JP5145812B2 - データ送受信システム、データ送信装置、データ受信装置、クロック生成方法 - Google Patents
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Description
HDMIは、周知のようにして、パーソナルコンピュータと液晶ディスプレイ装置などのデジタル表示駆動が行われるデジタルディスプレイ装置とを接続する標準規格であるDVI(Digital Video Interface)を基として、音声伝送機能、著作権保護機能、色差伝送機能などを付加することにより、主には家電、AV(Audio Visual)機器向けに策定された、デジタル映像音声入出力のための規格である。HDMIでは送信(出力)側機器をソース(Source)、受信(入力)側をシンク(Sink)といい、HDMIによるビデオ・オーディオ信号データの伝送は双方向ではなく、ソースからシンクへの一方向となる。ただし、DDC(Display Data Channel)といわれる制御信号経路については双方向通信が行えるようにされている。
例えばユーザは、HDMIに対応する2以上の機器をHDMIケーブルなどにより接続して、AV(Audio Visual)システムを構築するようにされる。
ACRによっては、先ず、ソースからシンクに対して、ビデオクロック(ピクセルクロック)と、オーディオクロックの再生成に必要なパラメータ(再生成用パラメータ)を送信する。ここで、再生成のためのパラメータは、Nといわれる分周比値と、CTS(Cycle Time Stamp)といわれる、ビデオクロックを基準としたオーディオクロックの周期速度を示す値とされる。シンクでは、受信取得した上記ビデオクロック及び再生成用パラメータを利用して、ソース側にて得られているのと同じ周波数のオーディオクロックを再生成する。シンク側の機器は、このようにして再生成したオーディオクロックを利用して、受信したデジタルオーディオ信号についての再生信号処理を実行するようにされる。
そこで、本願発明としては、例えばHDMIなどのクロック再生成の制御が行われるようなデータ伝送の環境の下であっても、ソース(マスタ)側に依存せずに、シンク側が有するクロック精度によるコンテンツ信号用のクロックが得られるようにして、これまでよりも高品位なコンテンツ再生が可能となるようにすることを目的とする。
このデータ送受信システムは、所定のデータ伝送規格により接続されるデータ送信装置とデータ受信装置とから成る。そのうえで、データ送信装置は、データ伝送規格において規定される所定の伝送路により、デジタルコンテンツ信号データをデータ受信装置に対して送信するデータ送信手段と、データ伝送規格において規定される所定の伝送路により、このデータ送信装置にて生成した基準クロックを上記データ受信装置に対して送信する基準クロック送信手段と、基準クロックと、デジタルコンテンツ信号データの形式に応じたサンプリング周波数とに基づいて設定した分周比値を示す分周比値情報を、データ伝送規格において規定される所定の伝送路により送信する分周比値情報送信手段と、データ伝送規格において規定される所定の伝送路により送信されてくる、データ受信装置にて求められた、基準クロックを基準とする源クロックの周期速度値を示す周期速度値情報を受信する周期速度値情報受信手段と、デジタルコンテンツ信号データに同期するものとして生成されるコンテンツ用クロックを生成するもので、周期速度値により基準クロックを分周して得られる周波数信号を分周比値により逓倍した周波数信号を、コンテンツ用クロックとして出力するようにされたクロック生成手段とを備えることとした。また、データ受信装置は、上記所定の伝送路により、データ送信装置から送信されてくるデジタルコンテンツ信号データを受信するデータ受信手段と、上記所定の伝送路により、データ送信装置から送信されてくる基準クロック受信するクロック受信手段と、上記所定の伝送路により、データ送信装置から送信されてくる上記分周比値情報を受信する分周比値情報受信手段と、コンテンツ用クロックとしての規定周波数と対応関係を有する規定周波数の源クロックを生成する源クロック生成手段と、源クロックを分周比値により分周して得られる周波数信号の単位周期内に得られる基準クロックの周期数を周期速度値として求めるようにされる周期速度値生成手段と、周期速度値を示す周期速度値情報を、データ伝送規格において規定される所定の伝送路によりデータ送信装置に対して送信する周期速度値送信手段とを備えることとした。
つまり、所定のデータ伝送規格において規定される所定の伝送路により、デジタルコンテンツ信号データをデータ受信装置に対して送信するデータ送信手段と、データ伝送規格において規定される所定の伝送路により、このデータ送信装置にて生成した基準クロックをデータ受信装置に対して送信する基準クロック送信手段と、基準クロックと、デジタルコンテンツ信号データの形式に応じたサンプリング周波数とに基づいて設定した分周比値を示す分周比値情報を、データ伝送規格において規定される所定の伝送路により送信する分周比値情報送信手段と、データ伝送規格において規定される所定の伝送路により送信されてくる情報であり、デジタルコンテンツ信号データの形式に対応する規定の周波数を有するものとしてデータ受信装置にて生成した源クロックを分周比値により分周して得られる周波数信号の単位周期内に得られる基準クロックの周期数である周期速度値を示す周期速度値情報を受信する周期速度値情報受信手段と、デジタルコンテンツ信号データに同期するものとして生成されるコンテンツ用クロックを生成するもので、周期速度値により基準クロックを分周して得られる周波数信号をさらに分周比値により逓倍した周波数信号を、コンテンツ用クロックとして出力するようにされたクロック生成手段とを備えることとした。
所定のデータ伝送規格において規定される所定の伝送路により、データ送信装置から送信されてくるデジタルコンテンツ信号データを受信するデータ受信手段と、データ伝送規格において規定される所定の伝送路により、データ送信装置から送信されてくる基準クロック受信するクロック受信手段と、データ伝送規格において規定される所定の伝送路により、データ送信装置から送信されてくる情報であり、データ送信装置にて上記基準クロックと、デジタルコンテンツ信号データの形式に応じたサンプリング周波数とに基づいて設定した分周比値を示す分周比値情報を受信する分周比値情報受信手段と、コンテンツ用クロックとしての規定周波数と対応関係を有する規定周波数の源クロックを生成する源クロック生成手段と、源クロックを分周比値により分周して得られる周波数信号の単位周期内に得られる基準クロックの周期数を、周期速度値として求めるようにされる周期速度値生成手段と、この周期速度値を示す周期速度値情報を、データ伝送規格において規定される所定の伝送路によりデータ送信装置に対して送信する周期速度値送信手段とを備えることとした。
そのうえで、データ送信装置は、基準クロックと分周比値情報とを生成、設定し、これらを、同じ伝送規格により規定される所定の伝送経路でデータ受信装置に対して送信する。
データ受信装置側では、デジタルコンテンツ信号データに対応するものとして規定されるコンテンツ用クロックと同じ規定周波数による源クロックを生成し、この源クロックと、基準クロックと、分周比値情報を用いて源クロックの周期速度値を求め、これをデータ送信装置に送信するようにされる。
そしてデータ送信装置は、受信取得した周期速度値と、自身が生成・設定した基準クロック及び分周比値とを利用して、コンテンツ用クロックを生成するようにされる。
このようにしてデータ送信装置にて生成されるコンテンツ用クロックは、源クロックに対応する規定周波数のクロックを再生したものとしてみることができ、両者の周期速度は同じであるとみて良い。また、ここでデータ受信装置側において、高い精度の源クロックが得られるようなクロック生成を行っていれば、データ送信装置側で生成されるコンテンツ用クロックも、高い精度を有するものとなる。そして、データ送信装置とデータ受信装置では、それぞれが同じ周期速度で、かつ、高精度なコンテンツ用クロック、源クロックにより、伝送対象のデジタルコンテンツ信号データについての処理を行うことができる。
また、この図では、ディスク再生装置1とアンプ装置2の内部構成例をそれぞれ示しているが、ここでは説明を簡単なものとすることの都合上、先ず、ディスク再生装置1については、ディスク状記録媒体(以下、ディスクという)を再生して得られるオーディオ信号データを、HDMI経由で送信出力するための構成部分のみを抜き出して示すこととする。つまり、ディスク再生装置1としては、ディスクから再生したオーディオ信号データを、HDMI以外の伝送路により外部に送信出力可能に構成されてもよいのであるが、ここでは、このような構成については図示を省略している。また、同様にして、アンプ装置2についても、HDMIに対応するデータインターフェイス機能に関する部位と、オーディオ信号をスピーカから音として再生出力させるための部位のみを抜き出して示すこととする。つまり、例えばオーディオアンプ装置2としては、HDMI以外の経路により外部からデジタル又はアナログのオーディオ信号を入力可能とされてもよいのであるが、ここでは、このような構成は省略している。
HDMI送信部12は、上記オーディオクロックCLK_A1と、ビデオクロック(ピクセルクロック)CLK_Vを入力し、ACR(Audio Clock Regeneration)制御に利用する。
アンプ装置2は、オーディオ信号入力のためにHDMIの受信系の構成を備える。つまり、HDMI入力端子21と、HDMI受信部22を備える。
HDMI入力端子21は、例えば実際には、HDMIの物理層規格に対応する構造の雌プラグを有して成り、この場合には、ケーブル30におけるもう一方の雄プラグ30bが接続されている。これにより、ディスク再生装置1のHDMI出力端子13から出力(送信)される伝送データは、アンプ装置2のHDMI入力端子21を経由して、HDMI受信部22に対して入力されることとなる。
既に知られているように、HDMIにおける2つの装置間のデジタルコンテンツの信号データ(ビデオ信号データ・オーディオ信号データ)の伝送は、双方向ではなく一方向である。送信装置側についてはソース(Source)といい、受信装置側についてはシンク(Sink)という。
図2においては、送信装置に対応するものとしてHDMIソース(HDMI Source)100が示され、受信装置に対応するものとしてHDMIシンク、(HDMI Sink)110が示されている。図1との対応では、ディスク再生装置1のHDMI送信部12において、HDMIソース100に相当する部位が備えられ、アンプ装置2のHDMI受信部22において、HDMIシンク110に相当する部位が備えられる。
また、TMDSクロックチャンネルは、上記TMDSチャンネル0〜2により伝送するビデオ信号データに同期するクロックであるTMDSクロックを送信出力するための伝送チャンネルとされる。即ち、コンテンツデータとしての信号と、クロックとは、それぞれ独立した別のチャンネル(信号線)により伝送されるようになっている。
ACR制御は、HDMIソース100側が備えるとされるソースデバイス(Source Device)200と、HDMIシンク110側が備えるとされるシンクデバイス(Sink Device)201とにより行われる。図1との対応では、ディスク再生装置1のHDMI送信部12においてソースデバイス200が備えられ、アンプ装置2のHDMI受信部22においてシンクデバイス201が備えられることになる。
ここで、分周器201が分周比として用いる数値であるNは、HDMIにおいて、伝送するオーディオ信号データのサンプリング周波数fsと、TMDSクロックの周波数とに対応させて、CTSとともに、その推奨値が規定されている。ちなみに、HDMIにおいては、オーディオクロック(128fs)、TMDSクロックの周波数(fTMDS_clock)、N、及びCTSとの関係について、
128fs=fTMDS_clock*N/CTS・・・(式1)
が成り立つべきことを規定している。
ソースデバイス200におけるNレジスタ213には、上記のようにして求めたNがセットされる。Nレジスタ213は、セットされたNを保持し、分周器211の分周比として、この保持しているNを設定する。
周期カウンタ212には、上記分周器211から出力される周波数信号と、ビデオクロックCLK_Vを基とするTMDSクロックとが入力される。周期カウンタ212は、例えば分周器211から出力される周波数信号の1周期(単位周期)内において現れる、TMDSクロックの周期数をカウントする。このようにしてカウントして得られる値が、ソースデバイス200からCTS(Cycle Time Stamp)として出力される。
オーディオクロックCLK_A1は、伝送対象のデジタルオーディオ信号データに同期し、128fsで表される、規定の周波数を有するクロックとして生成されるのであるが、このオーディオクロックCLK_A1が有する現実の周波数(実周波数:ここでは周期速度ともいうことにする)は、真に正確な周波数に対して誤差を有している。CTSは、TMDSクロックを基準とした上で、オーディオクロックCLK_A1の周期速度を示している数値であるとしてみることができる。
ACR制御のためのパラメータとなるCTS及びN(ACRパラメータ)については、先に図2により説明した、TMDSチャンネル0、1、2により伝送される付加情報、制御情報の1つとして、ビデオデータの垂直/水平ブランキング区間内における所定区間に格納されるようにされたうえで、パケット形式により送信される。また、TMDSクロックは、TMDSクロックチャンネルにより伝送される。
先ず、分周器214は、HDMIの伝送路経由で受信したTMDSクロック及びCTSを入力し、TMDSクロックをCTSが示す値により分周する。この分周を行って得られた周波数信号は、逓倍器215に対して出力される。
逓倍器215は、分周器214から入力される周波数信号を、同じくHDMIの伝送路経由で受信したNにより逓倍する。
このマスタークロックCLK_Mは、HDMI経由でアンプ装置2Aが受信して再生信号処理を行うオーディオ信号データのサンプリング周波数をfsとして、128fsの周波数を有するものとして生成される。
HDMI経由でオーディオ信号データを伝送するときには、伝送データの構造内において、そのオーディオ信号データの形式に応じて規定されるサンプリング周波数fsを示す情報を格納するようにされる。そこで、アンプ装置2は、受信した伝送データからこのサンプリング周波数を示す情報を取得して、受信取得されるデジタルオーディオ信号のサンプリング周波数を認識する。そして、この認識したサンプリング周波数の128倍の周波数信号を生成するようにされる。これが、マスタークロックCLK_Mとなる。上記しているように、マスタークロックCLKは、水晶発振子を利用して生成されるものであるために、クリスタル精度といわれる高い精度を持つことになる。
また、このマスタークロックCLK_Mは、再生信号処理・増幅部23に対しても入力される。再生信号処理/増幅部23は、マスタークロックCLK_Mを、HDMI受信部22Aから入力されてくるデジタルオーディオ信号のための再生クロックとして利用する。
ディスク再生部11は、例えばこのオーディオクロックCLK_Argに基づいて再生クロックを生成し、この再生クロックに同期したオーディオ信号データが再生されるようにして、ディスク再生動作を制御するようにされる。例えばディスク回転駆動方式がCLV(線速度一定)であるような場合には、ディスク10から再生されるオーディオ信号データが再生クロックに同期するようにして、ディスク回転速度を制御することになる。また、ディスク10からのデータ読み出しをバースト(間欠)的に行ってバッファメモリに一時蓄積したうえで、バッファメモリから連続的にオーディオ信号データを読み出して再生出力させるような構成の場合には、バッファメモリに対する読み出しタイミングを制御することで、結果的に、再生クロックに同期したオーディオ信号データを得るようにされる。
この図においては、ソースデバイス200Aとシンクデバイス201Aが示されている。ソースデバイス200Aは、本実施の形態のディスク再生装置1AのHDMI送信部12Aが備える部位とされ、シンクデバイス201Aは、本実施の形態のアンプ装置2AのHDMI受信部22Aが備える部位とされる。
分周器221では、マスタークロックCLK_Mを、分周比値Nにより分周する。この分周比値としてのNは、ソースデバイス200A内のNレジスタ213が保持しているもので、HDMIの伝送規格に従って、オーディオ信号データと共に、データの1つとして、ソースデバイス200A(HDMI送信部12A:HDMIソース)が送信してくるものである。アンプ装置2AのHDMI受信部22Aは、このようにして送信されてくるNを受信取得し、分周器221に対して分周比値としてセットするようにされる。
そして、周期カウンタ222は、分周器221からの周波数信号の1周期内において得られるTMDSクロックの周期数をカウントする。そして、このカウント値をCTSrとする。CTSrは、TMDSクロックを基準にしてマスタークロックCLK_Aの周期速度を示していることになる。このCTSrは、クリスタル精度のマスタークロックCLK_M及びTMDSクロックに基づいて得られるものであることから、現に得られるCTSrとしては、マスタークロックCLK_Aの周期速度誤差が小さいことを反映した値を示すことになる。
本実施の形態においても、HDMIによるデータ伝送は、ソースであるディスク再生装置1からシンクであるアンプ装置2への単一方向である。そこで、CTSrをソースデバイス200Aに入力させるためには、例えば、双方向の通信が可能なCECの伝送路を使用する。つまり、本実施の形態においては、CEC上でCTSrを伝送するプロトコルを定義するようにされる。これにより、CTSrを、HDMI受信部22AからHDMI送信部12Aに対して送信することが可能になる。HDMI送信部12Aは、受信したCTSrを、ソースデバイス200Aにおける分周器223の分周比値としてセットするようにされる。
そして、逓倍器224においては、上記分周器223により得られた周波数信号を、Nレジスタ213によりセットされる分周比値であるNにより逓倍し、これにより得られる周波数信号を、オーディオクロックCLK_Argとして出力する。
ここでマスタークロックCLK_Mは、クリスタル精度を持つから、これを再生成したものであるオーディオクロックCLK_Argとしても、クリスタル精度を有することになる。つまり、オーディオクロックCLK_Argは、非常にジッターの小さい高精度なクロックであることになる。
アンプ装置2A側では、上記のようにして送信されてくるオーディオ信号データを受信して、再生信号処理・増幅部23により再生信号処理を実行するが、このときの再生クロックには、マスタークロックCLK_Mを基とするものが使用される。従って、再生信号処理・増幅部23による再生信号処理も、デジタルオーディオ信号の品位を損なうことなく、高い精度で行われることになる。この結果、本実施の形態のディスク再生装置1Aとアンプ装置2Aからなるオーディオ再生システムによっては、これまでよりも品質の向上されたオーディオ再生が実現されることになる。
例えばディスク再生装置1Aに対して、通常のHDMIの規定にのみ対応した機器がシンクとして接続された場合、ディスク再生装置1Aも、通常のHDMIの規定に対応するデータ送信及びACRの動作と、再生動作を実行するようにされる。同様にして、アンプ装置2Aに対して、通常のHDMIの規定のみに対応した機器がソースとして接続された場合には、アンプ装置2Aは、通常のHDMIの規定に対応したデータ受信及びACRの動作と、再生信号処理を実行する。
また、実施の形態においては、本願発明における第1の伝送路をHDMIとしているが、オーディオ信号伝送がサポートされているデジタルデータインターフェイスにおいて、本願発明の適用が可能なものでありさえすれば、特に限定されるべきものではない。また、実施の形態において伝送するデータ(デジタルコンテンツ信号)は、同期再生されるべきビデオ信号を伴わないオーディオ信号のみのコンテンツを対象としているが、同期再生されるべきビデオ信号とともに伝送されるオーディオ信号とされてもよい。また、ビデオ信号そのもの伝送する場合に対応して、本願発明を適用することも考えられる。
Claims (4)
- 所定のデータ伝送規格により接続されるデータ送信装置とデータ受信装置とから成り、
上記データ送信装置は、
上記データ伝送規格において規定される所定の伝送路により、デジタルコンテンツ信号データを上記データ受信装置に対して送信するデータ送信手段と、
上記データ伝送規格において規定される所定の伝送路により、このデータ送信装置にて生成した基準クロックを上記データ受信装置に対して送信する基準クロック送信手段と、
上記基準クロックと、上記デジタルコンテンツ信号データの形式に応じたサンプリング周波数とに基づいて設定した分周比値を示す分周比値情報を、上記データ伝送規格において規定される所定の伝送路により送信する分周比値情報送信手段と、
上記データ伝送規格において規定される所定の伝送路により送信されてくる、上記データ受信装置にて求められた、上記基準クロックを基準とする源クロックの周期速度値を示す周期速度値情報を受信する周期速度値情報受信手段と、
上記デジタルコンテンツ信号データに同期するものとして生成されるコンテンツ用クロックを生成するもので、上記周期速度値により上記基準クロックを分周して得られる周波数信号を上記分周比値により逓倍した周波数信号を、上記コンテンツ用クロックとして出力するようにされた、クロック生成手段とを備え、
上記データ受信装置は、
上記所定の伝送路により、上記データ送信装置から送信されてくる上記デジタルコンテンツ信号データを受信するデータ受信手段と、
上記所定の伝送路により、上記データ送信装置から送信されてくる基準クロック受信するクロック受信手段と、
上記所定の伝送路により、上記データ送信装置から送信されてくる上記分周比値情報を受信する分周比値情報受信手段と、
上記コンテンツ用クロックとしての規定周波数と対応関係を有する規定周波数の源クロックを生成する源クロック生成手段と、
上記源クロックを上記分周比値により分周して得られる周波数信号の単位周期内に得られる上記基準クロックの周期数を、上記周期速度値として求めるようにされる、周期速度値生成手段と、
上記周期速度値を示す周期速度値情報を、上記データ伝送規格において規定される所定の伝送路により上記データ送信装置に対して送信する、周期速度値送信手段とを備える、
ことを特徴とするデータ送受信システム。 - 所定のデータ伝送規格において規定される所定の伝送路により、デジタルコンテンツ信号データをデータ受信装置に対して送信するデータ送信手段と、
上記データ伝送規格において規定される所定の伝送路により、このデータ送信装置にて生成した基準クロックを上記データ受信装置に対して送信する基準クロック送信手段と、
上記基準クロックと、上記デジタルコンテンツ信号データの形式に応じたサンプリング周波数とに基づいて設定した分周比値を示す分周比値情報を、上記データ伝送規格において規定される所定の伝送路により送信する分周比値情報送信手段と、
上記データ伝送規格において規定される所定の伝送路により送信されてくる情報であり、上記デジタルコンテンツ信号データの形式に対応する規定の周波数を有するものとして上記データ受信装置にて生成した源クロックを上記分周比値により分周して得られる周波数信号の単位周期内に得られる上記基準クロックの周期数である周期速度値を示す周期速度値情報を受信する周期速度値情報受信手段と、
上記デジタルコンテンツ信号データに同期するものとして生成されるコンテンツ用クロックを生成するもので、上記周期速度値により上記基準クロックを分周して得られる周波数信号をさらに上記分周比値により逓倍した周波数信号を、上記コンテンツ用クロックとして出力するようにされたクロック生成手段と、
を備えることを特徴とするデータ送信装置。 - 所定のデータ伝送規格において規定される所定の伝送路により、データ送信装置から送信されてくるデジタルコンテンツ信号データを受信するデータ受信手段と、
上記データ伝送規格において規定される所定の伝送路により、上記データ送信装置から送信されてくる基準クロック受信するクロック受信手段と、
上記データ伝送規格において規定される所定の伝送路により、上記データ送信装置から送信されてくる情報であり、上記データ送信装置にて上記基準クロックと、上記デジタルコンテンツ信号データの形式に応じたサンプリング周波数とに基づいて設定した分周比値を示す分周比値情報を受信する分周比値情報受信手段と、
上記コンテンツ用クロックとしての規定周波数と対応関係を有する規定周波数の源クロックを生成する源クロック生成手段と、
上記源クロックを上記分周比値により分周して得られる周波数信号の単位周期内に得られる上記基準クロックの周期数を、周期速度値として求めるようにされる、周期速度値生成手段と、
上記周期速度値を示す周期速度値情報を、上記データ伝送規格において規定される所定の伝送路により上記データ送信装置に対して送信する、周期速度値送信手段とを備える、
ことを特徴とするデータ受信装置。 - デジタルコンテンツ信号データを送受信するデータ送信装置とデータ受信装置との間で、上記デジタルコンテンツ信号データを送受信するための所定のデータ伝送規格において規定される所定の伝送路により、上記データ送信装置にて生成した基準クロックを、上記データ送信装置から上記データ受信装置に伝送させるクロック伝送手順と、
上記データ送信装置において、上記基準クロックと、上記デジタルコンテンツ信号データの形式とに基づいて設定した分周比値を示す分周比値情報を、上記データ伝送規格において規定される所定の伝送路により、上記データ送信装置から上記データ受信装置に伝送させる分周比値情報伝送手順と、
上記データ受信装置において、上記デジタルコンテンツ信号データの形式に対応する規定周波数を有するコンテンツ用クロックと同じ規定周波数を有するようにして源クロックを生成する源クロック生成手順と、
上記データ受信装置において、上記源クロックを上記分周比値により分周して得られる周波数信号の単位周期内に得られる上記基準クロックの周期数を、周期速度値として求めるようにされる、周期速度値生成手順と、
上記周期速度値を示す周期速度値情報を、上記データ受信装置から上記データ送信装置に伝送させる周期速度値情報伝送手順と、
上記データ送信装置において上記コンテンツ用クロックを生成するもので、上記周期速度値により上記基準クロックを分周して得られる周波数信号を上記分周比値により逓倍した周波数信号として得るようにされるクロック再生成手順と、
を実行することを特徴とするクロック生成方法。
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