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JP5199976B2 - 光ip分岐装置、光通信システム、光通信方法、および、光通信プログラム - Google Patents

光ip分岐装置、光通信システム、光通信方法、および、光通信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、光IP分岐装置、光通信システム、光通信方法、および、光通信プログラムに関するものである。
光通信用のネットワークは、無線や他の有線通信に比べ高速で通信距離も長いため、通信システムの基幹ネットワークに広く利用されている。さらに、通信会社によるインターネット接続サービス向けに家庭にも、光ファイバ網が接続されている。
特許文献1には、光ファイバ網の光通信装置間をリング状に接続することで冗長化させ、光ファイバ断線や光通信装置の故障時にも通信を継続させるシステムが記載されている。これにより、基幹ネットワークなどに高い信頼性を提供することができる。
一方、家庭向けには広い地域に多く存在する光通信装置と通信するために安価な通信システムが求められており、PON(Passive Optical Network)方式が採用されている。
PON方式に関しては、例えば非特許文献1にIEEE規格が記載されている。PON方式は光親局装置OLT(optical line terminal)と1本の光ファイバを光スプリッタで分岐することで、複数の光通信端末ONU(optical network unit)と通信可能であり、光ファイバの利用効率が高く安価にネットワークを構築できる。
しかし、PON方式での光ファイバ断線時には、断線箇所より下流に存在する全てのONUが通信できなくなる問題がある。これに対して、特許文献2では光ファイバとスイッチングハブを設けて、安価なリング状ネットワークが記載されている。
特開2002−185485号公報 特開2002−190808号公報
IEEE通信規格 IEEE802.3ah
電力系統などの安定化制御や自動検針用のネットワークは、基幹ネットワーク程の信頼性は不要であるが、広域に存在する通信端末に対して安価で停電などに対して強いネットワークが求められている。
PON方式は安価であるが、断線の他に電源が入ってから通信できるまでにはONUからOLTへの遅延時間を計測する必要があり、時間を要する問題がある。また、ネットワークを拡張する場合にはONUから光ファイバを伸ばすことが出来ず、新たに光親局を設けて光ファイバを敷設する必要がある。
そこで、本発明は、前記した問題を解決し、広域で複数の通信装置と通信する光ネットワークにおいて、安価かつ信頼性の高い光通信システムを提供することを、主な目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、光IP装置間を光ファイバで接続する光通信網において、複数の前記光IP装置と接続する光IP分岐装置であって、
前記光IP分岐装置が、スイッチングハブと、複数の光スイッチとを有し、
前記光スイッチが、前記光IP装置ごとに光ファイバを接続するインタフェースである外部端子と、前記外部端子の送受信するパケットを前記スイッチングハブとの間で中継する正常時内部端子と、前記光スイッチの内部で前記外部端子間を接続する迂回バスの経路に位置する故障時内部端子と、前記外部端子と前記正常時内部端子との間の正常時経路、および、前記外部端子と前記故障時内部端子との間の故障時経路のうちのいずれかの経路を接続するための経路スイッチと、を有し、
前記光IP分岐装置内の1つの前記光スイッチの複数の前記外部端子と、それらの前記外部端子から接続される前記光IP装置とを光ファイバでループ状に接続することでリングネットワークを構成するとともに、前記光IP分岐装置内の前記迂回バスが、その両端の前記外部端子のうちの片方の前記外部端子が前記リングネットワークに接続され、
前記スイッチングハブが、前記光スイッチの前記外部端子から受信したパケットのアドレスを元に、アドレスごとに前記外部端子を対応づける学習テーブルを参照することで送信先の前記外部端子を決定して、その送信先の前記外部端子を有する前記光スイッチへ転送し、
前記光スイッチが、
前記スイッチングハブの正常時には、前記光スイッチの前記外部端子と前記正常時内部端子との間を光信号が通過するように、前記正常時経路へと前記経路スイッチを切り替えることで、前記スイッチングハブに転送先の前記外部端子を決定させ、
前記スイッチングハブの故障時には、前記光スイッチの前記外部端子と前記故障時内部端子との間を光信号が通過するように、前記故障時経路へと前記経路スイッチを切り替えることで、前記迂回バスの対向側の前記外部端子を転送先の前記外部端子とすることを特徴とする。
その他の手段は、後記する。
本発明によれば、広域で複数の通信装置と通信する光ネットワークにおいて、安価かつ信頼性の高い光通信システムを提供することができる。
本発明の一実施形態に関する光通信システムを示す構成図である。 本発明の一実施形態に関する光IP分岐装置および光IP装置の詳細を示す構成図である。 本発明の一実施形態に関する光IP分岐装置における光スイッチの状態を示す構成図である。 本発明の一実施形態に関する光ファイバの断線時の対処処理を示す構成図である。 本発明の一実施形態に関する光IP分岐装置が正常時における、中央通信装置から通信端末への送信処理を示す構成図である。 本発明の一実施形態に関する光IP分岐装置が故障時における、中央通信装置から通信端末への送信処理を示す構成図である。 本発明の一実施形態に関する光IP分岐装置が2つのリングネットワークとそれぞれ接続される形態の構成図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、光通信システムを示す構成図である。光通信システムは、光IP親局1と、光IP装置3(3a〜3e)と、通信端末4(4a〜4e)と、中央通信装置5と、光IP分岐装置6と、がネットワークで接続されて構成される。これらの各装置は、それぞれCPUとメモリとネットワークインタフェースとを備えるコンピュータとして構成され、CPUがプログラムをメモリに読み込んで実行する。この光通信システムは、情報制御システムや、情報監視システムへと応用することができる。
光ファイバは、光波長ごとに光信号を通過させるケーブルであり、光IP親局1と光IP装置3との接続、光IP装置3と光IP装置3との接続、および、光IP装置3と光IP分岐装置6との接続に用いられている。光IP分岐装置6は、光ファイバを接続するための外部端子6a〜6dを備えている。
なお、図1の光通信システムでは、2装置間の光ファイバの接続は、直接1:1でケーブル接続しており、光スプリッタによるケーブル分岐をしていない。これにより、光スプリッタにより光信号強度が減衰するPON方式に比べ、単位距離あたりでの光信号強度の減衰を抑制できるので、光ファイバの接続距離を長くすることができる。
また、中央通信装置5と光IP親局1との間の接続、および、光IP装置3と通信端末4との接続には、電気信号を通過させるイーサネット(登録商標)ケーブルが用いられている。
図1の破線矢印は、中央通信装置5から通信端末4eへと送信するパケットの経路を示している。破線矢印の順方向(光IP親局1→通信端末4e)に送信される光の波長はλ1であり、破線矢印の逆方向(光IP親局1←光IP装置3e)に送信される光の波長はλ2である。
このように、所定の送信元から所定の送信先へのパケットを送信するときの波長を1つ(波長λ1など)にすることで、1本の光ファイバに対して波長を多重化することができる。これにより、複数の光信号が1本のファイバ内で衝突することはないため、PON方式のように親局で子局からの送信タイミングを制御することが不要となり、親局装置を安価に構成することができる。
中央通信装置5から通信端末4eへと送信するパケットは、以下に示すネットワークを通過する。
(1)中央通信装置5から光IP親局1までのイーサネット(登録商標)のネットワーク(実線の矢印)。
(2)光IP親局1→光IP装置3a→光IP分岐装置6→光IP装置3d→光IP装置3eの順に通過する光ネットワーク。中継点に存在する光IP分岐装置6は、外部端子6aから受信したパケットについて、その宛先をもとに次ホップに転送するための外部端子6cを選択する。
(3)光IP装置3eから通信端末4eまでのイーサネット(登録商標)のネットワーク(実線の矢印)。
図2は、光IP分岐装置6および光IP装置3の詳細を示す構成図である。
図2(a)の光IP分岐装置6は、2つの光スイッチ13(13a,13b)と、4つの信号変換機11(11a〜11d)と、1つのスイッチングハブ12とを含めて構成される。
図2(b)の光IP装置3は、光IP分岐装置6の上半分の構成を有する。つまり、光IP装置3は、1つの光スイッチ13と、2つの信号変換機11と、1つのスイッチングハブ12とを含めて構成される。
以下、図2(a)の光IP分岐装置6に着目して、その詳細を説明する。
光IP分岐装置6内の光スイッチ13は、他装置と通信するための光ファイバの接続端子である外部端子6a〜6dを備えると共に、光IP分岐装置6の内部の構成要素と通信するための内部端子131〜138を備える。この内部端子131〜138は、2種類に分類できる。
1種類目の内部端子132,134,135,137は、信号変換機11と接続するための端子である。この端子は、外部端子6a〜6dを介して送受信するパケットを、信号変換機11経由でスイッチングハブ12に送受信するための端子である。よって、スイッチングハブ12が正常動作しているときに、信号変換機11と接続するための端子が有効となる。以下、1種類目の内部端子132,134,135,137を「正常時内部端子」と呼ぶ。この正常時内部端子の用途については、後記する図3(a)で詳細に説明する。
2種類目の内部端子131,133,136,138は、対向側の光スイッチ13と接続するための端子である。以下、2種類目の内部端子131,133,136,138を「故障時内部端子」と呼ぶ。この故障時内部端子の用途については、後記する図3(b)で詳細に説明する。
信号変換機11は、スイッチングハブ12と光スイッチ13との中間に位置し、パケットを中継するときに、双方の装置が処理できる形式にO/E(Optical/Electrical)変換する。
まず、信号変換機11は、光スイッチ13から光信号を受信すると、電子信号に変換してスイッチングハブ12に転送する。
次に、信号変換機11は、スイッチングハブ12から電子信号を受信すると、光信号に変換して光スイッチ13に転送する。
スイッチングハブ12は、通信規格IEEE802.3のイーサフレームを適切な送信先へと転送する装置である。イーサフレームには、送信元アドレス(例えば、中央通信装置5のアドレス)および宛先アドレス(例えば、通信端末4eのアドレス)が含まれている。
図3は、光IP分岐装置6における光スイッチ13のスイッチの状態を示す構成図である。
図3(a)はスイッチングハブ12が正常時のスイッチの状態を示す。この状態では、光スイッチ13の各外部端子6a〜6dは、それぞれ1つの正常時内部端子と通信可能に接続される。例えば、外部端子6aは、内部端子132と接続されている。
スイッチングハブ12は、外部端子6aを通過したイーサフレームを信号変換機11aから受信すると、そのイーサフレームの送信元アドレスと、通過した外部端子6aとを対応づけて、スイッチングハブ12の学習テーブル(図示省略)に記憶することで、送信元アドレスごとの転送先を学習する。
そして、スイッチングハブ12は、受信したイーサフレームの宛先アドレスを学習テーブルから検索することにより、正しい転送先(この例では、外部端子6c)を取得して、その転送先に向かうための信号変換機11cに対して、イーサフレームを転送する。
一方、スイッチングハブ12は、送信元アドレスが通信端末4eのアドレスであり、宛先アドレスが中央通信装置5のアドレスであるイーサフレームを受信すると、中央通信装置5のアドレスを学習テーブルから検索する。学習テーブルには、既に中央通信装置5のアドレスが外部端子6aに対応づけられているエントリが学習(記憶)されているので、イーサフレームを外部端子6aに向かうための信号変換機11aに転送することができる。
このように、スイッチングハブ12において、パケットを必要な転送先にのみ転送するため、転送先ではない光ファイバに不必要な光信号を送信することを抑制できる。よって、ネットワーク上のパケットの衝突が発生しづらくなるので、複数箇所での通信(中央通信装置5→通信端末4eの通信と、通信端末4a→通信端末4bの通信など)を同時期に実施することができ、通信待ち時間を低減することができる。
図3(b)は、光IP分岐装置6のスイッチングハブ12が故障時のスイッチの状態を示す。この状態では、光スイッチ13の各外部端子6a〜6dは、それぞれ1つの故障時内部端子と通信可能に接続される。例えば、外部端子6aは、内部端子131と接続されている。
光IP分岐装置6は、信号変換機11やスイッチングハブ12を介さない、2本の迂回バスを備えている。この迂回バスをパケットが通過するときには、信号変換機11による信号変換処理や、スイッチングハブ12によるアドレス参照処理が行われないので、高速にパケットを転送することができる。
1本目の迂回バスは、外部端子6a、内部端子131、内部端子136、外部端子6cを通る。この通信経路では、外部端子6aから受信したパケットは、外部端子6cへと送信されるとともに、外部端子6cから受信したパケットは、外部端子6aへと送信される。
2本目の迂回バスは、外部端子6b、内部端子133、内部端子138、外部端子6dを通る。外部端子6bから受信したパケットは、外部端子6dへと送信されるとともに、外部端子6dから受信したパケットは、外部端子6cへと送信される。
このように冗長性を持たせた迂回バスを活用することで、光IP分岐装置6に故障が発生しても、ネットワークとして通信機能を確保し続けることができる。これにより、停電時の対策を適切に実施できる。また、図2(b)で示した光IP装置3は、光IP分岐装置6とは異なり分岐しないので、光スイッチ13は1つだけ存在し、その光スイッチ13には外部端子が2つ備えられている。よって、この2つの外部端子どうしを接続するような1本の迂回バスを用いれば、光IP分岐装置6と同様な効果を得ることができる。
なお、停電時の対策として予備用バッテリを搭載する方式も考えられるが、バッテリは他の電子素子に比べると寿命が短く、多くの通信端末が必要となるネットワークでその交換作業の費用が問題となる。特に電力系統の監視、制御用では通信端末が電柱上に設置される場合も多く、バッテリ搭載は、バッテリ交換のための作業員による作業コストの増大を招く恐れがある。
ここで、光スイッチ13のスイッチの状態を正常時(図3(a))と故障時(図3(b))とを切り替える手段は、例えば、外部端子6aからの光信号を反射するスライドを設けることにより実現される。このスライドは、正常時には光信号を正常時内部端子132に反射する角度に設定され、故障時には光信号を故障時内部端子131に反射する角度に設定されるように、状態によって角度を変更する。
また、正常時と故障時との切替契機は、例えば、以下の方法で実現できる。
・スイッチングハブ12から正常時と故障時とで異なる電圧の状態通知信号を光スイッチ13に送信し続ける(図3の破線矢印)。
・スイッチングハブ12から正常時に状態通知信号を光スイッチ13に送信し続け、故障時にはその送信を止める。この方式は、スイッチングハブ12に給電されていないような状況でも、切替が可能になる。
・スイッチングハブ12から故障時に状態切替信号を光スイッチ13に送信する。この方式は、信号を送信し続けることをしなくてよいため、省電力である。
図4は、光ファイバの断線時の対処処理を示す構成図である。光通信システムでは、光IP分岐装置6の外部端子6c→光IP装置3d→光IP装置3e→光IP分岐装置6の外部端子6dというリングネットワークを構成している。
まず、故障前では、スイッチングハブ12の学習テーブルには、通信端末4dへの送信先が外部端子6cであり、通信端末4eへの送信先も外部端子6cであるように記憶されている。
スイッチングハブ12は、故障検出用フレームを、リングネットワークの始点である外部端子6cから送信する。この故障検出用フレームは、リングネットワークを一周して、リングネットワークの終点である外部端子6dからスイッチングハブ12へと戻ってくる。スイッチングハブ12は、故障検出用フレームの送信時刻から所定時間内にその故障検出用フレームが戻ってこないことを検出すると、リングネットワーク内に故障が発生したことを認識する。
スイッチングハブ12は、リングネットワーク内に故障が発生したときには、その故障位置を特定する。故障位置の特定処理は、例えば、リングネットワークを構成する各装置や各装置内のインタフェースのうち、スイッチングハブ12に近い装置から順に、宛先アドレスに指定して生存確認パケットを送信する。この生存確認パケットは、送信先に返答を促す旨のパケットである。そして、生存確認パケットへの返答があった箇所と、生存確認パケットへの返答がなかった箇所との境界に位置する光ファイバを、故障位置として特定する。
スイッチングハブ12は、特定した故障位置を、自らの学習テーブルに反映する。
まず、リングネットワーク内の故障位置より手前の光IP装置3d(またはその光IP装置3dが収容する通信端末4d)のエントリは、そのまま通信可能であるので変更せず、リングネットワークの順方向(外部端子6cから送信する方向)の通信を継続する。
一方、リングネットワーク内の故障位置より奥の光IP装置3e(またはその光IP装置3eが収容する通信端末4e)のエントリは、断線された光ファイバの先にあるので、リングネットワークの逆方向(外部端子6dから送信する方向)の通信を開始するように学習テーブルを更新する。
以下、図1〜図4で説明した光通信システムにおいて、中央通信装置5から通信端末4へのパケットの経路を、中継点である光IP分岐装置6の正常時と故障時とに分けて、それぞれ具体的に説明する。
(ケース1)光IP分岐装置6が正常時における中央通信装置5から通信端末4eへの送信処理(図1参照)
(ケース2)光IP分岐装置6が故障時における中央通信装置5から通信端末4eへの送信処理(図1参照)
(ケース3)光IP分岐装置6が正常時における中央通信装置5から通信端末4cへの送信処理(図5参照)
(ケース4)光IP分岐装置6が故障時における中央通信装置5から通信端末4cへの送信処理(図6参照)
まず、(ケース1)では、図1に示すように、中央通信装置5→光IP親局1→光IP装置3a→光IP分岐装置6の外部端子6aと送信され、光IP分岐装置6の内部では、図3(a)に示したとおり、外部端子6aから外部端子6cまで、スイッチングハブ12を介して転送される。外部端子6cからは、光IP装置3d→光IP装置3e→通信端末4eと転送される。
次に、(ケース2)では、図1に示すように、中央通信装置5→光IP親局1→光IP装置3a→光IP分岐装置6の外部端子6aと送信され、光IP分岐装置6の内部では、図3(b)に示したとおり、外部端子6aから外部端子6cまで、迂回バスを介して転送される。外部端子6cからは、光IP装置3d→光IP装置3e→通信端末4eと転送される。
そして、(ケース3)では、図5に示すように、中央通信装置5→光IP親局1→光IP装置3a→光IP分岐装置6の外部端子6aと送信され、光IP分岐装置6の内部では、図3(a)に示したとおり、外部端子6aから外部端子6bまで、スイッチングハブ12を介して転送される。外部端子6bからは、光IP装置3b→光IP装置3c→通信端末4cと転送される。
さらに、(ケース4)では、図6に示すように、中央通信装置5→光IP親局1→光IP装置3a→光IP分岐装置6の外部端子6aと送信され、光IP分岐装置6の内部では、図3(b)に示したとおり、外部端子6aから外部端子6cまで、1本目の迂回バスを介して転送される。転送されたパケットは、外部端子6cから外部端子6dまでは、リングネットワークを迂回路として転送されて、再び光IP分岐装置6へと戻る。さらに、光IP分岐装置6の外部端子6dから外部端子6bまで、2本目の迂回バスを介して転送される。外部端子6bからは、光IP装置3b→光IP装置3c→通信端末4cと転送される。
以上説明した光通信システムは、光IP分岐装置6の下側(外部端子6c、外部端子6d)に迂回路のリングネットワークを構成した例である。さらに、光IP分岐装置6の下側だけでなく、上側(外部端子6a、外部端子6b)にも第2の迂回路を構成してもよい。
図7は、光IP分岐装置6が2つのリングネットワークとそれぞれ接続される形態の構成図である。
光IP分岐装置6は、第1迂回網と第2迂回網とを相互に接続する。ここで、光IP分岐装置6内の第1迂回バス(外部端子6a、外部端子6c)と、第2迂回バス(外部端子6b、外部端子6d)とは、それぞれ第1迂回網と第2迂回網とを接続するように構成する(換言すると、迂回バスの両端の外部端子は、互いに同じ迂回路に接続するようにはしない)。
この図7の構成により、同じ迂回路に属する光IP装置3どうし(例えば、光IP親局1および光IP装置3eの組み合わせ)の通信において、その経路上に障害が発生したときには、図6で示したように、他の迂回路を経由する代わりに、光IP親局1から光IP装置3eへの通信をリングネットワークにおける逆方向に通信することでも、通信が可能になる。これにより、迂回路を一周する図6の方式にくらべ、通信距離を短くすることができるため、通信効率がよい。
1 光IP親局
3 光IP装置
4 通信端末
5 中央通信装置
6 光IP分岐装置
6a〜6d 外部端子
11 信号変換機
12 スイッチングハブ
13 光スイッチ
131〜138 内部端子

Claims (8)

  1. 光IP装置間を光ファイバで接続する光通信網において、複数の前記光IP装置と接続する光IP分岐装置であって、
    前記光IP分岐装置は、スイッチングハブと、複数の光スイッチとを有し、
    前記光スイッチは、前記光IP装置ごとに光ファイバを接続するインタフェースである外部端子と、前記外部端子の送受信するパケットを前記スイッチングハブとの間で中継する正常時内部端子と、前記光スイッチの内部で前記外部端子間を接続する迂回バスの経路に位置する故障時内部端子と、前記外部端子と前記正常時内部端子との間の正常時経路、および、前記外部端子と前記故障時内部端子との間の故障時経路のうちのいずれかの経路を接続するための経路スイッチと、を有し、
    前記光IP分岐装置内の1つの前記光スイッチの複数の前記外部端子と、それらの前記外部端子から接続される前記光IP装置とを光ファイバでループ状に接続することでリングネットワークを構成するとともに、前記光IP分岐装置内の前記迂回バスは、その両端の前記外部端子のうちの片方の前記外部端子が前記リングネットワークに接続され、
    前記スイッチングハブは、前記光スイッチの前記外部端子から受信したパケットのアドレスを元に、アドレスごとに前記外部端子を対応づける学習テーブルを参照することで送信先の前記外部端子を決定して、その送信先の前記外部端子を有する前記光スイッチへ転送し、
    前記光スイッチは、
    前記スイッチングハブの正常時には、前記光スイッチの前記外部端子と前記正常時内部端子との間を光信号が通過するように、前記正常時経路へと前記経路スイッチを切り替えることで、前記スイッチングハブに転送先の前記外部端子を決定させ、
    前記スイッチングハブの故障時には、前記光スイッチの前記外部端子と前記故障時内部端子との間を光信号が通過するように、前記故障時経路へと前記経路スイッチを切り替えることで、前記迂回バスの対向側の前記外部端子を転送先の前記外部端子とすることを特徴とする
    光IP分岐装置。
  2. 請求項1に記載の光IP分岐装置と、前記光IP装置とを光ファイバで接続することにより構成される
    光通信システム。
  3. 前記光IP分岐装置内の前記リングネットワークに接続されていない前記光スイッチの複数の前記外部端子と、それらの前記外部端子から接続される前記光IP装置とを光ファイバでループ状に接続することで第2のリングネットワークを構成するとともに、前記光IP分岐装置内の前記迂回バスは、その両端の前記外部端子がそれぞれ別の前記リングネットワークに接続されるように構成することを特徴とする
    請求項2に記載の光通信システム。
  4. 前記光IP装置は、1つの前記スイッチングハブと、1つの前記光スイッチとを有し、
    前記光IP装置の前記光スイッチには、それぞれ別の前記光IP装置へと接続する2つの前記外部端子を設けるとともに、2つの前記外部端子間を接続する前記迂回バスを設け、
    前記光IP装置の前記スイッチングハブの故障時には、前記光スイッチの2つの前記外部端子間を接続するように前記経路スイッチを切り替えることで、前記迂回バスの対向側の前記外部端子を転送先の前記外部端子とすることを特徴とする
    請求項2または請求項3に記載の光通信システム。
  5. 前記光スイッチは、光信号を通過させる前記経路スイッチを、前記故障時経路へと切り替える契機として、前記スイッチングハブから正常時に受信し続ける状態通知信号が途切れたときとすることを特徴とする
    請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の光通信システム。
  6. 前記光スイッチは、光信号を通過させる前記経路スイッチを、前記故障時経路へと切り替える契機として、前記スイッチングハブから故障時に送信される状態切替信号を受信したときとすることを特徴とする
    請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の光通信システム。
  7. 光IP装置間を光ファイバで接続する光通信網において、複数の前記光IP装置と接続する光IP分岐装置による光通信方法であって、
    前記光IP分岐装置は、スイッチングハブと、複数の光スイッチとを有し、
    前記光スイッチは、前記光IP装置ごとに光ファイバを接続するインタフェースである外部端子と、前記外部端子の送受信するパケットを前記スイッチングハブとの間で中継する正常時内部端子と、前記光スイッチの内部で前記外部端子間を接続する迂回バスの経路に位置する故障時内部端子と、前記外部端子と前記正常時内部端子との間の正常時経路、および、前記外部端子と前記故障時内部端子との間の故障時経路のうちのいずれかの経路を接続するための経路スイッチと、を有し、
    前記光IP分岐装置内の1つの前記光スイッチの複数の前記外部端子と、それらの前記外部端子から接続される前記光IP装置とを光ファイバでループ状に接続することでリングネットワークを構成するとともに、前記光IP分岐装置内の前記迂回バスは、その両端の前記外部端子のうちの片方の前記外部端子が前記リングネットワークに接続され、
    前記スイッチングハブは、前記光スイッチの前記外部端子から受信したパケットのアドレスを元に、アドレスごとに前記外部端子を対応づける学習テーブルを参照することで送信先の前記外部端子を決定して、その送信先の前記外部端子を有する前記光スイッチへ転送し、
    前記光スイッチは、
    前記スイッチングハブの正常時には、前記光スイッチの前記外部端子と前記正常時内部端子との間を光信号が通過するように、前記正常時経路へと前記経路スイッチを切り替えることで、前記スイッチングハブに転送先の前記外部端子を決定させ、
    前記スイッチングハブの故障時には、前記光スイッチの前記外部端子と前記故障時内部端子との間を光信号が通過するように、前記故障時経路へと前記経路スイッチを切り替えることで、前記迂回バスの対向側の前記外部端子を転送先の前記外部端子とすることを特徴とする
    光通信方法。
  8. 請求項7に記載の光通信方法を、コンピュータである前記光IP分岐装置に実行させるための光通信プログラム。
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