JP5285445B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Description
そのため、前面カバー(15)とフロントカバー(11)の形状には制約があった。
この点、本発明では、隙間と通孔を設ければ済み、トップカバーやフロントカバーの形状を整えることは不要となり、トップカバーやフロントカバーの形状の自由度を容易に向上させることができる。
また、フロントカバーの後方は、走行中に負圧になることがあるが、本発明では隙間と通孔により走行風をフロントカバーの後方に吹き込む(吹き出す)ようにしたので、負圧を低減することができる。結果、車両の軽快な走りが得られる。
加えて、起立壁部が襟のような形状を呈して斬新な印象を与えるため、車両前部の外観性が高まる。
図1に示すように、自動二輪車10は、前部に前輪11を備え、後部に後輪12を備え、中央下部にエンジン13を備え、中央上部にシート14を備え、このシート14の前方に跨ぎ空間15を備え、乗員は乗り降りの際に跨ぎ空間15を介して足を通過させ、シート14に跨り、ステップ20に足を載せ、シフトペダル17を操作し、ハンドル18を握りながら走行させることができる、鞍乗り型車両である。停車中は、図のように、スタンド16を起立姿勢して、後輪12を地面から浮かせればよい。
さらに、フロントカバー32は、乗員の脚を前から囲うレッグシールド部34と、後述するメインフレームを囲うメインカバー部35とを備えている。
このセンサカバー58は、図4に示すように、シリンダブロック53に、ボルト59、59で取り付けられる取付部61L、61R(Lは左、Rは右を示す添え字。断面の関係で図右がLになる。)と、これらの取付部61L、61Rの下端から折り曲げられて車両側方へ水平(略水平を含む。)に延ばされている板状部62L、62Rと、これらの板状部62L、62Rの先端から下へ折り曲げ形成されたカバー支持部63L、63Rと、左右の板状部62L、62Rに渡したブリッジ部材64とからなる。
また、仮に地面に垂直にカバーを設けると、センサ56に走行風が当たり難くなる。この点、本発明の板状部62は略水平であるため、センサに十分に走行風を導くことが可能となる。
図6に示すように、メインカバー部35に横長の穴67を設け、この穴67を通って、センサ56の一部(先端部)が突出するようにした。この穴67は、舌片68を穴67の縁に掛け、次に爪69を小穴71に挿入すれば、椀状蓋72で塞ぐことができる。椀状蓋72で塞いだ形態は、図7に示す通りである。
仮に、センサ全体をセンサカバーで保護すると、このセンサカバーは大型になる。
この点、本発明では、センサ56の一部73をフロントカバーで保護し、センサ56の残部75のみをセンサカバー58で保護すればよいから、板状部62Lの小型化が図れ、必然的にセンサカバー58の小型化、軽量化が図れる。
この点、本発明では、図4で説明したように、メインカバー部35に収納凹部74を設け、この収納凹部74にセンサの一部を収納するようにしたので、メインカバー部35を十分にシリンダ(シリンダブロック53など)に近づけることができ、乗員の跨ぎ性を向上させることができる。
図8に示すように、乗員が座るシート14の下方をサイドカバー31で覆い、このサイドカバー31の一部を車両中心(図面表から裏)へ窪ませて物入れ部80を形成し、この物入れ部の開口部81をリッド82で塞ぐようにした。そして、物入れ部80を構成する物入れの壁83の一部を切り欠いて切り欠き穴84、85を設けた。
図9に示すように、車幅中心にバッテリ103が配置され、このバッテリ103の上方に燃料タンク44が配置されている。そして、サイドカバー31から車幅中心へ突出された第2テラス部88、89に各々第1物品104及び第2物品105を支持させることが可能となる。
燃料タンク44近傍の第1収納部106を、薄い書類入れとすることにより、燃料タンク44の大型化も可能となる。
燃料タンク44下の第2収納部107は、スペース的に余裕があるので、やや大きな工具を収納させる。
すなわち、物入れ部80を上下に区分して活用することにより、燃料タンク44の容量を確保しつつ、物入れ性能を高めることができる。
仮に、車体カバーに電装品の点検窓を設けると、蓋が必要となる。この点、本発明は、リッド(図8、符号82)で塞ぐことができる物入れの壁83に点検窓101を設けたので、別途蓋を準備する必要が無く、部品点数の増加を抑えることができる。
図11において、仮に、切り欠き穴84、85が設けられていなければ、第1物品104及び第2物品105の前端は、物入れ部80の前縁111で制限される。であれば、第1物品104及び第2物品105を後方へ移動させるか又は小さくする必要がある。
この点、本発明では、切り欠き穴84、85を貫通させると共に、サイドカバーの内面を利用して、第1物品104及び第2物品105を収納させるようにしたので、大きな物品や長尺の物品が収納できる。すなわち、物入れ部80のコンパクト化を図りつつ、物品の収納能力を向上させることができる。
また、下位の第1テラス部87は前下がりとされ、第2テラス部89のクランク上部91は、第1テラス部87の延長線上にある。第2物品105、105Aは、前下がりに傾斜した状態で第2収納部107に収納されるため、車両後方に移動し難くなる。
図11において、第2部品105が、想像線で示すように細長い物105Aである場合には、想像線で示すように、クランク形の第2テラス部89に載せることで、図右へ深く挿入することができる。物品105Aは、第2テラス部89の直上に配置されているサブフレーム45に当たるため、前方への移動を制限することができる。このようにテラス部89を、クランク形にすることで、用途範囲が広がる。
尚、テラス部86〜89の形状は、車両側方から見て、I、L、クランク、その他の形態を適宜採用することができる。
図12に示すように、車両を斜め前から見ると、トップカバー33の側辺112に隙間113が見える。この隙間113は、車両上下方向に縦長に延びている。
そして、図13に示すように、フロントカバー32には複数個の通孔114が設けられている。なお、通孔114の近傍にてフロントカバー32に設けられている膨らみ部115は、後述する凹部(図16、符号119)を形成するために設けた膨らみである。
また、図14に示すように、車両を正面から見ると隙間は外観し難くなる。図14の15−15線断面と16−16線断面を次に説明する。
これにより、フロントカバー32内にトップカバー33が入り込むような斬新な形状が得られ、外観性をより高めることができる。
そこで、図16に示すように、トップカバー33に切り欠き部118、118を設けることで、隙間113、113を確保し、これらの隙間113、113から取り込んだ走行風(矢印(1)、(1))は、矢印(2)、(2)のように、通孔114、114から排出させるようにした。
フロントカバー32の後方(特に、レックシールド部34の後方)は、走行中に負圧になることがあるが、本発明では隙間113、113と通孔114により、走行風をフロントカバー32の後方に吹き込むようにしたので、負圧を低減することができる。結果、車両の軽快な走りが得られる。
この点、本発明では、隙間113と通孔114を設ければ済み、トップカバー33やフロントカバー32の形状の自由度を向上させることができる。
隙間113の間隔は、切り欠き部118と凹部119とで規定されている。隙間113の間隔を凹部119でも稼ぐことができ、切り欠き部118を小さくすることができる。結果、切り欠き部118を目立たなくすることができ、トップカバー33の外観性を高めることができる。
この点、本実施例では、トップカバー33の縁とフロントカバー32の縁又は凹部を利用して隙間を形成するようにしたので、十分の大きさの隙間を容易に確保することができることや、トップカバー33又はフロントカバー32を小さくすることができる。
加えて、トップカバー33は、下位ほど穏やかに幅狭になったところのくびれ形状を呈しているため、外観的にも好ましくできる。
延出部123は、ハンドルカバー19の下を通って車両後方へ延びている。一方、フロントカバー32の上部からは車両前方へ棚部126が延びており、この棚部126と延出部123とが重なっている。
この棚部126と延出部123とで、ヘッドパイプ廻りに達した走行風が上へ抜け難くした。
起立壁部127が襟のような形状を呈して斬新な印象を与えるため、車両前部の外観性が高まる。
図20に示すように、自動二輪車10では、車体フレームの一要素であるリヤフレーム43の後部がシート14下のサイドカバー31から突出し、露出している。そして、リヤフレーム43から左右にサスペンション支持バー131、131を延ばし、リヤフレーム43の上面に荷台受け座132、132を設けた。サスペンション支持バー131にリヤサスペンション28の上部を取り付けられている。
結果、図23に示す形態が得られる。荷台24を、外部に露出したリヤフレーム43で直接的に支持させるようにした。リヤフレーム43はパイプや丸棒のような剛性部材なので、積載荷重を容易に高めることができる。
この点、この実施例では、リヤフレーム43を露出させることで、車幅を小さく抑えることができる。
リヤフェンダ後半部141は、図24に示すように、前端に接続部143Fを有する。
リヤフェンダ前半部142は、図25に示すように、後端に接続部143Rを有する。
リヤフェンダ23を分割可能にしたので、リヤフェンダ23の車体への取付がより容易になる。
図23に示すように、スイングアーム144の後部で後輪車軸145が支持されるが、この後輪車軸145は、緩んだチェーンを張る際に図右へ移動させる必要がある。その作用を発揮させるために、チェーンテンショナー27が設けられている。
チェーンケース26は、ケース上半体153とケース下半体154とからなり、上下に分割可能とされている。そして、ナット148、149を回すことを考慮して、ナット148、149の近傍に切り欠き穴155が設けられている。この切り欠き穴155の奥に化粧板150があるため、切り欠き穴155からスプロケットが見えないようにでき、外観性が向上する。
Claims (5)
- 左右のレッグシールド部をU字断面部で繋いでなるフロントカバーの前記U字断面部で、車体フレーム先端のヘッドパイプを後方から囲うとともに、トップカバーで前記ヘッドパイプを前方から囲うようにした鞍乗り車両において、
前記フロントカバーのU字断面部に通孔を設け、前記トップカバーの左右側辺と前記フロントカバーとの間に隙間を設け、これらの隙間を通過した走行風が前記通孔から抜けるように構成したことを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記トップカバーは、前記フロントカバーに接触させる脚部と、走行風を通すための切り欠き部とを、前記側辺に備えていることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
- 前記フロントカバーは、ヘッドパイプ側から見て窪んでいる凹部を、前記切り欠き部に対向する部位に備え、
前記隙間の間隔は、前記切り欠き部と前記凹部とで規定されていることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両。 - 前記トップカバーは、その左右側辺が前記フロントカバーの前端より車両後方に位置し、前記U字断面部内に入り込む程に湾曲し、前記トップカバーと前記フロントカバーとの間に、車両前方へ広がるV字部が形成されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の鞍乗り型車両。
- 前記トップカバーの上端から車両後方へ延出部を延ばし、前記フロントカバーの上部から車両前方へ棚部を延ばし、この棚部と前記延出部とで、前記ヘッドパイプ廻りに達した走行風が上へ抜けることを防止するとともに、
前記フロントカバーの上部は、前記延出部より上へ延ばした起立壁部としたことを特徴とする請求項4記載の鞍乗り型車両。
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