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JP5137619B2 - Plc型可変分散補償器 - Google Patents

Plc型可変分散補償器 Download PDF

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JP5137619B2
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Description

本発明は、平面光波回路上の多段接続した複数のマッハツェンダー干渉計を用いたPLC型可変分散補償器に関する。
従来、平面光波回路(PLC:Planar Lightwave Circuit)上の多段接続した複数のマッハツェンダー干渉計回路(MZI)を用い、ダブルパス化したPLC型可変分散補償器(PLC型TDC)において、偏波依存性を解消する方法として、例えば、次の2つの技術がある。
(1)特許文献1には、縦続接続した3つのマッハツェンダー干渉計(MZI)のうち、中央のMZIの2つのアームの中点を横切って1/2波長板を配置することで、偏波依存性を解消する技術が開示されている。
(2)非特許文献1には、4つのMZIが形成されたPLCチップの一端面に反射ミラーを配し、その一端面と反射ミラーの間に1/4波長板を挿入することで、偏波依存性を解消する技術が開示されている。
特開2005−92217号公報 C.R.Doerr, IEEE Photonics Technology Letters, Vol.17, No.12,Dec.,2005 P.2637
しかしながら、上記(1)の従来技術では、分散量増大のためにPLCチップの端面に配したミラーで反射させてダブルパス化すると、ミラーの反射面での損失が大きくなると共に、高いミラーの貼付け精度が必要になり、コストが増大するという問題があった。
一方、上記(2)の従来技術では、反射ミラーによる反射と同時に1/4波長板による偏波回転を行うことが出来るが、反射ミラーの反射面での損失が大きく、PLCチップの端面角度のわずかなズレによってその反射面での損失が増大する、といった問題があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みて為されたもので、その目的は、可変分散量の増大を、低損失でかつ低コストで実現可能にしたPLC型可変分散補償器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係るPLC型可変分散補償器は、平面光波回路上の多段接続した複数のマッハツェンダー干渉計と各マッハツェンダー干渉計間に接続された可変カプラとを備え、前記可変カプラの結合率を変化させて分散可変特性を得るPLC型可変分散補償器において、前記複数のマッハツェンダー干渉計のうち、入射光が最後に伝搬する最終段のマッハツェンダー干渉計に接続された導波路型ループミラーを備えることを特徴とする。
この態様によれば、多段接続した複数のマッハツェンダー干渉計のうち最終段のマッハツェンダー干渉計に導波路型ループミラーが接続されているので、多段接続したマッハツェンダー干渉計および各マッハツェンダー干渉計間に接続された可変カプラを伝搬した光は、導波路型ループミラーのループ導波路を伝搬して最終段のマッハツェンダー干渉計に戻り、多段接続したマッハツェンダー干渉計および各可変カプラをもう一度伝搬して出力される。つまり、入射光は多段接続したマッハツェンダー干渉計を2回通過して出力される。このように、導波路型ループミラーを使って同一の回路を2回通過させる(ダブルパス化する)ことで、可変分散量を増大(倍増)させることができる。
また、導波路型ループミラーは、多段接続した複数のマッハツェンダー干渉計と同じ平面光波回路上に形成できるので、低コストで作製でき、かつ導波路型ループミラーによる損失も小さい。従って、可変分散量の増大を、低損失でかつ低コストで実現することができる。
本発明の他の態様に係るPLC型可変分散補償器は、前記導波路型ループミラーは、2入力×2出力型3dBカプラと、前記3dBカプラの2つの出力端をループ状に接続したループ導波路とを有し、前記3dBカプラの2つの入力端のうち、ループ導波路を一方向に伝搬する光に対してクロス経路となる一方の入力端が前記最終段のマッハツェンダー干渉計に接続されていることを特徴とする。
この態様によれば、導波路型ループミラーにおいて、一方の入力端から入力された光は、3dBカプラによって等分され、3dBカプラのスルー経路を経た光はループ導波路を一方向に(例えば、右回りに)、3dBカプラ42のクロス経路を経た光は他方向に(例えば、左回りに)それぞれ伝搬する。ここで、右回り及び左回りの経路を伝搬する光は同一のループ導波路を伝搬するため、両方向の伝搬光間の位相差はゼロとなる。従って、3dBカプラにおいては、ループ導波路を一方向に伝搬する光に対してクロス経路となる一方の入力端に全ての光(右回り光及び左回り光)が出力されるため、導波路型ループミラーがミラーとして機能し、低損失で可変分散量の増大を図ることができる。
本発明の他の態様に係るPLC型可変分散補償器は、前記最終段のマッハツェンダー干渉計はY分岐導波路で第1の入出力光導波路の一端と接続され、該第1の入出力光導波路の他端に、前記3dBカプラの前記一方の入力端が接続されていることを特徴とする。
本発明の他の態様に係るPLC型可変分散補償器は、前記複数のマッハツェンダー干渉計のうち、入射光が最初に伝搬する第1段のマッハツェンダー干渉計とY分岐導波路で接続された第2の入出力光導波路を備え、前記第2の入出力光導波路端には、単一モードファイバを介してサーキュレータが接続されていることを特徴とする。
本発明の他の態様に係るPLC型可変分散補償器は、前記複数のマッハツェンダー干渉計の各マッハツェンダー干渉計各々の間に接続された前記可変カプラは、位相差πまたは0のマッハツェンダー干渉計の遅延線上に形成された薄膜ヒータをそれぞれ有することを特徴とする。
本発明の他の態様に係るPLC型可変分散補償器は、前記複数のマッハツェンダー干渉計は、所定の光路長差を有する2つの遅延線をそれぞれ有し、前記複数のマッハツェンダー干渉計の少なくとも一つの前記遅延線の中央部に、1/2波長板が挿入されていることを特徴とする。
この態様によれば、複数のマッハツェンダー干渉計の少なくとも一つの遅延線の中央部に挿入した1/2波長板で偏波入れ替え(TE偏波光とTM偏波光の入れ替え)を行っているため,偏波依存性を低減することができる。
本発明の他の態様に係るPLC型可変分散補償器は、前記複数のマッハツェンダー干渉計は、所定の光路長差を有する2つの遅延線をそれぞれ有し、前記複数のマッハツェンダー干渉計全ての前記遅延線の中央部に、1/2波長板がそれぞれ挿入されていることを特徴とする。
この態様によれば、全てのマッハツェンダー干渉計の遅延線でそれぞれ偏波入れ替えを行っているため,偏波依存性を更に低減することができる。
本発明によれば、可変分散量の増大を、低損失でかつ低コストで実現することができる。
次に、本発明を具体化した各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態の説明において、同様の部位には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係るPLC型可変分散補償器10Aを、図1乃至図4、および図6に基づいて説明する。
このPLC型可変分散補償器10Aは、図1に示すように、平面光波回路11上の多段接続した複数のマッハツェンダー干渉計(PLC型MZI)21〜25と、各マッハツェンダー干渉計間に接続された可変カプラ31〜34とを備え、各可変カプラの結合率を変化させて分散可変特性を得るようになっている。
平面光波回路11は、例えば、シリコン基板などのPLC基板12上に、光ファイバ製造技術と半導体微細加工技術を組み合わせて石英ガラス光導波路を形成した石英系平面光波回路である。
マッハツェンダー干渉計(MZI)21〜25は、5つのMZIをカスケード接続した5ステージMZIになっている。各MZI21〜25は、所定の光路長差を有する2つの遅延線(導波路)をそれぞれ有している。MZI21の光路長差PS1はΔL、MZI22の光路長差PS2は2ΔL、MZI23の光路長差PS3は2ΔL、MZI24の光路長差PS4は2ΔL、そして、MZI25の光路長差PS5はΔLである。
MZI21,22間、MZI22,23間、MZI23,24間、およびMZI24,25間は、位相差πのマッハツェンダー干渉計(MZI)の遅延線上に薄膜ヒータ(図示省略)を架して構成した可変カプラ31,32,33,34でそれぞれ接続されている。つまり、各可変カプラ31,32,33,34は、位相差πのマッハツェンダー干渉計(MZI)の遅延線上に形成された薄膜ヒータをそれぞれ有している。
また、多段接続したマッハツェンダー干渉計(MZI)21〜25の両端のMZI21,25と入出力光導波路13,14間は、Y分岐導波路15,16でそれぞれ接続されている。つまり、多段接続したMZI21〜25のうち、入射光が最初に伝搬する第1段のMZI21はY分岐導波路15で入出力光導波路(第2の入出力光導波路)13に接続され、入射光が最後に伝搬する最終段のMZI25はY分岐導波路16で入出力光導波路(第1の入出力光導波路)14に接続されている。
入出力光導波路13の端部には、単一モードファイバ17を介してサーキュレータ18が接続されており、入出力光導波路13の端部から光信号が入出力されるようになっている。
このPLC型可変分散補償器10Aの特徴は、以下の構成にある。
・ダブルパス化して可変分散量を増大させる(倍増させる)ために、多段接続したマッハツェンダー干渉計のうち、入射光が最後に伝搬する最終段のマッハツェンダー干渉計(MZI)25に、導波路型ループミラー40が接続されている。
また、図1において、符号「19」は補強用ガラス板、「20」はファイバアレイである。
導波路型ループミラー40は、図2に示すような2入力×2出力型3dBカプラ(50%方向性結合器)42の2つの出力端をループ状に接続した構成を有する。つまり、導波路型ループミラー40は、2つの入力端1,2を有する3dBカプラ42と、この3dBカプラの2つの出力端をループ状に接続したループ導波路41とを有している。
多段接続したPLC型MZIによるPLC型可変分散補償器10Aの基本構成は、上記非特許文献2のFig.3の例と同様であるが、本実施形態では、ステージ数を5、両端のMZI21,25のFSRを100GHz、中段3つのMZI22〜24のFSRを50GHzとした。
このような導波路型ループミラー40の機能は、図3に示す通常の2×2MZI60を用いて説明できる。一般に、図3に示すようなMZI60において、2つのカプラ(3dBカプラ)61、62の結合率が50%で、カプラ間の2本のアーム導波路63.64間の位相差がΔφの時,入力端1から出力端4へ出力される光の結合率ηは、
η=cos2×Δφ/2
と表される。
従って、位相差Δφがゼロの時、η=1(100%結合)となり、入力端1から入力された光は全て出力端4に出力される。
一方、図2の導波路型ループミラー40において、入力端1から入力された光は、3dBカプラ42によって等分され、3dBカプラ42のスルー経路を経た光はループ導波路41を右回りに、3dBカプラ42のクロス経路を経た光は左回りにそれぞれ伝搬する。ここで、右回り及び左回りの経路を伝搬する光は同一のループ導波路41を伝搬するため、両方向の伝搬光間の位相差はゼロとなる。従って、ループ導波路41を伝搬後に再び3dBカプラ42に入射する右回り光及び左回り光は、それぞれ図3において上側のアーム導波路63及び下側のアーム導波路64を伝搬し、第2のカプラ(3dBカプラ)62にそれぞれ入射する光と同様同じ位相状態である。従って、図3の第2のカプラ62において、アーム1を伝搬した光に対してクロス経路となる出力端4に全ての光が出力されるのと同様に、図2の3dBカプラ42においては、右回り光に対してクロス経路となる入力端1に全ての光(右回り光及び左回り光)が出力されるため、導波路型ループミラー40がミラーとして機能する。
そのため、本実施形態では、導波路型ループミラー40の3dBカプラ42の2つの入力端1,2のうち、ループ導波路41を伝搬する右回り光に対してクロス経路となる入力端(一方の入力端)1が入出力光導波路14の端部に接続されている。
このような構成を有するPLC型可変分散補償器10Aでは、入出力光導波路13の端部から入力された光信号は、MZI21〜25および可変カプラ31〜34を伝搬して、3dBカプラ42の入力端1から3dBカプラ42に入力され、3dBカプラ42を介してループ導波路41を右回り及び左回りに伝搬した後、3dBカプラ42を介してその入力端1に出力される。さらに、入力端1に出力された光信号は、MZI21〜25および可変カプラ31〜34をもう一度伝搬して入出力光導波路13の端部から出力されるようになっている。つまり、入力された光信号は多段接続したMZI21〜25および可変カプラ31〜34を2回通過して出力される。このように、PLC型可変分散補償器10Aは、導波路型ループミラー40を用いて同一の回路を2回通過させる(ダブルパス化する)ことで、可変分散量を増大(倍増)させるようになっている。
次に、上記構成のPLC型可変分散補償器10Aの作製工程を、図4に基づいて説明する。
図4(A)乃至(C)はPLC型可変分散補償器の作製手順を示す工程図である。
まず、導波路型ループミラー40付きの多段MZI21〜25および可変カプラ31〜34を有するPLCチップ11Aを作製する(図4(A)参照)。
次に、PLC基板12のファイバ接続用端面側表面に補強用ガラス板19を接着固定した上で、この補強用ガラス板19のファイバ接続用端面を反射戻り光防止のために斜め8°に研磨する(図4(B)参照)。
次に、サーキュレータ18を介してファイバアレイ20とPLCチップ11A間で調芯し、ファイバアレイ20を補強用ガラス板19のファイバ接続用端面に接着固定する(図4(C)参照)。
次に、図5を用いて従来構成のPLC型可変分散補償器(比較例)の作製工程を説明する。なお、ここで説明するPLC型可変分散補償器は、本実施形態と同様に5つのMZIをカスケード接続した5ステージMZIを用いたもので、かつ上記従来技術のような端面貼り付け型のミラーに1/4波長板を挿入する構成のものである。
まず、導波路型ループミラー40の無い、多段MZI21〜25および可変カプラ31〜34を有するPLCチップ70を作製する(図5(A)参照)。
次に、ガラス製等のブロック71の端面に反射ミラー72を作製する(図5(B)参照)。
次に、PLCチップ70のファイバ接続用端面側表面及びミラー貼り付け用端面側表面に補強用ガラス板73、74を接着固定した上で、補強用ガラス板73のファイバ接続用端面を斜め8°に、補強用ガラス板74のミラー貼り付け用端面を垂直にそれぞれ研磨する(図5(C)参照)。
次に、ファイバ接続用端面に斜め端面を有するファイバアレイ75を、ミラー貼り付け用端面に垂直端面を有するファイバアレイ76をそれぞれ配して調芯し、斜め端面を有するファイバアレイ75のみを接着固定して、垂直端面を有するファイバアレイ76は取り除く(図5(D)参照)。
次に、斜め端面を有するファイバアレイ75にサーキュレータ77を接続する(図5(E)参照)。
次に、PLCチップ70のミラー貼り付け用端面に1/4波長板78を介して反射ミラー72を接着する(図5(F)参照)。
図4,図5を比較すると、本実施形態に係るPLC型可変分散補償器10Aでは、反射ミラーが不要であるため、端面研磨が片面で良く、従来構成では必要なミラー貼り付け用端面における垂直端面ファイバアレイの仮接続が不要になる、といった工程簡略化のメリットを有することがわかる。
次に、実際に作製した本実施形態に係るPLC型可変分散補償器10Aのスペクトルを図6(A)乃至(C)に示す。また、図7(A)乃至(C)に、比較として端面に1/4波長板及び反射ミラーを接着する構成を適用して作製したPLC型可変分散補償器(比較例)のスペクトルを示す。
図6(A)は、+300ps/nmの分散量に設定時における、偏波平均透過損失を曲線100で、群遅延スペクトル(GD)を曲線101でそれぞれ示す。図6(B)は、ゼロ分散(0ps/nm)の分散量に設定時における、偏波平均透過損失を曲線102で、群遅延スペクトル(GD)を曲線103でそれぞれ示す。図6(C)は、−300ps/nmの分散量に設定時における、偏波平均透過損失を曲線104で、群遅延スペクトル(GD)を曲線105でそれぞれ示す。
また、図7(A)は、+300ps/nmの分散量に設定時における、偏波平均透過損失を曲線200で、群遅延スペクトル(GD)を曲線201、偏波依存損失(PDL)を曲線202でそれぞれ示す。図7(B)は、ゼロ分散(0ps/nm)の分散量に設定時における、偏波平均透過損失を曲線203で、群遅延スペクトル(GD)を曲線204で、偏波依存損失(PDL)を曲線205でそれぞれ示す。そして、図7(C)は、−300ps/nmの分散量に設定時における、偏波平均透過損失を曲線206で、群遅延スペクトル(GD)を曲線207で、偏波依存損失(PDL)を曲線208でそれぞれ示す。
まず、図6(A)乃至(C)でそれぞれ示す群遅延スペクトルより、通過帯域(約1545.35nm〜1545.55nm)内において群遅延の傾きが可変にできていることが確認でき、可変分散補償器として機能していることがわかる。更に、図6,図7の損失スペクトル(偏波平均透過損失のスペクトル)を比較すると、通過帯域において図6で示す本実施形態のPLC型可変分散補償器の方が図7で示す比較例よりも、損失(偏波平均透過損失)が0.55dB程度損失が低く、本実施形態のPLC型可変分散補償器の方が低損失に作製出来ていることがわかる。
つまり、比較例での反射部損失は約0.8dBである。これに対して,本実施形態の損失は、
(導波路型ループミラー40の伝搬損失=約0.1dB) + (3dBカプラ損失=約0.15dB)=計約0.25dBの損失で済む。
以上のように構成された第1実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
○多段接続したMZI21〜25のうち、入射光が最後に伝搬する最終段のMZI25に、導波路型ループミラー40が接続されているので、入出力光導波路13の端部から入力された光信号は、多段接続したMZI21〜25を2回通過して出力される。このように、入力された光信号は、導波路型ループミラー40により同一の回路を2回通過するので、可変分散量を増大(倍増)させることができる。
○上記技術のような端面貼り付け型ミラーによる反射では、ミラーによる散乱損失や貼り付け部分における放射損失により、反射部分において約0.8dBの損失が生じる。これに対して、導波路型ループミラー40を用いた本実施形態の構成では、3dBカプラ42による約0.15dBの損失、ループ導波路41部分における伝搬損失約0.1dBの計約0.25dBに抑えられるので、低損失化も実現可能である。
○可変分散量の増大を、低損失でかつ低コストで実現することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係るPLC型可変分散補償器10Bを、図8に基づいて説明する。
このPLC型可変分散補償器10Bは、図8に示すように、全てのMZI21〜25の遅延線の中央部に、1/2波長板81〜85がそれぞれ挿入されている。各MZI21〜25の遅延線の中央部には、波長板挿入用のスリット91〜95がダイシングによって形成されている。1/2波長板81〜85は、スリット91〜95にそれぞれ挿入され、接着固定されている。
次に、図8に示す第2実施形態に係るPLC型可変分散補償器10Bの作製工程を、図9に基づいて説明する。
図9(A)乃至(E)はPLC型可変分散補償器の作製手順を示す工程図である。
まず、導波路型ループミラー40付きの多段MZI21〜25および可変カプラ31〜34を有するPLCチップ11Aを作製する(図9(A)参照)。
次に、全てのMZI21〜25の遅延線の中央部に、波長板挿入用のスリット91〜95をダイシングによって形成する(図9(B)参照)。
次に、スリット91〜95に1/2波長板81〜85を挿入し、接着固定する(図9(C)参照)。
次に、PLC基板12のファイバ接続用端面側表面に補強用ガラス板19を接着固定した上で、この補強用ガラス板19のファイバ接続用端面を反射戻り光防止のために斜め8°に研磨する(図9(D)参照)。
次に、サーキュレータ18を介してファイバアレイ20とPLCチップ11A間で調芯し、ファイバアレイ20を補強用ガラス板19のファイバ接続用端面に接着固定する(図9(E)参照)。
次に、実際に作製した第2実施形態に係るPLC型可変分散補償器10Bのスペクトルを図10(A)乃至(C)に示す。また、図7(A)乃至(C)に、比較として端面に1/4波長板及び反射ミラーを接着する構成を適用して作製したPLC型可変分散補償器(比較例)のスペクトルを示す。
図10(A)は、+300ps/nmの分散量に設定時における、偏波平均透過損失を曲線300で、群遅延スペクトル(GD)を曲線301で、偏波依存損失(PDL)を曲線302でそれぞれ示す。図10(B)は、ゼロ分散(0ps/nm)の分散量に設定時における、偏波平均透過損失を曲線303で、群遅延スペクトル(GD)を曲線304で、偏波依存損失(PDL)を曲線305でそれぞれ示す。そして、図10(C)は、−300ps/nmの分散量に設定時における、偏波平均透過損失を曲線306で、群遅延スペクトル(GD)を曲線307で、偏波依存損失(PDL)を曲線308でそれぞれ示す。
まず、図10(A)乃至(C)でそれぞれ示す群遅延スペクトルより、通過帯域(約1545.35nm〜1545.55nm)内において群遅延の傾きが可変にできていることが確認でき、可変分散補償器として機能していることがわかる。また、図10(A)乃至(C)でそれぞれ示すPDLスペクトルより、通過帯域において約0.5dB以下というほぼ偏波無依存な特性が得られていることがわかる。
図10(A)乃至(C)で示す本実施形態と図7(A)乃至(C)で示す比較例とを比較すると、次のことがわかる。
本実施形態では、比較例よりも損失は約0.95dB増大するが,帯域内の最大PDLは、比較例の約0.75dBから、約0.3dBへと約0.35dB改善している。
損失については,比較例での反射部損失は約0.8dBである。
これに対して、本実施形態では、(ループミラー部の伝搬損失=約0.1dB) + (3dBカプラ損失=約0.15dB) + (波長板スリット損失=約0.15dB×5段×2(往復)=1.5dB)
=計約1.75dB
の損失が発生する。
PDLについては,従来は端面のみで偏波入れ替えを行っている。これに対し,本実施形態に係るPLC型可変分散補償器10Bでは、全てのMZI21〜25の遅延線部に挿入した1/2波長板81〜85でそれぞれ偏波入れ替えを行っているため,より確実に偏波補償が出来ている。
このような構成を有する第2実施形態によれば、上記第1実施形態の奏する作用効果に加えて、以下の作用効果を奏する。
○全てのMZI21〜25の遅延線の中央部に挿入した1/2波長板81〜85で偏波入れ替え(TE偏波光とTM偏波光の入れ替え)を行っているため,偏波依存性を低減することができ、確実な偏波補償が可能になる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係るPLC型可変分散補償器10Cを、図11に基づいて説明する。
このPLC型可変分散補償器10Cは、図11に示すように、平面光波回路11上の多段接続した複数のマッハツェンダー干渉計(PLC型MZI)21〜25と、各マッハツェンダー干渉計間に接続された可変カプラ31〜34とを備え、各可変カプラの結合率を変化させて分散可変特性を得るようになっている。第3実施形態に係るPLC型可変分散補償器10Cは、上記第1実施形態に係るPLC型可変分散補償器10Aとほぼ同一の構成であるが、可変カプラ31,32,33,34を構成するMZIの位相差を0としている。また、上記第1実施形態の可変カプラ31,32,33,34を構成する各MZIは位相差がπであるため、所期状態におけるカプラ結合率は0%となる。これに対し、第3実施形態の可変カプラ31,32,33,34を構成する各MZIは位相差が0であるため、所期状態におけるカプラ結合率は100%となる。そのため、第3実施形態に係るPLC型可変分散補償器Cでは、所期状態における光の伝搬状態を上記第1実施形態と同一にするために、MZI21,MZI22,MZI23, MZI24,およびMZI25のそれぞれ長い方の遅延線が伝搬方向に対して同一方向(図11の上方)に配置している。
第3実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の上記作用効果を奏する。
なお、この発明は以下のように変更して具体化することもできる。
・上記第各実施形態では、平面光波回路11上の多段接続したマッハツェンダー干渉計として、5つのPLC型MZI21〜25をカスケード接続した5ステージMZIを用いたPLC型可変分散補償器10A,10B,10Cについて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、3つのPLC型MZIをカスケード接続した3ステージMZIを用いたPLC型可変分散補償器にも、本発明は適用可能である。
・本発明は、平面光波回路上の多段接続したマッハツェンダー干渉計と、各マッハツェンダー干渉計間に接続された可変カプラとを備え、可変カプラの結合率を変化させて分散可変特性を得るPLC型可変分散補償器(PLC型TDC)に広く適用可能である。
・上記第2実施形態では、図8に示すように、全てのMZI21〜25の遅延線の中央部に、1/2波長板81〜85がそれぞれ挿入されているが、本発明はこれに限定されない。複数のMZIの少なくとも一つの遅延線の中央部に1/2波長板が挿入されている構成のPLC型可変分散補償器にも本発明は適用可能である。例えば、上記第2実施形態において、MZI21〜25の中央にあるMZI23の遅延線の中央部にのみ、1/2波長板を挿入したPLC型可変分散補償器にも本発明は適用可能である。
・上記第2実施形態において、全てのMZI21〜25の遅延線の中央部に、1/2波長板81〜85をそれぞれ挿入せずに、導波路型ループミラー40のループ導波路41の中央部に1/2波長板を挿入して偏波依存性を低減するという構成も考えられる。
本発明の第1実施形態に係るPLC型可変分散補償器の概略構成を示す斜視図。 導波路型ループミラーの拡大図。 導波路型ループミラーの機能説明に用いた2×2MZIを示す平面図。 第1実施形態に係るPLC型可変分散補償器の作製手順を示す工程図。 (A)〜(F)は比較例の作製手順を示す工程図。 (A)、(B)および(C)は第1実施形態に係るPLC型可変分散補償器のスペクトルを示すグラフで、+300ps/nmの分散量に設定時、ゼロ分散に設定時および−300ps/nmの分散量に設定時における偏波平均透過損失および群遅延スペクトル(GD)をそれぞれ示すグラフ。 (A)、(B)および(C)は比較例のスペクトルを示すグラフで、+300ps/nmの分散量に設定時、ゼロ分散に設定時および−300ps/nmの分散量に設定時における偏波平均透過損失、偏波依存損失(PDL)および群遅延スペクトル(GD)をそれぞれ示すグラフ。 本発明の第2実施形態に係るPLC型可変分散補償器の概略構成を示す斜視図。 (A)〜(F)は第2実施形態に係るPLC型可変分散補償器の作製手順を示す工程図。 (A)、(B)および(C)は第2実施形態に係るPLC型可変分散補償器のスペクトルを示すグラフで、+300ps/nmの分散量に設定時、ゼロ分散に設定時および−300ps/nmの分散量に設定時における偏波平均透過損失、偏波依存損失(PDL)および群遅延スペクトル(GD)をそれぞれ示すグラフ。 本発明の第3実施形態に係るPLC型可変分散補償器の概略構成を示す斜視図。
符号の説明
10A,10B,10C:PLC型可変分散補償器
11:平面光波回路(PLC)
11A:PLCチップ
12:PLC基板
13,14:入出力光導波路
15,16:Y分岐導波路
17:単一モードファイバ
18:サーキュレータ
21〜25:マッハツェンダー干渉計(PLC型MZI )
31〜34:可変カプラ
40:導波路型ループミラー
41:ループ導波路
42:3dBカプラ
1:3dBカプラの入力端
81〜85:1/2波長板
91〜95:スリット

Claims (7)

  1. 平面光波回路上の多段接続した複数のマッハツェンダー干渉計と各マッハツェンダー干渉計間に接続された可変カプラとを備え、前記可変カプラの結合率を変化させて分散可変特性を得るPLC型可変分散補償器において、
    前記複数のマッハツェンダー干渉計のうち、入射光が最後に伝搬する最終段のマッハツェンダー干渉計に接続された導波路型ループミラーを備え、
    前記平面光波回路は、シリコン基板上に石英ガラス光導波路を形成した石英系平面光波回路であり、
    前記導波路型ループミラーは、前記複数のマッハツェンダー干渉計と同一の基板上に形成され、
    前記複数のマッハツェンダー干渉計は、所定の光路長差を有する2つの遅延線をそれぞれ有し、
    初段と終段のマッハツェンダー干渉計の前記光路長差はΔLであり、それ以外のマッハツェンダー干渉計の前記光路長差は2ΔLであり、
    前記複数のマッハツェンダー干渉計の数は、5つ以上であることを特徴とするPLC型可変分散補償器。
  2. 前記導波路型ループミラーは、2入力×2出力型3dBカプラと、前記3dBカプラの2つの出力端をループ状に接続したループ導波路とを有し、
    前記3dBカプラの2つの入力端のうち、ループ導波路を一方向に伝搬する光に対してクロス経路となる一方の入力端が前記最終段のマッハツェンダー干渉計に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のPLC型可変分散補償器。
  3. 前記最終段のマッハツェンダー干渉計はY分岐導波路で第1の入出力光導波路の一端と接続され、該第1の入出力光導波路の他端に、前記3dBカプラの前記一方の入力端が接続されていることを特徴とする請求項2に記載のPLC型可変分散補償器。
  4. 前記多段接続した複数のマッハツェンダー干渉計のうち、入射光が最初に伝搬する第1段のマッハツェンダー干渉計とY分岐導波路で接続された第2の入出力光導波路を備え、
    前記第2の入出力光導波路端には、単一モードファイバを介してサーキュレータが接続されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のPLC型可変分散補償器
  5. 前記多段接続した複数のマッハツェンダー干渉計の各マッハツェンダー干渉計間は、位相差πまたは0のマッハツェンダー干渉計の遅延線上に薄膜ヒータを架して構成した可変カプラでそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載のPLC型可変分散補償器。
  6. 前記複数のマッハツェンダー干渉計は、所定の光路長差を有する2つの遅延線をそれぞれ有し、
    前記複数のマッハツェンダー干渉計の少なくとも一つの前記遅延線の中央部に、1/2波長板が挿入されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載のPLC型可変分散補償器。
  7. 前記複数のマッハツェンダー干渉計は、所定の光路長差を有する2つの遅延線をそれぞれ有し、
    前記複数のマッハツェンダー干渉計全ての前記遅延線の中央部に、1/2波長板がそれぞれ挿入されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載のPLC型可変分散補償器。
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