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JP5137806B2 - 通信制御方法および通信装置 - Google Patents

通信制御方法および通信装置 Download PDF

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Description

本発明は、TDMA方式を採用するマルチホップアドホックネットワークにおける通信制御方法およびこれを利用する通信装置に関する。
従来、通信エリア内に存在する複数の端末装置による送信の衝突を回避するにあたっては、TDMA(Time Division Multiple Access)方式などにより分割された複数のスロットを、各端末装置が使用するタイムスロットとして割り当てている。
ところで、アドホックネットワークは、ネットワーク全体を管理する装置を持たないため、各端末装置が互いに交渉し、自律的にタイムスロットの割当を決定している。タイムスロットの割当を行うためには、使用中のタイムスロットを示すスロット割当情報を得る必要がある。スロット割当情報を交換するための技術としては、特許文献1や非特許文献1に記載された技術が知られている。
特許第4023341号公報 F.Borgonovo他、"ADHOC MAC:New MAC architecture for ad hoc networks providing efficient and reliable Point-to-Point and broadcast services", Wireless Networks 10, 359-366, 2004, Kluwer Academic Publishers, Netherlands
しかしながら、たとえば特許文献1に記載の方法では、使用可能なスロットの情報をリスト化した空スロットリストを使用してパケット割当情報を交換するので、アドホックネットワークに存在するノードが少ない状態では、空スロットリストが大きくなりオーバヘッドが増大してしまう、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、TDMAを採用するマルチホップアドホックネットワークにおいて、他のノードとのスロット割当情報交換をより少ないオーバヘッドで行う通信制御方法および通信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、一定周期のフレームを時分割して得られる複数のタイムスロットの中の一部を使用してデータパケットを送信する複数のノードにより形成されたマルチホップアドホックネットワークにおいて、各ノードが、前記複数のタイムスロットの個々の使用状況を示すスロット割当情報を隣接ノードへ通知する場合の通信制御方法であって、自身または隣接ノードで利用されているタイムスロットである利用スロットが1フレーム中にいくつ存在するかを示す利用スロット数に基づいて、1フレーム中の利用スロットの各々の識別情報からなる利用スロットリストと1フレーム中の利用スロットではないタイムスロットの各々の識別情報からなる空スロットリストのどちらを前記スロット割当情報として採用するか決定するスロット割当情報決定ステップと、前記決定結果に従い、前記利用スロットリストまたは前記空スロットリストを前記スロット割当情報としてヘッダに格納したデータパケットを送信するスロット割当情報送信ステップと、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、アドホックネットワークに参入済みの各ノードは、他のノードに送信するスロット割当情報として、自身および隣接ノードへのタイムスロット割当状況に応じて、利用スロットリストと空スロットリストのうち、リストに含まれるタイムスロット数が少ない(情報量が少ない)方のリストを選択することが可能となるので、ヘッダのオーバヘッドが増大するのを抑えることができ、従来よりも小さなオーバヘッドで他のノードとスロット割当情報を交換できる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる通信制御方法および通信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態における通信制御方法を適用するマルチホップアドホックネットワークの構成例を示す図である。図1のアドホックネットワーク100は、無線移動ノード10,11,12を備え、無線移動ノード間で無線を用いたパケット通信を行う。なお、図中に示した10C,11C,12Cは、それぞれ、無線移動ノード10,11,12からみた通信可能な範囲を示す無線通信範囲である。また、このアドホックネットワークが行うパケット通信は、複数のタイムスロットTSからなるフレームを一周期とするTDMA方式を採用している。
図2は、無線移動ノード(以下、単にノードと記載する)の内部構成例を示すブロック図である。各ノードは、アンテナ1と、無線通信を行う無線通信部2と、タイムスロットの割当を行うタイムスロット割当部3と、自身のタイムスロットの情報を保持しておくためのメモリ4とを備えている。あるノードから他のノードへパケットを送信する際には無線通信部2を用いて送信する。
図3は、上述した、複数のタイムスロットTSからなるフレームFの構成例を示す概念図である。各タイムスロットTSには、固有のタイムスロット番号“TS#N”(N=0,1,2,…)がナンバリングされている。ここでは、フレームFは、TS#0〜TS#7の8個のタイムスロットで構成されているとする。
各ノードは、転送トラフィックの有無に係わらず、自身に割り当てられているタイムスロットTS#Nにおいて、自身のノードIDと現在のタイムスロット番号を含むデータパケットを送信する。各ノードは、隣接するノードからのデータパケットを受信することで、隣接するノードとの接続維持を確認する。
つづいて、以上のように構成されたアドホックネットワーク100に新たなノードが参入する場合のスロット割当通知動作を説明する。ここでは、図1に示したアドホックネットワーク100に対してノード13が新たに参入する場合の例(図4参照)を説明する。なお、図4は、ノード13が、アドホックネットワーク100に参入するために、ノード10の無線通信範囲10C内に移動する様子を示す図である。
図5は、アドホックネットワーク100のタイムスロット割当例を示す図であり、ノード13が参入する前の各ノードに対してどのタイムスロットが割り当てられているか(タイムスロットの割当状況)を示している。また、自身に割り当てられているタイムスロットを黒塗り、隣接ノードに割り当てられているタイムスロットを“−”で表している。この例では、ノード10にTS#0およびTS#4が割り当てられている。そのため、ノード10に隣接しているノード11およびノード12のTS#0およびTS#4の欄が“−”となっている。
各ノードは、データパケットを送信する場合、そのヘッダ部に対し、自身に割り当てられているタイムスロットおよび隣接ノードに割り当てられているタイムスロットを受信側で特定するためのスロット割当情報(図6、図7参照)として記載する。参入ノードは、アドホックネットワークに参入済みのノードのうちの隣接するノード(通信可能な場所に位置しているノード)からスロット割当情報を得ることで自身に割当可能なタイムスロットを把握する。具体的には、1周期(1フレーム)以上にわたってデータパケットを受信してスロット割当情報を収集し、どの隣接ノードにも割り当てられていないタイムスロットを自身に割当可能なタイムスロットとする。
図6は、アドホックネットワーク100の各ノードに対するタイムスロット割当の状況が図5で示したものである場合の、ノード10,ノード11,ノード12のそれぞれが保持する利用スロットリスト(USList(10),USList(11),USList(12))を示す図である。各利用スロットリストは、図5で黒塗りとなっているタイムスロットおよび“−”が記載されたタイムスロット(以下、このようなタイムスロットを利用スロットと記載する)の識別情報(タイムスロット番号に相当)がノードごとにリスト化されたものである。すなわち、利用スロットリストは、各ノードで自身が送信可能なタイムスロットと、隣接するノードからデータパケットを受信したタイムスロットのタイムスロット番号TS#Nを含むリストである。
図7は、アドホックネットワーク100の各ノードに対するタイムスロット割当の状況が図5で示したものである場合の、ノード10,ノード11,ノード12のそれぞれが保持する空スロットリスト(ESList(10),ESList(11),ESList(12))を示す図である。各空スロットリストは、図5で空欄となっているタイムスロットの情報がノードごとにリスト化されたものである。すなわち、空スロットリストは、各ノードで自身に割り当てられておらず、かつ隣接するノードにも割り当てられていないタイムスロット(以下、このようなタイムスロットを空スロットと記載する)のタイムスロット番号TS#Nを含むリストである。
各ノードは、データパケット送信の際に、自身と隣接ノードのタイムスロット割当状況を確認して、利用スロットリスト(図6参照)または空スロットリスト(図7参照)を選択し、選択したリストをスロット割当情報としてヘッダに格納する。どちらのリストを選択するかは、たとえば図8に示した手順で決定する。図8は、スロット割当情報の決定手順の一例を示すフローチャートである。
すなわち、各ノードは、利用スロットリストまたは空スロットリストをスロット割当情報として選択する場合、まず、「利用スロット数≦総スロット数/2」が成立しているかどうか確認する(ステップS11)。なお、利用スロット数とは、1フレームに含まれる利用スロットの数であり、総スロット数とは、1フレームに含まれるタイムスロットの数である。そして、上記条件が成立していれば(ステップS11,Yes)、利用スロットリストを選択する(ステップS12)。これに対して、上記条件が成立していなければ(ステップS11,No)、空スロットリストを選択する(ステップS13)。
あるノードでの利用スロット数と空スロット数(1フレームに含まれる空スロットの数)の和は必ず総スロット数になるため、上記ステップS11では、利用スロット数と空スロット数のどちらが大きいかが判定される。したがって、図8に示した手順により上記いずれかのリストを選択することにより、常に最小のデータサイズでスロット割当情報を送信することができる。なお、図8に示したスロット割当情報の決定手順は、タイムスロット割当部3が実行する。すなわち、本実施の形態では、タイムスロット割当部3が決定手段としての機能を有する。
各ノードへのタイムスロットの割当状況が図5に示したものである場合、図8の選択手順に従えば、アドホックネットワーク100を構成しているノード10は、空スロットリストESList(10)を、ノード11は利用スロットリストUSList(11)を、ノード12は、空スロットリストESList(12)をデータパケットのヘッダにそれぞれ格納し、送信する(図9参照)。データパケットのヘッダ部には、格納されているスロット割当情報が利用スロットリストと空スロットリストのいずれであるかを識別するための識別子が用意されている。なお、図9は、アドホックネットワーク100に参入済みの各ノードがデータパケットのヘッダにスロット割当情報を格納して送信する様子を示す図である。
図4に例示した場合、すなわち、ノード13が、アドホックネットワーク100に参入するために、ノード10の無線通信範囲10C内に移動した場合は、ノード10からESList(10)を受信することで、タイムスロットTS#3のみが利用可能であると判断し、ノード13はタイムスロットTS#3にて、タイムスロット割当要求のメッセージを送信してアドホックネットワークへ参入するためのシーケンスを開始する。
ノード10は、ノード13からのタイムスロット割当要求を受信すると、タイムスロットTS#3をノード13へ割り当て、割当通知をノード13へ送信する。またこのとき、スロット割当情報を更新する。
ノード13は、ノード10から上記の割当通知を受信すると、タイムスロットTS#3が自身に割り当てられたと判断し、また、割り当てられたタイムスロットTS#3と、ノード10からデータパケットを受信したタイムスロットTS#0およびTS#4とを利用スロット、残りのタイムスロットを空スロットと判定し、それを記憶する。この結果、アドホックネットワーク100に参入している各ノードへのスロット割当状況は、図10に示したものとなる。また、このときの各ノードにおける利用スロットリストおよび空スロットリストはそれぞれ、図11および図12に示したものとなる。なお、図10はノード13がアドホックネットワーク100に参入した後のタイムスロット割当例を示す図であり、図11はノード13がアドホックネットワーク100に参入した後の利用スロットリストの一例を示す図であり、図12はノード13がアドホックネットワーク100に参入した後の空スロットリストの一例を示す図である。この例では、ノード10においてすべてのタイムスロットが割り当て済みの状態であり、ノード10の空スロットリストEList(10)は、空スロットが無いことを示している(図12参照)。
このように、本実施の形態において、アドホックネットワークに参入済みの各ノードは、スロット割当情報として、自身および隣接ノードへのタイムスロット割当状況に応じて、利用スロットリストと空スロットリストのうち、リストに含まれるタイムスロット数が少ない(情報量が少ない)方のリストを選択し、データパケットのヘッダに格納して送信することとした。これにより、スロット割当情報として利用スロットリストまたは空スロットリストのいずれか一方を固定的に使用する場合と比較してヘッダのオーバヘッドが増大するのを抑えることができ、より小さなオーバヘッドで他のノードとスロット割当情報を交換し、タイムスロットを割り当てることができる。
実施の形態2.
以上の実施の形態1では、スロット割当情報を利用スロットリストまたは空スロットリストの2種類の表現手法で表現し、これらのうちのデータサイズの小さな表現を適宜選択してオーバヘッドを減少させる場合について説明した。これに対して、実施の形態2では、スロット割当情報に、タイムスロット割当位置をマッピングしたビット列(以降、スロットマップと記載する)で表現することによりオーバヘッドを減少させる手法について説明する。なお、アドホックネットワークの構成および各ノードの内部構成は実施の形態1と同様である(図1および図2参照)。また、TDMA通信で使用するフレームの概念,アドホックネットワークに参入済みの各ノードへのタイムスロットの割当状況は実施の形態1と同じ(図3および図5参照)であるものとして説明を行う。
図13は、図5に示した各ノードへのタイムスロットの割当状況をスロットマップにて示した図である。このスロットマップでは、自身に割当てられたタイムスロットと隣接ノードに割当てられたタイムスロットは割当アリを示す“1”で表現し、それ以外は割当ナシを示す“0”で表現している。
そして、本実施の形態のアドホックネットワーク100において、各ノードは、データパケットを送信する場合、そのヘッダ部に対し、スロット割当情報として、利用スロットリスト(図6参照)、空スロットリスト(図7参照)およびスロットマップのいずれか一つを選択して記載する。参入ノードは、このスロット割当情報をアドホックネットワークに参入済みのノードのうちの隣接するノード(通信可能な場所に位置しているノード)から得ることで自身に割当可能なスロットを把握する。
各ノードは、データパケット送信の際に、自身と隣接ノードのタイムスロット割当状況を確認して、利用スロットリスト、空スロットリストまたはスロットマップを選択し、スロット割当情報としてヘッダに格納する。これらのうちのどれを選択するかは、たとえば図14に示した手順で決定する。
すなわち、各ノードは、データパケットのヘッダに格納するスロット割当情報を選択する場合、まず、「総スロット数<利用スロット数×スロットIDサイズ」(条件1)が成立しているかどうか確認する(ステップS21)。
ここで、総スロット数は、実施の形態1で説明したように、1フレームに含まれるタイムスロットの数であり、これはスロットマップのサイズ(ビット数)と同意である。たとえば、図3に示したフレーム構成の場合は‘8’である。スロットIDはタイムスロットの識別情報であり、スロットIDサイズは、スロットIDを表現するために必要な最小のビット数である。すなわち、スロットIDサイズは「Log総スロット数(Logの底を2とし、小数点以下切り上げ)」となる。したがって、条件1は、スロット割当情報としてスロットマップを使用した場合と利用スロットリストを使用した場合のどちらの方がより少ないビット数でスロット割り当て状況を他のノードへ通知できるか判定するための条件である。
総スロット数が3以上であれば、スロットIDサイズは2ビット以上になる。本実施の形態では総スロット数=8(図3参照)の場合について説明しているので、スロットIDサイズは3となり、利用スロット数が3以上の場合、上記の条件1が成立する。
条件1が成立している場合、すなわち、スロット割当情報をスロットマップとした方が少ない情報量で済む(オーバヘッドが小さくなる)と判断した場合(ステップS21,Yes)、さらに、「総スロット数<空スロット数×スロットIDサイズ」(条件2)が成立しているかどうか確認する(ステップS22)。この条件2は、スロット割当情報としてスロットマップを使用した場合と空スロットリストを使用した場合のどちらの方がより少ないビット数でスロット割り当て状況を他のノードへ通知できるか判定するための条件である。
上記の条件2は、上述した条件1と同様に、本実施の形態の例においては、空スロット数が3以上になると成立する。
そして、条件2が成立している場合(ステップS22,Yes)、スロットマップを選択する(ステップS25)。なお、本実施の形態の例では、空スロット数が3〜6の範囲(このとき利用スロット数も3〜6の範囲となる)の場合、スロットマップが選択される。
また、条件1が成立していない場合(ステップS21,No)、利用スロット数は2以下であり、このとき空スロット数は6以上、すなわち、利用スロット数が空きスロット数よりも小さいため、利用スロットリストを選択する(ステップS23)。
また、条件2が成立していない場合(ステップS22,No)、空スロット数は2以下であり、このとき利用スロット数は6以上、すなわち、空スロット数が利用スロット数よりも小さいため、空スロットリストを選択する(ステップS24)。
なお、図14に示したスロット割当情報の決定手順は、決定手段としての機能を有するタイムスロット割当部3が実行する。
各ノードへのタイムスロットの割当状況が図5に示したものである本実施の形態の例では、図14の選択手順に従えば、アドホックネットワーク100を構成しているノード10は、空きスロットリストESList(10)を、ノード11は、スロットマップSM(11)を、ノード12は、スロットマップSM(12)をデータパケットのヘッダにそれぞれ格納し、送信する(図15参照)。データパケットのヘッダ部には、格納されているスロット割当情報が利用スロットリスト、空スロットリストおよびスロットマップのいずれであるかを識別するための識別子が用意されている。なお、図15は、アドホックネットワーク100に参入済みの各ノードがデータパケットのヘッダにスロット割当情報を格納して送信する様子を示す図である。
アドホックネットワーク100に新たなノードが参入する場合の手順は実施の形態1で説明したとおりである。
なお、簡単化のため、図14のステップS21およびS22では、データパケットのヘッダ部に含まれている、スロット割当情報が利用スロットリスト、空スロットリストおよびスロットマップのいずれであるかを識別するための識別子、については考慮していない判定条件を用いて説明を行ったが、この識別子を考慮した判定条件を用いてもよい。たとえば、各条件の総スロット数に代えて、総スロット数からこの識別子のサイズ(ビット数)を減算したものを使用する。
このように、本実施の形態において、アドホックネットワークに参入済みの各ノードは、スロット割当情報として、自身および隣接ノードへのタイムスロット割当状況に応じて、1フレーム内のタイムスロット個々の割り当て状況(利用スロットか空スロットか)を1ビットで示した、合計nビット(nは1フレーム中のタイムスロット数)の情報であるスロットマップと、実施の形態1でも使用した利用スロットリストおよび空スロットリストと、の中から、タイムスロット割当状況を最も少ない情報量で通知可能なものを選択し、データパケットのヘッダに格納して送信することとした。これにより、スロット割当情報のデータ長を常に総スロット数分のビットサイズ以下とすることができ、実施の形態1の場合と比較して、オーバヘッド量をさらに少なくすることができる。
なお、上記の各実施の形態では、スロット割当情報をデータパケットのヘッダに常に記載するようにしていたが、アドホックネットワークに参入済みの各ノードは、新たに参入を希望するノードからスロット割当情報をヘッダに含めたパケットを送信するように要求を受けた後に、スロット割当情報をヘッダに記載して送信するようにしても良い。
以上のように、本発明にかかる通信制御方法は、TDMA方式を採用するマルチホップアドホックネットワークにおいてタイムスロットの割当状況を隣接ノードへ通知する場合の制御手順に有用であり、特に、オーバヘッドが増大するのを極力抑えて通知するための方法として適している。
実施の形態1のマルチホップアドホックネットワークの構成例を示す図である。 無線移動ノードの内部構成例を示すブロック図である。 実施の形態1のマルチホップアドホックネットワークで使用するフレームの構成例を示す概念図である。 新規ノードが、アドホックネットワークに参入するために移動する様子を示す図である。 タイムスロット割当例を示す図である。 利用スロットリストの一例を示す図である。 空スロットリストの一例を示す図である。 スロット割当情報の決定手順の一例を示すフローチャートである。 各ノードがデータパケットのヘッダにスロット割当情報を格納して送信する様子を示す図である。 タイムスロット割当例を示す図である。 利用スロットリストの一例を示す図である。 空スロットリストの一例を示す図である。 各ノードへのタイムスロットの割当状況をスロットマップにて示した図である。 スロット割当情報の決定手順の一例を示すフローチャートである。 各ノードがデータパケットのヘッダにスロット割当情報を格納して送信する様子を示す図である。
符号の説明
1 アンテナ
2 無線通信部
3 タイムスロット割当部
4 メモリ
10〜13 無線移動ノード(ノード)

Claims (8)

  1. 一定周期のフレームを時分割して得られる複数のタイムスロットの中の一部を使用してデータパケットを送信する複数のノードにより形成されたマルチホップアドホックネットワークにおいて、各ノードが、前記複数のタイムスロットの個々の使用状況を示すスロット割当情報を隣接ノードへ通知する場合の通信制御方法であって、
    自身または隣接ノードで利用されているタイムスロットである利用スロットが1フレーム中にいくつ存在するかを示す利用スロット数に基づいて、1フレーム中の利用スロットの各々の識別情報からなる利用スロットリストと1フレーム中の利用スロットではないタイムスロットの各々の識別情報からなる空スロットリストのどちらを前記スロット割当情報として採用するか決定するスロット割当情報決定ステップと、
    前記決定結果に従い、前記利用スロットリストまたは前記空スロットリストを前記スロット割当情報としてヘッダに格納したデータパケットを送信するスロット割当情報送信ステップと、
    を含むことを特徴とする通信制御方法。
  2. 前記スロット割当情報決定ステップでは、利用スロット数が、1フレーム中の利用スロットではないタイムスロットの数以下の場合、利用スロットリストをスロット割当情報として採用し、これ以外の場合には空スロットリストをスロット割当情報として採用することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 一定周期のフレームを時分割して得られる複数のタイムスロットの中の一部を使用してデータパケットを送信する複数のノードにより形成されたマルチホップアドホックネットワークにおいて、各ノードが、前記複数のタイムスロットの個々の使用状況を示すスロット割当情報を隣接ノードへ通知する場合の通信制御方法であって、
    自身または隣接ノードに割り当て済みのタイムスロットである利用スロットが1フレーム中にいくつ存在するかを示す利用スロット数および1フレーム中のタイムスロットの数に基づいて、1フレーム中の利用スロットの各々の識別情報からなる利用スロットリスト、1フレーム中の利用スロットではないタイムスロットの各々の識別情報からなる空スロットリストおよび1フレーム中の各タイムスロットが利用スロットか否かを示すビット列であるスロットマップのうち、どれを前記スロット割当情報として採用するか決定するスロット割当情報決定ステップと、
    前記決定結果に従い、前記利用スロットリスト、前記空スロットリストまたは前記スロットマップを前記スロット割当情報としてヘッダに格納したデータパケットを送信するスロット割当情報送信ステップと、
    を含むことを特徴とする通信制御方法。
  4. 前記スロット割当情報決定ステップでは、「(1フレーム中のタイムスロットの数)≧(利用スロット数)×(タイムスロットの識別情報のビット数)」が成立する場合、利用スロットリストをスロット割当情報として採用し、「(1フレーム中のタイムスロットの数)≧(1フレーム中の利用スロットではないタイムスロットの数)×(タイムスロットの識別情報のビット数)」が成立する場合、空スロットリストをスロット割当情報として採用し、これら以外の場合にはスロットマップをスロット割当情報として採用することを特徴とする請求項3に記載の通信制御方法。
  5. 他の通信装置とともにマルチホップアドホックネットワークを構成し、一定周期のフレームを時分割して得られる複数のタイムスロットの中の一部を使用してデータパケットを送信する通信装置であって、
    自身または隣接ノードで利用されているタイムスロットである利用スロットが1フレーム中にいくつ存在するかを示す利用スロット数に基づいて、1フレーム中の利用スロットの各々の識別情報からなる利用スロットリストと1フレーム中の利用スロットではないタイムスロットの各々の識別情報からなる空スロットリストのどちらを前記スロット割当情報として採用するか決定する決定手段と、
    前記決定結果に従い、前記利用スロットリストまたは前記空スロットリストを前記スロット割当情報としてヘッダに格納したデータパケットを送信する通信手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  6. 前記決定手段は、利用スロット数が、1フレーム中の利用スロットではないタイムスロットの数以下の場合、利用スロットリストをスロット割当情報として採用し、これ以外の場合には空スロットリストをスロット割当情報として採用することを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 他の通信装置とともにマルチホップアドホックネットワークを構成し、一定周期のフレームを時分割して得られる複数のタイムスロットの中の一部を使用してデータパケットを送信する通信装置であって、
    自身または隣接ノードに割り当て済みのタイムスロットである利用スロットが1フレーム中にいくつ存在するかを示す利用スロット数および1フレーム中のタイムスロットの数に基づいて、1フレーム中の利用スロットの各々の識別情報からなる利用スロットリスト、1フレーム中の利用スロットではないタイムスロットの各々の識別情報からなる空スロットリストおよび1フレーム中の各タイムスロットが利用スロットか否かを示すビット列であるスロットマップのうち、どれを前記スロット割当情報として採用するか決定する決定手段と、
    前記決定結果に従い、前記利用スロットリスト、前記空スロットリストまたは前記スロットマップを前記スロット割当情報としてヘッダに格納したデータパケットを送信する通信手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  8. 前記決定手段は、「(1フレーム中のタイムスロットの数)≧(利用スロット数)×(タイムスロットの識別情報のビット数)」が成立する場合、利用スロットリストをスロット割当情報として採用し、「(1フレーム中のタイムスロットの数)≧(1フレーム中の利用スロットではないタイムスロットの数)×(タイムスロットの識別情報のビット数)」が成立する場合、空スロットリストをスロット割当情報として採用し、これら以外の場合にはスロットマップをスロット割当情報として採用することを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
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