JP5126165B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Description
本発明によれば、PM量の増加に対応して筒内噴射弁が燃料を噴射する噴射回数を減少させる制御を実行することにより、PM量の発生を低減できる。
なお、本実施の形態においては、2種類のインジェクタが別個に設けられた内燃機関について説明するが、本発明の適用はこのような内燃機関に限定されない。例えば、筒内噴射用インジェクタ及び吸気ポート噴射用インジェクタのいずれかのみを有する内燃機関であっても良い。
また、吸気管には、吸気管温度及び吸気管圧を測定するための吸気管温度・吸気管圧測定用センサ群302が設けられており、吸気管温度・吸気管圧測定用センサ群302は、吸気管温度及び吸気管圧に応じた電気信号をエンジンECU60に出力する。なお、吸気管温度及び吸気管圧を測定するためのセンサを設置する場所は、本実施形態に限定されない。
排気管には、排気温度を測定するための排気温度測定用センサ401が設けられており、排気温度測定用センサ401は、排気温度に応じた電気信号をエンジンECU60へ出力する。なお、排気温度を測定するためのセンサを設置する場所は、本実施形態に限定されない。
EGRクーラ50cは、例えばEGRガスとエンジン10の冷却水との間で熱交換を行うことによりEGRガスの温度を下げる熱交換器からなる。本実施例では、エンジン10からEGRクーラ50cへ冷却水を排出するエンジン10側の出口に、冷却水の温度を測定するための冷却水温度測定用センサ202が設けられている。
EGRバルブ50dは、EGR通路50a内を排気系側から吸気系側に流れる排気ガスの量を制御するものである。EGRバルブ50dには、EGRバルブの開度(EGR弁開度)を測定するためのセンサが設けられており、センサはEGR弁開度と対応する電気信号をエンジンECU60に出力する。
エンジンECU60は、上述したセンサからの入力信号に基づいて、PM量が増加しているか否か、及び、エンジン10の運転状態を判定する。そして、エンジンECU60は、PM量が増加していると判定した場合には、PM量の発生を低減するために、筒内噴射用インジェクタ102及び/又は吸気ポート噴射用インジェクタ101を制御する(詳細は後述する)。
なお、エンジンECU60が、本発明の推定手段、判定手段及び制御手段に相当する。
まず、エンジンECU60は、PM量が増加しているか否かを判定するためのルーチンを呼び出す(ステップS10)。このステップS10の処理については、図4で詳細に説明する。
エンジンECU60は、判定フラグがONの場合(ステップS20/YES)、エンジンECU60はPM量を低減するための制御を実行する(ステップS30)。一方、エンジンECU60は、判定フラグがOFFの場合(ステップS20/NO)、PM量は増加していないため、本処理を終了する。
噴射時期が進角側にある場合、ピストンウェットによる燃料霧化の悪化によって、PM量が増加する可能性がある。従って、エンジンECU60は、筒内噴射用インジェクタ102の燃料噴射時期を遅角することによってピストンウェットの発生を低減し、PMの発生量を低減させることができる。また、筒内噴射用インジェクタ102が複数噴射を行っている場合、2回目の噴射が吸気弁と干渉することにより燃料の均質性が悪化して、PM量が増加する可能性がある。従って、エンジンECU60は、筒内噴射用インジェクタ102の噴射回数を低減することにより、PMの発生量を低減されることができる。
まず、エンジンECU60は、後述するステップS101からステップS103までの処理によって、エンジンECU60がPM量の増加を判定する処理(以後、PM量増加判定処理と略記する)を開始できる条件が満たされているか否か、つまり、エンジン10が定常運転中であるかを判定する。
図5のマップにおいて、A1〜A42で示されているのが、エンジン回転数及び吸気管圧から決定される吸気管の所定値温度である。この理論上の吸気管温度は、エンジン回転数が高くなるほど高くなり、また、吸気管圧が高くなるほど高くなる。
PM濃度が通常であれば、吸気管温度Tmは、所定値A以下の値をとる。従って、吸気管温度Tmが所定値Aを超えている場合、PM濃度が上昇していると考えられる。
エンジンECU60は、EGR弁開度によって、EGRガスの量が一定か否かを判定でき、排気温度によってEGR触媒が排気を浄化する性能を判定することができる。また、エンジンECU60は、筒内圧によって燃焼室で異常燃焼が発生しているか否かを判定でき、VVT位置によって、筒内に吸気される空気量が一定か否かを判定できる。ここで、燃焼室での異常燃焼及び筒内に吸気される空気量は、吸気管温度Tmに直接影響する因子である。
ただし、図2に示す関係が成り立つのは、エンジン10の運転条件が所定の運転条件を満たす場合である。そこで、ステップS107において、エンジンECU60は、取得した各センサからの値が所定の範囲内にあるか否かを判定する。つまり、図2で説明したエンジン10の運転条件が所定の運転条件を満たす場合とは、エンジン10の運転条件がステップS107の条件を満たしている場合を意味する。言い換えれば、ステップS107は、吸気管温度に基づいてエンジンECU60がPM濃度の上昇を推定できる運転条件を、エンジンの運転条件が、満たしているか否かを判定するステップである。
なお、ステップS106およびステップS107をステップS103の後に実行し、その後、ステップS104及びステップS105を実行するように構成しても良い。この場合、エンジンECU60は、吸気管温度に基づいてエンジンECU60がPM濃度の上昇を推定できる運転条件を、エンジンの運転条件が満たしており、かつ、PM濃度が上昇していると推定すると、判定フラグにONを設定する。
車両が100km/hで走行している時刻Aまでは、吸気管温度Tmが所定値Aを超えていないため、エンジンECU60は、PM量を低減する制御処理を実行しない。
時刻Bにおいて車両が120km/hで定常運転を開始するため、エンジンECU60は、図4で説明したPM量増加判定処理を開始する。エンジンECU60は、吸気管温度Tmが図5に示したマップから得られる所定値温度Aを超えているため、エンジンの運転条件が、吸気管温度からPM濃度の上昇を判定できる条件を満たしているか否かを判定する。そして、図6では、エンジンECU60は、エンジンの運転条件が、吸気管温度に基づいてPM濃度の上昇を推定できる運転条件を満たしていると判定したため、時刻Cに筒内噴射用インジェクタ102の燃料噴射回数を低減させている。この制御によって、PM量が低減するため、PM濃度が低減する。そして、PM濃度の低減に伴って、吸気管温度Tmも低減する。
例えば、PM量が増加しているか否かの判定処理や、PM量を低減するための制御処理は、エンジンECU60で実現することが合理的であるが、例えばその他の電子制御装置や専用の電子回路などのハードウェアやこれらの組み合わせによって実現されてもよい。この点、本発明のエンジンの制御装置は例えば複数の電子制御装置や電子制御装置と電子回路等のハードウェアとの組み合わせで実現されてもよい。
11、12…燃料供給管
30…吸気系
40…排気系
50…EGR装置
50a…EGR通路
50b…EGR触媒コンバータ
50c…EGRクーラ
50d…EGR弁
60…エンジンECU
70…ターボチャージャ
70a…コンプレッサ
70b…タービン
80…インタークーラ
90…回転数センサ
91…負荷センサ
92…筒内圧センサ
93…VVT位置センサ
101…吸気ポート噴射用インジェクタ
102…筒内噴射用インジェクタ
201…気筒
202…冷却水温度測定用センサ
301…スロットルバルブ
302…吸気管温度・吸気管圧測定用センサ群
401…排気温度測定用センサ
Claims (4)
- 排気を還流するEGR通路と、前記EGR通路に設けられ還流された排気を浄化するEGR触媒と、前記内燃機関の気筒内に直接燃料を噴射する筒内噴射弁と、を備える内燃機関の制御装置であって、
前記EGR触媒の温度に基づいて、排気中の粒子状物質の量が増加しているか否かを推定する推定手段と、
前記推定手段が前記EGR触媒の温度に基づいて前記粒子状物質の量の増加を推定できる運転条件を、前記内燃機関の運転条件が満たしているか否かを判定する判定手段と、
前記推定手段による推定結果及び前記判定手段による判定結果に基づいて、前記筒内噴射弁が燃料を噴射する噴射回数を減少させる制御を実行する制御手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 前記制御手段は、前記推定手段による推定結果及び前記判定手段による判定結果に基づいて、前記筒内噴射弁が燃料を噴射する時期を遅角させる制御をさらに実行することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 排気を還流するEGR通路と、前記EGR通路に設けられ還流された排気を浄化するEGR触媒と、前記内燃機関の気筒内に直接燃料を噴射する筒内噴射弁と、を備える内燃機関の制御装置であって、
前記EGR触媒の温度が予め定められた閾値よりも高い場合に、前記筒内噴射弁が燃料を噴射する噴射回数を減少させる制御を実行する制御手段を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 前記制御手段は、前記EGR触媒の温度が前記閾値よりも高い場合に、前記筒内噴射弁が燃料を噴射する時期を遅角させる制御をさらに実行することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の制御装置。
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