[go: up one dir, main page]

JP5183608B2 - 同期電動機の回転子 - Google Patents

同期電動機の回転子 Download PDF

Info

Publication number
JP5183608B2
JP5183608B2 JP2009237778A JP2009237778A JP5183608B2 JP 5183608 B2 JP5183608 B2 JP 5183608B2 JP 2009237778 A JP2009237778 A JP 2009237778A JP 2009237778 A JP2009237778 A JP 2009237778A JP 5183608 B2 JP5183608 B2 JP 5183608B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
thickness
rotor
permanent magnet
magnetic properties
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009237778A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011087393A (ja
Inventor
篤 松岡
和彦 馬場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009237778A priority Critical patent/JP5183608B2/ja
Publication of JP2011087393A publication Critical patent/JP2011087393A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5183608B2 publication Critical patent/JP5183608B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

この発明は、回転子に永久磁石を有する同期電動機の回転子に関する。
家庭用の送風機用途に用いられる同期電動機には、電動機の軽量、低コスト、静音の観点から、回転子にプラスチックマグネットのリングマグネットを用いることが多い。中でも、リングマグネットの製造時に外部より極異方の磁場を印加する極配向のマグネットを用いることが多い。これは、固定子鉄心からみてマグネットの背面にバックヨークとなる鉄心を配置する必要が無くなるため、部品点数の削減ができるとともに、同時に軽量化も可能になるからである。
また、極異方の配向によって、回転子表面の磁束密度分布波形が正弦波状になるため、同期電動機の振動・騒音の要因となる、誘起電圧の歪みやコギングトルクの発生を抑えることができる。
これらの同期電動機に多く用いられるマグネットは、フェライトであることが多く、高出力化,高効率化、小形化が要求される用途に対しては、マグネットの性能が不足している。これに対して、より性能の高い、希土類マグネットを用いたプラスチックマグネットを用いることで、高出力化、高効率化、小形化を図ることが可能であるが、これらの材料は、高価であるため、前述とは逆に薄肉のマグネットを磁性体の鉄心表面に貼り付ける形態を取る場合が多い。しかし、この場合は、部品点数の増加、重量の増加に加えて、金属材料と樹脂材料との接着に関して、十分な信頼性を確保する必要がある。
そこで、希土類のプラスチックマグネットをリング状にしたものを用いて、内周側にフェライトのリングマグネットを配置する回転子が提案されている。この回転子は、希土類のプラスチックマグネットとフェライトのリングマグネットとを一体成形することで接着工程を省くと共に、線膨張係数の近い材料を用いることで、温度変化(ヒートショック)によるマグネット割れを防止することができ、信頼性が高く、磁力の高い回転子が得られる。また、高価な希土類磁石の使用量を抑えて、コストの上昇も抑えられるとしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−151757号公報
しかしながら、上記特許文献1は、回転子の信頼性について言及しているものの、上記技術を用いるときに適した二種類のマグネットの寸法配分等については述べられていない。
前述のように、希土類マグネットは、高価な材料であるため、製品コストを抑えるためには、できるだけ求められる性能に対して、適した形状、使用量とすることが必要である。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、回転子外周部に配置される磁気特性の高い永久磁石と、その内側に配置される磁気特性の低い永久磁石との寸法が最適化された、高出力、高効率、低コストの同期電動機の回転子を提供する。
この発明に係る同期電動機の回転子は、磁気特性の異なる二種類の永久磁石を用いて構成される同期電動機の回転子であって、
回転子表面に磁気特性の高い永久磁石を配置すると共に、磁気特性の高い永久磁石の内側に磁気特性の低い永久磁石を配置し、
磁気特性の高い永久磁石及び磁気特性の低い永久磁石は、共に極異方の配向もしくは着磁がなされており、
磁気特性の高い永久磁石の厚みをT1、磁極幅をWとすると、T1/W<0.3の関係を有し、
且つ磁気特性の低い永久磁石の厚みをT2とすると、T1*T2/W≧1.0の関係を有するものである。
この発明に係る同期電動機の回転子は、回転子外周部に配置される磁気特性の高い永久磁石と、その内側に配置される磁気特性の低い永久磁石との寸法が最適化され、高出力、高効率、低コストの同期電動機の回転子が得られる。
実施の形態1を示す図で、同期電動機の回転子100の断面図。 図1の一部を拡大した図。 実施の形態1を示す図で、回転子100の外周に一定の空隙30を設けて磁性体200を配置した状態の電磁界解析を示す図。 実施の形態1を示す図で、回転子100と外周の磁性体200との間の空隙30の磁束密度分布波形を示す図。 実施の形態1を示す図で、第二のマグネット20の厚みT2を変化した場合の空隙30の磁束密度を電磁界解析により求めた結果を示す図。 実施の形態1を示す図で、磁極が10極と12極とについて、電磁界解析により求めた空隙30の磁束密度を比較した図。 実施の形態1を示す図で、第二のマグネット20を使用せずに第一のマグネット10のみを用いた回転子について、回転子の磁極数、第一のマグネット10の厚みT1を変化させた場合の空隙磁束密度を電磁界解析により求めた結果を示す図。 実施の形態1を示す図で、図7における各解析結果毎の「第一のマグネット10の厚みT1/磁極幅」を示す図。 実施の形態1を示す図で、第一のマグネット10の厚みT1/磁極幅と空隙磁束密度との関係を示す図。 実施の形態1を示す図で、6極(磁極幅=25.66mm)の回転子で、第一のマグネット10の厚みT1及び第二のマグネット20の厚みT2を変化させたときの空隙磁束密度及びT1*T2/Wを示す図。 実施の形態1を示す図で、8極(磁極幅=19.24mm)の回転子で、第一のマグネット10の厚みT1及び第二のマグネット20の厚みT2を変化させたときの空隙磁束密度及びT1*T2/Wを示す図。 実施の形態1を示す図で、10極(磁極幅=15.39mm)の回転子で、第一のマグネット10の厚みT1及び第二のマグネット20の厚みT2を変化させたときの空隙磁束密度及びT1*T2/Wを示す図。 実施の形態1を示す図で、12極(磁極幅=12.83mm)の回転子で、第一のマグネット10の厚みT1及び第二のマグネット20の厚みT2を変化させたときの空隙磁束密度及びT1*T2/Wを示す図。 実施の形態1を示す図で、8極(磁極幅=19.24mm)の回転子で、第一のマグネット10の厚みT1をパラメータにしたときの第二のマグネット20の厚みT2と空隙磁束密度との関係を示す図。 実施の形態1を示す図で、10極(磁極幅=15.39mm)の回転子で、第一のマグネット10の厚みT1をパラメータにしたときの第二のマグネット20の厚みT2と空隙磁束密度との関係を示す図。 実施の形態1を示す図で、12極(磁極幅=12.83mm)の回転子で、第一のマグネット10の厚みT1をパラメータにしたときの第二のマグネット20の厚みT2と空隙磁束密度との関係を示す図。 実施の形態1を示す図で、第二のマグネット20の内径と第一のマグネット10の厚みT1との組み合わせにおける第二のマグネット20の厚みT2を示す図。 実施の形態1を示す図で、6極〜12極の回転子において、空隙磁束密度が第一のマグネット10の残留磁束密度Br(0.57T)と等しくなる時の第二のマグネット20の厚みT2と第一のマグネット10の厚みT1/磁極幅Wとの関係を示す図。 実施の形態2を示す図で、回転子200の断面図。 図19の部分拡大図。 実施の形態2を示す図で、回転子100の外周に一定の空隙330を設けて磁性体400を配置した部分拡大図。 実施の形態2を示す図で、回転子200の空隙の磁束密度分布波形を示す図。
実施の形態1.
図1乃至図18は実施の形態1を示す図で、図1は同期電動機の回転子100の断面図、図2は図1の一部を拡大した図、図3は回転子100の外周に一定の空隙30を設けて磁性体200を配置した状態の電磁界解析を示す図、図4は回転子100と外周の磁性体200との間の空隙30の磁束密度分布波形を示す図、図5は第二のマグネット20の厚みT2を変化した場合の空隙30の磁束密度を電磁界解析により求めた結果を示す図、図6は磁極が10極と12極とについて、電磁界解析により求めた空隙30の磁束密度を比較した図、図7は第二のマグネット20を使用せずに第一のマグネット10のみを用いた回転子について、回転子の磁極数、第一のマグネット10の厚みT1を変化させた場合の空隙磁束密度を電磁界解析により求めた結果を示す図、図8は図7における各解析結果毎の「第一のマグネット10の厚みT1/磁極幅」を示す図、図9は第一のマグネット10の厚みT1/磁極幅と空隙磁束密度との関係を示す図、図10は6極(磁極幅=25.66mm)の回転子で、第一のマグネット10の厚みT1及び第二のマグネット20の厚みT2を変化させたときの空隙磁束密度及びT1*T2/Wを示す図、図11は8極(磁極幅=19.24mm)の回転子で、第一のマグネット10の厚みT1及び第二のマグネット20の厚みT2を変化させたときの空隙磁束密度及びT1*T2/Wを示す図、図12は10極(磁極幅=15.39mm)の回転子で、第一のマグネット10の厚みT1及び第二のマグネット20の厚みT2を変化させたときの空隙磁束密度及びT1*T2/Wを示す図、図13は12極(磁極幅=12.83mm)の回転子で、第一のマグネット10の厚みT1及び第二のマグネット20の厚みT2を変化させたときの空隙磁束密度及びT1*T2/Wを示す図、図14は8極(磁極幅=19.24mm)の回転子で、第一のマグネット10の厚みT1をパラメータにしたときの第二のマグネット20の厚みT2と空隙磁束密度との関係を示す図、図15は10極(磁極幅=15.39mm)の回転子で、第一のマグネット10の厚みT1をパラメータにしたときの第二のマグネット20の厚みT2と空隙磁束密度との関係を示す図、図16は12極(磁極幅=12.83mm)の回転子で、第一のマグネット10の厚みT1をパラメータにしたときの第二のマグネット20の厚みT2と空隙磁束密度との関係を示す図、図17は第二のマグネット20の内径と第一のマグネット10の厚みT1との組み合わせにおける第二のマグネット20の厚みT2を示す図、図18は6極〜12極の回転子において、空隙磁束密度が第一のマグネット10の残留磁束密度Br(0.57T)と等しくなる時の第二のマグネット20の厚みT2と第一のマグネット10の厚みT1/磁極幅Wとの関係を示す図である。
図1に示す本実施の形態の同期電動機の回転子100は、磁気特性の異なる二つのマグネット(永久磁石)で構成されている。磁気特性の異なる二つのマグネットを、第一のマグネット10(磁気特性の高い永久磁石)、第二のマグネット20(磁気特性の低い永久磁石)とする。
第一のマグネット10、第二のマグネット20を、単にマグネットと呼ぶ場合もある。
回転子100の外周側に磁気特性の高い第一のマグネット10を配置し、第一のマグネット10の内側に磁気特性の低い第二のマグネット20を配置している。
これらの第一のマグネット10及び第二のマグネット20は、極異方の配向あるいは着磁がなされている。
図1の破線は、マグネット内部の磁束を示している。その磁束は、N極からS極へ向く。
マグネット内部の磁束は、回転子100の表面から第一のマグネット10及び第二のマグネット20に入り、そのほとんどは第二のマグネット20の内径20aより内側に抜けることなく、再び回転子100の表面へと出て行く。そのため、本実施の形態の回転子100は、第二のマグネット20の内側に磁路となる鉄心等の磁性体のバックヨークを必要としない。
図1に示す回転子100は、例えば、空気調和機に搭載される送風機用の同期電動機に用いるものである。
第一のマグネット10には、例えば、磁気特性の高い材料である希土類(SmFeN)のプラスチックマグネット(希土類磁石の粉末を含有した樹脂材料)、第二のマグネット20には、例えば、磁気特性の低い材料であるフェライトのプラスチックマグネット(フェライトの粉末を含有した樹脂材料)を用いている。
回転子100の直径は、例えば、49mmである。
第一のマグネット10は、リングマグネットで、その厚みT1(図2参照)は、例えば、2.8mmである。
第二のマグネット20は、リングマグネットで、その厚みT2(図2参照)は、例えば、厚み6.7mmである。
リングマグネットの第一のマグネット10と、リングマグネットの第二のマグネット20とで構成される回転子100の極数は、例えば、10極である。但し、回転子100の極数は、10極に限定されるものではない。
図1に示す回転子100の製造方法を簡単に説明する。先ず、内径側の第二のマグネット20の成形を行う。第二のマグネット20の成形の際には、金型の内部において、極異方の磁場を印加した状態で、フェライトのプラスチックマグネットの射出成形を行い、極配向の施された第二のマグネット20を成形する。
次に、第二のマグネット20の外周に、第一のマグネット10を一体に成形するため、内部に極異方の磁場を形成した金型の内部に第二のマグネット20を挿入した状態で、第一のマグネット10の射出成形を行う。これによって回転子100を得る。
回転子100の表面の磁束密度分布を求めるため、図3に示すように、回転子100の外周に一定の空隙30(ギャップ)を設けて磁性体200(鉄心)を配置した状態で電磁界解析を行った。尚、空隙30の寸法(径方向)は、0.4mmとした。また、第二のマグネット20の内側は、非磁性体40(例えば、空気)になっている。
電磁界解析において、第一のマグネット10の残留磁束密度Brを0.57T、第二のマグネット20の残留磁束密度Brを0.29Tとした。ここで、単位Tはテスラで、1テスラは、「磁束の方向に垂直な面の1平方メートルにつき1ウェーバの磁束密度」と定義される。
図3には、電磁界解析で得られた磁束線図も同時に記載しており、第一のマグネット10、第二のマグネット20の極配向の様子がわかる。
このときの回転子100と外周の磁性体200との間の空隙30の磁束密度分布波形を図4に示す。
マグネット(第一のマグネット10、第二のマグネット20)が極異方の配向となっているため、空隙30の磁束密度分布波形は、正弦波状になっている。
また、このときの磁束密度の最大値は、略0.58Tとなっている。
例えば、ラジアル配向のリングマグネットの場合、上記のように厚みT1が2.8mmで、空隙30が0.4mm、第二のマグネット20の代わりに鉄心を配置したとしても、空隙30の部分の磁気抵抗によって空隙30で磁束密度は、略0.50T程度となり、第一のマグネット10の残留磁束密度Br(0.57T)よりも大きくなることはない。
これに対して、本実施の形態の示す回転子100では、図4に示すように、磁束密度の最大値は略0.58Tであるから、第一のマグネット10に用いる材料の残留磁束密度Br(0.57T)以上の数値が得られている。
図5に第二のマグネット20の厚みT2を変化した場合の空隙30の磁束密度を電磁界解析により求めた結果を示すが、曲線上の白抜き菱形の点が、図1〜図4に示した回転子100に相当する。
図5に示すように、空隙磁束密度は、第二のマグネット20の厚みT2を薄くすることで小さくなり、厚くすることで大きくなる。
図6に、磁極が10極と12極について電磁界解析により求めた空隙30の磁束密度を比較した結果を示す。図6も第二のマグネット20の厚みT2を変化した場合の空隙30の磁束密度を電磁界解析により求めたものである。即ち、図5に磁極が12極の回転子の特性を追記したものである。
10極と12極の回転子は、同一形状である。従って、磁極の幅は、略極数に反比例して小さくなる。
図6の結果から、回転子表面の磁極の幅が小さくなると、空隙磁束密度が大きくなることがわかる。
図7は第二のマグネット20を使用せずに第一のマグネット10のみを用いた回転子について、回転子の磁極数、第一のマグネット10の厚みT1を変化させた場合の空隙磁束密度を電磁界解析により求めた結果を示している。
図7に、極数が、6、8、10、12極の四種類と、第一のマグネット10の厚みT1が、2.0、2.4、2.8、3.2mmの四種類との組み合わせの全て(16ケース)について空隙磁束密度[T](空隙30の磁束密度)を示した。
全ての組み合わせの回転子において、マグネットは極異方の配向となっている。図7より、磁極の幅が小さく(極数が多い)、第一のマグネット10の厚みT1が厚い方が、空隙磁束密度が高くなっていることがわかる。
図8に図7における各解析結果毎の「第一のマグネット10の厚みT1/磁極幅」を示す。「第一のマグネット10の厚みT1/磁極幅」は、第一のマグネット10の厚みT1が大きくなるに従って増加し、且つ極数が大きくなるに従って増加する。
図9に第一のマグネット10の厚みT1/磁極幅と空隙磁束密度との関係を示す。図9は、横軸が第一のマグネット10の厚みT1/磁極幅であり、縦軸が空隙磁束密度[T]である。
これより、空隙磁束密度は、第一のマグネット10の厚みT1/磁極幅に対して、概ね一つの曲線上に乗る特性を示していることがわかる。
このことから、極異方の希土類リングマグネット単体で、材料の残留磁束密度Br(0.57T)の値以上の磁束密度が得られるのは、第一のマグネット10の厚みT1/磁極幅の値が0.3以上必要であることがわかる。
逆の言い方をすると、本実施の形態の回転子100は、第一のマグネット10の厚みT1/磁極幅の値が0.3以上の場合には、第二のマグネット20の効果が少なくなることを示している。
同様に、本実施の形態の回転子100に関して、磁極の幅(極数)と、第一のマグネット10の厚みT1及び第二のマグネット20の厚みT2を変化させたときの空隙磁束密度(T1*T2/Wも併記)を電磁界解析により求めた結果を図10〜図13 に示す。図10が6極(磁極幅W=25.66mm)、図11が8極(磁極幅W=19.24mm)、図12が10極(磁極幅W=15.39mm)、図13が12極(磁極幅W=12.83mm)の空隙磁束密度及びT1*T2/Wのデータ及び数値である。
ここでは、第二のマグネット20の厚みT2の代わりに、第二のマグネット20の内径20aの寸法をパラメータにしてまとめた。
また、極数で磁極幅Wが変化するので、第一のマグネット10の厚みT1/磁極幅Wの値も、図10〜図13の空隙磁束密度の欄に記載した。
第二のマグネット20の内径20aの寸法が大きくなると、第二のマグネット20の厚みT2は、薄くなる。
即ち、図17に示すように、例えば、第一のマグネット10の厚みT1を2.0mmに固定した場合、第二のマグネット20の内径20aの寸法が24.0mmでは、第二のマグネット20の厚みT2は、10.5mmであるが、第二のマグネット20の内径20aの寸法が38.0mmに増加すると、第二のマグネット20の厚みT2は、3.5mmまで小さくなる。
また、第一のマグネット10の厚みT1が大きくなると、第二のマグネット20の厚みT2は、薄くなる。
即ち、図17に示すように、例えば、第二のマグネット20の厚みT2を24.0mmに固定した場合、第一のマグネット10の厚みT1が2.0mmでは、第二のマグネット20の厚みT2は、10.5mmであるが、第一のマグネット10の厚みT1が3.2mmに増加すると、第二のマグネット20の厚みT2は、9.3mmまで小さくなる。
図10〜図13には、空隙磁束密度の他に、第一のマグネット10の厚みT1及び第二のマグネット20の厚みT2を変化させたときのT1*T2/Wの値を、併記している。
図10〜図13では、32組(8行*4列)の空隙磁束密度のデータ中で、第一のマグネット10に設定した残留磁束密度Br(0.57T)より大きな空隙磁束密度が得られている組合せについては、大文字の太字斜体で示している。
図10の6極の場合は、第一のマグネット10に設定した残留磁束密度Br(0.57T)より大きな空隙磁束密度になる組合せは、存在しない。
図11の8極の場合は、第一のマグネット10に設定した残留磁束密度Br(0.57T)より大きな空隙磁束密度になる組合せが、4組存在する。
図12の10極の場合は、第一のマグネット10に設定した残留磁束密度Br(0.57T)より大きな空隙磁束密度になる組合せが、16組存在する。
図13の12極の場合は、第一のマグネット10に設定した残留磁束密度Br(0.57T)より大きな空隙磁束密度になる組合せが、27組存在する。
次に、図10の6極の場合を除いて、図11〜図13のそれぞれについて、第一のマグネット10の厚みT1をパラメータにしたときの第二のマグネット20の厚みT2と空隙磁束密度との関係をグラフ化して、図14〜図16に示す。
図14に示すように、8極の場合は、空隙磁束密度が第一のマグネット10に設定した残留磁束密度Br(0.57T)と等しくなる条件は、以下に示すとおりである。
(1)第一のマグネット10の厚みT1が3.2mm(T1/W=0.166)で、第二のマグネット2の厚みT2が6.5mmのとき。
(2)第一のマグネット10の厚みT1が2.8mm(T1/W=0.146)で、第二のマグネット2の厚みT2が8.8mmのとき。
図15に示すように、10極の場合は、空隙磁束密度が第一のマグネット10に設定した残留磁束密度Br(0.57T)と等しくなる条件は、以下に示すとおりである。
(1)第一のマグネット10の厚みT1が3.2mm(T1/W=0.208)で、第二のマグネット2の厚みT2が3.4mmのとき。
(2)第一のマグネット10の厚みT1が2.8mm(T1/W=0.182)で、第二のマグネット2の厚みT2が4.7mmのとき。
(3)第一のマグネット10の厚みT1が2.4mm(T1/W=0.153)で、第二のマグネット2の厚みT2が6.5mmのとき。
図16に示すように、12極の場合は、空隙磁束密度が第一のマグネット10に設定した残留磁束密度Br(0.57T)と等しくなる条件は、以下に示すとおりである。
(1)第一のマグネット10の厚みT1が2.8mm(T1/W=0.218)で、第二のマグネット2の厚みT2が3.0mmのとき。
(2)第一のマグネット10の厚みT1が2.4mm(T1/W=0.187)で、第二のマグネット2の厚みT2が4.4mmのとき。
(3)第一のマグネット10の厚みT1が2.0mm(T1/W=0.156)で、第二のマグネット2の厚みT2が7.0mmのとき。
図14〜図16において、空隙磁束密度が第一のマグネット10の残留磁束密度Br(0.57T)と等しくなる時の第二のマグネット20の厚みT2と、第一のマグネット10の厚みT1/磁極幅Wとの関係をグラフ化すると図18のようになる。
図18より、第二のマグネット20の厚みT2と、第一のマグネット10の厚みT1/磁極幅Wとの間には、概ね反比例に近い関係が見られる。
このことから、図10〜図13に示した電磁界解析に用いた回転子の各寸法から、第一のマグネット10の厚みT1と第二のマグネット20の厚みT2との積を、磁極幅Wで割った値(T1*T2/W)を、図10〜図13のそれぞれの右側に示す。この値の中で、T1*T2/Wが1.0以上となるものを大文字の太字斜体で示す。
図11〜図13において、空隙磁束密度の値が第一のマグネット10の残留磁束密度Brよりも大きくなる寸法の組合せと、第一のマグネット10の厚みT1と第二のマグネット20の厚みT2との積を磁極幅Wで割った値(T1*T2/W)が1.0より大きくなる寸法の組合せとが、概ね同じであることがわかる。
ここで、寸法の組合せとは、回転子100の外径は一定(例えば、49mm)で、第二のマグネット20の内径(24、26、28〜38mm)と第一のマグネット10の厚みT1(2、2.4、2.8、3.2)との組合せをいう。
これらのことから、異なる磁気特性を持った二種類の材料の異なるマグネット(例えば、磁気特性の高い材料である希土類(SmFeN)のプラスチックマグネットで構成される第一のマグネット10、磁気特性の低い材料であるフェライトのプラスチックマグネットで構成される第一のマグネット10)を用いた回転子100において、それぞれのマグネットの厚みの積(例えば、第一のマグネット10の厚みT1と第二のマグネット20の厚みT2との積)を回転子100の磁極幅Wで割った数値が1.0以上となるように、それぞれの寸法(第一のマグネット10の厚みT1、第二のマグネット20の厚みT2)を定めることで、回転子100の外周側に配置する高磁力なマグネット(例えば、第一のマグネット10)の残留磁束密度Brよりも高い磁束密度が得られる回転子100を実現することができる。
また、回転子100外周側のマグネットの厚み(例えば、第一のマグネット10)を磁極幅Wで割った値が0.3以下であれば、内径側のマグネット(例えば、第二のマグネット20)の磁力が効果的に得られるため、外周側に用いる高価なマグネット(例えば、第一のマグネット10)の使用量を減らしながら、より高磁力な回転子100を実現できる。
実施の形態2.
図19乃至図22は実施の形態2を示す図で、図19は回転子300の断面図、図20は図19の部分拡大図、図21は回転子300の外周に一定の空隙330を設けて磁性体400を配置した部分拡大図、図22は回転子300の空隙330の磁束密度分布波形を示す図である。
実施の形態2の回転子300は、磁極数が10極である。回転子300の外周に希土類のプラスチックマグネットで構成される第三のマグネット310(磁気特性の高い永久磁石)、内側にフェライトのプラスチックマグネットで構成される第四のマグネット320(磁気特性の低い永久磁石)を配置している。
第三のマグネット310、第四のマグネット320は、共にリングマグネットである。
外周側の第三のマグネット310は、磁極の中心が極間よりも肉厚になっている。即ち、磁極中心の第三のマグネット310の厚みをT3、極間の第三のマグネット310の厚みをT3’とすると、T3>T3’の関係になる(図20参照)。
磁極中心の第三のマグネット310の厚みT3は2.9mm、第四のマグネット320の厚みT4は、6.6mmである。回転子300の直径は49mmであるため、1磁極の磁極幅Wは、15.39mmである。
これより、T3/W=0.19、T3*T4/W=1.24となる。
従って、T3/W(0.19)<0.3、T3*T4/W(1.24)W>1.0となり、上記実施の形態1で示した範囲内に入っている(T1/W<0.3,T1*T2/W≧1.0)。ここで、T3はT1に、T4はT2に相当する。
図22に、図21に示すように回転子300の外周に磁性体400を配置したときの、回転子300の空隙330の磁束密度分布波形を示す。
図22の空隙330の磁束密度分布波形は、空隙330の径方向の寸法は、0.5mmである。第三のマグネット310の残留磁束密度Brを0.57T、第四のマグネット320の残留磁束密度Brを0.287Tとした時の電磁界解析の結果である。
図22の空隙330の磁束密度分布波形の波高値は、0.582Tであり、第三のマグネット310の残留磁束密度Br(0.57T)よりも高い値を示している。
このように、回転子300の磁極中心の厚み(第三のマグネット310の厚みT3、第四のマグネット320の厚みT4)が、前述の寸法の関係(T3/W(0.19)<0.3、T3*T4/W(1.24)W>1.0)を満たすことで、より高性能な回転子300が実現できることを示している。
第三のマグネット310の形状を、本実施の形態のように磁極中心と極間で異ならせることにより(T3>T3’)、磁力が高く、材料コストの高いマグネット材料の使用量を減らすことができ(希土類のプラスチックマグネットで構成される第三のマグネット310の使用量を減らすこと)、回転子300のコストを抑えることが可能となる。
また、本実施の形態の様な回転子300は、第三のマグネット310の形状が複雑となるが、第三のマグネット310は第四のマグネット320と一体成形によって形成される。そのため、第四のマグネット320の成形時に第三のマグネット310の内径側の形にあわせた第四のマグネット320を成形しておけば、第三のマグネット310の形状は比較的容易に形成することが可能となる。
本発明の活用例として、送風機に用いられる同期電動機への適用が可能である。
10 第一のマグネット、20 第二のマグネット、20a 内径、30 空隙、40 非磁性体、100 回転子、200 磁性体、300 回転子、310 第三のマグネット、320 第四のマグネット、330 空隙、400 磁性体。

Claims (9)

  1. 磁気特性の異なる二種類の永久磁石を用いて構成され、極数が8極の同期電動機の回転子であって、
    当該回転子表面に磁気特性の高い永久磁石を配置すると共に、前記磁気特性の高い永久磁石の内側に磁気特性の低い永久磁石を配置し、
    前記磁気特性の高い永久磁石及び前記磁気特性の低い永久磁石は、共に極異方の配向もしくは着磁がなされており、
    前記磁気特性の高い永久磁石の厚みをT1、磁極幅をWとすると、0.146≦T1/W≦0.166の関係を有し、
    且つ前記磁気特性の低い永久磁石の厚みをT2とすると、T1*T2/W≧1.214の関係を有することを特徴とする同期電動機の回転子。
  2. T1/W=0.166の関係を有し、且つ、T1*T2/W≧1.380の関係を有することを特徴とする請求項1記載の同期電動機の回転子。
  3. 磁気特性の異なる二種類の永久磁石を用いて構成され、極数が10極の同期電動機の回転子であって、
    当該回転子表面に磁気特性の高い永久磁石を配置すると共に、前記磁気特性の高い永久磁石の内側に磁気特性の低い永久磁石を配置し、
    前記磁気特性の高い永久磁石及び前記磁気特性の低い永久磁石は、共に極異方の配向もしくは着磁がなされており、
    前記磁気特性の高い永久磁石の厚みをT1、磁極幅をWとすると、0.182≦T1/W≦0.208の関係を有し、
    且つ前記磁気特性の低い永久磁石の厚みをT2とすると、T1*T2/W≧1.102の関係を有することを特徴とする同期電動機の回転子。
  4. T1/W=0.208の関係を有し、且つ、T1*T2/W≧1.517の関係を有することを特徴とする請求項3記載の同期電動機の回転子。
  5. 磁気特性の異なる二種類の永久磁石を用いて構成され、極数が12極の同期電動機の回転子であって、
    当該回転子表面に磁気特性の高い永久磁石を配置すると共に、前記磁気特性の高い永久磁石の内側に磁気特性の低い永久磁石を配置し、
    前記磁気特性の高い永久磁石及び前記磁気特性の低い永久磁石は、共に極異方の配向もしくは着磁がなされており、
    前記磁気特性の高い永久磁石の厚みをT1、磁極幅をWとすると、0.218≦T1/W≦0.249の関係を有し、
    且つ前記磁気特性の低い永久磁石の厚みをT2とすると、T1*T2/W≧1.322の関係を有することを特徴とする同期電動機の回転子。
  6. T1/W=0.249の関係を有し、且つ、T1*T2/W≧1.821の関係を有することを特徴とする請求項1記載の同期電動機の回転子。
  7. 当該回転子表面に配置する前記磁気特性の高い永久磁石は、磁極の中心の肉厚が磁極間の肉厚よりも厚い形状であることを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の同期電動機の回転子。
  8. 前記磁気特性の高い永久磁石に希土類磁石の粉末を含有した樹脂材料を用い、前記磁気特性の低い永久磁石にフェライトの粉末を含有した樹脂材料を用いることを特徴とする請求項1〜7いずれかに記載の同期電動機の回転子。
  9. 前記磁気特性の高い永久磁石、前記磁気特性の低い永久磁石は、共にリング形状であることを特徴とする請求項1〜8いずれかに記載の同期電動機の回転子。
JP2009237778A 2009-10-14 2009-10-14 同期電動機の回転子 Active JP5183608B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009237778A JP5183608B2 (ja) 2009-10-14 2009-10-14 同期電動機の回転子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009237778A JP5183608B2 (ja) 2009-10-14 2009-10-14 同期電動機の回転子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011087393A JP2011087393A (ja) 2011-04-28
JP5183608B2 true JP5183608B2 (ja) 2013-04-17

Family

ID=44079944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009237778A Active JP5183608B2 (ja) 2009-10-14 2009-10-14 同期電動機の回転子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5183608B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6121914B2 (ja) * 2012-01-26 2017-04-26 三菱電機株式会社 同期電動機
AU2018453979B2 (en) 2018-12-17 2022-12-22 Mitsubishi Electric Corporation Rotor, electric motor, fan, air conditioner, and method for manufacturing rotor
EP4131730A4 (en) 2020-03-27 2023-05-24 Mitsubishi Electric Corporation ROTOR, MOTOR, BLOWER, AIR CONDITIONING DEVICE AND METHOD OF MAKING ROTOR
CN116034529A (zh) 2020-09-09 2023-04-28 三菱电机株式会社 转子、电动机、送风机以及空调装置
JPWO2023144919A1 (ja) 2022-01-26 2023-08-03
DE102022122195A1 (de) * 2022-09-01 2024-03-07 MS-Schramberg Holding GmbH Magnetbauteil umfassend einen, insbesondere spritzgusstechnisch hergestellten, mehrkomponentigen Körper, und Verfahren zur Herstellung eines solchen Magnetbauteils
CN118299144A (zh) 2022-12-27 2024-07-05 有研稀土高技术有限公司 一种梯度环形粘结磁铁及其制备方法、电机

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005151757A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Mate Co Ltd ローター及びローターの製造方法
JP4701641B2 (ja) * 2004-07-02 2011-06-15 三菱電機株式会社 複合ボンド磁石、複合ボンド磁石の製造方法、複合ボンド磁石を搭載したdcブラシレスモータの回転子。

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011087393A (ja) 2011-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5183608B2 (ja) 同期電動機の回転子
JP3864986B2 (ja) 薄型ハイブリッド着磁型リング磁石、ヨーク付き薄型ハイブリッド着磁型リング磁石、および、ブラシレスモータ
US11031831B2 (en) Electric motor and air conditioner
US9362791B2 (en) Motor
JP2015510387A (ja) 電気機械
JP2018061436A (ja) 着磁方法及び着磁装置
JP4673825B2 (ja) 磁石埋込型ロータ及び磁石埋込型ロータの製造方法
US20180316234A1 (en) Motor
US20230253838A1 (en) Electric motor
KR101603667B1 (ko) Bldc 모터
JPWO2022019074A5 (ja)
JPWO2018066084A1 (ja) 電動機および空気調和装置
JP2023053154A (ja) ロータ及びロータの製造方法
CN101162638B (zh) 永磁电机、电气设备及永久磁铁的制造方法
WO2020129210A1 (ja) 回転子、電動機、送風機、空気調和装置および回転子の製造方法
JP5326326B2 (ja) モータ、電気機器
JP6987318B1 (ja) 永久磁石同期モータ
JP2011147288A (ja) 同期電動機の回転子
JPWO2013111301A1 (ja) 同期電動機および同期電動機の回転子の製造方法
JP5929147B2 (ja) 回転電機のロータ構造
JP2013121262A (ja) 回転電機のロータ及びその製造方法
JP2013121263A (ja) 回転電機のロータ及びその製造方法
JP5326190B2 (ja) モータ
US9576715B2 (en) Device for magnetizing ring-shaped magnet for BLDC motor
JP6413601B2 (ja) モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120229

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5183608

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250