JP5276957B2 - 動画像符号化方法及び装置 - Google Patents
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近年では、ISO/MPEG( International Organization for Standardization / Moving Picture Experts Group )と ITU-T/VCEG(International Telecommunication Union - Telecommunication standardization sector / Video Coding Experts Group )の共同プロジェクトによって策定された H.264 / AVC 動画像符号化方式(以下、H.264 と称する)が、その優れた画質と優れた圧縮率性能によって、広く使用されるに至っている。
H.264 では、マクロブロックの画像の状態により発生符号量に違いが生じる。また、量子化を粗く施すことにより発生符号量を抑制することが可能である。しかしその際、画質が劣化するという副作用が生じる。そのため、与えられるビットレートを十分に使用し符号化を行うことが重要である。それ故、何らかの手段を用いて発生符号量を予測し、予測結果に基づいて量子化制御などを行い高画質かつ求められる符号量に調整することが行われる。
図1において、領域101内(網掛け部)に、発生符号量が分布している。この分布は、多少の違いはあるが、上に凸の曲線となっている。なお、網掛けは一様に配置されているが、実際の分布は、一様ではないことは言うまでもない。
非特許文献1では、上記図1に示すような、発生符号量予測値と SAD 値の相関関係をプロットし、最小二乗法近似を行い、2次関数にて近似すると記述されている。この場合、発生符号量予測値( bits )を近似するために、 SAD 値には、定数 a と b と c を用いた、式(1)の示すような関係となる。ここで、i は、0 〜 N−1 のいずれかのマクロブロックの SAD 値である( N は自然数、0<i<N )。
好ましくは、上記発明の演算式を、1箇所以上が折れ曲がった一次式にて構成する。また好ましくは、量子化値によって異なる複数の演算式における折れ曲がりの位置を、同一の SAD 値に設ける。
さらに好ましくは、折曲がり箇所を1箇所とし、折れ曲がり位置の SAD 値より小さな SAD 値を有するマクロブロック数を M( M は自然数)とすると、発生符号量を予測するための演算式は、後述の式(4)のように示される。式(4)に示すように、折れ曲がりの位置(閾値)にてデータを分類し、SAD 値の平均値を用いることができ、式(2)若しくは式(3)と比較して、演算の回数を低減可能となる。
図2から図7を用いて本発明における符号化装置の第1の実施例を説明する。なお、本書では、既に説明した図1を含め、以降の各図の説明において、共通な機能を有する構成要素には同一の参照番号を付し、説明を省略する。
変換・量子化部 203 は、差分処理部 212 から入力されたデータを、例えば、直交変換等によって変換し、更に量子化して、逆量子化・逆変換部 205 及び可変長符号化部 204 に出力する。可変長符号化部 204 は、入力されたデータを可変長符号化して、ビットストリームデータ 207 として出力する。また、可変長符号化部 204 は、可変長符号化したデータの符号量を示すデータ 216 を発生符号化量予測部 208 に出力する。
発生符号量予測部 208 は、マクロブロック数を示すデータ 215 、閾値のデータ 209 、ビットレートを示すデータ 210 、可変長符号化したデータの符号量を示すデータ 216 、及び、SAD 値のデータ 214 に基づき、各マクロブロックの量子化値を定め、その量子化値のデータ 217 を変換・量子化部 203 に出力する。なお、発生符号量を予測するためのマクロブロック数のデータ 215 は、例えば、1列以上のマクロブロックラインを対象領域(例えば水平画素数が 1920 画素の場合、1マクロブロックラインの対象領域では、マクロブロック数が120である。)とする場合から、複数のフレームを対象領域とする場合まで、任意の数で良い。
発生符号量予測部 208 について、詳細を図3に示す。
SAD 値蓄積制御部 303 は、以下の2つの動作を行う。第1の動作は、SAD 値比較部 302 より入力された SAD 値、及び SAD 値と閾値の比較情報に基づき、当該マクロブロックを区分1か区分2に分類する選択を行い、当該マクロブロックの SAD 値を選択された区分に出力する。例えば、区分1に分類された場合には、当該マクロブロックの SAD 値を区分1の SAD 値蓄積部に出力し、区分2に分類された場合には、当該マクロブロックの SAD 値を区分2の SAD 値蓄積部 308 に出力する。第2の動作は、発生符号量予測部 208 の外部より入力された対象マクロブロック数を示すデータ 215 を保持し、SAD 値の蓄積動作を行ったマクロブロック数がデータ 215 の値と同一になった時に、区分1の SAD 値蓄積部 305 と区分2の SAD 値蓄積部 308 に SAD の総和と対象となるマクロブロック数の出力を命じるコマンド、及び、量子化値決定部 304 に量子化値決定の実行を命じるコマンドを出力する。
区分1の SAD 平均値算出部 306 は、区分1の SAD 値蓄積部 305 より入力された SAD 値の総和の演算、及びマクロブロック数のデータから SAD の平均値を算出し、算出した平均値のデータを区分1の符号量予測値さんしゅつ部 307 に出力する。
区分1の符号量予測値算出部 307 は、区分1の SAD 平均値算出部 306 より入力された SAD の平均値のデータを保持し、量子化値決定部 304 の要求に応じて、SAD の平均値のデータと量子化値決定部 304 から入手した推測量子化値のデータ並びに SAD 値/符号量対応テーブル 311 からの情報に基づいて符号量予測値のデータと対象マクロブロック数のデータを比重加算部 312 に出力する。
区分2の SAD 値蓄積部 308 、区分2の SAD 平均値算出部 309 と区分2の符号量予測値算出部 310 は、区分1の SAD 値蓄積部 305 、区分1の SAD 平均値算出部 306 、区分1の符号量予測値算出部 307 それぞれと同様の動作を区分2のデータに対して実行する。
比重加算部 312 は、区分1の符号量予測値算出部 307 と区分2の符号量予測値算出部 310 より入力されたそれぞれの発生符号量予測値のデータと、マクロブロック数のデータから比重加算を行い、比重加算された発生符号量予測値のデータを量子化値決定部 304 に出力する。
量子化値決定部 304 は、SAD 値蓄積制御部 303 より量子化値決定コマンドが入力された時に動作を開始し、推測量子化値を定める。そして、量子化値決定部 304 は、区分1の符号量予測値算出部 307部 、区分2の符号量予測値算出部 310 、SAD 値/符号量対応テーブル 311 それぞれに、定めた推測量子化値を出力すると、同時に、実行要求を出力する。
なお、図2及び図3において、マクロブロック数示すデータ 215 、しきい値のデータ 209 、及びビットレートを示すデータ 210 は、ディップスイッチでデータを保持しても良いし、LSI のレジスタ内に保持しても良い。
図4の SAD 値に対する発生符号量予測値は、図1で示した分布から、区分1と区分2の2つの一次式となるように、直線近似を行った結果である。401 は特定の SAD 値、402-1 と 402-2 は近似式を示す直線である。
即ち、図4の実施例における発生符号量予測値は、特定の SAD 値 401 にて折れ曲がりを持つ直線にて近似を行う。本実施例では、折れ曲がり点の数を1点としている。このため、SAD 値 401 を境界として、SAD 値 401 より SAD 値が小さい領域を、直線 402-1 で近似し、その領域を区分1としている。また、SAD 値 401 を境界として、SAD 値 401 より SAD 値が大きい領域を、直線 402-2 で近似し、その領域を区分2としている。なお、図2及び図3における閾値のデータ 209 が、SAD 値 401 のデータに相当する。式(4)は、SAD 値に対する発生符号量予測値( bits )について、図4のように2つの一次式(直線 402-1 及び直線 402-2 ))で近似した場合の一実施例である。
このように、図5の実施例では、異なる量子化値においても、区分1と区分2とに分類する特定の SAD 値(即ち、閾値)を同一としている。そのため、複数の量子化値をパラメータとして、発生符号量予測値を算出するために作成された一次式の組み合わせは、全て、同一の SAD 値で折れ曲がる複数の折れ線となる。これらの量子化値をパラメータとした、SAD 値に対応する発生符号量予測値は、テーブル化して図3の SAD 値/符号量対応テーブル 311 に格納される。また、その演算式のまま、として、図3の SAD 値/符号量対応テーブル 311 の替りに、演算処理を実行して発生符号量予測値を算出しても良い。
図5の実施例のように、量子化値の異なる複数の近似式を作成する場合に、特定の SAD 値(閾値)を同一の SAD 値に設けることによって、発生符号量予測値の算出に要する演算量が低減できる。
最初に、ステップ 601 では、区分1の SAD 値蓄積メモリとマクロブロック( MB )数カウンタを初期化し、ステップ 602 では、区分2の SAD 値蓄積メモリとマクロブロック( MB )数カウンタを初期化する。なお、ステップ 601 とステップ 602 の処理の順番は、逆でも良いし、同時でも良い。
続いて、対象領域の MB を1つ選択し(ステップ 603 )、選択した MB の SAD 値を読み込む(ステップ 604 )。
続いて、ステップ 605 では、選択された MB の SAD 値と、設定された閾値との比較を行う。選択された MB の SAD 値が閾値未満の場合には、区分1を選択しステップ 606 の処理に移行する。閾値以上の場合には、区分2を選択しステップ 610 の処理に移行する。なお、この実施例では、閾値未満と以上とで、選択された MB の SAD 値を区分1か区分2かに選択したが、閾値以下を区分1とし、閾値超を区分2にしても良い。
ステップ 610 〜 613 では、区分2の MB 数カウンタを1増加し(ステップ 610 )、区分2の SAD 値蓄積メモリより総和値を読み込む(ステップ 611 )。そして、総和値に選択した MB の SAD 値を加算し(ステップ 612 )、結果を区分1のメモリに書き込みステップ 614 の処理に移行する(ステップ 613 )。
ステップ 614 では、対象領域の処理の終了判定を行い、終了していない場合は、ステップ 603 に戻り、再度別の MB を選択し、ステップ 614 までの処理を繰り返す。また、対象領域の処理が終了したと判定した場合には、図6の処理を終了する。
なお、ステップ 702 〜 703 の処理とステップ 704 〜 705 の処理の順番は、逆であっても良いし、同時に実行しても良い。
まず、ステップ 600 では、図6で説明した SAD 値の総和処理を実行する。
引き続いて、ステップ 700 では、図7で説明した推定量子化値を定めたときの発生符号量予測処理を実行する。
ステップ 801 では、上記ステップ 600 と 700 の処理の結果得られた発生符号量予測値と量子化値を保持する。そして、ステップ 802 では、実行すべき量子化値を満たしたかの判定を行い、満たしていない場合は、推定量子化値を定めたときの発生符号量予測処理(ステップ 700 )に戻る。また、満たしている場合は、ステップ 803 の処理に移行する。そして、ステップ 803 では、量子化値を出力し、平均量子化値の決定処理を終了する。
また、SAD 値と発生符号量予測値の関係で折れ曲がり点は1点としたが、2点以上であっても良い。
[実施例2]
実施例1で説明した、閾値制御部 301 、SAD 値比較部 302 、SAD 値蓄積制御部 303 、区分1の SAD 値蓄積部 305 、区分1の SAD 平均値算出部 306 、区分1の符号量予測値算出部 307 、区分2の SAD 値蓄積部 308 、区分2の SAD 平均値算出部 309 、区分2の符号量予測値算出部 310 、SAD 値/符号量対応テーブル 311 、比重加算部 312 、及び量子化値決定部 304 の処理を、本実施例2では、発生符号化量予測部内のプロセッサが、図示しないメモリ中に予め格納されたプログラムを実行することによって達成される。また、プログラム実行中の間のデータについても、図示しないメモリなどを用いて一時的に保存される。
予測処理のプロセス 901 では、予測部(図2参照)が出力する SAD 値のデータをメモリ 912 に書き込む。
次に、SAD 値比較処理のプロセス 902 では、メモリ 912 の SAD 値のデータとメモリ 913 の閾値のデータを読み出し、SAD 値が閾値未満であるか閾値以上であるかを判定し、判定結果を SAD 値比較結果メモリ 914 に書き込む。即ち、プロセス 902 では、メモリ 912 に書き込まれた SAD 値のデータが、区分1内のデータか区分2内のデータかに分類する判定を行う。
SAD 蓄積制御処理のプロセス 903 は、メモリ 912 に書き込まれた SAD 値のデータとメモリ 914 に書き込まれた SAD 値の比較結果を読み出し、当該データが区分1のデータであれば、区分1の SAD 値メモリ 915 を選択し、区分2のデータであれば、区分2の SAD 値メモリ 916 を選択して、データの内容を読み出し、SAD 値を加算後、書き戻す。同時に、区分1と区分2の MB 数 を格納するメモリ 923 からデータを読み込み、比較結果に基づいて、該当するどちらかの区分の MB 数を1増加後、書き戻す。なお、比較結果に基づいて、メモリ 923 内のどちらかの MB 数のデータを読み込み、1増加後格納しても良い。
プロセッサ上では上記プロセスが、必要なマクロブロック数と同数回、実行される。
SAD 平均値算出処理プロセス 904 では、区分1の SAD 値メモリ 915 のデータ内容と、メモリ 923 のデータである区分1と区分2の MB 数を読み込み、平均値を算出し、メモリ 917 に SAD 平均値を書き込む。
同様に、SAD 平均値算出プロセス 905 では、区分2の SAD 値メモリ 916 のデータ内容と、メモリ 923 のデータである区分1と区分2の MB 数を読み込み、平均値を算出し、メモリ 918 に SAD 平均値を書き込む。
量子化値決定処理プロセス 909 では、メモリ 919 内の推定量子化値のデータと、メモリ 924 内の発生符号量予測値のデータと、メモリ 926 内の発生符号量実測値のデータとを読み出し、量子化値を決定し、決定した量子化値のデータをメモリ 925 に書き込む。
その後、可変長符号化処理プロセス 911 では、可変長符号化部(図2参照)が、可変長符号化を行って、データを動画像符号化装置から出力する。
本実施例における処理動作のフローは、実施例1と同じとなる。
(1)本発明の動画像符号化方法は、入力画像信号に対して参照画像及び参照画像と該入力画像との間の差分を用いて符号化を行う動画像符号化方法において、評価値を用いて発生符号量の予測を行い、発生符号量を制御する動画像符号化方法であって、前記評価値を複数の区分に分け、該複数の区分毎に前記評価値に基づいて発生符号量の予測値を演算する演算式を設け、前記演算式を、前記複数の区分毎に前記評価値の一次式で近似するものである。
(2)上記(1)項において、好ましくは、前記評価値と前記発生符号量の予測値の関係は、量子化値によって異なる傾き並びにY切片を持つ複数の区分を有する一次式であって、前記異なる量子化値よって異なるそれぞれの一次式の、それぞれの区分を分ける評価値が、同一の値である。
(3)上記(1)項若しくは(2)項において、好ましくは、前記評価値は、前記入力画像と前記予測画像とをそれぞれ、1又は複数の画素ブロックに分割し、該画素ブロック毎の差分絶対値和である。
(4)上記(1)項若しくは(2)項において、好ましくは、前記評価値は、前記入力画像と前記予測画像とをそれぞれ、1又は複数の画素ブロックに分割し、該画素ブロック毎の差分値を変換し、該変換した差分値の絶対値和を取った値である。
(5)上記(4)項において、好ましくは、前記画素ブロック毎の差分値の変換は、アダマール変換である。
(6)上記(4)項において、好ましくは、前記画素ブロック毎の差分値の変換は、離散コサイン変換である。
(8)上記(7)項において、好ましくは、前記発生符号量予測部は、前記評価値に基づいて符号量予測値を算出するための対応テーブル、若しくは、演算処理部を備える。
(9)上記(8)項において、好ましくは、前記対応テーブル若しくは演算処理部は、前記評価値によって複数の区分に分割される閾値を具備し、該複数の区分それぞれについて前記評価値に基づく一次式を設け、該一次式によって、前記符号量予測値を算出する。
(10)上記(7)項乃至(9)項のいずれかの動画像符号化装置において、好ましくは、前記変換・量子化部は、前記差分信号を、アダマール変換若しくは離散コサイン変換する。
Claims (6)
- 入力画像信号に対して参照画像及び参照画像と該入力画像との間の差分を用いて符号化を行う動画像符号化方法において、
マクロブロック毎に計算されるSAD値を用いて複数の量子化値に対応する発生符号量の予測を行い、複数の前記マクロブロックからなる対象領域の発生符号量を制御する動画像符号化方法であって、
前記SAD値を複数の区分に分け、該複数の区分毎に前記SAD値の関数である演算式により発生符号量の予測値を演算し、
前記演算式は、量子化値によって異なる傾き並びにY切片を持つ複数の区分を有する一次関数であって、それぞれの区分を分けるSAD値が各量子化値に対して同一であり、
前記発生符号量の予測値は、複数の前記マクロブロックに亘って、SAD値を区分毎に総和し、該総和を対応する区分の前記傾きで比重加算し、更に前記Y切片を対応する区分のマクロブロックの数に応じて比重加算して、これらの合算により算出し、所定の条件をみたす前記発生符号量の予測値が算出された量子化値を選択して前記複数のマクロブロックを符号化することを特徴とする動画像符号化方法。 - 請求項1記載の動画像符号化方法において、
前記1次関数は、前記量子化値をパラメータとしてテーブル化され、前記区分を分けるSAD値と共にSAD値/符号量対応テーブルに格納され、
前記複数のマクロブロックは、1あるいは複数列のマクロブロックラインであることを特徴とする動画像符号化方法。 - 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の動画像符号化方法において、
前記入力画像と前記予測画像とをそれぞれ、複数の前記画素ブロックに分割し、
前記SAD値は、対応する前記入力画像と前記予測画像の該画素ブロックの差分を変換し、該変換した差分の絶対値和を取った値であることを特徴とする動画像符号化方法。 - 請求項3に記載の動画像符号化方法において、
前記画素ブロック毎の差分値の変換は、アダマール変換であることを特徴とする動画像符号化方法。 - 請求項3に記載の動画像符号化方法において、
前記画素ブロック毎の差分値の変換は、離散コサイン変換であることを特徴とする動画像符号化方法。 - 入力された画像信号に対して参照画像及び参照画像と該入力画像との間の差分を用いて符号化を行う動画像符号化装置において、
前記入力画像を所定の画素数のマクロブロックに分割するマクロブロック分割部と、前記マクロブロックに分割された画像データと加算処理部から出力されるデータの差分信号から予測画像を生成する予測処理部と、前記マクロブロックに分割された画像データと前記予測画像との差分信号を出力する差分処理部と、前記差分信号を変換し量子化する変換・量子化部と、前記変換された信号を符号化する符号化部と、前記変換された信号を逆量子化し逆変換する逆量子化・逆変換部と、前記量子化・逆直交変換部の出力と前記予測画像を加算する前記加算処理部と、次段階での予測のためのデータを格納するフレームメモリと、マクロブロック数を示すデータ、閾値のデータ及びビットレートを示すデータを入力しマクロブロック毎の画像を量子化するためのマクロブロックの量子化値を出力する発生符号量予測部とを有し、マクロブロック毎に計算されるSAD値を用いて複数の量子化値に対応する発生符号量の予測を行い、複数の前記マクロブロックからなる対象領域の発生符号量を制御する動画像符号化装置であって、
前記予測処理部は、前記予測画像の生成時に、SAD値のデータ等の発生符号量の予測に必要なデータを出力し、
前記発生符号量予測部は、前記SAD値を複数の区分に分け、該複数の区分毎に前記SAD値の関数である演算式により前記発生符号量の予測値を演算し、前記演算式は、量子化値によって異なる傾き並びにY切片を持つ複数の区分を有する一次関数であって、それぞれの区分を分けるSAD値が各量子化値に対して同一であり、前記発生符号量の予測値は、複数の前記マクロブロックに亘って、SAD値を区分毎に総和し、該総和を対応する区分の前記傾きで比重加算し、更に前記Y切片を対応する区分のマクロブロックの数に応じて比重加算して、これらの合算により算出し、所定の条件をみたす前記発生符号量の予測値が算出された量子化値を選択して前記複数のマクロブロックを符号化し、
前記1次関数は、前記量子化値をパラメータとしてテーブル化され、前記区分を分けるSAD値と共にSAD値/符号量対応テーブルに格納され、前記複数のマクロブロックは、1あるいは複数列のマクロブロックラインであり、
前記SAD値は、対応する前記入力画像と前記予測画像の該画素ブロックの差分値をアダマール変換または離散コサイン変換し、該変換した差分の絶対値和を取った値であることを特徴とする動画像符号化装置。
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