JP5244585B2 - 光伝送基板及びその製造方法並びに光伝送装置 - Google Patents
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Description
それに伴って、回路基板に形成された電気配線における信号の減衰及び隣接する配線間のクロストークが顕著に増加し、深刻な問題となっている。とりわけマイクロプロセッサに代表される大規模な半導体集積回路においては、GHzレベルの信号を低消費電力で安定して入出力させることが大きな課題である。
光配線を用いた光伝送技術においては、回路基板の表面及び裏面に形成された光導波路だけでなく、回路基板の表面と裏面の間に設けた貫通孔を利用した信号光の伝送経路も提案されている。このような伝送経路は、例えば、光導波路に対して垂直に回路基板を貫通する孔に透明樹脂を充填して形成される。この信号光の光路としての貫通孔を用いることによって、従来の電気配線基板と同様に、光信号についても三次元的伝送を可能とした光伝送基板を構成できる。光伝送基板は、通常は電気配線も混在する形態であるので、より一般的には光電気混載回路基板とも称される。
図7(a)に示す通り、基板102の一方の面には面型発光受光素子103a、103bが実装され、基板の他方の面には光導波路104が形成されている。光導波路104の二つの端面には45度マイクロミラー105a、105bが形成されている。面型発光受光素子103a、103bと光導波路と104は、基板102を貫通する光路用貫通孔101a、101bによりそれぞれ光結合されている。
図7の例においては、光路用貫通孔に入射した信号光が、クラッド部111とコア部112の界面で全反射されて伝搬することにより、面型発光受光素子103a、103bと光導波路104とをそれぞれ光接続すると提案されている。
図8に示す通り、基板202Aには、面型発光素子203Aが実装され、その発光点と対向する方向に光路用貫通孔201Aが形成されている。光路用貫通孔201Aの下方には、所定の間隔を空けて別の基板202Bが配置(半田接続部205Cを介して電気的に接続)されている。別の基板202Bの表面には、光導波路204Bが形成されている。さらに、光導波路204Bの端面は、光路用貫通孔201Aの下端開口の直下に位置しかつ光路変換ミラー205Bとなっている。なお、信号光を受光する受光素子においても同様の光路構成を提案している。
その後、光導波路104の下部クラッドに到達した時点で再度拡散し、45度マイクロミラー105bのコア部に到達する。45度マイクロミラー105bにおいては、その角度をほぼ維持しながら全反射するため、反射された光量の多くが上部と下部のクラッド層へ放出されることになる。
従って、図7の従来例は、光路用貫通孔のコア部の径が面型発光受光素子の受光面の径よりも小さい組み合わせで効果が発揮される構成であり、他の組み合わせにおいては信号光の減衰が大きくなる。従って、光路用貫通孔と面型発光受光素子における、組合せ上ないしは寸法上の制限が大きくなるという問題がある。
まず、図8に示す従来例では、樹脂組成物で構成された光路用貫通孔201Aの下端開口からの出射光は伝搬する方向に拡散し、伝搬距離が伸びるに従ってそのビーム径は大きくなる。このことは、樹脂組成物の屈折率が通常1.4〜1.6程度と、空気の屈折率1よりも高いことから材料的に回避し難い。そして、図8のように所定の間隔を空けてその拡散光を光導波路204Bに入射させる構成では、広がったビーム径に対して光導波路の断面サイズを相当大きくしない限り、そのわずか一部しか光導波路に入射しない。仮に光導波路の断面サイズを大きくすればその伝搬モードが増えるが、モード分散が大きくなるため光導波路の伝送帯域が制限されることとなる。
(1)本発明による光伝送基板は、2つの主面間に信号光の光路として貫通孔を設けた基板と、前記貫通孔の両端開口間に設けられた光伝送体であって、第1の屈折率をもつ少なくとも1つの高屈折率部と前記第1の屈折率よりも小さい第2の屈折率をもつ少なくとも1つの低屈折率部とを具備し、前記信号光を集光させるべく前記高屈折率部と前記低屈折率部との接合面が少なくとも一方の開口の近傍に形成されかつ前記信号光の光軸方向において前記低屈折率部側が凹形状となっており、前記凹形状は前記貫通孔の開口周縁から該貫通孔の内部に向かって窪みその中心点は貫通孔の軸上に位置する。
つまり、前述の特許文献1及び2の構成では、信号光が拡散するために受発光素子または光導波路との光結合において多くの損失が生じていたが、本発明によれば同様の光結合において十分高い効率を容易に実現できる。
例えば、基板上に形成した光導波路に入射し伝搬する光量、及び基板上の光導波路を伝搬してから受光素子に入射する光量が、自ずと高くなる。このことは、信号光の処理を容易とし、高効率の光信号伝送を可能とする。
最終的に、光回路を含む光電気混載回路の動作が安定すると共に、余分なエネルギー消費が減ることで長寿命が実現できることになる。
これに対し前述の特許文献2では、樹脂組成物を充填した光路用貫通孔の両端開口の外側にレンズが設けられるため、光路用貫通孔の軸方向とレンズの光軸を一致させることは極めて困難である。特許文献2では、レンズを接着または樹脂材料の滴下硬化により形成するとしているが、このような形成方法では、基板に平行な方向に位置ずれが生じやすい。
またさらに、本発明の光伝送基板は、光伝送体の熱膨張率と基板の熱膨張率をほぼ一致させることにより、温度変動に対しても光伝送体と基板との一体性を保持することができる。
またさらに、本発明の光伝送装置は、本発明の光伝送基板上に光素子を搭載することにより、発光素子からの出射光及び/または受光素子への入射光が光伝送体を通過する際の広がり角を低減して光伝送効率を高めることができる。
図1は、本発明による光伝送基板の第1の実施形態の概略構成を示す部分断面図である。図1中、太線は信号光7を、破線は光軸Aを模式的に示している。
図1では、基板2(ここでは基板基材部分を意味する)の2つの主面2a、2bの間に、これらの主面に対し垂直に貫通孔2cが設けられる。この貫通孔2cは、その内部空間に光伝送体1が形成されることにより2つの主面間を結合する信号光の光路となる。貫通孔2cの軸方向は、光伝送体1の光軸Aの方向となる。貫通孔2cの両端開口2d1、2d2はそれぞれ各主面上に位置しており、光伝送体1はこれらの両端開口間に所定の樹脂を充填することにより形成される。
接合面1c1、1c2は屈折率界面であり、レンズ面と同じ作用をもつ。これらの接合面1c1、1c2は必ず貫通孔2cの内部に位置するため、レンズ面の光軸Aを貫通孔2cの軸方向に一致させることが容易である。これに対し前述の特許文献2では、樹脂組成物を充填した光路用貫通孔の両端開口の外側にレンズを設けるため位置決めが困難である。
光素子3が発光素子(例えば面発光レーザ(VCSEL))の場合、その発光点から出射した信号光7は、間隙6で放射状に広がりながら貫通孔2cの開口2d1において光伝送体1の高屈折率部1a1に入射する。その際は間隙6に存在する空気または樹脂と高屈折率部1a1との比屈折率差に応じて信号光7が光軸Aに対して近づくように屈折し、拡がり角が狭まる。
次に、信号光7は、高屈折率部1a1と低屈折率部1bとの接合面1c1を通過し低屈折率部1bに入射する。この接合面1c1は、断面形状が略円弧であり、すなわち立体的には曲面となっている。よって、高屈折率部1a1側から低屈折率部1b側に入射する光は、接合面1c1の曲面形状と比屈折率差に応じてさらに光軸Aに対して近づくように屈折し、拡がり角が狭まる。
このように、光伝送体1の外部から光伝送体1の内部である高屈折率部に入射しさらに低屈折率部へ入射していく場合についても、信号光の拡がり角を狭める効果が得られるため、この場合についても「集光」と称することとする。
そして信号光7は、貫通孔2cの開口2d2において高屈折率部1a2から光導波路4の下部クラッド4bに入射する。このときも光導波路の下部クラッド4bとの比屈折率差に応じてさらに光軸Aに対して集光され、下部クラッド4bを通過してコア4aに入射する。その後、信号光7は、光路変換ミラー4dで反射して光路を略90度変換され、光導波路4のコア4aの軸方向に伝搬する。
図2(a)に示す通り、基板2の表面2a上には、回路及び実装構造に合わせて公知のフォトリソグラフィ工程やエッチング工程により電極層8とソルダーレジスト層9が形成されている。なお、裏面2b上にも、後の工程で設ける光導波路以外の箇所に電極層とソルダーレジスト層を形成してもよい。基板2は、プリント配線基板に限らず、基板内部の絶縁層にアルミナ等を用いたセラミック配線基板や、シリコンやガラス等に電気配線を形成した基板を用いてもよい。汎用的なガラスエポキシ配線基板でもよい。なお、基板2として、電気配線層と絶縁層とが交互に積層された多層基板を用い、基板2の内部に電気配線層が形成されていてもよい。
さらに、後の工程で設置される光素子の発光点または受光点に対向する位置に、基板2を貫通する貫通孔2cが設けられる。貫通孔2cの加工には、ドリル又はレーザを用いる。その直径は、通常、直径100〜200μmである。
低屈折率透明樹脂1b’としては、光導波路用の材料として提供されているポリシラン(屈折率1.6程度)、アクリル(屈折率1.5程度)、エポキシ(屈折率1.5程度)(いずれも波長850nmにて)の樹脂材料を用いることができ、クラッドに用いられる比較的低屈折率の材料が好適である。これらの透明樹脂材料の滴下時の粘度は1000〜2000(mP・s)が好適である。この範囲の粘度であれば、貫通孔2c外へ流れ出たり、貫通孔2c内に滲入しなかったりすることはなく、貫通孔2c内に隙間なく滲入して裏面側の開口2d2まで到達する。そして、基板2の裏面2bと同一平面上にある端面が低屈折率透明樹脂1b’により形成される。
その後、基板2全体を加熱し、高屈折率透明樹脂を硬化させる。硬化時の収縮によって再び凹形状の曲面ができるが、本工程を何度か繰り返すことによって最終的に平坦な端面が形成できる。最終的に得られた高屈折率透明樹脂の2つの端面はそれぞれ、基板2の表面2a及び裏面2bと同一平面上にある。こうして、高屈折率部1a1、1a2並びに接合面1c1、1c2が形成される。
なお、別の実施例として、高屈折率透明樹脂の端面が基板2の表面2a及び裏面2bより盛り上がっていてもよい。その場合、高屈折率透明樹脂はレンズとなるため、集光効果がより高くなる。
・ステップf1:クラッド材料をスピンコーティングなどで塗布して加熱硬化させ下部クラッド層4bを形成する。
・ステップf2:コア材を同様に塗布した後で、フォトマスクを介してコアとなるパターンのみを紫外線露光によって硬化させ、有機溶剤による現像を行って非露光部分を除去する。コア層4aを形成する。コア層4aの断面形状は、50〜100μm角の矩形である。
・ステップf3:再度クラッド材料を同様に塗布して加熱硬化させて上部及び側面のクラッド層4cを形成する。
・ステップf4:最後に、端面の角度が90度であるダイシングブレードを用いて光導波路4の端部を切除し、光軸Aに対して45度の角度である光路変換機能をもつ光路変換ミラー4dを形成する。
図3の実施形態は、図1に示した実施形態と同様に、基板2に貫通孔2cが空けられ、表面2a上に電極8及びソルダーレジスト9の各層が設けられ、裏面2b上に光導波路4が設けられている。表面2aの貫通孔2cの開口2d1に対向する位置に光素子3が設置されることにより光伝送装置として機能する。
接合面10c1、10c2は屈折率界面であり、図1の形態と同様にレンズ面と同じ作用をもつ。図3の形態においても、これらの接合面10c1、10c2は必ず貫通孔2cの内部に位置するため、レンズ面の光軸Aを貫通孔2cの軸方向に一致させることが容易である。
光素子3が発光素子(例えば面発光レーザ(VCSEL))の場合、その発光点から出射した信号光7は、間隙6で放射状に広がりながら貫通孔2cの開口2d1において光伝送体1の低屈折率部10b1に入射する。その際は間隙6に存在する空気または樹脂と低屈折率部10b1との比屈折率差に応じて信号光7が光軸Aに対して近づくように屈折し、拡がり角が狭まる。間隙6に樹脂を充填する場合、低屈折率部10b1より小さい屈折率をもつ材料とする。
このように、光伝送体10の外部から光伝送体10の内部である低屈折率部に入射しさらに高屈折率部へ入射していく場合についても、信号光の拡がり角を狭める効果が得られるため、この場合についても「集光」と称することとする。
そして貫通孔2cの開口2d2において低屈折率部10b2から光導波路4の下部クラッド4bに入射する。このときも光導波路の下部クラッド4bとの比屈折率差に応じてさらに光軸Aに対して集光され、下部クラッド4bを通過してコア4aに入射する。その後、光路変換ミラー4dで反射して光路を略90度変換され、光導波路4のコア4aの軸方向に伝搬する。
基板2の貫通孔2c内に形成した光伝送体1の構造は、図1の光伝送基板と同じであり、低屈折率部1bを挟んで両端にそれぞれ高屈折率部1a1、1a2が設けられている。図1の形態と異なる点は、基板2の2つの主面2a、2b上に光導波路4、40がそれぞれ形成されている点である。光導波路4の端部における光路変換ミラー4d2は開口2d2に対向する位置に、光導波路40の端部における光路変換ミラー4d1は開口2d1に対向する位置に配置される。
光導波路40を伝搬してきた信号光は、端面に設けた光路変換ミラー4d1によって90度の光路変換を受ける。その後、信号光は広がりつつ伝搬し、開口2d1において光伝送体1の高屈折率部1a1に入射する。その後は、図1の形態と同様に、高屈折率部1a1と低屈折率部1bの屈折率界面、及び、低屈折率部1bと高屈折率部1a2の屈折率界面において集光され、さらに、開口2d2において光導波路4の下部クラッド4bに入射し、端部に設けた光路変換ミラー4d2で光路変換した後にコア4aを伝搬する。
基板2の貫通孔2c内に形成した光伝送体1の構造は、図1の光伝送基板と同じであり、低屈折率部1bを挟んで両端にそれぞれ高屈折率部1a1、1a2が設けられている。図1の形態と異なる点は、基板2の2つの主面2a、2b上にそれぞれ、光素子3、30、電極8、80及びソルダーレジスト9、90がそれぞれ設置されている点である。光素子3は、図1の形態と同様に開口2d1の直上に配置される。光素子30は開口2d2の直下に配置され、その発光点または受光点が、光伝送体1の光軸A上に位置するように配置される。光素子30の端子は、スタッドバンプやハンダボールあるいは導電性樹脂などの導電性接合材50によって電極80に接合される。これによって光素子30の光電変換動作が可能になる。
光素子3が発光素子(例えば面発光レーザ(VCSEL))の場合、その発光点から出射した信号光7は、間隙6で放射状に広がりながら貫通孔2cの開口2d1において光伝送体1の高屈折率部1a1に入射する。その際は間隙6に存在する空気または樹脂と高屈折率部1a1との比屈折率差に応じて信号光7が光軸Aに対して集光される。
次に、高屈折率部1a1と低屈折率部1bとの接合面1c1を通過し低屈折率部1bに入射する。この接合面1c1は、断面形状が略円弧であり、すなわち立体的には曲面となっている。よって、高屈折率部1a1側から低屈折率部1b側に入射する光は、接合面1c1の曲面形状と比屈折率差に応じてさらに光軸に対して集光される。
そして貫通孔2cの開口2d2において高屈折率部1a2から間隙60に入射する。このときも間隙60との比屈折率差に応じてさらに光軸に対して集光され、受光素子である光素子30の受光点に入射する。
次に、高屈折率部1a1と低屈折率部1bとの接合面1c1を通過し低屈折率部1bに入射する。この接合面1c1は、断面形状が略円弧であり、すなわち立体的には曲面となっている。よって、高屈折率部1a1側から低屈折率部1b側に入射する光は、接合面1c1の曲面形状と比屈折率差に応じてさらに光軸に対して集光される。
そして貫通孔2cの開口において高屈折率部1a2から間隙60に入射する。このときも間隙60との比屈折率差に応じてさらに光軸に対して集光され、光路変換ミラー4dで反射して光路を略90度変換され、光導波路4のコア4aの軸方向に伝搬する。
第1工程では、第2の基板20(例えばマザーボード)の一方の主面20a上に光導波路4を作製する。第2工程では、第1の基板2(例えばドーターボード)に光伝送体1を作製する。なお、第1工程と第2工程は、独立して行えるため順不同である。第3工程では、第1の基板2に光素子3を実装する。最後に、第4工程で、第1の基板を第2の基板上に搭載する。
1a、10a 高屈折率部
1b、10b 低屈折率部
1c1、1c2、10c1、10c2 接合面
2 基板(第1の基板)
2a 表面(一方の主面)
2b 裏面(他方の主面)
2c 貫通孔
2d1、2d2 貫通孔の開口
3、30 半導体光素子(発光素子もしくは受光素子)
4 光導波路
4a コア(層)
4b 下部クラッド(層)
4c 上部クラッド(層)
4d 光路変換ミラー
5、50 導電性接合材
6、60 間隙(空気もしくは透明樹脂)
7 信号光
8、80 電極(層)
9、90 ソルダーレジスト(層)
20 第2の基板
20a 表面(一方の主面)
20b 裏面(他方の主面)
A 光軸
Claims (9)
- 2つの主面間に信号光の光路として貫通孔を設けた基板と、
前記貫通孔の両端開口間に設けられた光伝送体であって、第1の屈折率をもつ少なくとも1つの高屈折率部と前記第1の屈折率よりも小さい第2の屈折率をもつ少なくとも1つの低屈折率部とを具備し、
前記信号光を集光させるべく前記高屈折率部と前記低屈折率部との接合面が少なくとも一方の開口の近傍に形成されかつ前記信号光の光軸方向において前記低屈折率部側が凹形状となっており、
前記凹形状は前記貫通孔の開口周縁から該貫通孔の内部に向かって窪みその中心点は貫通孔の軸上に位置する、光伝送体とを有する光伝送基板。 - 前記低屈折率部の両端にそれぞれ前記高屈折率部を配置することにより前記両端開口の各々の近傍に前記接合面をそれぞれ形成した請求項1に記載の光伝送基板。
- 前記接合面を形成する前記貫通孔の開口の近傍は、前記接合面によって前記信号光の伝搬方向が変えられるとき、その集光点が前記貫通孔の外側となるような位置である請求項1又は2に記載の光伝送基板。
- 前記光伝送体の熱膨張率が、前記基板の熱膨張率の80〜120%の範囲内である、請求項1〜3のいずれかに記載の光伝送基板。
- 少なくとも前記信号光の出射側の開口を含む前記主面上に設けられ、かつ前記光伝送体と光学的に結合する光導波路をさらに有する請求項1〜4のいずれかに記載の光伝送基板。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の光伝送基板を複数積層した多層光伝送基板。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の光伝送基板と、
前記光伝送基板の少なくとも一方の前記主面上に設けられ、かつ前記光伝送体と光学的に結合する光半導体デバイスとを有する光伝送装置。 - 請求項1又は2に記載の光伝送基板を製造する方法であって、
前記貫通孔内に透明樹脂を溶融状態にて充填し、その硬化収縮により凹部を形成して前記第2の屈折率をもつ前記低屈折率部を設ける工程と、
前記低屈折率部の前記凹部と接するように透明樹脂を溶融状態にて前記貫通孔内に充填し、硬化させることにより前記第1の屈折率をもつ前記高屈折率部を設ける工程とを含む光伝送基板の製造方法。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の光伝送基板である第1の基板と、
前記第1の基板と平行に配置された第2の基板と、
前記第2の基板における前記第1の基板と対向する主面上に設けられ、かつ前記第1の基板における前記光伝送体と光学的に結合する光導波路とを有する複合光伝送基板。
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