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JP5215255B2 - プログラム実行装置、プログラム実行方法、コンテンツ再生装置、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

プログラム実行装置、プログラム実行方法、コンテンツ再生装置、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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JP5215255B2
JP5215255B2 JP2009163741A JP2009163741A JP5215255B2 JP 5215255 B2 JP5215255 B2 JP 5215255B2 JP 2009163741 A JP2009163741 A JP 2009163741A JP 2009163741 A JP2009163741 A JP 2009163741A JP 5215255 B2 JP5215255 B2 JP 5215255B2
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Description

本発明は、第1の記録媒体、および、当該第1の記録媒体と比較してアクセス速度の速い第2の記録媒体から読み出したプログラムファイルに含まれるプログラムを実行するフプログラム実行装置に関する。特には、本発明は、光ディスクまたはフラッシュメモリから読み出したJava(登録商標)プログラムを実行するプログラム実行装置に関する。
いわゆるフルハイビジョンなどの高精細な表示が可能なテレビジョン受像機の普及と共に、フルハイビジョン番組などの大容量データを記録することができるBlu−rayディスク(BD)を搭載可能なレコーダー装置も一般に普及している。
BDとしては、通常のディスクの他に、Blu−rayディスクJava(以下、BD−Jと称する)のようなインタラクティブ機能を組み込んだディスクが存在する。BD−Jでは、ディスクの再生時にJavaアプリケーションを実行するため、ディスクからJavaプログラムが格納されているBD−Jモジュールファイルを読み出す必要がある。
BD−Jを採用したBDにおけるファイル構成の一例を図11に示す。図11に示すように、BD−Jを採用したBDは、ムービーオブジェクトおよびBD−Jオブジェクトの2つのオブジェクトファイル(モジュールファイル)を有している。オブジェクトファイルのそれぞれには、インデックステーブルにおけるタイトル名が関連付けられている。すなわち、例えば、トップメニュータイトルが選択される場合、ディスク再生装置はムービーオブジェクト2として記録されているコンテンツを再生することになる。また、例えばタイトル1が選択された場合には、ディスク再生装置はBD−Jオブジェクト1として記録されているJavaプログラムファイルにより動作するJavaアプリケーションを再生する。
このように、BD−Jでは、Javaプログラムにより動作するJavaアプリケーションによる多様な表現が可能となっている。しかし、その反面、BD−Jオブジェクトの読み出しには時間を要するため、ユーザーはコンテンツの再生を指示してから、実際にコンテンツ(Javaアプリケーション)が再生されるまでの間、待たされることになる。最近では、凝ったコンテンツ(Javaアプリケーション)が再生されるBDも多くなっており、BD−Jオブジェクトの読み出しに要する時間はより一層長時間化しつつある。
特許文献1には、Javaプログラムのクラスファイルをローディングしたランタイムデータをイメージ型でメモリに格納することにより、Javaプログラムのローディングに要する時間を短縮する技術が開示されている。
また、特許文献2には、メモリに格納されているプログラムと、ディスクから読み出したプログラムの版数が一致しないときにのみ、ディスクから読み出したプログラムをメモリに記録して実行する技術が開示されている。
特開2004−240965号公報(公開日:2004年8月26日) 特開平4−241030号公報(公開日:1992年8月28日)
しかし、特許文献1に開示されている技術では、圧縮ファイルを展開したランタイムデータをイメージ型ファイルで、かつ、Javaプログラムの実行に必要なランタイムデータを全て記録しておくことになる。そのため、データを保存するためのメモリ容量が増大化するという問題を有している。
また、Javaプログラムの版数の比較は、Javaプログラムの格納されている圧縮ファイルを読み出して展開したうえで行う必要がある。すなわち、ディスクをディスクドライブから取り出した場合には、ディスクから圧縮ファイルを再度読み出す必要がある。そのため、特許文献2に開示されている技術を用いたとしても、Javaアプリケーションの再生までに要する時間の短縮がディスクドライブからディスクを取り出さないときに限られるという問題を有している。特に、光ディスクドライブでは、記録媒体である光ディスクを入れ替えることにより様々なコンテンツの再生を可能にしており、この問題は重大な問題となる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、読み出したプログラムファイルを記録しておくためのメモリの記録容量の増大化を抑制しつつ、実行対象となるプログラムの実行までに要する時間を短縮したプログラム実行装置を提供することにある。
本発明に係るプログラム実行装置は、上記課題を解決するために、
第1の記録媒体または当該第1の記録媒体より高速アクセス可能な第2の記録媒体に記録されているプログラムを実行するプログラム実行装置であって、
上記第1の記録媒体に記録されたプログラムファイルであって、1つ以上のプログラムを含むプログラムファイルのうち、予め定められた条件を満たすプログラムファイルを記録対象プログラムファイルとし、当該記録対象プログラムファイルが上記第2の記録媒体に記録されていなければ、当該記録対象プログラムファイルを上記第2の記録媒体に記録する記録手段と、
上記第1の記録媒体に記録されているプログラムを実行する実行手段であって、当該プログラムを含むプログラムファイルが上記第2の記録媒体に記録されていれば、当該プログラムファイルを上記第2の記録媒体から読み出して当該プログラムを実行する実行手段と、
を備えていることを特徴としている。
本発明に係るプログラム実行装置は、第1の記録媒体に記録されたプログラムファイルであって、1つ以上のプログラムを含むプログラムファイルのうち、予め定められた条件を満たすプログラムファイル(記録対象プログラムファイル)が第2の記録媒体に記録されていなければ、記録対象プログラムファイルを上記第2の記録媒体に記録する。
また、本発明に係るプログラム実行装置は、第1の記録媒体に記録されているプログラムを実行する際に、実行するプログラムを含むプログラムファイルが第2の記録媒体に記録されていれば、プログラムファイルを第2の記録媒体から読み出して実行する。なお、第2の記録媒体は、第1の記録媒体と比較して、アクセス速度の速い記録媒体である。
これによって、本発明に係るプログラム実行装置では、実行対象となるプログラムを含むプログラムファイルが第2の記録媒体に記録させていれば、第1の記録媒体に記録されている場合よりも迅速にプログラムファイル読み出すことができる。すなわち、実行対象となるプログラムを実行するまでに要する時間を短縮することができる。
また、本発明に係るプログラム実行装置では、予め定められた条件を満たすプログラムファイルのみを第2の記録媒体に記録することにより、全てのプログラムファイルを記録する場合に比べて、第2の記録媒体の必要とする記録容量を低減することができる。
すなわち、本発明に係るプログラム実行装置では、第2の記録媒体に必要な記録容量が増大化することを抑制しつつ、実行対象となるプログラムの実行までに要する時間を低減することができる効果を奏する。
なお、本明細書等におけるプログラムファイルとは、ファイルを構成する全てのデータが読み出された後に処理が実行されるプログラムファイルである。
本発明に係るプログラム実行装置では、さらに、上記第1の記録媒体に記録されたプログラムファイルの各々について、当該プログラムファイルに含まれるプログラムを実行するまでに要する所要時間が所定の閾値以上であるか否かを判定する第1の判定手段をさらに備えており、
上記記録手段は、上記第1の判定手段により上記所要時間が所定の閾値以上であると判定されたプログラムファイルを、記録対象プログラムファイルとして上記第2の記録媒体に記録することが好ましい。
上記の構成によれば、記録手段は、第1の判定手段において第1の記録媒体に記録されたプログラムファイルのうち、プログラムファイルに含まれるプログラムを実行するまでに要する時間が所定の閾値以上であると判定されたプログラムファイルを第2の記録媒体に記録する。
ここで、プログラムの実行までに要する時間は、第1の記録媒体からのプログラムファイルの読み出しに要する時間に起因する割合が最も大きい。
そのため、プログラムの実行までに要する時間が長いプログラムファイルを、第1の記録媒体よりもアクセス速度の速い第2の記録媒体に記録することにより、プログラムファイルの読み出しに要する時間を短縮することができるので、結果的にプログラムの実行までに要する時間を短縮することができる。また、全てのプログラムファイルを記録する場合に比べて、第2の記録媒体の必要とする記録容量を低減することができる。
すなわち、本発明に係るプログラム実行装置では、第2の記録媒体に必要な記録容量が増大化することを抑制しつつ、実行対象となるプログラムの実行までに要する時間をより一層低減することができる効果を奏する。
本発明に係るプログラム実行装置では、さらに、上記第1の判定手段は、ファイルサイズが所定の閾値以上であるプログラムファイルを上記所要時間が閾値以上であるプログラムファイルであると判定することが好ましい。
上記の構成によれば、プログラムファイルの読み出しに関わる第1の記録媒体の品質およびプログラム実行装置におけるプログラムファイルの読み出し以外の処理に起因する所要時間の増加または減少を取り除くことができる。
これによって、本発明に係るプログラム実行装置では、プログラムファイル自体に起因した所要時間に基づいて第2の記録媒体に記録するプログラムファイルを選択することができる効果を奏する。
本発明に係るプログラム実行装置では、さらに、第1のプログラムファイルに含まれるプログラムを実行することにより動作する第1のコンテンツの終了時間と、当該第1のプログラムファイルの前に読み出された第2のプログラムファイルに含まれるプログラムを実行することにより動作する第2のコンテンツの開始時間とを判定する第2の判定手段をさらに備えており、上記記録手段は、上記第1の判定手段において上記所要時間が閾値以上であると判定されたプログラムファイルであり、上記第2の判定手段において上記第2のコンテンツの開始時間が上記第1のコンテンツの終了時間よりも後であると判定されたプログラムファイルを、上記第2の記録媒体に記録することが好ましい。
上記の構成によれば、第1の判定手段においてプログラム実行までの所要時間が閾値以上であると判定されたプログラムファイルであり、かつ、第2の判定手段において第2のコンテンツの終了時間が第1のコンテンツの開始時間よりも前であると判定された第1のプログラムファイルを、第2の記録媒体に記録する。すなわち、本発明に係るプログラム実行装置では、第2のコンテンツの再生中に、再生が開始される第1のコンテンツを実行するためのプログラムを含むプログラムファイルは、第2の記録媒体には記録しない。
これは、先に動作しているコンテンツの再生中に再生が開始されるコンテンツであれば、ユーザーに待ち時間を与えないため、第2の記録媒体に記録しておく必要がないためである。
これによって、本発明に係るプログラム実行装置では、全てのプログラムファイルを第2の記録媒体に記録する場合と比較して、第2の記録媒体に記録するプログラムファイルの数を低減することができる。したがって、本発明に係るプログラム実行装置では、コンテンツの再生までに要する時間を短縮しつつ、第2の記録媒体の記録容量の増大をより一層抑制することができる効果を奏する。
本発明に係るプログラム実行装置では、さらに、上記第1の記録媒体に記録されたプログラムファイルのうち、読み出し順位が予め定められた順位のプログラムファイルを、記録対象プログラムファイルとして上記第2の記録媒体に記録することが好ましい。
上記の構成によれば、記録手段は、読み出し順位が予め決められた順位であるプログラムファイルを第2の記録媒体に記録する。
これによって、第2の記録媒体に記録されているプログラムファイルに含まれるプログラムを実行するまでに要する時間を短縮することができる。また、全てのプログラムファイルを第2の記録媒体に記録する場合と比較して、第2の記録媒体の記録容量の増大を抑制することができる。
すなわち、本発明に係るプログラム実行装置では、プログラムの実行までに要する時間を短縮しつつ、第2の記録媒体の記録容量の増大を抑制することができる効果を奏する。
本発明に係るプログラム実行装置では、さらに、上記記録手段は、上記第1の記録媒体に記録されたプログラムファイルのうち、最初に読み出されるプログラムファイルを、記録対象プログラムファイルとして上記第2の記録媒体に記録することが好ましい。
上記の構成によれば、第1の記録媒体から最初に読み出されるプログラムファイルは必ず第2の記録媒体に記録される。
このように、最初に読み出されるプログラムファイルを第2の記録媒体に記録するようにしておくことにより、最初に読み出されるプログラムファイルに含まれるプログラムを実行するまでに要する時間を短縮することができる効果を奏する。
これは、ユーザーがコンテンツの再生を指示してから実際にコンテンツが再生されるまでの時間を短縮することができる効果と換言することもできる。
なお、第1の記録媒体が光ディスクであり、第2の記録媒体が半導体メモリである場合には、光ディスクからのファイルの読み出し開始までに要する時間(例えば、光ディスクの回転の安定までに要する時間、シークタイムなど)を短縮することができるため、特に効果が大きい。
本発明に係るプログラム実行装置では、さらに、上記第1の判定手段は、上記第1の記録媒体に記録されたプログラムファイルに含まれるプログラムを実行するまでに要する実測時間が所定の閾値以上であるプログラムファイルを、上記所要時間が閾値以上であるプログラムファイルであると判定することが好ましい。
上記の構成によれば、プログラムファイルが実行されるまでに要した実時間を測定するため、プログラムファイルの実行に関し、より実動作に沿った情報を基に判定を行うことができる。
これによって、本発明に係るプログラム実行装置では、実際の読み込み動作に即した所要時間に基づいて、第2の記録媒体に記録するプログラムファイルを選択することができる効果を奏する。
なお、本構成は、プログラムファイルの読み出しに関わる第1の記録媒体の品質およびプログラム実行装置において実行されるプログラムファイルの読み出し以外の処理に起因する所要時間の増加または減少が小さい場合において特に好適である。
本発明に係るプログラム実行装置は、複数の読出部の何れかを使用して上記第1の記録媒体からプログラムファイルを読み出すものであり、上記第1の判定手段は、上記第1の記録媒体に記録されたプログラムファイルの各々について、当該プログラムファイルに含まれるプログラムを実行するまでに要する所要時間が所定の閾値以上であるか否かを、当該プログラムファイルを読み出すために使用する読出部の読出性能に基づいて判定することが好ましい。
上記の構成によれば、第1の記録媒体を装填した読出部におけるファイル読み出し速度および読み出し量が所定の閾値以下である場合に、その読出部から読み出されるプログラムファイルを所要時間が閾値以上であるプログラムファイルであると判定する。
すなわち、本発明に係るプログラム実行装置では、読出部のハードウェア性能に基づいて、プログラムの実行までの所要時間が閾値以上であるか否かを判定する。
これによって、本発明に係るプログラム実行装置では、プログラムの実行に必要なハードウェアの性能に基づいて、第2の記録媒体に記録するプログラムファイルを選択することができる効果を奏する。
なお、読出部におけるファイル読み出し速度およびファイル読み出し量は、読出部におけるキャッシュメモリの量、読出部とプログラム実行装置との間の伝送媒体の種類などに起因する。また、第1の記録媒体が光ディスクである場合には、読出部における第1の記録媒体の回転速度、レーザー強度もファイル読み出し速度を決める要因となる。
本発明に係るプログラム実行装置では、さらに、上記第2の記録媒体が複数備えられており、かつ、複数の第2の記録媒体のうちの少なくとも1つが他の第2の記録媒体よりもアクセス速度が低い場合、上記記録手段は、アクセス速度の低い第2の記録媒体には、上記最初に読み出されるプログラムファイルを記録し、他の第2の記録媒体には、他の記録対象プログラムファイルを記録することが好ましい。
上記の構成によれば、第1の記録媒体から最初に読み出されるプログラムファイルをアクセス速度の低い第2の記録媒体に記録し、他の記録対象プログラムファイルをアクセス速度の速い第2の記録媒体に記録する。
これによって、アクセス速度の速い第2の記録媒体の記録容量の増大を抑制することができる効果を奏する。また、アクセス速度が低速の第2の記録媒体であっても、第1の記録媒体よりはアクセス速度が高速であるため、最初に読み出されるプログラムファイルに含まれるプログラムを実行するまでに要する時間を短縮することができる効果も奏する。
本発明に係るプログラム実行装置では、さらに、上記第1の記録媒体が予め定められた条件を満たす場合に、上記第1の記録媒体から複製されたプログラムファイルを上記第2の記録媒体から消去する消去手段をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、予め定められた条件を満たすプログラムファイルについては第2の記録媒体から消去する。
これによって、第2の記録媒体が一杯になることを避けることができる効果を奏する。
本発明に係るプログラム実行装置では、さらに、上記消去手段は、上記第1の記録媒体に記録されているプログラムファイルに含まれるプログラムを実行してからの経過時間が所定の時間以上である場合に、当該第1の記録媒体から複製されたプログラムファイルを上記第2の記録媒体から消去することが好ましい。
上記の構成によれば、所定の時間以上実行していないプログラムを含むプログラムファイルがある場合、そのプログラムファイルを消去する。
これによって、ユーザーが実行する可能性が低いと考えられるプログラムファイルから順に消去することができる効果を奏する。
本発明に係るプログラム実行装置では、さらに、上記消去手段は、上記第1の記録媒体に記録されているプログラムファイルに含まれるプログラムの実行回数が所定の回数以下である場合に、当該第1の記録媒体から複製されたプログラムファイルを上記第2の記録媒体から消去することが好ましい。
上記の構成によれば、所定の回数以下しか実行していないプログラムを含むプログラムファイルがある場合、そのプログラムファイルを消去する。
これによって、ユーザーが実行する可能性が低いと考えられるプログラムファイルから順に消去することができる効果を奏する。
本発明に係るプログラム実行装置では、さらに、上記消去手段は、上記第1の記録媒体に記録されている全プログラムのうち、所定の割合以上のプログラムが実行されている場合に、当該第1の記録媒体から複製されたプログラムファイルを上記第2の記録媒体から消去することが好ましい。
上記の構成によれば、第1の記録媒体に記録されている全プログラムのうち、所定の割合以上のプログラムが実行されている場合には、第2の記録媒体からその第1の記録媒体に記録されているプログラムファイルを消去する。すなわち、本発明に係るプログラム実行装置では、所定の割合以上プログラムが実行されている第1の記録媒体は、すぐにユーザーが使用する可能性が低い記録媒体であると判断する。
これによって、ユーザーが実行する可能性が低いと考えられるプログラムファイルを優先的に消去することができる効果を奏する。
本発明に係るプログラム実行装置では、さらに、上記記録手段は、上記予め定められた条件を満たすプログラムファイルに加えて、上記第1の記録媒体から読み出されたプログラムファイルに含まれるプログラムを実行することにより外部から取得されるコンテンツを上記第2の記録媒体に記録することが好ましい。
上記の構成によれば、読み出されたプログラムファイルに含まれるプログラムを実行することによって取得したコンテンツについても第2の記録媒体に記録する。
これによって、次にプログラムを実行する際に、コンテンツを取得する処理を不要にすることができる。そのため、本発明に係るプログラム実行装置では、プログラムファイルに含まれるプログラムを実行することにより取得されるコンテンツの再生までに要する時間を短縮することができる効果を奏する。
本発明に係るプログラム実行方法では、上記課題を解決するために、
第1の記録媒体または当該第1の記録媒体より高速アクセス可能な第2の記録媒体に記録されているプログラムを実行するプログラム実行方法において、
上記第1の記録媒体に記録されたプログラムファイルであって、1つ以上のプログラムを含むプログラムファイルのうち、予め定められた条件を満たすプログラムファイルを記録対象プログラムファイルとし、当該記録対象プログラムファイルが上記第2の記録媒体に記録されていなければ、当該記録対象プログラムファイルを上記第2の記録媒体に記録する記録ステップと、
上記第1の記録媒体に記録されているプログラムを実行する実行ステップであって、当該プログラムを含むプログラムファイルが上記第2の記録媒体に記録されていれば、当該プログラムファイルを上記第2の記録媒体から読み出して当該プログラムを実行する実行ステップと、
を含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係るプログラム実行装置と同様の作用効果を奏する。
また、本発明に係るプログラム実行装置により実行されるプログラムにより動作するコンテンツを再生するコンテンツ再生装置も本発明の範疇に含まれる。
さらに、本発明に係るプログラム実行装置を動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させることを特徴とするプログラム、および、それらのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体についても本発明の範疇に含まれる。
以上説明したように、本発明に係るプログラム実行装置は、第1の記録媒体に記録されたプログラムファイルであって、1つ以上のプログラムを含むプログラムファイルのうち、予め定められた条件を満たすプログラムファイル(記録対象プログラムファイル)が第2の記録媒体に記録されていなければ、記録対象プログラムファイルを上記第2の記録媒体に記録する。また、本発明に係るプログラム実行装置は、第1の記録媒体に記録されているプログラムを実行する際に、実行するプログラムを含むプログラムファイルが第2の記録媒体に記録されていれば、プログラムファイルを第2の記録媒体から読み出して実行する。なお、第2の記録媒体は、第1の記録媒体と比較して、アクセス速度の速い記録媒体である。
これによって、本発明に係るプログラム実行装置では、第2の記録媒体に必要な記録容量が増大化することを抑制しつつ、実行対象となるプログラムの実行までに要する時間を低減することができる効果を奏する。
実施形態に係るコンテンツ再生装置の要部構成を示すブロック図である。 BD−Jディスクから最初に読み出されるjarファイルおよび偶数番目に読み出されるjarファイルを記録部に記録した場合におけるアプリケーションの再生時間の短縮を示す図であり、(a)は初回再生時の再生時間であり、(b)は2回目以降の再生時の再生時間である。 BD−Jディスクから最初に読み出されるjarファイルおよびムービーモジュールファイルの後に読み出されるjarファイルを記録部に記録した場合におけるアプリケーションの再生時間の短縮を示す図であり、(a)は初回再生時の再生時間であり、(b)は2回目以降の再生時の再生時間である。 BD−Jディスクから最初に読み出されるjarファイルおよび読み込みに時間を要するjarファイルを記録部に記録した場合におけるアプリケーションの再生時間の短縮を示す図であり、(a)は初回再生時の再生時間であり、(b)は2回目以降の再生時の再生時間である。 先のアプリケーションにより次のアプリケーションが読み出され、かつ、先のアプリケーションの再生中に後のアプリケーションの再生が開始される場合におけるアプリケーションの再生時間の短縮を示す図であり、(a)は初回再生時の再生時間であり、(b)は2回目以降の再生時の再生時間である。 記録部に記録されているjarファイルの管理テーブルを示す図である。 所定の時間以上読み出されていないjarファイルを消去する処理を示すフローチャートである。 再生回数が所定以下のBD−Jディスクに記録されているjarファイルを消去する処理を示すフローチャートである。 jarファイルを消去する際の経過時間の閾値を再生回数に応じて設定する場合のフローチャートである。 再生割合が所定値以上のBD−Jディスクに記録されているjarファイルを消去する処理を示すフローチャートである。 BD−Jを採用したBDにおけるファイル構成の一例を示す図である。
〔実施形態1〕
本発明に係るプログラム実行装置を備えたコンテンツ再生装置の一実施形態について、図1〜図10を参照しつつ以下に説明する。ここで、本実施形態では、コンテンツ再生装置が、自装置に装填されている光ディスクから読み出されたファイルを処理することにより再生されるコンテンツを再生する装置を例に挙げて説明する。より具体的には、コンテンツ再生装置が、光ディスクから読み出されたムービーコンテンツの再生に加えて、光ディスクから読み出されるJavaプログラムにより動作するJavaアプリケーションを再生することができる装置である場合を例に挙げて説明する。
なお、本実施形態のコンテンツ再生装置において利用可能な光ディスクとしては、特に限定されるものではないが、ここでは、BD−Jを採用したBD(以下、BD−Jディスクとも称する)を装填する場合を例に挙げて説明する。この場合の、コンテンツ再生装置の具体例としては、BDプレイヤー装置、およびBDレコーダー装置となる。
以下に、本実施形態に係るコンテンツ再生装置の構成について説明する。
(コンテンツ再生装置100の構成)
本実施形態に係るコンテンツ再生装置の構成について、図1を参照しつつ以下に説明する。図1は、コンテンツ再生装置100の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、コンテンツ再生装置100は、制御部110、メモリ120、記録部130、コンテンツ再生処理部140、ディスクドライブ部150、出力部160および通信部170を備えている。なお、表示部200は、コンテンツ再生装置100を構成する部材ではないが、便宜上、図1に示している。これらの部材の詳細について、以下に説明する。
(制御部110)
制御部110は、ディスクドライブ部150に装填されているBD−Jディスクからのファイル読み出しに関する処理、記録部130からのファイル読み出しおよび記録に関する処理、コンテンツ再生処理部140におけるコンテンツ再生に関する処理、ならびに通信部170における外部との通信に関する処理を制御する。
制御部110における各部材の制御の詳細については、下記で説明するため、ここではその説明を省略する。
(メモリ120)
メモリ120は、制御部110の主記憶部である。すなわち、メモリ120には、制御部110においてBD−Jディスクまたは記録部130から読み込まれたJavaプログラムが展開される。
また、メモリ120は、Javaプログラムにより動作するJavaアプリケーションが再生されるまでの時間についても記録するほか、コンテンツ再生装置100においてコンテンツを再生する際の制御情報についても記録する。
(記録部130)
記録部130は、ディスクドライブ部150においてBD−Jディスクから読み出したBD−Jモジュールファイル(プログラムファイル)を記録する。通常、Javaプログラムが格納されたBD−Jモジュールファイルは、アプリケーションごとに1個の圧縮ファイル(以下、jarファイルと称する)として格納されているため、記録部130に対してもjarファイルのままの状態で記録するようにすればよい。
もちろん、jarファイルを展開(解凍)して記録するようにしてもよい。また、jarファイルのまま記録するデータと、展開して記録するデータとを混在させてもよい。この場合には、Javaプログラムの実行時に、jarファイルの展開に要する時間を削減することができるため、記録部130の記録容量が不足しない限りは、展開したデータの割合が多くなるようにすることが好ましい。
また、記録部130は、上述したjarファイルに加えて、BD−Jディスクの管理情報を含むbdjoファイルも合わせて記録するようにしてもよい。
記録部130は、BD−Jディスク(すなわち、光ディスク)よりもデータの読み出し速度が速い記録媒体であればその種類は特に限定されるものではない。記録部130の具体例としては、フラッシュメモリを挙げることができる。
(コンテンツ再生処理部140)
コンテンツ再生処理部140は、BD−Jディスクから読み出したムービーコンテンツ(映像コンテンツおよび音声コンテンツ)を再生処理する。また、コンテンツ再生処理部140は、BD−Jディスクまたは記録部130から読み出してメモリ120に展開したJavaプログラムにより動作するJavaアプリケーションを再生処理する。
(ディスクドライブ部150)
ディスクドライブ部150は、制御部110により指定されたファイルを装填されているBD−Jディスクから読み出す。また、ディスクドライブ部150は、制御部110により指定されたファイルを装填されたBD−Jディスクの指定された領域に書き込み可能であってもよい。
なお、ディスクドライブ部150は、装填されるディスクが光ディスクである場合には、光ディスクドライブ装置として、搭載されているディスクが磁気ディスクである場合には、ハードディスクドライブ装置としてコンテンツ再生装置100から着脱可能に設計されていてもよい。
(出力部160)
出力部160は、制御部110からの指示を受けて、コンテンツ再生処理部140において再生されたコンテンツを所定のタイミングで表示部200へ出力する。
(通信部170)
通信部170は、ネットワークを介してコンテンツ再生装置100に接続されている外部装置との間でデータの通信を行う。例えば、通信部170は、外部装置からコンテンツを受信する。また、記録部130またはディスクドライブ部150に装填されているBD−Jディスクに記録されているコンテンツを読み出し、読み出したコンテンツを外部装置へ送信する。
(表示部200)
表示部200は、出力部160から出力されたコンテンツを表示するディスプレイである。表示部200としては、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイおよびプラズマディスプレイなどを挙げることができる。
(コンテンツ再生装置100の動作の概要)
続いて、コンテンツ再生装置100におけるコンテンツ再生処理動作の概要について以下に説明する。
まず、ディスクドライブ部150にBD−Jディスクが装填されると、制御部110は、コンテンツ再生処理部140に対して装填されたBD−Jディスクに格納されているモジュールファイルの読み出しを指示する。指示を受けたコンテンツ再生処理部140は、ディスクドライブ部150に対して、制御部110から読み出し指示を受けたモジュールファイルを読み出すように指示する。
指示を受けたディスクドライブ部150は、装填されているBD−Jディスクからモジュールファイルを読み出して再生処理部140に対して出力する。
制御部110は、読み出したモジュールファイルがムービーファイル(動画ファイル、音声ファイル)である場合、コンテンツ再生処理部140に対して、読み出したデータから逐次再生するように指示する。指示を受けたコンテンツ再生処理部140は、再生したムービーデータを出力部160に対して出力する。出力部160は、制御部110からの指示を受けてコンテンツ再生処理部140から出力されるムービーデータを表示部200に対して出力する。これによって、表示部200では、ムービーコンテンツが表示(および出力)される。
対して、制御部110は、読み出したモジュールファイルがjarファイルである場合、BD−Jディスクから読み出されたjarファイルをメモリ120に展開する。そして、展開することにより得られるJavaプログラム(クラスファイル)をJava仮想マシンに対してクラスローディングする過程を経て、Javaプログラムを実行する。このとき、クラスローディングでは、ローディング(Loading)、リンキング(Linking)および初期化(Initialization)処理が行われる。
実行されるJavaプログラムにより動作するアプリケーション(コンテンツ)は、コンテンツ再生処理部140において再生され、出力部160に出力される。出力部160は、再生されたアプリケーションを表示部200に出力する。これによって、表示部200では、Javaアプリケーションに基づいた映像(または音声)が表示(または出力)される。
ここで、制御部110は、メモリ120に読み込んだjarファイルが予め定められた条件を満たすファイルである場合、jarファイルを記録部130に記録する。
次に、上述した再生処理を行ったBD−Jディスクを再び再生処理する場合、制御部110は、処理対象となるjarファイルが記録部130に記録されているか否かを判定する。処理対象となっているjarファイルが記録部130に記録されている場合には、制御部110は、BD−Jディスクから読み出す代わりに、記録部130から処理対象であるjarファイルを読み出す。
なお、処理対象となっているjarファイルが記録部130に記録されていない場合には、先と同様に、BD−Jディスクから処理対象であるjarファイルを読み出す。
以上説明したように、コンテンツ再生装置100では、BD−Jディスクを2回目以降に再生する場合には、記録部130に記録されているjarファイルについては、BD−Jディスクの代わりに記録部130から読み出す。記録部130は、BD−Jディスクよりもデータの読み出し速度が速いため、jarファイルの読み出し時間が1回目の再生処理の際よりも短縮することができる。以下に、記録部130に記録するjarファイルの選択方法について説明する。
(記録するjarファイルの選択方法)
次に、BD−Jディスクに格納されているjarファイルのうち、記録部130に記録するjarファイルの選択方法の詳細について、図2(a)および(b)〜図5(a)および(b)を参照しつつ以下に説明する。
ここで、記録部130に記録するjarファイルの選択方法は、大別して、(1)予め定められた順番に読み出されたファイルを選択する方法と、(2)Javaアプリケーションの再生までに要する時間の短縮効果の大きいファイルを選択する方法と、に分けることができる。以下に、それぞれの方法について詳細に説明する。
(1:予め定められた順番に読み出されたファイルを選択)
制御部110は、BD−Jディスクから最初に読み出されるjarファイルを選択して、記録部130に記録するようにする。これは、予め定められた条件が、最初に読み出すjarファイルを記録するという条件である場合と換言することもできる。
最初にBD−Jディスクから読み出されるjarファイルを記録部130に記録しておくことにより、BD−Jディスクを装填してから(あるいは、コンテンツの再生を指示してから)実際にコンテンツが再生されるまでの時間を短縮することができる。
加えて、最初に読み出されるjarファイルを記録部130に記録しておくことにより、最初に読み出されるjarファイルの展開およびアプリケーションの再生中に、次に読み出されるjarファイルの読み出しを開始することもできる。
また、制御部110は、BD−Jディスクから偶数番目または奇数番目にBD−Jディスクから読み出されるjarファイルを記録部130に記録するようにしてもよい。これは、予め定められた条件が、偶数番目または奇数番目に読み出すjarファイルを記録するという条件である場合と換言することができる。
最初に読み出されるjarファイルおよび偶数番目に読み出されるjarファイルを記録部130に記録した場合におけるアプリケーションの再生待ち時間の短縮効果を図2(a)および(b)に示す。図2(a)および(b)は、最初に読み出されるjarファイルおよび偶数番目に読み出されるjarファイルを記録部130に記録した場合におけるアプリケーションの再生時間の短縮を示す図であり、(a)は初回再生時の再生時間であり、(b)は2回目以降の再生時の再生時間である。
図2(b)に示すように、1番目、2番目および4番目に読み出されるjarファイルを記録部130に記録しておくことにより、1番目、2番目および4番目に実行されるアプリケーションの再生までに要する時間を短縮することができる。これによって、全体としても、タイトル1〜タイトル4までの再生に要する時間は、図2(a)に示す初回再生時に比べて短縮することができる。このとき、3番目に読み出されるjarファイルについては、記録部130に記録しないため、記録部130の記録容量の節約を図ることができる。
また、制御部110は、ムービーモジュールファイルの後に読み出されるjarファイルを記録部130に記録するようにしてもよい。
最初に読み出されるjarファイルおよびムービーモジュールファイルの後に読み出されるjarファイルを記録部130に記録した場合におけるアプリケーションの再生時間の短縮効果を図3(a)および(b)に示す。図3(a)および(b)は、最初に読み出されるjarファイルおよびムービーモジュールファイルの後に読み出されるjarファイルを記録部130に記録した場合におけるアプリケーションの再生時間の短縮を示す図であり、(a)は初回再生時の再生時間であり、(b)は2回目以降の再生時の再生時間である。
図3(b)に示すように、ムービーモジュールファイルは、読み出したデータを逐次再生することができるため、記録部130に記録しておかなくてもコンテンツ(アプリケーション2およびアプリケーション3)の再生が指示されたから実際に再生されるまでに要する時間が長時間化することがない。
ユーザーは、順調にコンテンツ(アプリケーション)が再生された後に、次のアプリケーション実行までに待ち時間が発生すると、急に発生した中断感により実際の待ち時間以上に長く待たされた感覚を持ち、不快に感じる事がある。このようなユーザーに発生する不快感の回避のため、ムービーモジュールファイルの次に読み出されるjarファイルを記録部130に記録しておくことにより、ユーザーのムービー再生後の待ち時間をユーザーの主観に対して効果的に短縮することができる。
また、記録部130が複数備えられており、かつ、記録部130同士のファイルアクセス速度に差がある場合には、アクセス速度の異なる記録部ごとに記録するjarファイルの選択方法や選択基準を変更するようにしてもよい。一般的に、記録部130に使用されるメモリは、アクセス速度が高速メモリほど単価も高くなる。そこで、記録部130全体の記録容量を大容量化する際には、記録部130の一部に、比較的低速であるメモリを併用することにより、記録部130の価格の低減を図るようにしてもよい。また、フラッシュメモリでは、データアクセス速度が速くなるほど、信頼性が低下するため、記録部130にフラッシュメモリを使用する場合には、記録部130の一部に、比較的低速ではあるが高信頼性のメモリを併用するようにするようにしてもよい。これにより、記録部130の価格の低減と共に、記録部130の信頼性を向上させることができる。
このような場合には、最初に読み出したプログラムファイルをアクセス速度が遅いが信頼性の高い記録部130に記録し、他のプログラムファイルをアクセス速度の速い記録部130に記録することが好ましい。これによって、少なくとも最初のプログラムファイルにより動作するプログラムの実行までに要する時間(アプリケーション再生までに要する時間)の短縮を保証するとともに、アクセス速度の速い記録部130の記録容量の節約を図ることができる。また、アクセス速度の遅い記録部130であっても、BD−Jディスクよりはアクセス速度が速いため、最初に実行されるプログラムファイルをBD−Jディスクから読み出すよりは、プログラムの実行までに要する時間を短縮することができる。
もちろん、最初に読み出したプログラムファイルのみをアクセス速度の遅い記録部130に記録することに限定するものではない。アクセス速度の速い記録部130の記録容量の節約を図れることを前提として、BD−Jディスクから読み出されるすべてのプログラムファイルの一部であるが複数をアクセス速度の遅い記録部130に記録するようにしてもよい。
(2:時間短縮効果の大きいファイルを選択する場合)
次に、制御部110が、Javaアプリケーションの再生までに要する時間が短縮効果の大きいファイルを選択して記録部130に記録する場合について説明する。
この場合、制御部110は、BD−Jディスクからの読み出しに要する時間の長いjarファイルを優先的に記録部130に記録するようにすればよい。
Javaアプリケーションの再生までに要する時間の短縮効果は、BD−Jディスクからのjarファイルの読み出し速度と、記録部130からのjarファイルの読み出し速度との差が大きいほど大きくなる。ここで、jarファイルを記録部130に記録することにより最も短縮を図ることができる処理は、コンテンツ再生装置100の性能に起因する部分が大きいローディング処理である。したがって、制御部110は、BD−Jディスクからの読み出しに要する時間の長いjarファイルを優先的に記録部130に記録することにより、Javaアプリケーションの再生までに要する時間を効果的に削減することができる。
BD−Jディスクからの読み出しに要する時間の長いjarファイルとしては、ファイルサイズの大きいjarファイルを挙げることができる。
コンテンツ再生装置100は、ディスクドライブ部150に装填されているBD−Jディスクを初めて再生する際、または、前回までに再生した際に、読み出したjarファイルのファイルサイズを全て記録したファイルデータ情報を作成して記録する。そして、制御部110は、BD−Jディスクの再生が終了した後、作成したファイルデータ情報に基づいて、ファイルサイズの大きいjarファイルをBD−Jディスクから読み出して、記録部130に記録させる。
このとき、制御部110は、ファイルサイズが所定の閾値以上のサイズのjarファイルを記録部130に記録するjarファイルとして選択するようにすればよい。また、ファイルサイズの大きいjarファイルから順に記録部130に記録し、記録したjarファイルの総容量が所定の閾値となるまで記録するようにしてもよい。すなわち、ファイルサイズの大きいjarファイルから順に記録してゆき、所定の容量になった時点で記録をやめるようにしてもよい。
また、制御部110は、jarファイルのファイルサイズの他に、jarファイルに格納されているファイルの数を参照して記録部130に記録するjarファイルを選択するようにしてもよい。ファイルサイズが同じ大きさであっても、ファイル数が多い方が展開に要する時間が長くなるため、同じファイルサイズの場合には、ファイル数が多いjarファイルをより優先して記録部130に記録することにより、より一層の再生時間の短縮を図ることができる。なお、jarファイルに格納されているファイル数についても、ファイルデータ情報に併せて記録するようにすればよい。
なお、本項では、制御部110がファイルデータ情報に基づいて、記録部130に記録するjarファイルを選択する場合を例に挙げて説明しているが、もちろんファイルの読み込み時間またはファイルの展開時間を測定し、測定された読み込み時間または展開時間に基づいて記録部130に記録するjarファイルを選択するようにしてもよい。
ただし、読み込み時間または展開時間は、コンテンツ再生装置100においてディスクドライブ部150への割り込み処理、および装填されているBD−Jディスクの表面の品位により左右されるため、これらの要因が起こり得る可能性のある場合には、ファイルデータ情報に基づいて、記録部130に記録するjarファイルを選択するようにすることが好ましい。逆に、上記要因による影響が小さいことが判明している場合には、測定された読み込み時間または展開時間に基づいて、記録部130に記録するjarファイルを選択するようにしてもよい。
例えば、一般的に、同じファイルサイズのファイルの読み出しを行う場合でも、ディスク内周部より外周部に格納されたファイルの方が高速に読み込みすることができる。また、アプリケーション実行のために次に読み込む必要なファイルが、ディスクドライブの磁気ヘッドの現在位置から遠いトラックに収納されている場合には、目的のトラックまでのシーク時間や回転待ち時間が必要となる。このような場合には、同じファイルサイズのファイルの読み出しを行う場合でも、平均シーク時間を期待値として読み込み時間がかかることになる。したがって、Javaアプリケーションの再生までに要する時間が、主としてディスクへのファイル格納状況に起因する場合には、測定された読み込み時間または展開時間に基づいて、記録部130に記録するjarファイルを選択するようにすることが好ましい。
なお、読み込み時間または展開時間は、ディスクドライブ部150に装填されているBD−Jディスクを初めて再生する際、または、前回までに再生した際の、ある特定の1回において測定された時間であればよい。もちろん、初回再生から前回(直近の)再生までの内の複数回で測定された時間を統計処理した時間情報を読み込み時間または展開時間としてもよい。統計処理としては、単なる平均値、重み付け平均値(例えば、直近の再生時における測定値ほど重み付けする)、メジアン値などを用いた処理であればよい。ここで、上記の複数回は、該当ディスクに格納されたjarファイルの記録部130への記録状態が同一である再生回であればよい。例えば、記録部130にjarファイルが記録されていない再生状態の回数であってもよいし、ディスクに格納された一部のjarファイルが記録部130に記録された再生状態の回数でもよい。
さらに、ディスクの再生回数が多い場合などは、ディスクに格納されたjarファイルを記録部130追加記録するようにしてもよい。これは、追加記録されたjarファイルに対応するプログラムを実行するまでに要する時間を短縮した方が、ユーザーにとってメリットがあると推定される際に実行される。すなわち、制御部110は、ディスクの再生回数が所定よりも多い場合には、記録部130にjarファイルを追加記録するかどうかの判定を行う。これによって、ユーザーのディスク再生状況に適応して、記録部130にjarファイルを追加記録することにより、より一層プログラムの実行までに要する時間を短縮することができる。
また、制御部110は、読み込み時間および展開時間を含むアプリケーションの実行時間に基づいて、記録部130に記録するjarファイルを選択するようにしてもよい。
さらに、制御部110は、記録部130に記録するjarファイルを選択する場合に、ディスクドライブ部150、記録部130、ディスクのハード性能を基づいて、記録部130に記録するjarファイルを選択するようにしてもよい。
例えば、コンテンツ再生装置100が、ディスクドライブ部150(すなわち、内蔵ディスクドライブ装置)と、外部に接続されている外付けディスクドライブ装置とを備えている場合、ディスクドライブ装置のハード性能に起因して、内蔵ディスクドライブ装置と外付けディスクドライブ装置との間でjarファイルの読み出し速度に差異が生じることがある。例えば、内蔵ディスクドライブ装置と外付けディスクドライブ装置とでは、ディスクドライブ装置と制御部110との間のデータライン(または伝送媒体の種類)が異なるため、それに起因してjarファイルの読み出し速度に差異が生じる。また、他にも、ディスクドライブ装置のキャッシュメモリの空き容量が小さい場合には、ディスクドライブ装置からのファイルの読み出し量が制限されるため、読み出し速度が制限される。すなわち、ディスクドライブ装置ごとのキャッシュメモリの空き容量に応じてもファイルの読み出し速度に差異が生じる。
このように、ディスクドライブ装置のハードウェアに起因してjarファイルの読み出し速度に差異が生じる場合には、jarファイルの読み出し速度の遅いディスクドライブ装置から読み出されたjarファイルを優先的に記録部130に記録するようにしてもよい。すなわち、制御部110は、読み出し速度が所定の性能以下であるディスクドライブ装置からjarファイルを読み出す場合には、読み出したjarファイルを記録部130に記録するようにしてもよい。
さらに、javaプログラムが格納されているディスク自体の規格上の性能により、jarファイルの読み込み速度に差異が生じることもある。このような場合には、ディスクドライブ部150は、自身に装填されたディスクを読み取った際に、ディスクドライブ部150は、装填されたディスクがjarファイルの読み出しに時間を要するディスクであることを制御部110に通知する。そして、通知を受けた制御部110は、読み出されたjarファイルを記録部130に優先的に記録するようにしてもよい。
ここで、ファイルサイズの大きいjarファイル(読み込みに時間を要するjarファイル)を記録部130に記録した場合におけるアプリケーションの再生時間の短縮効果を図4(a)および(b)に示す。図4(a)および(b)は、最初に読み出されるjarファイルおよび読み込みに時間を要するjarファイルを記録部130に記録した場合におけるアプリケーションの再生時間の短縮を示す図であり、(a)は初回再生時の再生時間であり、(b)は2回目以降の再生時の再生時間である。
図4(b)に示すように、BD−Jディスクを初めて再生したとき、または、少なくとも前回までに再生したときに最もローディングに時間を要したアプリケーション2を動作させるJavaプログラムを格納するjarファイルを記録部130に記録することにより、アプリケーション2の再生までに要する時間を短縮することができる。これによって、全体としても、タイトル1〜タイトル3までの再生に要する時間を、図4(a)に示す初回再生時に比べて短縮することができる。すなわち、読込み時間および展開時間を含むアプリケーションの実行時間に基づいて、記録部130に記録するjarファイルを選択することで、記録部130の記録容量の増大を抑制しつつ、コンテンツの再生に要する時間を短縮することができる。
ここで、記録部130の記録容量の増大をより一層抑制するためには、先のアプリケーションが次のアプリケーションが再生される時間まで再生されている場合には、次のアプリケーションを動作させるJavaプログラムを格納するjarファイルは記録部130に記録しないようにする。すなわち、先のアプリケーションを動作させるJavaプログラムを格納するjarファイルのみを記録部130に記録するようにしてもよい。
例えば、図5(a)および(b)に示すように、アプリケーション2によりアプリケーション3を動作させるJavaプログラムを格納するjarファイルが読み出されるような場合、制御部110は、アプリケーション2の再生中にアプリケーション3のクロスローディングを完了して、アプリケーション3を再生させることができる。すなわち、アプリケーション3はアプリケーション2の再生中に再生されるため、アプリケーション3を動作させるJavaプログラムを格納するjarファイルについては、記録部130に記録させる必要がない。
この場合、例えファイルサイズまたはファイル数が所定の閾値よりも大きいjarファイルであっても、先に再生されているアプリケーションの再生中にアプリケーションを再生させることができるものであれば記録部130に記録しないことが好ましい。
このように、コンテンツの再生に要する時間の短縮に寄与しないjarファイルについては記録部130に記録しないようにすることによって、記録部130の記録容量の増大をより一層抑制することができる。
なお、図5(a)および(b)は、先のアプリケーションにより次のアプリケーションが読み出され、かつ、先のアプリケーションの再生中に後のアプリケーションの再生が開始される場合におけるアプリケーションの再生時間の短縮を示す図であり、(a)は初回再生時の再生時間であり、(b)は2回目以降の再生時の再生時間である。
(選択条件の併用)
上述した説明では、記録部130に記録するjarファイルが、予め定められた順番に読み出されたファイルである場合と、時間短縮効果の大きいファイルである場合とでそれぞれ独立している場合を例に挙げて説明しているが、もちろん2つの選択方法を併用するようにしてもよい。
例えば、図4(b)および図5(b)に示すように、最初に読み出されるjarファイルは必ず記録部130に記録しておくと共に、アプリケーションの再生時間の短縮効果の大きいファイルを記録部130に記録するようにしてもよい。
また、アプリケーションの再生時間の短縮効果の大きいファイルを選択して記録部130に記録するようにしたときの時間短縮効果を見積もり、見積もられた結果として時間短縮に大きな効果が得られない場合には、予め定められた順番に読み出されたファイルを記録部130に記録するようにしてもよい。これは、例えば、jarファイルのファイルサイズがほぼ同じ大きさである場合などに有効である。
(ファイル管理方法)
次に、記録部130に記録したjarファイルのファイル管理方法について、図6を参照しつつ以下に説明する。図6は、記録部130に記録されているjarファイルの管理テーブルを示す図である。
先に説明したように、制御部110は、ディスクドライブ部150に装填されているBD−Jディスクを2回目以降再生する場合、読み出すjarファイルが記録部130に記録されているjarファイルであるか否かを判定する。このとき、制御部110は、図6に示すようなファイル管理テーブルを参照して、読み出すjarファイルが記録部130に記録されているのか否かを判定する。
ファイル管理テーブルは、図6に示すように、ディスクIDに対して、ディスクタイトル情報と再生履歴情報と保存ファイル情報とが関連付けて記録されている。再生履歴情報には、該当するディスクIDを初回再生日時、前回再生日時、前回再生終了ポイントおよび再生回数の情報を含み、保存ファイル情報は、保存タイトル、保存ファイル名、対応アプリケーションおよび関連アプリケーションの情報を含む。
例えば、図6に示すディスクID「00010」のディスクは、ディスクタイトル情報として「ディスク1」というコンテンツ名を指す情報を有している。また、ディスクID「00010」のディスクは、初めて再生された日時が「2008年8月20日11時20分」であり、最後に再生された日時が「2008年12月10日20時15分」であり、最後に再生された時に「50分30秒」の時点で再生を終了しており、これまでに「3回」再生されていることを示している。さらに、ディスクID「00010」のディスクに格納されている「File11.jar」が記録部130に記録されていることを示している。この「File11.jar」は、「Title1」に対応しており、「Application1」を再生するためのファイルであることを示している。
なお、ディスクタイトル情報としては、コンテンツ名を指す情報以外にも、各チャプターや各タイトルに関する情報、記録長、コンテンツジャンル、コンテンツ付随情報などの情報を含むようにしてもよい。コンテンツ再生装置100は、これらの情報に基づいた処理を行うようにしてもよい。
ディスクID「00010」のディスクでは、1つのディスクIDに対して1つの保存ファイル情報が関連付けられているが、1つのディスクIDに対して2つ以上の保存ファイル情報が関連付けられていてもよい。例えば、図6に示すように、ディスクID「00101」のディスクの場合、保存ファイル情報として「File22.jar」に関する情報および「File23.jar」に関する情報の2つの情報が関連付けてられている。また、ディスクID「01000」のディスクの場合には、保存ファイル情報として3つの情報が関連付けられている。
なお、「File23.jar」は、「Application2」の再生により読み出されるjarファイルであることを示している。これによって、制御部110は、図6に示す管理テーブルを参照することにより、「Application2」の再生中に「File23.jar」が読み出されることを認識することができるため、「File23.jar」の先読みを行うこともできる。
図6に示すファイル管理テーブルは、上記に説明したように、制御部110において読み出すjarファイルが記録部130に記録されているか否かの判定に用いると共に、記録部130に記録されているjarファイルの消去処理の際にも用いられる。記録部130に記録されているjarファイルの消去処理について、以下に説明する。
なお、ファイル管理テーブルは、記録部130に記録するようにしてもよいし、メモリ120または不図示の他のメモリに記録するようにしてもよい。
例えば、ディスクドライブ部150が制御部110とは独立した制御部を備えていると共に、jarファイルを格納可能なデータメモリを備えているような場合には、ファイル管理テーブルをディスクドライブ部150に備えられているデータメモリに記録するようにしてもよい。
この場合、制御部110、および、コンテンツ再生処理部140は、読み出されたファイルが、ディスクから直接読み出されたファイルか、記録部130から読み出されたファイルかを認識する必要がなくなるため、制御処理時にかかる負荷を軽減することができる。また、コンテンツ再生処理部140における再生処理によるメモリアクセスと、記録ファイル読み込みのためのメモリアクセスが同時に行われる事によるメモリバスへのアクセス頻度を下げることもできる。
なお、ファイル管理テーブルおよびjarファイルを格納可能なデータメモリは、BD−Jディスクに記録されているデータをキャッシュするためのキャッシュメモリとは異なるメモリであることが好ましい。
(記録部130に記録されているjarファイルの消去処理)
次に、記録部130に記録したjarファイルを消去する際の処理の詳細について、図7〜図10を参照しつつ以下に説明する。
(一定期間再生されないディスクのjarファイルを消去する)
まず、所定時間以上読み出されていないjarファイルを消去する処理について、図6および図7を参照しつつ以下に説明する。図7は、所定時間以上読み出されていないjarファイルを消去する処理を示すフローチャートである。
制御部110は、記録部130にjarファイルが記録されているか否かを判定する(ステップS1)。すなわち、ファイル管理テーブルにディスクIDが記録されているか否かを判定する。
jarファイルが記録部130に記録されている場合(ステップS1においてYes)、制御部110は、あるディスクIDに関連付けられた再生履歴情報における前回再生日時に関する情報および現時刻から、そのディスクIDを有するBD−Jディスクが前回再生されてから現在までの経過時間を算出する(ステップS2)。
算出された経過時間が、所定の閾値以上である場合(ステップS3においてYes)、制御部110は、現在処理しているディスクIDに関連付けられた保存ファイル情報(すなわち、jarファイル)を消去すると共に、再生履歴情報、ディスクタイトル情報およびディスクIDについても消去する(ステップS4)。一方で、算出された経過時間が、所定の閾値以下である場合(ステップS3においてNo)、制御部110は、現在処理しているディスクIDに関連付けられた保存ファイル情報(jarファイル)を削除しない。
次に、制御部110は、ファイル管理テーブルに記録されている全てのディスクIDに対して処理を完了したか否かを判定する(ステップS5)。
全てのディスクIDに対して処理を完了した場合には(ステップS5においてYes)、制御部110は、jarファイルの消去処理を終了する。全てのディスクIDに対して処理を完了していない場合には(ステップS5においてNo)、制御部110は、次のディスクIDに関連付けられた再生履歴情報から経過時間を算出する。すなわち、制御部110は、全てのディスクIDに対する処理が完了するまで、ステップS2からの処理を繰り返す。
上述した処理によって、ある一定期間以上再生されていないBD−Jディスクに記録されているjarファイルについては、記録部130から消去することができる。これによって、記録部130の記録容量が不足することを避けることができる。
なお、経過時間の閾値については、予め設定された固定値であってもよいし、ユーザーにより適宜設定される変動値であってもよい。
(再生回数が少ないディスクに記録されているjarファイルを消去)
続いて、再生回数の少ないBD−Jディスクに記録されているjarファイルを消去する処理について、図6および図8を参照しつつ以下に説明する。図8は、再生回数が所定以下のBD−Jディスクに記録されているjarファイルを消去する処理を示すフローチャートである。なお、図8では、再生回数が少ないBD−Jディスクのjarファイルを削除する処理と、先に説明した一定期間以上再生されていないBD−Jディスクのjarファイルを削除する処理とを組み合わせた場合の処理を示す。
制御部110は、先と同様に、記録部130にjarファイルが記録されているか否かを判定する(ステップS10)。すなわち、ファイル管理テーブルにディスクIDが記録されているか否かを判定する。
jarファイルが記録部130に記録されている場合(ステップS10においてYes)、制御部110は、あるディスクIDに関連付けられている再生履歴情報の再生回数が所定の回数以上であるか否かを判定する(ステップS11)。再生回数が所定の回数以下である場合(ステップS11においてNo)、制御部110は、先と同様に、そのディスクIDを有するBD−Jディスクが前回再生されてから現在までの経過時間を算出する(ステップS12)。一方で、算出された経過時間が、所定の閾値以下である場合、制御部110は、現在処理しているディスクIDに関連付けられた保存ファイル情報(すなわち、jarファイル)を削除しない。
算出された経過時間が、所定の閾値以上である場合(ステップS13においてYes)、制御部110は、現在処理しているディスクIDに関連付けられた保存ファイル情報(jarファイル)を消去すると共に、再生履歴情報、ディスクタイトル情報およびディスクIDについても消去する(ステップS14)。一方で、算出された経過時間が、所定の閾値以下である場合(ステップS13においてNo)、制御部110は、現在処理しているディスクIDに関連付けられた保存ファイル情報(すなわち、jarファイル)を削除しない。
次に、制御部110は、ファイル管理テーブルに記録されている全てのディスクIDに対して処理を完了したか否かを判定する(ステップS15)。
全てのディスクIDに対して処理を完了した場合には(ステップS15においてYes)、制御部110は、jarファイルの消去処理を終了する。全てのディスクIDに対して処理を完了していない場合には(ステップS15においてNo)、制御部110は、次のディスクIDに関連付けられた再生履歴情報から経過時間を算出する。すなわち、制御部110は、全てのディスクIDに対する処理が完了するまで、ステップS11からの処理を繰り返す。
上述したように、再生回数が所定の閾値以下のBD−Jディスクをjarファイルの削除対象となるディスクとして選択することによって、ユーザーがあまり利用しないと考えられるBD−Jディスクのjarファイルを優先して記録部130から消去することができる。これによって、記録部130の記録容量が不足することを避けることができると共に、ユーザーの使用状況に応じたjarファイルの消去を行うことができる。
また、図9に示すように、再生回数と経過時間とを組み合わせた処理とすることによって、ユーザーの利用回数が少なく、かつ、前回の再生からの経過時間が長いBD−Jディスクのjarファイルを優先して記録部130から消去することができる。これによって、記録部130の記録容量が不足することを避けることができると共に、より一層ユーザーの使用状況に応じたjarファイルの消去を行うことができる。
なお、再生回数の閾値については、予め設定された固定値であってもよいし、ユーザーにより適宜設定される変動値であってもよい。
(再生回数に応じて閾値を変化)
上述した消去処理では、再生回数および経過時間をそれぞれ独立した条件としてjarファイルの消去処理を行う場合について説明しているが、再生回数を経過時間の閾値の設定条件としてもよい。jarファイルを消去する際の閾値を再生回数に応じて設定するjarファイルの消去処理を図9を参照しつつ以下に説明する。図9は、jarファイルを消去する際の経過時間の閾値を再生回数に応じて設定する場合のフローチャートである。
制御部110は、先と同様に、記録部130にjarファイルが記録されているか否かを判定する(ステップS20)。すなわち、ファイル管理テーブルにディスクIDが記録されているか否かを判定する。
jarファイルが記録部130に記録されている場合(ステップS20においてYes)、制御部110は、あるディスクIDに関連付けられた再生履歴情報における前回再生日時に関する情報および現時刻から、そのディスクIDを有するBD−Jディスクが前回再生されてから現在までの経過時間を算出する(ステップS21)。
続いて、制御部110は、あるディスクIDに関連付けられている再生履歴情報の再生回数が所定の回数以上であるか否かを判定する(ステップS22)。再生回数が所定の回数以上である場合(ステップS22においてYes)、制御部110は、値Aを閾値として設定する(ステップS23)。次に、制御部110は、ステップS21において算出した経過時間がステップS23において設定された閾値(値A)以上であるか否かを判定する(ステップS24)。
ステップS21において算出された経過時間が、ステップS23において設定された閾値(値A)以上である場合(ステップS24においてYes)、制御部110は、現在処理しているディスクIDに関連付けられた保存ファイル情報(jarファイル)を消去すると共に、再生履歴情報、ディスクタイトル情報およびディスクIDについても消去する(ステップS25)。なお、ステップS21において算出された経過時間が、ステップS23において設定された閾値(値A)以下である場合(ステップS24においてNo)、制御部110は、現在処理しているディスクIDに関連付けられた保存ファイル情報(すなわち、jarファイル)を削除しない。
一方で、再生回数が所定の回数以下である場合(ステップS22においてNo)、制御部110は、値Bを閾値として設定する(ステップS26)。このとき、値Bは値Aよりも小さい値とする。すなわち、再生回数が少ないBD−Jディスクについては、より小さい閾値を設定する。
そして、値Aを閾値として設定した場合と同様に、ステップS21において算出された経過時間が、ステップS23において設定された閾値(値B)以上である場合(ステップS24においてYes)、制御部110は、現在処理しているディスクIDに関連付けられた保存ファイル情報(jarファイル)を消去すると共に、再生履歴情報、ディスクタイトル情報およびディスクIDについても消去する(ステップS25)。
また、ステップS21において算出された経過時間が、ステップS23において設定された閾値(値B)以下である場合(ステップS24においてNo)、制御部110は、現在処理しているディスクIDに関連付けられた保存ファイル情報(jarファイル)を削除しない。
最後に、制御部110は、ファイル管理テーブルに記録されている全てのディスクIDに対して処理を完了したか否かを判定する(ステップS27)。
全てのディスクIDに対して処理を完了した場合には(ステップS27においてYes)、制御部110は、jarファイルの消去処理を終了する。全てのディスクIDに対して処理を完了していない場合には(ステップS27においてNo)、制御部110は、次のディスクIDに関連付けられた再生履歴情報から経過時間を算出する。すなわち、制御部110は、全てのディスクIDに対する処理が完了するまで、ステップS21からの処理を繰り返す。
上述したように、再生回数に応じて閾値を設定することによって、前回の再生からの経過時間が同じであったとしても、再生回数の少ないBD−Jディスクのjarファイルの方が優先的に消去されるようにすることができる。これによって、記録部130の記録容量が不足することを避けることができると共に、より一層ユーザーの使用状況に応じたjarファイルの消去を行うことができる。
なお、上述した処理における値Aおよび値Bは、予め設定された固定値であってもよいし、ユーザーにより適設定される変動値であってもよい。
また、上記の説明では、前回再生日時に基づいて保存ファイルの消去判定を行っているが、もちろんこれに限定されるものではない。前回再生日時以外の情報に基づいて消去判定を行ってもよい。例えば、初回再生日時、前回ディスク装填日時、または初回ディスク装填日時などの情報に基づいて保存ファイルの消去判定を行ってもよい。
(再生割合の大きいjarファイルを消去)
続いて、再生割合の大きいBD−Jディスクに記録されているjarファイルを消去する処理について、図6および図10を参照しつつ以下に説明する。図10は、再生割合が所定値以上のBD−Jディスクに記録されているjarファイルを消去する処理を示すフローチャートである。
制御部110は、先と同様に、記録部130にjarファイルが記録されているか否かを判定する(ステップS30)。すなわち、ファイル管理テーブルにディスクIDが記録されているか否かを判定する。
jarファイルが記録部130に記録されている場合(ステップS30においてYes)、制御部110は、あるディスクIDに関連付けられた再生履歴情報における前回再生終了ポイントから、あるディスクIDに関連付けられたBD−Jディスクが再生途中で停止されたか否かを判定する(ステップS31)。BD−Jディスクが再生途中で停止されている場合(ステップS31においてYes)、制御部110は再生割合が所定の閾値異常であるか否かを判定する(ステップS32)。
再生割合が所定の閾値以上である場合(ステップS32においてYes)、制御部110は、現在処理しているディスクIDに関連付けられた保存ファイル情報(jarファイル)を消去すると共に、再生履歴情報、ディスクタイトル情報およびディスクIDについても消去する(ステップS33)。
再生割合が所定の閾値以下である場合(ステップS32においてNo)、制御部110は、現在処理しているディスクIDに関連付けられた保存ファイル情報(jarファイル)を消去しない。
一方で、BD−Jディスクが再生途中で停止されていない場合(ステップS31においてNo)、制御部110は、現在処理しているディスクIDに関連付けられた保存ファイル情報(jarファイル)を消去すると共に、再生履歴情報、ディスクタイトル情報およびディスクIDについても消去する(ステップS33)。
最後に、制御部110は、ファイル管理テーブルに記録されている全てのディスクIDに対して処理を完了したか否かを判定する(ステップS34)。
全てのディスクIDに対して処理を完了した場合には(ステップS34においてYes)、制御部110は、jarファイルの消去処理を終了する。全てのディスクIDに対して処理を完了していない場合には(ステップS34においてNo)、制御部110は、次のディスクIDに関連付けられた再生履歴情報から経過時間を算出する。すなわち、制御部110は、全てのディスクIDに対する処理が完了するまで、ステップS31からの処理を繰り返す。
上述した処理では、再生割合が所定の閾値よりも大きいBD−Jディスクのjarファイルを優先して消去する。これは、BD−Jディスクに記録されているコンテンツが所定の割合以上再生されている場合には、ユーザーはこのコンテンツをほぼ視聴完了しており、少なくとも、同一ユーザーが直ぐにこのBD−Jディスクを再生しないと考えられるためである。
これによって、記録部130の記録容量が不足することを避けることができると共に、より一層ユーザーの使用状況に応じたjarファイルの消去を行うことができる。
なお、本項における「再生割合」とは、コンテンツの全再生時間に対する、再生が完了している時間の割合を指す。ただし、特典映像やゲームなどの付属コンテンツを含むようなBD−Jディスクの場合には、付属コンテンツを除いた主要コンテンツ(例えば、映画であれば映画本編に相当するコンテンツ)の再生時間に対する、再生が完了した時間の割合を指すものとする。
また、再生割合の閾値については、予め設定された固定値であってもよいし、ユーザーにより適宜設定される変動値であってもよい。
(jarファイルの消去処理に関する付記事項)
上述したjarファイルの消去処理では、ディスクドライブ部150にBD−Jディスクが装填されていない場合において、記録部130からjarファイルを消去する場合を例に挙げて説明している。ここで、ディスクドライブ部150にBD−Jディスクが装填されている際にjarファイルを消去するようにしてもよい。例えば、ディスクが装填されているが、ディスク再生は行われていない状態、(例えば、コンテンツ再生装置がアイドル状態)である場合が考えられる。
ディスクドライブ部150は、装填されているBD−JディスクのディスクIDを読み出す。そして、制御部110は、読み出されたディスクIDに関連付けられた保存ファイル情報について消去するか否かの判定を行う。判定処理については、上述した処理と同様であればよい。
また、上述した処理では、対応するBD−Jディスクに格納されているjarファイルを一括して削除するようにしてもよい。例えば、図6に示すように、ディスクIDが「01000」のディスクの場合、記録部130には、「File31.jar」と「File32.jar」と「File33.jar」との3つのjarファイルが記録されているため、この3つのjarファイルを一括して削除する。
また、対応するBD−Jディスクに格納されているjarファイルの一部を削除するようにしてもよい。例えば、図6に示す例において、「File31.jar」が最初に再生されるアプリケーションである「Application1」を動作させるJavaプログラムが格納されているjarファイルである場合、「File31.jar」のみは削除することなく記録部130に記録しておくようにしてもよい。
このように、最初に再生されるアプリケーションを動作させるJavaプログラムが格納されているjarファイルを記録部130に記録させておくことにより、記録部130の記録容量を確保しつつ、次回再生時に最初に再生されるアプリケーションの再生までに要する時間を短縮することができる。
(外部装置からの追加コンテンツのダウンロード)
コンテンツ再生装置100は、再生されるアプリケーションに基づいて、ネットワークを介して追加コンテンツを取得する機能を有している。コンテンツ再生装置100は、ネットワークを介して取得された追加コンテンツを記録部130に記録させておくようにしてもよい。また、上述したjarファイルの記録のように、追加コンテンツの一部のファイルを選択して記録するようにしてもよい。
より具体的に説明すると、制御部110は、メモリ120に展開したJavaプログラムにより動作するアプリケーションに基づいて、通信部170に対してネットワークを介して追加コンテンツを取得するように指示する。指示を受けた通信部170は、ネットワークを介して制御部110により指定された追加コンテンツを取得する。
通信部170が追加コンテンツを取得すると、制御部110は、コンテンツ再生処理部140に対して取得した追加コンテンツの再生を指示する。コンテンツ再生処理部140は、取得した追加コンテンツを再生し、出力部160に対して出力する。
出力部160は、制御部110からの指示にしたがって、表示部200に対して映像および音声を出力する。
通信部170が追加コンテンツを取得するためのネットワークは特に限定されるものではない。例えば、コンテンツ再生装置100は、コンテンツ再生装置100にインターネットを介して接続されている外部装置(例えば、コンテンツサーバ装置)から追加コンテンツを取得(ダウンロード)するようにすればよい。
また、追加コンテンツとしては、例えば、BD−Jディスクに格納されているコンテンツに関連する関連コンテンツ(出演者の関連情報、シリーズ関連情報、新作情報など)、追加字幕、追加ゲームのゲームデータなどの拡張コンテンツなどを挙げることができる。例えば追加コンテンツが追加字幕などの拡張コンテンツである場合には、再生するコンテンツの機能を一時的に拡張することができる。
なお、取得した追加コンテンツは、記録部130に記録するようにしてもよい。追加コンテンツを記録部130に記録しておくことにより、次にBD−Jディスクを再生する場合に、追加コンテンツをネットワークを介して再取得するための時間を不要にすることでき、コンテンツ再生に要する時間を短縮することができる。また、追加コンテンツを取得するためのネットワーク環境が何らかの要因により不安定な場合、またはネットワーク通信ができない場合であっても、記録しておいた追加コンテンツを使用する事ができる。これによって、ネットワークを介した場合とほぼ同様か、あるいは全く同様にコンテンツを再生することができる。
(付記事項)
本実施形態では、光ディスク(例えば、BD−Jディスク)から読み出したjarファイルを記録部130(例えば、フラッシュメモリ)に記録するコンテンツ再生装置を例に挙げて説明しているが、もちろんこれに限定されるものではない。
例えば、磁気ディスク(いわゆる、ハードディスク)から読み出したjarファイルを記録部130(例えば、フラッシュメモリ)に記録するコンテンツ再生装置であってもよい。さらに、光ディスク(例えば、BD−Jディスク)から読み出したjarファイルを、磁気ディスク(いわゆる、ハードディスク)に記録するコンテンツ再生装置であってもよい。
すなわち、一方の記録媒体が他方の記録媒体よりもデータの読み出し速度が速ければ、それぞれの記録媒体の種類については特に限定されるものではない。
(プログラムおよび記録媒体)
最後に、コンテンツ再生装置100に備えられている制御部110は、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、制御部110は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、このプログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを実行可能な形式に展開するRAM(Random Access Memory)、および、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)を備えている。この構成により、本発明の目的は、所定の記録媒体によっても、達成できる。
この記録媒体は、上述した機能を実現するソフトウェアである制御部110のプログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録していればよい。制御部110に、この記録媒体を供給する。これにより、コンピュータとしての制御部110(またはCPUやMPU)が、供給された記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し、実行すればよい。
プログラムコードを制御部110に供給する記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわちこの記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。
また、コンテンツ再生装置100を通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介して制御部110に供給する。この通信ネットワークは制御部110にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえばインターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえばIEEE1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、実施形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係るプログラム実行装置は、例えば、光ディスクを再生することによりコンテンツを再生するプレイヤー装置、レコーダー装置などのコンテンツ再生装置一般に広く適用することができる。
100 コンテンツ再生装置(コンテンツ再生装置)
110 制御部(記録手段、実行手段、第1の判定手段、第2の判定手段、消去手段)
120 メモリ
130 記録部(第2の記録媒体)
140 コンテンツ再生処理部
150 ディスクドライブ部(読出部)
160 出力部
170 通信部
200 表示部

Claims (13)

  1. 第1の記録媒体または当該第1の記録媒体より高速アクセス可能な第2の記録媒体に記録されているプログラムを実行するプログラム実行装置であって、
    上記第1の記録媒体に記録されたプログラムファイルであって、1つ以上のプログラムを含むプログラムファイルのうち、予め定められた条件を満たすプログラムファイルを記録対象プログラムファイルとし、当該記録対象プログラムファイルが上記第2の記録媒体に記録されていなければ、当該記録対象プログラムファイルを上記第2の記録媒体に記録する記録手段と、
    上記第1の記録媒体に記録されているプログラムを実行する実行手段であって、当該プログラムを含むプログラムファイルが上記第2の記録媒体に記録されていれば、当該プログラムファイルを上記第2の記録媒体から読み出して当該プログラムを実行する実行手段と、
    上記第1の記録媒体に記録されたプログラムファイルの各々について、当該プログラムファイルに含まれるプログラムを実行するまでに要する所要時間が所定の閾値以上であるか否かを判定する第1の判定手段を備え、
    上記記録手段は、上記第1の判定手段により上記所要時間が所定の閾値以上であると判定されたプログラムファイルを記録対象プログラムファイルとして上記第2の記録媒体に記録し、
    上記第1の判定手段は、ファイルサイズが所定の閾値以上であるプログラムファイルを上記所要時間が閾値以上であるプログラムファイルであると判定することを特徴とするプログラム実行装置。
  2. 第1のプログラムファイルに含まれるプログラムを実行することにより動作する第1のコンテンツの終了時間と、当該第1のプログラムファイルの前に読み出された第2のプログラムファイルに含まれるプログラムを実行することにより動作する第2のコンテンツの開始時間とを判定する第2の判定手段をさらに備えており、
    上記記録手段は、上記第1の判定手段において上記所要時間が閾値以上であると判定されたプログラムファイルであり、上記第2の判定手段において上記第2のコンテンツの開始時間が上記第1のコンテンツの終了時間よりも後であると判定されたプログラムファイルを、上記第2の記録媒体に記録することを特徴とする請求項に記載のプログラム実行装置。
  3. 第1の記録媒体または当該第1の記録媒体より高速アクセス可能な第2の記録媒体に記録されているプログラムを実行するプログラム実行装置であって、
    上記第1の記録媒体に記録されたプログラムファイルであって、1つ以上のプログラムを含むプログラムファイルのうち、予め定められた条件を満たすプログラムファイルを記録対象プログラムファイルとし、当該記録対象プログラムファイルが上記第2の記録媒体に記録されていなければ、当該記録対象プログラムファイルを上記第2の記録媒体に記録する記録手段と、
    上記第1の記録媒体に記録されているプログラムを実行する実行手段であって、当該プログラムを含むプログラムファイルが上記第2の記録媒体に記録されていれば、当該プログラムファイルを上記第2の記録媒体から読み出して当該プログラムを実行する実行手段と、
    上記第1の記録媒体に記録されたプログラムファイルの各々について、当該プログラムファイルに含まれるプログラムを実行するまでに要する所要時間が所定の閾値以上であるか否かを判定する第1の判定手段を備え、
    上記記録手段は、上記第1の判定手段により上記所要時間が所定の閾値以上であると判定されたプログラムファイルを記録対象プログラムファイルとして上記第2の記録媒体に記録し、
    第1のプログラムファイルに含まれるプログラムを実行することにより動作する第1のコンテンツの終了時間と、当該第1のプログラムファイルの前に読み出された第2のプログラムファイルに含まれるプログラムを実行することにより動作する第2のコンテンツの開始時間とを判定する第2の判定手段をさらに備えており、
    上記記録手段は、上記第1の判定手段において上記所要時間が閾値以上であると判定されたプログラムファイルであり、上記第2の判定手段において上記第2のコンテンツの開始時間が上記第1のコンテンツの終了時間よりも後であると判定されたプログラムファイルを、上記第2の記録媒体に記録することを特徴とするプログラム実行装置。
  4. 上記第1の記録媒体が予め定められた条件を満たす場合に、上記第1の記録媒体から複製されたプログラムファイルを上記第2の記録媒体から消去する消去手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のプログラム実行装置。
  5. 上記消去手段は、上記第1の記録媒体に記録されているプログラムファイルに含まれるプログラムを実行してからの経過時間が所定の時間以上である場合に、当該第1の記録媒体から複製されたプログラムファイルを上記第2の記録媒体から消去することを特徴とする請求項に記載のプログラム実行装置。
  6. 上記消去手段は、上記第1の記録媒体に記録されているプログラムファイルに含まれるプログラムの実行回数が所定の回数以下である場合に、当該第1の記録媒体から複製されたプログラムファイルを上記第2の記録媒体から消去することを特徴とする請求項またはに記載のプログラム実行装置。
  7. 上記消去手段は、上記第1の記録媒体に記録されている全プログラムのうち、所定の割合以上のプログラムが実行されている場合に、当該第1の記録媒体から複製されたプログラムファイルを上記第2の記録媒体から消去することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載のプログラム実行装置。
  8. 上記記録手段は、上記予め定められた条件を満たすプログラムファイルに加えて、上記第1の記録媒体から読み出されたプログラムファイルに含まれるプログラムを実行することにより外部から取得されるコンテンツを上記第2の記録媒体に記録することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のプログラム実行装置。
  9. 第1の記録媒体または当該第1の記録媒体より高速アクセス可能な第2の記録媒体に記録されているプログラムを実行するプログラム実行方法において、
    上記第1の記録媒体に記録されたプログラムファイルであって、1つ以上のプログラムを含むプログラムファイルのうち、予め定められた条件を満たすプログラムファイルを記録対象プログラムファイルとし、当該記録対象プログラムファイルが上記第2の記録媒体に記録されていなければ、当該記録対象プログラムファイルを上記第2の記録媒体に記録する記録ステップと、
    上記第1の記録媒体に記録されているプログラムを実行する実行ステップであって、当該プログラムを含むプログラムファイルが上記第2の記録媒体に記録されていれば、当該プログラムファイルを上記第2の記録媒体から読み出して当該プログラムを実行する実行ステップと
    上記第1の記録媒体に記録されたプログラムファイルの各々について、当該プログラムファイルに含まれるプログラムを実行するまでに要する所要時間が所定の閾値以上であるか否かを判定する第1の判定ステップを含み、
    上記記録ステップでは、上記第1の判定ステップにおいて上記所要時間が所定の閾値以上であると判定されたプログラムファイルを記録対象プログラムファイルとして上記第2の記録媒体に記録し、
    上記第1の判定ステップでは、ファイルサイズが所定の閾値以上であるプログラムファイルを上記所要時間が閾値以上であるプログラムファイルであると判定することを特徴とするプログラム実行方法。
  10. 第1の記録媒体または当該第1の記録媒体より高速アクセス可能な第2の記録媒体に記録されているプログラムを実行するプログラム実行方法において、
    上記第1の記録媒体に記録されたプログラムファイルであって、1つ以上のプログラムを含むプログラムファイルのうち、予め定められた条件を満たすプログラムファイルを記録対象プログラムファイルとし、当該記録対象プログラムファイルが上記第2の記録媒体に記録されていなければ、当該記録対象プログラムファイルを上記第2の記録媒体に記録する記録ステップと、
    上記第1の記録媒体に記録されているプログラムを実行する実行ステップであって、当該プログラムを含むプログラムファイルが上記第2の記録媒体に記録されていれば、当該プログラムファイルを上記第2の記録媒体から読み出して当該プログラムを実行する実行ステップと、
    上記第1の記録媒体に記録されたプログラムファイルの各々について、当該プログラムファイルに含まれるプログラムを実行するまでに要する所要時間が所定の閾値以上であるか否かを判定する第1の判定ステップを含み、
    上記記録ステップでは、上記第1の判定ステップにおいて上記所要時間が所定の閾値以上であると判定されたプログラムファイルを記録対象プログラムファイルとして上記第2の記録媒体に記録し、
    第1のプログラムファイルに含まれるプログラムを実行することにより動作する第1のコンテンツの終了時間と、当該第1のプログラムファイルの前に読み出された第2のプログラムファイルに含まれるプログラムを実行することにより動作する第2のコンテンツの開始時間とを判定する第2の判定ステップをさらに含み、
    上記記録ステップでは、上記第1の判定ステップにおいて上記所要時間が閾値以上であると判定されたプログラムファイルであり、上記第2の判定ステップにおいて上記第2のコンテンツの開始時間が上記第1のコンテンツの終了時間よりも後であると判定されたプログラムファイルを、上記第2の記録媒体に記録することを特徴とするプログラム実行方法。
  11. 請求項1からのいずれか1項に記載のプログラム実行装置により実行されるプログラムより動作するコンテンツを再生するコンテンツ再生装置。
  12. 請求項1からのいずれか1項に記載のプログラム実行装置が備えているコンピュータを動作させるプログラムであって、上記コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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