JP5169155B2 - 樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
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例えば、半導体搭載用パッケージ等の用途に用いられる多層プリント配線板は、黒色を基調とするものが主流となっている。多層プリント配線板を黒色にする手法の一つに、多層プリント配線板の製造に用いる樹脂組成物に黒色の有機着色剤等を配合する手法が知られている。
しかしながら、これら有機着色剤は一般的に有機溶剤に対する溶解性が低いことから、多層プリント配線板の製造に用いる樹脂組成物が均一な色にできないという問題があった。
そのため、有機着色剤を含む樹脂組成物を用いてなるプリプレグ、又は絶縁樹脂シートは、外観に凝集物やムラが発生する問題があった。
また、近年の電気・電子機器の小型、薄型化に伴いプリプレグ、又は絶縁樹脂シートが薄くなることで、外観に凝集物やムラがより顕著に現れるようになった。
[1](A)無機充填剤を溶剤に分散させた分散液に(B)着色剤を溶解および/または分散させる工程(1)と、その後に、(C)ノボラック型エポキシ樹脂を溶解させる工程(2)を含むことを特徴とする樹脂組成物の製造方法。
[2]前記工程(1)は、周速3m/秒以上で攪拌することにより分散させる工程である[1]に記載の樹脂組成物の製造方法。
[3]前記(B)着色剤の含有量は、(A)無機充填剤100重量部に対し0.5〜6.5重量部である[1]または[2]に記載の樹脂組成物の製造方法。
[4]前記(B)着色剤は、260℃における昇華、又は分解による重量減少が10%以下である[1]ないし[3]のいずれかに記載の樹脂組成物の製造方法。
[5]前記(B)着色剤は、アントラキノン構造を有する化合物である[1]ないし[4]のいずれかに記載の樹脂組成物の製造方法。
[6]前記(A)無機充填剤は、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、シリカ、タルク、焼成タルク、及びアルミナからなる群より選ばれた少なくとも1種類以上である[1]ないし[5]のいずれかに記載の樹脂組成物の製造方法。
[7]前記工程(1)において用いる溶剤の含有量は、無機充填剤量100重量部に対して25〜300重量部である[1]ないし[6]のいずれかに記載の樹脂組成物の製造方法。
従って、前記プリプレグ、及び/または絶縁樹脂シートを用いて製造される多層プリント配線板は、外観に色ムラや凝集物がなく信頼性に優れるものである。
本発明の樹脂組成物の製造方法は、(A)無機充填剤を溶剤に分散させた分散液に(B)着色剤を溶解および/または分散させる工程(1)と、その後に、(C)ノボラック型エポキシ樹脂を溶解させる工程(2)を含むことを特徴とする。工程(1)、及び(2)を含むことにより、着色剤を、樹脂組成物に均一に分散させることができ、本発明の製造方法により得られた樹脂組成物を用いて製造されるプリプレグや絶縁樹脂シートは、外観にムラや凝集物のないものである。また、着色剤が容易に分散するため、樹脂組成物の製造工程時間が短縮できる利点もある。
なお、周速は、((攪拌羽根幅×3.14(円周率))/(羽根が一周するのに要する時間)で求めることができる。
更に平均粒子径5.0μm以下の球状シリカが好ましく、特に平均粒子径0.01〜2μmの球状溶融シリカが好ましい。これにより、無機充填材の充填性を向上させることができる。尚、平均粒子径は、例えば粒度分布計(HORIBA製、LA−500)により測定することができる。
尚、前記(C)ノボラック型エポキシ樹脂の重量平均分子量は、例えばGPCで測定することができる。
これらの中の1種類を単独で用いることもできるし、異なる重量平均分子量を有する2種類以上を併用したり、1種類、または2種類以上と、それらのプレポリマーを併用したりすることもできる。
また、前記シアネート樹脂は、特に限定されないが、1種類を単独で用いることもできるし、異なる重量平均分子量を有する2種類以上を併用したり、1種類または2種類以上と、それらのプレポリマーを併用したりすることもできる。
以下、本発明の樹脂組成物の製造方法を実施例により詳細に説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り以下の例に限定されるものではない。
B1:ペリノンおよびアントラキノン系染料
(商品名Kayaset Black A−N(日本化薬社製))
260℃における重量減少率 1.5%
B2: メチンおよびアントラキノン系染料
(商品名Kayaset Black G(日本化薬社製))
260℃における重量減少率 1.5%
B3:有機着色剤
(商品名Sudan Black 141(中央合成化学社製))
260℃における重量減少率 4.4%
工程(1)
(A)無機充填剤として、球状溶融シリカ(アドマテックス社製・「SO−25R」、平均粒径0.5μm)49.8重量部と、メチルエチルケトン49.8重量部とを混ぜ、真空脱法混練撹拌装置により分散させた。次に(B)着色剤としてB1:ペリノンおよびアントラキノン系有機染料(日本化薬社製、Kayaset Black A−N)0.6重量部を混合し、ディスパーザ攪拌機を用いて、周速4m/秒で60分攪拌した。
前記(A)無機充填剤と(B)着色剤とが分散した分散液に(C)ノボラック型エポキシ樹脂としてビフェニルアラルキル型ノボラックエポキシ樹脂(日本化薬社製、NC−3000)14.0重量部、その他の熱硬化性樹脂としてノボラック型シアネート樹脂(ロンザジャパン株式会社製、プリマセットPT−30)24.6重量部、硬化剤としてビフェニルジメチレン型フェノール樹脂(明和化成社製、MEH−7851HHH)10.8重量部、カップリング剤(日本ユニカー社製、A187)0.2重量部を添加してディスパーザ攪拌機を用いて120分間攪拌して、樹脂組成物を製造した。
工程(1)
(A)無機充填剤として、球状溶融シリカ(アドマテックス社製・「SO−25R」、平均粒径0.5μm)59.7重量部、メチルエチルケトン59.7重量部とを混ぜ、真空脱法混練撹拌装置により分散させた。次に(B)着色剤としてB1:ペリノンおよびアントラキノン系有機染料(日本化薬社製、Kayaset Black A−N)0.6重量部を混合し、ディスパーザ攪拌機で周速4m/秒で60分間攪拌した。
前記(A)無機充填剤と(B)着色剤とが分散した分散液に(C)ノボラック型エポキシ樹脂としてビフェニルアラルキル型ノボラックエポキシ樹脂(日本化薬社製、NC−3000)11.2重量部、その他の熱硬化性樹脂としてノボラック型シアネート樹脂(ロンザジャパン株式会社製、プリマセットPT−30)19.6重量部、硬化剤としてビフェニルジメチレン型フェノール樹脂(明和化成社製、MEH−7851HHH)8.6重量部、カップリング剤(日本ユニカー社製、A187)0.3重量部を添加してディスパーザ攪拌機を用いて120分間攪拌して、樹脂組成物を製造した。
工程(1)
(A)無機充填剤として、球状溶融シリカ(アドマテックス社製・「SO−25R」、平均粒径0.5μm)49.8重量部と、メチルエチルケトン49.8重量部とを混ぜ、真空脱法混練撹拌装置により分散させた。次に(B)着色剤としてB2:メチンおよびアントラキノン系有機染料(日本化薬社製、Kayaset Black G)0.6重量部を混合し、ディスパーザ攪拌機で周速4m/秒で60分間攪拌した。
前記(A)無機充填剤と(B)着色剤とが分散した分散液に(C)ノボラック型エポキシ樹脂としてビフェニルアラルキル型ノボラックエポキシ樹脂(日本化薬社製、NC−3000)11.2重量部、その他の熱硬化性樹脂としてノボラック型シアネート樹脂(ロンザジャパン株式会社製、プリマセットPT−30)19.6重量部、硬化剤としてビフェニルジメチレン型フェノール樹脂(明和化成社製、MEH−7851HHH)8.6重量部、カップリング剤(日本ユニカー社製、A187)0.2重量部を添加してディスパーザ攪拌機を用いて120分間攪拌して、樹脂組成物を製造した。
工程(1)
(A)無機充填剤として、球状溶融シリカ(アドマテックス社製・「SO−25R」、平均粒径0.5μm)59.7重量部と、メチルエチルケトン59.7重量部とを混ぜ、真空脱法混練撹拌装置により分散させた。次に(B)着色剤としてB1:ペリノンおよびアントラキノン系有機染料(日本化薬社製、Kayaset Black A−N)0.3重量部を混合し、ディスパーザ攪拌機で周速4m/秒で60分間攪拌した。
前記(A)無機充填剤と(B)着色剤とが分散した分散液に(C)ノボラック型エポキシ樹脂としてビフェニルアラルキル型ノボラックエポキシ樹脂(日本化薬社製、NC−3000)11.2重量部、その他の熱硬化性樹脂としてノボラック型シアネート樹脂(ロンザジャパン株式会社製、プリマセットPT−30)19.8重量部、硬化剤としてビフェニルジメチレン型フェノール樹脂(明和化成社製、MEH−7851HHH)8.7重量部、カップリング剤(日本ユニカー社製、A187)0.3重量部を添加してディスパーザ攪拌機を用いて120分間攪拌して、樹脂組成物を製造した。
工程(1)
(A)無機充填剤として、球状溶融シリカ(アドマテックス社製・「SO−25R」、平均粒径0.5μm)59.7重量部とメチルエチルケトン59.7重量部とを混ぜ、真空脱法混練撹拌装置により分散させた。次に(B)着色剤としてB1:ペリノンおよびアントラキノン系有機染料(日本化薬社製、Kayaset Black A−N)1.2重量部を混合し、ディスパーザ攪拌機で周速4m/秒で60分間攪拌した。
前記(A)無機充填剤と(B)着色剤とが分散した分散液に(C)ノボラック型エポキシ樹脂としてビフェニルアラルキル型ノボラックエポキシ樹脂(日本化薬社製、NC−3000)11.0重量部、その他の熱硬化性樹脂としてノボラック型シアネート樹脂(ロンザジャパン株式会社製、プリマセットPT−30)19.4重量部、硬化剤としてビフェニルジメチレン型フェノール樹脂(明和化成社製、MEH−7851HHH)8.4重量部、カップリング剤(日本ユニカー社製、A187)0.3重量部を添加して高速攪拌装置を用いて120分間攪拌して、樹脂組成物を製造した。
工程(1)
(A)無機充填剤として、水酸化アルミニウム(昭和電工社製、H−42M、平均粒径1.1μm)49.8重量部と、メチルエチルケトン49.8重量部とを混ぜ、真空脱法混練撹拌装置により分散させた。次に(B)着色剤としてB1:ペリノンおよびアントラキノン系有機染料(日本化薬社製、Kayaset Black A−N)0.6重量部を混合し、ディスパーザ攪拌機で周速4m/秒で60分間攪拌した。
前記(A)無機充填剤と(B)着色剤とが分散した分散液に(C)ノボラック型エポキシ樹脂としてビフェニルアラルキル型ノボラックエポキシ樹脂(日本化薬社製、NC−3000)14.0重量部、その他の熱硬化性樹脂としてノボラック型シアネート樹脂(ロンザジャパン株式会社製、プリマセットPT−30)24.6重量部、硬化剤としてビフェニルジメチレン型フェノール樹脂(明和化成社製、MEH−7851HHH)10.8重量部、カップリング剤(日本ユニカー社製、A187)0.2重量部を添加してディスパーザ攪拌機を用いて120分間攪拌して、樹脂組成物を製造した。
工程(1)
(A)無機充填剤として、球状溶融シリカ(アドマテックス社製・「SO−25R」、平均粒径0.5μm)49.8重量部と、メチルエチルケトン49.8重量部とを混ぜ、真空脱法混練撹拌装置により分散させた。次に(B)着色剤としてB1:ペリノンおよびアントラキノン系有機染料(日本化薬社製、Kayaset Black A−N)0.6重量部を混合し、ディスパーザ攪拌機で周速3m/秒で60分間攪拌した。
前記(A)無機充填剤と(B)着色剤とが分散した分散液に(C)ノボラック型エポキシ樹脂としてビフェニルアラルキル型ノボラックエポキシ樹脂(日本化薬社製、NC−3000)14.0重量部、その他の熱硬化性樹脂としてノボラック型シアネート樹脂(ロンザジャパン株式会社製、プリマセットPT−30)24.6重量部、硬化剤としてビフェニルジメチレン型フェノール樹脂(明和化成社製、MEH−7851HHH)10.8重量部、カップリング剤(日本ユニカー社製、A187)0.2重量部を添加してディスパーザ攪拌機を用いて120分間攪拌して、樹脂組成物を製造した。
工程(1)
(A)無機充填剤として、球状溶融シリカ(アドマテックス社製・「SO−25R」、平均粒径0.5μm)49.8重量部と、メチルエチルケトン49.8重量部とを混ぜ、真空脱法混練撹拌装置により分散させた。次に(B)着色剤としてB3:有機染料(中央合成化学社製、Sudan Black 141)0.6重量部を混合し、ディスパーザ攪拌機で周速4m/秒で60分間攪拌した。
前記(A)無機充填剤と(B)着色剤とが分散した分散液に(C)ノボラック型エポキシ樹脂としてビフェニルアラルキル型ノボラックエポキシ樹脂(日本化薬社製、NC−3000)14.0重量部、その他の熱硬化性樹脂としてノボラック型シアネート樹脂(ロンザジャパン株式会社製、プリマセットPT−30)24.6重量部、硬化剤としてビフェニルジメチレン型フェノール樹脂(明和化成社製、MEH−7851HHH)10.8重量部、カップリング剤(日本ユニカー社製、A187)0.2重量部を添加してディスパーザ攪拌機を用いて120分間攪拌して、樹脂組成物を製造した。
(工程1)
(C)ノボラック型エポキシ樹脂としてビフェニルアラルキル型ノボラックエポキシ樹脂(日本化薬社製、NC−3000)14.0重量部、熱硬化性樹脂としてノボラック型シアネート樹脂(ロンザジャパン株式会社製、プリマセットPT−30)24.6重量部、硬化剤としてビフェニルジメチレン型フェノール樹脂(明和化成社製、MEH−7851HHH)10.8重量部、(A)無機充填剤として球状溶融シリカ(アドマテックス社製・「SO−25R」、平均粒径0.5μm)49.8重量部、カップリング剤(日本ユニカー社製、A187)0.2重量部、球状溶融シリカと同重量のメチルエチルケトンを一度に混合し、ディスパーザ攪拌機を用いて120分間攪拌した。
前記溶解分散液に、(B)着色剤としてB1:ペリノンおよびアントラキノン系有機染料(日本化薬社製、Kayaset Black A−N)0.6重量部を添加し、ディスパーザ攪拌機を用いて60分間攪拌し、樹脂組成物を得た。
(工程1)
(B)着色剤としてB1:ペリノンおよびアントラキノン系有機染料(日本化薬社製、Kayaset Black A−N)1.2重量部と、メチルエチルケトン(MEK)49.8重量部を混ぜ、高速攪拌装置を用いて周速4m/秒で60分間攪拌した。
前記工程1で得られた分散液に(C)ノボラック型エポキシ樹脂としてビフェニルアラルキル型ノボラックエポキシ樹脂(日本化薬社製、NC−3000)28.0重量部、その他の熱硬化性樹脂としてノボラック型シアネート樹脂(ロンザジャパン株式会社製、プリマセットPT−30)49.2重量部、硬化剤としてビフェニルジメチレン型フェノール樹脂(明和化成社製、MEH−7851HHH)21.6重量部を添加して高速攪拌装置を用いて120分間攪拌して、樹脂組成物を製造した。
前記実施例1ないし8の樹脂組成物、比較例1、及び比較例2の樹脂組成物を400メッシュで濾過し、無機充填剤、着色剤、その他樹脂成分の残渣の有無を目視にて確認実施した。
粒度分布計(島津製作所社製、SALD−7000−WJA1)を用いて、作製した実施例1ないし8の樹脂組成物、比較例1、及び比較例2の樹脂組成物の粒度分布測定を行った。尚、測定は屈折率1.60−0.10iの条件下にて行い、体積換算にて平均粒径、90%粒子径、及び分布の標準偏差を求めた。
前記実施例1ないし8の樹脂組成物、比較例1、及び比較例2の樹脂組成物樹脂を用い、ガラス織布(厚さ94μm、日東紡績製、WEA−2116)に含浸し、150℃の加熱炉で2分間乾燥して、プリプレグ中のワニス固形分が約50重量%のプリプレグを得た。得られた各々のプリプレグについて、無機充填剤や有機化合物の凝集による外観ムラの有無を目視にて確認した。
前記実施例1ないし8の樹脂組成物、比較例1、及び比較例2の樹脂組成物樹脂を用い、厚さ25μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムの片面に、コンマコーター装置を用いて樹脂層を形成し、160℃の乾燥装置で10分間乾燥して、絶縁樹脂シートを製造した。乾燥後の樹脂層の厚さは、60μmとなるように塗工した。作製した各々の絶縁樹脂シートにおいて、無機充填剤や有機化合物の凝集による外観ムラの有無を目視にて確認した。
前記実施例1ないし8の樹脂組成物、比較例1、及び比較例2の樹脂組成物を用い得られた銅張り積層板をエッチングし、色差計を用いてL値の測定を行った。L値は小さいほど着色されていることを示す。
前記実施例1ないし8の樹脂組成物、比較例1、及び比較例2の樹脂組成物を用い得られた積層板の銅箔をエッチングし、適当な大きさに裁断し試料を作製し、熱時の重量減少により求めた。
表1中、積層板の耐熱性の値は、TG−DTA(示差熱熱重量同時測定)により、試料を、室温から450℃まで10℃/分の条件で昇温させ、試料の重量変化を追跡し、((100℃の試料重量)−(300℃の試料重量))/(100℃の試料重量)×100で求まる値とした。
前記実施例1ないし8の樹脂組成物、比較例1、及び比較例2の樹脂組成物を用い得られた積層板から50mm角にサンプルを切り出し、3/4エッチングし、D−2/100処理後、260℃の半田中に30秒浸漬させ、膨れの有無を観察した。
前記実施例1ないし8の樹脂組成物、比較例1、及び比較例2の樹脂組成物を用い得られた積層板をエッチングし、熱膨張係数をTMA装置(TAインスツルメント社製)を用いて、10℃/分で昇温して測定した。MD方向について測定を行った。
前記実施例1ないし8の樹脂組成物、比較例1、及び比較例2の樹脂組成物を用い積層板をエッチングし、弾性率をDMA(TAインスツルメント社製 DMA983)の共鳴周波数ズリモードを用いて、昇温速度5℃/分の条件で測定した。
Claims (6)
- (A)無機充填剤を溶剤に分散させた分散液に(B)着色剤を溶解および/または分散させる工程(1)と、その後に、(C)ノボラック型エポキシ樹脂を溶解させる工程(2)を含む樹脂組成物の製造方法であって、
前記(B)着色剤の含有量は、(A)無機充填剤100重量部に対し0.5〜6.5重量部であることを特徴とする樹脂組成物の製造方法。 - 前記工程(1)は、周速3m/秒以上で攪拌することにより分散させる工程である請求項1に記載の樹脂組成物の製造方法。
- 前記(B)着色剤は、260℃における昇華、又は分解による重量減少が10%以下である請求項1または2に記載の樹脂組成物の製造方法。
- 前記(B)着色剤は、アントラキノン構造を有する化合物である請求項1ないし3のいずれかに記載の樹脂組成物の製造方法。
- 前記(A)無機充填剤は、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、シリカ、タルク、焼成タルク、及びアルミナからなる群より選ばれた少なくとも1種類以上である請求項1ないし4のいずれかに記載の樹脂組成物の製造方法。
- 前記工程(1)において用いる溶剤の含有量は、無機充填剤量100重量部に対して25〜300重量部である請求項1ないし5のいずれかに記載の樹脂組成物の製造方法。
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