JP5263467B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
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Description
その場合、光学素子としては、トリアセチルセルロース(TAC)フィルムを1軸延伸や2軸延伸処理したフィルム材の他、液晶分子を特定方向に配向させて固定した層を用いた光学素子が提案されている。
型液晶ポリマーからなり、ホメオトロピック配向の状態で固定されていても昇温に伴って流動性が増し、熱により複屈折特性が容易に影響を受けてしまうことから、所望の複屈折特性を維持することができる温度範囲が比較的狭い上、液晶ポリマーを固定化した部分の液晶ポリマーの配向性が不均一化し易い。すると、この方法で得られるホメオトロピック配向液晶フィルムは、高い耐熱性が求められる液晶表示装置に用いることが困難なものであり、この液晶フィルムを使用可能な液晶表示装置が限定されてしまう。また、この方法では、上記した特許文献1に記載されている方法と同様の問題を有している。
型液晶ポリマーからなるので、この方法では、上記した特許文献3に記載されている方法と同様の問題を有している。また、この方法では、上記した特許文献1に記載されている方法と同様の問題を有している。
このような場合、ホメオトロピック配向液晶フィルムは、そのフィルム面の厚み方向に対して傾斜した光軸を有するものとなり、液晶表示画面の黒表示時に光漏れを招来してしまう。
第1の偏光板と第2の偏光板との間には、複屈折率層が、重合性液晶をホメオトロピック配向状態にして重合させて形成され、且つ複屈折率層の厚み方向に対して傾斜した光軸を有して形成されており、
複屈折率層の光軸は、複屈折率層の厚み方向に対して、第1の偏光板もしくは第2の偏光板のいずれかの吸収軸の方向に傾斜していることを特徴とする液晶表示装置、
(2)複屈折率層は、分子形状が棒状の重合性液晶を3次元架橋重合させて形成されている上記(1)記載の液晶表示装置、
(3)複屈折率層の光軸は、複屈折率層全面に均一に傾斜している上記(1)または(2)に記載の液晶表示装置、
(4)複屈折率層は、対向する基板の間に積層形成されている上記(1)から(3)のいずれかに記載の液晶表示装置、
(5)対向する基板の少なくとも一方には、着色層が形成されている上記(1)から(4)のいずれかに記載の液晶表示装置、
(6)複屈折率層が、着色層面上に形成されている上記(5)に記載の液晶表示装置、
(7)着色層は、ストライプ型の配置パターンにて配置されて形成される所定波長の光を透過させる着色画素を備えており、第1の偏光板と第2の偏光板のいずれかの吸収軸の方向がストライプ型の着色画素の長手方向に一致している、上記(6)に記載の液晶表示装置、
(8)配向状態の可変な液晶を含有する液晶層を挟んで対向する基板を備え、対向する基板を挟んで第1の偏光板と第2の偏光板を互いに吸収軸を直交させて配設している液晶表示装置において、
対向する基板の少なくとも一方には、着色層が形成されており、
第1の偏光板と第2の偏光板との間には、複屈折率層が、重合性液晶を重合させて形成され、且つ複屈折率層の厚み方向に対して傾斜した光軸を有して形成され、且つ着色層面上に形成されており、
複屈折率層の光軸は、複屈折率層の厚み方向に対して、第1の偏光板もしくは第2の偏光板のいずれかの吸収軸の方向に傾斜しており、
着色層は、ストライプ型の配置パターンにて配置されて形成される所定波長の光を透過させる着色画素を備えており、第1の偏光板と第2の偏光板のいずれかの吸収軸の方向がストライプ型の着色画素の長手方向に一致している、ことを特徴とする液晶表示装置、
(9)傾斜した光軸を有する複屈折率層とは異なる光軸を有する異複屈折率層が、傾斜した光軸を有する複屈折率層と第1の偏光板の間に形成されている上記(1)から(8)のいずれかに記載の液晶表示装置、
(10)異複屈折率層の光軸は、第1の偏光板もしくは第2の偏光板の吸収軸の方向と向きを揃えている上記(9)に記載の液晶表示装置、
(11)異複屈折率層は、フィルム材を備える上記(9)または(10)に記載の液晶表示装置、を要旨とする。
図1は、本発明の液晶表示装置を説明するための概略説明図である。
図2は、本発明の液晶表示装置における偏光板の吸収軸の方向と複屈折率層の屈折率楕円体の図1のF方向にみた場合の関係を説明するための概略説明図である。
なお、第1の形態の液晶表示装置の実施例として、対向する基板の一方に複屈折率層が形成されている場合について説明する。
なお、液晶表示装置において内側面や外側面は、液晶層2に近い方から遠い方に向かって内外方向とした場合において、その内外方向の定めに従って指定される内側や外側の面であるものとする。
なお、基材を液晶表示装置に用いる場合には、基材は無アルカリガラスであることが好ましい。
この場合、樹脂フィルムは、ポリエチレンテレフタレートからなるフィルムであると、延伸倍率のレンジ幅が広い点、さらには入手のしやすさ等の観点から好ましい。
したがって、複屈折率層7では、液晶分子の種類、液晶分子の配向の程度、複屈折率層7の膜厚などを適宜選択して、複屈折率特性が制御されると、これに対応してリタデーションの大きさが制御される。
また、液晶分子としては、その複屈折Δnが0.03〜0.20程度であるものが好ましく、0.05〜0.15程度であるものが更に好ましい。このような液晶分子としては、下記式1から式11で表される化合物を具体例に例示できる。耐熱性の点から好ましくは3次元架橋可能なものが良く、分子の末端に不飽和2重結合を2以上有するものが用いられる。
さらに、複屈折率層7を構成する液晶分子としては、下記化学式(化1)から(化11)に表される化合物の複数種類が選択されても良い。
ここで、方位角θがこれらの値以外であると、図2において破線にて示すように、z軸方向からみた場合(図1における矢印F方向からみた場合)に、長軸a(光軸)が吸収軸P1や吸収軸P2のいずれにも重ならない。すると、複屈折率層7を通過する光に位相差が与えられ、吸収軸P1に垂直な(第1の偏光板5の透過軸に平行な)光の成分が生じ、光漏れが生じてしまう。
これに対して、この液晶表示層装置では、方位角θが上記したような値をとるように構成されているから、複屈折率層7の厚み方向に対して光漏れを生じる虞が抑制される。
本発明の液晶表示装置は、次に示すように製造できる。
まず、基材に積層する複屈折率層7を構成する液晶を溶媒に分散させて複屈折率層組成液を作製する。そして、この複屈折率層組成液を基材面に塗布して塗工膜を形成する(塗工膜形成工程)。より具体的には、たとえば、基材として垂直配向膜形成基材を準備し、さらに液晶分子とポリイミドを溶媒に溶解して複屈折率層組成液を調整し、これを垂直配向膜形成基材の垂直配向膜面上に塗布して塗工膜を作製する。
界面活性剤としては、重合性液晶の液晶発現性を損なうものでなければ、特に限定されることはない。例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレン誘導体、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロック重合体、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン等の非イオン性界面活性剤、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、特殊ポリカルボン酸型高分子界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル等の陰イオン性界面活性剤等が挙げられる。
界面活性剤の添加量としては、一般的には0.01〜1重量%、好ましくは0.05〜0.5重量%の範囲で固定液晶層組成液に添加することができる。
まず、互いにやや間隔をあけて第1の基板3と第2の基板4を対向配置するとともに、第1の基板3と第2の基板4の間隙にスペーサ(例えば球状スペーサ又は柱状スペーサ)を配して、第1の基板3と第2の基板4の離間間隔(セルギャップ)を固定する。
図4(B)は、第2の形態の液晶表示装置の実施例における断面構造を示す概略図である。
また、これらの着色画素(8a、8b、8c)に代えて、各色の補色の波長帯の光を透過させる着色画素を用いることも可能である。
このスイッチング回路20としては、画素電極とこれに対向して液晶層に電場を形成させる電極とが同一の基板面上に配設されないもの(例えばTN(Twisted Nematic)モード、VA(Virtical Alignment)モード)(第1のモードという)や、これらが同一基板面上に配設されるもの(例えばIPS(In−Plane−Switching)モード)(第2のモードという)を挙げることができる。
次に示すように基材に複屈折率層や配向膜を順次積層して、複屈折率層を備えた第1の基板を作製した。
垂直配向膜の溶液(JSR社製、JALS−2021−R2)をγ−ブチロラクトンで2倍に希釈して配向膜組成液を作製する。
第1の基板となる基材としてのガラス基板(コーニング社製、7059ガラス)(寸法が550mm×650mm)の面上に、上記した配向膜組成液を塗布して配向膜形成用塗工膜を作製し、配向膜形成用塗工膜の形成されたガラス基板を180℃で1時間焼成して垂直配向膜の形成された基材(垂直配向膜形成基材という)を得る。
ポリイミドを含む溶液として、垂直配向膜の溶液(JSR社製、JALS−2021−R2)をジエチレングリコールジメチルエーテルで8倍希釈した溶液を調整する。
ネマチック液晶相を示す重合可能な液晶分子(重合性液晶)として上記化学式(化11)に示される化合物(ただしXの値が6の化合物である)20重量部と、光重合開始剤(チバガイギー社製、「イルガキュア907」)0.8重量部と、溶媒としてクロロベンゼン59.2重量部と、上記ポリイミドを含む溶液20重量部とを混合して、複屈折率層組成液を作製する。
複屈折率層形成用塗工膜の形成された垂直配向膜形成基材を、100℃で3分間加熱し、複屈折率層形成用塗工膜中の液晶の分子が液晶相に転移して配向状態を形成していることを確認した。このとき、複屈折率層形成用塗工膜が白濁状態から透明状態となったことが目視にて確認された。
次に、空気雰囲気下で、透明状態の複屈折率層形成用塗工膜に、紫外線照射装置(ハリソン東芝ライティング社製、「商品名TOSCURE751」)を用いて出力が20mW/cm2の紫外線を10秒間照射して、複屈折率層形成用塗工膜中の液晶を架橋重合反応させて液晶の分子の配向性を固定することで、複屈折率層が形成された。これにより得られた複屈折率層を形成した基材を、オーブンで230℃、30分間焼成し、複屈折率層と基材との密着性を向上させた。
まず、正面方向のリタデーション量を位相差測定機を用いて計測することにより、屈折率楕円体の長軸(光軸)に傾斜が存在するか否かを判定する。すなわち、計測されたリタデーション量が、上記した屈折率と複屈折率層の膜厚に基づき複屈折率層の光軸に傾斜が存在しない場合(傾斜角φ=0の場合)に想定される値とは異なる値である場合、複屈折率層の光軸が傾斜していると判定する。
すなわち、測定点を原点とし複屈折率層の厚み方向にz軸をとり、複屈折率層面上に原点で交差し且つ互いに直交しあうx軸とy軸をとって、x軸とy軸とz軸とで形成される空間を考えた場合に、空間内の位置(K)についての極角は、Kがz軸上にある場合を0°として、原点とKを結ぶ直線のz軸に対する傾斜角度として定義される。
まず複屈折率層の形成された基材において、複屈折率層面上、その面方向に100mm間隔の格子状にて互いに相異なる5点×7点の総計35点(35箇所)の測定点を選ぶとともに、35点の測定点のうち中心点の位置を位置Wに一致させる。そして、各測定点について4方向から位相差(Δn(X1)、Δn(X2)、Δn(Y1)、Δn(Y2))を測定して、位相差Δn(X1)についての標準偏差を算出し、及び各測定点について位相差値の大小関係の比較する。
また、上記35点の測定点全てにおいて、(Δn(X1)−Δn(X2))=ε>0(ゼロ)、且つ、(Δn(Y1)−Δn(Y2))の値が殆ど0(ゼロ)であった。
上記のようにして得られた複屈折率層を形成した基材を20mm×20mmの寸法に切断し、これに対し、その複屈折率層表面上に、次に示すように水平配向膜を作製した。
まず、複屈折率層を形成した基材面上に水平配向膜組成液(AL1254(JSR社製))をフレキソ印刷を用いて塗工して塗工膜(水平配向膜用塗工膜)を形成し、その水平配向膜用塗工膜の形成されたガラス基板を230℃のオーブンで1時間焼成することにより、水平配向膜を形成した。
水平配向膜の形成された基材に対し、複屈折率層の厚さ方向にみた場合に複屈折率層の複屈折率特性を特定する屈折率楕円体の長軸(光軸)の方向にラビング方向が平行する(揃う)ように、ラビング装置(RLYY−3(飯沼ゲージ社製 )を用いてラビング処理を行った。こうして、複屈折率層を備えた第1の基板が得られた。
熱硬化性樹脂からなるシール材(三井化学株式会社製;商品名XN−5A)に、シール部用のスペーサ−(積水化学工業株式会社製;ミクロパールSP−2035)を0.4重量%含ませることで組成液(シール部組成液)を作製し、第2の基板に対して水平配向膜周縁に沿ってシール部組成液を塗布して塗工部(シール液塗工部)を作成した。なお、シール液塗工部を作成する際、水平配向膜周縁の一部にシール部組成液の塗工されない部分(非塗工部という)を残しておいた。
こうして、液晶層の形成されたセルが得られた。
「+Aプレート」としての位相差フィルム(JSR社製;商品名アートン)を、液晶層の形成されたセルの第1の基板外側面に貼付けた。このとき、位相差フィルムの光軸の方向が、液晶層や複屈折率層の厚み方向に複屈折率層をみた場合における複屈折率層の光軸の向かう方向(光軸の傾斜方向)に揃うように、位相差フィルムは第1の基板外側面に貼付けられている。
正面輝度の測定は、輝度計測機と、液晶表示装置に光を照射する光照射部とで構築された輝度計測系を用いて実施された。
まず、光照射部を、液晶表示装置の第2の偏光板外側位置に配置し、液晶表示装置を挟んで液晶層の厚さ方向に対面する位置であって第1の偏光板外側位置に光センサを配置させた。
このような測定の結果、この液晶表示装置の正面輝度は、0.23cd/m2であった。
第1の基板を構成する基材面上に次のように着色層を形成し、着色層面上に複屈折率層を形成するように構成した他は、実施例1と同様にして、図4に示すような第1の基板と第2の基板を備えた液晶表示装置を作製した。
<着色層の形成に用いる着色材料分散液の調整>
ブラックマトリクス(BM)及び赤色(R)、緑色(G)、青色(B)着色画素の着色材料分散液として、顔料分散型フォトレジストを用いた。顔料分散型フォトレジストは、着色材料として顔料を用い、分散液組成物(顔料、分散剤及び溶剤を含有する)にビーズを加え、分散機で3時間分散させ、その後ビーズを取り除いた分散液とクリアレジスト組成物(ポリマー、モノマー、添加剤、開始剤及び溶剤を含有する)とを混合することにより得られた。得られた顔料分散型フォトレジストは、下記に示すような組成である。尚、分散機としては、ペイントシェーカー(浅田鉄工社製)を用いた。
・黒顔料・・・・・14.0重量部
(大日精化工業(株)製、TMブラック#9550)
・分散剤・・・・・1.2重量部
(ビックケミー(株)製、Disperbyk111)
・ポリマー・・・・・2.8重量部
(昭和高分子(株)製、VR60)
・モノマー・・・・・3.5重量部
(サートマー(株)製、SR399)
・添加剤・・・・・0.7重量部
(綜研化学(株)製L−20)
・開始剤・・・・・1.6重量部
(2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1)
・開始剤・・・・・0.3重量部
(4,4’−ジエチルアミノベンゾフェノン)
・開始剤・・・・・0.1重量部
(2,4−ジエチルチオキサントン)
・溶剤・・・・・75.8重量部
(エチレングリコールモノブチルエーテル)
・赤顔料・・・・・4.8重量部
(C.I.PR254(チバスペシャリティケミカルズ社製、クロモフタールDPP Red BP))
・黄顔料・・・・・1.2重量部
(C.I.PY139(BASF社製、パリオトールイエローD1819))
・分散剤・・・・・3.0重量部
(ゼネカ(株)製、ソルスパース24000)
・モノマー・・・・・4.0重量部
(サートマー(株)製、SR399)
・ポリマー1・・・・・5.0重量部
・開始剤・・・・・1.4重量部
(チバガイギー社製、イルガキュア907)
・開始剤・・・・・0.6重量部
(2,2’−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4’,5’−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾール)
・溶剤・・・・・80.0重量部
(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)
・緑顔料・・・・・3.7重量部
(C.I.PG7(大日精化製、セイカファストグリーン5316P))
・黄顔料・・・・・2.3重量部
(C.I.PY139(BASF社製、パリオトールイエローD1819))
・分散剤・・・・・3.0重量部
(ゼネカ(株)製、ソルスパース24000)
・モノマー・・・・・4.0重量部
(サートマー(株)製、SR399)
・ポリマー1・・・・・5.0重量部
・開始剤・・・・・1.4重量部
(チバガイギー社製、イルガキュア907)
・開始剤・・・・・0.6重量部
(2,2’−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4’,5’−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾール)
・溶剤・・・・・80.0重量部
(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)
・青顔料・・・・・4.6重量部
(C.I.PB15:6(BASF社製、ヘリオゲンブルーL6700F))
・紫顔料・・・・・1.4重量部
(C.I.PV23(クラリアント社製、フォスタパームRL−NF))
・顔料誘導体・・・・・0.6重量部
(ゼネカ(株)製、ソルスパース12000)
・分散剤・・・・・2.4重量部
(ゼネカ(株)製、ソルスパース24000)
・モノマー・・・・・4.0重量部
(サートマー(株)製、SR399)
・ポリマー1・・・・・5.0重量部
・開始剤・・・・・1.4重量部
(チバガイギー社製、イルガキュア907)
・開始剤・・・・・0.6重量部
(2,2’−ビス(o−クロロフェニル)−4,5,4’,5’−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾール)
・溶剤・・・・・80.0重量部
(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)
洗浄処理を施した基材としてのガラス基板(コーニング社製、7059ガラス)を用意し、このガラス基板上面に、次に示すように各色ごとに着色材料分散液を塗布し、基材に着色層を積層形成した。
まず、ガラス基板に、上述で調製したBM用フォトレジストをスピンコート法で塗布し、90℃、3分間の条件でプリベーク(予備焼成)し、所定のパターンに形成されたマスクを用いて露光(100mJ/cm2)し、続いて0.05%KOH水溶液を用いたスプレー現像を60秒行った後、200℃、30分間ポストベーク(焼成)し、厚さが1.2μmのBMを形成した基材(BM形成基材)を作製した。
得られた液晶表示装置について、実施例1と同様にして正面輝度を測定した。
正面輝度は、0.20cd/m2であった。
ストライプ型のパターンにて配置された各色の着色画素を備えた着色層を形成した基材を用いたほかは、実施例2と同様にして第1の基板を作製した。なお、複屈折率層は、基材の着色層形成面側に作成された。
実施例1と同様にして位相差フィルム(JSR社製;商品名アートン)を貼付けたセルに対し、位相差フィルム面上に偏光板(サンリッツ社製;商品名HLC2−5618)を貼付け(第1の偏光板)、さらに、これと同様の偏光板を第2の基板外側面にも貼付ける(第2の偏光板)。これらの偏光板は、複屈折率層の厚み方向にみた場合に、第1の偏光板の吸収軸と第2の偏光板の吸収軸とが直交しているように配置されてセルに貼付けられる。ただし、本実施例においては、第1の偏光板の吸収軸の方向が、ストライプ型の着色画素の長手方向に一致するように、第1の偏光板が位相差フィルム面上に貼付けられた。
正面輝度は、0.20cd/m2であった。
実施例1において、液晶層の厚み方向にみた場合に、複屈折率層の屈折率楕円体の光軸の傾斜方向に対して第1の偏光板の吸収軸が45°ずれた位置に配置され、且つ、第1の偏光板の吸収軸と第2の偏光板の吸収軸とが直交するように、第1の偏光板と第2の偏光板をセルに貼付けた液晶表示装置を得た。
得られた液晶表示装置について、実施例1と同様にして正面輝度を測定した。
正面輝度は、0.28cd/m2であった。
実施例3で得られた第1の基板を用い、次のように偏光板の配設をしたほかは、実施例3と同様にして液晶表示装置を得た。すなわち、本比較例では、液晶層の厚み方向にみた場合に、ストライプ型の着色画素の長手方向に対して第1の偏光板の吸収軸が45°ずれた位置に配置され、且つ、第1の偏光軸の吸収軸と第2の偏光板の吸収軸とが直交するように、第1の偏光板と第2の偏光板をセルに貼付けた。
正面輝度は、0.27cd/m2であった。
2 液晶層
3 第1の基板
4 第2の基板
5 第1の偏光板
6 第2の偏光板
7 複屈折率層
8 着色画素
9 遮光部
10 着色層
20 スイッチング回路
30 基材
31 異複屈折率層
Claims (11)
- 配向状態の可変な液晶を含有する液晶層を挟んで対向する基板を備え、対向する基板を挟んで第1の偏光板と第2の偏光板を互いに吸収軸を直交させて配設している液晶表示装置において、
第1の偏光板と第2の偏光板との間には、複屈折率層が、重合性液晶をホメオトロピック配向状態にして重合させて形成され、且つ複屈折率層の厚み方向に対して傾斜した光軸を有して形成されており、
複屈折率層の光軸は、複屈折率層の厚み方向に対して、第1の偏光板もしくは第2の偏光板のいずれかの吸収軸の方向に傾斜していることを特徴とする液晶表示装置。 - 複屈折率層は、分子形状が棒状の重合性液晶を3次元架橋重合させて形成されている請求項1記載の液晶表示装置。
- 複屈折率層の光軸は、複屈折率層全面に均一に傾斜している請求項1または2に記載の液晶表示装置。
- 複屈折率層は、対向する基板の間に積層形成されている請求項1から3のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 対向する基板の少なくとも一方には、着色層が形成されている請求項1から4のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 複屈折率層が、着色層面上に形成されている請求項5に記載の液晶表示装置。
- 着色層は、ストライプ型の配置パターンにて配置されて形成される所定波長の光を透過させる着色画素を備えており、第1の偏光板と第2の偏光板のいずれかの吸収軸の方向がストライプ型の着色画素の長手方向に一致している、請求項6に記載の液晶表示装置。
- 配向状態の可変な液晶を含有する液晶層を挟んで対向する基板を備え、対向する基板を挟んで第1の偏光板と第2の偏光板を互いに吸収軸を直交させて配設している液晶表示装置において、
対向する基板の少なくとも一方には、着色層が形成されており、
第1の偏光板と第2の偏光板との間には、複屈折率層が、重合性液晶を重合させて形成され、且つ複屈折率層の厚み方向に対して傾斜した光軸を有して形成され、且つ着色層面上に形成されており、
複屈折率層の光軸は、複屈折率層の厚み方向に対して、第1の偏光板もしくは第2の偏光板のいずれかの吸収軸の方向に傾斜しており、
着色層は、ストライプ型の配置パターンにて配置されて形成される所定波長の光を透過させる着色画素を備えており、第1の偏光板と第2の偏光板のいずれかの吸収軸の方向がストライプ型の着色画素の長手方向に一致している、ことを特徴とする液晶表示装置。 - 傾斜した光軸を有する複屈折率層とは異なる光軸を有する異複屈折率層が、傾斜した光軸を有する複屈折率層と第1の偏光板の間に形成されている請求項1から8のいずれかに記載の液晶表示装置。
- 異複屈折率層の光軸は、第1の偏光板もしくは第2の偏光板の吸収軸の方向と向きを揃えている請求項9に記載の液晶表示装置。
- 異複屈折率層は、フィルム材を備える請求項9または10に記載の液晶表示装置。
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