JP5268982B2 - オラネキシジン水溶液およびその調製方法並びに消毒剤 - Google Patents
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Description
オラネキシジンは、水に極めて難溶であり、またこれまで知られている塩も水に難溶である。例えば、塩酸塩の水への溶解度を測定したところ、0.05%(W/V)未満で、遊離体は更に1オーダー低かった。そのため、単にオラネキシジンを溶かしただけの水溶液では、十分な殺菌活性が望めなかったり、環境によっては析出するおそれがある。そこで、特に水性製剤とする場合には、オラネキシジンの濃度を有効な殺菌活性を示す濃度とするために、あるいは析出の可能性を低減するために、界面活性剤等の溶解補助剤を用いる必要があるとされる。
尚、特許第2662343号公報には、オラネキシジン類の酸付加塩を形成する酸として、種々の酸が列挙されており、その中にグルコン酸も記載されている。しかしながら、特許第2662343号公報ではオラネキシジンのグルコン酸塩は具体的に記載されておらず、単離もされておらず、その溶液についても開示はない。ましてや、その水への溶解性については、全く示唆もされていない。
(1) オラネキシジンと、少なくとも等モルのグルコン酸とを含有し、グルコン酸以外の酸およびその塩を実質的に含有していないことを特徴とする水溶液、
(2) オラネキシジンの濃度が0.1〜20%(W/V)である上記(1)に記載の水溶液、
(3) オラネキシジン酸付加塩の水懸濁液をアルカリ水溶液で中和又は付加している酸に対し1〜10当量のアルカリを添加し、析出した固形物を水で洗浄した後、グルコン酸水溶液に溶解させることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の水溶液の調製方法、
(4) アルカリ水溶液での中和が、20〜30℃の温度で行われることを特徴とする上記(3)に記載の調整方法、
(5) 上記(1)または(2)に記載の水溶液を配合してなる消毒剤、
(6) 水性製剤である上記(5)に記載の消毒剤、
(7) オラネキシジンの濃度が0.001〜20%(W/V)である上記(6)に記載の消毒剤、
(8) アルコール製剤である上記(5)に記載の消毒剤、
(9) オラネキシジンの濃度が0.001〜6%(W/V)である上記(8)に記載の消毒剤、
(10) 更にポリアルキレングリコールを含有することを特徴とする上記(5)〜(9)のいずれかに記載の消毒剤、
(11) ポリアルキレングリコールの濃度が、0.5〜10%(W/V)である上記(10)に記載の消毒剤、
(12) ポリアルキレングリコールが、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールまたはポリエチレングリコールである上記(10)または(11)に記載の消毒剤、
(13) オラネキシジンが0.1%(W/V)以上の濃度で含有されていることを特徴とする水溶液、および
(14) グルコン酸のオラネキシジン可溶化のための使用、
に関する。
尚、本発明の水溶液は、腐食性を示さないという特長も有し、金属製医療器具の消毒などにも広く使用することができる。
オラネキシジンとは、下記式(1)
さらに、オラネキシジンとグルコン酸とを含有する上記水溶液には、グルコン酸以外の酸およびその塩を実質的に含有していないことが好ましい。より具体的には、水溶液中におけるグルコン酸以外の酸およびその塩の濃度が、約0.05%(W/V)以下であることが好ましい。ここで、酸とは、水溶液中で水素イオンを生じる物質をいう。その塩としては、例えばナトリウム塩もしくはカリウム塩などのアルカリ金属塩、カルシウム塩もしくはマグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩またはアンモニウム塩などの無機塩基との塩;例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミンもしくはN,N’−ジベンジルエチレンジアミンなどの有機塩基との塩などの塩基付加塩などが挙げられる。
オラネキシジンは、通常、塩酸塩等の酸付加塩の結晶として得られる場合が多い。そこで、まず、オラネキシジン塩酸塩等の酸付加塩を水中に懸濁させ、水酸化ナトリウム水溶液または水酸化カリウム水溶液等のアルカリ水溶液を付加している酸に対し1当量以上、好ましくは約1〜10当量、より好ましくは約1〜8当量、さらに好ましくは約1〜5当量添加し、約0℃〜室温、好ましくは約20〜30℃で、より好適には、25℃前後の温度にて、1〜5時間程度攪拌する。なお、本発明においては、アルカリは上記した無機塩基または有機塩基であってもよい。
本工程で用いるグルコン酸水溶液は、グルコン酸そのものを溶解して調製できるし、例えばグルコノラクトンのような水溶液中でグルコン酸に変じ得るグルコン酸前駆体を用いて調製することもできる。また、前述したように、グルコン酸以外の他の酸やその塩が含まれていると、本発明の水溶液中においてオラネキシジンが難溶性の酸付加塩を形成するおそれがあるので、グルコン酸水溶液を調製する際には、グルコン酸以外の酸から生成し、塩を形成するおそれのある、例えば塩化物イオンや臭化物イオンなどの陰イオン、または前記陰イオンと水溶液中の陽イオンとが結合して形成される塩を、グルコン酸水溶液中に実質的に残存させないよう、除去しておくことが望ましい。除去の程度は、上述したように、グルコン酸以外の酸やその塩が、本発明の水溶液中に0.05%(W/V)以下程度の濃度でしか残存しないようにすることが好ましい。
本発明の消毒剤が、精製アルコールで希釈してアルコール製剤とされる場合には、エタノールの殺菌効果との併用効果も期待できるので、オラネキシジンの濃度を低くすることも可能である。アルコール製剤とする場合のオラネキシジンの濃度は、約0.001〜6%(W/V)が好ましい。本発明の消毒剤をアルコール製剤とする場合のアルコール濃度は、消毒用エタノールと同程度の濃度、約70〜85%(V/V)程度が好ましい。
本発明の消毒剤には、さらにポリアルキレングリコールを添加することができる。本発明の消毒剤にポリアルキレングリコールを添加すると、殺菌活性を低下させることなく皮膚刺激性をより低減させることができるという驚くべき効果が得られる。ポリアルキレングリコールとしては、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールまたはポリエチレングリコールを具体例として挙げることができる。これらの種類(分子量、ポリオキシエチレン鎖とポリオキシプロピレン鎖の割合など)は、剤形または用途等に応じて汎用のものから適宜選択できる。特に好ましいものは、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールである。ポリアルキレングリコールの添加量は、剤形、薬剤濃度または用途等に応じて適宜決定できるが、一般的には消毒剤中約0.01〜50%(W/V)程度、好ましくは約0.5〜20%(W/V)程度とするのがよい。
本発明の消毒剤に配合可能な他の薬剤としては、局所麻酔剤、血管収縮剤、副腎皮質ホルモン剤、抗ヒスタミン剤、収斂剤、鎮痒剤、鎮痛・消炎剤、抗白癬菌剤、サルファ剤、角質溶解剤、ビタミン剤などを挙げることができる。
また、本発明のオラネキシジン水溶液は、基布に含浸させて用いてもよい。基布としては、脱脂綿、ガーゼ、紙、不織布、タオル、布などが挙げられる。これらの基布は、水解性のものと非水解性のものがあるが、いずれも用いることができる。
以下に本発明において好ましい実施例、製剤例および試験例について述べるが、本発明は以下の実施例等に限定されるものではない。
なお、実施例等において、「%」は特に断りのない限り、「%(W/V)」を示す。
水溶液1
1Nの水酸化ナトリウム水溶液250mLに、オラネキシジン塩酸塩1/2水和物20.9g(50mmol)を加え、室温(25℃)で1.5時間懸濁攪拌した。固形物を濾取し、水洗した。さらに得られた固形物を精製水250mLに懸濁し、室温で5分間攪拌後、濾取、水洗した。この操作を2度行い、生成した塩化ナトリウムを除いた。得られた固形物(遊離オラネキシジン)を、グルコノラクトン8.9g(50mmol)を溶解した精製水の中に入れ、室温で溶けるまで攪拌し、全体を300mLとした。得られた水溶液中のオラネキシジンの量を高速液体クロマトグラフィーで測定した結果、遊離体換算で6%であった。
この水溶液は、室温で数ヶ月間放置しても、無色澄明のままであった。
1Nの水酸化ナトリウム水溶液750mLに、オラネキシジン塩酸塩1/2水和物62.7g(150mmol)を加え、室温(25℃)で1.5時間懸濁攪拌した。固形物を濾取し、水洗した。さらに得られた固形物を精製水750mLに懸濁し、室温で5分間攪拌後、濾取、水洗した。この操作を2度行い、生成した塩化ナトリウムを除いた。得られた固形物(遊離オラネキシジン)を、グルコノラクトン26.7g(150mmol)を溶解した精製水の中に入れ、室温で溶けるまで攪拌し、全体を300mLとした。得られた水溶液中のオラネキシジンの量を高速液体クロマトグラフィーで測定した結果、遊離体換算で18%であった。
この水溶液は、室温で数ヶ月間放置しても、無色澄明のままであった。
1Nの水酸化ナトリウム水溶液830mLに、オラネキシジン塩酸塩1/2水和物69.8g(167mmol)を加え、室温(25℃)で1.5時間懸濁攪拌した。固形物を濾取し、水洗した。さらに得られた固形物を精製水830mLに懸濁し、室温で5分間攪拌後、濾取、水洗した。この操作を2度行い、生成した塩化ナトリウムを除いた。得られた固形物(遊離オラネキシジン)を、グルコノラクトン29.7g(167mmol)を溶解した精製水の中に入れ、室温で溶けるまで攪拌し、全体を300mLとした。得られた水溶液中のオラネキシジンの量を高速液体クロマトグラフィーで測定した結果、遊離体換算で20%であった。
この水溶液は、室温で数ヶ月間放置しても、無色澄明のままであった。
実施例1で得られた水溶液1の20mLに、精製水を加えて希釈し、全体を240mLとした。ポリエチレン製ボトルに分注充填後、高圧蒸気滅菌を行って、0.5%オラネキシジン含有消毒剤を得た。
実施例1で得られた水溶液1の60mLに、精製エタノールを加えて均一に混合し、全体を240mLとした。ポリエチレン製ボトルに無菌分注充填して、1.5%オラネキシジン含有消毒剤を得た。
実施例1で得られた水溶液1の10mLに、精製エタノール160mL及びヒドロキシプロピルセルロース2gを加えて均一に混合し、精製水を加えて全体を200mLとした。ポリエチレン製ボトルに無菌分注充填して、0.3%オラネキシジン含有粘性消毒剤を得た。
実施例1で得られた水溶液1の20mLに、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール(ポリオキシエチレン鎖長160;ポリオキシプロピレン鎖長30)4.8gを加え、精製水を加えて溶解し、全体を240mLとした。ポリエチレン製ボトルに分注充填後、高圧蒸気滅菌を行って、0.5%オラネキシジン含有消毒剤を得た。
実施例1で得られた水溶液1の20mLに、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール(ポリオキシエチレン鎖長196;ポリオキシプロピレン鎖長67)2.4gを加え、精製水を加えて溶解し、全体を240mLとした。ポリエチレン製ボトルに分注充填後、高圧蒸気滅菌を行って、0.5%オラネキシジン含有消毒剤を得た。
実施例1で得られた水溶液1の20mLに、ポリエチレングリコール4000を19.2g加え、精製水を加えて溶解し、全体を240mLとした。ポリエチレン製ボトルに分注充填後、高圧蒸気滅菌を行って、0.5%オラネキシジン含有消毒剤を得た。
実施例1で得られた水溶液1の60mLに、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール(ポリオキシエチレン鎖長160;ポリオキシプロピレン鎖長30)4.8gを加え、精製エタノールを加えて均一に混合し、全体を240mLとした。ポリエチレン製ボトルに無菌分注充填して、1.5%オラネキシジン含有消毒剤を得た。
実施例1で得られた水溶液1の10mLに、精製エタノール160mL、ヒドロキシプロピルセルロース2g及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール(ポリオキシエチレン鎖長160;ポリオキシプロピレン鎖長30)4.0gを加えて均一に混合し、精製水を加えて全体を200mLとした。ポリエチレン製ボトルに無菌分注充填して、0.3%オラネキシジン含有粘性消毒剤を得た。
実施例2で得られた水溶液2の100mLに、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール(ポリオキシエチレン鎖長160;ポリオキシプロピレン鎖長30)9.0gを加え、精製水を加えて溶解し、全体を180mLとした。ポリエチレン製ボトルに分注充填後、高圧蒸気滅菌を行って、10%オラネキシジン含有消毒剤を得た。
実施例1で得られた水溶液1の20mLに、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール(ポリオキシエチレン鎖長20;ポリオキシプロピレン鎖長20)1.2gを加え、精製水を加えて溶解し、全体を240mLとした。ポリエチレン製ボトルに分注充填後、高圧蒸気滅菌を行って、0.5%オラネキシジン含有消毒剤を得た。
実施例1で得られた水溶液1の10mLに、精製エタノール240mL、グリセリン15.0g、トリイソオクタン酸グリセリン15.0gおよびポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール(ポリオキシエチレン鎖長20;ポリオキシプロピレン鎖長20)0.6gを加えて均一に混合し、精製水を加えて全体を300mLとした。ポリエチレン製ボトルに無菌充填して、0.2%オラネキシジン含有速乾性擦込式手指消毒剤を得た。
実施例2で得られた水溶液2の20mLに、ポリビニルアルコール(部分けん化物)6.3g、ラウリン酸ジエタノールアミド1.8gおよびポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール(ポリオキシエチレン鎖長20;ポリオキシプロピレン鎖長20)3.6gを加え加えて均一に混合し、グルコン酸を加えてpHを4〜7に調整した後、精製水を加えて全体を180mLとした。ポリエチレン製ボトルに分注充填後、高圧蒸気滅菌を行って、スクラブ剤形態の、2%オラネキシジン含有消毒剤を得た。
実施例3で得られた水溶液3の160mLに、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール(ポリオキシエチレン鎖長20;ポリオキシプロピレン鎖長20)40gを加え、ポリエチレン製ボトルに分注充填後、高圧蒸気滅菌を行って、用時希釈用16%オラネキシジン含有消毒剤を得た。
実施例2で得られた水溶液2の5mLに、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール(ポリオキシエチレン鎖長20;ポリオキシプロピレン鎖長20)0.9gを加え加えて均一に混合し、精製水を加えて全体を90Lとした。ポリエチレン製ボトルに無菌充填して、0.001%オラネキシジン含有消毒剤を得た。
皮膚刺激性試験
ウサギの背部被毛を剪毛し、アイランドスキンもしくは傷を有さない動物を選択した。各試験物質を1日1回、4日間、開放塗布した。2回目以降の試験物質の塗布は、水を含ませたカット綿で塗布部位をふき取った後に行った。評価は、下記のDraizeの判定基準に従い、紅斑と浮腫について1日1回、判定しその合計点を評点とした。
尚、上記製剤例1〜14の消毒剤は、ポリアルキレングリコールの添加の有無に関わらず、オラネキシジンの濃度に応じた殺菌作用を示した。
オラネキシジン遊離体の調製
オラネキシジン塩酸塩(40g)の水(360mL)懸濁液に4Nの水酸化ナトリウム水溶液(120mL)を加え、25℃で90分攪拌した。結晶を吸引ろ過後、水(500mL)で洗浄し、再び水(500mL)に懸濁した。室温(約25℃)で5分攪拌後、吸引ろ過し、水(500mL)で洗浄した。この操作(洗浄)を2回繰り返した。得られた結晶(湿重量:127g)をメタノール(200mL)で溶解させた後、水(60mL)を加えた。乳濁した混合物を室温で12時間放置し、析出した結晶を吸引ろ過した。結晶を室温で減圧乾燥し、オラネキシジン遊離体(32g)を得た。
3%オラネキシジングルコン酸塩の重水溶液の調製
参考例1で得られたオラネキシジン遊離体(40mg)を重水(1mL)に懸濁させ、この懸濁液にグルコノラクトン(19.2mg)の重水(1mL)溶液を滴下し、室温で24時間攪拌し、オラネキシジングルコン酸塩の重水溶液を調製した。
1H−NMR(D2O):0.75(3H,t,J=7.1Hz),0.8−1.2(12H,m),2.6−2.8(2H,m),3.4−3.7(4H,m),3.9−4.0(2H.m),4.07(2H,brs),6.90(1H,d,J=7.9Hz),7.09(1H,d,J=7.9Hz),7.13(1H,s)
Claims (9)
- オラネキシジンと、オラネキシジンに対し少なくとも等モルのグルコン酸とを含有し、グルコン酸以外の酸およびその塩を実質的に含有しておらず、オラネキシジンの濃度が0.001〜20%(W/V)であることを特徴とする水溶液。
- オラネキシジンの濃度が0.1〜20%(W/V)である請求項1に記載の水溶液。
- グルコン酸以外の酸およびその塩の濃度が0.05%(W/V)以下である請求項1又は2に記載の水溶液。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の水溶液を配合してなる消毒剤。
- 水性製剤である請求項4に記載の消毒剤。
- アルコール製剤である請求項4に記載の消毒剤。
- オラネキシジンの濃度が0.001〜6%(W/V)である請求項6に記載の消毒剤。
- オラネキシジン酸付加塩の水懸濁液に付加している酸に対し1当量以上のアルカリ水溶液を添加し、析出した遊離オラネキシジンの固形物を水で洗浄した後、遊離オラネキシジンに対し少なくとも等モルのグルコン酸を含む水溶液に溶解させて、オラネキシジンの濃度が0.001〜20%(W/V)となるように調製することを特徴とするオラネキシジンのグルコン酸塩の水溶液の調製方法。
- アルカリ水溶液の添加が、20〜30℃の温度で行われることを特徴とする請求項8に記載の調製方法。
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