JP5146416B2 - 燃料遮断弁 - Google Patents
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Description
適用例1は、燃料タンクの上部に装着され、燃料タンク内と外部とを接続する接続通路を開閉することで燃料タンクと外部通路とを連通遮断する燃料遮断弁において、
上記接続通路と上記燃料タンク内とを接続する弁室を形成し、連通孔を有するケーシング本体を有するケーシングと、
上記ケーシング本体の上記連通孔に接続され上記燃料タンクの燃料蒸気を導入する導入開口を有し、該導入開口から燃料蒸気を上記連通孔を通じて上記弁室に導く導入通路を形成する通路形成部材と、
上記弁室に収納され、該弁室内の燃料が閉弁液位に達したときに上昇して上記接続通路を閉じるフロート機構と、
を備え、
上記導入開口は、上記連通孔よりも低い位置に形成され、
上記導入通路は、上記導入開口および上記連通孔よりも高い位置へ屈曲することで形成した上位通路を有し、
さらに、上記通路形成部材は、上記ケーシングの側壁部の外側を囲むように配置された側部通路形成部材を有し、該側部通路形成部材と上記ケーシング本体の側壁部との間であって上記導入開口より下方に配置された封止開口を有し、該封止開口が給油時における燃料で閉じられ、さらに燃料液位の上昇により、上記導入開口が燃料で閉じられたときに、タンク内圧と上記弁室内との圧力差により、上記封止開口を通じて燃料を上記弁室に導入するように気密状態に構成されていること、を特徴とする。
図1は本発明の一実施例にかかる燃料遮断弁10を搭載した自動車の燃料タンクFTを示す断面図である。図1において、燃料タンクFTは、扁平の樹脂製の燃料タンクであり、その表面がポリエチレンを含む複合樹脂材料から形成されており、そのタンク上壁FTaに取付穴FTbが形成されている。このタンク上壁FTaには、燃料遮断弁10がその下部を取付穴FTbに突入した状態にて取り付けられ、さらに、通路形成部材50が燃料タンクFTのほぼ中央部を貫通・突入している。燃料遮断弁10は、給油時に燃料タンクFT内の燃料が所定の満タン液位FL1まで上昇したときに封止開口を通じて、燃料を導入して、キャニスタへの流出を規制するとともにオートストップを機能させるものである。
図2は図1の燃料遮断弁10の付近を拡大した断面図、図3は燃料遮断弁10の閉弁状態を示す断面図である。すなわち、燃料遮断弁10は、図2の開弁状態から、図3に示すように給油により燃料が燃料タンクFTに供給されて、満タン液位FL1に達すると、通路形成部材50の途中に形成した封止開口を通じて、燃料を導入して、オートストップを機能させるものである。図2および図3において、燃料遮断弁10は、ケーシング20と、通路形成部材50と、フロート機構60と、スプリング68とを主要な構成として備え、これらのケーシング20等は、ポリエチレン、ポリアミドやポリアセタールなどの樹脂から形成されている。
次に、燃料遮断弁10の動作について説明する。図2に示すように、給油により燃料タンクFT内に燃料が供給されると、燃料タンクFT内の燃料液位の上昇につれて燃料タンクFT内の上部に溜まっていた燃料蒸気は、排出孔35bや、導入通路50Pの環状通路51Paから連通孔31aなどの通路を通じて、弁室20S内に入り、弁室20Sから接続通路32a、通路42aを通じて、キャニスタ側へ逃がされる。そして、燃料液位が封止開口52aに達して、燃料が封止開口52aを閉じると、導入通路50Pは、導入開口57cから連通孔31aまでほぼ気密状態となる。そして、図3に示すように、燃料タンクFT内の燃料液位が所定の満タン液位FL1に達して、第3通路形成部56の第3通路56Pの導入開口57cを塞ぐことにより、燃料タンクFT内のタンク内圧が上昇する。この状態では、タンク内圧と弁室20S内の圧力との差圧が大きくなり、サイホン作用により、燃料が封止開口52aを通じて、弁室20Sに流入する。そして、弁室20S内の燃料液位が閉弁液位h1に達すると、フロート61の浮力およびスプリング68の荷重による上方への力と、フロート61および弁体65の自重による下方への力との釣り合いによって、前者が後者を上回ったときにフロート61と弁体65とが一体になって上昇して、弁体65がシール部32bに着座して接続通路32aを閉じる。その結果、タンク内圧はさらに上昇して、インレットパイプ内の燃料液位が上昇して、燃料が給油ガンのノズルに接触すると、センサにより給油がストップする。これにより、燃料タンクFTへの給油の際に、燃料タンクFTから燃料蒸気を逃がすとともに燃料が燃料タンクFT外へ流出するのを防止することができる。一方、燃料タンクFTの燃料液位が低下して、弁室20S内の燃料が排出孔35bや、連通孔31a、環状通路51Pa、封止開口52aを通じて排出されると、フロート61は、その浮力を減少して下降するから、弁体65がシール部32bから離座して接続通路32aを開ける。
上記実施例にかかる燃料遮断弁10により、以下の作用効果を奏する。
(4)−1 図3に示すように、通路形成部材50は、燃料タンクFTに燃料が供給され、封止開口52aを閉じ、さらに導入開口57cを塞ぐ燃料液位に達したときに、タンク内圧を高くし、タンク内圧と弁室20S内との圧力差により、導入通路50Pを通じて燃料が弁室20S内に流入することで、フロート機構60が接続通路32aを閉じ、タンク内圧はさらに上昇してフィラーパイプ内の燃料液位を上昇させて、給油ガンの給油を停止するオートストップを働かせることができる。
上記実施例では、底部材に排出孔を設けて、弁室内の燃料の排出を容易にしたが、これに限らず、封止開口を、弁室内の全ての燃料を排出することができる位置に設けることにより、排出孔をなくすことができる。
10B…燃料遮断弁
20…ケーシング
20B…ケーシング
20S…弁室
20Ba…取付部
30…ケーシング本体
30B…ケーシング本体
30a…開口
31…側壁部
31a…連通孔
32…上壁部
32a…接続通路
32b…シール部
33…フランジ
33a…位置決め部
33b…環状溶着部
35…底部材
35a…底本体
35b…排出孔
35c…円筒体
35d…係合爪
40…蓋体
41…蓋本体
42…管体
42a…通路
50…通路形成部材
50B…通路形成部材
50P…導入通路
51…第1通路形成部
51P…第1通路
51a…係合穴
51Pa…環状通路
51Pb…管通路
52…側部通路形成部材
52a…封止開口
52Ba…封止開口
53…導出通路形成部材
53b…外部接続部
55…第2通路形成部
55P…第2通路
56…第3通路形成部
56P…第3通路
57…管本体
57a…接続部
57b…導入管
57c…導入開口
57Bc…導入開口
58…溶着部
60…フロート機構
61…フロート
61S…浮力室
61a…弁取付部
65…弁体
68…スプリング
FT…燃料タンク
FTa…タンク上壁
FTb…取付穴
Claims (1)
- 燃料タンク(FT)の上部に装着され、燃料タンク(FT)内と外部とを接続する接続通路(32a)を開閉することで燃料タンク(FT)と外部通路とを連通遮断する燃料遮断弁において、
上記接続通路(32a)と上記燃料タンク(FT)内とを接続する弁室(20S)を形成し、連通孔(31a)を有するケーシング本体(30)を有するケーシング(20)と、
上記ケーシング本体(30)の上記連通孔(31a)に接続され上記燃料タンク(FT)の燃料蒸気を導入する導入開口(57c)を有し、該導入開口(57c)から燃料蒸気を上記連通孔(31a)を通じて上記弁室(20S)に導く導入通路(50P)を形成する通路形成部材(50)と、
上記弁室(20S)に収納され、該弁室(20S)内の燃料が閉弁液位(h1)に達したときに上昇して上記接続通路(32a)を閉じるフロート機構(60)と、
を備え、
上記導入開口(57c)は、上記連通孔(31a)よりも低い位置に形成され、
上記導入通路(50P)は、上記導入開口(57c)および上記連通孔(31a)よりも高い位置へ屈曲することで形成した上位通路を有し、
さらに、上記通路形成部材(50)は、上記ケーシング(20)の側壁部(31)の外側を囲むように配置された側部通路形成部材(52)を有し、該側部通路形成部材(52)と上記ケーシング本体(30)の側壁部(31)との間であって上記導入開口(57c)より下方に配置された封止開口(52a)を有し、該封止開口(52a)が給油時における燃料で閉じられ、さらに燃料液位の上昇により、上記導入開口(57c)が燃料で閉じられたときに、タンク内圧と上記弁室(20S)内との圧力差により、上記封止開口(52a)を通じて燃料を上記弁室(20S)に導入するように気密状態に構成されていること、を特徴とする燃料遮断弁。
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JP2011011645A JP2011011645A (ja) | 2011-01-20 |
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JP2004251265A (ja) * | 2002-12-27 | 2004-09-09 | Fuji Heavy Ind Ltd | 蒸発燃料処理装置 |
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