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JP5181270B2 - 振れ止め用下地材の固定金具 - Google Patents

振れ止め用下地材の固定金具 Download PDF

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Description

本発明は、天井下地の施工に際して使用される振れ止め用下地材の固定金具に関し、詳しくは、躯体天井部から所定の間隔を存して垂下される複数の吊りボルトと、複数の吊りボルト間に架設される断面コ字状の振れ止め用下地材とを含む天井下地の施工に際して、振れ止め用下地材を吊りボルトに固定するために使用される固定金具に関する。
従来の天井構造としては、在来天井やシステム天井が知られている(例えば、特許文献1参照)。在来天井は、吊りボルトを介して躯体天井部に支持される複数の野縁受け(チャンネル)と、ジョイント部材(Wクリップ、Sクリップ等)を介して野縁受けに支持される複数の野縁(Wバー、Sバー等)と、野縁にビス止めされる天井パネルとから構成される。また、システム天井は、吊りボルトを介して躯体天井部に支持される複数の野縁受けと、ジョイント部材(Tバーハンガー等)を介して野縁受けに支持される複数のTバーと、格子状に組まれたTバー上に載置される天井パネルとから構成される。
ところで、このような天井構造では、吊りボルトの間隔を維持するために、複数の吊りボルト間に振れ止め用下地材を架設することが好ましい。特に、長尺な吊りボルトを用いる天井下地においては、吊りボルトの振れ幅が大きいため、振れ止め用下地材による吊りボルトの振れ止めが必須となっている。そして、振れ止め用下地材としては、特許文献1に示されるように、複数の吊りボルト間に水平状に架設される梁タイプのものや、特許文献2に示されるように、複数の吊りボルト間に傾斜状に架設される筋交いタイプのものが知られている。
振れ止め用下地材を含む天井下地の施工に際しては、振れ止め用下地材を吊りボルトに固定するための固定金具が使用される。この固定金具は、振れ止め用下地材に固定される振れ止め用下地材固定部と、吊りボルトに固定される吊りボルト固定部とを備えるものであるが、従来の固定金具は、振れ止め用下地材固定部と吊りボルト固定部が別部材で構成されているため、一箇所の固定に必要な部品点数が多くなり、コスト高となっている。しかも、一箇所の固定に数多くの緊締金具(ボルト、ナット、ビス等)を使用するため、一箇所を固定するだけでも相当の時間を必要とし、施工効率に劣るという問題がある。また、特許文献2に示される固定金具は、振れ止め用下地材が長ボルト材であることが前提であり、振れ止め用下地材を断面コ字状のチャンネル材とした場合には、適用が困難であった。
そこで、図6に示すように、振れ止め用下地材に固定される振れ止め用下地材固定部と、吊りボルトに固定される吊りボルト固定部とを一体に備える固定金具が提案されている。この固定金具100は、側面視コ字状に形成されており、上面部及び下面部の先端に切り欠き溝101からなる吊りボルト固定部を有している。この固定金具100を用いて、振れ止め用下地材3を吊りボルト2に固定する場合は、振れ止め用下地材3に固定金具100を外嵌させると共に、固定金具100に形成される上下の切り欠き溝101に吊りボルト2を挿入させる。ここで、固定金具100の側面部に形成されるネジ孔102にネジ103をねじ込むと、振れ止め用下地材3と吊りボルト2とが互に引き寄せられて固定される。このようにすると、振れ止め用下地材3に固定される振れ止め用下地材固定部と、吊りボルト2に固定される吊りボルト固定部とを備えるものでありながら、振れ止め用下地材固定部と吊りボルト固定部の一体化により、部品点数の削減及びコストダウンが可能になるだけでなく、チャンネル材からなる振れ止め用下地材3の固定に好適に用いることができる。
しかしながら、図6に示す固定金具100を用いて天井下地を施工する場合、施工者は、ネジ103のねじ込みが完了するまでの間、振れ止め用下地材3を所定の高さで支えている必要があるため、施工性に劣るという問題がある。また、吊りボルト2に対する振れ止め用下地材3の固定強度がすべてネジ103のねじ込み力に依存しているため、ネジ103が緩むと、吊りボルト2に対して振れ止め用下地材3が位置ズレし、天井下地の強度が低下する可能性がある。

特開2006−9495号公報 特開2002−339918号公報
本発明は、上記の如き問題点を一掃すべく創案されたものであって、振れ止め用下地材固定部と吊りボルト固定部の一体化により、部品点数の削減及びコストダウンが可能になるだけでなく、チャンネル材からなる振れ止め用下地材の固定に好適に用いることができるものでありながら、ビス固定前に振れ止め用下地材を吊りボルトに仮固定することを可能にして、天井下地の施工性を向上させることができるだけでなく、吊りボルトに対する振れ止め用下地材の固定強度を長期に亘って維持することができる振れ止め用下地材の固定金具を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明に係る振れ止め用下地材の固定金具は、躯体天井部から所定の間隔を存して垂下される複数の吊りボルトと、複数の吊りボルト間に架設される断面コ字状の振れ止め用下地材とを含む天井下地の施工に際して、振れ止め用下地材を吊りボルトに固定するために使用される固定金具であって、該固定金具は、振れ止め用下地材に固定される振れ止め用下地材固定部と、吊りボルトに固定される吊りボルト固定部とを一体に備え、前記振れ止め用下地材固定部は、前記吊りボルト固定部の両側に、振れ止め用下地材に外嵌可能な側面視コ字状に形成される側面部、上面部、下面部を有するとともに、上面部の先端には、外嵌した振れ止め用下地材を抜け止めするよう下方に折曲形成された折り返し片を有し、前記吊りボルト固定部は、振れ止め用下地材固定部の側面部中央、その内周部が吊りボルトに外嵌するよう平面視U字状に形成されてとともに、前記内周部には、吊りボルトのネジ山に係合する係合爪を形成せ、前記吊りボルト固定部の内周部を吊りボルトに外嵌させ、かつ、前記係合爪を吊りボルトのネジ山に係合させて位置決めした状態で、振れ止め用下地材固定部を振れ止め用下地材に対して、その上面部先端に前記折り返し片を係合させて外嵌させたとき、前記吊りボルト固定部の内周部と振れ止め用下地材の側面部との間で吊りボルトを挟持せしめて、前記係合爪と吊りボルトのネジ山との係合ズレや外れを防止するとともに、この挟持状態を前記振れ止め用下地材に外嵌係合せしめた折り返し片で維持せしめて、前記両固定部で振れ止め用下地材の抜け止めと取付位置ズレを防止することにより、振れ止め用下地材を吊りボルトに対して仮固定可能とし、さらに、仮固定状態の振れ止め用下地材を振れ止め用下地材固定部にビス固定するよう構成されていることを特徴とするものである。
本発明は、上記のように構成したことにより、両側の振れ止め用下地材固定部とその中央の吊りボルト固定部の一体化により、部品点数の削減及びコストダウンが可能になるだけでなく、チャンネル材からなる振れ止め用下地材の固定に好適に用いることができる固定金具でありながら、振れ止め用下地材固定部の折り返し片を振れ止め用下地材の上面部先端に係合させた状態から、その側面部、上面部、下面部を外嵌させ、かつ、吊りボルト固定部の内周部を吊りボルトに外嵌させて組付けることができるので、吊りボルト固定部の係合爪を含む内周部が、吊りボルトの外周にぴったりとかぶせ合わされた状態で、振れ止め用下地材の側面部との間で吊りボルトを挟持することができ、しかも、この挟持状態を外嵌係合する折り返し片によって維持することができる。その結果、係合爪と吊りボルトのネジ山との係合ズレや外れ防止ができるだけでなく、取付位置ズレを防止した状態で振れ止め用下地材の抜け止めを維持することができ、ビス固定前に振れ止め用下地材を吊りボルトに仮固定することを可能ならしめ、施工者は、ビスのねじ込みが完了するまでの間、振れ止め用下地材を所定の高さで支えている必要がなくなると共に、この仮固定が完了した後であっても、最終的な位置決め調整をしながら本固定することができるので、天井下地の施工性を向上させることができるだけでなく、吊りボルトに対する振れ止め用下地材の固定強度を長期に亘って維持することができる。
以下、本発明の実施の形態を好適な実施の形態として例示する振れ止め用下地材の固定金具を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る天井下地の概略側面図である。この図に示す天井下地には、躯体天井部1から所定の間隔を存して垂下される複数の吊りボルト(長ボルト材)2と、複数の吊りボルト2間に架設される振れ止め用下地材(チャンネル材)3と、ハンガー4を介して吊りボルト2の下端部に支持される野縁受け(チャンネル材)5とが含まれている。
本実施形態の振れ止め用下地材3は、断面コ字状のチャンネル材からなり、複数の吊りボルト2間に水平状に架設される梁タイプとなっている。そして、本発明の実施形態に係る固定金具6を用いて、振れ止め用下地材3が吊りボルト2に固定されるようになっている。
図2の(A)、(B)、(C)、(D)は、本発明の実施形態に係る固定金具の正面図、平面図、側面図、A部拡大断面図である。これらの図に示すように、固定金具6は、振れ止め用下地材3に固定される振れ止め用下地材固定部6aと、吊りボルト2に固定される吊りボルト固定部6bとを備えている。本発明の固定金具6では、振れ止め用下地材固定部6aと吊りボルト固定部6bを別部材とせず、一体化させている。例えば、本実施形態の固定金具6は、予め所定の形状に形成された一枚の金属板を側面視コ字状に曲げ加工して振れ止め用下地材固定部6aとするとともに、振れ止め用下地材固定部6aの側面部に吊りボルト固定部6bを形成している。
振れ止め用下地材固定部6aは、振れ止め用下地材3に外嵌可能な側面視コ字状に形成されるとともに、上面部の先端には、外嵌した振れ止め用下地材3を抜け止めする折り返し片6cが形成され、下面部6a’は、振れ止め用下地材3の厚さ幅よりも長く、かつ、テーパ状に僅かに内側に傾斜し先端部を外側に広げて折曲形成されている。この下面部6a’は、振れ止め用下地材3に鋼製のチャンネル材が用いられた際に、その製作誤差(一般的に±0.5mm程度)を吸収できるようにしたもので、振れ止め用下地材3に弾圧されるものである。なお、振れ止め用下地材3が製作誤差を考慮する必要のない押し出し成形によるアルミ製の場合には、下面部6a’を上面部と同様直角に折曲して、その長さも短くして形成しても良い。また、振れ止め用下地材固定部6aの側面部には、二つのビス孔6dが形成されている。このビス孔6dを介して振れ止め用下地材3にビス7を螺込むことにより、振れ止め用下地材固定部6aと振れ止め用下地材3とが固定されるようになっている。
吊りボルト固定部6bは、振れ止め用下地材固定部6aの側面部に平面視U字状に形成されており、吊りボルト2に外嵌可能となっている。また、平面視U字状に形成された吊りボルト固定部6bの内周部には、吊りボルト2のネジ山に係合する係合爪6eが形成されている。図2の(D)に示すように、本実施形態の係合爪6eは、ネジ山2ピッチ分に対応する側面形状を有しており、吊りボルト固定部6bの上下2箇所に切り起し状に形成されるものである。
次に、本実施形態に係る固定金具6の使用例について説明する。図3は、本発明の実施形態に係る固定金具の使用例(仮固定状態)を示す斜視図、図4は、本発明の実施形態に係る固定金具の使用例(仮固定状態)を示す断面図、図5は、本発明の実施形態に係る固定金具の使用例(固定状態)を示す斜視図である。本実施形態の固定金具6を用いて、振れ止め用下地材3を吊りボルト2に固定する場合は、まず、固定金具6の吊りボルト固定部6bを一側方から吊りボルト2に外嵌させる。このとき、吊りボルト固定部6bの内周部に形成される係合爪6eを吊りボルト2のネジ山に係合させて、吊りボルト2に対する固定金具6の上下位置を決める。次に、固定金具6の振れ止め用下地材固定部6aを振れ止め用下地材3に外嵌させる。このとき、振れ止め用下地材固定部6aの折り返し片6cを振れ止め用下地材3の上面部先端に係合させて、下面部6a’の弾発に抗して叩き込むと下面部6a’が振れ止め用下地材3の下面に弾圧係合した状態で振れ止め用下地材3を抜け止めする。
このようにすると、吊りボルト固定部6bと振れ止め用下地材3の側面部との間で吊りボルト2が挟持されるので、吊りボルト固定部6bの係合爪6eと吊りボルト2のネジ山との係合がズレたり外れたりしなくなり、しかも、この挟持状態が折り返し片6cと下面部6a’とで取付位置ズレを防止した状態で振れ止め用下地材3の抜け止めが維持される。これにより、振れ止め用下地材3を吊りボルト2に対して仮固定することが可能になる。そして、全ての個所において仮組付け固定が完了したら、最終的な位置決め調整をしながら振れ止め用下地材固定部6aに形成されるビス孔6dを介して、振れ止め用下地材3にビス7を螺込むことにより、振れ止め用下地材3とが本固定されることになる。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、躯体天井部1から所定の間隔を存して垂下される複数の吊りボルト2と、複数の吊りボルト2間に架設される断面コ字状の振れ止め用下地材3とを含む天井下地の施工に際しては、振れ止め用下地材3を吊りボルト2に固定するために固定金具6が使用されるのであるが、本発明の固定金具6は、振れ止め用下地材3に固定される振れ止め用下地材固定部6aと、吊りボルト2に固定される吊りボルト固定部6bとを一体に備えているので、振れ止め用下地材固定部6aと吊りボルト固定部6bを別部材で構成する場合に比べて部品点数を削減し、コストダウンが図れる。
また、振れ止め用下地材固定部6aは、吊りボルト固定部6bの両側に、振れ止め用下地材3に外嵌可能な側面視コ字状に形成される側面部、上面部、下面部を有するとともに、上面部の先端には、外嵌した振れ止め用下地材3を抜け止めするよう下方に折曲形成された折り返し片6cを有し、吊りボルト固定部6bは、振れ止め用下地材固定部6aの側面部中央、その内周部が吊りボルト2に外嵌するよう平面視U字状に形成するとともに、内周部には、吊りボルト2のネジ山に係合する係合爪6eを形成せているので、吊りボルト固定部6bの内周部を吊りボルト2に外嵌さ、かつ、係合爪6eを吊りボルト2のネジ山に係合させて位置決めしせた状態で、振れ止め用下地材固定部6aを振れ止め用下地材3に対して、その上面部先端に折り返し片6cを係合させて外嵌させたとき、吊りボルト固定部6bの内周部と振れ止め用下地材3の側面部との間で吊りボルト2を挟持して、係合爪6eと吊りボルト2のネジ山との係合ズレや外れを防止すると共に、この挟持状態を、振れ止め用下地材3に外嵌係合せしめた折り返し片6cで維持せしめて、両固定部6a、6bによる振れ止め用下地材3の抜け止めと取付位置ズレを防止することにより、振れ止め用下地材3を吊りボルト2に対して仮固定することが可能となる。
従って、チャンネル材からなる振れ止め用下地材3の固定に好適に用いることができる固定金具6でありながら、振れ止め用下地材固定部6aの折り返し片6cを振れ止め用下地材3の上面部先端に係合させた状態から、その側面部、上面部、下面部6a’を外嵌させ、かつ、吊りボルト固定部6bの内周部を吊りボルト2に外嵌させて組付けることができるので、吊りボルト固定部6bの係合爪6eを含む内周部が、吊りボルト2の外周にぴったりとかぶせ合わされた状態で、振れ止め用下地材3の側面部との間で吊りボルト2を挟持することができ、かつ、この挟持状態を外嵌係合する折り返し片6cによって維持することができる。その結果、係合爪6eと吊りボルト2のネジ山との係合ズレや外れ防止ができるだけでなく、取付位置ズレを防止した状態で振れ止め用下地材3の抜け止めを維持することができ、ビス固定前に振れ止め用下地材3を吊りボルト2に仮固定することを可能ならしめ、施工者は、ビス7のねじ込みが完了するまでの間、振れ止め用下地材3を所定の高さで支えている必要がなくなると共に、この仮固定が完了した後であっても、最終的な位置決め調整をしながら本固定することができるので、施工性を大幅に改善することができるだけでなく、吊りボルト2に対する振れ止め用下地材3の固定強度を長期に亘って維持することができる
このとき、振れ止め用下地材固定部6aの折り返し片6cを振れ止め用下地材3の上面部先端に係合させて、下面部6a’の弾発に抗して叩き込むと下面部6a’が振れ止め用下地材3の下面に弾圧係合した状態で振れ止め用下地材3を抜け止めする。
また、振れ止め用下地材固定部6aは、その下面部6a’を、振れ止め用下地材3に対して弾発に抗して叩き込み係合可能とすべく上面部側(内側)に向けて傾斜せしめて形成し、該下面部6a’が、外嵌した振れ止め用下地材3の下面に弾圧係合した状態で、前記折り返し片cと吊りボルト固定部6bによる仮固定状態を、更に抜け止め保持せしめる構成となっている。このため、製作誤差によって、振れ止め用下地材3の一部の個所や略全長に渡って、吊りボルト2のネジ山と係合爪6eとの係合が緩んだり、外れたりして折り返し片6cと吊りボルト固定部6bだけでは確実な挟持状態を維持することができない場合であっても、折り返し片6cの係合と下面部6a’の弾圧力による係合で、振れ止め用下地材3をしっかりと挟持状態を保持して、不用意に位置ズレを生じることなく仮組付け固定することができる。
また、下面部6a’は、振れ止め用下地材3の厚さ幅よりも長く、かつ、その先端部を外側に広げて折曲形成されているので、振れ止め用下地材3に仮固定した際に、図4に示す如く下面部6a’が、振れ止め用下地材3の下面先端より突出して、その先端角部に対して線上に弾圧係合されるので、さらに挟持状態を確実なものとすることができる。
また、ビス7によって本固定した状態であっても、折り返し片6c、係合爪6e、下面部6a’のそれぞれの係合力が有効に機能するので、ビス7に対する固定強度の依存度を小さくすることができる。その結果、ビス7が緩んでも、吊りボルト2に対して振れ止め用下地材3が位置ずれすることを防止し、吊りボルト2に対する振れ止め用下地材3の固定強度を長期に亘って維持することができる。
本発明の実施形態に係る天井下地の概略側面図である。 (A)、(B)、(C)、(D)は、本発明の実施形態に係る固定金具の正面図、平面図、側面図、A部拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る固定金具の使用例(仮固定状態)を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る固定金具の使用例(仮固定状態)を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る固定金具の使用例(固定状態)を示す斜視図である。 従来例に係る固定金具の使用例(固定状態)を示す斜視図である。
符号の説明
1 躯体天井部
2 吊りボルト
3 振れ止め用下地材
4 ハンガー
5 野縁受け
6 固定金具
6a 振れ止め用下地材固定部
6b 吊りボルト固定部
6c 折り返し片
6d ビス孔
6e 係合爪
7 ビス
100 固定金具
101 切り欠き溝
102 ネジ孔
103 ネジ

Claims (2)

  1. 躯体天井部から所定の間隔を存して垂下される複数の吊りボルトと、複数の吊りボルト間に架設される断面コ字状の振れ止め用下地材とを含む天井下地の施工に際して、振れ止め用下地材を吊りボルトに固定するために使用される固定金具であって、
    該固定金具は、振れ止め用下地材に固定される振れ止め用下地材固定部と、吊りボルトに固定される吊りボルト固定部とを一体に備え、
    前記振れ止め用下地材固定部は、前記吊りボルト固定部の両側に、振れ止め用下地材に外嵌可能な側面視コ字状に形成される側面部、上面部、下面部を有するとともに、上面部の先端には、外嵌した振れ止め用下地材を抜け止めするよう下方に折曲形成された折り返し片を有し、
    前記吊りボルト固定部は、振れ止め用下地材固定部の側面部中央、その内周部が吊りボルトに外嵌するよう平面視U字状に形成するとともに、前記内周部には、吊りボルトのネジ山に係合する係合爪を形成せ
    前記吊りボルト固定部の内周部を吊りボルトに外嵌させ、かつ、前記係合爪を吊りボルトのネジ山に係合させて位置決めした状態で、振れ止め用下地材固定部を振れ止め用下地材に対して、その上面部先端に前記折り返し片を係合させて外嵌させたとき、
    前記吊りボルト固定部の内周部と振れ止め用下地材の側面部との間で吊りボルトを挟持せしめて、前記係合爪と吊りボルトのネジ山との係合ズレや外れを防止するとともに、
    この挟持状態を前記振れ止め用下地材に外嵌係合せしめた折り返し片で維持せしめて、前記両固定部で振れ止め用下地材の抜け止めと取付位置ズレを防止することにより、振れ止め用下地材を吊りボルトに対して仮固定可能とし、
    さらに、仮固定状態の振れ止め用下地材を振れ止め用下地材固定部にビス固定するよう構成されていることを特徴とする振れ止め用下地材の固定金具。
  2. 請求項1において、前記振れ止め用下地材固定部は、その下面部を、前記振れ止め用下地材に対して弾発に抗して叩き込み係合可能とすべく上面部側に向けて傾斜せしめて形成し、該下面部が、外嵌した振れ止め用下地材の下面に弾圧係合した状態で、前記仮固定状態を、更に抜け止め保持せしめる構成としたことを特徴とする振れ止め用下地材の固定金具。
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