JP5160742B2 - 透明又は半透明含水系外用貼付剤用組成物、及び、この組成物を用いた透明又は半透明外用貼付剤 - Google Patents
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Description
本発明の含水系外用貼付剤用組成物について説明する。本発明の含水系外用貼付剤用組成物は、親油性成分、アルキレングリコール及び/又はポリアルキレングリコール、及び、界面活性剤を必須成分として含む含水系の透明又は半透明の外用貼付剤用組成物である。
本発明に用いられる親油性成分としては、特に限定されるものではなく、外用貼付剤に通常用いられる公知の親油性成分を適宜選択して用いることができる。また、本発明における親油性成分としては、1種単独の使用であっても、2種以上の併用であってもよい。
親油性成分として薬物を用いる場合には、親油性の薬物であれば特に限定されるものではなく、その治療等の目的に応じて適宜選択することが可能である。また、全身性薬物、局所用薬物のいずれであってもよい。更には、1種の薬物のみならず、2種類以上の薬物を併用することも可能である。尚、薬物の配合量は、薬物の種類、薬効、及び投与目的によって適宜設定することができる。
親油性成分として薬物溶解剤を用いる場合には、親油性の薬物溶解剤であれば特に限定されるものではなく、用いられる薬物に応じて適宜選択することができる。また、親油性成分となる薬物溶解剤は、1種のみならず、2種類以上を併用することも可能である。
親油性成分として清涼化剤を用いる場合には、親油性の清涼化剤であれば特に限定されるものではなく、外用貼付剤に通常用いられる公知の清涼化剤のうち、親油性のものを適宜選択して用いることができる。また、親油性成分となる清涼化剤は、1種のみならず、2種類以上を併用することも可能である。
親油性成分として酸化防止剤を用いる場合には、親油性の酸化防止剤であれば特に限定されるものではなく、外用貼付剤に通常用いられる公知の酸化防止剤のうち、親油性のものを適宜選択して用いることができる。また、親油性成分となる酸化防止剤は、1種のみならず、2種類以上を併用することも可能である。
親油性成分として防腐剤を用いる場合には、親油性の防腐剤であれば特に限定されるものではなく、外用貼付剤に通常用いられる公知の防腐剤のうち、親油性のものを適宜選択して用いることができる。また、親油性成分となる防腐剤は、1種のみならず、2種類以上を併用することも可能である。
本発明に用いられるアルキレングリコール及び/又はポリアルキレングリコールとしては、特に限定されるものではなく、外用貼付剤に通常用いられる公知のアルキレングリコール及び/又はポリアルキレングリコールを適宜選択して用いることができる。また、本発明におけるアルキレングリコール及び/又はポリアルキレングリコールとしては、1種単独の使用であっても、2種以上の併用であってもよい。
本発明に用いられる界面活性剤としては、特に限定されるものではなく、外用貼付剤に通常用いられる公知の界面活性剤を適宜選択して用いることができる。また、本発明における界面活性剤としては、1種単独の使用であっても、2種以上の併用であってもよい。
本発明における含水系外用貼付剤用組成物には、上記の必須成分に加えて、貼付剤の基剤組成物に添加されるその他の成分を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。以下に、本発明において任意に用いることのできるその他の成分について説明する。
本発明の含水系外用貼付剤用組成物においては、経時的な水分の蒸発による白濁化を抑制する目的で、グリセリンを配合することが好ましい。本発明の含水系外用貼付剤用組成物は、グリセリンを配合した場合であっても、その透明性を保つことができるため、透明且つ保湿効果を有する組成物を得ることができる。
本発明の含水系外用貼付剤用組成物においては、含水系外用貼付剤用組成物中に存在する、必須成分であるアルキレングリコール及び/又はポリアルキレングリコールの浮き出しを防止する目的で、ポリアクリル酸及び/又はカルボキシビニルポリマーを配合することが好ましい。
本発明の含水系外用貼付剤用組成物は、好ましくは薬物が含有されるものである。本発明の組成物が薬物を含有する場合には、配合される薬物は、上記の親油性成分となる薬物であってもよいし、親水性を有する薬物であってもよい。親水性を有する薬物としては、上記の親油性成分となる薬物と同様に、特に限定されるものではなく、その治療等の目的に応じて適宜選択することが可能である。また、全身性薬物、局所用薬物のいずれであってもよく、1種のみならず2種類以上を併用することも可能であり、更に、上記の親油性成分となる薬物とともに親水性を有する薬物とを併用することも可能である。尚、上記の親油性成分となる薬物と同様に、親水性を有する薬物の配合量も、薬物の種類、薬効、及び投与目的によって適宜設定することができる。
本発明の含水系外用貼付剤用組成物には、ポリアクリル酸塩を配合することができる。ポリアクリル酸塩としては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸部分中和物等を挙げることができ、これらは1種単独で用いても、又は2種以上を併用して用いてもよい。
本発明の含水系外用貼付剤用組成物は、水分を含有するものである。水の配合量は特に限定されるものではないが、調製時において含水系外用貼付剤用組成物全体に対し、30質量%以上70質量%以下であることが好ましい。また、皮膚に適用して時間が経過した場合の水分含量は、保湿剤等の効力により、調製時の含水率をなるべく保持していればなお好ましい。経時的な水分の蒸発を抑制するためには、保湿剤等を配合することが効果的である。
本発明の含水系外用貼付剤用組成物には、必要に応じて架橋剤を配合することができる。本発明に用いる架橋剤としては、例えば、多価金属塩を挙げることができ、その中でもアルミニウム化合物が好ましく用いられる。アルミニウム化合物としては、例えば、水酸化アルミニウムのような水酸化物;塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、酢酸アルミニウム、ステアリン酸アルミニウムのようなアルミン酸塩;無機性アルミニウム錯塩、及び、有機性アルミニウムキレート化合物等を挙げることができ、これらの中では、水酸化アルミニウムが特に好ましい。
本発明の含水系外用貼付剤用組成物には、必要に応じて水溶性高分子化合物を配合することができる。水溶性高分子化合物としては、例えば、ゼラチン、カンテン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、プロピレンカーボネート、カルボキシメチルセルロース、カルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、無水マレイン酸共重合体、カラギーナン、アクリル酸デンプン、キサンタンガム等が挙げられる。これらは、1種単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
本発明の含水系外用貼付剤用組成物は、任意成分として、親水性を有する薬物溶解剤を配合することも可能である。親水性を有する薬物溶解剤としては、例えば、イオン性界面活性剤等を挙げることができる。親水性を有する薬物溶解剤は、1種単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができ、また、上記の親油性成分となる薬物溶解剤とともに親水性を有する薬物溶解剤とを併用することも可能である。
本発明の含水系外用貼付剤用組成物は、任意成分として、親水性を有する酸化防止剤を配合することも可能である。親水性を有する酸化防止剤としては、例えば、亜硫酸ナトリウム、エリソルビン酸等を挙げることができる。親水性を有する酸化防止剤は、1種単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができ、また、上記の親油性成分となる酸化防止剤とともに親水性を有する酸化防止剤とを併用することも可能である。
本発明の含水系外用貼付剤用組成物は、任意成分として、親水性を有する防腐剤を配合することも可能である。親水性を有する防腐剤としては、例えば、メチルパラベン、安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム等を挙げることができる。親水性を有する防腐剤は、1種単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができ、また、上記の親油性成分となる防腐剤とともに親水性を有する防腐剤とを併用することも可能である。
色素を任意成分として配合する場合には、その種類は特に限定されず、「法定色素ハンドブック」に記載の色素及び天然色素を用いることができる。これらの色素は、1種単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて配合することができる。
本発明の含水系外用貼付剤用組成物においては、pH調節剤を配合することも可能である。pH調節剤としては、酒石酸、リン酸、リンゴ酸、クエン酸、塩酸、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン等を挙げることができる。これらは、1種単独で、又は2種類以上を適宜組み合わせて使用することができる。
また、架橋コントロール剤を配合することも可能である。架橋コントロール剤としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、クエン酸、メタリン酸ナトリウム等を挙げることができる。架橋コントロール剤の配合量は、特に限定されないが、好ましくは、含水系外用貼付剤用組成物全体に対して、0.01質量%以上1.0質量%以下である。
本発明の含水系外用貼付剤用組成物は、必須成分である親油性成分、アルキレングリコール及び/又はポリアルキレングリコール、及び、界面活性剤と、必要に応じて上記任意成分を適宜配合し、公知の方法で均一になるまで混練することによって調製することができる。
本発明の貼付剤は、支持体上に、本発明の含水系外用貼付剤用組成物が積層されたものである。また、本発明においては、更に剥離ライナーを有し、支持体、含水系外用貼付剤用組成物、剥離ライナーが順次積層されたものであってもよい。
本発明の貼付剤は、従来公知の方法によって製造することができる。例えば、本発明の含水系外用貼付剤用組成物を支持体上に塗工し、その後、必要があれば、剥離ライナーと貼り合わせる方法等が挙げられる。また、本発明の含水系外用貼付剤用組成物を剥離ライナーに展延し、その後、支持体を貼り合わせる方法を採用することもできる。
本発明の貼付剤に用いられる支持体としては、特に限定されるものではなく、貼付剤として通常使用される支持体を用いることが可能である。例えば、織布、不織布、編布等の布帛、樹脂フィルム、紙、及びこれらの積層体を用いることができる。
[含水系外用貼付剤用組成物の調製]
サリチル酸グリコール1.5質量部(エーピーアイコーポレーション社製、商品名:サリメント)、3−L−メントキシ−2−メチルプロパン−1,2−ジオール(高砂香料工業社製、商品名:クールアクト1)0.3質量部、ポリエチレングリコール(日本油脂社製、商品名:マクロゴール400、分子量:400)20.0質量部、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(日光ケミカルズ社製、商品名:ニッコールBL−25)1.0質量部、ポリアクリル酸部分中和物(昭和電工社製、商品名:ビスコメートNP−800)6.0質量部、ポリアクリル酸ナトリウム(昭和電工社製、商品名:ビスコメートF480SS)1.5質量部、カルボキシビニルポリマー(日本純薬社製、商品名:ジュンロンPW−110)1.0質量部、カルボキシメチルセルロースナトリウム(日本製紙ケミカル社製、商品名:サンローズF30HC)1.5質量部、乾燥水酸化アルミニウムゲル(協和化学社製、商品名:S−100)0.1質量部、エデト酸ナトリウム(ナガセケミテックス社製、商品名:フロストDS)0.25質量部、リン酸(太平化学産業社製)0.02質量部、L−酒石酸(大日本製薬社製)1.0質量部、濃グリセリン(花王社製)10.0質量部を混合し、精製水を全体が100質量部となるように配合(55.83質量部)し、一定時間均一に練合して含水系外用貼付剤用組成物を得た。含水系外用貼付剤用組成物の処方を表1に示す。
次いで、得られた含水系外用貼付剤用組成物を剥離ライナー(ポリエステルフィルム)に展延し、組成物層面に透明の支持体(ポリエステルフィルム/接着剤/ポリエステル編布)を被せて貼り合わせ、100mm×140mmの矩形状に裁断し透明パップ剤を得た。
得られた含水系外用貼付剤用組成物をガラスプレート上に延ばし、別のガラスプレートを用いて、含水系外用貼付剤用組成物からなる層の厚みが1mmになるように、含水系外用貼付剤用組成物を挟んで試験片を作成した。作成した試験片について、紫外可視分光光度計を用いて、以下の測定条件にて、含水系外用貼付剤用組成物層の可視光線(400〜700nm)の光透過率を測定した。測定結果を表2に示す。尚、測定結果のうち、波長400nm、550nm、700nmのうちいずれかの波長における光透過率が40%を超えるものについては、貼付剤とした場合の透明性が良好である(換言すれば、「透明又は半透明」である)と判断できる。
測定条件
測定モード:固定波長
波長:400、550、700nm
対照:空気
[含水系外用貼付剤用組成物の調製]
実施例2〜6として、ポリエチレングリコール(日本油脂社製、商品名:マクロゴール400、分子量:400)の配合量を、それぞれ、15.0質量部、25.0質量部、30.0質量部、35.0質量部、及び40.0質量部、と変化させ、配合する精製水の量を全体が100質量部となるように調整した以外は、実施例1と同様に含水系外用貼付剤用組成物を得た。また、比較例1として、ポリエチレングリコール(日本油脂社製、商品名:マクロゴール400、分子量:400)の配合量を、10.0質量部とし、精製水の量を全体が100質量部となるように調整した以外は、実施例1と同様に含水系外用貼付剤用組成物を得た。含水系外用貼付剤用組成物の処方を表1に示す。
上記で得られたそれぞれの含水系外用貼付剤用組成物につき、実施例1と同様に、透明性の評価にあたっての試験片を作成し、作成した試験片のそれぞれにつき、透明性の測定を行った。測定結果を表2に示す。表2に示されるように、ポリエチレングリコールの配合量を15.0質量%以上とした場合に、貼付剤とした場合に高い透明性が得られることが判った。
[含水系外用貼付剤用組成物の調製]
実施例7〜10として、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(日光ケミカルズ社製、商品名:ニッコールBL−25)の配合量を、それぞれ、0.5質量部、1.5質量部、2.0質量部、及び2.5質量部と変化させ、配合する精製水の量を全体が100質量部となるように調整した以外は、実施例1と同様に含水系外用貼付剤用組成物を得た。また、比較例2として、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(日光ケミカルズ社製、商品名:ニッコールBL−25)を配合することなく(0.0質量部)、配合する精製水の量を全体が100質量部となるように調整した以外は、実施例1と同様に含水系外用貼付剤用組成物を得た。含水系外用貼付剤用組成物の処方を表3に示す。
得られたそれぞれの含水系外用貼付剤用組成物につき、実施例1と同様に、透明性の評価にあたっての試験片を作成し、作成した試験片のそれぞれにつき、透明性の測定を行った。測定結果を表4に示す。表4に示されるように、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(25EO)の配合量を0.5質量%以上とした場合に、貼付剤とした場合に高い透明性が得られることが判った。
[含水系外用貼付剤用組成物の調製]
実施例11〜13として、濃グリセリンの配合量を、それぞれ、15.0質量部、20.0質量部、及び25.0質量部と変化させ、配合する精製水の量を全体が100質量部となるように調整した以外は、実施例1と同様に含水系外用貼付剤用組成物を得た。また、比較例3〜4として、濃グリセリンの配合量を、無し(0.0質量部)、及び5.0質量部と変化させ、配合する精製水の量を全体が100質量部となるように調整した以外は、実施例1と同様に含水系外用貼付剤用組成物を得た。含水系外用貼付剤用組成物の処方を表5に示す。
得られたそれぞれの含水系外用貼付剤用組成物につき、実施例1と同様に、透明性の評価にあたっての試験片を作成し、作成した試験片のそれぞれにつき、透明性の測定を行った。測定結果を表6に示す。
得られた含水系外用貼付剤用組成物をガラスプレート上に延ばした後、23℃、60%RHの環境下で4時間乾燥させた。乾燥後、別のガラスプレートを用いて、実施例1と同様に、含水系外用貼付剤用組成物からなる層の厚みが1mmになるように、含水系外用貼付剤用組成物を挟んで試験片を作成した。作成した試験片のそれぞれにつき、実施例1と同様の条件にて、透明性の測定を行った。測定結果を表7に示す。
[含水系外用貼付剤用組成物の調製]
実施例14〜17として、カルボキシビニルポリマー(日本純薬社製、商品名:ジュンロンPW−110)の配合量を、それぞれ、0.5質量部、1.5質量部、2.0質量部、及び2.5質量部と変化させ、配合する精製水の量を全体が100質量部となるように調整した以外は、実施例1と同様に含水系外用貼付剤用組成物を得た。また、比較例5として、カルボキシビニルポリマー(日本純薬社製、商品名:ジュンロンPW−110)を配合することなく(0.0質量部)、配合する精製水の量を全体が100質量部となるように調整した以外は、実施例1と同様に含水系外用貼付剤用組成物を得た。含水系外用貼付剤用組成物の処方を表8に示す。
得られたそれぞれの含水系外用貼付剤用組成物につき、実施例1と同様に、透明性の評価にあたっての試験片を作成し、作成した試験片のそれぞれにつき、透明性の測定を行った。測定結果を表9に示す。
得られた含水系外用貼付剤用組成物をプラスチックフィルムに展延し、含水系外用貼付剤用組成物層の面上に、同様のプラスチックフィルムを被せて、1週間放置し、被験製剤とした。被験製剤の一方のプラスチックフィルムを剥がし、23℃、60%RHの環境下で4時間乾燥させた後、その表面上を肉眼観察することにより、浮き出しの有無を確認した。尚、浮き出しの評価にあたっては、以下を基準として行った。評価結果を表9に示す。表9に示されるように、カルボキシビニルポリマーの配合量を0.5質量%以上とした場合に、含水系外用貼付剤用組成物層からの浮き出しが抑えられることが判った。
◎:なし
○:ほとんどなし
△:少しあり
×:あり
Claims (10)
- 親油性成分を含む含水系外用貼付剤用組成物であって、
更に、アルキレングリコール及び/又はポリアルキレングリコールと界面活性剤とグリセリンとを含有し、
前記アルキレングリコール及び/又はポリアルキレングリコールの配合量は、前記含水系外用貼付剤用組成物全体に対して15質量%以上40質量%以下であり、
前記界面活性剤の配合量は、前記含水系外用貼付剤用組成物全体に対して0.1質量%以上2.5質量%以下であり、
前記グリセリンの配合量は、前記含水系外用貼付剤用組成物全体に対して10質量%以上25質量%以下である透明又は半透明含水系外用貼付剤用組成物(但し、ピロキシカムを配合したものを除く)。 - 前記アルキレングリコール及び/又はポリアルキレングリコールは、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコールからなる群より選ばれる1種以上である請求項1記載の透明又は半透明含水系外用貼付剤用組成物。
- 前記親油性成分は、サリチル酸グリコール、l−メントール、3−L−メントキシ−2−メチルプロパン−1,2−ジオールからなる群より選ばれる1種以上である請求項1又は2に記載の透明又は半透明含水系外用貼付剤用組成物。
- 前記親油性成分は、サリチル酸グリコール又は3−L−メントキシ−2−メチルプロパン−1,2−ジオールである請求項3記載の透明又は半透明含水系外用貼付剤用組成物。
- 前記界面活性剤は、エーテル型界面活性剤である請求項1から4いずれかに記載の透明又は半透明含水系外用貼付剤用組成物。
- 前記エーテル型界面活性剤は、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテルからなる群より選ばれる1種以上である請求項5記載の透明又は半透明含水系外用貼付剤用組成物。
- 更に、ポリアクリル酸及び/又はカルボキシビニルポリマーを、前記含水系外用貼付剤用組成物全体に対して0.5質量%以上5.0質量%以下含有してなる請求項1から6いずれかに記載の透明又は半透明含水系外用貼付剤用組成物。
- 前記親油性成分となる薬物として、ステロイドホルモン、非ステロイド系鎮痛抗炎症剤(ピロキシカムを除く)、精神安定剤、抗高血圧薬、抗ヒスタミン薬、抗喘息薬、抗パーキンソン薬、脳循環改善薬、制吐剤、抗うつ薬、抗不整脈薬、抗痛風薬、抗真菌薬、抗腫瘍薬、利尿薬、又はビタミンを含有する請求項1から7いずれかに記載の透明又は半透明含水系外用貼付剤組成物。
- 前記非ステロイド系鎮痛抗炎症剤がインドメタシンである請求項8記載の透明又は半透明含水系外用貼付剤組成物。
- 請求項1から9いずれかに記載の透明又は半透明含水系外用貼付剤用組成物が、透明又は半透明の支持体上に積層された透明又は半透明外用貼付剤。
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