JP5238439B2 - 防振装置 - Google Patents
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Description
このような特徴により、環状のダイナミックダンパを外筒の外周に嵌め込むことで、ダイナミックダンパが組み付けられる。
また、突出部によってダイナミックダンパが係止されるため、ダイナミックダンパが外筒から抜けにくくなる。
さらに、外筒をブラケットに取り付けることで、突出部と押え部との間にダイナミックダンパが挟み込まれ、ダイナミックダンパが保持される。
そして、ダイナミックダンパに作用する予圧縮力に応じて第二ゴム弾性体のバネ定数が調節され、その結果、ダイナミックダンパの共振周波数が調整される。
これにより、ダイナミックダンパの外径が小さくなるとともに、質量体が第二ゴム弾性体で覆われた状態となる。なお、質量体の一部が露出されていてもよい。
これにより、底壁部に係止されるところまで外筒を保持部の内側に圧入することで、ブラケットの押え部と外筒の突出部との間隔が一定となり、ダイナミックダンパに作用する予圧縮力が一定となる。
これにより、ダイナミックダンパは突出部によって全周に亘って係止され、ダイナミックダンパのガタツキが防止される。
これにより、仮に第二ゴム弾性体が破断して質量体から剥離した場合であっても、質量体が突出部に係止されるため、質量体が外筒から抜けにくくなる。
図1は本実施の形態における防振装置1の縦断面図であり、図2は後述するダイナミックダンパ5の斜視図であり、図3は後述する質量体50の斜視図である。
また、図1における下側がバウンド側、つまり防振装置1を設置した際に支持荷重が入力される方向であり、図1における上側がリバウンド側、つまり前記支持荷重の入力方向の反対側であり、以下の説明においてバウンド側を「下」とし、リバウンド側を「上」とする。
さらに、図1に示すX方向が車両の前後方向であり、以下、単に「前後方向」と記し、X方向に直交する水平方向が車両の幅方向であり、以下、単に「幅方向」と記す。
図示せぬ第一ゴム弾性体は、外筒6の内側に配設されたゴム体であり、外筒6と内筒7との間に全周に亘って形成され、外筒6及び内筒7にそれぞれ加硫接着されている。
具体的に説明すると、まず、図示せぬ第一ゴム弾性体を形成するための図示せぬ本体ゴム金型の中に外筒6及び内筒7をそれぞれ所定位置に配置するとともに、外筒6の内周面及び内筒7の表面(上端面等)にそれぞれ接着下地処理を施した後に接着剤を塗布し、その後、上記した本体ゴム金型の中に未加硫ゴムを射出して第一ゴム弾性体を成形する。続いて、上記した第一ゴム弾性体に硫黄ガス、圧力及び熱をそれぞれ加えて第一ゴム弾性体を加硫する。このとき、第一ゴム弾性体が、外筒6の内周面及び内筒7の表面にそれぞれ接着される。そして、上記した本体ゴム金型の脱型を行うことにより、本体ゴム2が形成される。
具体的に説明すると、接着剤等を介して複数のプレス金具52を積層させて半円弧状の積層部材を2つ形成するとともに、これらの積層部材を向かい合わせに配置して、それぞれの端部52a同士を溶接等で接合し、円環状の質量体50を作成する。続いて、その質量体50を図示せぬ把持具で把持し、第二ゴム弾性体51を形成するための図示せぬダンパゴム金型の中の所定位置に配置するとともに、質量体50の上下面及び内外周面にそれぞれ接着下地処理を施した後に接着剤を塗布する。その後、上記したダンパゴム金型の中に未加硫ゴムを射出して第二ゴム弾性体51を成形する。続いて、その第二ゴム弾性体51に硫黄ガス、圧力及び熱をそれぞれ加えて第二ゴム弾性体51を加硫する。このとき、第二ゴム弾性体51が質量体50の上下面及び内外周面にそれぞれ接着される。そして、上記したダンパゴム金型を脱型するとともに把持具を取り外すことにより、ダイナミックダンパ5が形成される。なお、上記した把持具によって第二ゴム弾性体51の凹溝53が形成される。
具体的に説明すると、まず、ダイナミックダンパ5を外筒6の外周に嵌め込む。このとき、ダイナミックダンパ5(第二ゴム弾性体51)の内周面には、縦溝54が形成されているので、ダイナミックダンパ5の内周面と外筒6の外周面60との間に生じる摩擦抵抗が小さくなる。続いて、外筒6の下部を上方から車体ブラケット3の保持部30の内側に圧入する。これにより、外筒6の突出部61と保持部30のフランジ部33とによってダイナミックダンパ5が挟み込まれ、ダイナミックダンパ5が保持される。すなわち、外筒6に対するダイナミックダンパ5の上方への相対移動が突出部61によって規制されるとともに、外筒6に対するダイナミックダンパ5の下方への相対移動がフランジ部33によって規制され、外筒6からのダイナミックダンパ5の抜け出しが防止される。特に、突出部61及びフランジ部33はそれぞれ環状に形成されているので、ダイナミックダンパ5は突出部61によって全周に亘って係止され、ダイナミックダンパ5のガタツキが防止される。また、外筒6の下端が保持部30の底壁部34に当接するところまで、外筒6を保持部30の内側に圧入することで、突出部61とフランジ部33との間隔が一定となり、ダイナミックダンパ5に一定の予圧縮力が作用する。そして、この予圧縮力に応じて第二ゴム弾性体51のバネ定数が調節され、その結果、ダイナミックダンパ5の共振周波数が調整される。
詳しく説明すると、緩衝ゴム9が装着されたエンジンブラケット4を、幅方向の一方側からストッパ部32の内側に差し込み、エンジンブラケット4の貫通孔41と内筒7の雌ネジ孔70との位置合わせを行う。続いて、ボルト8のネジ部81にワッシャ82が嵌め、そのボルト8をストッパ部32の開口36aからエンジンブラケット4の貫通孔41に挿入し、そのボルト8のネジ部81を内筒7の雌ネジ孔70に締め込む。これにより、ボルト8の頭部80がワッシャ82を介してエンジンブラケット4の窪み部40の底面に定着し、エンジンブラケット4と内筒7とが連結される。
以上により、防振装置1が完成する。
例えば、上記した実施の形態では、上記した実施の形態では、外筒6が車体ブラケット3を介して車体に連結されているとともに、内筒7がエンジンブラケット4を介してエンジンに取り付けられているが、本発明は、外筒が第一ブラケット(エンジンブラケット)を介してエンジンに連結され、内筒が第二ブラケット(車体ブラケット)を介して車体に連結されていてもよい。
また、上記した実施の形態では、質量体50が第二ゴム弾性体51の内側に埋設されているが、本発明は、質量体が第二ゴム弾性体の内側に埋設されていない構成にすることも可能である。例えば、環状の第二ゴム弾性体の外周面に質量体を接合させた構成であってもよい。
3 車体ブラケット(第一ブラケット)
4 エンジンブラケット(第二ブラケット)
5 ダイナミックダンパ
6 外筒
7 内筒
30 保持部
33 フランジ部(押え部)
34 底壁部
50 質量体
51 第二ゴム弾性体
61 突出部
Claims (5)
- 振動発生部および振動受部のいずれか一方に連結される外筒、及び他方に連結される内筒と、
前記外筒と前記内筒とを弾性的に連結する第一ゴム弾性体と、
質量体を第二ゴム弾性体で支持した構成からなるダイナミックダンパと、
を備える防振装置において、
前記ダイナミックダンパは、環状に形成され、前記外筒の径方向外側に外装され、
前記外筒には、前記ダイナミックダンパの軸方向一方側に配設されているとともに該ダイナミックダンパが外装された前記外筒の外周面よりも径方向外側に突出した突出部が形成され、
前記外筒を保持するとともに前記振動発生部および振動受部のいずれか一方に固定されたブラケットが備えられており、
該ブラケットには、前記ダイナミックダンパを軸方向他方側から押える押え部が形成されており、
前記ダイナミックダンパは、前記突出部と前記押え部との間に挟持され、
前記ダイナミックダンパは、前記突出部と前記押え部とによって軸方向に予圧縮されていることを特徴とする防振装置。 - 請求項1に記載の防振装置において、
前記第二ゴム弾性体が環状に形成され、該第二ゴム弾性体の内側に前記質量体が埋設されていることを特徴とする防振装置。 - 請求項1または2に記載の防振装置において、
前記ブラケットには、前記外筒が圧入嵌合される筒状の保持部が備えられており、
該保持部には、前記外筒を軸方向他方側から係止する底壁部が形成されていることを特徴とする防振装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の防振装置において、
前記突出部は、前記外筒の周方向に沿って環状に形成されていることを特徴とする防振装置。 - 請求項4に記載の防振装置において、
前記質量体が環状に形成されており、該質量体の内径が前記突出部の外径よりも小さいことを特徴とする防振装置。
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