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JP5220758B2 - 骨上歯科インプラント - Google Patents

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JP5220758B2
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Description

本発明は、歯学分野にあり、下顎または上顎上に歯科補綴アセンブリを位置決めして固定する歯科インプラントに関し、該インプラントの好ましい用途は、ヒトの歯科移植に関する。
歯科移植の技術では、歯科補綴物を固定するために骨内歯科インプラント(endo−osseous dental implant)を使用することが、すでに一般的に行われている。これらのインプラントは、伝統的に、以下の2つのタイプのインプラントのうちの一方に分類することができる:
・垂直挿入型インプラント;
・側方挿入型インプラント。
垂直挿入型インプラントは、一般に、顎骨に機械的に穿設された穴へと直接に軸線方向に垂直挿入されるように適合された、円筒形または円筒円錐形(cylindro−conical shape)を有する。骨頂部から出るインプラントの上部は、補綴アセンブリを連結する固定手段を保持し、前記アセンブリは、1つもしくはいくつかの歯科補綴物を堅固に固定する適切なインターフェース手段を含む。特許文献1には、垂直挿入型インプラントの一例が開示されている。
側方挿入型インプラントは、ほぼ平面の基部を含んでおり、該基部は、例えば、円板または正方形プレートの形態を有することができ、そこから、前記基部に垂直に固定されたロッドまたはシャフトが延びる。そのようなインプラントは、側方骨切り術(lateral osteotomy)によって顎骨(下顎または上顎)にあけられた1対の垂直スロットに側方挿入され、前記基部は、ほぼ水平な第1のスロットに挿入され、前記ロッドまたはシャフトは、ほぼ垂直な第2のスロットへと延びて該スロット内に滑り込み、前記ロッドの一端は、前記第2のスロットから顎骨頂部の上方に出て、補綴アセンブリを連結する固定手段を保持する。特許文献2には、側方挿入型インプラントの一例が開示されている。
今日、両方のタイプのインプラントが歯科医によって広く使用されているが、操作および挿入がより容易である、垂直挿入されたインプラントの使用が好まれている。それでもなお、これらのインプラントおよびそれらの使用は、完全に満足のいくものではない。
上記したインプラントの第1の欠点は、それらが移植を必要とするあらゆる患者に適合できるわけではないことである。実際、一部の人々は、自身の歯を失った後で深刻な骨吸収を起こす。そのような場合、移植が実施されるべき顎骨の硬さおよび/または厚さは、骨内移植との適合性がない。
さらに、顎骨の厚さおよび硬さが骨内移植を可能にするときでも、それらのインプラントを位置決めするために実施しなければならない骨穿孔または骨切りは、骨のレベルで外傷を生み出す。この外傷は、患者にとってさらなる骨喪失に結び付く。これは、時には不可逆的となる虞があり、また、インプラントの拒絶を招きかねない。
最後に、骨内移植は、今日それらが実践されるときには、患者が負担できないこともあるような費用を発生させ、そのような場合には、患者は、移植を受けるべきであるにもかかわらず、移植を受けないことを選択し、彼らの歯の健康をさらに損なうことになる。
米国特許第5312256号明細書 米国特許第4815974号明細書
本発明は、歯科補綴アセンブリを患者の顎骨内に位置決めして移植するための新規かつ代替的な解決策の提供を目的とする。
この新規なインプラントは、移植が実施されるべき顎骨の硬さおよび/または厚さを問わず、いずれの患者にも適合することができる。
本発明の他の目的は、骨を切ることなく、したがって骨の外傷なしに、顎骨内に固定でき、補綴アセンブリを支持できる、歯科インプラントを提供することに関する。
本発明は、また、施術者および外科医による使用がより容易で、患者にさほど外傷を起こさない、歯科インプラントの提供を目指す。したがって、そのインプラントに関係した新規移植方法は危険性が低い。
本発明の他の目的は、関連コストが大幅に削減された、歯科インプラントおよび相関する移植方法を提供することに関する。
本発明の一態様によれば、実質的に剛体の中央部分を含む長尺状の薄層プレート(laminar elongated plate)を備える、骨上歯科インプラント(supra−osseous dental implant)が提供され、前記中央部分は、長尺状の薄層プレートの長手軸に対して直交する方向に延び、かつ、前記中央部分に固定された直立して延びるシャンクを支承する。このシャンクは、歯科補綴アセンブリを固定する手段を含んでおり、前記プレートはまた、前記中央部分を縁取るように該中央部分の両側に設けられた第1および第2の横アンカー部分第1の横アンカー部分を中央部分の一側に接続すべく、中央部分の長手方向両端から延びる2本の細い第1のアームと、第2の横アンカー部分を中央部分の他側に接続すべく、中央部分の長手方向両端から延びる2本の細い第2のアームとを含み、第1および第2のアームは、骨頂部上を横断する方向において前記プレートを顎骨上に橋架できるように該中央部分に比べて可鍛性および可撓性を有する。第1および第2の横アンカー部分は、前庭アンカー部分と、舌または口蓋アンカー部分とを含み、前庭アンカー部分が、少なくとも4個のアンカーねじを前庭側に位置決めする手段を含み、舌または口蓋アンカー部分が、少なくとも2個のアンカーねじを骨の舌または口蓋側に位置決めする手段を含む。
本発明のインプラントは、上顎骨または下顎骨上への骨上移植用に特別に設計されており、このようなインプラントを設置するために初めに骨を切るまたは骨に穿孔する必要がなく極めて有利である。したがって、本発明のインプラントを使用する移植は、患者にさほど外傷を与えない。このインプラントは、アンカー部分を顎骨の前庭側および舌または口蓋側に当てて固定する骨融合性ねじによって固定されるにすぎない。
本発明のインプラントは、シャンクを支承するインプラントの中央部分に比べて可撓性/可鍛性のある、その2つの横アンカー部分によって特徴付けられる。ゆえに、これらの2つの可鍛性部分によって、インプラントは、サドルのように骨頂部上を横断する方向に橋架することができ、また、インプラント自体を顎に挿入することなく、骨融合性ねじによって顎骨の前庭側および舌または口蓋側上に固定することができる。長尺状のプレートの可撓性によって、インプラントを矢状方向および前方向で皮質骨頂部の上に完璧に適合できるようになる。
インプラントの垂直部分、すなわちシャンクは、工場の段階でプレートの中央部分に固定された経歯肉ベース・コネクタと、前記ベース・コネクタ上に差し込まれ、ねじによって固定されるように適合された、取外し可能(dismountable)な補綴またはプリント・ピラー(print pillar)とを含む。有利には、前記ピラーは、歯科補綴アセンブリを固定する手段を含む。
本発明のインプラントの好ましい一構成によれば、前述のベース・コネクタは、2つの部分、すなわち、滑らかな表面を有する下部と、前記ピラーの相補的な雌部分と係合するように、好ましくは当接係合するように適合された、円筒円錐状の上部とでできている。このような円筒円錐状コネクタは、ピラーとベース・コネクタとの位置合わせを容易にする。さらに、ベース・コネクタの滑らかな表面は、移植後にピラーが歯肉を擦るのを防ぐ。
本発明の他の有利な特徴によれば、ベース・コネクタの上部と、ピラーの対応する雌部分とは、ともに中央ボアを含む。それらの2個の中央ボアは、ベース・コネクタがピラーと係合したときに互いに対応する。それらが嵌合すると、ボアは、止めねじを受けて、ピラーをベース・コネクタに留め付ける。このシステムは、ピラーの容易なメンテナンスおよび必要に応じて撤去が可能である。
インプラントの好ましい一実施形態では、前記ピラーは、滑らかな外表面を有する経歯肉下部と、凹凸のある(rough)外表面を有する上部補綴部分とを含む。このような凹凸のある外表面は、ピラーの表面の砂処理(sand treatment)を用いて得ることができる。それは、樹脂または糊によるピラー上への補綴物の固定を強化する。
好ましくは、インプラントが顎骨上に固定された後で、移植を受けた患者の他の歯との関係で補綴物の深さ調節が可能となるように、本発明のインプラントのシャンクのピラーは、切断可能である。
さらに好ましくは、前記ピラーの上部補綴部分の外表面は、ねじ山および/またはクレスト(crest)を含む。
本発明のインプラントの他の特定の構成は、前庭アンカー部分が舌または口蓋アンカー部分よりも長い、その長尺状のプレートにある。両方のアンカー部分は、前記アンカー部分を顎骨の前庭および舌または口蓋側に固定するために、アンカーねじを受けるように適合された少なくとも2個の周辺穴を含む。
これらの穴によって、本発明のインプラントは、インプラントを直接骨の内側に挿入するために骨を切り取ることなく、いくつかのねじによって顎骨上に固定することができる。したがって、本発明のインプラントの固定は、従来技術のインプラントよりも患者にとってはるかに害が少ない。
顎にアンカーねじを螺入するのに利用可能な位置の数を増加させるために、アンカー部分は、また、少なくとも1個の湾曲した陥凹部分またはノッチを含んでおり、前記部分は、アンカーねじカラーの当接を調節するためにテーパ加工されている。参考として、前庭アンカー部分は、アンカーねじを位置決めする少なくとも12個の手段(穴および/もしくはノッチ)を含んでおり、舌または口蓋アンカー部分は、アンカーねじを位置決めする少なくとも6個の手段(穴および/もしくはノッチ)を含む。前庭アンカー側では、好ましい構成は、正方形の構成に好適に置かれた、少なくとも4個の周辺穴と、8個の陥凹ノッチ部分とである。それでもなお、他の構成は、穴とノッチとの異なる組合せを含むことができ、穴は、それらの数に応じた様々な構成にしたがって置かれる(三角形、六角形、五角形、長方形、円形、整列、T字形、U字形、X字形など)。
両方のアンカー部分、すなわち前庭アンカー部分および舌または口蓋アンカー部分では、それらの両方の側が少なくとも2個の穴を提供するのであれば、ノッチと穴とのどんな組合せであろうと、アンカーねじを位置決めするために使用される手段の数を変更することができる。これは、回転によるインプラント可動性をなくすための唯一の方法である。
本発明によれば、前記前庭アンカー部分は、また、ピラーおよび中央の剛体部分の近くに位置決めされた、調節ねじを受ける中央ノッチを含む。ねじを1つの位置にしか設置できない、長尺状のプレート上の他のノッチまたは陥凹部分とは異なり、このノッチは、前記調節ねじと協働して、前記アンカー部分を固定する前に前記顎骨の頂部上にインプラントの中央部分の位置を様々に設置する可能性を提供するように構成される。
前記中央ノッチの目的は、反対側にある顎骨の口蓋または舌側上に設置されたアンカーねじと干渉することなく、調節ねじを位置決めできるようにすることである。
本発明の他の好ましい特徴には、以下が含まれる:
−前記前庭アンカー部分は、前記4個の周辺穴の間に四つ葉のクローバ形の切抜き部を含んでおり、前記切抜き部の円形の周辺フランジは、前記切抜き部内への最大4個までのアンカーねじの調節を可能にするためにテーパ加工されている。
−前記長尺状のプレートおよび前記シャンクは、チタン製である。
−前記長尺状のプレートおよび前記シャンクは、アノード酸化によって処理されている。
−前記長尺状のプレートの厚さは、約0.2mm〜1mm、好ましくは約0.4mm〜0.8mmである。
−前記長尺状のプレートの長さは、約20mm〜35mm、好ましくは約24mm〜34mmである。
本発明は、また、すでに上述した本発明による骨上歯科インプラントと、前記歯科インプラントを上顎骨または下顎骨上に調節してアンカー固定する少なくとも4個の骨融合性ねじとを含む、歯科移植用キットに関する。好ましくは、前記歯科移植用キットは、前記歯科インプラントを上顎骨または下顎骨上に調節してアンカー固定する、最高18個までの骨融合性ねじを含む。
ここで、本発明のインプラントについて、以下の諸図面に関して説明する。
本発明のインプラントの組立図。 本発明のインプラントの分解組立図。 本発明のインプラントの分解組立図。 経歯肉ベース・コネクタおよびプリントまたは補綴ピラーなしの、本発明のインプラントの固定プレートの平面図。 プリントまたは補綴ピラーを固定する固定プレート上に工場の段階で組み立てられた、経歯肉ベース・コネクタの平面図。 プリントまたは補綴ピラーを固定する固定プレート上に工場の段階で組み立てられた、経歯肉ベース・コネクタの断面図。 本発明のインプラントの経歯肉ベース・コネクタ上に固定されるべきプリントまたは補綴ピラーの断面図。 本発明のインプラントを移植された上顎と、前記インプラント上に嵌合された歯補綴物との断面図。
図1A、1B、および1Cは、直立して延びるシャンク12を支承する長尺状の薄層プレート11を含む、本発明による骨上歯科インプラント1を示す。
大多数の患者(子供、大人、高齢者)に移植可能となるインプラントの場合、インプラント1の長尺状のプレート11の厚さは、0.2mm〜1mmであり、その長さは、約20mm〜35mmであり、またその幅は、約5mm〜10mmである。インプラントの好ましい諸実施形態は、幅約7.5mm〜10mmの場合に、厚さ約0.4mm〜0.8mm、長さ約24mm〜34mmを有する、プレート11を示す。
図2によれば、長尺状のプレート11は、ほぼ長方形の形状を有し、かつ、その長手軸線XX’に対して直交する方向に延びる、実質的に剛体の中央部分11aを含む。中央部分11aは、図3A、3Bに示されるベース・コネクタ121を当接して受けるように適合された中央ボア14を含んでおり、前記ベース・コネクタは、製造段階でプレート11上に溶接される。
中央部分11aの両側では、前記長手軸線XX’に沿って、上顎骨または下顎骨上にインプラント1を固定するように設計されたアンカー部分11b,11cが延びる。それらのアンカー部分11b,11cはそれぞれ、各側部で2本の細いアーム111b/112b,111c/112cによって前記中央部分11aから延びる。それらのアームは、図2において破線で境界を定められた中央部分11aの縁部のあたりでプレートを曲げることができるように、中央部分に比べて十分な可鍛性および可撓性をアンカー部分に与える。インプラント1は、アンカー部分11b,11cによって顎骨上に橋架することができ、それらのアンカー部分は、舌または口蓋アンカー部分11cよりも長い前庭アンカー部分11bを含む。
アンカー部分11b,11cは、顎骨の前庭側および舌または口蓋側に骨融合性アンカーねじを位置決めするために、いくつかの手段21,22,23,24,25を含む。それらのねじは、上顎移植について図5に示されるように、顎骨頂部3に被せてインプラント1を固定する。
アンカーねじを位置決めするために使用されるそれらの手段は、有利には、周辺穴21と、湾曲した陥凹部分またはノッチ22とを含んでおり、前記穴21および前記陥凹部分22は、骨融合性ねじカラーの当接の調節を容易にするためにテーパ加工されている。
諸図に示される好ましい実施形態では、前庭アンカー部分11bは、ほぼ正方形の形状に配置された少なくとも4個の周辺穴21を含み、プレートの外縁部上には、周辺穴21同士の間にそれぞれ1個の陥凹部分22が形成されている。前庭アンカー部分は、また、前記4個の周辺穴21の中心に位置する、内側の四つ葉のクローバ形の切抜き部24を含む。前記切抜き部24の円形の周辺フランジ25は、前記切抜き部内への最大4個までのアンカーねじの調節を可能にするために、外側部分22のようにテーパ加工されている。前庭アンカー部分はさらに、調節ねじを受ける中央ノッチ23を含む。
同一の好ましい実施形態では、前記舌または口蓋アンカー部分11cは、2個の周辺穴21と4個の陥凹部分22とを含む。
ゆえに、諸図に示されるインプラントは、前庭アンカー部分11b内に骨融合性アンカーねじを位置決めする12個の手段21,22,23,24,25と、前記舌または口蓋アンカー部分内にアンカーねじを位置決めする6個の手段21,22とを含む。これは、従来患者に大きな外傷を起こしていた骨切りなしに、骨の質および厚さが最良である顎骨頂部上にインプラントを骨上方式で固定する多くの可能性を外科医に与える。
長尺状のプレート11およびシャンク12は、好ましくは、高い機械的強度をもつ生体適合性金属合金であるチタン合金製である。好ましくは、長尺状のプレート11およびシャンク12は、それらの表面上の光反射特性を変化させるためにアノード酸化によって処理されている。
この酸化処理によって、長尺状のプレート11およびベース・コネクタ121は、歯肉が移植レベルで特に薄いときの色干渉を防ぐために、赤色を示す。同様に、前記ピラー122は、周囲の歯の色に干渉しない黄色を呈するように処理されたチタンで作製される。
インプラント1のシャンク12は、図5に示されるように歯科補綴アセンブリ6を受けることを目的とする。図1Bおよび図1Cに示されるように、前記シャンク12は、インプラントのプレート11上に固定された経歯肉ベース・コネクタ121と、補綴ピラーの取外し可能なプリント122とでできている。補綴またはプリント・ピラー122は、経歯肉ベース・コネクタ121上に差し込まれ、止めねじ13を用いてそこに留め付けられるように適合される。
前記ベース・コネクタ121は、好ましくは、インプラント1の長尺状のプレート11の中央部分11aの中央ボア14内に当接して据え付けられ、工場でレーザ溶接によって前記プレート上に留め付けられる。
図3A、図3Bおよび図4に示されるように、ベース・コネクタ121は、滑らかな表面を呈する下部121aと、前記ピラー122の相補的な雌部分1221と当接係合するように適合された円筒円錐状の上部121bとを含む。
前記ベース・コネクタの上部121bと、前記ピラー122の相補的な雌部分1221とは、ともに、前記止めねじ13を受けるための中央ボア1212,1222を含んでおり、前記ボア1212にはねじ山が設けられている。
ボア1212,1222が前記止めねじ13を受けてピラーをベース・コネクタ121に留め付けるために互いに対応するように、ベース・コネクタの前記円筒円錐状の上部121bのフランジ間の角度αは、前記ピラーを前記ベース・コネクタ上に完璧に位置合わせできるように、前記ピラー122の雌部分1221の角度βにほぼ等しい。
さらに、前記ピラー122は、滑らかな外表面を呈する経歯肉下部122aと、凹凸のある外表面を呈する上部補綴部分122bとを含む。前記上部補綴部分122bは、歯科補綴アセンブリを固定するねじ山および/またはクレスト1223を含む。経歯肉下部122aは、歯肉レベルでのインプラントのより良好な融合をもたらすために滑らかな表面を有する。これはまた、このレベルでの細菌保持の危険を制限する方法でもある。
反対に、ピラーの上部補綴部分122bは、例えば表面のサンドブラスト(sand blasting)によって得られる、凸凹のある表面を有する。前記ねじ山および/またはクレスト1223に対応するこの凹凸のある表面は、図5に示されるようにインプラント1のシャンク12上に歯科補綴アセンブリ6を固定するために使用される樹脂または糊7の把持性を改善する。
好ましくは、ピラー122は、また、いずれの補綴物にも適合するように、または適切な補綴物のプリントとなるように、約15mmであるシャンク12の全長を調節できるよう、例えばダイヤモンド・ソーまたはドリルで切断可能に選択される。
インプラント1のプレート11の構造および形状は、とりわけ、顎骨の硬い皮質部分上にインプラントを載置し、集合体(ensemble)に大きな機械的強度を与える。これにより、大きな補綴アセンブリを少数のインプラントだけで移植するのがより容易になる。例えば、本発明の骨上インプラント1を4個だけ備えた、16本の歯を有する完全な上顎または下顎補綴物を、患者の上顎または下顎上に固定することができる。主に骨の海綿状部分上に載置される従来の骨内インプラントを使用するときには、同一の補綴アセンブリを支持するためにより多くのインプラント(一般に8〜12個のインプラント)を置く必要がある。
さらに、本発明のインプラントの使用は、移植前に過酷な骨手術を実施する必要がない。ゆえに、外科医は、上下顎の解剖学的障害を回避し、骨吸収の高い患者を治療することができる。上顎のレベルでは、これはまた、上顎洞底挙上術(sinus lifts)(骨移植術(bone grafting))を実施する必要もなくす。下顎後部レベルでは、これは、下顎神経を平行移動させる必要をなくす。したがって、本発明のインプラント1を使用することにより、過酷な外科手術における多くの危険が取り除かれる。
本発明のインプラント1はまた、適切な骨融合性ねじによる顎骨上への設置および固定が極めて容易である。インプラントのプレート11の可撓性に加えて、プレート11のアンカー部分11b,11c内の多数の穴21および陥凹部分22,25は、移植を行う外科医に、正面および矢状面の両方でアンカーねじの位置の大きな選択肢を与える。
ここで、移植方法について、本発明のインプラントを移植された上顎骨3と、前記インプラント上に嵌合された歯補綴物6との断面を示す図5に関して説明する。
初めに、外科医は、歯肉4を開いて切り離し、インプラント1が設置されるべき場所に粘膜骨膜ストリップ(mucoperioste strip)を形成する。これは、外科医がそれを通じて顎骨3に接近できる、歯肉4内の開口部を提供する。2番目に、外科医は、適切なプライアを使用して歯肉4内の開口部にインプラント1を導入する。前記プライアによって、外科医は、次いで、経歯肉ベース・コネクタ121が骨頂部に対して直交するように歯肉内の開口部を通って延びる状態で、中央の剛体部分11aが骨頂部上にくるような方法で、インプラント1を顎骨頂部に被せて位置決めする。
次いで、3番目に、インプラントのプレート11のアンカー部分11b,11cは、前記プライアによって顎骨3の前庭側および口蓋側に押し付けられる。インプラントはさらに、骨3に螺入される骨融合性ねじ5によって留め付けられる。前記ねじ5の位置は、インプラントのプレート11の前記アンカー部分11b,11c内に存在する、穴21と、陥凹部分22と、フランジ25との組合せを用いて決定される。アンカー部分11b,11cの固定を容易にするための1つの方法は、初めに、骨融合性ねじが前庭アンカー部分内の前記ノッチ23に螺入された状態で、インプラントを骨頂部に被せて位置決めすることである。これは、他のアンカーねじ5をアンカー部分11bおよび11cに挿入する前に、顎骨上のインプラントを安定させる。インプラントが回転する危険を取り除くために、前庭アンカー部分上で少なくとも2個のねじを使用し、口蓋または舌アンカー部分上で他の2個のねじを使用することが必須である。これはまた、前記インプラントのより良好なアンカー固定を保証する。
明瞭にするために、図5では、各アンカー部分11b,11cを固定するための2個(最低限必要なねじの量)のねじ5のみが描かれている。ただし、使用されるべきねじ5の総数は、外科医によって臨床的に決定されなければならない。それは、移植地点における骨の密度および顎骨頂部の厚さによって決まる。さらに、可変長のねじの使用は、顎骨3の質および量に応じて、インプラントの固定を改善することができる。より多数のねじ5の使用は、骨3上へのインプラントの締付けを改善し、インプラントの回転を防ぐ。
その後、外科医は、歯肉から突き出る経歯肉ベース・コネクタ121の周りで歯肉の開口部を閉じて、縫合しさえすればよい。
歯肉4が縫合された後、次の段階は、補綴自体に割かれる。初めに、シャンク12のピラー122が、適切な止めねじ13(図5では図示せず)によって前記ベース・コネクタ121上に据え付けられる。その場合、いくつか利用可能な技術がある。1つは、ピラー122上に予め準備されていた歯補綴物6を直接固定することからなる。もう1つは、カスタム・フィットされた歯補綴物またはブリッジを調製するために、歯肉4および(1つもしくは複数の)ピラー122のプリントを作製することからなる。
前記ピラー122上への歯補綴物6またはブリッジの固定は、ピラーおよび補綴物キャビティ内に接着された樹脂または糊7によって行われ、前記樹脂および糊7は、ピラーおよび補綴物の凹凸のある表面に付着する。
本発明の新規骨上インプラント1を使用すると、経験を積んだ外科医は、わずか1〜2時間で移植および補綴操作を完了することができる。患者は、わずかその数時間後に普通に食べることができるようになる。
本発明のインプラント1の使用は、移植工程のための時間の真の増加を可能にし、より容易である。また、患者に与える危険がはるかに少ない。これは、最終的には、患者に対して病院や補綴にかかる費用を大幅に削減する。その結果、より多くの患者が、可動式の補綴物よりも、特に歯肉組織にとってより快適で害の少ない永久補綴物を利用できるようになる。
ねじ5についていくつか可能な位置があるインプラントの構成により、外科医は、顎骨3の最も密度の高い骨部分を使用するようにねじの場所を選択することができる。
またさらに、本発明のインプラントは、その多数のねじ螺着可能性によって、いずれのタイプの骨にも、すなわち、顎骨基底部にも歯槽骨にも、設置することができる。したがって、骨吸収によってすべての歯槽骨が消失した場合でも、インプラントは、それでもなお満足のいく状態であり得る。したがって、インプラントは、骨高さが減少した顎に、利用可能な骨頂部がないときでさえ設置することができる。
ほとんどの場合、外科医は、インプラント1の各アンカー部分11b,11c上で少数のねじ位置決め手段21,22だけを使用すればよい。インプラントの最初のアンカー固定に使用されない位置決め手段は、例えば、アンカーねじのうちの1個の骨融合が起こらない場合に将来使用するために利用可能となっている。これによって、インプラントを維持して別のねじを螺入するだけのことが可能となるのに対し、円筒状の骨内インプラントの場合、補綴物に加えてインプラントも取り替えなければならない。
本発明のインプラントの他の利点は、一時的なインプラントとして使用可能なことである。これは、より古典的な移植方法の使用を好む外科医にとって有用な場合があり、前記方法は、2つの段階、すなわち、最初の移植自体と、それに続く約6ヶ月後の補綴段階とを示す。
さらに、多インプラント構成でインプラントが故障した場合(例えば、インプラントが破損した場合)、この新規システムは、補綴作業の省略を可能にする。この場合、すべてのインプラントから破損した補綴物集合体を螺脱させ、それを口から取り出すだけでよい。破損したインプラントは、口から除去される。まだ口の外にある状態で、新しいインプラントが補綴物集合体上に設置される。この新しいセット(新しいインプラント+補綴物集合体)は、次いで、患者の口の中に戻される。さらに、外科手術ガイドとして使用される残存インプラント上に補綴物集合体を設置することによって、新しいインプラントの正確な位置が見つけられる。したがって、本発明のインプラントは、問題が起こった場合に作業のほとんどを省略可能にする唯一のものである。
本発明のインプラントの他の有利な特徴は、顎骨上への移植後のその可撓性に関係する。確かに、骨融合性ねじ5の使用によって顎骨の前庭および口蓋または舌側において有効に保持されるが、インプラント1の中央部分11aは、骨頂部の上で10分の数ミリメートルだけ可撓性を有する。実際、インプラントが完全には骨頂部の形状となることができないため、インプラントの剛体部分と骨頂部との間には僅かなあそびがある。このあそびは、集合体に少しの可撓性を与える。これは、実際の剛体インプラントおよび補綴物に比べて、補綴物融合を容易にする。
この新規インプラント1は、したがって、ヒトの歯の比較的自然な弾性を再現する唯一のものであり、特有のものである。その結果、インプラントと歯との両方の上に設置される混合ブリッジの使用を想定することが可能となる。これまでのところ、他のすべてのシステムでは、このブリッジ支持体混合は、断固として勧められない。
以上では本発明の実施形態が単に一例として諸図を参照して記載されたことに留意すべきである。その実施形態には本発明の範囲内で他の多くの修正および発展を実施することができる。

Claims (20)

  1. 骨上歯科インプラント(1)であって、剛体の中央部分(11a)を含む長尺状の薄層プレート(11)を備え、前記中央部分(11a)が、前記長尺状の薄層プレート(11)の長手軸に対して直交する方向に延び、かつ、前記中央部分(11a)に固定された直立して延びるシャンク(12)を支承し、該シャンクが歯科補綴アセンブリを固定する手段(1223)を含み、前記プレート(11)がさらに、前記中央部分(11a)を縁取るように該中央部分(11a)の両側に設けられた第1および第2の横アンカー部分(11b,11c)第1の横アンカー部分(11b)を中央部分(11a)の一側に接続すべく、中央部分(11a)の長手方向両端から延びる2本の細い第1のアーム(111b,112b)と、第2の横アンカー部分(11c)を中央部分(11a)の他側に接続すべく、中央部分(11a)の長手方向両端から延びる2本の細い第2のアーム(111c,112c)とを含み、第1および第2のアーム(111b,112b,111c,112c)は、骨頂部上を横断する方向において前記プレート(11)を骨(3)上に橋架できるように該中央部分に比べて可鍛性および可撓性を有し、
    前記第1および第2の横アンカー部分(11b,11c)が、前庭アンカー部分(11b)と、舌または口蓋アンカー部分(11c)とを含み、前庭アンカー部分(11b)が、少なくとも4個のアンカーねじを前庭側に位置決めする手段(21,22,23,24,25)を含み、舌または口蓋アンカー部分(11c)が、少なくとも2個のアンカーねじを前記骨の舌または口蓋側に位置決めする手段(21,22)を含む、骨上歯科インプラント(1)。
  2. 前記前庭アンカー部分(11b)が前記舌または口蓋アンカー部分(11c)よりも長い、請求項1に記載の骨上歯科インプラント。
  3. アンカーねじを前記アンカー部分(11b,11c)内に位置決めする手段が、前記アンカー部分を顎骨の前記前庭および舌または口蓋側に固定するアンカーねじを受けるように適合された少なくとも2個の周辺穴(21)を含む、請求項1または2に記載の骨上歯科インプラント。
  4. アンカーねじを前記アンカー部分内に位置決めする手段がさらに、少なくとも1個の湾曲した陥凹部分(22)を含んでおり、該部分が、アンカーねじカラーの当接を調節するためにテーパ加工されている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の骨上歯科インプラント。
  5. アンカーねじを前記前庭アンカー部分内に位置決めする手段が、少なくとも4個の周辺穴(21)を含む、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の骨上歯科インプラント。
  6. 前記前庭アンカー部分が、アンカーねじを位置決めする少なくとも12個の手段(21,22,23,24,25)を含んでおり、前記舌または口蓋アンカー部分が、アンカーねじを位置決めする少なくとも6個の手段(21,22)を含む、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の骨上歯科インプラント。
  7. 前記前庭アンカー部分(11b)が、調節ねじを受ける中央ノッチ(23)を含んでおり、該ノッチが、該調節ねじと協働して、前記アンカー部分(11b,11c)を前記顎骨の前記前庭および舌または口蓋側内に固定する前に、前記顎骨の頂部の上方に前記インプラントの前記中央部分(11a)の位置を設定するように構成される、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の骨上歯科インプラント。
  8. 前記前庭アンカー部分(11b)がさらに、前記4個の周辺穴(21)の間に四つ葉のクローバ形の切抜き部(24)を含んでおり、該切抜き部(24)の円形の周辺フランジ(25)が、該切抜き部内への最大4個までのアンカーねじの調節を可能にするためにテーパ加工されている、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の骨上歯科インプラント。
  9. 前記シャンク(12)が、前記プレートの前記中央部分(11a)に固定された経歯肉ベース・コネクタ(121)と、該ベース・コネクタ(121)上に差し込まれるように適合された取外し可能なピラー(122)とを含んでおり、該ピラー(122)が、歯科補綴アセンブリを固定する手段(1223)を含む、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の骨上歯科インプラント。
  10. 前記ベース・コネクタ(121)が、滑らかな表面を有する下部(121a)と、前記ピラー(122)の相補的な雌部分(1221)と係合するように、円筒円錐状の上部(121b)とからなる、請求項9に記載の骨上歯科インプラント。
  11. 前記ベース・コネクタの前記上部(121b)と前記ピラーとが、ともに、前記ベース・コネクタが前記ピラーと係合したときに互いに対応する中央ボア(1212,1222)を含んでおり、該対応するボアが、前記ピラーを前記ベース・コネクタに留め付ける止めねじ(13)を受ける、請求項10に記載の骨上歯科インプラント。
  12. 前記ピラー(122)が、滑らかな外表面を有する経歯肉下部(122a)と、凹凸のある外表面を有する上部補綴部分(122b)とを含む、請求項9乃至11のいずれか1項に記載の骨上歯科インプラント。
  13. 前記ピラーの前記上部補綴部分(122b)の前記外表面が、ねじ山およびクレスト(1223)の少なくともいずれか一方を含む、請求項12に記載の骨上歯科インプラント。
  14. 前記ピラー(122)が切断可能である、請求項9乃至13のいずれか1項に記載の骨上歯科インプラント。
  15. 前記長尺状のプレート(11)および前記シャンク(12)がチタン製である、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の骨上歯科インプラント。
  16. 前記長尺状のプレートおよび前記シャンクがアノード酸化によって処理されている、請求項15に記載の骨上歯科インプラント。
  17. 前記長尺状のプレート(11)の厚さが、0.2mm〜1mmである、請求項1乃至16のいずれか1項に記載の骨上歯科インプラント。
  18. 前記長尺状のプレート(11)の長さが、20mm〜35mmである、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の骨上歯科インプラント。
  19. 請求項1乃至18のいずれか1項に記載の骨上歯科インプラント(1)と、該歯科インプラントを上顎骨または下顎骨上に調節してアンカー固定する少なくとも4個の骨融合性ねじとを含む、歯科移植用キット。
  20. 請求項11乃至18のいずれか1項に記載の骨上歯科インプラント(1)と、該歯科インプラントを上顎骨または下顎骨上に調節してアンカー固定する18個の骨融合性ねじとを含む、請求項19に記載の、骨上歯科インプラントを含む歯科移植用キット。
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