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JP5241623B2 - 安全装置付きエレベーター - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーターのかごがピットの床などの障害物に衝突する前に、かごを非常停止するエレベーターに関する。
エレベーターは、巻上機に取り付けたブレーキと、かごに取り付けた非常止め装置により非常停止する。ブレーキは通常運転の停止保持で使用するものを兼用する。非常止め装置は、かごを吊っているロープが切断した場合などブレーキが機能しない場合に最終的な非常停止手段とされ、一般にガイドレールに楔を噛み込ませる構造のため、ブレーキよりも強い制動力が得られる。しかし、非常止め装置はガイドレールに傷を付けたり、復帰作業に手間がかかる。そのため、通常は、エレベーターが故障により増速するとき、かごの速度が第1の動作速度以上となった場合、ブレーキを動作させ、それでも止まらない場合に、第1の動作速度より大きい値の第2の動作速度で非常止め装置を動作させるようにしている。
また、現場における調整や長期にわたるメンテナンスを排するため、かごの運転状況に応じて変化する基準(過速度レベル)を持たせ、特に、過速度レベルをかごの位置に対応して決定することが知られ、例えば特許文献1に記載されている。
特開2003−104648号公報
上記従来技術では、過速度レベル(動作速度)をかごの位置に対応して決定するだけであり、ブレーキと非常止め装置とが独立して動作する。したがって、昇降路の終端(最上階,最下階)付近で過速度レベルを小さくしたとしても、非常止め装置はブレーキよりも遅れて動作することより制動距離自体を短縮することは困難であった。
特に、保守時に最下階の停止位置よりも下にかごを動かして作業する場合、かごが落下するときに備えて昇降路のピットを十分深くする必要があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、かごを非常停止する際の制動距離をより短くし、ピット深さ及び頂部隙間を縮小し、昇降路スペースのより削減を図ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、巻上機に取り付けたブレーキと、該ブレーキよりも強い制動力を与える非常止め装置と、を有した安全装置付きエレベーターにおいて、かごの位置により第1の領域と第2の領域を決定し、前記かごが前記第1の領域にあるときは、前記かごの速度が第1の動作速度以上となった場合、前記ブレーキを動作させ、前記かごの速度が第2の動作速度以上となった場合、前記非常止め装置を動作させ、前記かごが前記第2の領域にあるときは、第3の動作速度以上となった場合、前記ブレーキと共に、前記非常止め装置を動作させ、前記第1の領域は前記かごが最上階から最下階にかけて走行される通常運転領域とし、前記第1の動作速度は、前記通常運転領域における運転速度に基づいて設定され、前記第2の動作速度は、前記非常止め装置による減速特性に基づいて沿うように、かつ前記かごが所定位置より下にある場合、前記第1の動作速度よりも小さくなるように定めたものである。
本発明によれば、かごが第2の領域にあるときは、第3の動作速度以上となった場合、ブレーキと共に、非常止め装置を動作させると共に、かごが所定位置より下にある場合、非常止め装置が動作する第2の動作速度をブレーキが動作する第1の動作速度よりも小さくなるように定めたので、最下階に近い位置でかごが落下した場合、ブレーキよりも早く非常止め装置が動作し、より短い距離でかごを停止できる。したがって、ピット深さ及び頂部隙間を縮小し、昇降路スペースのより削減を図ることができる。
本発明による一実施の形態を示すブロック図。 一実施の形態による動作速度の設定を示すグラフ。 本発明による他の実施の形態を示すブロック図。 他の実施の形態による動作速度の設定を示すグラフ。
図1は、一実施の形態を示すブロック図であり、位置センサ3は昇降路内のかごの位置を検出する。位置センサ3は終端階強制減速スイッチで離散的に位置を検出しても良いし、レーザー距離計等で連続的に位置を検出しても良い。
運転領域判定器12は、かごの位置より走行領域を判定し、対応する動作速度生成器5を選択する。ここで、最上階から最下階にかけてかごが走行する領域を通常運転領域(第1の領域)とする。また、最下階よりも下の領域を、保守運転モードで走行する保守運転領域(第2の領域)とする。
保守運転モードにおける運転速度は低速で、手動のON/OFFスイッチ等で操作する。例えば、かごをピットの床に置いてロープの交換作業をする場合、通常の運転領域よりも下にかごを移動する。以上のような2つの運転領域に対応させて、2つの動作速度生成器5c,5dを用いる。
通常運転領域に対応する動作速度生成器5cは、ブレーキ7の動作速度4eを非常止め装置9の動作速度4fよりも小さい速度に設定する。そして、ブレーキ7の動作速度4eを第1の比較器8に出力し、非常止め装置9の動作速度4fを第2の比較器10に出力する。保守運転領域に対応する動作速度生成器5dは、ブレーキ7と非常止め装置9の動作速度4gを設定し、第1および第2の比較器8,10に出力する。
なお、運転領域判定器12によって選択された動作速度生成器5cまたは5dの動作速度4を比較器8,10に出力するものとし、選択されない動作速度生成器5の動作速度4は比較器8,10に出力されない。
第1の比較器8は、速度センサ6で検出したかごの速度とブレーキ7の動作速度4eまたは4gを比較し、かごの速度が動作速度4eまたは4g以上となった場合にブレーキ7に動作指令を出力する。第2の比較器10は、かごの速度と非常止め装置9の動作速度4fまたは4gを比較し、かごの速度が動作速度4fまたは4g以上となった場合に非常止め装置9に動作指令を出力する。
速度センサ6は、ドップラ式速度センサなどのセンサをかごに設置して、かごの速度を検出すればよい。また、ブレーキ7は、ディスク式やドラム式などのブレーキを使用すればよい。非常止め装置9は、動作指令によって動作可能なものであり、例えば、ソレノイドなどのアクチュエータにより動作する電動非常止め装置が望ましい。
次に、図2を用いて、通常運転領域と保守運転領域における動作速度4e〜4gの設定を説明する。図2のグラフは、横軸はかごの位置(図で右に行く程、高い位置となる。)を表し、縦軸はかごの速度を表す。実線で示す曲線11は、通常運転モードにおいて最下階の位置h1に停止するときの運転速度を表す。
高さh1以上の通常運転領域bに対応する動作速度生成器5cは、ブレーキ7および非常止め装置9の動作速度4e,4fを折れ線4e,4fで示すように、かご位置が高くなるに従い大きくなるように設定する。よって、通常運転領域bにおいて、常にブレーキ7の動作速度4eが非常止め装置9の動作速度4fよりも小さく、ブレーキ7が先行して動作する。
また、例えば、最下階の位置h1の近くh2に第1の終端階強制減速スイッチを設置し、高さh2よりも上の領域で第1の動作速度4eを定格速度vrの1.3倍に設定する。
また、高さh2よりも下の領域で第1の動作速度4eを定格速度vrの0.6倍に設定する。
さらに、高さh2よりも上の領域で第2の動作速度4fを定格速度vrの1.4倍に設定する。また、高さh2よりも下の領域で第2の動作速度4fを定格速度vrの0.8倍に設定する。よって、かごがどの位置にあっても、第1の動作速度4eよりも第2の動作速度4fの方が大きく設定される。
高さh1以下の保守運転領域aでは、操作ボタンを押している間、かごは一定の速度vmで低速運転する。よって、保守運転領域aにおいて、かごの運転速度を破線13のように示す。
保守運転領域aに対応する動作速度生成器5dは、ブレーキ7および非常止め装置9の動作速度(第3の動作速度)4gを、保守運転を許容する速度vgに設定する。vgは、できるだけ保守運転の速度vmに近い速度が望ましい。よって、運転速度のムラや速度センサ6の誤差を考慮した最小マージンをvmに加えて、動作速度vgを設定する。例えば、保守運転の速度vmが0.25m/sのとき、0.15m/sのマージンを加えて動作速度vgを0.4m/sに設定する。
以上によれば、かごが保守運転領域aにあるときは、ブレーキ7と非常止め装置9がほぼ同時に動作するので、かごをより短い制動距離となるように非常停止でき、ピットの深さDpを浅くできる。また、保守運転の速度vmはかごの通常運転領域での運転速度より低速なので、ガイドレールに与える損傷は軽微となり、復帰作業等で再研磨等する必要がなく、作業に時間が掛からない。
なお、ピット床の高さh0の近くでかごが落下すると、制動が間に合わずに床に衝突する恐れがある。よって、ピットの床とかごの間に緩衝器を設置することが良い。ただし、初速0.25m/s程度の低速運転から短い距離だけ落下するので、使用する緩衝器は小型のもので十分である。
厳密には、ブレーキ7と非常止め装置9の構造は異なるため、それぞれの動作遅れの時間は異なる。よって、第1および第2の比較器8,10がほぼ同時に動作指令を出力しても、ブレーキ7と非常止め装置9は完全に同時に機能することにはならない。特に、できるだけ早くかごを止めることを優先して、応答性の良い非常止め装置9を用いた場合は、ブレーキ7よりも先に非常止め装置9が機能する。いずれにしても低速運転する領域で、非常止め装置9をより早めのタイミングで動作させ、機能することが良い。
次に、図3により他の実施例を説明する。運転領域判定器13は、制御装置1による運転モードと運転方法の情報より、対応する運転領域を判定し、対応する動作速度生成器5を選択する。
通常運転モードの場合、通常運転領域bに対応する動作速度生成器5を、ブレーキ7の動作速度4hのみ出力する動作速度生成器5eと、非常止め装置9の動作速度4iのみ出力する動作速度生成器5fを設ける。
保守運転モードの場合、かごの外から操作して運転する第1の保守運転領域a2を昇降路全域として設定する。また、かごの中から運転する第2の保守運転領域a3を、所定の高さhs0以上の領域に設定する。そして、これらの領域a2,a3に対応する動作速度生成器5g,5hを設ける。
運転領域判定器13は、通常運転モードの場合、通常運転領域bに対応する動作速度生成器5eと5fを選択し、保守運転モードの場合、操作方法に対応する第1または第2の保守運転領域a2,a3の動作速度生成器5gまたは5hを選択する。
通常運転領域bにおいて、ブレーキ7および非常止め装置9の動作速度生成器5e,5fは、図4で説明するように動作速度4h,4iを設定し、それぞれ第1の比較器8と第2の比較器14に出力する。第1の保守運転領域a2に対応する動作速度生成器5gは、保守運転を許容する速度vgに動作速度4jを設定し、それを第1の比較器8と第2の比較器14に出力する。
第2の保守運転領域a3に対応する動作速度生成器5hは、図4で説明するようにブレーキ7の動作速度4kと非常止め装置9の動作速度4lを設定し、それぞれ第1の比較器8と第2の比較器14に出力する。
第1の比較器8は、速度センサ6によるかごの速度とブレーキの動作速度4を比較して、ブレーキ7に動作指令を出力する。第2の比較器14は、かごの速度と非常止め装置9の動作速度4を比較し、かごの速度が動作速度4を超えた場合に非常止め装置9とブレーキ7の両方に動作指令を出力する。
図4は、ブレーキ7と非常止め装置9の動作速度4の設定を示し、グラフの横軸はかごの高さ位置hを表し、縦軸は速度vを表す。曲線11は、通常運転モードにおける運転速度11を表す。通常運転モードによる運転速度11は、高さゼロとなる最下階の位置h1で速度がゼロになるので、高さ0の近くで必ず低速になる。
ブレーキ7の動作速度4hは、運転速度11に適当なマージン、例えば0.25m/sを加えて設定する。さらに、高さh1よりも下の領域は、速度ゼロに設定する。
非常止め装置9の動作速度4iは、次のように計算して設定する。
最下階の停止位置h1より低い位置に、非常止め装置9による非常停止位置hC0を設定する。そして、位置hC0を基点にして、非常止め装置による減速特性vCを次式により計算する。
vC= (2×β×(h−hC0))(1/2) (式1)
なお、上式においてβは非常止め装置9によってかごを制動するときの減速度である。
計算の結果、図4に破線で示すように非常止め装置による減速特性の曲線vCを求める。
そして、最悪の場合でもこの減速特性vCに沿ってかごを減速させ、確実にhC0よりも手前の高い位置にかごを止める。
つまり、故障によるかごの最大加速度α,非常止め装置の動作遅れτ,速度センサと位置センサの誤差ev,ehを考慮して、非常止め装置9の動作速度viを求める。例えば、ある位置hCnにおける非常止め装置による減速特性の速度がvCnのとき、これに対応する非常止め装置9の動作速度の値vinと位置hinは、次式で求まる。
vin=vCn−α×τ−ev (式2)
hin=hCn+(vin+ev)×τ+1/2×α×τ2+eh (式3)
上式の結果より、位置hinのときに速度vinで非常止め装置9に動作指令を出力すれば、動作遅れτやセンサの誤差ev,ehがあっても、位置hCnまで落下する以前に速度vCn以下で非常止め装置9が効いて、かごがhc0よりも高い位置で停止する。したがって、hCnを連続的に変化させて上記計算を繰り返し、vinとhinから成る非常止め装置9の動作速度4iの曲線を引く。
非常止め装置9の動作速度4iは非常止め装置による減速特性vCよりも右寄りの曲線になる。このとき、非常止め装置9の動作速度4iが通常運転によるかごの運転速度11に干渉しないように、つまり、かごの各位置でかごの運転速度11以上となるように、非常停止位置hC0を調整する必要がある。
図4に示すように、非常止め装置9の動作速度4iがブレーキ7の動作速度4hに干渉し、点Pで交差しても良い。つまり、かごが所定位置より下、例えば最下階の近くにある場合、ブレーキ7の動作速度4h(第1の動作速度)よりも小さくなるように定め、ブレーキ7よりも非常止め装置9を先行して動作させる。これにより、最下階に近い位置で事故によりかごが落下した場合、ブレーキ7よりも早く非常止め装置9が動作し急制動することになるので、より短い距離でかごを停止できる。よって、より大幅にピットの深さを浅くできる。
なお、最下階の近くでは、かごの運転速度は低速なので、非常止め装置9が動作するときの速度は低速である。よって、非常止め装置9によるガイドレールの損傷は小さく、復帰時の負担は小さくて済む。
第2の比較器14は、非常止め装置9に動作指令信号を出力するときは、遅れることなく必ずブレーキ7に動作指令を出力する。これにより、非常止め装置9が動作した後に、巻上機のシーブが空転し続けてロープを傷めるのを防止できる。よって、点検するときは、非常止め装置9の動作指令が出力されるときに、遅れることなくブレーキ7の動作指令信号が出力されることを確認する。
次に、かごの中から運転する第2の保守運転領域a3における動作速度4について説明する。
第2の保守領域a3とはどのような領域か説明する。例えば、かごを上方に停止させておき、ピット内に進入して作業する場合がある。このとき、事故によりかごが落下したとしても、かごを高さhs0よりも上で非常停止させ、ピットの床とかごの間に安全なスペースを確保する必要がある。また、かご内の操作盤により保守運転をするとき、かご内からはピットの状況を確認できない。そのため、所定の高さhs0よりも下にかごが侵入しないようにして、安全を確保する。このようなことから、高さhs0よりも上の領域に第2の保守領域a3を設定する。
図4に示すように、高さhs0よりも高い位置に、2つの動作切換点hs1,hs2を設ける。そして、高い方に設定した動作切換点hs2より上の領域は、ブレーキ7の動作速度4kとして保守運転を許容する速度vgに設定する。また、hs2以下の領域は、動作速度4kをゼロに設定する。これにより、かごが高さhs2以下に移動したときは、かごの速度に関係なく、ブレーキ7が動作する。
低い方に設置した動作切換点hs1より上の領域は、非常止め装置9の動作速度4lをvgに設定し、hs1以下の領域はゼロに設定する。これにより、かごが高さhs1以下に移動したときは、かごの速度に関係なく、非常止め装置9が動作する。
以上による安全装置は、かごが第2の保守運転領域a3を超えて下に移動する前に、ブレーキ7と非常止め装置9によって確実にかごを停止させ、よりピットを浅くできる。
ここで、ファイナルリミットスイッチのように、ある通過点で非常止め装置9を動作させても良い。しかし、単に通過点を設定して動作させる場合、そこを通過するときの速度が速いと制動距離が長くなる。
また、非常止め装置9が先行して動作する場合にも、ブレーキ7により巻上機が停止するので巻上機が空転してロープに損傷を与えることを防止できる。
さらに、安全装置を設け、非常停止するときの動作履歴を記録させることが良い。つまり、ブレーキ7および非常止め装置9に動作指令を出力したときのそれぞれの位置と速度、運転モードをメモリに記録する。メモリに書き込まれた記録は、端末等を介して外部に出力し表示できるようにする。これにより、ブレーキ7および非常止め装置9が動作したときの状況を後から確認できる。例えば、メモリに記録された位置と速度の情報が、対応する動作速度生成器5の動作速度4に合致している場合は、制御装置1が故障している可能性が分かる。また、動作指令の出力が無くメモリに記録が無い場合は、ブレーキ7や非常止め装置9が故障していることが分かる。
1 制御装置
3 位置センサ
5c,5d 動作速度生成器
6 速度センサ
7 ブレーキ
8 第1の比較器
9 非常止め装置
10 第2の比較器
12,13 運転領域判定器

Claims (6)

  1. 巻上機に取り付けたブレーキと、該ブレーキよりも強い制動力を与える非常止め装置と、を有した安全装置付きエレベーターにおいて、
    かごの位置により第1の領域と第2の領域を決定し、
    前記かごが前記第1の領域にあるときは、前記かごの速度が第1の動作速度以上となった場合、前記ブレーキを動作させ、前記かごの速度が第2の動作速度以上となった場合、前記非常止め装置を動作させ、前記かごが前記第2の領域にあるときは、第3の動作速度以上となった場合、前記ブレーキと共に、前記非常止め装置を動作させ、
    前記第1の領域は前記かごが最上階から最下階にかけて走行される通常運転領域とし、前記第1の動作速度は、前記通常運転領域における運転速度に基づいて設定され、前記第2の動作速度は、前記非常止め装置による減速特性に基づいて沿うように、かつ前記かごが所定位置より下にある場合、前記第1の動作速度よりも小さくなるように定めたことを特徴とする安全装置付きエレベーター。
  2. 請求項1に記載の安全装置付きエレベーターにおいて、
    前記第1の領域は前記かごが最上階から最下階にかけて走行される通常運転領域とし、前記第2の領域は最下階よりも下となり、前記かごが前記通常運転領域で運転される定格速度より低速の保守運転の速度で走行される保守運転領域とし、前記第3の動作速度は保守運転を許容する速度とすることを特徴とする安全装置付きエレベーター。
  3. 請求項1に記載の安全装置付きエレベーターにおいて、前記非常止め装置は、アクチュエータにより動作する電動非常止め装置とされたことを特徴とする安全装置付きエレベーター。
  4. 請求項1に記載の安全装置付きエレベーターにおいて、
    前記第1の領域は前記かごが最上階から最下階にかけて走行される通常運転領域とし、前記第1の動作速度は、前記かごの最下階の位置で速度がゼロになる前記通常運転領域における運転速度にマージンを加えて設定し、
    前記第2の動作速度は、前記かごの各位置で前記通常運転領域における運転速度以上となるように定めたことを特徴とする安全装置付きエレベーター。
  5. 請求項1に記載の安全装置付きエレベーターにおいて、
    保守運転モードの場合、前記第2の領域を昇降路全域として設定して前記かごが前記通常運転領域で運転される定格速度より低速の保守運転の速度で走行し、前記第3の動作速度は保守運転を許容する速度とすることを特徴とする安全装置付きエレベーター。
  6. 巻上機に取り付けたブレーキと、該ブレーキよりも強い制動力を与える非常止め装置と、を有した安全装置付きエレベーターにおいて、
    かごの位置により第1の領域と第2の領域を決定し、
    前記かごが前記第1の領域にあるときは、前記かごの速度が第1の動作速度以上となった場合、前記ブレーキを動作させ、前記かごの速度が第2の動作速度以上となった場合、前記非常止め装置を動作させ、前記かごが前記第2の領域にあるときは、第3の動作速度以上となった場合、前記ブレーキと共に、前記非常止め装置を動作させ、
    保守運転モードの場合、前記かごの高さhs0以上の領域を前記第2の領域として設定して前記かごが前記通常運転領域で運転される定格速度より低速の保守運転の速度で走行し、前記第3の動作速度は保守運転を許容する速度とし、
    前記高さhs0よりも高い位置に動作切換点hs2、前記高さhs0よりも高く前記動作切換点hs2よりも低い位置に動作切換点hs1を設け、
    前記かごの位置がhs2よりも高い場合、前記かごの速度が保守運転を許容する速度以上で前記ブレーキを動作させ、前記かごの位置がhs2以下の場合、前記かごの速度に係わらず前記ブレーキを動作させ、
    前記かごの位置がhs1よりも高い場合、前記かごの速度が保守運転を許容する速度以上で前記非常止め装置を動作させ、前記かごの位置がhs1以下の場合、前記かごの速度に係わらず前記非常止め装置を動作させることを特徴とする安全装置付きエレベーター。
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