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JP5279660B2 - ハイブリッド型作業機械、及び、その制御方法 - Google Patents

ハイブリッド型作業機械、及び、その制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、エンジンにより発生される動力、及び蓄電された電気エネルギを利用して駆動系を駆動するハイブリッド型作業機械、及びその制御方法に関する。
ハイブリッド型作業機械において、エンジン回転数は、たとえばオペレータによって任意に設定される。しかし、エンジン回転数をオペレータが任意に設定した場合、作業機械の運転条件(負荷条件)によっては、蓄電装置の充電率(State Of Charge; SOC)が低下して動力不足に陥り、オペレータが要求した操作を満足できない状態が生じることがある。
SOCの値に応じて、リアルタイムにエンジンの回転数を制御する技術が知られている。
図8を参照して、エンジン回転数制御方法の従来例について説明する。本図の上段、中段、下段は、それぞれ負荷出力、SOC、エンジン回転数の時間変化を示す。負荷出力は単位「kW」、SOCは単位「%」、エンジン回転数は単位「rpm」で表示する。時間は単位「秒」で表した。
時刻tから時刻tにおいて、負荷出力の増大が原因でSOCが低下する。SOCは時刻tに、そのしきい値に達する。
時刻tから時刻tの範囲を参照する。SOCがしきい値より小さいとき、エンジンの回転数を増加させ、電動発電機(アシストモータ)に発電動作を行わせて、発電された電気エネルギを蓄電装置に蓄えることによって、SOCの増加率を増大させる制御が行われる。このため、SOCがしきい値より小さい時刻tから時刻tにおいては、本図下段に示すようにエンジン回転数が上昇する。これによって、SOCの時間変化のグラフの傾き(dSOC/dt)が増加し、SOCの低下が抑制される。
時刻tから時刻tにおいては、負荷出力の低下により、電動発電機における発電量、及び蓄電装置に蓄えられる電気エネルギが増大し、SOCが上昇する。SOCの上昇に合わせてエンジン回転数は低下する。時刻tにおいて、SOCはしきい値まで回復し、エンジン回転数も通常時(時刻t以前)のそれに戻る。
負荷出力が再び増大しだした後の時刻tにおいて、SOCが再度しきい値と等しくなり、エンジン回転数が増加をはじめる。時刻t以降も、作業機械は大きな負荷出力で運転されるが、時刻tから短時間後の時刻tには、急速に負荷出力の小さい運転状態となる。時刻tから時刻tにおいてSOCは低下を続け、時刻tにおいて、SOCが最小値をとる。SOCの低下に応じてエンジン回転数は上昇し、時刻tでは制御範囲内の最大値となる。
時刻tから時刻tにおいては、負荷出力が小さいことと、エンジン回転数が大きいことにより、SOCが高い増加率で回復する。SOCの回復につれて、エンジン回転数は低下する。時刻tにおいてSOCはしきい値まで回復し、エンジン回転数も通常時のそれに戻る。
従来例によるエンジン回転数制御方法においては、SOCに依存してリアルタイムにエンジン回転数を変化させるため、エンジン回転数の変動が激しい。このため、オペレータは違和感を覚えることになり、作業機械の操作性が悪くなる。
また、たとえば上記例において、時刻tから時刻tの短期間における負荷出力の増大に対しては、時刻t以降の負荷出力が小さいことから、エンジン回転数を増加させなくても、通常時の回転数で、時刻tより後の時刻において、SOCをしきい値より大きい値まで回復できたものと考えられる。このように、従来のエンジン回転数制御方法では、一連の作業においてSOCの低下による動力不足は回避できても、長期的に見て、適切なエンジン回転数が実現されているとはいえず、効率的なエンジンの運用は困難である。
蓄電装置のSOCまたは温度に応じて、エンジン回転数を可変とする作業機械の動力源装置の発明が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。SOCが低い時、及び低温時には蓄電装置の最大放電出力が低下する。特許文献1記載の発明においては、そのような場合に、エンジン回転数を増加させ、不足動力分を供給する、または蓄電装置の充電を行ってSOCを上昇させる。
特開2005−233164号公報
本発明の目的は、エンジンを効率的に運用することのできるハイブリッド型作業機械、及び、その制御方法を提供することである。
本発明の一観点によれば、
動力を発生するエンジンと、
前記エンジンで発生された動力が伝達可能であるように、前記エンジンに接続され、電動動作を行う電動機、及び発電動作を行う発電機として機能する電動発電機と、
前記電動発電機が電動機として機能するときには、前記電動発電機に電力を供給し、前記電動発電機が発電機として機能するときには、前記電動発電機から電力が供給されるキャパシタと、
少なくとも前記エンジンで発生した動力が供給されて駆動される油圧負荷と、
少なくとも前記キャパシタからの電力が供給されて駆動される電気負荷と、
前記エンジンの回転数を制御する制御装置と
を有し、
前記制御装置は、第1の期間における、前記油圧負荷と前記電気負荷とに供給されるパワーの時間変化またはエネルギに基づいて、前記第1の期間に続く第2の期間の前記エンジンの回転数の目標値を決定し、決定された目標値になるように回転数を制御するハイブリッド型作業機械が提供される。
本発明の他の観点によれば、
動力を発生するエンジンと、前記エンジンで発生された動力が伝達可能であるように、前記エンジンに接続され、電動動作を行う電動機、及び発電動作を行う発電機として機能する電動発電機と、前記電動発電機が電動機として機能するときには、前記電動発電機に電力を供給し、前記電動発電機が発電機として機能するときには、前記電動発電機から電力が供給されるキャパシタと、少なくとも前記エンジンで発生した動力が供給されて駆動される油圧負荷と、少なくとも前記キャパシタからの電力が供給されて駆動される電気負荷とを有するハイブリッド型作業機械の制御方法であって、
(a)第1の期間における、前記油圧負荷と前記電気負荷とに供給されるパワーの時間変化またはエネルギを把握する工程と、
(b)前記工程(a)で把握されたパワーの時間変化またはエネルギに基づいて、前記第1の期間に続く第2の期間の前記エンジンの回転数の目標値を決定する工程と、
(c)前記第2の期間の前記エンジンの回転数が、前記工程(b)で決定された目標値になるように、前記エンジンの回転数を制御する工程と
を有するハイブリッド型作業機械の制御方法が提供される。
本発明によれば、効率的なエンジン運用の可能なハイブリッド型作業機械、及び、その制御方法を提供することができる。
実施例によるハイブリッド型作業機械の側面図を示す。 ハイブリッド型作業機械のブロック図を示す。 蓄電回路120の内部構成図を示す。 実施例によるハイブリッド型作業機械の制御方法について説明するための図である。 実施例によるハイブリッド型作業機械の制御方法について説明するための図である。 実施例によるハイブリッド型作業機械の制御方法について説明するための図である。 制御装置30に含まれるCPU30Aの機能ブロック図である。 エンジン回転数制御方法の従来例について説明するための図である。
図1に、実施例によるハイブリッド型作業機械の側面図を示す。下部走行体(基体)1に、旋回機構2を介して上部旋回体3が搭載されている。旋回機構2は、電動機(モータ)を含み、上部旋回体3を時計回り、または反時計周りに旋回させる。上部旋回体3に、ブーム4が取り付けられている。ブーム4は、油圧駆動されるブームシリンダ7により、上部旋回体3に対して上下方向に揺動する。ブーム4の先端に、アーム5が取り付けられている。アーム5は、油圧駆動されるアームシリンダ8により、ブーム3に対して前後方向に揺動する。アーム5の先端にバケット6が取り付けられている。バケット6は、油圧駆動されるバケットシリンダ9により、アーム5に対して上下方向に揺動する。上部旋回体3には、さらに運転者を収容するキャビン10が搭載されている。
図2に、ハイブリッド型作業機械のブロック図を示す。図2において、機械的動力系を二重線で表し、高圧油圧ラインを太い実線で表し、電気系統を細い実線で表し、パイロットラインを破線で表す。
エンジン11の駆動軸が変速機13の入力軸に連結されている。エンジン11には、電気以外の燃料によって駆動力を発生するエンジン、例えばディーゼルエンジン等の内燃機関が用いられる。エンジン11は、作業機械の運転中は、常時駆動されている。エンジン11の回転数は、制御装置30から発せられる指令値により制御される。
電動発電機12の駆動軸が、変速機13の他の入力軸に連結されている。電動発電機12は、電動(アシスト)運転と、発電運転との双方の運転動作を行うことができる。電動発電機12には、例えば磁石がロータ内部に埋め込まれた内部磁石埋込型(Internal Permanent Magnet; IPM)モータが用いられる。
変速機13は、2つの入力軸と1つの出力軸とを有する。出力軸には、メインポンプ14の駆動軸が連結されている。また、出力軸には、出力軸の角速度を検出する角速度検出器130が設置されている。角速度検出器130で検出された出力軸の角速度は、制御装置30に入力される。
メインポンプ14の負荷が大きい場合には、電動発電機12がアシスト運転を行い、電動発電機12の駆動力が変速機13を介してメインポンプ14に伝達される。これにより、エンジン11に加わる負荷が軽減される。一方、メインポンプ14の負荷が小さい場合には、エンジン11の駆動力が変速機13を介して電動発電機12に伝達されることにより、電動発電機12が発電運転される。電動発電機12のアシスト運転と発電運転との切り替えは、電動発電機12に接続されたインバータ18により行われる。インバータ18は、制御装置30により制御される。
制御装置30は、中央処理装置(Central Processing Unit; CPU)30A及び内部メモリ30Bを含む。CPU30Aは、内部メモリ30Bに格納されている駆動制御用プログラムを実行する。制御装置30は、表示装置35に、各種装置の劣化状態等を表示することにより、運転者の注意を喚起する。
メインポンプ14は、高圧油圧ライン16を介して、コントロールバルブ17に油圧を供給する。コントロールバルブ17は、運転者からの指令により、油圧モータ1A、1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びパケットシリンダ9に油圧を分配する。油圧モータ1A及び1Bは、それぞれ図1に示した下部走行体を前後(紙面左右方向)に駆動するための駆動力を発生する。なお、高圧油圧ライン16には、メインポンプ14から吐出され、高圧油圧ライン16を流れる油の流量を計測する流量計131が設置されている。流量計131で計測された油の流量は、制御装置30に入力される。
電動発電機12の電気系統の入出力端子が、インバータ18を介して蓄電回路120のDCバスラインに接続されている。また、蓄電回路120のDCバスラインは、他のインバータ20を介して旋回用電動機21に接続されている。蓄電回路120のDCバスラインとインバータ20との間には、電流計132が配置されている。電流計132で測定された電流値は、制御装置30に入力される。
旋回用電動機21は、インバータ20からのパルス幅変調(Pulse Width Modulation; PWM)制御信号により交流駆動され、力行動作及び回生動作の双方の運転を行うことができる。旋回用電動機21には、例えばIPMモータが用いられる。
旋回用電動機21の力行動作中は、旋回用電動機21の回転力が変速機24を介して、図1に示した旋回機構2に伝達される。この際、変速機24は、回転速度を遅くする。これにより、旋回用電動機21で発生した回転力が増大して、旋回機構2に伝達される。また、回生運転時には、上部旋回体3の回転運動が、変速機24を介して旋回用電動機21に伝達されることにより、旋回用電動機21が回生電力を発生する。この際、変速機24は、力行運転の時とは逆に、回転速度を速める。これにより、旋回用電動機21の回転数を上昇させることができる。
レゾルバ22が、旋回用電動機21の回転軸の回転方向の位置を検出する。検出結果は、制御装置30に入力される。
メカニカルブレーキ23が、旋回用電動機21の回転軸に連結されており、機械的な制動力を発生する。メカニカルブレーキ23は、制御装置30からの指令を受け、電磁的スイッチにより制動状態と解除状態が切り替えられる。
パイロットポンプ15が、油圧操作系に必要なパイロット圧を発生する。発生したパイロット圧は、パイロットライン25を介して操作装置26に供給される。操作装置26は、レバーやペダルを含み、運転者によって操作される。操作装置26は、パイロットライン25から供給される1次側の油圧を、運転者の操作に応じて、2次側の油圧に変換する。2次側の油圧は、油圧ライン27を介してコントロールバルブ17に伝達されると共に、他の油圧ライン28を介して圧力センサ29に伝達される。
圧力センサ29で検出された圧力の検出結果が、制御装置30に入力される。これにより、制御装置30は、下部走行体1、旋回機構2、ブーム4、アーム5、及びバケット6の操作の状況を検知することができる。
図3に、蓄電回路120の内部構成図を示す。蓄電回路120は、コンバータ100、DCバスライン110、及びキャパシタ19を含んで構成される。コンバータ100は、DCバスライン110の電圧が一定値になるように制御する。DCバスライン110は、平滑用コンデンサ105を含む。
コンバータ100の一対の電源接続端子103A、103Bにキャパシタ19が接続されており、一対の出力端子104A、104BにDCバスライン110の平滑用コンデンサ105が接続されている。一方の電源接続端子103B、及び一方の出力端子104Bは接地されている。
DCバスライン110は、インバータ18、20を介して、電動発電機12及び旋回用電動機21に接続されている。
電動発電機12が発電運転されている期間は、電動発電機12によって発電された電力が、インバータ18を介してキャパシタ19に供給され、キャパシタ19が充電される。電動発電機12がアシスト運転されている期間は、必要な電力が、キャパシタ19からインバータ18を介して電動発電機12に供給される。
旋回用電動機21には、キャパシタ19から電力が供給される。また、旋回用電動機21で発生した回生電力は、キャパシタ19に蓄電される。
平滑用コンデンサ105の両端に発生している電圧が、電圧計111により測定され、測定結果が制御装置30に入力される。
昇圧用の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor; IGBT)102Aのコレクタと、降圧用のIGBT102Bのエミッタとが相互に接続された直列回路が、出力端子104Aと104Bとの間に接続されている。昇圧用IGBT102Aのエミッタが接地され、降圧用IGBT102Bのコレクタが、高圧側の出力端子104Aに接続されている。昇圧用IGBT102Aと降圧用IGBT102Bの相互接続点が、リアクトル101を介して、高圧側の電源接続端子103Aに接続されている。
昇圧用IGBT102A及び降圧用IGBT102Bに、それぞれダイオード102a、102bが、エミッタからコレクタに向かう向きが順方向になる向きで並列接続されている。
電源接続端子103Aと103Bとの間に接続された電圧計106が、キャパシタ19の端子間電圧を測定し、測定電圧に基づいて現在のキャパシタ19のSOC(充電率)が算出される。リアクトル101に直列に挿入された電流計107が、キャパシタ19の充放電電流を測定する。電圧及び電流の測定結果は、制御装置30に入力される。
制御装置30は、DCバスライン110の電圧が一定値になるように、昇圧用IGBT102A及び降圧用IGBT102Bのゲート電圧を、パルス幅変調(PWM)制御する。
以下、昇圧動作(放電動作)について説明する。DCバスライン110の電圧が低下した場合には、昇圧用IGBT102Aのゲート電圧をPWM制御することにより、キャパシタ19のエネルギの一部がリアクトル101に蓄えられ、ダイオード102bを介し、DCバスライン110へと供給されることにより、DCバスライン110の電圧が上昇する。
次に、降圧動作(充電動作)について説明する。DCバスライン110の電圧が増加した場合には、降圧用IGBT102Bのゲート電圧をPWM制御することにより、DCバスライン110のエネルギがキャパシタ19に流れ込むことで、DCバスライン110の電圧が低下する。
図4〜図6を参照して、実施例によるハイブリッド型作業機械の制御方法について説明する。
図4を参照する。図4の上段、中段、下段は、それぞれ作業機械の負荷出力(負荷要求出力)、蓄電回路120(キャパシタ19)のSOC、エンジン11の回転数の時間変化を示す。負荷出力は単位「kW」、SOCは単位「%」、エンジン回転数は単位「rpm」で表示する。時間は単位「秒」で表した。
時刻T〜時刻Tを作業開始からの第1期間、時刻T〜時刻Tを第2期間、時刻T〜時刻Tを第3期間、時刻T〜時刻Tを第4期間とする。各期間の長さは等しくTcycであり、Tcycはたとえば数十分である。本図には、第1期間と第2期間の負荷出力波形が等しく、かつ第3期間と第4期間の負荷出力波形が等しい場合を示した。なお、期間長はオペレータが、たとえば作業内容に応じて、任意に設定することが可能である。
図5を参照して、負荷出力(負荷要求出力)について説明する。図5の上段、中段、下段は、それぞれ油圧出力(油圧要求出力)PHyd、電気出力(電気要求出力)PElc、負荷出力(負荷要求出力)の時間変化を示すグラフである。グラフの横軸は、時間を単位「秒」で示し、縦軸は、各出力を単位「kW」で示す。
油圧出力(油圧要求出力)PHydは油圧負荷に供給される単位時間当たりのエネルギ(パワー)である。油圧負荷は、油圧により駆動される構成部であり、図2に示すブームシリンダ7、アームシリンダ8、パケットシリンダ9、及び油圧モータ1A、1Bを含む。
電気出力(電気要求出力)PElcは、電気負荷に供給される単位時間当たりのエネルギ(パワー)である。電気負荷は、電力で駆動される構成部であり、図2に示す旋回用電動機21を含む。
負荷出力(負荷要求出力)は、作業機械の全負荷に供給される単位時間当たりのエネルギ(パワー)であり、油圧出力(油圧要求出力)PHydと電気出力(電気要求出力)PElcとの和で表される。
時刻t〜時刻tにおける油圧出力の時間変化が図の上段に示すグラフで表され、電気出力の時間変化が図の中段に示すグラフで表されるとき、負荷出力の変化は、それらの和として、図の下段に示すグラフで表される。なお、本図に示す出力変化のグラフにおいて、出力が負となっている時刻においては、回生電力が発生している。
時刻t〜時刻tにおける平均負荷出力PAveを次式(1)で定義する。
(数1)
ここで、
(数2)
cyc=t−t
である。平均負荷出力PAveは、時刻t〜時刻tで定められる期間における負荷出力の平均を示す値である。本図下段のグラフにおいては、平均負荷出力PAveを二点鎖線で示した。
なお、時刻tは期間の始まりの時刻、時刻tは期間の終わりの時刻を示すため、たとえばtをT、tをTとしたとき、式(1)は、図4の第1期間における負荷出力の平均値を示す。
再び、図4を参照する。実施例によるハイブリッド型作業機械の制御方法においては、第n期間(nは自然数)の負荷出力、及び第n期間の終了時刻における蓄電回路120のSOCをもとに、第(n+1)期間のエンジン要求出力PEngReqを算出し、それに基づいて第(n+1)期間のエンジン11の回転数の目標値を決定する。エンジン要求出力PEngReqの算出、及びエンジン11の回転数の目標値の決定は制御装置30により行われる。回転数の目標値が決定された後、制御装置30は、エンジン11の回転数が決定された目標値になるようにエンジン11の回転数を制御する。
まず、第n期間の負荷出力をもとに、第n期間の平均負荷出力PAveを求める。第n期間の平均負荷出力PAveは、式(1)のtをT、tをTn+1に置き換えた次式(3)を用いて求めることができる。
(数3)
ここで、
(数4)
cyc=Tn+1−T
であり、第n期間の時間的な長さを意味する。
次に、第n期間の終了時刻における蓄電回路120(キャパシタ19)のSOCをもとに、第(n+1)期間における必要充放電出力PBatを算出する。必要充放電出力PBatの算出に当たっては、まず第(n+1)期間における必要充放電量EBatを求める。
必要充放電量EBatは、SOC目標値SOCRefと、第n期間の終了時刻におけるSOCの計測値SOCMesとの差から、以下の式(5)によって求めることができる。
(数5)
Bat=(SOCRef−SOCMes)×EBatFull
ここで、EBatFullは蓄電回路120(キャパシタ19)の満充電時のエネルギであり、蓄電回路120(キャパシタ19)に固有の値である。また、SOC目標値SOCRefは、蓄電回路120(キャパシタ19)のSOCを、それに近づけようとする一定値である。図4の中段には、SOC目標値SOCRefを点線で示した。なお、本図中段には、SOCMesの例として、第1期間の終了時刻TにおけるSOCをSOCT2、第2期間の終了時刻TにおけるSOCをSOCT3、第3期間の終了時刻TにおけるSOCをSOCT4、第4期間の終了時刻TにおけるSOCをSOCT5と記した。
第(n+1)期間における必要充放電出力PBatは、第(n+1)期間における必要充放電量EBatを用いて、
(数6)
Bat=EBat/Tcyc
により算出される。上式(6)におけるTcycは第(n+1)期間の時間的な長さを意味する。
第n期間の平均負荷出力PAveと、第(n+1)期間における必要充放電出力PBatとから、第(n+1)期間のエンジン要求出力PEngReqを次式(7)で算出する。
(数7)
EngReq=PAve+PBat
エンジン要求出力PEngReqは、第(n+1)期間においてエンジン11に期待されるエンジン出力PEngの平均値(平均目標出力)である。式(7)から理解されるように、実施例によるハイブリッド型作業機械の制御方法においては、第(n+1)期間におけるエンジン11のエンジン要求出力PEngReqを、第n期間の平均負荷出力PAveと、第n期間の終了時刻におけるSOCを、第(n+1)期間に、目標値SOCRefに復帰させるために必要な充放電出力PBatとの和で表される値とする。
第n期間の負荷出力と蓄電回路120(キャパシタ19)のSOCに基づき、第(n+1)期間におけるエンジン要求出力PEngReqを式(7)で表される値とすることで、第(n+1)期間において、第n期間と同じ動作(負荷出力)であった場合に必要な動力を供給することが可能で、かつSOCを第(n+1)期間の終了時に目標値に戻すことができる。
図6はエンジン11の等燃費線図である。図の横軸は、エンジン11の回転数を単位「rpm」で示し、縦軸は、エンジン11の発生するトルクを単位「N・m」で示す。本図には、3つの等燃費線α〜γを示した。等燃費線α上の燃費は高く、等燃費線γ線上の燃費は低い。等燃費線β上の燃費は、その中間の値をとる。ここで燃費とは、単位仕事量当たりに要する燃料消費量をいい、単位「g/kWh」で表される。曲線TMaxは、発生可能なトルクの最大値のエンジン回転数依存性を示す。
式(7)により、第(n+1)期間のエンジン要求出力PEngReqが算出されたら、第(n+1)期間におけるエンジン11の回転数を決定する。エンジン出力PEng[W]は、エンジン回転数N[rpm]とエンジンの発生するトルクT[N・m]とを用いて、次式(8)で求められる。
(数8)
Eng=2×π×T×N/60
式(8)からわかるように、一定のエンジン出力PEngを発生させる回転数NとトルクTとは反比例の関係にある。一定のエンジン出力PEngを発生させる回転数NとトルクTとの関係を示す曲線を等馬力線という。図6の等燃費線図中には、等馬力線δ1〜δ3を一点鎖線で示した。等馬力線δ1は、大きいエンジン出力Eを発生させる回転数NとトルクTとの関係を表し、等馬力線δ3は、小さいエンジン出力Eを発生させるそれを表す。等馬力線δ2は、その中間のエンジン出力Eを発生させる回転数NとトルクTとの関係を示す。なお、図中のNBfrは、第n期間のエンジン11の回転数を示す。
たとえば式(7)により、算出された第(n+1)期間のエンジン要求出力PEngReqがEであるとき、第(n+1)期間におけるエンジン11の回転数NAftを、TMaxを超えない範囲において、等馬力線δ2上で最も燃費が低く(良く)なる回転数とする。そのように決定されたエンジン11の回転数の目標値を、本図においては、NAftBestと表した。なお、エンジン11の回転数の目標値は、NAftBestに基づき、NAftBestと異なる値に決定することも可能である。
三度、図4を参照する。時刻T〜時刻Tの第1期間においては、エンジン11は初期値y[rpm]の回転数で運転される。時刻T〜時刻Tの第2期間のエンジン11回転数の目標値を定めるに当たっては、まず、第1期間の負荷出力(油圧出力PHydと電気出力PElcとの和)、及び第1期間の終了時刻における蓄電回路120のSOCをもとに、式(3)〜(7)を用いて、第2期間のエンジン要求出力PEngReqを算出する。
第1期間の平均負荷出力PAveは、式(3)においてn=1とした下式(9)で求められる。
(数9)
ここで、油圧出力PHyd[W]は、変速機13の出力軸の回転数N[rpm]とメインポンプ14の発生するトルクT[N・m]とを用いて、次式(10)で求められる。
(数10)
Hyd=2×π×T×N/60
回転数Nは、角速度検出器130で測定された出力軸の角速度から把握される。トルクT[N・m]は、回転数N、圧力センサ29で検出される2次側の油圧P[Pa]、及び流量計131で測定される油の流量Q[m/min]をもとに、次式(11)で計算される。
(数11)
=P×Q/(2×π×N
また、電気出力PElc[W]は、電流計132で検出される電流値I[A]及び電圧計111で検出される電圧値V[V]を用いて、次式(12)で計算される。
(数12)
Elc=I×V
第2期間における必要充放電出力PBatは、式(5)及び(6)から、下式(13)で求められる。
(数13)
Bat=(SOCRef−SOCT2)×EBatFull/Tcyc
式(9)と式(13)で求められた値を加算して、第2期間のエンジン要求出力PEngReqを得る。なお、エンジン要求出力PEngReqの算出に必要な諸量、たとえばTcyc、SOCRef、EBatFullは、制御装置30の内部メモリ30Bに記憶されている。
次に、算出された第2期間のエンジン要求出力PEngReqをエンジン出力とする等馬力線上で、エンジン回転数がy[rpm]のときの燃費以下の燃費を実現するエンジン回転数、望ましくは最低燃費を実現するエンジン回転数xを選択、決定する。
内部メモリ30Bには、たとえばエンジン要求出力PEngReq値の範囲ごとに、最低燃費を実現するエンジン11の回転数が記憶されている。制御装置30は、その記憶内容を参照して、第2期間のエンジン11回転数の目標値を決定する。
エンジン11回転数の目標値が決定されたら、制御装置30は、エンジン回転数を指令する指令値を変更して、エンジン11に送信する。エンジン11は、制御装置30から伝えられる指令に従い、第2期間中、決定された一定回転数で駆動する。
エンジン11の回転数を変更する場合は、緩やかに行う。図4には、エンジン回転数の変更時間をTとして示した。エンジン回転数の変化率(x−y)/Tは、たとえばオペレータが違和感を覚えない程度であることが望ましい。
なお、エンジン11の回転数を変更する場合は、メインポンプ14の吐出量もあわせて変更する。このように第2期間のエンジン11の回転数を、第1期間の負荷出力及び第1期間終了時のSOCに基づいて決定することにより、たとえば本図に示すような第1期間と第2期間の負荷出力波形が等しい場合には、時刻Tにおける充電率SOCT3は充電率の目標値SOCRefと一致する。
第3期間のエンジン11回転数の目標値は、第2期間の負荷出力、及び第2期間の終了時刻Tにおける蓄電回路120(キャパシタ19)のSOCをもとに決定される。図4には、第3期間のエンジン11回転数の目標値が、第2期間のエンジン11回転数と等しい値xに決定された場合を示した。このような場合には、エンジン回転数を指令する指令値を変更する必要はない。
しかしながら時刻T以降は作業形態等が変化し、第1期間及び第2期間における負荷出力パタンとは異なるパタンとなって、第3期間の平均負荷出力PAveは、第1、第2期間のそれより大きくなっている。その結果、時刻Tでの計測SOCMes(SOCT4)は、充電率の目標値SOCRefより小さな値となる。したがって第3期間における測定値を基に、同様に式(9)と式(13)とで求められた値を加算し、たとえば第2、第3期間におけるエンジン要求出力Eよりも大きい、第4期間におけるエンジン要求出力Eを得る。第4期間のエンジン要求出力Eは、図6において等馬力線δ1に沿った出力である。ここで図6において、NAftBestのエンジン回転数を維持した状態でエンジン出力δ1に対応させるとTMaxを超えるが、たとえTMaxを超えないとした場合であっても、燃費が著しく悪くなってしまう。このため時刻Tにおいてエンジン要求出力Eを得ると、制御装置30はエンジン11の回転数を等馬力線δ1上で最も燃費がよい回転数(z)へ変化させる。このように前期間における平均負荷に応じてエンジン出力を変更することにより、燃費効率を改善することができる。更に、エンジン要求出力の変更に合わせて最も燃費がよい回転数へエンジン回転数が変更されるので、エンジンの燃費を更に向上させることができる。
そして第4期間における平均負荷が第3期間と同一であれば、時刻Tにおける充電率SOCT5は充電率の目標値SOCRefと一致する。
実施例によるハイブリッド型作業機械の制御方法によれば、エンジンを効率的に運用することができる。また、低燃費でエンジンを駆動することができる。
図7は、制御装置30に含まれるCPU30Aの機能ブロック図である。本図を参照して、変形例によるハイブリッド型作業機械の制御方法について説明する。
CPU30Aは、出力条件算出部、及び動力分配部を備える。出力条件算出部は、エンジン11とバッテリ(キャパシタ19)の出力条件を算出する。
これまで説明してきたように、油圧負荷要求出力と電気負荷要求出力とから前期間の平均負荷出力が算出され、これと、バッテリ(キャパシタ19)電圧から導出される蓄電回路120(キャパシタ19)のSOCとに基づいてエンジン要求出力が算出される。そしてエンジン要求出力をもとにエンジン回転数の目標値が算出される。
たとえば第2期間のエンジン11回転数の目標値がxと決定され、エンジン11が回転数xで運転される場合、そのエンジン回転数xがブロック30A−1に入力される。ブロック30A−1は、たとえば図示するような、エンジン回転数によって定まる適正なエンジン出力の上限値、及び下限値を示すマップまたは変換テーブルを参照し、回転数xにおけるエンジン出力上限値P、及びエンジン出力下限値Pを決定する。なお、マップまたは変換テーブルは、制御装置30の内部メモリ30Bに格納されている。
出力条件算出部の他のブロック30A−2には、バッテリ電圧から導出される蓄電回路120(キャパシタ19)のSOCが入力され、バッテリ現在出力上限値、バッテリ現在出力下限値、及びバッテリ出力目標値が決定される。
出力条件算出部のブロック30A−1、30A−2で決定されたエンジン出力上限値P、エンジン出力下限値P、バッテリ現在出力上限値、バッテリ現在出力下限値、及びバッテリ出力目標値は、動力分配部に入力される。
動力分配部は、これら入力された値、及び油圧負荷要求出力、電気負荷要求出力に基づいて、油圧負荷出力、電気負荷出力、及びアシストモータ出力指令を決定する。制御装置30は、油圧負荷出力に基づいて油圧負荷に供給する油圧を制御し、電気負荷出力に基づいて電気負荷に供給する電力を制御し、アシストモータ出力指令に基づいてアシストモータ(電動発電機12)によるエンジン11のアシスト量及びアシストモータによる発電量を制御する。制御装置30の制御によって、エンジン11回転数がxとされる第2期間においては、エンジン11の出力PEngは、エンジン出力下限値P以上、エンジン出力上限値P以下の範囲とされる。
変形例による制御方法においては、たとえば第2期間において、エンジン11が回転数xで駆動されている場合に、エンジン11の出力PEngがエンジン出力上限値Pとなる時間が一定時間、たとえば5分を超えたときには、その時点で第2期間を終了し、図4〜図6を参照して説明した方法(実施例による制御方法)と同様の方法により、続く第3期間(たとえば初期設定期間長Tcyc)におけるエンジン11の回転数を決定する。このような制御により、更に、作業効率を向上させることができる。
たとえば制御装置30は、第2期間において、エンジン11の出力PEngがエンジン出力上限値Pとなる時間を計測する。そして計測値と所定値、たとえば5分とを比較する。計測値が5分を超えたとき、第2期間を終了し、第3期間のエンジン11回転数を決定する。
以上、実施例及び変形例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。
たとえば実施例においては、第n期間の終了時刻と第(n+1)期間の開始時刻が一致していたが、一致していなくてもよい。
また、実施例においては、第n期間の負荷出力の平均値に基づき、出力(パワー)の次元での算出値に基づいて、第(n+1)期間のエンジン11の回転数の目標値を決定したが、たとえば第n期間において全負荷に供給されたエネルギに基づき、エネルギの次元での算出値に基づいて、第(n+1)期間のエンジン11の回転数の目標値を決定してもよい。
更に、変形例においては、エンジン11の出力PEngがエンジン出力上限値Pとなる時間が一定時間を超えたときに新たなエンジン11回転数を決定したが、エンジン11の出力PEngがエンジン出力下限値Pとなる時間が一定時間を超えたときに、エンジン11回転数を新たに決定することもできる。
たとえば制御装置30は、第2期間において、エンジン11の出力PEngがエンジン出力下限値Pとなる時間を計測する。そして計測値と所定値、たとえば6分とを比較する。計測値が6分を超えたとき、第2期間を終了し、第3期間のエンジン11回転数を決定する。
その他、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
ハイブリッド型作業機械一般に利用することができる。
1 下部走行体(基体)
1A、1B 油圧モータ
2 旋回機構
3 上部旋回体
4 ブーム
5 アーム
6 バケット
7 ブームシリンダ
8 アームシリンダ
9 バケットシリンダ
10 キャビン
11 エンジン
12 電動発電機
13 変速機
14 メインポンプ
15 パイロットポンプ
16 高圧油圧ライン
17 コントロールバルブ
18 インバータ
19 キャパシタ
20 インバータ
21 旋回用電動機
22 レゾルバ
23 メカニカルブレーキ
24 変速機
25 パイロットライン
26 操作装置
27、28 油圧ライン
29 圧力センサ
30 制御装置
35 表示装置
100 コンバータ(キャパシタ充放電回路)
101 リアクトル
102A 昇圧用IGBT
102B 降圧用IGBT
102a、102b ダイオード
103A、103B 電源接続端子
104A、104B 出力端子
105 平滑用コンデンサ
106 電圧計
107 電流計
110 DCバスライン
111 電圧計
120 蓄電回路
130 角速度検出器
131 流量計
132 電流計

Claims (13)

  1. 動力を発生するエンジンと、
    前記エンジンで発生された動力が伝達可能であるように、前記エンジンに接続され、電動動作を行う電動機、及び発電動作を行う発電機として機能する電動発電機と、
    前記電動発電機が電動機として機能するときには、前記電動発電機に電力を供給し、前記電動発電機が発電機として機能するときには、前記電動発電機から電力が供給されるキャパシタと、
    少なくとも前記エンジンで発生した動力が供給されて駆動される油圧負荷と、
    少なくとも前記キャパシタからの電力が供給されて駆動される電気負荷と、
    前記エンジンの回転数を制御する制御装置と
    を有し、
    前記制御装置は、第1の期間における、前記油圧負荷と前記電気負荷とに供給されるパワーの時間変化またはエネルギに基づいて、前記第1の期間に続く第2の期間の前記エンジンの回転数の目標値を決定し、決定された目標値になるように回転数を制御するハイブリッド型作業機械。
  2. 前記制御装置は、前記第2の期間における前記エンジンの平均目標出力を導出し、前記エンジンを前記平均目標出力で駆動したときの燃費が最低となる回転数に基づいて、前記エンジンの回転数の目標値を決定する請求項1に記載のハイブリッド型作業機械。
  3. 前記制御装置は、前記第1の期間における、前記油圧負荷と前記電気負荷とに供給されるパワーの時間平均値に基づいて、前記第2の期間の前記エンジンの回転数の目標値を決定する請求項1または2に記載のハイブリッド型作業機械。
  4. 前記制御装置は、前記第1の期間において、前記エンジンの出力が上限値となる時間を計測し、計測結果と第1の値とを比較し、計測結果が前記第1の値を超えたとき、または、前記第1の期間において、前記エンジンの出力が下限値となる時間を計測し、計測結果と第2の値とを比較し、計測結果が前記第2の値を超えたときに、前記第1の期間を終了する請求項1〜3のいずれか1項に記載のハイブリッド型作業機械。
  5. 前記制御装置は、前記第1の期間の終了時点における前記キャパシタの充電率にも応じて、前記第2の期間の前記エンジンの回転数の目標値を決定する請求項1〜4のいずれか1項に記載のハイブリッド型作業機械。
  6. 動力を発生するエンジンと、前記エンジンで発生された動力が伝達可能であるように、前記エンジンに接続され、電動動作を行う電動機、及び発電動作を行う発電機として機能する電動発電機と、前記電動発電機が電動機として機能するときには、前記電動発電機に電力を供給し、前記電動発電機が発電機として機能するときには、前記電動発電機から電力が供給されるキャパシタと、少なくとも前記エンジンで発生した動力が供給されて駆動される油圧負荷と、少なくとも前記キャパシタからの電力が供給されて駆動される電気負荷とを有するハイブリッド型作業機械の制御方法であって、
    (a)第1の期間における、前記油圧負荷と前記電気負荷とに供給されるパワーの時間変化またはエネルギを把握する工程と、
    (b)前記工程(a)で把握されたパワーの時間変化またはエネルギに基づいて、前記第1の期間に続く第2の期間の前記エンジンの回転数の目標値を決定する工程と、
    (c)前記第2の期間の前記エンジンの回転数が、前記工程(b)で決定された目標値になるように、前記エンジンの回転数を制御する工程と
    を有するハイブリッド型作業機械の制御方法。
  7. 前記工程(b)が、
    (b1)前記工程(a)で把握されたパワーの時間変化またはエネルギに基づいて、前記第2の期間における前記エンジンの平均目標出力を導出する工程と、
    (b2)前記エンジンを前記平均目標出力で駆動したときの燃費が最低となる回転数に基づいて、前記エンジンの回転数の目標値を決定する工程と
    を含む請求項6に記載のハイブリッド型作業機械の制御方法。
  8. 前記工程(b)において、前記第1の期間における、前記油圧負荷と前記電気負荷とに供給されるパワーの時間平均値に基づいて、前記第2の期間の前記エンジンの回転数の目標値を決定する請求項6または7に記載のハイブリッド型作業機械の制御方法。
  9. 前記工程(a)が、
    (a1)前記第1の期間において、前記エンジンの出力が上限値となる時間を計測する工程と、
    (a2)前記工程(a1)で計測された時間と第1の値とを比較し、計測された時間が前記第1の値を超えたとき、前記第1の期間を終了する工程と
    を含む請求項6〜8のいずれか1項に記載のハイブリッド型作業機械の制御方法。
  10. 前記工程(a)が、
    (a3)前記第1の期間において、前記エンジンの出力が下限値となる時間を計測する工程と、
    (a4)前記工程(a3)で計測された時間と第2の値とを比較し、計測された時間が前記第2の値を超えたとき、前記第1の期間を終了する工程と
    を含む請求項6〜9のいずれか1項に記載のハイブリッド型作業機械の制御方法。
  11. 前記工程(b)において、前記第2の期間の前記エンジンの回転数の目標値を、前記第1の期間の終了時点における前記キャパシタの充電率にも応じて決定する請求項6〜10のいずれか1項に記載のハイブリッド型作業機械の制御方法。
  12. 前記制御装置は、前記第2の期間中、決定された目標値の一定回転数で前記エンジンを
    駆動する請求項1〜5のいずれか1項に記載のハイブリッド型作業機械。
  13. 前記工程(c)において、前記第2の期間中、前記エンジンを一定回転数で駆動する請求項6乃至11のいずれか1項に記載のハイブリッド型作業機械の制御方法。
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