルゲンMS110、花王(株)製〕
*非イオン界面活性剤(2):ポリオキシエチレンラウリルエーテル〔商品名:エマルゲン109P、花王(株)製〕
*NTA・3ナトリウム:ニトリロトリ酢酸3ナトリウム塩〔商品名:ディゾルビン A-92、アクゾノーベル(株)製〕
*ポリアクリル酸ナトリウム〔商品名:アクアリックDL-100、(株)日本触媒製、重量平均分子量4000〕
*アクリル酸/マレイン酸共重合体〔商品名:ソカランCP−5、BASFジャパン(株)製、重量平均分子量70000〕
*炭酸ナトリウム〔商品名:炭酸ナトリウム(ソーダ灰)、セントラル硝子(株)製〕
*硫酸ナトリウム〔商品名:中性無水芒硝(AO)、四国化成工業(株)製〕

Claims (4)

  1. (A)下記一般式(I)で表される非イオン界面活性剤1〜20重量%、(B)重量平均分子量1000〜10000のポリアクリル酸又はその塩0.01〜2重量%、(C)ニトリロトリ酢酸及びその塩からなる群より選ばれる1種以上の水溶性キレート剤(リンを含むものを除く)1〜50重量%、及び(D)アルカリ剤10〜50重量%を含有するリネンサプライ用粉末洗剤組成物。
    R1−O−(EO)p−(PO)q−(EO)r−H (I)
    [式中、R1は炭素数8〜18のアルキル基又はアルケニル基を示し、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を示す。p、q、rはそれぞれ平均付加モル数を表し、p>0、r>0、q=1〜6であり、且つp+r=4〜20である。]
  2. (D)アルカリ剤が、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物、珪酸塩及び炭酸塩、からなる群より選ばれる一種以上である請求項記載のリネンサプライ用粉末洗剤組成物。
  3. 請求項1又は2記載のリネンサプライ用粉末洗剤組成物を水に溶解した洗浄液を用いて連続洗濯機により対象物を洗浄する洗浄方法であって、前記洗浄液中の前記組成物の濃度が0.01〜0.3重量%であり、洗浄対象物と水の重量比が洗浄対象物/水=1/20〜1/2である洗浄方法。
  4. 洗浄対象物がシーツ、カバー、タオル、おしぼり、厨房用衣料及び医療従事者用衣料からなる群より選ばれる1種以上を含む請求項記載の洗浄方法。
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