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JP5128390B2 - ハンマードリル - Google Patents

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Description

本発明は、先端のビットに回転及び/又は打撃を付与可能としたハンマードリルに関する。
ハンマードリルは、例えば特許文献1,2に示すように、ハウジング内の前方に、前端でビットを保持するツールホルダを軸支し、後方に、往復動する打撃子によってビットを中間子を介して間接的に打撃する打撃機構を設け、その下方に、モータの出力軸の回転が伝達される中間軸をツールホルダと平行に軸支して、中間軸に、中間軸と一体回転且つ軸方向へスライド可能なクラッチ部材と、そのクラッチ部材の前方で中間軸に遊嵌され、ツールホルダ側のギヤと噛合する第2ギヤと、クラッチ部材の後方で中間軸に遊嵌され、中間軸の回転を前後運動に変換して打撃機構に伝達するボススリーブと、クラッチ部材に周設した溝に係合するピンを偏心位置に設けた切換レバー(モード切換部材)とを設けたものが知られている。
すなわち、切換レバーの回転操作による押圧子の偏心運動によってクラッチ部材をハウジング外部からスライド操作し、クラッチ部材を第2ギヤ及び/又はボススリーブと係脱させることで、クラッチ部材を第2ギヤのみと係合させてビットに回転のみ付与するドリルモードと、第2ギヤとボススリーブとの両方に係合させてビットに回転+打撃を付与するハンマードリルモードと、ボススリーブのみと係合させてビットに打撃のみ付与するハンマーモードとを選択可能としたものである。
特開平6−210507号公報 実公平6−50089号公報
このようなハンマードリルにおいては、使用中に内部で発生した熱によってハウジングが高温となりやすく、作業者がモード切換部材を回転操作する際に、ハウジングに触れて不快感を生じさせるおそれがある。
そこで、本発明は、内部で発生した熱によって使用感を損なうことがないハンマードリルを提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ハウジングにおけるモード切換部材の装着部分外面に、モード切換部材をその操作部を除いて覆うと共に抜け止め支持し、ハウジングとの間に空気層を形成するカバーを装着したことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、使用感の維持をより確実に行うために、モード切換部材及びカバーをハウジングの下面に設けたことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、ハウジングへのカバーの装着を容易とするために、カバーの装着を、ハウジングとカバーとの何れか一方に設けた凸部と、他方に設けた凹部又は孔部との嵌合によって行うことを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、カバーの採用により、温度上昇したハウジングに触れることがなくなるため、内部で発生した熱によって使用感を損なうことがない。また、カバーを利用してモード切換部材が抜け止め支持される合理的な構成ともなる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、モード切換部材の操作時以外に、ハンマードリルの支持のためにハウジングの下面に手を添えて作業するような場合においても同様に熱による不快感の発生を防止でき、より確実な使用感の維持に繋がる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、ハウジングへのカバーの装着が容易に行える。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ハンマードリルの一例を示す一部縦断面図、図2はクラッチ部分での横断面図で、ハンマードリル1は、回転/打撃機構を内設するギヤハウジング2と、その後方(図1の右側)でモータ4を収容するモータハウジング3とを有し、ギヤハウジング2の前方に、前端にビットを装着可能なツールホルダ6を回転可能に軸支している。
ツールホルダ6は、中間部7がギヤハウジング2の前端でボールベアリング8に、後方の大径部9がギヤハウジング2内後方に組み付けられたインナハウジング10に夫々回転可能に軸支される筒状体で、ギヤハウジング2から突出した前端には、差し込まれたビットを着脱操作する操作スリーブ11が設けられている。
また、大径部9の外周には、ギヤ12が外装されている。このギヤ12は、前方側で大径部9に固定状態で外装されたストッパリング13に当接して位置決めされ、周方向で所定間隔をおいて保持したボール14が、大径部9に外装されたコイルバネ15によってワッシャー16を介してストッパリング13の凹部に押圧されることで、回転が規制されている。すなわち、コイルバネ15の付勢力を上回る負荷がギヤ12に加わった場合は、ボール14がストッパリング13の凹部を乗り越えてギヤ12を空転させることで、ツールホルダ6への回転伝達を遮断するトルクリミッタを形成したものである。
さらに、ツールホルダ6の中間部7内には、ビットの後方に位置するインパクトボルト17が前後移動可能に収容されて、その後方には、インパクトボルト17に外装されてその後退位置を規制する受けリング18が設けられている。この受けリング18は、後方で大径部9内に組み付けられる筒状のキャップ19との間に介在されたコイルバネ20によって、中間部7に設けた段部21に押圧固定されるもので、キャップ19の後端には、通常の使用時にはインパクトボルト17の後端が嵌合し、ツールホルダ6にビットがない場合等の空打ちの際には、後述するストライカ25の前端を把持してその往復動を規制するOリング22が収容されている。
そして、大径部9内には、前方を開口した筒状のピストンシリンダ23が遊挿され、そのピストンシリンダ23内には、空気室24を介してストライカ25が前後移動可能に収容されている。
一方、ギヤハウジング2内でモータ4の出力軸5の下方には、中間軸26が、前後のボールベアリング27,28によってツールホルダ6及び出力軸5と平行に軸支され、後端に設けた第1ギヤ29を出力軸5に噛合させている。この中間軸26の中間部位には、スプライン歯30が形成されて、その前方でボールベアリング27との間に、第2ギヤ31が中間軸26と別体回転可能に外装されて、ツールホルダ6のギヤ12と噛合している。さらに、スプライン歯30の後方でボールベアリング28との間には、ボススリーブ32が、中間軸26と別体回転可能に外装されて、ボススリーブ32の外周に、軸線を傾けたスワッシュベアリング33が回転可能に外嵌されて、スワッシュベアリング33の上部に突設した連結アーム34の上端が、ピストンシリンダ23の後端へ回転可能に連結されている。
この連結アーム34とピストンシリンダ23との連結は、ピストンシリンダ23の後端に左右方向へ所定間隔をおいて突設された一対の連結片35,35の間に、受けプレート36を挿入し、連結片35,35と受けプレート36とを左右方向へ貫通して両者を一体化させるジョイントピン37に、連結アーム34の上端を直交状に貫通させる構造となっている。この受けプレート36は、図3にも示すように、連結片35,35の間隔に合わせた幅で平面視がコ字状となるように折曲形成される帯状の金属板で、基端の中央には、上下端に一対の当接部39,39を残す切欠き38が形成され、左右の側板40,40には、ジョイントピン37が貫通する透孔41が夫々形成されると共に、先端縁の中央には、側板40よりも上下幅が小さい四角形状の突起42が夫々突設されている。また、受けプレート36の基端の上下長さは、側板40の上下長さよりも大きく形成されている。
よって、受けプレート36を連結片35,35の間に基端を前にして挿入すると、図1のように当接部39,39がピストンシリンダ23の後面の上下端近くに夫々当接し、側板40の先端が連結片35よりも後方へ突出する位置で位置決めされる。このとき、側板40,40の弾性によって連結片35,35間に軽圧入される格好となるため、組付けの際に受けプレート36が連結片35,35間から落下することがなく、組付けが容易に行える。そして、連結片35と受けプレート36とにジョイントピン37を貫通させて、連結アーム34の上端をジョイントピン37に貫通させれば、連結アーム34とピストンシリンダ23との連結は完了する。
43は、ピストンシリンダ23の後方に設けられたコイルバネで、前端が受けプレート36の両側板40の端縁に突起42を中に入れた状態で当接する一方、後端が、インナハウジング10の内面に突設されたボス44に嵌合して夫々位置決めされて、受けプレート36を介してピストンシリンダ23を前方へ付勢している。
そして、中間軸26のスプライン歯30には、スリーブ状のクラッチ45が、中間軸26と一体回転可能且つ前後方向へスライド可能にスプライン結合されて、クラッチ45の前後のスライド位置により、第2ギヤ31及びボススリーブ32との一方又は双方と係脱可能となっている。すなわち、前進位置では第2ギヤ31のみと係合して中間軸26と回転方向で一体化させ、後退位置ではボススリーブ32のみと係合して中間軸26と回転方向で一体化させ、中間位置では第2ギヤ31及びボススリーブ32の双方と係合して中間軸26と回転方向で一体化させるものである。また、クラッチ45の外周には、V字状の嵌合溝46が周設されている。
このクラッチ45の下方でギヤハウジング2の下面には、筒状の取付部47が形成されて、その取付部47にモード切換部材としてのモード切換ツマミ48が回転可能に嵌着されている。このモード切換ツマミ48は、下面に操作部となるツマミ部49が突設された円盤状で、ギヤハウジング2の内部側となる上面で回転中心からの偏心位置には、円筒状の保持筒50が立設されて、その保持筒50内に係合ピン51が収容されている。この係合ピン51は、上端がクラッチ45の嵌合溝46に嵌合するテーパ状となっており、下方に収容したコイルバネ52により上方へ突出付勢されて、テーパ状の上端を嵌合溝46に嵌合させている。よって、モード切換ツマミ48を回転させると、保持筒50と共に係合ピン51が嵌合溝46に嵌合したまま偏心運動するため、係合ピン51の前後方向の移動量に応じてクラッチ45も前後移動することとなる。
また、モード切換ツマミ48の上面には、回転中心と同心円で、一部が保持筒50と同じ高さの規制部54となる規制筒53が立設されて、モード切換ツマミ48の回転に伴って規制部54の位相を変更可能としている。ギヤハウジング2内でモード切換ツマミ48の前方には、前後方向のU字状の下板56と、その下板56の前端から上方に折曲され、第2ギヤ31に形成したロック歯58と係合可能なU字状の前板57とからなる側面視L字状のロックプレート55が、前後方向へスライド可能且つギヤハウジング2の前方内面に設けたコイルバネ59により、下板56に保持筒50又は規制部54が当接する後方位置に付勢されている。
なお、ギヤハウジング2の下面でモード切換ツマミ48の前方には、リーフスプリング60が左右方向に保持される一方、モード切換ツマミ48の上面周縁には、後述する各動作モードの回転位置に対応してリーフスプリング60が弾性係止する切欠部61,61・・が形成されている。よって、モード切換ツマミ48の回転操作の際にクリック作用が得られて各動作モードへの回転操作が容易となる。
そして、ギヤハウジング2の下面には、カバー62が設けられている。このカバー62は、上方を開口した合成樹脂製の皿状で、左右の側面に穿設した孔部63,63を、ギヤハウジング2の取付部47の左右の側面に突設した円形凸部64,64に嵌合させることで、図4,5にも示すように、開口周縁がギヤハウジング2の下面に当接し、カバー62の底面とギヤハウジング2の下面とが非接触となる状態でギヤハウジング2に装着される。カバー62の底部中央には、装着状態でモード切換ツマミ48の下面周縁に嵌合してモード切換ツマミ48をスラスト方向で下方から抜け止め支持する貫通孔65が形成されている。
よって、カバー62は、ギヤハウジング2への装着状態で、モード切換ツマミ48をツマミ部49を含む下面を除いて覆い、ギヤハウジング2との間に空気層を形成することになる。
なお、ギヤハウジング2の両側面において、円形凸部64の上方でカバー62の上端際には、切欠き66が夫々凹設されており、ここにドライバの先端等をこじ入れることで、円形凸部64から孔部63を脱却させてカバー62の取り外しが可能となっている。また、図2に表れる67は、モータハウジング3の後方で下向きに形成されたハンドル、68は、ギヤハウジング2の前端に装着されて下向きに突出するサイドハンドルである。
以上の如く構成されたハンマードリル1においては、ツマミ部49が前方を向くモード切換ツマミ48の回転操作位置では、図1に示すように保持筒50及び係合ピン51は最も前方寄りに位置する。よって、係合ピン51と係合するクラッチ45は前進位置へスライドし、クラッチ45を第2ギヤ31と係合させるドリルモードとなる。このとき、ロックプレート55は、保持筒50によってコイルバネ59の付勢に抗して前進位置へ移動して、前板57が第2ギヤ31のロック歯58と嵌合しない位置でスライドを規制されている。
このドリルモードでビットをツールホルダ6に装着してモータ4を駆動させると、中間軸26が回転し、その回転がクラッチ45及び第2ギヤ31、ギヤ12を介してツールホルダ6に伝わり、ビットを回転させる。一方、前進したクラッチ45が離れたボススリーブ32には回転が伝わらないため、ピストンシリンダ23は往復動しない。よって、ビットは回転のみ行うこととなる。
このとき、回転する中間軸26の外面とボススリーブ32との内面との摩擦によってボススリーブ32が回転しようとするが、前述のようにピストンシリンダ23がコイルバネ43によって前進位置に付勢されて連結アーム34と共にその後退が規制されているので、ピストンシリンダ23が往復動することがなく、不要な打撃動作は発生しない。
次に、ツマミ部49が略横向きとなるようにモード切換ツマミ48を下方から見て略90°右回転させると、保持筒50及び係合ピン51も右回転するため、係合ピン51を介してクラッチ45を中間位置までスライドさせる。よって、第2ギヤ31との連結を維持したままクラッチ45の後面をボススリーブ32と係合させるハンマードリルモードとなる。このとき、保持筒50が移動しても規制部54が位相をずらせてそのまま下板56と当接してロックプレート55のスライドを規制しているため、ロックプレート55の非係合位置は変わらない。なお、カバー62の下面には、図5に示すように、各動作モードのツマミ部49の回転位置に対応して各動作モードを表すマーク69,69・・が付されているが、特にハンマードリルモードでは、ツマミ部49が向く方向にある円形凸部64を利用してその表面にマーク69を付している。
このハンマードリルモードでモータ4を駆動させると、中間軸26の回転がクラッチ45、第2ギヤ31、ギヤ12を介してツールホルダ6に伝わってビットを回転させる一方、クラッチ45と連結されるボススリーブ32にも伝わる。よって、スワッシュベアリング33が揺動して連結アーム34がピストンシリンダ23をコイルバネ43の付勢に抗して往復動させる。この動作により、ピストンシリンダ23内のストライカ25が連動して往復動し、ビットの後端が当接するインパクトボルト17を打撃するため、ビットには回転に加えて打撃が伝わることとなる。
次に、モード切換ツマミ48をさらに略45°右回転させると、保持筒50及び係合ピン51も右回転して後方側へ移動するため、係合ピン51を介してクラッチ45が後退位置までスライドして第2ギヤ31から離れ、ボススリーブ32のみと係合するハンマーモード(ニュートラルモード)となる。ここでは、保持筒50が移動しても規制部54が位相をずらせてそのまま下板56と当接してロックプレート55のスライドを規制しているため、ロックプレート55の非係合位置は変わらない。
この状態でモータ4を駆動させると、中間軸26の回転は第2ギヤ31へ伝わらず、ツールホルダ6も回転しないが、ボススリーブ32は回転してピストンシリンダ23を往復動させるため、ビットへは打撃のみが伝わることとなる。但し、第2ギヤ31の回転はロックされていないので、ツールホルダ6の回転はフリーとなり、ビットの軸線回りの角度を任意に変更できる。
次に、モード切換ツマミ48をさらに略90°右回転させると、保持筒50及び係合ピン51も右回転するが、ニュートラルモードとは、モード切換ツマミ48の回転中心を通る前後方向の直線に対して線対称の位相となり、前後方向への位置は変化しないため、クラッチ45は後退位置でボススリーブ32との係合状態を継続し、第2ギヤ31から離れるハンマーモードとなる。但し、規制部54は、位相をずらせて保持筒50よりも後方へ移動するため、ロックプレート55は、下板56が保持筒50に当接するまで後退し、前板57を第2ギヤ31のロック歯58に係合させる。
従って、この状態でモータ4を駆動させると、中間軸26の回転は第2ギヤ31へ伝わらず、ツールホルダ6も回転しないが、ボススリーブ32は回転してピストンシリンダ23を往復動させるため、ビットへは打撃のみが伝わることとなる。また、ツールホルダ6の回転はロックされてビットの角度も固定される。
こうして各動作モードでハンマードリル1を使用すると、部品との摩擦が多い中間軸26部分で発熱し、これがギヤハウジング2へも伝わる。しかし、ギヤハウジング2の下部には空気層を介してカバー62が装着されているため、ギヤハウジング2の熱がカバー62にまで伝わりにくくなり、カバー62の温度上昇が抑制される。よって、作業者がギヤハウジング2の下部でモード切換ツマミ48を回転操作する際に、カバー62に触れることがあっても、熱による不快感が生じることはない。
このように、上記形態のハンマードリル1によれば、ギヤハウジング2におけるモード切換ツマミ48の装着部分外面に、モード切換ツマミ48をそのツマミ部49を除いて覆うと共にスラスト方向で抜け止め支持し、ギヤハウジング2との間に空気層を形成するカバー62を装着したことで、ハンマードリル1の下面側で温度上昇したギヤハウジング2に触れることがないため、内部で発生した熱によって使用感を損なうことがない。また、カバー62を利用してモード切換ツマミ48がスラスト方向で支持される合理的な構成ともなっている。
特にここでは、モード切換ツマミ48及びカバー62をギヤハウジング2の下面に設けているので、モード切換ツマミ48の回転操作時以外に、ハンマードリル1の支持のためにギヤハウジング2の下面に手を添えて作業するような場合においても同様に熱による不快感の発生を防止できる。
また、カバー62の装着を、カバー62に設けた孔部63と、ギヤハウジング2に設けた円形凸部64との嵌合によって行うことで、ギヤハウジング2へのカバー62の装着が容易に行えるようになっている。
なお、上記形態では、カバーに孔部を設けているが、ハウジング側の凸部が嵌合する凹部としてもよい。また、カバーに孔部を、ハウジングに凸部を設ける場合に限らず、カバーの内面に凸部を、ハウジングの側面に凹部または孔部を設けてカバーを装着することも可能である。勿論凹凸の嵌合以外に、フックを用いた係止構造としたり、ネジ止め構造を採用したりしても差し支えない。
また、モード切換部材は、上記形態では円盤状となっているが、レバー形状等の他の形状としてもよい。この場合、カバーも、レバー部分の根元に設けたくびれ部に係合させて抜け止め支持させる等の設計変更が可能である。
さらに、カバーは単体のものに限らず、左右一対の半割タイプとして、両割り型の間でモード切換部材を挟持させることも考えられる。
そして、上記形態では、モード切換部材をハウジングの下面に設けているが、ハウジングの左右何れかの側面に設けても差し支えない。この場合、カバーもモード切換部材の位置に合わせて側面側へ設けてもよいし、下面での支持を考慮して、下面と側面とに亘って覆うように設けてもよい。
その他、ハンマードリルの他の形態も適宜設計変更可能で、例えば回転/打撃機構を、固定されるシリンダ内でピストンが往復動して打撃子を連動させる形態としたり、中間子を省略して打撃子が直接ビットを打撃する形態としたり、ピストンの往復動にクランク機構を採用したり等、上記形態以外に適宜変更可能である。
ハンマードリルの一部縦断面図である(ドリルモード)。 クラッチ部分での横断面図である。 受けプレートの説明図で、(A)が斜視、(B)が側面、(C)がA−A線断面を夫々示す。 ハンマードリルの側面図である。 ハンマードリルの底面図である。
符号の説明
1・・ハンマードリル、2・・ギヤハウジング、4・・モータ、5・・出力軸、6・・ツールホルダ、17・・インパクトボルト、23・・ピストンシリンダ、25・・ストライカ、26・・中間軸、31・・第2ギヤ、32・・ボススリーブ、33・・スワッシュベアリング、34・・連結アーム、35・・連結片、36・・受けプレート、37・・ジョイントピン、40・・側板、42・・突起、43・・コイルバネ、45・・クラッチ、47・・取付部、48・・モード切換ツマミ、49・・ツマミ部、50・・保持筒、51・・係合ピン、62・・カバー、63・・孔部、64・・円形凸部、65・・貫通孔。

Claims (3)

  1. ビットの回転/打撃機構を内設するハウジングに、前記ハウジング外部からの操作によって動作モードを切り換えるモード切換部材を装着したハンマードリルであって、
    前記ハウジングにおける前記モード切換部材の装着部分外面に、前記モード切換部材をその操作部を除いて覆うと共に抜け止め支持し、前記ハウジングとの間に空気層を形成するカバーを装着したことを特徴とするハンマードリル。
  2. 前記モード切換部材及びカバーを前記ハウジングの下面に設けたことを特徴とする請求項1に記載のハンマードリル。
  3. 前記カバーの装着を、前記ハウジングとカバーとの何れか一方に設けた凸部と、他方に設けた凹部又は孔部との嵌合によって行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のハンマードリル。
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