JP5171358B2 - 注出用中栓 - Google Patents
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Description
下記の特許文献1の技術によると、注出用中栓は容器の口頸部に嵌合する嵌合筒と、この嵌合筒の上部に設けられ内容液の注ぎ口となる略円筒形状の注出筒と、この注出筒の底部に水平方向に配設されている平板状の底部(隔壁)とが設けられている。底部には、周囲が薄肉部である切断溝を形成した除去部が設けられ、該除去部に取付けてある引っ張りリングを取り去ることによって、注出用開口(注出孔)が形成され、容器内の内容液を注出孔から流出させることができる。注出孔の開口形状は丸みのある菱形であって、円形状の底部の中央壁部に形成されている。
注出用中栓の底部は、板状であって、中央壁部をほぼ円錐形に突出させて、中央壁部から注出用中栓の周壁下部に向かって漸次低くなるように形成されている。
しかしながら、特許文献1に記載された底部の形状は、水平方向に延在する平面であるので、内容液が平面上に残留し、残留した内容液が乾燥して固化してしまう。
特許文献2に開示された中栓では、底部の中央壁部から底部の外周部に位置する周壁部まで、下方に下がる面を形成し、底部の周壁部側に位置する注出用開口側へ内容液を流下させるようにしている。
略円筒形状からなる側壁部と、上面が上方へ突出したなだらかな面からなる中央壁部と、前記側壁部の下端と前記中央壁部の外周端とを連結する複数の連結部と、各連結部間に設けられた注出用開口とが形成されている注出用中栓において、前記注出用開口に位置する前記中央壁部の外周端には、該外周端から下側に延びる内側縦リブを形成し、前記連結部の上面は、上方の側壁部から下方の中央壁部に向かって延びるなだらかな曲面を形成するようにした。
上記注出用中栓記側壁部には、少なくとも前記連結部を形成した位置に対応させて、前記側壁部から下方へ延びる外側縦リブを形成することができる。
また、上記注出用中栓の前記側壁部には、前記連結部を形成した位置に対応させて、前記側壁部から下方へ延びる外側縦リブを形成するようにした。注出用中栓の連結部の形状を湾曲させたので、工場内における生産ラインで注出用中栓を搬送すると、転がりやすくなる。そこで、外側縦リブを形成することによって、起立した姿勢を維持することができ、生産ラインでの高速搬送が可能となった。また、内容液の容器内への戻し時には、外側縦リブの側面を伝わるようにして内容液を容器内に流下させることができる。
図1は、本発明に係る注出用中栓3を容器蓋1と共に容器2に適用した半断面半側面図である。
容器蓋1は、例えばポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂などから形成されており、円板形状の天面壁5とこの天面壁5の周縁から垂下する略円筒形状のスカート壁6とを有する。容器蓋1の天面壁5は、全体が実質上ほぼ水平に延在し、スカート壁6の周壁部16の外表面には上下方向に延びる溝16aが周方向全体に多数形成されている。
スカート壁6の周壁部16の下部には、周方向に延在する弱化ライン7が形成され、それよりも下方にタンパーエビデント裾部10を設けている。なお、スカート壁6は、タンパーエビデント裾部10を含み、周壁部16は、タンパーエビデント裾部10を含まない。
周方向弱化ライン7は、周方向に間隔をおいて形成されたスリット12とこれらのスリット12間に存在する複数の橋絡部14とから構成されている。また、タンパーエビデント裾部10の内周面には、容器蓋1の半径方向内側斜め上方へ突出する係止突起11を複数個形成している。
容器2の係止顎部23の下部には、容器2の半径方向外側に突出する環状のネックリング24が形成されている。
これらの図に示すように、容器2の口頸部17には、注出用中栓3が装着されている。注出用中栓3は、ほぼ鍋形状であって略円筒形状である側壁部31と、円形の底部32と、側壁部31の上側に位置するフランジ部33とを備えている。
フランジ部33は、側壁部31の上部から注出用中栓3の半径方向外側へ環状に突出するように形成されている。フランジ部33の下面33aは水平方向に延在し、環状の下面33aの存在域は、容器2の口頸部17の上端部の存在域に等しく、注出用中栓3が容器2に装着されている状態では、下面33aが口頸部17の上端部に載置された状態で配置される。フランジ部33の上面側は、ほぼ断面が円形状に湾曲している。一方、容器蓋1には、天面壁5の内面に下方に環状に突出する環状シール5aを形成している。環状シール5aは、先端外周面がフランジ部33の内周面に当接し、シール部としての役割を果たす。環状シールの外側には、環状シール5aと間隔を空けて下側に突出する環状凸部5bを形成している。環状凸部5bは、フランジ部33の上面に当接し、シール部としての役割を果たすと共に容器蓋1を容器に螺着する時の締め込み過ぎを防止する。
なお、本実施形態では、注出用中栓3の底部32の境界領域を明瞭に示していないが、底部32は中央壁部34の全部を含み、連結部35及び注出用開口36については、それらの全部を含むこともあるし、一部を含むこともある。
側壁部31のやや内周側下方及び底部32の外周部には、外側縦リブ37が形成されている。図1に示すように、外側縦リブ37は容器2の口頸部17の内周面に対して隙間を形成し、かつ内周面に沿って周方向へ形成され、その先端部が下方へ延びる。この外側縦リブ37の先端部は、底部32の最下端部と同等の位置か或いはそれよりも若干下方に突出した位置まで延びて形成することが注出用中栓3の容器への搬送時等においての安定供給の点で好ましい。外側縦リブ37を形成する位置は、注出用開口36を除いた各連結部35の位置する部位に、周方向に形成されている。各外側縦リブ37の該周方向側における両端側面37aは、注出用開口36の側面に面一に形成されている。
図5に示すように、底部32に中央壁部34と連結部35との結合部には、図5に示すように、環状の内側縦リブ38が形成されている(図3及び図4も参照)。内側縦リブ38の注出用開口36に臨む部位は、連結部35が存在する部位と比較してリブ幅が狭くなっている。したがって、注出用開口36の中央壁部34側は、3方が内側縦リブ38に囲まれている。図3及び図4に示すように、内側縦リブ38の先端側は、垂直方向下向きに先端部を向け、その先端部は、外側縦リブ37の先端部と一致させている。
このような容器蓋1は、ユーザが開栓するときには、片手で容器2を握りしめ、他方の手の指先で容器蓋1の容器本体(タンパーエビデント裾部10よりも上の部分)8を掴んで容器蓋1を開栓する。スカート壁6の周壁部16を回転させると、ネジ21,22の作用により、容器蓋1の全体が上方へ移動しようとするが、タンパーエビデント裾部10の係止突起11が、図1に示す係止顎部23に当接し、タンパーエビデント裾部10の上昇が阻止される。こうして、容器蓋1は、容器蓋本体8の部分のみが上方へ移動することとなり、弱化ライン7の橋絡部14が切断され、容器本体8とタンパーエビデント裾部10とが切断される。そして、タンパーエビデント裾部10が容器2側に残され、容器蓋1は、口頸部17から脱離可能となる。
詳しくは、容器2を傾倒させた状態で、注出用中栓3の内部に残された残留内容液は、容器2を起立状態にすることで、一部が側壁部31から注出用開口36に直接戻され、残りの残留内容液が側壁部31から連結部35に戻される。連結部35に戻された残留内容液は、連結部35が漸次中央壁部34側へ向かって低くなっているので、重力作用によって連結部35を流下する。そして、連結部35から側方に位置する注出用開口36を経て容器2内にこぼれ落ちたり、あるいは一部の内容液が連結部35から中央壁部34に戻されたりする。中央壁部34に戻された残留物は、円錐面によって残留内容液を周方向へ拡げるような作用をして、残留内容液を注出用開口36側へ流れやすくなる。
そして、残留内容液は、注出用開口36の内周側端部に向かって、注出用開口36から容器2内に戻される。注出用開口36の内周側端部は、内側縦リブ38が形成されているので、残留内容液は、内側縦リブ38に伝わるようにして容器内に流下される。
容器蓋1の下部に形成した外側縦リブ37は、注出用開口36の側壁部31側からの側面から流下する残留内容液が、効率的に外側縦リブ37の側面37aを伝わるようにして流下させることができる。
なお、注出用中栓3の側壁部31の下部には、下方へ延びる外側縦リブ37を形成し、中央壁部34と連結部35との結合部に内側縦リブ38を形成した。これは、注出用中栓3の連結部35の形状を湾曲させたので、工場内における生産ラインで注出用中栓3を搬送すると、支持部材で支持しないと転がりやすくなる。そこで、縦リブを形成することによって、支持部材がなくとも起立した姿勢を維持することができ、生産ラインでの高速搬送が可能となった。
例えば、上記実施形態では、底部の最下方位置を連結部に設けたが、図6に示すように、底部の最下方位置Pは、連結部35と中央壁部34との結合部に形成してもよい。注出用開口36の一端は、結合部に隣接しているので、注出用開口36の一端から効率良く、内容液が戻される。
また、注出用中栓3の中央壁部34については、内側から外側へ向かって漸次低くなるものであれば、中心部に貫通孔(すなわち、中央壁部は、中央部に孔が形成された円錐台形状となる)が形成されたようなものであってもよい。
2 容器
3 注出用中栓
31 側壁部
32 底部
33 フランジ開口部
34 中央壁部
35 連結部
36 注出用開口
37 外側縦リブ
37a 側面
38 内側縦リブ
Claims (2)
- 略円筒形状からなる側壁部と、上面が上方へ突出したなだらかな面からなる中央壁部と、前記側壁部の下端と前記中央壁部の外周端とを連結する複数の連結部と、各連結部間に設けられた注出用開口とが形成されている注出用中栓において、
前記注出用開口に位置する前記中央壁部の外周端には、該外周端から下側に延びる内側縦リブを形成し、
前記連結部の上面は、上方の側壁部から下方の中央壁部に向かって延びるなだらかな曲面を形成するようにしたことを特徴とする注出用中栓。 - 前記側壁部には、少なくとも前記連結部を形成した位置に対応させて、前記側壁部から下方へ延びる外側縦リブを形成するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の注出用中栓。
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