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JP5132370B2 - Mimo通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、MIMO通信装置に関する。
無線通信機器分野において、アレイアンテナが用いられたMIMO(Multi-Input Multi-Output)通信は、使用周波数帯域を増加させることなく、通信速度をより高速にできると共に、システムの総合的なスループットの向上を図ることができる(例えば、非特許文献1参照)。
近年、無線LANの分野では、IEEE802.11nの標準化に際してMIMO通信技術の導入が検討されている。2007年時点での規格草稿において、その技術の記載がなされている。また同様に、携帯電話、携帯無線データ端末等のデータ伝送の高速化を目指し、MIMO通信技術が検討されている。
従来のMIMO通信技術が用いられていない無線通信システムの場合、通信品質は受信点での電界強度によって規定される。これに対して、MIMO通信技術が用いられた通信システムの場合、通信品質は、受信点における電界強度のみではなく、送信、受信間の無線伝搬通信チャネルの状態によっても規定される。そのため、MIMO通信システムでは、無線伝搬通信チャネルの状態を観測(これはチャネル推定技術と呼ばれ、例えば非特許文献1の2−3項、チャネル推定・等化技術参照)し、観測された無線伝搬通信チャネルの状態に基づき最適な受信パラメータが選択される必要がある。
特に、MIMO通信技術が適用された可搬型パーソナルコンピュータ(PC)を具備するMIMO通信システムの場合、無線機器の配置、使用環境が頻繁に変化することが想定される。その変化により、MIMO通信システムにおける無線伝搬通信チャネルの状態は影響を受ける。よって、無線機器のアンテナ配置および当該無線機器の周辺の伝搬環境が特定の関係となるとき、無線伝搬通信チャネルの状態が悪化することがある。すなわち、MIMO通信の品質劣化、又はシステムスループットの低下が起こることがある。
そこで、従来、例えば特許文献1に示されるようなMIMO通信システムがある。このMIMO通信システムにおいて、受信局は、伝達関数の全て又は一部を用いて現在の通信状態を表す状態指標を算出する状態指標演算部と、状態指標の値に応じて表示内容を変化させる通信状態表示部とを備える。さらに、その受信局は、有線又は無線を介して接続された外部端末に対して、状態指標を伝達する外部インタフェース部を備えている。図14には、特許文献1に記載された従来のMIMO通信装置が示される。
図14の通信状態指標演算回路では、無線伝搬通信チャネルの状態を数値計算により指標として算出する。表示部は、その状態指標、又は複数の方法により算出された状態指標を組み合わせて得られる状態指標に応じた表示を行う。そして、ユーザは、表示部に表示された指標を参照することにより、MIMO通信装置の配置変更、又は、システムにおけるダイバシチの制御等を行うことができる。
また、特許文献1に開示されたMIMO通信システムにおいては、MIMO技術により送信された信号の検出法として、一般にZero-Forcing(ZF)法と呼ばれる方法が想定されている。上記通信状態指標演算回路にてなされるチャネル推定行列の行列式の値の大きさに関する判定に従って、MIMO通信装置の配置変更、又は、システムにおけるダイバシチ制御等を行うことができる。
特開2006-211566号公報 特許庁資料 標準技術集 電気平成16年度 MIMO(Multi Input Multi Output)関連技術
しかしながら、MIMO通信装置に配設されるアンテナ配置によっては、通信相手のアンテナとの位置関係に応じて、MIMO通信の品質劣化が生じる場合がある。この場合、従来のMIMO通信システムでは、無線伝搬通信チャネルの状態指標に従って、ユーザがMIMO通信装置の配置変更等を行う必要があるため、ユーザの利便性が悪い。また、例えば、MIMO通信装置がラップトップ型PCである場合、載置される場所がデスク上の所定位置に固定化される傾向がある。
また、MIMO通信システムが、例えばオフィス内に設けられたLAN通信システムに適用される場合などには、アクセスポイント(AP)とデスクとの位置関係は固定化されている。そのため、配置変更により通信チャネル状態を向上することが困難であり、通信品質が劣化する場合がある。このようにMIMO通信装置に配設されるアンテナ配置は、通信品質に関して重要な要素であるが、従来技術では、この点について配慮がなされていない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、装置の設置位置に関わらず、MIMO通信特性を一定のレベル以上に保つことができるMIMO通信装置を提供することを目的とする。
本発明のMIMO通信装置は、配設される位置が1つの直線上にある、第1および第2のアンテナ素子と、前記直線上から外れた位置に配設される第3のアンテナ素子と、MIMO変復調手段にて受信信号が復調されることにより得られた情報を表示する表示部を具備する第1の筐体と、前記第3のアンテナ素子が配設される第2の筐体と、を具備し、前記第1および第2のアンテナ素子は、前記表示部の備える表示画面の上側の、前記第1の筐体の上辺部に設けられ、前記第3のアンテナ素子は、前記第2の筐体の周縁部に設けられる、構成を採る。
本発明によれば、装置の設置位置に関わらず、MIMO通信特性を一定のレベル以上に保つことができるMIMO通信装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、実施の形態において、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は重複するので省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るMIMO通信装置の構成を示すブロック図である。同図に示すようにMIMO通信装置100は、配設される位置が1つの直線上にある、アンテナ素子101−1およびアンテナ素子101−2と、その直線上から外れた位置に配設されるアンテナ素子102−1およびアンテナ素子102−2と、すべてのアンテナ素子(アンテナ素子101−1,2、アンテナ素子102−1,2)と接続されるMIMO変復調部105と、を具備する。MIMO通信装置100は、第1の筐体103と、第2の筐体104とを具備する。
第1のアンテナ素子101−1および第2のアンテナ素子101−2は、第1の筐体103に配設される。また、第3のアンテナ素子102−1および第4のアンテナ素子102−2は、第2の筐体104に配設される。
MIMO通信装置100が可搬型パーソナルコンピュータ(PC)である場合、その可搬型PCの外観は、例えば、図2に示すような外観となる。同図に示すように第1の筐体103と、第2の筐体104とは、連結部107を介して連結されている。同図には、特にノート型PCの場合が示されている。以下では、第1の筐体103が上部筐体、第2の筐体104が下部筐体と呼ばれることがある。
第1の筐体103は、MIMO変復調部105にて、復調された受信信号である通信相手側より送信された情報を表示する表示部106を具備する。表示部106の表示画面には、通信相手側より送信された情報がPCのメモリ上にドット展開された後の画像情報が、表示される。そのメモリの座標系と表示画面の座標系(例えば、同図に示すXY座標系)とは、対応づけられている。PCを使用する場合、通常、Y座標が大きな値を持つ側に、表示画像の上部分が表示される。
第1の筐体103の上辺部108、つまり表示画面の上側には、第1のアンテナ素子101−1および第2のアンテナ素子101−2が配設されている。別の言い方をすれば、第2の筐体104との連結部107を、第1の筐体103の一端部としたときに、第1の筐体103の他端部に、第1のアンテナ素子101−1および第2のアンテナ素子101−2が配設されている。同図では、特に、上辺部108(又は、その他端部)の両端に、第1のアンテナ素子101−1および第2のアンテナ素子101−2が配設されている。
第2の筐体104は、キー操作手段としてのキーボード部109を具備する。第2の筐体104の周縁部110、つまり第2の筐体104におけるキーボード部109の周りの部分には、第3のアンテナ素子102−1および第4のアンテナ素子102−2が配設されている。同図では、第3のアンテナ素子102−1は、キーボード部109の上側の、第2の筐体104の上辺部111に配設されている。特に、その上辺部111の一端付近に、第3のアンテナ素子102−1が配設されている。また、第4のアンテナ素子102−2は、キーボード部109の下側の、第2の筐体104の下辺部112に配設されている。特に、その下辺部112の一端付近に、第4のアンテナ素子102−2が配設されている。
図3は、MIMO通信装置100の構成が詳細に示されたブロック図である。
同図に示すように、MIMO通信装置100のMIMO変復調部105は、チャネル処理部301と、通信に用いる選択アンテナ素子に応じて、信号の入出力先をチャネル処理部304−1〜4の間で切り替える切り替え部302と、データ入出力部303とを有する。チャネル処理部301は、それぞれがアンテナ素子101−1,2およびアンテナ素子102−1,2と対応する、チャネル処理部304−1〜4を有する。
MIMO変復調部105は、通信相手側の複数のアンテナと、MIMO通信装置100に備えられている複数のアンテナ素子のそれぞれとの間の各伝搬路に関する、複数のチャネル推定値を取得する。また、MIMO変復調部105は、MIMO通信装置100に備えられている複数のアンテナ素子から、通信相手側にて通信に使用されているアンテナ数以上の複数のアンテナ素子を順次選択する。このアンテナ素子の選択は、すべての組み合わせについて行われる。
MIMO変復調部105は、選択されたアンテナ素子の組み合わせごとに、その組み合わせのアンテナ素子に対応するチャネル推定値からチャネル推定行列を形成し、そのチャネル推定行列の行列式の値を計算する。
例えば、通信相手側が2ストリーム、すなわち2信号系列を2アンテナ素子から送信する場合には、MIMO変復調部105は、MIMO通信装置100の2アンテナ素子より多いアンテナ素子から、任意の2アンテナ素子を選択する。次に、選択した2アンテナ素子毎に2行2列チャネル推定行列を複数計算し、計算された2行2列チャネル推定行列の行列式の値が最大となるアンテナ素子の組み合わせを決定する。次に、行列式の値が最大となるチャネル推定行列と、チャネル推定行列を導出する際に用いたアンテナ素子の受信信号と、を用いてMIMO復調する。
なお、ここではMIMO復調を、行列値が最大の組み合わせに対して行うとした。しかしながら、行列値が0でない組み合わせであれば、その組み合わせに対するMIMO復調は可能である。
次に、上記構成を有するMIMO通信装置100の動作について説明する。特に、MIMO通信装置100が、無線LAN通信機能の搭載された可搬型パーソナルコンピュータ(PC)である場合を、一例として説明する。
図1および図2に示すように、上部筐体103に設置された2つのアンテナ素子101−1,2は、上部筐体103の上辺部108に略一直線上に設けられる。特に、略水平の卓上に、下部筐体104を置き、上部筐体103を開いた状態で使用する場合について、説明する。つまり、2つのアンテナ素子101−1,2は、可搬型パーソナルコンピュータ(PC)を使用する際、下部筐体104における、キーボード部109の操作面の反対の面をデスク等に載置するときに、略水平となるような位置に配設される。
これにより、2つのアンテナ素子101−1,2が、可搬型PCにおける最も高い位置に設置されることになるので、通信相手であるAPとの間の伝搬環境が、見通し内伝搬環境となる確率を高めることができる。また、可搬型PCにおける最も高い位置にアンテナ素子101−1,2が配設されることにより、表示部106の遮蔽(つまり、表示部106の方向への放射の抑圧)による伝搬損失を低減することができる。よって、可搬型PCにおける最も高い位置に、アンテナ素子101−1,2が配設される結果として、可搬型パーソナルコンピュータ(PC)とAPとの通信環境が良好となる可能性を高めることができる。
また、複数のアンテナ素子101−1,2は、上部筐体103において、互いに離れた位置に配設される。複数のアンテナ素子101−1,2が、互いに離れた位置に配設されることにより、アンテナ相互相関特性(またはフェージング相関特性)を減少させることができ、その結果としてMIMO通信特性を向上することができる。
以上のように、MIMO通信装置100の上部筐体103に、複数のアンテナ素子101−1,2が設置されるだけでも、原理的には、APとSTAであるMIMO通信装置100とが特定な位置関係にある場合を除いて、APとMIMO通信装置100とのMIMO通信は可能である。特に、MIMO通信技術が用いられない従来の無線LANにおいては、ダイバシチ効果により受信特性を向上するために、一般的にこのようなアンテナ素子配置がとられる。よって、従来の無線LANとの互換性を保証する観点からも、通常、このようなアンテナ素子の配置となる。
ところが、APとMIMO通信装置100とが特定な位置関係にある場合、複数のアンテナ素子101−1,2を用いただけでは、APとMIMO通信装置100との間のMIMO通信が困難となることがある。図4には、APに配設される2つのアンテナと、MIMO通信装置100が備える2つのアンテナ素子101−1,2との位置関係が示されている。同図には、2つのアンテナ素子101−1,2およびAPの2つのアンテナの配置位置のすべてを含む面(以下、「アンテナ配置面」と呼ぶことがある)における、その4つのアンテナの位置関係が示されている。APは、通常、壁面等に設置される。そして、APが備える複数のアンテナは、水平面上に直線に設置される。一方、可搬型パーソナルコンピュータ(PC)は、APからある程度離れたデスク等の水平面に置かれた状態で使用される。一般に、可搬型PCの場合、下部筐体104が水平面上に設置される一方、上部筐体103は、下部筐体104に対して略垂直な状態で、使用される。よって、上述のとおり、アンテナ素子101−1,2が、上部筐体103の上辺部108に略一直線上に設けられる場合、複数のアンテナ素子101−1,2も、やはり水平の直線上に配置される。
可搬型PCの使用時の載置場所は、極端に言えば、使用の度にずれる。そのため、図4に示すように、アンテナ素子101−1,2が配置される直線とAPの2つのアンテナが配置される直線とがアンテナ配置面内で平行である状態で、アンテナ素子101−1,2が配置されることは少ない。つまり、アンテナ素子101−1,2が配置される直線は、APの2つのアンテナが配置される直線に対して、任意のアジマス角度θを持っている。このアジマス角度θは、可搬型PCが置かれる状態により、0度から360度の間でランダムに変化する。
ここで、MIMO通信システムにおけるチャネル推定値(理論値)に対する、チャネル推定行列の行列式の計算値、及びこの計算値から得られる通信容量値を導出する。
STAであるMIMO通信装置100のアンテナ素子101−1の配置位置をy1、アンテナ素子101−2の配置位置をy2、両アンテナ素子間の間隔をdrとする。また、APの第1のアンテナ素子401の配置位置をx1、第2のアンテナ素子402の配置位置をx2、両アンテナ素子間の間隔をdsとする。また、MIMO通信装置100のアンテナアレイ中心とAPのアンテナアレイ中心との距離をdとする。
このとき各アンテナ間の距離は、幾何学的関係より、以下のようにそれぞれ求められる。
アンテナ素子101−1とアンテナ素子401のアンテナ間距離L11は、数式(1)により求められる。
Figure 0005132370
アンテナ素子101−1とアンテナ素子402のアンテナ間距離L12は、数式(2)により求められる。
Figure 0005132370
アンテナ素子101−2とアンテナ素子401のアンテナ間距離L21は、数式(3)により求められる。
Figure 0005132370
アンテナ素子101−2とアンテナ素子401のアンテナ間距離L22は、数式(4)により求められる。
Figure 0005132370
これらの関係より、チャネル推定値(理論値)は、式(5)により表される。
Figure 0005132370
ここで、kは、STAであるMIMO通信装置100のアンテナ番号を表す。lは、APのアンテナ番号を表す。MIMO通信装置100においては、アンテナ素子101−1のアンテナ番号が1であり、アンテナ素子101−2のアンテナ番号が2である。APにおいては、アンテナ素子401のアンテナ番号が1であり、アンテナ素子402のアンテナ番号が2である。cは、光速である。fは、周波数を示す。また、Ψklは、数式(6)で求められる値である。
Figure 0005132370
この数式(6)において、fは、周波数を示す。cは、光速である。λは、波長である。
そして、通信容量CMIMOは、シャノンの情報理論(上記非特許文献1の1−2項キャパシティ参照)により、数式(7)で表される。
Figure 0005132370
ここで、SNRは、受信信号対雑音比である。Iは、単位行列である。行列hは、hklを要素とする行列である。mは、送信アンテナ数を表す。
次に、以上で導出された式を用いて、APのアンテナとMIMO通信装置100のアンテナとがなす角度θ(図4参照)を変えたときの、チャネル推定行列Hの行列式の計算値の変化の様子を見てみる。図5には、APの2つのアンテナと、MIMO通信装置100の2つのアンテナ素子との間でMIMO通信が行われる場合の、角度θに対するチャネル推定行列Hの行列式の計算値が示されている。
図5を見て分かるように、角度θが0度および180度において、行列式の値が最大となる。そして、行列式の値は、角度θが0度および180度からずれるに従って減少し、90度および270度で0となる。これは、角度θが90度および270度のとき、式(5)により計算されるチャネル推定行列の要素間で、h11=h12且つh21=h22の関係が満たされるからである。
また図6には、APのアンテナとMIMO通信装置100のアンテナ素子とがなす角度θ(図4参照)を変えたときの、MIMO通信システムの通信容量の変化の様子が示される。ここでは、送信電力一定という条件が適用されている。
図6を見て分かるように、角度θが0度および180度でMIMO通信システムの通信容量が最大となる。そして、MIMO通信システムの通信容量は、角度θが0度および180度からずれるに従って減少し、90度および270度で0となる。すなわち、角度θが90度と270度において、APとMIMO通信装置100との間のMIMO通信が困難な状態になる。また、角度θが90度,270度の近傍においては、受信側の受信電力が十分であっても、所望の通信容量の確保が困難である。
ところで、現在、無線LAN規格IEEE802.11a、b、gに準拠するアクセスポイントには、アンテナ形状が2つの平行に配置されたダイポールアンテナ、モノポールアンテナ、スリーブアンテナ等の垂直偏波アンテナが設けられている。そして、この垂直偏波アンテナによりダイバシチ受信が行われている。ステーション(以下、STAと呼ぶことがある)でも、2つのアンテナにてダイバシチ受信が行われている。
MIMO通信技術を適用した無線LANにおいても、複数アンテナを備えたAPと、複数のアンテナを備えたSTAとの間で無線通信がなされる。そして、チャネル推定行列の行列式が0となる典型的な電波伝搬環境は、STAとAP間が見通し伝搬環境であり、且つ、受信側において、どのアンテナ素子を選択しても、選択されたアンテナ素子と、送信側の複数のアンテナのそれぞれとの距離がすべて等しくなる環境である。この環境では、複数のアンテナより送信された複数の通信信号ストリームの振幅、位相は、複数の受信アンテナ素子で等しくなるため、チャネル推定行列の行列式が0となる。
この場合、受信側で複数の通信信号ストリームを復調することは困難である。この理論は、図5に示される現象と一致するものである。一般に、APに備えられる複数のアンテナ素子から見て、当該複数のアンテナから送信された通信信号ストリームが、受信アンテナ素子で等位相であると見なせるケースとは、複数の送信アンテナ素子を1つのアレイアンテナと見なしたとき、そのアンテナの指向性パターンのピーク方向に、STAの受信アンテナ素子が存在するケースである。
すなわち、MIMO通信システムにおいて、複数の通信信号ストリームが独立に送信される場合に、通信容量が向上するためには、アンテナ相関、つまりフェージング相関値が低くなることが要求される。この要求を満たすために、一般的には、複数のアンテナのアンテナ間隔が半波長以上とされ、複数のアンテナが互いに十分に離された状態で設置される。アレイアンテナにおける複数のアンテナのアンテナ間隔が、半波長から十分離された状態では、グレーティングローブが生じる。
従って、アンテナ間隔が増大するに従い、より多くのアレイアンテナ指向性のピークが生じる。このとき、各送信アンテナの出力電力を等しくすると、受信アンテナでの各伝搬電波の振幅も等しくなる。STAの複数の受信アンテナ素子の配列が、送信側であるAPのアレイアンテナ指向性ピーク方向に一致する場合には、複数の受信アンテナのそれぞれは、複数の送信アンテナのそれぞれとの距離がすべて等しくなる。従って、この場合には、チャネル推定行列の行列式が0となる。
なお、2個以上のアンテナ素子が上部筐体の任意の位置に設置された場合、上部筐体と下部筐体とが、90度を成す角度で設置されるときには、上記と同様な通信容量の劣化現象が存在する、つまりチャネル推定行列の行列式の値が0となる。
以上では、MIMO通信装置100のアンテナ素子101−1,2と、APのアンテナ素子401,402との関係についてのみの考察を行った。しかしながら、MIMO通信装置100には、アンテナ素子101−1,2が配置される1つの直線上から外れる、アンテナ素子102−1,2が配設される。こうすることにより、アンテナ素子101−1,2の角度θが90度又は270度であっても、通信容量が0にならないアンテナ素子の配置が実現される。このように配置されたアンテナ素子からの出力をMIMO変復調部105に入力し、MIMO変復調部105にて、受信信号の切り替えをすることにより、又は、疑似逆行列を用いた信号分離計算を行うことにより、送信側から送信された送信データを検出することができる。
図3に示されるMIMO通信装置100において、MIMO復調時には、4つアンテナ素子の受信信号がチャネル処理部301に入力され、チャネル処理部301にてチャネル推定値の計算が行われる。切り替え部302は、例えば送信側から2通信ストリームが送信された場合、4つのチャネル処理部304−1〜4の出力から任意の2つの出力を選択する。また、切り替え部302は、チャネル処理部304−1〜4にて計算されたチャネル推定値のうち、選択された出力に対応するチャネル推定値を用いてチャネル推定行列を形成し、そのチャネル推定行列の行列値を計算する。この行列値の計算は、選択される2つの出力を順次変更することにより、その選択の組み合わせのすべてについて行われる。
そのため、MIMO変復調部105は、行列値が0でない組み合わせ、又は、行列値が大きい組み合わせを選択することにより、MIMO復調することができる。
図2に示されたMIMO通信装置100のアンテナ素子の配置によれば、APの位置とMIMO通信装置100の使用位置とが如何なる位置関係にあっても、行列値が0でない上記組み合わせが存在する。この組み合わせについてMIMO復調動作を行えば、所望の通信容量が確保される。なお、送信側が3通信ストリームを送信する場合には、MIMO変復調104は、任意の3通信チャネル処理部の出力について、行列式の9要素の逆行列計算を行うことにより、上記2ストリームと同様に、MIMO復調処理を行えばよい。
4アンテナ素子に対応するチャネル処理部304−1〜4の出力のすべてが用いられる場合、チャネル行列の次元は、送信ストリームが2の場合には次元2、送信ストリームが3の場合には次元3となる。このような場合には、MIMO変復調部105は、疑似逆行列を用いてMIMO復調処理を行えばよい。本実施の形態のMIMO通信装置100に適用されるアンテナ素子配置によれば、チャネル行列の次元が縮退することがない。そのため、必ず疑似逆行列が求められる。一方、MIMO変調時には、送信信号のストリーム数に応じて、切り替え部302が送信に用いられるアンテナ素子を選択する。選択されたアンテナ素子に対応するチャネル処理部301では、送信信号にチャネル推定用信号が付加される。
次にMIMO通信装置100のアンテナ素子配置の変形例について説明する。
図7に示すMIMO通信装置100の下部筐体104は、アンテナ素子102−1のみを有している。そして、アンテナ素子102−1は、上部筐体103と下部筐体104との連結部107又はその近辺に配設されている。一般的に、可搬型PCの下部筐体には、キーボードが設置される。そのため下部筐体において、アンテナ素子の設置できる位置は、キーボードの設置される範囲以外となる。図7では、特に、キーボード部109と接合部(連結部107)との隙間にアンテナ素子102−1が設置される。
可搬型PCに関しては、下部筐体104の下辺部112の両端付近に、PC使用者の手が置かれた状態で、キーボードが操作されることが多い。よって、キーボード部109の下側の、下部筐体104の下辺部112の両端付近に、アンテナ素子が配設されると、使用者の手が、アンテナ素子を覆うことにより通信品質が劣化する。
そこで、アンテナ素子102−1が上部筐体103と下部筐体104の連結部107又はその付近に、すなわちキーボード部109の上側の、下部筐体104の上辺部111に配設されることにより、通信品質の劣化を防止することができる。なお、同じ理由により、図8に示すように、アンテナ素子102−1が、キーボード部109の下側の、下部筐体104の下辺部112の中央付近に配設されることにより、通信品質の劣化を防止することができる。
図9は、図8に示されるアンテナ素子配置が採用された場合の、角度θを変化させたときの行列値の変化の様子を示したものである。同図において、曲線1201は、上部筐体103の2つのアンテナ素子101−1,2にて、受信された信号に関する行列式の計算値を示す。曲線1202は、上部筐体103のアンテナ素子101−1,2のうちの1つのアンテナ素子、および下部筐体104に設置されたアンテナ素子102−1にて、受信された信号に関する行列式の計算値を示す。曲線1201は、図5に示された曲線と一致する。すなわち、アジマス角度θが90度と270度であるときに、行列式が0になる。
一方、曲線1202では、曲線1201と異なる角度θのときに、行列式の値が0になる。すなわち、角度θが如何なる値をとっても、アンテナ素子101−1,2にて受信された信号に関する行列式の計算値、および上部筐体103のアンテナ素子101−1,2のうちの1つのアンテナ素子、および下部筐体104に設置されたアンテナ素子102−1にて受信された信号に関する行列式の計算値が、同時に0となることはない。つまり、図8に示されたようなアンテナ素子配置とすることにより、行列式の値が0とならない、アンテナ素子の組み合わせが、必ず存在することになる。そのため、MIMO変復調部105は、行列値が0でない組み合わせを選択することにより、MIMO復調することができる。そしてMIMO通信システムにおいて、所望のMIMO通信容量が得られる。
図10に示すMIMO通信装置100の下部筐体104においては、アンテナ素子102―1は、上部筐体103と下部筐体104との連結部107又はその近辺に配設されている。アンテナ素子102−2は、キーボード部109の下側の、下部筐体104の下辺部112の中央付近に配設に設置される。つまり、図10に示されるアンテナ素子配置は、図8及び図9のアンテナ素子配置を組み合わせたものとなっている。
下部筐体104におけるアンテナ素子配置を図10のようにすることで、次のような利点がある。上述のとおり、アンテナ素子102−1,2の配置位置は、それぞれユーザの手で覆われる可能性が低い。このような複数の位置にそれぞれアンテナ素子を配設することにより、仮にいずれかのアンテナ素子配置位置がユーザの手に覆われていたとしても、その一方のアンテナ素子配置位置が覆われている可能性は低くなる。よって、ユーザの手に覆われていないアンテナ素子が選択されることにより、通信容量に対するユーザの手による影響が排除される。
また、下部筐体104における複数のアンテナ素子の配置が、図10のようにされることで、上部筐体103による遮蔽環境が異なる。よって、APと下部筐体104のアンテナ素子102−1との間の通信波が、上部筐体103により遮蔽されているときでも、下部筐体104のアンテナ素子102−2は、上部筐体103による遮蔽の影響を受けていない可能性が高い。このような場合には、アンテナ素子102−2が選択されることにより、通信容量に対する上部筐体103による遮蔽の影響が排除される。
具体的には、アンテナ素子102―2が使用者の手によって覆われた場合には、アンテナ素子102−2の受信電力が小さく検出されるので、切り替え部302によってアンテナ素子102−2以外のアンテナ素子との組み合わせが選択されることにより、MIMO変復調部105はMIMO復調を行うことができる。
また、下部筐体104のアンテナ素子102−1が、表示部106等により電波が遮られ、APから見通し外になった場合には、下部筐体104のアンテナ素子102−1の受信電力が小さく検出されるので、切り替え部302によってアンテナ素子102−1以外とのアンテナ素子の組み合わせが選択されることにより、MIMO変復調部105はMIMO復調を行うことができる。
図11に示すMIMO通信装置100の下部筐体104においては、図7の場合と同様に、下部筐体104のアンテナ素子102−1は、上部筐体103と下部筐体104との連結部107又はその近辺に配設されている。また、上部筐体103においては、図7の場合と異なり、上部筐体103のアンテナ素子101−1およびアンテナ素子101−2が、上部筐体103の上辺部108の一端および中央に、略一直線上に配設されている。
このようなアンテナ素子配置とすることにより、上部筐体103の下部筐体104に対する開閉状態、および、MIMO通信装置100とAPとの位置関係がどのような場合でも、上部筐体103のアンテナ素子101−1,2のAPに対するアジマス角度θ、および、下部筐体104のアンテナ素子102−1と上部筐体103のアンテナ素子101−1,2のいずれか一方とを結ぶ直線のAPに対するアジマス角度θの両方が一致することがない。これにより、上部筐体103のアンテナ素子101−1,2と下部筐体104の102−1のアジマス角とが一致することによるMIMO通信容量の劣化を軽減することができる。
なお、以上の説明においては、APが送信を行い、MIMO通信装置100が受信を行う場合について、つまり、通常、下り回線またはダウンリンクと呼ばれる通信について説明した。上述した例では、APが2ストリームを2アンテナから送出し、PCが3個以上のアンテナで受信する、下りMIMO通信が示されている。
このようなMIMO通信は、上り回線(アップリンク)でも実現される。すなわち、MIMO通信装置100が2アンテナにて2ストリーム送信を行い、APが3アンテナで受信する。この場合、MIMO変復調部105が、MIMO通信装置100に配設されている3個以上のアンテナに係る組み合わせ(上記例では、この組み合わせは、2つのアンテナからなる。)のうち任意の組み合わせを選択し、当該選択された組み合わせに含まれるアンテナを介して、変調信号を送信すればよい。さらに、MIMO変復調部105は、その選択した組み合わせを、例えば、1通信の中では固定化してもよいし、又は、上記したようなアンテナの選択基準に基づいて、送信に用いるアンテナ組み合わせを適応的に変更してもよい。
実施の形態1においては、MIMO通信装置が可搬型PCである場合について説明を行った。しかしながら、MIMO通信装置は、可搬型PCに限定されるものではなく、折り畳み式携帯電話、ラップトップ型PCなどでもよい。
このように本実施の形態によれば、MIMO通信装置100に、配設される位置が1つの直線上にある、第1および第2のアンテナ素子としてのアンテナ素子101−1,2と、その直線上から外れた位置に配設される第3のアンテナ素子としてのアンテナ素子102−1又はアンテナ素子102−2と、すべてのアンテナ素子と接続されるMIMO変復調部105と、を設けた。
上記構成より、通信相手に対するMIMO通信装置100の設置位置を、どのようにしても、MIMO通信装置100と、その通信相手との間の伝搬路におけるチャネル推定行列の行列式が、0でないアンテナ素子の組み合わせが必ず存在する。その結果、装置の設置位置に関わらず、MIMO通信特性を一定のレベル以上に保つことができるMIMO通信装置を実現することができる。
また、アンテナ素子101−1,2は上部筐体103に配設され、且つ、アンテナ素子102−1又はアンテナ素子102−2、及びMIMO変復調部105は下部筐体104に配設される。
上記構成により、MIMO変復調部105が配設される筐体にアンテナ素子が配設されるので、MIMO通信装置100の通信安定性を向上することができる。すなわち、アンテナ素子101−1,2は、MIMO変復調部105が配設される筐体と異なる筐体に配設される。
このため、アンテナ素子101−1,2とMIMO変復調部105との接続線は、上部筐体103と下部筐体104とを跨いで配設されることになる。例えば、MIMO通信装置100が可搬型PCである場合には、アンテナ素子101−1,2とMIMO変復調部105との接続線は、上部筐体103と下部筐体104とを連結するヒンジ、蝶番等の内部を通される。このため、その接続線が断たれることも考えられる。
しかし、本実施の形態では、MIMO変復調部105が配設される下部筐体104にもアンテナ素子102が配設される構成である。このアンテナ素子102とMIMO変復調部105との接続線は、アンテナ素子101−1,2とMIMO変復調部105との接続線に比べて、断たれる可能性が低い。
このため、断線により、アンテナ素子101−1,2のいずれかが、通信に利用できなくなる場合でも、アンテナ素子101−1,2のうち利用可能なものと、下部筐体104に設けられたアンテナ素子102−1又はアンテナ素子102−2と、を利用することにより、MIMO通信を行うことができる。
よって、この場合には、MIMO通信装置100の通信安定性を更に向上することができる。
なお、アンテナ素子101−1,2は、表示部106の備える表示画面の上側の、第1の筐体103の上辺部108に設けられる。
こうすることにより、MIMO通信装置100を使用する際、MIMO通信装置100の中で、最も高くなる可能性の高い位置に、アンテナ素子101−1,2が設けられる。結果として、通信相手との間の伝搬環境が見通し内伝搬環境となる確率を高めることができる。
また、複数のアンテナ素子101−1,2は、上部筐体103において、互いに離れた位置に配設される。より好ましくは、複数のアンテナ素子101−1,2は、上部筐体103の上辺部108の両端に配設される。
こうすることにより、アンテナ相互相関特性(またはフェージング相関特性)を減少させることができ、その結果としてMIMO通信特性を向上することができる。
また、アンテナ素子102−1がキー操作部109の操作面の上側の、第2の筐体104の上辺部111に設けられることにより、使用者の手がアンテナ素子を覆うことにより起こる通信品質の劣化を防止することができる。また、アンテナ素子102−1が、第2の筐体104の下辺部112の中央に設けられることによっても、使用者の手がアンテナ素子を覆うことにより起こる通信品質の劣化を防止することができる。
(実施の形態2)
図12は、本発明の実施の形態2係るMIMO通信装置の構成を示すブロック図である。
同図に示すようにMIMO通信装置1300は、上部筐体103でアンテナ素子101−1およびアンテナ素子101−2が存在する直線上に配設されるアンテナ素子1301と、下部筐体104に配設されるアンテナ素子1302とを有する。実施の形態2では、アンテナ素子101−1、アンテナ素子101−2およびアンテナ素子102は第1の偏波型のアンテナ素子である。アンテナ素子1301及びアンテナ素子1302は、第1の偏波と異なる第2の偏波型のアンテナ素子である。なお、MIMO変復調部105は、MIMO通信装置100に備えられた、すべてのアンテナ素子と接続されている。
MIMO通信装置1300が、可搬型パーソナルコンピュータ(PC)である場合、その可搬型PCの外観は、例えば、図13に示すような外観となる。
第1の筐体(上部筐体)103の上辺部108、つまり表示画面の上側には、第1の偏波型の第1のアンテナ素子101−1および第2のアンテナ素子101−2の他に、第2の偏波型のアンテナ素子1301が配設されている。同図では、特に、上辺部108の両端に第1のアンテナ素子101−1および第2のアンテナ素子101−2が配設され、上辺部108の中央付近にアンテナ素子1301が配設されている。
第2の筐体(下部筐体)104の周縁部110には、第1の偏波型のアンテナ素子102および第2の偏波型のアンテナ素子1302が配設されている。同図では、特に、アンテナ素子1302は、キーボード部109の上側の、第2の筐体104の上辺部111に配設されている。特に、その上辺部111の一端付近に、アンテナ素子1302が配設されている。また、アンテナ素子102は、キーボード部109の下側の、第2の筐体104の下辺部112に配設されている。特に、その下辺部112の一端付近に、アンテナ素子102が配設されている。
ところで、例えば、APが、垂直偏波型の複数のアンテナを用いて、伝搬波を送受信する場合でも、通常無線LANを使用する電波伝搬環境では、その伝搬波は、部屋の壁面、床、天井等に反射されることにより、その偏波面が変化する。偏波が異なる伝搬波は、一般的に異なる伝搬路を経由してきたと考えられる。そのため、偏波が異なる伝搬波の伝搬位相は、互いに異なると考えられる。よって、無線LANを使用する電波伝搬環境によっては、MIMO通信装置に1種類の偏波型のアンテナ素子のみを設ける場合、反射波等の影響により、MIMO通信の品質が劣化することが考えられる。
これに対して、本実施の形態のMIMO通信装置1300には、第1の偏波型のアンテナ素子である、アンテナ素子101−1、アンテナ素子101−2およびアンテナ素子102の他に、第1の偏波と異なる第2の偏波型のアンテナ素子である、アンテナ素子1301及びアンテナ素子1302が配設されている。
上記構成により、反射等の影響により、受信側において第1の偏波の受信品質が劣化した場合でも、第1の偏波と異なる第2の偏波のアンテナ素子との組み合わせを選択することにより、MIMO通信の品質劣化を防止することができる。すなわち、MIMO通信装置1300に、各偏波型に対応する複数のアンテナ素子を設けたことにより、アンテナ素子の組み合わせには、偏波型の異なる組み合わせが存在することになる。
そのため、1つの偏波型の組み合わせに関する行列値が、反射波の影響により0となる場合でも、その他の偏波型の組み合わせに関する行列値は、0とはならない。よって、反射等の影響により、受信側における偏波型が変化する場合でも、所望の通信容量が確保される可能性を高めることができる。
図13には、第1の偏波型が垂直偏波であり、第2の偏波型が水平偏波である場合が示されているが、この逆でもよい。また、偏波型の組み合わせは、これに限られない。例えば、偏波型の組み合わせとしては、円偏波における、右旋円偏波と左旋円偏波との組み合わせでも、互いに直交する45度傾き偏波でもよい。
なお、図12および13には、第2の偏波型のアンテナ素子が、上部筐体103および下部筐体104のそれぞれに配設されている場合が示されている。なお、第2の偏波型のアンテナ素子の配置位置は、これに限られるものではなく、第2の偏波型のアンテナ素子は、上部筐体103または下部筐体104のどちらかだけに配設されてもよい。また、上部筐体103、下部筐体104のアンテナ素子配置として、実施の形態1に示されたアンテナ素子配置の変形例が用いられることも可能である。
なお、以上の説明においては、APが送信を行い、MIMO通信装置1300が受信を行う場合について、つまり、通常、下り回線またはダウンリンクと呼ばれる通信について説明した。上述した例では、APが2ストリームを2アンテナから送出し、PCが3個以上のアンテナで受信する、下りMIMO通信が示されている。
このようなMIMO通信は、上り回線(アップリンク)でも実現される。すなわち、MIMO通信装置100が2アンテナにて2ストリーム送信を行い、APが3アンテナで受信する。この場合、MIMO変復調部105が、MIMO通信装置100に配設されている3個以上のアンテナに係る組み合わせ(上記例では、この組み合わせは、2つのアンテナからなる。)のうち任意の組み合わせを選択し、当該選択された組み合わせに含まれるアンテナを介して変調信号を送信すればよい。さらに、MIMO変復調部105は、その選択した組み合わせを、例えば、1通信の中では固定化してもよいし、又は、上記したようなアンテナの選択基準に基づいて、送信に用いるアンテナ組み合わせを適応的に変更してもよい。
なお、実施の形態2においては、MIMO通信装置が可搬型PCである場合について説明を行った。しかしながら、MIMO通信装置は、可搬型PCに限定されるものではなく、折り畳み式携帯電話、ラップトップ型PCなどでもよい。
このように本実施の形態によれば、MIMO通信装置1300に、アンテナ素子101−1、アンテナ素子101−2、およびアンテナ素子102の偏波型とは異なる偏波型である複数のアンテナ素子(アンテナ素子1301,1302)を設けた。
上記構成により、反射等の影響により、第1の偏波の受信品質が劣化した場合でも、第1の偏波と異なる第2の偏波とのアンテナ素子の組み合わせを選択することにより、MIMO通信の品質劣化を防止することができる。
本発明のMIMO通信装置は、装置の設置位置に関わらず、MIMO通信特性を一定のレベル以上に保つことができる効果を有し、無線LAN機能が搭載される、ラップトップ型PCおよび可搬型PC、更には、携帯電話、携帯データ端末に適用できるMIMO通信装置として有用である。
本発明の実施の形態1に係るMIMO通信装置の構成を示すブロック図 実施の形態1に係るMIMO通信装置が可搬型パーソナルコンピュータ(PC)である場合の装置外観が示される図 実施の形態1に係るMIMO通信装置の詳細な構成を示すブロック図 APに配設される2つのアンテナ素子と、MIMO通信装置が備える2つのアンテナ素子との位置関係が示される図 APのアンテナ素子とMIMO通信装置のアンテナ素子とがなす角度θを変えたときの、チャネル推定行列Hの行列式の計算値の変化の様子が示される図 APのアンテナ素子とMIMO通信装置のアンテナ素子とがなす角度θを変えたときの、MIMO通信システムの通信容量の変化の様子が示される図 実施の形態1のMIMO通信装置のアンテナ素子配置の変形例が示される図 実施の形態1のMIMO通信装置のアンテナ素子配置の変形例が示される図 図8に示されるアンテナ素子配置が採用された場合の、角度θを変化させたときの行列値の変化の様子が示される図 実施の形態1のMIMO通信装置のアンテナ素子配置の変形例が示される図 実施の形態1のMIMO通信装置のアンテナ素子配置の変形例が示される図 実施の形態2係るMIMO通信装置の構成を示すブロック図 実施の形態2に係るMIMO通信装置が可搬型パーソナルコンピュータ(PC)である場合の装置外観が示される図 従来のMIMO通信装置の構成を示すブロック図
符号の説明
100,1300 MIMO通信装置
101,102,401,402,1301,1302 アンテナ素子
103 上部筐体
104 下部筐体
105 MIMO変復調部
106 表示部
109 キーボード部
301 チャネル処理部
302 切り替え部
303 データ入出力部

Claims (8)

  1. 配設される位置が1つの直線上にある、第1および第2のアンテナ素子と、
    前記直線上から外れた位置に配設される第3のアンテナ素子と、
    MIMO変復調手段にて受信信号が復調されることにより得られた情報を表示する表示部を具備する第1の筐体と、前記第3のアンテナ素子が配設される第2の筐体と、を具備し、
    前記第1および第2のアンテナ素子は、前記表示部の備える表示画面の上側の、前記第1の筐体の上辺部に設けられ、
    前記第3のアンテナ素子は、前記第2の筐体の周縁部に設けられる、
    MIMO通信装置。
  2. 前記第1および第2のアンテナ素子は、前記第1の筐体の上辺部の両端に設けられる、
    請求項に記載のMIMO通信装置。
  3. 前記第1および第2のアンテナ素子は、前記第1の筐体の上辺部の、中央および一端に設けられる、
    請求項に記載のMIMO通信装置。
  4. 前記第2の筐体は、キー操作部を具備し、
    前記第3のアンテナ素子は、前記キー操作部の操作面の上側の、前記第2の筐体の上辺部に設けられる、
    請求項に記載のMIMO通信装置。
  5. 前記第2の筐体は、キー操作部を具備し、
    前記第3のアンテナ素子は、前記キー操作部の操作面の下側の、前記第2の筐体の下辺部に設けられる、
    請求項に記載のMIMO通信装置。
  6. 前記第3のアンテナ素子は、前記第2の筐体の下辺部の中央に設けられる、
    請求項に記載のMIMO通信装置。
  7. 前記第2の筐体の下辺部の中央に設けられる第4のアンテナ素子を具備する請求項に記載のMIMO通信装置。
  8. 前記MIMO変復調手段は、前記第1のアンテナ素子、前記第2のアンテナ素子、及び前記第3のアンテナ素子の組み合わせのうち任意の組み合わせを選択し、当該選択した組み合わせに含まれるアンテナ素子を介して変調信号を送信する、
    請求項に記載のMIMO通信装置。
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