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JP5244585B2 - 光伝送基板及びその製造方法並びに光伝送装置 - Google Patents

光伝送基板及びその製造方法並びに光伝送装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子機器内の電気信号配線と光信号配線を構成する光電気混載回路用の基板において、基板の表面と裏面を光学的に接続する光伝送体を形成した貫通孔を有する光伝送基板及びその製造方法、並びに光伝送装置に関する。
情報処理における処理量を増加させ処理スピードを向上させるために、半導体デバイスの動作速度及び信号の入出力端子数は、将来に渡って増加の傾向にある。同時にその半導体デバイスを搭載する回路基板の信号配線数も著しく増大しており、配線密度も高くなる傾向にある。
それに伴って、回路基板に形成された電気配線における信号の減衰及び隣接する配線間のクロストークが顕著に増加し、深刻な問題となっている。とりわけマイクロプロセッサに代表される大規模な半導体集積回路においては、GHzレベルの信号を低消費電力で安定して入出力させることが大きな課題である。
この課題を解決するために、半導体デバイスに入出力される電気信号を光信号に変換し、その光信号を回路基板に形成した光導波路等の光配線によって伝送させる光伝送技術が検討されている。
光配線を用いた光伝送技術においては、回路基板の表面及び裏面に形成された光導波路だけでなく、回路基板の表面と裏面の間に設けた貫通孔を利用した信号光の伝送経路も提案されている。このような伝送経路は、例えば、光導波路に対して垂直に回路基板を貫通する孔に透明樹脂を充填して形成される。この信号光の光路としての貫通孔を用いることによって、従来の電気配線基板と同様に、光信号についても三次元的伝送を可能とした光伝送基板を構成できる。光伝送基板は、通常は電気配線も混在する形態であるので、より一般的には光電気混載回路基板とも称される。
図7は、従来の光路用貫通孔を具備する光電気混載回路基板の代表例を示す概略図である(例えば、特許文献1に開示)。図7(a)が光伝送基板の全体断面図であり、図7(b)が光路用貫通孔の拡大断面図である。
図7(a)に示す通り、基板102の一方の面には面型発光受光素子103a、103bが実装され、基板の他方の面には光導波路104が形成されている。光導波路104の二つの端面には45度マイクロミラー105a、105bが形成されている。面型発光受光素子103a、103bと光導波路と104は、基板102を貫通する光路用貫通孔101a、101bによりそれぞれ光結合されている。
図7(b)に示す通り、光路用貫通孔101a、101bは、その内壁にメッキ処理により形成された導体層からなるクラッド部111と、内部空間に充填された透明樹脂または空気からなるコア部112とにより形成されている。
図7の例においては、光路用貫通孔に入射した信号光が、クラッド部111とコア部112の界面で全反射されて伝搬することにより、面型発光受光素子103a、103bと光導波路104とをそれぞれ光接続すると提案されている。
次に図8は、従来の光路用貫通孔を具備する光電気混載回路基板の別の代表例を示す概略断面図である(例えば、特許文献2に開示)。
図8に示す通り、基板202Aには、面型発光素子203Aが実装され、その発光点と対向する方向に光路用貫通孔201Aが形成されている。光路用貫通孔201Aの下方には、所定の間隔を空けて別の基板202Bが配置(半田接続部205Cを介して電気的に接続)されている。別の基板202Bの表面には、光導波路204Bが形成されている。さらに、光導波路204Bの端面は、光路用貫通孔201Aの下端開口の直下に位置しかつ光路変換ミラー205Bとなっている。なお、信号光を受光する受光素子においても同様の光路構成を提案している。
さらに、図8の例では、光路用貫通孔201Aの開口と面型発光素子203Aとの間の空隙208Aの端部にマイクロレンズ206Aが配置されている。このマイクロレンズ206Aは、信号光を集光させる働きがあり、信号光の伝送損失を低減することができるとされている。なお、マイクロレンズ206Aは、光学レンズを接着固定するか、または光学レンズ用樹脂を滴下し表面張力により半球体に硬化させて形成すると提案されている。
特開2000−81524号公報 特開2002−329891号公報
しかしながら、特許文献1に開示された図7の従来例では、下記に示すように光路用貫通孔101a、101bと面型発光受光素子103a、103bとの光結合の結合効率は十分ではなかった。図7の従来例では、光路用貫通孔101aのコア部112の径が、面型発光受光素子103aの受光面の径と同等またはそれより大きい場合には、光路用貫通孔101aを通過して拡散しながら面型発光受光素子103aに至る信号光は当然、受光面の径より大きく拡がるため、受光されずに損失となる光量が大きくなってしまう。
また、面型発光受光素子103bが発光素子、例えば一般的な面発光レーザ(VCSEL)の場合には、特許文献1の実施形態で示された全反射10度より大きい半値全角20〜30度の広がりを持って空気層を介して光路用貫通孔101bに向かって出射される。そして、光路用貫通孔101bのコア部が透明樹脂で構成される場合は、空気との比屈折率の差分だけ幾分小さくなった角度で伝搬し、コア部が空気の場合はその角度のままコア部を全反射しながら伝搬する。
その後、光導波路104の下部クラッドに到達した時点で再度拡散し、45度マイクロミラー105bのコア部に到達する。45度マイクロミラー105bにおいては、その角度をほぼ維持しながら全反射するため、反射された光量の多くが上部と下部のクラッド層へ放出されることになる。
従って、図7の従来例は、光路用貫通孔のコア部の径が面型発光受光素子の受光面の径よりも小さい組み合わせで効果が発揮される構成であり、他の組み合わせにおいては信号光の減衰が大きくなる。従って、光路用貫通孔と面型発光受光素子における、組合せ上ないしは寸法上の制限が大きくなるという問題がある。
次に、特許文献2等に開示された図8に示す従来例は、光路用貫通孔201Aと光導波路204Bとの光結合に問題がある。
まず、図8に示す従来例では、樹脂組成物で構成された光路用貫通孔201Aの下端開口からの出射光は伝搬する方向に拡散し、伝搬距離が伸びるに従ってそのビーム径は大きくなる。このことは、樹脂組成物の屈折率が通常1.4〜1.6程度と、空気の屈折率1よりも高いことから材料的に回避し難い。そして、図8のように所定の間隔を空けてその拡散光を光導波路204Bに入射させる構成では、広がったビーム径に対して光導波路の断面サイズを相当大きくしない限り、そのわずか一部しか光導波路に入射しない。仮に光導波路の断面サイズを大きくすればその伝搬モードが増えるが、モード分散が大きくなるため光導波路の伝送帯域が制限されることとなる。
また、特許文献2では、マイクロレンズ206Aを形成することによって、マイクロレンズ206Aのない場合に比べて光路用貫通孔201Aの下端開口からの出射光を光導波路204Bに向かって集光することができ、より高い結合効率が期待できると提案されている。しかしながら、そのためには、光路用貫通孔201Aと光導波路204Bの位置合わせを十分高い精度で行うことが必要である。一般に回路基板は十数mm〜数cm角であり、大きくても数mm角である発光素子や受光素子と比較して桁違いにサイズが大きく、たわみが生じ易くかつ熱膨張によるサイズ変動が大きい。このため、回路基板同士を正確に位置決めして接合しかつこれを保持することは困難となる。例えば、光導波路204Bが、断面30〜100μm角のマルチモード光導波路である場合、出射光と光導波路の位置決め接合精度はμmのレベルが要求される。十数mm〜数cm角の回路基板同士をその精度で位置決めし接合することは、極めて困難である。従って、マイクロレンズ206Aにより集光してもその出射光を別の基板上の光導波路に入射する構造では、高効率の光結合を実現することはできない。
加えて、特許文献2のマイクロレンズ206Aは、図8で示すように、樹脂組成物で充填された光路用貫通孔201Aと空隙208Aで形成される光信号伝送用光路210Aの端部(空隙208Aの開口外側に突出)において、ソルダーレジスト層209Aの縁部に対しマイクロレンズ206Aの周縁を接合された形態で設けられている(特許文献2 段落0071)。このように空隙208Aの端部に設ける場合は、光学レンズを接着剤により取り付けざるを得ない(特許文献2 段落0139)。しかしながら、光学レンズの光軸が光信号伝送用光路210Aの光軸に一致するようにその位置決め精度を確保することは、非常に困難である。
また特許文献2では、マイクロレンズ206Aが、樹脂組成物で充填された光路用貫通孔201Aと空隙208Aで形成される光信号伝送用光路210Aの内部であってもよいとされている。ただし、特許文献2における光信号伝送用光路210Aの内部とは、光路用貫通孔201Aに充填された樹脂組成物の端部である(特許文献2 段落0073)。この樹脂組成物は、いずれの実施形態でも両端開口間に完全に充填されている。従って、特許文献2に図示はされていないが、樹脂組成物の端部に設けられるマイクロレンズ206Aは、光路用貫通孔201Aの開口面すなわち基板202Aの表面から外側に突出するものとなる。このことは、開示された製造方法からも明らかである。その製造方法によれば、樹脂組成物で充填された光路用貫通孔201Aの開口にレンズ用樹脂を滴下し、表面張力で半球状に硬化させて形成するとされている(特許文献2 段落0140)。従って、レンズ用樹脂を滴下する際に、マイクロレンズの光軸が光信号伝送用光路の光軸に一致するように位置決め精度を確保することは、非常に困難である。
以上のように、特許文献2には、光伝送損失を低減するために集光作用のあるマイクロレンズを設けることが開示されているが、その設置箇所が光信号伝送用光路の端部の場合であれ内部の場合であれ、マイクロレンズの光軸と信号光の光軸とを精度よく一致させて設ける手法については提示されておらず、実質的に利用可能な技術として十分ではない。
以上述べたように、従来技術で提案されている光路用貫通孔では、基板を貫通する形態の発光素子及び受光素子と光導波路との光結合において、基板を貫通した後の出射光ビームの広がりにより光伝送損失を生じるという問題、レンズを使って集光させても別の基板上の光導波路との高精度位置決めは困難であるという問題、並びにレンズ自体の高精度の位置決めも困難であるという問題が十分に解決されていない。この結果、高い結合光量が得られず、正確かつ高効率な光信号伝送が実現できなかった。
本発明は、上記の問題を解決することにより、基板の一方の主面に形成した光導波路と、それに対し基板を貫通する位置に実装した発光素子または受光素子との結合、あるいは基板の対向する2つの主面にそれぞれ設けた光導波路同士の結合において、光結合効率を向上させることを目的とする。また、このように光結合効率を向上させた基板の製造方法、並びに、当該基板上に発光素子及び/または受光素子を実装した光伝送装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するべく以下の構成を提供する。
(1)本発明による光伝送基板は、2つの主面間に信号光の光路として貫通孔を設けた基板と、前記貫通孔の両端開口間に設けられた光伝送体であって、第1の屈折率をもつ少なくとも1つの高屈折率部と前記第1の屈折率よりも小さい第2の屈折率をもつ少なくとも1つの低屈折率部とを具備し、前記信号光を集光させるべく前記高屈折率部と前記低屈折率部との接合面が少なくとも一方の開口の近傍に形成されかつ前記信号光の光軸方向において前記低屈折率部側凹形状となっており、前記凹形状は前記貫通孔の開口周縁から該貫通孔の内部に向かって窪みその中心点は貫通孔の軸上に位置する。
(2)上記に加えて、光伝送基板は、前記低屈折率部の両端にそれぞれ前記高屈折率部を配置することにより前記両端開口の各々の近傍に前記接合面をそれぞれ形成したものである。
(3)上記に加えて、光伝送基板は、前記接合面を形成する前記貫通孔の開口の近傍が、前記接合面によって信号光の伝搬方向が変えられるとき、その集光点が前記貫通孔の外側となるような位置である。
)上記に加えて、光伝送基板は、前記光伝送体の熱膨張率が、前記基板の熱膨張率の80〜120%の範囲内のものである。
)上記に加えて、光伝送基板は、少なくとも前記信号光の出射側の開口を含む前記主面上に設けられ、かつ前記光伝送体と光学的に結合する光導波路をさらに有するものである。
)本発明による多層光伝送基板は、上記いずれかの光伝送基板を複数積層したものである。
)本発明による光伝送装置は、上記いずれかの光伝送基板と、前記光伝送基板の少なくとも一方の前記主面上に設けられ、かつ前記光伝送体と光学的に結合する光半導体デバイスとを有するものである。
)本発明による光伝送基板の製造方法は、基板の貫通孔内に透明樹脂を溶融状態にて充填し、その硬化収縮により凹部を形成して前記第2の屈折率をもつ前記低屈折率部を設ける工程と、前記低屈折率部の前記凹部と接するように透明樹脂を溶融状態にて前記貫通孔内に充填し、硬化させることにより前記第1の屈折率をもつ前記高屈折率部を設ける工程とを含むものである。
)本発明による複合光伝送基板は、請求項1〜5のいずれかに記載の光伝送基板である第1の基板と、前記第1の基板と平行に配置された第2の基板と、前記第2の基板における前記第1の基板と対向する主面上に設けられ、かつ前記第1の基板における前記光伝送体と光学的に結合する光導波路とを有する。
本発明の光伝送基板は、基板を貫通する貫通孔内に少なくとも1つの高屈折率部と少なくとも1つの低屈折率部とを形成した光伝送体を有する。この光伝送体は、貫通孔の少なくとも一方の開口近傍に高屈折率部と低屈折率部との接合面を形成しており、この接合面は信号光の光軸方向において低屈折率部側で凹形状となる屈折率界面である。この屈折率界面はレンズ面と同じ役割を果たす。すなわち、光伝送体を伝搬する信号光は、この屈折率界面において光軸に近づくように集光作用を受ける。よって、この接合面近傍の開口から光伝送体に入射する信号光は、その広がり角度が低減されて光伝送体内を伝搬することとなる。また、この接合面近傍の開口において光伝送体から出射する信号光は、その広がり角度を低減されて光伝送体から出射することとなる。
これにより、基板の一方の主面に発光素子もしくは受光素子を実装し、かつ他方の主面に端部を45度に加工された光路変換ミラーを設けた場合に、基板の厚みに加えて受発光素子と基板表面との間の必要な距離を確保すると同時に、受発光素子と光路変換ミラーとの光結合において信号光を光軸方向に集光させることが可能となる。
つまり、前述の特許文献1及び2の構成では、信号光が拡散するために受発光素子または光導波路との光結合において多くの損失が生じていたが、本発明によれば同様の光結合において十分高い効率を容易に実現できる。
例えば、基板上に形成した光導波路に入射し伝搬する光量、及び基板上の光導波路を伝搬してから受光素子に入射する光量が、自ずと高くなる。このことは、信号光の処理を容易とし、高効率の光信号伝送を可能とする。
最終的に、光回路を含む光電気混載回路の動作が安定すると共に、余分なエネルギー消費が減ることで長寿命が実現できることになる。
加えて、本発明の光伝送基板の光伝送体は基板の両端開口間に設けられるため、上記の屈折率界面は必ず貫通孔の内部に位置する。従って、レンズ面である屈折率界面の光軸を貫通孔の軸方向に一致させることは容易である。これは、基板に平行な方向への位置ずれが生じないためである。
これに対し前述の特許文献2では、樹脂組成物を充填した光路用貫通孔の両端開口の外側にレンズが設けられるため、光路用貫通孔の軸方向とレンズの光軸を一致させることは極めて困難である。特許文献2では、レンズを接着または樹脂材料の滴下硬化により形成するとしているが、このような形成方法では、基板に平行な方向に位置ずれが生じやすい。
さらに、本発明の光伝送基板は、光伝送体の両端近傍の双方に接合面が形成されるため、光伝送体への入射直後と、光伝送体からの出射直前の双方において信号光が集光作用を受けるため、結合損失をより低減させることができる。
またさらに、本発明の光伝送基板は、光伝送体の熱膨張率と基板の熱膨張率をほぼ一致させることにより、温度変動に対しても光伝送体と基板との一体性を保持することができる。
さらに、本発明の光伝送基板において、信号光の出射側の開口を含む主面上に光導波路を設けた場合は、前述の特許文献2に記載のように別の基板上に光導波路を設ける場合と比べて、信号光の入射側との光結合における位置決めの精度を容易に確保できる。特に、光導波路はμmオーダーの高精度でパターン形成が可能なフォトマスクプロセスを用いて加工されるため、光路用貫通孔に対して十分高精度な位置精度で形成が可能である。
さらに、本発明の多層光伝送基板は、本発明の光伝送基板を複数積層することにより、厚い多層基板であっても2つの主面間の光伝送効率を向上させられることに加え、種々の用途に適用される光電気配線混載回路基板を構成できる。
またさらに、本発明の光伝送装置は、本発明の光伝送基板上に光素子を搭載することにより、発光素子からの出射光及び/または受光素子への入射光が光伝送体を通過する際の広がり角を低減して光伝送効率を高めることができる。
さらに、本発明の光伝送基板の製造方法は、貫通孔内に低屈折率の透明樹脂を溶融状態にて充填し、その硬化収縮により凹部を形成して低屈折率部を設ける。この凹部は、透明樹脂と貫通孔内壁との表面張力により自然に形成されるため、人為的な処理を行うことなく凹部の中心を貫通孔の軸上に位置させることができる。さらに低屈折率部の凹部と接するように高屈折率の透明樹脂を溶融状態にて貫通孔内に充填し、硬化させて高屈折率部を設ける。この製造方法によれば、貫通孔の軸方向と光伝送体の光軸方向とが自然に一致することとなる。従って、前述の特許文献2に開示されたように光路用貫通孔の外側に樹脂を滴下し硬化させてレンズを形成する場合と異なり、基板に平行な方向におけるレンズの位置決めが不要である。
さらに、本発明の複合光伝送基板は、上記の光伝送体を備えた光伝送基板を第1の基板とし、第1の基板に平行に第2の基板を配置し、第2の基板の一方の主面上に光導波路を設けている。本発明の複合光伝送基板は、特許文献2と同様に第2の基板上に光導波路を設けているが、特許文献2では第1の基板においてレンズの光軸と貫通孔の軸とを一致させることが困難であるのに対し、本発明では第1の基板においてレンズ面である屈折率界面の光軸と貫通孔の軸とを容易に一致させることができる。従って、2つの基板を備えた複合光伝送基板においても光伝送効率を向上させることができ、種々の用途に適用される光電気配線混載回路基板を構成できる。
以下、本発明による光伝送基板の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明による光伝送基板の第1の実施形態の概略構成を示す部分断面図である。図1中、太線は信号光7を、破線は光軸Aを模式的に示している。
図1では、基板2(ここでは基板基材部分を意味する)の2つの主面2a、2bの間に、これらの主面に対し垂直に貫通孔2cが設けられる。この貫通孔2cは、その内部空間に光伝送体1が形成されることにより2つの主面間を結合する信号光の光路となる。貫通孔2cの軸方向は、光伝送体1の光軸Aの方向となる。貫通孔2cの両端開口2d1、2d2はそれぞれ各主面上に位置しており、光伝送体1はこれらの両端開口間に所定の樹脂を充填することにより形成される。
光伝送体1は、第1の屈折率n1をもつ高屈折率部1a1、1a2と、第1の屈折率n1よりも小さい第2の屈折率n2をもつ低屈折率部1bとを有する。典型的には、高屈折率部及び低屈折率部は、それぞれ適宜の屈折率をもつ透明樹脂から構成される。高屈折率部及び低屈折率部の屈折率の比較は、例えば、屈折式ニアフィールド(RNF)法による屈折率分布測定によりおこなうことができる。具体的には、図1の場合、円柱状である光伝送体1の中心軸を含むように光伝送体1を切断し、さらに、光伝送体1を高屈折率部1a1、1a2および低屈折率部1bに切り分け、それらを、例えば、オプトサイエンス社のOWA−9500等を用いて測定することにより屈折率分布を測定できる。図1の例では、貫通孔2cの軸方向に沿って低屈折率部1bが中間部に配置され、その両端に2つの高屈折率部1a1、1a2がそれぞれ配置されている。高屈折率部1a1、1a2の端部は、それぞれ貫通孔2cの両端開口2d1、2d2に位置する平坦面を形成する。
光伝送体1内部における高屈折率部1a1と低屈折率部1bとの接合面1c1、及び、高屈折率部1a2と低屈折率部1bとの接合面1c2は、それぞれ両端開口2d1、2d2の近傍に形成され、かつ信号光の光軸Aの方向において低屈折率部1b側を凹形状とする曲面に形成される。言い換えるならば、高屈折率部1a1、1a2側が凸形状の曲面となる。ここで、曲面とは少なくとも一部分が湾曲した面のことをいう。また、低屈折率部1b側が凹形状であるとは、柱状である光伝送体1の中心軸を含むように光伝送体を切断した場合、その断面における高屈折率部1a1と低屈折率部1bとの境界線が全体として(例えば、走査型電子顕微鏡や光学顕微鏡などの視野の範囲内に光伝送体1の幅が入る程度の縮尺にて観察したとき)、前記境界線が低屈折率部側にせりだしていることをいう。
接合面1c1、1c2は屈折率界面であり、レンズ面と同じ作用をもつ。これらの接合面1c1、1c2は必ず貫通孔2cの内部に位置するため、レンズ面の光軸Aを貫通孔2cの軸方向に一致させることが容易である。これに対し前述の特許文献2では、樹脂組成物を充填した光路用貫通孔の両端開口の外側にレンズを設けるため位置決めが困難である。
基板2の一方の主面2a(説明の便宜上この面を「表面」とする)上には電極8、ソルダーレジスト9の各層が形成されている。
なお、基板2の表面上に発光素子もしくは受光素子3(以下、「光素子」と称する)が設けられることにより、この光伝送基板は光伝送装置として機能することとなる。光素子3は、貫通孔2cの開口2d1の直上に所定の間隔を空けて配置され、その発光点または受光点は光伝送体1の光軸A上に位置する。光素子3の端子は、スタッドバンプやハンダボールあるいは導電性樹脂などの導電性接合材5によって電極8に接合され、基板2に実装される。これにより光素子3の光電変換動作が可能になる。
光素子3と高屈折率部1a1の間には間隙6が存在する。この間隙6は、図1の例では空気であるが、適宜の透明樹脂を充填してもよい。間隙6が空気の場合は、当然高屈折率部1a1より屈折率が小さいが、間隙6に透明樹脂を充填する場合も高屈折率部1a1より十分小さい屈折率とすることが好ましい。
さらに、基板2の他方の主面2b(説明の便宜上、この面を「裏面」とする)上には光導波路4が設けられている。光導波路4は、基板2側から順に層状の下部クラッド4b、断面矩形のコア4a、層状の上部クラッド4cから構成されており、その端面には光導波路4の軸方向に対して略45度に加工された光路変換ミラー4dが形成される。光路変換ミラー4dは、貫通孔2cの開口2d2の直下に位置し、光伝送体1の光軸A上にコア4aが位置するように配置される。
以上のように構成された図1の光伝送基板もしくは光伝送装置における光伝送は、次の通り行われる。
光素子3が発光素子(例えば面発光レーザ(VCSEL))の場合、その発光点から出射した信号光7は、間隙6で放射状に広がりながら貫通孔2cの開口2d1において光伝送体1の高屈折率部1a1に入射する。その際は間隙6に存在する空気または樹脂と高屈折率部1a1との比屈折率差に応じて信号光7が光軸Aに対して近づくように屈折し、拡がり角が狭まる。
次に、信号光7は、高屈折率部1a1と低屈折率部1bとの接合面1c1を通過し低屈折率部1bに入射する。この接合面1c1は、断面形状が略円弧であり、すなわち立体的には曲面となっている。よって、高屈折率部1a1側から低屈折率部1b側に入射する光は、接合面1c1の曲面形状と比屈折率差に応じてさらに光軸Aに対して近づくように屈折し、拡がり角が狭まる。
このように、光伝送体1の外部から光伝送体1の内部である高屈折率部に入射しさらに低屈折率部へ入射していく場合についても、信号光の拡がり角を狭める効果が得られるため、この場合についても「集光」と称することとする。
低屈折率部1bを伝搬した信号光7は、もう1つの高屈折率部1a2に入射するが、最初の場合と同様にその接合面1c2の曲面形状と比屈折率差に応じて光軸Aに対し集光される。
そして信号光7は、貫通孔2cの開口2d2において高屈折率部1a2から光導波路4の下部クラッド4bに入射する。このときも光導波路の下部クラッド4bとの比屈折率差に応じてさらに光軸Aに対して集光され、下部クラッド4bを通過してコア4aに入射する。その後、信号光7は、光路変換ミラー4dで反射して光路を略90度変換され、光導波路4のコア4aの軸方向に伝搬する。
このように、基板2の表面上に実装した発光素子から出射した信号光7は、基板2の両端開口間に形成した光伝送体1内を集光しながら伝搬した後に、最終的に基板2の裏面上に形成した光導波路4に到達し、光路変換の後にさらに伝搬していく。光伝送体1内部の接合面1c1、1c2及びその両端開口2d1、2d2における集光作用により、発光素子3からの出射光の広がり並びに光伝送体1からの出射光の広がりが修正され、伝送損失が低減される。
ここで、接合面1c1、1c2をそれぞれ設ける貫通孔2cの「両端開口の近傍」の位置とは、接合面1c1、1c2によって信号光の伝搬方向が変えられ、その集光点が貫通孔2cの外側となるような位置をいう。
なお、図示しないが、別の実施形態として、図1の形態の高屈折率部1a1、1a2のうちいずれか一方のみを設けた光伝送体としてもよい。高屈折率部を設けない側の光伝送体の端部は、貫通孔開口面まで低屈折率部とする。よって、高屈折率部と低屈折率部との接合面は1つのみとなる。この場合は、高屈折率部を設けた側の貫通孔開口面と、1つの接合面において上記の集光作用が得られる。
図2(a)〜(e)は、図1に示した本発明の光伝送基板の製造方法の例を工程順に示した部分断面図である。
図2(a)に示す通り、基板2の表面2a上には、回路及び実装構造に合わせて公知のフォトリソグラフィ工程やエッチング工程により電極層8とソルダーレジスト層9が形成されている。なお、裏面2b上にも、後の工程で設ける光導波路以外の箇所に電極層とソルダーレジスト層を形成してもよい。基板2は、プリント配線基板に限らず、基板内部の絶縁層にアルミナ等を用いたセラミック配線基板や、シリコンやガラス等に電気配線を形成した基板を用いてもよい。汎用的なガラスエポキシ配線基板でもよい。なお、基板2として、電気配線層と絶縁層とが交互に積層された多層基板を用い、基板2の内部に電気配線層が形成されていてもよい。
さらに、後の工程で設置される光素子の発光点または受光点に対向する位置に、基板2を貫通する貫通孔2cが設けられる。貫通孔2cの加工には、ドリル又はレーザを用いる。その直径は、通常、直径100〜200μmである。
次に、図2(b)に示す通り、基板2の表面2aを鉛直上方に向けて配置し、第2の屈折率n2をもつ低屈折率透明樹脂1b’をシリンジ等を用いて貫通孔2cに滴下する。貫通孔2c内を完全に低屈折率透明樹脂1b’で充填するために、表面側の開口2d1の外側に盛り上がるまで滴下することが望ましい。
低屈折率透明樹脂1b’としては、光導波路用の材料として提供されているポリシラン(屈折率1.6程度)、アクリル(屈折率1.5程度)、エポキシ(屈折率1.5程度)(いずれも波長850nmにて)の樹脂材料を用いることができ、クラッドに用いられる比較的低屈折率の材料が好適である。これらの透明樹脂材料の滴下時の粘度は1000〜2000(mP・s)が好適である。この範囲の粘度であれば、貫通孔2c外へ流れ出たり、貫通孔2c内に滲入しなかったりすることはなく、貫通孔2c内に隙間なく滲入して裏面側の開口2d2まで到達する。そして、基板2の裏面2bと同一平面上にある端面が低屈折率透明樹脂1b’により形成される。
続いて、図2(c)に示す通り、薄い板状工具の端部を基板2の表面2aに押し当てて、基板面と平行に移動させることによって表面2a上に盛り上がった低屈折率透明樹脂1b’を取り除く。この操作により、基板2の表面2aと同一平面上にある端面が低屈折率透明樹脂1b’により形成される。その後、図2(c)の状態から基板2全体を加熱し、低屈折率透明樹脂を硬化させる。
硬化後は、図2(d)に示す通り、低屈折率透明樹脂1b’の加熱硬化時の収縮によって両端面が凹形状の曲面1c1’、1c2’となる。これらの凹形状は、低屈折率透明樹脂1b’の貫通孔2c内壁に対する表面張力により決定されるため、通常は貫通孔2cの軸上に凹形状の中心点が自然に定まる。凹形状の曲率は、低屈折率透明樹脂1b’の粘度により調整可能である。こうして低屈折率部1bが形成される。
続いて、図2(e)に示す通り、図2(d)で形成された凹形状の曲面1c1’、1c2’に対して高屈折率透明樹脂を滴下する。高屈折率透明樹脂としては、光導波路用の材料として提供されているポリシラン(屈折率1.6程度)、アクリル(屈折率1.5程度)、エポキシ(屈折率1.5程度)(いずれも波長850nmにて)の樹脂材料を用いることができ、コアに用いられる比較的高屈折率の材料が好適である。滴下時の粘度は、前述の低屈折率透明樹脂と同程度が好適である。滴下した際には図2(b)と同様に盛り上がりを形成し、その後、図2(c)と同様に薄い板状工具によって平らにする。
その後、基板2全体を加熱し、高屈折率透明樹脂を硬化させる。硬化時の収縮によって再び凹形状の曲面ができるが、本工程を何度か繰り返すことによって最終的に平坦な端面が形成できる。最終的に得られた高屈折率透明樹脂の2つの端面はそれぞれ、基板2の表面2a及び裏面2bと同一平面上にある。こうして、高屈折率部1a1、1a2並びに接合面1c1、1c2が形成される。
なお、別の実施例として、高屈折率透明樹脂の端面が基板2の表面2a及び裏面2bより盛り上がっていてもよい。その場合、高屈折率透明樹脂はレンズとなるため、集光効果がより高くなる。
以上の図2(e)までの工程で貫通孔2c内の光伝送体が完成する。光伝送体と基板との一体性を保持するために、光伝送体の熱膨張率は、基板の熱膨張率の80〜120%の範囲内とすることが好適である。上記の低屈折率透明樹脂及び高屈折率透明樹脂として、このような熱膨張率条件を満たす材料を選択する。例えば、光伝送体が光硬化性エポキシ樹脂から形成される場合、基板をエポキシ系基板(例えばガラスエポキシ基板等)とする。
最後に、図2(f)に示す通り、基板2の裏面2bに光導波路4を形成する。光導波路4の形成順は、次のステップf1〜f4の通りであり、公知技術である。
・ステップf1:クラッド材料をスピンコーティングなどで塗布して加熱硬化させ下部クラッド層4bを形成する。
・ステップf2:コア材を同様に塗布した後で、フォトマスクを介してコアとなるパターンのみを紫外線露光によって硬化させ、有機溶剤による現像を行って非露光部分を除去する。コア層4aを形成する。コア層4aの断面形状は、50〜100μm角の矩形である。
・ステップf3:再度クラッド材料を同様に塗布して加熱硬化させて上部及び側面のクラッド層4cを形成する。
・ステップf4:最後に、端面の角度が90度であるダイシングブレードを用いて光導波路4の端部を切除し、光軸Aに対して45度の角度である光路変換機能をもつ光路変換ミラー4dを形成する。
図3は、本発明による光伝送基板の第2の実施形態の概略構成を示す部分断面図である。
図3の実施形態は、図1に示した実施形態と同様に、基板2に貫通孔2cが空けられ、表面2a上に電極8及びソルダーレジスト9の各層が設けられ、裏面2b上に光導波路4が設けられている。表面2aの貫通孔2cの開口2d1に対向する位置に光素子3が設置されることにより光伝送装置として機能する。
図3の形態において、図1の形態との相違点は、貫通孔2c内に形成された光伝送体10の構造である。光伝送体10は、第1の屈折率n1をもつ高屈折率部10aと、第1の屈折率n1よりも小さい第2の屈折率n2をもつ低屈折率部10b1、10b2とを有する。高屈折率部及び低屈折率部は、それぞれ適宜の屈折率をもつ透明樹脂から構成される。図3の例では、貫通孔2cの軸方向に沿って高屈折率部10aが中間部に配置され、その両端に2つの低屈折率部10b1、10b2がそれぞれ配置されている。低屈折率部10b1、10b2の端部は、それぞれ貫通孔2cの両端開口2d1、2d2に位置する平坦面を形成する。
光伝送体10内部における低屈折率部10b1と高屈折率部10aとの接合面10c1、及び、低屈折率部10b2と高屈折率部10aとの接合面10c2は、それぞれ両端開口2d1、2d2の近傍に形成され、かつ信号光の光軸Aの方向において低屈折率部10b1、10b2側を凹形状とする曲面に形成される。言い換えるならば、高屈折率部10a側が凸形状の曲面となる。
接合面10c1、10c2は屈折率界面であり、図1の形態と同様にレンズ面と同じ作用をもつ。図3の形態においても、これらの接合面10c1、10c2は必ず貫通孔2cの内部に位置するため、レンズ面の光軸Aを貫通孔2cの軸方向に一致させることが容易である。
図3の形態の光伝送体10の製造方法は、例えば、次の通りである。先ず、予め両凸の円筒形状に仮硬化した高屈折率透明樹脂を用意しておき、基板2に空けた貫通孔2c内に挿入し、再度加熱硬化することにより高屈折率部10aを形成する。あるいは、高屈折率透明樹脂を貫通孔2c内に適量だけ滴下し滲入させた後、その両端面に金型を押し当てて加熱硬化させることにより高屈折率部10aを形成する。高屈折率部10aを形成した後、前述の図1の形態の製造方法における図2(e)の工程と同様にして、低屈折率透明樹脂を滴下及び硬化させて低屈折率部10b1、10b2を形成する。
図3の形態の光伝送体10の別の製造方法は、次の通りである。先ず、貫通孔2cに嵌合しかつ滑動可能な程度の直径であって第1の屈折率n1をもつ高屈折率樹脂製の微小ボールを貫通孔2c内に1個挿入し、続いて同じ屈折率n1の高屈折率透明樹脂を適量だけ滴下し滲入させ、さらにもう1個の高屈折率樹脂製の微小ボールを挿入する。その後、加熱硬化させることにより高屈折率部10aを形成する。高屈折率部10aを形成した後、前述の図1の形態の製造方法における図2(e)の工程と同様にして、低屈折率透明樹脂を滴下及び硬化させて低屈折率部10b1、10b2を形成する。
以上のように構成された図3の光伝送基板もしくは光伝送装置における光伝送は、次の通り行われる。図中、太線は信号光7を、破線は光軸Aを模式的に示している。
光素子3が発光素子(例えば面発光レーザ(VCSEL))の場合、その発光点から出射した信号光7は、間隙6で放射状に広がりながら貫通孔2cの開口2d1において光伝送体1の低屈折率部10b1に入射する。その際は間隙6に存在する空気または樹脂と低屈折率部10b1との比屈折率差に応じて信号光7が光軸Aに対して近づくように屈折し、拡がり角が狭まる。間隙6に樹脂を充填する場合、低屈折率部10b1より小さい屈折率をもつ材料とする。
次に、低屈折率部10b1と高屈折率部10aとの接合面10c1を通過し高屈折率部10aに入射する。この接合面10c1は、断面形状が略円弧であり、すなわち立体的には曲面となっている。よって、低屈折率部10b1側から高屈折率部10a側に入射する光は、接合面10c1の曲面形状と比屈折率差に応じてさらに光軸Aに対して近づくように屈折し、拡がり角が狭まる。
このように、光伝送体10の外部から光伝送体10の内部である低屈折率部に入射しさらに高屈折率部へ入射していく場合についても、信号光の拡がり角を狭める効果が得られるため、この場合についても「集光」と称することとする。
高屈折率部10aを伝搬した信号光7は、もう1つの低屈折率部10b2に入射するが、最初の場合と同様にその接合面10c2の曲面形状と比屈折率差に応じて光軸Aに対し集光される。
そして貫通孔2cの開口2d2において低屈折率部10b2から光導波路4の下部クラッド4bに入射する。このときも光導波路の下部クラッド4bとの比屈折率差に応じてさらに光軸Aに対して集光され、下部クラッド4bを通過してコア4aに入射する。その後、光路変換ミラー4dで反射して光路を略90度変換され、光導波路4のコア4aの軸方向に伝搬する。
ここで、接合面10c1、10c2をそれぞれ設ける貫通孔2cの「両端開口の近傍」の位置とは、接合面10c1、10c2によって信号光の伝搬方向が変えられ、その集光点が貫通孔2cの外側となるような位置をいう。
なお、図示しないが、別の実施形態として、図3の形態の低屈折率部10b1、10b2のうちいずれか一方のみを設けた光伝送体としてもよい。低屈折率部を設けない側は、貫通孔開口面まで高屈折率部とする。よって、高屈折率部と低屈折率部との接合面は1つのみとなる。この場合は、低屈折率部を設けた側の貫通孔開口面と、1つの接合面において上記の集光作用が得られる。
図4は、図1に示した光伝送基板の変形形態の概略構成を示す部分断面図である。
基板2の貫通孔2c内に形成した光伝送体1の構造は、図1の光伝送基板と同じであり、低屈折率部1bを挟んで両端にそれぞれ高屈折率部1a1、1a2が設けられている。図1の形態と異なる点は、基板2の2つの主面2a、2b上に光導波路4、40がそれぞれ形成されている点である。光導波路4の端部における光路変換ミラー4d2は開口2d2に対向する位置に、光導波路40の端部における光路変換ミラー4d1は開口2d1に対向する位置に配置される。
図4のように構成された光伝送基板における光伝送は、次の通り行われる。図中、太線は信号光7を、破線は光軸Aを模式的に示している。
光導波路40を伝搬してきた信号光は、端面に設けた光路変換ミラー4d1によって90度の光路変換を受ける。その後、信号光は広がりつつ伝搬し、開口2d1において光伝送体1の高屈折率部1a1に入射する。その後は、図1の形態と同様に、高屈折率部1a1と低屈折率部1bの屈折率界面、及び、低屈折率部1bと高屈折率部1a2の屈折率界面において集光され、さらに、開口2d2において光導波路4の下部クラッド4bに入射し、端部に設けた光路変換ミラー4d2で光路変換した後にコア4aを伝搬する。
図5は、図1に示した光伝送基板の変形形態を適用した光伝送装置の概略構成を示す部分断面図である。
基板2の貫通孔2c内に形成した光伝送体1の構造は、図1の光伝送基板と同じであり、低屈折率部1bを挟んで両端にそれぞれ高屈折率部1a1、1a2が設けられている。図1の形態と異なる点は、基板2の2つの主面2a、2b上にそれぞれ、光素子3、30、電極8、80及びソルダーレジスト9、90がそれぞれ設置されている点である。光素子3は、図1の形態と同様に開口2d1の直上に配置される。光素子30は開口2d2の直下に配置され、その発光点または受光点が、光伝送体1の光軸A上に位置するように配置される。光素子30の端子は、スタッドバンプやハンダボールあるいは導電性樹脂などの導電性接合材50によって電極80に接合される。これによって光素子30の光電変換動作が可能になる。
図5のように構成された光伝送基板もしくは光伝送装置における光伝送は、次の通り行われる。図中、太線は信号光7を、破線は光軸Aを模式的に示している。
光素子3が発光素子(例えば面発光レーザ(VCSEL))の場合、その発光点から出射した信号光7は、間隙6で放射状に広がりながら貫通孔2cの開口2d1において光伝送体1の高屈折率部1a1に入射する。その際は間隙6に存在する空気または樹脂と高屈折率部1a1との比屈折率差に応じて信号光7が光軸Aに対して集光される。
次に、高屈折率部1a1と低屈折率部1bとの接合面1c1を通過し低屈折率部1bに入射する。この接合面1c1は、断面形状が略円弧であり、すなわち立体的には曲面となっている。よって、高屈折率部1a1側から低屈折率部1b側に入射する光は、接合面1c1の曲面形状と比屈折率差に応じてさらに光軸に対して集光される。
低屈折率部1bを伝搬した信号光7は、もう1つの高屈折率部1a2に入射するが、最初の場合と同様にその接合面1c2の曲面形状と比屈折率差に応じて光軸に対し集光される。
そして貫通孔2cの開口2d2において高屈折率部1a2から間隙60に入射する。このときも間隙60との比屈折率差に応じてさらに光軸に対して集光され、受光素子である光素子30の受光点に入射する。
図示しないが、本発明による光伝送基板のさらに別の実施形態として、上記の各実施形態に示した光伝送基板を複数積層することにより、多層光伝送基板を構成してもよい。ただし、光導波路は、外部に面した基板の主面上に設けることが一般的である。多層光伝送基板における各層の基板に設けた光伝送体の光軸を一致させて配置することにより、厚い多層基板であっても損失を低減して伝送することができる。
図6は、図1に示した光伝送基板を適用した複合光伝送基板の一実施例の概略構成を示す部分断面図である。本発明の複合光伝送基板は、互いに所定の間隔を空けて配置された2枚またはそれ以上の光伝送基板からなる。なお、3枚以上の光伝送基板からなる複合光伝送基板においては、それらの基板のうち隣り合う少なくとも2枚の光伝送基板が図6に示した形態をとる。
図6を参照すると、第1の基板2は、図1の光伝送基板とほぼ同じであり貫通孔2c内の光伝送体1の構造は、図1のそれと同じであり、低屈折率部1bを挟んで両端にそれぞれ高屈折率部1a1、1a2が設けられている。第1の基板2の一方の主面2a上には光素子3、電極8及びソルダーレジスト9がそれぞれ配置されている。光素子3は、貫通孔2cの開口の直上に配置される。
一方、第1の基板2の他方の主面2b上には、図1の形態と異なり光導波路は設けられていない。その替わりに、第2の基板20が、第1の基板2に対して平行に所定の間隔を空けて配置され、第2の基板の一方の主面20aは、第1の基板2の主面2bに対向している。一実施例では、第1の基板をドーターボードとし、第2の基板をマザーボードとし、双方の基板上の電気配線は、例えば、図示しない適宜の半田接続部を介して電気的に接続されている。別の例では、第1の基板をマザーボードとし、第2の基板をドーターボードとしてもよい。
第2の基板の主面20a上には光導波路4及び光路変換ミラー4dが設けられている。光導波路4は、基板20側から順に層状の下部クラッド4b、断面矩形のコア4a、層状の上部クラッド4cから構成されており、光導波路4の端面に対向するように、光導波路4の軸方向に対して略45度に加工された光路変換ミラー4dが配置されている。光路変換ミラー4dは、貫通孔2cの開口の直下であって光伝送体1の光軸A上に位置するように配置される。
図6のように構成された複合光伝送基板もしくは光伝送装置における光伝送は、次の通り行われる。図中、太線は信号光7を、破線は光軸Aを模式的に示している。光素子3が発光素子(例えば面発光レーザ(VCSEL))の場合、その発光点から出射した信号光7は、間隙6で放射状に広がりながら貫通孔2cの開口において光伝送体1の高屈折率部1a1に入射する。その際は間隙6に存在する空気または樹脂と高屈折率部1a1との比屈折率差に応じて信号光7が光軸Aに対して集光される。
次に、高屈折率部1a1と低屈折率部1bとの接合面1c1を通過し低屈折率部1bに入射する。この接合面1c1は、断面形状が略円弧であり、すなわち立体的には曲面となっている。よって、高屈折率部1a1側から低屈折率部1b側に入射する光は、接合面1c1の曲面形状と比屈折率差に応じてさらに光軸に対して集光される。
低屈折率部1bを伝搬した信号光7は、もう1つの高屈折率部1a2に入射するが、最初の場合と同様にその接合面1c2の曲面形状と比屈折率差に応じて光軸に対し集光される。
そして貫通孔2cの開口において高屈折率部1a2から間隙60に入射する。このときも間隙60との比屈折率差に応じてさらに光軸に対して集光され、光路変換ミラー4dで反射して光路を略90度変換され、光導波路4のコア4aの軸方向に伝搬する。
図6の複合光伝送基板の作製方法は、例えば次の通りである。
第1工程では、第2の基板20(例えばマザーボード)の一方の主面20a上に光導波路4を作製する。第2工程では、第1の基板2(例えばドーターボード)に光伝送体1を作製する。なお、第1工程と第2工程は、独立して行えるため順不同である。第3工程では、第1の基板2に光素子3を実装する。最後に、第4工程で、第1の基板を第2の基板上に搭載する。
なお、図6に示した実施形態では、第1の基板2に対して図1に示した光伝送体1と同じものを形成したが、別の実施形態として、図3に示した光伝送体10を形成してもよい。また、第1の基板2の主面1a上に光素子3を実装する替わりに、図4に示した実施形態のように光導波路40を形成してもよい。
本発明による光伝送基板の第1の実施形態を示す断面図である。 本発明による光伝送基板の製造方法の各工程を示す断面図である。 本発明による光伝送基板の第2の実施形態を示す断面図である。 本発明による光伝送基板の第1の実施形態の適用例を示す断面図である。 本発明による光伝送基板の第1の実施形態の別の適用例を示す断面図である。 本発明による複合光伝送基板の実施形態を示す断面図である。 従来の光伝送基板の例を示す図であり、(a)が断面図、(b)が光路用貫通孔の断面図である。 従来の光伝送基板の例を示す断面図である。
符号の説明
1、10 光伝送体
1a、10a 高屈折率部
1b、10b 低屈折率部
1c1、1c2、10c1、10c2 接合面
2 基板(第1の基板)
2a 表面(一方の主面)
2b 裏面(他方の主面)
2c 貫通孔
2d1、2d2 貫通孔の開口
3、30 半導体光素子(発光素子もしくは受光素子)
4 光導波路
4a コア(層)
4b 下部クラッド(層)
4c 上部クラッド(層)
4d 光路変換ミラー
5、50 導電性接合材
6、60 間隙(空気もしくは透明樹脂)
7 信号光
8、80 電極(層)
9、90 ソルダーレジスト(層)
20 第2の基板
20a 表面(一方の主面)
20b 裏面(他方の主面)
A 光軸

Claims (9)

  1. 2つの主面間に信号光の光路として貫通孔を設けた基板と、
    前記貫通孔の両端開口間に設けられた光伝送体であって、第1の屈折率をもつ少なくとも1つの高屈折率部と前記第1の屈折率よりも小さい第2の屈折率をもつ少なくとも1つの低屈折率部とを具備し、
    前記信号光を集光させるべく前記高屈折率部と前記低屈折率部との接合面が少なくとも一方の開口の近傍に形成されかつ前記信号光の光軸方向において前記低屈折率部側凹形状となっており、
    前記凹形状は前記貫通孔の開口周縁から該貫通孔の内部に向かって窪みその中心点は貫通孔の軸上に位置する、光伝送体とを有する光伝送基板。
  2. 前記低屈折率部の両端にそれぞれ前記高屈折率部を配置することにより前記両端開口の各々の近傍に前記接合面をそれぞれ形成した請求項1に記載の光伝送基板。
  3. 前記接合面を形成する前記貫通孔の開口の近傍は、前記接合面によって前記信号光の伝搬方向が変えられるとき、その集光点が前記貫通孔の外側となるような位置である請求項1又は2に記載の光伝送基板。
  4. 前記光伝送体の熱膨張率が、前記基板の熱膨張率の80〜120%の範囲内である、請求項1〜のいずれかに記載の光伝送基板。
  5. 少なくとも前記信号光の出射側の開口を含む前記主面上に設けられ、かつ前記光伝送体と光学的に結合する光導波路をさらに有する請求項1〜のいずれかに記載の光伝送基板。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の光伝送基板を複数積層した多層光伝送基板。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の光伝送基板と、
    前記光伝送基板の少なくとも一方の前記主面上に設けられ、かつ前記光伝送体と光学的に結合する光半導体デバイスとを有する光伝送装置。
  8. 請求項1又は2に記載の光伝送基板を製造する方法であって、
    前記貫通孔内に透明樹脂を溶融状態にて充填し、その硬化収縮により凹部を形成して前記第2の屈折率をもつ前記低屈折率部を設ける工程と、
    前記低屈折率部の前記凹部と接するように透明樹脂を溶融状態にて前記貫通孔内に充填し、硬化させることにより前記第1の屈折率をもつ前記高屈折率部を設ける工程とを含む光伝送基板の製造方法。
  9. 請求項1〜のいずれかに記載の光伝送基板である第1の基板と、
    前記第1の基板と平行に配置された第2の基板と、
    前記第2の基板における前記第1の基板と対向する主面上に設けられ、かつ前記第1の基板における前記光伝送体と光学的に結合する光導波路とを有する複合光伝送基板。
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