JP5264761B2 - 減速装置 - Google Patents
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Description
本発明は減速装置に関する。特に、内歯歯車と、その内歯歯車の内側で内歯歯車と係合しながら偏心回転する外歯歯車とを備えている偏心揺動型の減速装置に関する。
上記したように、キャリアは一対の支持部材を備えている。一方の支持部材の出力軸に沿った外側の面は、減速装置の出力軸方向の端部に露出している。露出している支持部材には、減速装置によって回転させられる部材が固定される。本明細書では、減速装置によって回転させられる部材を「被回転部材」と称する場合がある。さらに本明細書では、減速装置における被回転部材を固定する部材を「出力部」と称する。すなわち、一対の支持部材のうちの一方の支持部材が、減速装置の出力部に相当する。
クランクシャフトは、他方の支持部材からキャリアの外側に延びている。キャリアの外側に延びている部分のシャフトに歯車が固定されている。以下の説明では、クランクシャフトに固定されている歯車をクランクシャフト歯車と称することがある。クランクシャフト歯車に、モータのトルクを伝達するためのインプット歯車が係合している。すなわち、減速装置の出力部の反対側には、モータのトルクをクランクシャフトに伝達するための歯車群が配置されている。
なお、本明細書において、「支持部材が露出している」という表現は、支持部材が被回転部材を固定できることを意味する。減速装置を回転軸に沿って観察したときに、単に、ケースの外側から支持部材を目視できることを意味するものではない。例えば、支持部材の一部分は目視できるものの、支持部材の一部分がモータを固定するためのモータ支持部によって隠されている場合、「露出している」とはみなさない。
本明細書は、回転軸方向の両側にキャリアの支持部材が露出している減速装置を開示する。
本明細書が開示する減速装置は、さらにリング歯車を備えている。リング歯車は、内歯歯車と同軸に配置されているとともに内歯歯車に対して相対的に回転可能である。リング歯車には、外周面と内周面に歯が形成されている。その内歯がクランクシャフト歯車に係合している。その外歯がモータのトルクを伝達するインプット歯車に係合している。
一対の支持部材の回転軸方向の外側面が、双方ともケースから露出している。上記したように、内歯と外歯が形成されたリング歯車を採用することによって、この減速装置は、一対の支持部材の回転軸方向の外側面を、双方ともケースから露出させることが可能である。
この減速装置によると、一対の支持部材の回転軸方向の外側面の間で、リング歯車とクランクシャフト歯車を噛み合わせることができる。減速装置の軸線方向において、一対の支持部材の外側面よりも外側に広いスペースを確保することができる。
(第1特徴) 外歯歯車は、自身の中心からオフセットした位置に第1貫通孔と第2貫通孔を備えている。第1貫通孔は外歯歯車の周方向に略等間隔に複数個形成されており、各々の第1貫通孔にキャリアピンが遊嵌している。第2貫通孔は外歯歯車の周方向に略等間隔に複数個形成されており、各々の第2貫通孔にクランクシャフトの偏心体が嵌合している。
(第2特徴) クランクシャフトは、一対の軸受によって、一対の支持部材に回転可能に支持されている。
(第3特徴) 減速装置9、209、309及び409では、各々のクランクシャフトに歯車(クランクシャフト歯車)が固定されており、それらの歯車の全てにリング歯車の内歯が係合している。
(第4特徴) 減速装置9、209及び309では、クランクシャフトを支持している一対の軸受の間で、クランクシャフトに歯車(クランクシャフト歯車)が固定されている。
(第5特徴) 減速装置9及び209では、クランクシャフトには2つの偏心体が固定されている。クランクシャフト歯車が、2つの偏心体の間でクランクシャフトに固定されている。
(第1実施例)
図1は、本実施例のモータ付減速装置100の断面図を示している。図2は、図1のII−II線に沿った断面図を示している。図3は、図1のIII−III線に沿った断面図を示している。なお、図面の明瞭化のため、一部の部品のハッチングを省略している。
図1に示すように、モータ付減速装置100は、減速装置9とモータ部66を備えている。減速装置9とモータ部66は、ケース2によって一体に形成されている。本実施例では、減速装置9について詳細に説明する。減速装置9は、内歯歯車32とキャリア17とクランクシャフト28と外歯歯車34X、34Yとリング歯車38を備えている。
後述するように、被回転部材はキャリア17に固定される。モータ付減速装置100は、モータ60を駆動すると、キャリア17が軸線CL1の周りを回転する。
内歯歯車32はケース2に固定されている。より正確にいうと、内歯歯車32は、ケース2と一体に形成されている。図2及び図3に示すように、ケース2に形成されている溝32aに内歯ピン36が回転可能な状態で配置されることによって、内歯歯車32が形成されている。本実施例の減速装置9では、ケース2のうち、内歯ピン36が配置されている部分を内歯歯車32と称する。内歯歯車32はリング状に形成されており、外歯歯車34X、34Yを囲っている。
なお、ボルト54の周囲を破線56で囲っている。図1では、位置あわせピン52とボルト54の双方が図示されているが、実際には両者は同一の断面に現れない。そのため、本来であれば図1の断面に現れないボルト54の周囲を破線56で囲っている。図2に柱状部24の断面を示している。柱状部24には、位置あわせピン52(図1を参照)を嵌め込むための孔70と、ボルト54(図1を参照)のためのねじ穴72が形成されている。孔70とねじ穴72は、軸線CL1から径方向に延びる同一直線に存在しない。そのため、図1で説明したように、位置あわせピン52とボルト54は、実際には同一の断面に現れない。
一対の支持部材18X、18Yの軸線CL1方向の外側面(外側端)がケース2から露出している。より具体的にいうと、支持部材18X、18Yの外側端よりも外側には、モータ付減速装置100を構成する部品が存在していない。そのため、支持部材18Xの外側面16と支持部材18Yの外側面58の双方に被回転部材を固定することができる。
図2に示すように、柱状部24は、軸線CL1の周方向に等間隔に3個形成されている。また、柱状部24は、クランクシャフト歯車40(クランクシャフト歯車40の詳細については後述する)にキャリア17の中心側で接する円よりも、キャリア17の半径方向の外側に形成されている。そのため、柱状部24は、図1に示す一対の支持部材18X、18Yを強固に連結することができる。一対の支持部材18X、18Yに大きな力が加わっても、キャリア17が変形することを防止することができる。
偏心体42X、42Yと歯車40は、一対の円錐ころ軸受26X、26Yの間に配置されている。歯車40は、偏心体42Xと偏心体42Yの間でクランクシャフト28に固定されている。すなわち、クランクシャフト28の軸線41方向の中点に、歯車40が固定されている。そのため、歯車40に加えられたトルクが、一対の円錐ころ軸受26X、26Yにバランス良く加えられる。
図3に示すように、クランクシャフト28は、後述する外歯歯車34Xの周方向に等間隔に3つ配置されている。外歯歯車34Xを、軸線CL1の周りにバランスよく偏心回転させることができる。
外歯歯車34Xには、中心74からオフセットされた位置に第1貫通孔19Xも形成されている。第1貫通孔19Xは3個形成されており、各々の第1貫通孔19Xは周方向に等間隔に形成されている。各々の第1貫通孔19Xに、柱状部24が遊嵌されている。すなわち、柱状部24が、第1貫通孔19Xの内壁と隙間を確保した状態で第1貫通孔19Xを通過している。第1貫通孔19Xに柱状部24が遊嵌されているので、外歯歯車34Xが偏心回転しても、キャリア17(図1を参照)は偏心回転しない。
上記したように、リング歯車38に係合するインプット歯車4を直接モータ60の出力軸64に固定する場合には、インプット歯車68の径を大きくすればよい。モータ付減速装置100では、減速装置9とモータ部66が、ケース2によって一体に形成されている。すなわち、モータ歯車68がケース2内に収容されている。そのため、モータ歯車68の径が大きくなると、モータ付減速装置100のサイズが大きくなってしまう。インプット歯車4の他にモータ歯車68を使用することによって、モータ60の出力軸64に固定する歯車(モータ歯車68)の径を小さくすることができる。これによって、モータ付減速装置100のサイズを小さくすることができる。
また、モータの出力軸64にインプット歯車4を固定する場合に比べ、モータの出力軸64とクランクシャフト28の間の減速比を調整しやすくなる。
モータ60の出力軸64が回転すると、モータ歯車68とインプット歯車4とリング歯車38とクランクシャフト歯車40を介してクランクシャフト28が回転する。モータ60の出力軸64の回転を、減速してクランクシャフト28に伝達することができる。クランクシャフト28が回転すると、偏心体42が偏心回転する。換言すると、偏心体42の回転軸が、クランクシャフト28の軸線41の周りを移動する。偏心体42が偏心回転すると、外歯歯車34が内歯歯車32の軸線CL1の周りを偏心回転する。外歯歯車34は、内歯歯車32と噛み合いながら軸線CL1の周りを偏心回転する。そのため、外歯歯車34は、内歯歯車32との歯数差分だけ内歯歯車32に対して回転する。具体的な例を挙げると、減速装置9の場合、外歯歯車34の歯数が39本であり、内歯歯車32の歯数(内歯ピンの数)が40本である。外歯歯車34が軸線CL1の周りを40回偏心回転(すなわち、クランクシャフト28が40回回転)すると、外歯歯車34は軸線CL1の周りを1回回転する。すなわち、クランクシャフトが40回回転することにより、外歯歯車34が内歯歯車32に対して1回回転する。なお、外歯歯車34の回転に伴って、クランクシャフト28が軸線CL1の周りを1周移動する。
上記したように、外歯歯車34の第1貫通孔19に、キャリア17の柱状部24が遊嵌している。そのため、クランクシャフト28が40回回転すると、支持部材18が軸線CL1の周りを1回回転する。別言すると、キャリア17がケース2に対して1回回転する。キャリア17の両端面(外側面16と外側面58)に固定されている被回転部材(図示省略)を回転させることができる。
外歯と内歯が形成されたリング歯車38を採用することによって、モータ60のトルクをリング歯車38の外側からクランクシャフト28へ伝達することができる。すなわち、モータ60のトルクを歯車40へ伝達するためのインプット歯車4を、クランクシャフト28よりも軸線CL1の径方向の外側に配置することができる。キャリア17の軸線CL1方向の外側にインプット歯車4を配置する必要がない。キャリア17の軸線CL1方向の外側面をケース2から露出させることができる。すなわち、支持部材18Xの外側面16と支持部材18Yの外側面58の双方を露出させることができる。これによって、減速装置9は、軸線CL1方向の両側に被回転部材を固定させる出力部を有する。
なお、後述するように、減速装置9は、キャリア17の中心に貫通孔が形成されている。この貫通孔を通じて、減速装置9の軸線CL1方向の両側の被回転部材同士を固定することも幾何学的には可能である。しかしながら、そのような貫通孔は、クランクシャフト28の歯車40にキャリア17の中心側で接する円よりも小さい。従って、キャリア17の中心に形成された貫通孔に直径の大きい部材(被回転部材同士を固定する部材)を通すことはできない。そのような貫通孔では、減速装置9の両側に配置した被回転部材を強固に連結することができない。本実施例の減速装置9は、減速装置9の両側に露出している一対の支持部材18X、18Yが、柱状部24によって強固に連結されている。従って、減速装置9の軸線CL1方向の両側に、被回転部材を強固に固定することができる。
図1に示すように、支持部材18Xとケース2の間に、オイルシール30Xが配置されている。また、支持部材18Yとケース2の間に、オイルシール30Yが配置されている。オイルシール30X、30Yによって、減速装置9内のオイルが減速装置9の外部に漏れることを防止することができる。
支持部材18Xの中心に貫通孔20が形成されており、支持部材18Yの中心に貫通孔48が形成されている。また、外歯歯車34Xの中心に貫通孔46Xが形成されており、外歯歯車34Yの中心に貫通孔46Yが形成されている。貫通孔20、48、46X、46Yは連通しているので、外側面16から外側面58の間を、配線や配管等を通過させることができる。
図4を参照し、モータ付減速装置200について説明する。モータ付減速装置200はモータ付減速装置100の変形例である。そのため、モータ付減速装置100と実質的に同じ部品には、同じ符号又は下二桁に同じ符号を付すことによって説明を省略することがある。
減速装置209では、リング歯車238の外径が、内歯歯車232X、232Yの内径よりも大きい。そのため、リング歯車238が、内歯歯車232X、232Yの全周に亘って内歯歯車232X、232Yとオーバーラップして配置されている。リング歯車238は外歯歯車34Xと外歯歯車34Yの間に配置されている。その結果、外歯歯車34Xと噛み合う内歯歯車232Xと、外歯歯車34Yと噛み合う内歯歯車232Yが別々に形成されている。リング歯車238は、一対の深溝玉軸受206X、206Yによって、ケース202に回転可能に支持されている。なお、モータ付減速装置200では、リング歯車238に係合するインプット歯車268がモータの出力軸64に固定されている。
図5を参照し、モータ付減速装置300について説明する。モータ付減速装置300はモータ付減速装置200の変形例である。そのため、モータ付減速装置200と実質的に同じ部品には、同じ符号又は下二桁に同じ符号を付すことによって説明を省略することがある。
クランクシャフト28に、偏心体42Xと偏心体42Yと歯車40が固定されている。クランクシャフト28に固定されている部品は、減速装置209と同じである。ただし、固定されている位置が異なる。減速装置309では、歯車40が、偏心体42Xと偏心体42Yの間に固定されていない。歯車40は、偏心体42Xと偏心体42Yが固定されている範囲外でクランクシャフト28に固定されている。そのため、歯車40と噛み合うリング歯車338が、外歯歯車34Xと外歯歯車34Yの間に配置されていない。リング歯車338の外径は、内歯歯車332の内径よりも大きい。すなわち、リング歯車338と内歯歯車332が全周に亘ってオーバーラップしている。
リング歯車を、2つの外歯歯車の間に配置するとともに、リング歯車と内歯歯車が全周に亘ってオーバーラップしている場合には、各々の外歯歯車に係合する2つの内歯歯車を用意する必要がある。他方、本実施例の減速装置309は、リング歯車338が、外歯歯車34Xと外歯歯車34Yの間に配置されていない。そのため、リング歯車338と内歯歯車332が全周に亘ってオーバーラップしていても、2個の内歯歯車を用意する必要がない。或いは、内歯歯車332を軸線CL1方向に分割しなくてもよい。すなわち、外歯歯車34Xに噛み合う内歯歯車と、外歯歯車34Yに噛み合う内歯歯車を一体に形成することができる。減速装置309を構成する部品数を少なくすることができる。
図6を参照し、モータ付減速装置400について説明する。モータ付減速装置400はモータ付減速装置ユニット200、300の変形例である。そのため、減速装置200、300と実質的に同じ部品には、同じ符号又は下二桁に同じ符号を付すことによって説明を省略することがある。
減速装置409では、クランクシャフト28に、偏心体42Xと偏心体42Yと歯車440が固定されている。偏心体42Xと偏心体42Yは、一対の円錐ころ軸受26X、26Yの間に配置されている。歯車440は、一対の円錐ころ軸受26X、26Yの外側でクランクシャフト28に固定されている。また、支持部材418Yから支持部材418Xに向けて柱状部424が延びており、支持部材418Xと柱状部424がボルト54で固定されている。支持部材418Yには、ボルト482、484によって、追加支持部材480が固定されている。減速装置409では、支持部材418X、418Yと追加支持部材480でキャリア417が形成されている。支持部材418Xの外側面16と追加支持部材480の外側面458に、被回転部材を固定することができる。
本実施例の減速装置409では、クランクシャフト28を支持部材418X、418Yに支持させた後に、歯車440をクランクシャフト28に固定することができる。クランクシャフト28が支持されている状態で歯車440を固定するので、組み立て作業が行い易い。また、歯車440とリング歯車438の噛み合わせ状態を容易に調整することができる。
支持部材418Xの中心に貫通孔20が形成されており、支持部材418Yの中心に貫通孔448が形成されている。また、外歯歯車34Xの中心に貫通孔46Xが形成されており、外歯歯車34Yの中心に貫通孔46Yが形成されている。貫通孔20、448、46X、46Yを形成することによって、減速装置409を軽量化している。なお、貫通孔20、448、46X、46Yは形成されていなくてもよい。例えば貫通孔20、448が形成されていなければ、キャリア417の強度を強くすることができる。また、支持部材418Yと追加支持部材480は一体に形成されていてもよい。
図7、8を参照し、モータ付減速装置500について説明する。図8は、図7のVIII−VIII線に沿った断面図を示している。モータ付減速装置ユニット500は、モータ付減速装置ユニット400の変形例である。そのため、モータ付減速装置ユニット400と実質的に同じ部品には、同じ符号を付すことによって説明を省略することがある。
本実施例の減速装置509も、外歯歯車34の周方向に等間隔に3個の第2貫通孔29が形成されており、各々の第2貫通孔29に偏心体42が嵌合している(図3を参照)。すなわち、3本のクランクシャフト28を備えている。但し、3本のクランクシャフト28のうち、1本にだけ歯車540が固定されている。図8に示すように、1つの歯車540(クランクシャフト歯車)とリング歯車538の内歯が噛み合っている。歯車540が固定されていないクランクシャフト28(図示省略)は、外歯歯車34の回転バランスを保つために配置されている。
本実施例の減速装置509は、クランクシャフト28に固定する歯車540を1つだけ用意すればよいので、減速装置509を構成する部品数を少なくすることができる。また、減速装置409の支持部材418Y(図6を参照)と比較して、支持部材518Yを大きくすることができる。すなわち、支持部材518Yと追加支持部材580の接触面積を広くすることができる。キャリア517に大きな力が加わっても、キャリア517が変形することを防止することができる。
上記の構成によれば、円柱状の柱状部をキャリアの柱状部(キャリアピン)に代用することができる。キャリアの柱状部が遊嵌される第1貫通孔と、クランクシャフトの偏心体が嵌合される第2貫通孔を、同一の孔で兼用することができる。
Claims (5)
- ケースに固定されている内歯歯車と、
内歯歯車と同軸に配置されているとともにケースに回転可能に支持されており、対向している一対の支持部材が回転軸に沿って延びているキャリアピンによって連結されているキャリアと、
一対の支持部材の間で回転可能に支持されており、回転軸に沿って延びており、偏心体とクランクシャフト歯車が固定されているクランクシャフトと、
一対の支持部材の間に配置されており、第1貫通孔にキャリアピンが遊嵌されているとともに第2貫通孔に前記偏心体が嵌合されており、クランクシャフトの回転によって内歯歯車と係合しながら偏心回転する外歯歯車と、
内歯歯車と同軸に配置されているとともに内歯歯車に対して回転可能であり、外周面と内周面に歯が形成されており、その内歯がクランクシャフト歯車に係合しているとともにその外歯がモータのトルクを伝達するインプット歯車と係合しているリング歯車と、を備えており、
各々の支持部材が被回転部材を固定できるように、各々の支持部材の回転軸方向の外側面がケースから露出していることを特徴とする減速装置。 - リング歯車が、一方の支持部材の外側面と他方の支持部材の外側面の間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の減速装置。
- キャリアの回転軸に沿って観測したときに、キャリアピンが、キャリアの回転軸を中心としてクランクシャフト歯車にキャリアの中心側で接する円よりもキャリアの半径方向外側に張り出していることを特徴とする請求項1又は2に記載の減速装置。
- リング歯車の外径が、内歯歯車の内径よりも小さいことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の減速装置。
- リング歯車の外径が、内歯歯車の内径よりも大きいことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の減速装置。
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