JP5271238B2 - V型内燃機関 - Google Patents
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Description
しかしながら、上記従来の構成では、吸気ポート側であるVバンク内側にインジェクタを配置するにはバンク角度が狭過ぎ、インジェクタの取り付け、取り外し等の作業ができない。したがって、インジェクタをシリンダ軸に沿って起立させて配置するしかなく、インジェクタを最適な位置に設けることができなかった。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、燃料噴射装置を最適な位置に設けることができるとともに、燃料噴射装置の取り付け、取り外し等の作業を容易にするV型内燃機関を提供することにある。
また、弾性部材が弾性変形することにより、前後一対の吸気ポートと吸収チャンバとの合わせ面の段差及び角度ずれをより吸収できる。
上記構成によれば、上部吸気ポートに必要な剛性を確保しつつ、前後一対の吸気ポートと吸収チャンバとの合わせ面の段差及び角度ずれをより吸収できる。
上記構成によれば、弾性部材が上下に弾性変形することにより、上部吸気ポートの上下の長さを容易に調節できる。
上記構成によれば、上部吸気ポートに弾性部材が一体化されるので、上部吸気ポートを1つの部品として取り扱うことができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るエンジンを適用した自動二輪車を示す側面図である。この自動二輪車10は、車体フレーム11と、車体フレーム11の前端部に取り付けられたヘッドパイプ12に回動自在に支持された左右一対のフロントフォーク13と、フロントフォーク13の上端部を支持するトップブリッジ14に取り付けられた操舵用のハンドル15と、フロントフォーク13に回転自在に支持された前輪16と、車体フレーム11に支持されたV型内燃機関としてのエンジン17と、エンジン17に排気管18A,18Bを介して連結された排気マフラー19A,19Bと、車体フレーム11の後下部のピボット20に上下に揺動自在に支持されたリアスイングアーム21と、このリアスイングアーム21の後端部に回転自在に支持された後輪22とを備え、リアスイングアーム21と車体フレーム11との間にリアクッション23が配設される。
前バンク110Aと後バンク110Bによって形成されるV字状の空間には、エンジン吸気系を構成するエアクリーナ41とスロットルボディ42が配設される。スロットルボディ42は、エアクリーナ41で浄化された空気を前バンク110A及び後バンク110Bに供給する。また、各バンク110A,110Bには、エンジン排気系を構成する排気管18A,18Bが接続され、各排気管18A,18Bが車体右側を通ってその後端に排気マフラー19A,19Bが各々接続され、これら排気管18A,18B及び排気マフラー19A,19Bを介して排気ガスが排出される。
図2において、エンジン17の前バンク110A及び後バンク110Bは同一の構造である。図2中、前バンク110Aはピストン周辺を示し、後バンク110Bはカムチェーン周辺を示している。また、図2において、符号121は中間シャフト(後側バランサシャフト)を示し、符号123はメインシャフトを示し、符号125はカウンタシャフトを示している。クランクシャフト105を含むこれらシャフト121,123,125は、車体前後方向及び上下方向にずらして互いに平行に配置され、これらシャフトを支持するクランクケース110C内には、クランクシャフト105の回転を、中間シャフト121、メインシャフト123及びカウンタシャフト125の順に伝達する歯車伝達機構が構成されている。
各シリンダヘッド132A,132Bの下面には、ピストン136上方に形成される燃焼室の天面を構成する燃焼凹部141が形成され、各燃焼凹部141には、点火プラグ142がその先端を臨ませて配置される。この点火プラグ142は、シリンダ軸線Cと略同軸に設けられる。
シリンダヘッド132Aの上部には、燃料ポンプ144が設けられ、燃料ポンプ144から燃料配管144Aを介して各インジェクタ143に燃料が供給される。
図2及び図3に示すように、各吸気ポート145は吸気チャンバ43で合流しており、この吸気チャンバ43はスロットルボディ42に連結される。シリンダヘッド132Aの排気ポート146は、排気管18A(図1参照)に連結されており、シリンダヘッド132Bの排気ポート146は、排気管18B(図1参照)に連結されている。
この中間シャフト121の右端部には、オイルポンプ用駆動スプロケット181と、上記中間側被動歯車177と、この被動歯車177より小径の駆動歯車(以下、中間側駆動歯車という)182とが順に取り付けられている。
オイルポンプ用駆動スプロケット181は、中間シャフト121の後側であって、メインシャフト123下方に配置されたオイルポンプ184の駆動軸185に固定された被動スプロケット186に伝動チェーン187を介して該中間シャフト121の回転力を伝達し、オイルポンプ184を駆動させる。
カウンタシャフト125の左端部は、車体の前後方向に延びるドライブシャフト(不図示)に連結される。これによって、カウンタシャフト125の回転がドライブシャフトに伝達される。
動弁装置50は、図4に示すように、シリンダ軸線Cを中心として吸気側と排気側とに独立して対称に設けられている。前バンク110A及び後バンク110Bの動弁装置50は略同一構造であるため、本実施の形態では、前バンク110Aの吸気側の動弁装置50について説明する。
また、カムシャフト支持部201,202における吸気カム153の側の面には、ホルダ53を支持するホルダ支持部201D,202Dがそれぞれ設けられている。
また、連結部材59は、カムシャフト151と平行な軸部59Aを有し、軸部59Aの第1プレート53A側の端には、サブロッカアーム54の一端が連結されるサブロッカアーム支持部59B(支点)が形成されている。連結部材59は、第1,第2プレート53A,53Bの外面側から軸部59Aの両端に挿入される一対のボルト53Dによって第1,第2プレート53A,53Bに固定される。また、連結部材59は、軸部59Aに平行な軸部59Cを備えており、第1,第2プレート53A,53Bの外面側からこの軸部59Cの両端に挿入される一対のボルト(不図示)によっても第1,第2プレート53A,53Bに固定される。
また、サブロッカアーム54は、図5に示すように、連結部材59に収容されたサブロッカアームリターンスプリング58により付勢されており、サブロッカアーム54のローラ54Aが常に吸気カム153に押し付けられている。ここで、サブロッカアームリターンスプリング58はコイルスプリングである。
このように構成された動弁装置50において、図5を参照し、カムシャフト151が回転されると、カムシャフト151と一体に回転する吸気カム153のカム山部153Bにより、サブロッカアーム54がローラ54Aを介して押し上げられて軸部59Aを中心として揺動し、これに伴い、コネクトリンク55を介して動弁カム52がカムシャフト151を中心として図5中の時計回りに回転する。そして、動弁カム52の回転によりカム山部52Bがローラ51Cを介してロッカアーム51と共に吸気弁147を押し下げ、吸気弁147が開弁される。また、カムシャフト151がさらに回転されて吸気カム153のベース円部153Aがローラ54Aに当接する状態では、サブロッカアーム54がサブロッカアームリターンスプリング58により押し下げられると共に、動弁カム52が動弁カムリターンスプリング57より図5中の反時計回りに回転させられてベース円部52Aがローラ51Cに当接する。これにより、吸気弁147は弁ばね149(図2参照)により押し上げられて閉弁される。
これによって、動弁装置50は、吸気弁147及び排気弁148の開閉の作動特性を変更可能に構成されている。
連結リンク部材63は、図7に示すように、駆動機構60に連結されている。
駆動機構60は、図7に示すように、連結リンク部材63を介してホルダ53に連結されている。駆動機構60は、吸気側カムシャフト151と排気側カムシャフト152とに跨って配置されたボールねじ61と、吸気側・排気側のそれぞれに設けられ、ボールねじ61上を軸方向に移動可能な2つのナット62(スライダ)とを備え、ナット62及びホルダ53間に連結リンク部材63が設けられている。
駆動軸72には、駆動ギヤ72Aが形成されており、中間軸73には、駆動ギヤ72Aと噛み合う第1中間ギヤ73Aと、ボールねじ61に設けられたギヤ64と噛み合う第2中間ギヤ73Bとが固定されている。
なお、前後一対の前後バンク110A,110Bは、車体左右方向(図9では、上下方向)に延びるカムシャフト151,152の軸方向に互いにオフセットして配置されている。より詳細には、前バンク110Aの車体前後方向のシリンダ中心線CAは車体右方向(図9では、下方向)にオフセットし、後バンク110Bの車体前後方向のシリンダ中心線CBは車体左方向(図9では、上方向)にオフセットしている。
図7に示すように、ボールねじ61の外周面には、吸気側と排気側にそれぞれ螺旋状のねじ山61A,61Bと、螺旋状の軸ねじ溝61C,61Dとが形成されている。これらねじ山61A,61B及び軸ねじ溝61C,61Dは、巻き方向が吸気側と排気側で異なる方向に設定されている。
センサ80は、ボールねじ61の他端部に固定される回転軸81と、この回転軸81の下方に略平行に配置され、ボールねじ支持部203に固定される六角ねじからなる固定軸82とを備えている。回転軸81の外周面には駆動ギヤ83が形成され、固定軸82には、駆動ギヤ83と噛み合う従動ギヤ84が形成されている。したがって、ボールねじ61が回転すると、ボールねじ61と一体に回転する回転軸81の回転が駆動ギヤ83を介して従動ギヤ84に伝達される。センサ80は、従動ギヤ84の回転量により、ボールねじ61の回転量を検出する。
ナット側リンク63Aの一端部は、ナット62を両側方から挟み込み、ボルト66によってナット62に固定されている。ナット側リンク63Aの他端部は、ピン67によってホルダ側リンク63Bの一端部に揺動可能に支持されている。ホルダ側リンク63Bの他端部は、偏心ピン68によって第2プレート53Bに揺動可能に支持されている。偏心ピン68は、六角ボルト68Aと、六角ボルト68Aの頭部に偏心して一体形成された偏心軸68Bとを備えて構成されている。六角ボルト68Aは、スプリングワッシャ68C及び六角ナット68Dによって第2プレート53Bに固定され、偏心軸68Bは、ナット側リンク63Aに回転自在に支持される。
例えば、ボールねじ61が回転してナット62がボールねじ61の中央側に移動させられ、連結リンク部材63によってホルダ53が図5中の時計回り方向にさらに揺動されると、動弁カム52はリンク機構56によって時計回り方向に回転され、この状態でカムシャフト151が回転されると、カム山部52Bがローラ51Cを押し下げる期間及び押し下げ量が大きくなり、吸気弁147の開弁期間及びリフト量が大きくなる。
各吸気ポート145は、図3に示すように、シリンダヘッド132A,132Bと一体に設けた下部吸気ポート145Bと、シリンダヘッド132A,132Bと別体で下部吸気ポート145Bの上端部145Dに連結される上部吸気ポート145Cとを備えている。上部吸気ポート145Cは、図示しないボルトによって下部吸気ポート145Bに固定され、ヘッドカバー133A,133Bに接近する方向に角度を変えて延出している。上記インジェクタ143は、下部吸気ポート145Bの下方に、下部吸気ポート145Bに沿って設けられている。
バンク110A,110Bの上部吸気ポート145Cは、互いに略平行に上方に延出し、各上部吸気ポート145Cの上端部145Eに、Vバンク内側に配置した吸気チャンバ43が連結されている。吸気チャンバ43は、その吸気通路の断面積を吸気ポート145及びスロットルボディ42の吸気通路より大きくすることにより、吸気脈動を抑制する沈静槽として機能するものである。
吸気チャンバ43はタンク状に形成され、スロットルボディ42に接続される略円形状の接続口44を車体右側に備えている。
吸気チャンバ43の下面には、略円形状の一対の貫通孔45A,45Bが形成され、これらの貫通孔45A,45Bに各上部吸気ポート145Cの上端部145Eが連結されている。吸気チャンバ43内には、吸気が矢印Dに沿って接続口44から貫通孔45Aに流れる吸気通路43Aと、吸気が矢印Eに沿って接続口44から貫通孔45Bに流れる吸気通路43Bとが形成されることとなる。
燃料供給装置90は、図10に示すように、燃料ポンプ144(図2)と、燃料配管144Aと、燃料配管144Aの下流側の端に接続されるフューエルチャンバ91と、フューエルチャンバ91とインジェクタ143とを連結する燃料パイプ92,93と、インジェクタ143とを備えて構成されている。また、フューエルチャンバ91、燃料パイプ92,93及びインジェクタ143は、前バンク110Aと後バンク110Bとの間において、Vバンク内側に設けられている。
この分岐部96におけるVバンク内側を向く面には、燃料パイプ92が接続される前側取り付け部97と、燃料パイプ93が接続される後側取り付け部98とが設けられており、蓄圧室の燃料は分岐部96で分岐して下流へ流れる。ここで、燃料パイプ92はシリンダヘッド132Aに取り付けられたインジェクタ143Aに接続される配管であり、燃料パイプ93はシリンダヘッド132Bに取り付けられたインジェクタ143Bに接続される配管である。
インジェクタ143A,143Bの上部には、フューエルチャンバ91の側に突出したインジェクタ側取付ナット部172,173がそれぞれ設けられている。
インジェクタ側取付ナット部172,173は、それぞれ燃料パイプ92,93が接続される接続部である。燃料パイプ92,93は、インジェクタ側取付ナット部172,173に挿し込まれた状態で、インジェクタ側取付ナット部172,173が回転されることにより着脱される。
吸気ポート145は、シリンダヘッド132A,132Bと一体に設けた下部吸気ポート145Bと、シリンダヘッド132A,132Bと別体に設けた上部吸気ポート145Cとを備えるため、上部吸気ポート145Cをシリンダヘッド132A,132Bから取り外すことができ、インジェクタ143の取り付け、取り外し等の作業が可能になる。その結果、バンク角度が狭くてもインジェクタ143をVバンク内側に設けることが可能になる。また、上部吸気ポート145Cがヘッドカバー133A,133Bに接近する方向に角度を変えて取り付けられるため、バンク間の空間を大きくすることができ、上部吸気ポート145Cの取り付け、取り外し等の作業が容易になる。
本実施の形態では、各吸気ポート145がシリンダヘッド132A,132Bと別体の上部吸気ポート145Cを備えるので、前後一対の上部吸気ポート145Cの一方に長さ違いを設定し、誤差に応じた適切な長さの上部吸気ポート145Cを用いることで、前後一対の上部吸気ポート145Cと吸気チャンバ43との合わせ面に生じる隙間やストレスを抑制できる。
本実施の形態では、前バンク110Aの上部吸気ポート300の一部が弾性部材で形成されている。より詳細には、上部吸気ポート300は、上下に2分割にされ、上側に、吸気チャンバ43の下面に連結されるフランジ301、下側に、下部吸気ポート145Bの上端部145Dに連結される吸気パイプ302を備えている。フランジ301及び吸気パイプ302は、例えばアルミニウム等の金属材を用いて形成されている。フランジ301と吸気パイプ302との間には、弾性体303が設けられている。
弾性体303は、フランジ301及び吸気パイプ302の表面にゴム等の弾性部材を焼き付けることによって形成される。弾性体303は、吸気パイプ302とフランジ301とを結合する略環状の基部303Aと、この基部303Aから吸気パイプ302の外周面に沿って延出する延出部303Bとを備えている。なお、吸気パイプ302の外周面を覆う延出部303Bは、省略してもよい。
前バンク110Aの上部吸気ポート300に弾性部材で形成した弾性体303を設けたため、弾性体303が弾性変形することにより、各バンク110A,110Bの角度公差や、シリンダブロック131A,131B、シリンダヘッド132A,132Bの寸法公差等に起因する前後一対の吸気ポート145と吸気チャンバ43との合わせ面の段差及び角度ずれをより吸収できる。しかも、弾性体303は、上下に2分割された上部吸気ポート300のフランジ301と吸気パイプ302との間に形成されたため、弾性体303の基部303Aが上下に弾性変形することにより、上部吸気ポート300の上下の長さを容易に調節できる。その結果、前後一対の吸気ポート145及び吸気チャンバ43に掛かるストレスをさらに抑制できるとともに、シール性を向上して、隙間から新気を吸入することによる出力特性の悪化、燃費性能や排気性能の悪化を防止できる。また、上部吸気ポート300の長さを調節できるので、吸気チャンバ43から前後バンク110A,110Bの燃焼室140につながる吸気ポート145の長さを略同一にできる。
さらに、上部吸気ポート300の弾性体303だけを弾性部材で形成したため、例えばフランジ301及び吸気パイプ302を金属材等の剛性材料を用いて形成することで、吸気チャンバ43の重さや吸気負圧に耐え得る剛性を確保できる。
例えば、上記実施の形態では、上部吸気ポート300は、上側にフランジ301、下側に吸気パイプ302を備える構成としたが、上側に吸気パイプ、下側にフランジを備える構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、上部吸気ポート300の弾性体303だけを弾性部材で形成したが、上部吸気ポート全体を弾性部材で形成してもよい。
また、上記実施の形態では、前バンク110Aの上部吸気ポート300に弾性部材を用いたが、後バンク110Bの上部吸気ポートに弾性部材を用いてもよい。
また、上記実施の形態では、エンジン17は、V型の2気筒水冷エンジンであるものとしたが、これに限定されるものではなく、3気筒以上のV型のエンジンにおいて、上部吸気ポート145C及び下部吸気ポート145Bを備える吸気ポート145や、上部吸気ポート300及び下部吸気ポート145Bを備える吸気ポート145を設けてもよい。
43 吸気チャンバ
110A,110B バンク
132A,132B シリンダヘッド
133A,133B ヘッドカバー
143 インジェクタ(燃料噴射装置)
145 吸気ポート
145B 下部吸気ポート
145C,300 上部吸気ポート
301 フランジ
302 吸気パイプ
303 弾性体
Claims (5)
- V型に配置した前後一対のバンク(110A,110B)を備え、前後バンク(110A,110B)のVバンク内側に前後バンク(110A,110B)の吸気ポート(145,145)を設けたV型内燃機関において、
前記吸気ポート(145,145)は、シリンダヘッド(132A,132B)と一体の下部吸気ポート(145B,145B)と、前記シリンダヘッド(132A,132B)と別体で、前記下部吸気ポート(145B,145B)の上端部に連結される上部吸気ポート(145C,145C)とを備え、
前記上部吸気ポート(145C,145C)は、前記シリンダヘッド(132A,132B)のヘッドカバー(133A,133B)に近接する方向に角度を変えて延出し、
前記前後一対のバンク(110A,110B)の前記上部吸気ポート(145C,145C)は、互いに略平行に上方に延出し、各上部吸気ポート(145C,145C)の上端部に、Vバンク内側に配置した吸気チャンバ(43)を連結するとともに、前記前後バンク(110A,110B)の一方の前記上部吸気ポート(145C,145C)を弾性部材で形成したことを特徴とするV型内燃機関。 - 前記前後バンク(110A,110B)の一方の前記上部吸気ポート(145C)の少なくとも一部を弾性部材で形成したことを特徴とする請求項1に記載のV型内燃機関。
- 前記弾性部材は、前記上部吸気ポート(145)を上下に2分割し、その間に形成したことを特徴とする請求項2に記載のV型内燃機関。
- 前記弾性部材は、金属の表面にゴムを焼き付けて形成したことを特徴とする請求項3に記載のV型内燃機関。
- 前記上部吸気ポート(145C)は、上側に、前記吸気チャンバ(43)の下面に連結されるフランジ(301)、下側に、前記下部吸気ポート(145B)の上端部に連結される吸気パイプ(302)を備え、前記弾性体(303)は、前記フランジ(301)及び前記吸気パイプ(302)の表面にゴム等の弾性部材を焼き付けることによって形成され、前記吸気パイプ(302)と前記フランジ(301)とを結合する略環状の基部(303A)と、この基部(303A)から前記吸気パイプ(302)の外周面に沿って延出する延出部(303B)とを備えていることを特徴とする請求項4に記載のV型内燃機関。
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