JP5275934B2 - エンジンのブリーザ構造 - Google Patents
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Description
動弁機構または変速機を収容するエンジンケースと、
上記エンジンケースの内外を連通しブローバイガスを気液分離するブリーザ室と、
上記エンジンケースに支持されエンジンケース内の状態を検出する検出器とを備えたエンジンのブリーザ構造において、
上記検出器は、外形の大部分が柱状を呈し、少なくともその一部がブリーザ室内に配置され、その検出器の側面によってブリーザ室のラビリンスが形成され、
上記検出器は、その側壁が、ブリーザ室入口開口の隣接部において、同入口開口に対向し、かつ、その軸線をほぼ上下方向にして配置されることを特徴とするエンジンのブリーザ構造に関するものである。
上記ブリーザ室は底壁に貫通孔を備え、
上記検出器は、その下部が上記貫通孔の下方へ突出するよう配置され、
上記検出器の側壁と上記貫通孔の内周との間に隙間が設けてあることを特徴とするものである。
上記エンジンケースは、変速機を収容するケースであり、
上記検出器は上記変速機の歯車に対向して配置された車速センサであることを特徴とするものである。
上記ブリーザ室は変速機の上方に配置され、
上記ブリーザ室内に、エンジン内の潤滑箇所へオイルを供給する供給油路が配置され、
上記供給油路と変速機の変速ギヤ群との間の隔壁に、変速機軸に沿って左右エンジンケースに渡る飛沫油路が一体形成され、
上記飛沫油路には上記供給油路からオイルが供給され、上記飛沫油路の噴射孔から変速ギヤ群の所定の位置にオイルが飛沫給油されて、変速ギヤ群が潤滑されることを特徴とするものである。
上記エンジンケースは、動弁機構を収容するケースであり、
上記検出器は上記動弁機構のカム軸に対向して配置されたカムパルサであることを特徴とするものである。
検出器の側面はブリーザ室内に露出し、検出器自体によってブリーザ室のラビリンスが形成される。
従来の技術において、検出器の側面を覆っていた支持ボスの一部を廃止するので、ブリーザ室の容量は大きくなる。
かつ、支持ボスの一部を削減するので、エンジンケースは軽量になる。
更に、検出器自体でラビリンスを形成するので気液分離性能を向上させることができる。
ブリーザ室入口から侵入するブローバイガスを、検出器の側壁に当てることによって、ブローバイガスの速度を落とし、オイル分を検出器の側壁に付着させ、検出器の側壁に付着したオイルを、軸線を上下方向にして配置された検出器の側壁を伝わって下方に落とすので、気液分離を良好に行うことができる。
ブリーザ室底壁の貫通孔をオイル戻し孔として利用すると共に、貫通孔からのオイルの侵入を検出器で防ぐことができる。
車速センサを、本来の用途である車速検出に用いるとともに、その外面で、ブリーザ室のラビリンスを形成するので、車速センサの形状を有効利用することができる。
ブリーザ室容量を確保しつつ、飛沫油路を変速機に近づけて配置したので、所定の位置を狙って潤滑することができる。
カムパルサを、本来の用途であるカム軸角度検出に用いるとともに、その外面で、ブリーザ室のラビリンスを形成するので、カムパルサの形状を有効利用することができる。
(1)スピードセンサ又はカムパルサ等の検出器の側面はブリーザ室内に露出し、これら検出器自体によってブリーザ室のラビリンスが形成されるので、気液分離性能を向上させることができる。また、従来の技術において、スピードセンサ等の側面を覆っていた支持ボスの一部が廃止されるので、ブリーザ室の容量は大きくなる。さらに、従来設けられていた支持ボスの一部を削減するので、エンジンケースは軽量になる。
(2)ブリーザ室入口から侵入するブローバイガス、またはブリーザ室を通過するブローバイガスを、上記検出器の側面に当てることによって、ブローバイガスの速度を落とし、オイル分を検出器の側面に付着させ、側面に付着したオイルを、軸線を上下方向にして配置された検出器の側面を伝わって下方に落とすので、気液分離を良好に行うことができる。
(3)ブリーザ室底壁の下部貫通孔をオイル戻し孔として利用すると共に、下部貫通孔からのオイルの侵入を検出器自体で防ぐことができる。
(4)車速センサを、本来の用途である車速検出に用いるとともに、その外面で、ブリーザ室のラビリンスを形成するので、車速センサの形状を有効利用することができる。
(5)第1実施形態において、ブリーザ室容量を確保しつつ、飛沫油路を変速機に近づけて配置したので、歯車の歯先部を狙ってオイルを噴射することができ、変速用歯車群の噛合い部を効果的に潤滑することができる。
(6)カムパルサを、本来の用途であるカム軸角度検出に用いるとともに、その外面で、ブリーザ室のラビリンスを形成するので、カムパルサの形状を有効利用することができる。
Claims (5)
- 動弁機構または変速機を収容するエンジンケースと、
上記エンジンケースの内外を連通しブローバイガスを気液分離するブリーザ室と、
上記エンジンケースに支持されエンジンケース内の状態を検出する検出器とを備えたエンジンのブリーザ構造において、
上記検出器は、外形の大部分が柱状を呈し、少なくともその一部がブリーザ室内に配置され、その検出器の側面によってブリーザ室のラビリンスが形成され、
上記検出器は、その側壁が、ブリーザ室入口開口の隣接部において、同入口開口に対向し、かつ、その軸線をほぼ上下方向にして配置されることを特徴とするエンジンのブリーザ構造。 - 上記ブリーザ室は底壁に貫通孔を備え、
上記検出器は、その下部が上記貫通孔の下方へ突出するよう配置され、
上記検出器の側壁と上記貫通孔の内周との間に隙間が設けてあることを特徴とする請求項1に記載のエンジンのブリーザ構造。 - 上記エンジンケースは、変速機を収容するケースであり、
上記検出器は上記変速機の歯車に対向して配置された車速センサであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエンジンのブリーザ構造。 - 上記ブリーザ室は変速機の上方に配置され、
上記ブリーザ室内に、エンジン内の潤滑箇所へオイルを供給する供給油路が配置され、
上記供給油路と変速機の変速ギヤ群との間の隔壁に、変速機軸に沿って左右エンジンケースに渡る飛沫油路が一体形成され、
上記飛沫油路には上記供給油路からオイルが供給され、上記飛沫油路の噴射孔から変速ギヤ群の所定の位置にオイルが飛沫給油されて、変速ギヤ群が潤滑されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のエンジンのブリーザ構造。 - 上記エンジンケースは、動弁機構を収容するケースであり、
上記検出器は上記動弁機構のカム軸に対向して配置されたカムパルサであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンのブリーザ構造。
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