JP5121517B2 - 放電灯点灯装置、照明装置 - Google Patents
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Description
このような放電灯点灯装置においては、低光束時の調光点灯時は放電灯の点灯状態が不安定となり、ちらつきや立ち消えといった現象が発生することがある。
このため、周囲温度が低温時においては、放電灯点灯装置から放電灯を安定点灯させる電圧が供給できず、安定した点灯が困難となり、急激にランプの光束が変化するジャンプ現象と呼ばれる現象が発生する。
上述のようなパルス電圧を印加する方式では、パルス電圧印加時に放電灯への供給エネルギーが増加するため、パルス電圧を印加しない従来例と比較して、調光時はインバータ駆動周波数をより高くする必要がある。
また、インバータ駆動周波数の上昇に伴って電磁妨害ノイズが増加して、他の機器への誤動作を引き起こす等の可能性がある。
また、周囲温度が低下した場合でも、第1周波数でパルス電圧を印加することにより、調光時のちらつき、立ち消え、ジャンプ現象を抑制でき、安定した調光点灯を行うことができる。
また、検出結果の脈動を許容することができるので、フィードバック制御の応答の高速化が可能となり、急峻な負荷変動への対応を達成することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る放電灯点灯装置の構成図である。
図1において、放電灯点灯装置は、商用交流電源1より交流電力の供給を受けて放電灯8を点灯させる装置であり、整流回路2、昇圧チョッパ回路3、平滑コンデンサ4、インバータ回路5、ドライバ6、バラストコイル7、放電灯8(装着時)、共振コンデンサ9、直流カットコンデンサ10、インバータ制御回路11、調光コントローラ12を備えている。
昇圧チョッパ回路3は、整流回路2で全波整流された直流電圧を昇圧する。
平滑コンデンサ4は、昇圧チョッパ回路3が出力する直流電圧を平滑化する。
インバータ回路5は、平滑コンデンサ4に並列接続され直流電圧を高周波に変換するスイッチング素子5a、5bを直列接続して備えたハーフブリッジ形のインバータである。
インバータ回路5の出力に接続されたバラストコイル7、放電灯8、および共振コンデンサ9は、負荷回路を形成する。また、バラストコイル7と共振コンデンサ9は、LC直列共振回路を形成する。
直流カットコンデンサ10は、直流電流を通さないようにする役割を果たす。
第1周波数は、バラストコイル7と共振コンデンサ9からなる共振回路の共振周波数近傍に設定され、第2周波数は、放電灯8への投入電力を調節するために設定される。これらの詳細は後述する。
調光コントローラ12は、放電灯8の調光率を指示する調光信号を、インバータ制御回路11に出力する。インバータ制御回路11は、この調光信号に基づき、インバータ回路5を駆動制御する。
また、「共振回路」は、バラストコイル7と共振コンデンサ9からなるLC直列共振回路がこれに相当する。
また、「制御部」は、ドライバ6とインバータ制御回路11がこれに相当する。
次に、本実施の形態1に係る放電灯点灯装置の動作について説明する。まず、動作制御に関する基本的な考え方を示し、その後に具体的な動作手順について説明する。
この区間では、調光率の可変制御のために第2周波数をさほど上昇させなくともよいため、第2周波数を可変させてもその上限値は一定以内に収まり、インバータ回路5のスイッチング損失や電磁妨害ノイズの影響はさほど高くない。
これにより、第2周波数の上昇を抑え、インバータ回路5のスイッチング損失に伴う回路効率の低下、電磁妨害ノイズの増加を抑制することを図る。
次に、本実施の形態1に係る放電灯点灯装置の具体的な動作手順を説明する。
放電灯点灯装置に商用交流電源1を投入すると、整流回路2は商用交流電源1から供給される交流電力を整流し、得られた直流電圧は昇圧チョッパ回路3により昇圧され、さらに平滑コンデンサ4によって平滑化される。
平滑コンデンサ4によって平滑化された直流電源は、インバータ回路5のスイッチング素子5a、5bが交互にオン・オフすることによって高周波電圧に変換される。
スイッチング素子5a、5bのオン・オフ制御は、インバータ制御回路11が行う。
商用交流電源1の投入後、放電灯8を点灯させる前に、インバータ制御回路11は、放電灯8が備えるフィラメント8a、8bを先行して予熱する予熱モードで動作する状態となる。
ここでいう予熱とは、放電灯8が放電を開始する以前の状態で、フィラメント8a、8bの温度を、放電開始に適した温度まで上昇させておくことをいう。
インバータ制御回路11は、放電灯8への印加電圧が放電開始電圧以下となるように、十分高いインバータ駆動周波数でインバータ回路5を動作させ、バラストコイル7、フィラメント8a、共振コンデンサ9、フィラメント8bの順でフィラメントに電流を流し、フィラメントを予熱する。
予熱モードを開始してから十分な時間が経過する等により、フィラメント8a、8bの予熱が完了すると、インバータ制御回路11は、放電灯8を点灯させるためにインバータ回路5を始動モードで制御する。
始動モードとは、インバータ回路5の駆動周波数を、バラストコイル7と共振コンデンサ9からなるLC共振回路の共振周波数に近づけるモードである。
インバータ回路5の駆動周波数が上述のLC共振回路の共振周波数に近づくと、放電灯8に高電圧が印加されるため、放電灯8は放電を開始して放電灯8が点灯し、点灯モードとなる。
図2(a)は、調光率(定格点灯時の照度を100%とした場合の照度比)100%付近のほぼ全光時の電圧波形である。
調光率100%付近では、放電灯8の放電は安定しているため、ジャンプ現象等の心配はあまりなく、したがって第1周波数によるパルス電圧は印加しない。
図2(a)の状態の下で、調光コントローラ12より、放電灯の電力を絞って光束を下げるべき旨の調光信号が出力されると、インバータ制御回路11は、インバータ回路5の駆動周波数を、先に説明した第1周波数と第2周波数で交互に切り替える。
第1周波数により放電灯8へ周期的にパルス状電圧を印加し、もって低温時のジャンプ現象、立ち消えを抑制する。
すなわち、第1周波数は共振周波数付近として設定することで放電灯8にパルス電圧を印加し、第2周波数を高くすることによってバラストコイル7のインピーダンスを増加させて放電灯8への投入電力を絞る。
インバータ制御回路11は、調光率が下限値付近においては、第1周波数とパルス電圧印加期間T1、および第2周波数を固定とし、第2周波数の発振期間T2の可変調整のみでランプ電力を調節して調光を行う。
すなわち、パルス電圧印加時は放電灯8への投入エネルギーが増加するが、放電灯8への投入エネルギーが小さい第2周波数の発振期間T2を長くすることにより、放電灯8への平均投入電力を小さくできる。
これにより、第2周波数を高くすることなく調光が可能となる。
また、第1周波数による放電灯8へのパルス状電圧印加期間T1は固定とし、第2周波数印加期間T2のみ可変としているため、確実に放電灯8パルス状電圧が印加でき、周囲温度が低下した場合でも、調光時のちらつき、立ち消え、ジャンプ現象を抑制でき、安定した調光点灯を達成することができる。
調光率が下限値付近の低域では、第2周波数f2を固定し、第2周波数の発振期間T2を長くすることで、調光率を下げるような制御がなされていることが分かる。
また、調光率が中域の区間では、第2周波数の発振期間T2を固定し、第2周波数f2を上げることで、光束を絞って調光率を調節していることが分かる。
もちろん、第2周波数と、第2周波数の発振期間T2を同時に可変する期間があってもよいことはいうまでもない。
図4は、本発明の実施の形態2に係る放電灯点灯装置の構成図である。
本実施の形態2に係る放電灯点灯装置の構成と、実施の形態1の図1で説明した構成との相違点は、ローサイドのスイッチング素子5bと直列に検出抵抗15が接続される点である。
検出抵抗15は、インバータ回路5の電流を検出し、等価的に放電灯8に投入された電力を検出できる。検出された信号は、フィルタ回路16を介して平滑化され、インバータ制御回路11に入力される。
インバータ制御回路11は、検出された検出信号値に基づき求めた放電灯8への供給電力と、目標ランプ電力値とを比較し、放電灯8への供給電力を目標ランプ電力値に近づけるようにインバータ回路5を制御するフィードバック制御手段(図示せず)を具備している。
なお、ここでいう目標ランプ電力値は、調光率との対応関係により定まる、放電灯8へ供給すべき電力値のことである。
次に、本実施の形態2に係る放電灯点灯装置の動作制御の基本的な考え方を示す。
さらに、フィードバック制御手段は、検出抵抗15を介して放電灯8への投入電力を検出ないし算出し、調光信号により決定される目標ランプ電力値と、実際に放電灯8へ投入されている電力とを比較演算し、両者が一致するように第2周波数または第2周波数の発振期間T2の少なくとも一方を可変調整する。
これにより、放電灯の特性ばらつき、周囲温度の変動に対応して、略一定の電力を放電灯8に投入することを図る。
次に、本実施の形態2に係る放電灯点灯装置の具体的な動作手順を説明する。
商用交流電源1を投入してから、放電灯8が点灯を開始する点灯モードに至るまでは、実施の形態1で説明した動作と同様であるため、説明を省略する。
放電灯8が点灯すると、検出抵抗15はインバータ回路5に流れる電流を検出し、その検出信号がフィルタ回路16により平滑化されてインバータ制御回路11に入力される。
フィードバック制御手段は、入力された電流検出信号に基づき放電灯8への投入電力を算出し、算出結果と目標ランプ電力値とを比較し、両者が一致するようにインバータ回路5を制御する。
フィードバック制御手段は、調光率が中域程度付近では、第1周波数は固定として第2周波数のみをインバータ制御回路11により制御して、検出抵抗15の検出値に基づき求めた放電灯8への投入電力と、目標ランプ電力値とが一致するように、放電灯8への投入電力を調節して調光を行う。
フィードバック制御手段は、調光率が下限値付近では、第1周波数および第2周波数を固定として、第2周波数の発振期間T2のみをインバータ制御回路11により制御して、検出抵抗15の検出値に基づき求めた放電灯8への投入電力と、目標ランプ電力値とが一致するように、放電灯8への投入電力を調節して調光を行う。
もちろん、第2周波数と、第2周波数の発振期間T2を同時に可変する期間があってもよいことはいうまでもない。
また、フィードバック制御手段は、検出抵抗15を介して放電灯8への投入電力を検出し、調光信号により決定される目標ランプ電力値と、実際に放電灯8へ投入されている電力とを比較演算し、両者が一致するように第2周波数または第2周波数の印加期間T2を可変として、放電灯8への投入電力を調節する。
これにより、放電灯8の特性ばらつき、周囲温度の変化に対応して、略一定の電力を放電灯8へ投入することができる。
これにより、インバータ回路5の駆動周波数の上昇を抑え、スイッチング損失の増加に伴う回路効率の低下、電磁妨害ノイズの増加を抑制でき、安定した調光点灯を達成するものである。
本発明の実施の形態3に係る放電灯点灯装置では、実施の形態2で説明したフィルタ回路16の回路定数を小さくして、部品小型化と、フィードバック制御の応答性を上げることを可能とする制御動作について説明する。
なお、本実施の形態3に係る放電灯点灯装置の構成は、実施の形態2の図4で説明したものと同様であるため、説明を省略する。
放電灯8への投入電力を検出して次の制御にフィードバックする制御手法を、パルス電圧を印加する放電灯点灯装置に用いた場合、放電灯8の電力は、パルス電圧印加周期に同期して脈動する。
そのため、検出抵抗15の検出信号も、同様に脈動するので、フィルタ回路16を用いて検出信号を十分に平滑化して後の演算等に用いるのが通常である。
図5(c)では、フィルタ回路16の回路定数を小さくして、検出信号がパルス電圧印加周期に同期した脈動を行う場合の検出信号波形を示した。
そのため、図5(b)に示したように、検出抵抗15による検出信号の脈動を除去する程度にフィルタ回路16を設計すると、フィルタ回路16の回路定数が大きくなり、部品が大型化する課題がある。
また、フィルタ回路16の回路定数が大きくなるため、フィードバック制御の応答が遅くなり、急峻な負荷変動に追従できない可能性がある。
また、フィードバック制御手段は、以下の手順で放電灯8への投入電力を算出する。
Vave=(T1×V1+T2×V2)/(T1+T2)
ただし、
Vave:平均検出電圧
V1:期間T1における検出電圧
V2:期間T2における検出電圧
これにより、検出抵抗15の検出信号の脈動を許容することができるので、フィルタ回路16の小型化と、フィードバック制御の応答の高速化が可能となり、急峻な負荷変動への対応を達成する。
図6は、本発明の実施の形態4に係る放電灯点灯装置の構成図である。
本実施の形態4に係る放電灯点灯装置の構成と、実施の形態1の図1で説明した構成との相違点は、インバータ回路5の出力端子に、バラストコイル7、放電灯8、共振コンデンサ9からなる負荷回路と並列に、直流カットコンデンサ13、フィラメント予熱トンラス14が接続され、かつ共振コンデンサ9が放電灯8のフィラメント8a、8bを介さずに接続されている点にある。
フィラメント予熱トンラス14を設けることにより、フィラメント予熱を適切に実行でき、放電灯8の短寿命化、早期黒化を抑制することを図る。
そのため、常にフィラメントに予熱電流を流し、フィラメント温度を最適温度(一般的に約1000℃)に保つ必要がある。
また、フィラメント温度が高すぎる場合も、エミッタの消耗、蒸発が早くなり、同様に短寿命化の原因となる。さらには、フィラメント温度が高い場合、フィラメントによる電力損失が大きくなり、効率が低下する。
図7(a)はランプ電圧波形、図7(b)は共振コンデンサ9によるフィラメント予熱電流波形、図7(c)は本実施の形態3に係る放電灯点灯装置を用いた場合のフィラメント予熱電流波形を示す。
したがって、インバータ駆動周波数が第1周波数の期間においては、バラストコイル7と共振コンデンサ9の共振作用を利用して放電灯8にパルス電圧を印加するため、共振コンデンサ9に過大な電流が流れる。
これにより、共振コンデンサ9と直列に接続されたフィラメント8a、8bにも図7(b)の第1周波数に対応する期間に示すように過大な電流が流れ、放電灯8の早期黒化、短寿命化をもたらす。
また、フィラメントによる電力損失が大きくなり、効率の悪化をもたらす。
これにより、図7(c)に示すように、バラストコイル7と共振コンデンサ9の共振作用の影響を受けることなくフィラメントに予熱電流を供給することができる。
また、共振コンデンサ9はフィラメントを介さず接続されているため、共振コンデンサ9に過大な電流が流れても放電灯8に悪影響を及ぼすことはない。
また、フィラメントによる電力損失を小さくでき、効率の悪化を抑制できる。
本発明の実施の形態5では、調光信号の変化に応じて連続的に調光率を変化して滑らかに光束を変化させる連続調光について説明する。なお、本実施の形態5に係る放電灯点灯装置の構成は、実施の形態1〜4のいずれかで説明したものと同様であるため、説明を省略する。
図8(a)に示すように、調光コントローラ12より、光束を低くすべき旨の調光信号が出力された場合、インバータ制御回路11は、第2周波数を高めることによってバラストコイル7のインピーダンスを増加させ、放電灯8への投入電力を絞る。
時間経過にともない、インバータ制御回路11は、図8(b)に示すように、インバータ回路5の駆動周波数を第1周波数で動作する期間と第2周波数で動作する期間で交互に繰り返しながら、第2周波数のみ次第に高くするような制御動作を行う。
第2周波数印加期間内のどの位相の時点で周波数を増加させるか、即ち図8(b)中の周波数更新ポイントは、各周期毎に一致させておき、パルス状電圧印加周期と同期した、毎回決められた同じ更新ポイントにて周波数の更新を行う。
第2周波数の更新ポイントがパルス状電圧印加周期と同期しない場合、ユーザにとっては、周波数更新時にランプがちらついているように感じられ、調光率を滑らかに連続的に変化させることが困難となる。
これは、パルス電圧を印加する方式では、パルス電圧を印加することにより、常にランプインピーダンスが変動するため、周波数更新ポイントが毎回異なる場合、更新ポイントで電流が変化する割合が一定とならないためである。
実施の形態5では、第2周波数を緩やかに変化させる制御動作について説明した。
本発明の実施の形態6では、第1周波数と第2周波数の切り替えを緩やかに行う制御動作について説明する。なお、本実施の形態6に係る放電灯点灯装置の構成は、実施の形態1〜4のいずれかで説明したものと同様であるため、説明を省略する。
インバータ回路5の駆動周波数を、第1周波数から第2周波数へ、または第2周波数から第1周波数へ急峻に切り換えると、瞬時にランプ電圧が変動するため、切換え直後に放電が不安定になる。このためランプのちらつきや、負荷電流の急激な変化に伴うバラストコイル7の鳴きが発生する。
これにより、負荷電流の急激な変化を抑え、ランプのちらつき、バラストコイル7の鳴きを抑制できる。第2周波数から第1周波数への切換えの際も、同様に周波数をスイープさせ、徐々にきりかえることにより、同様の効果をもたらす。
図10は、本発明の実施の形態7に係る放電灯点灯装置の構成図である。
本実施の形態7に係る放電灯点灯装置は、インバータ制御回路11をマイクロコンピュータ17で構成したものである。その他の構成は、実施の形態1〜6いずれかで説明したものと同様であるため、説明を省略する。
なお、図10では、実施の形態2の図4で説明したものを本実施の形態7における構成例として示した。この場合、フィードバック制御手段に相当する機能も、マイクロコンピュータ17に含まれる。
まず外部の調光コントローラ12より入力される調光信号から、放電灯8へ投入する電力を決定する。
次に、検出抵抗15より検出した放電灯への投入電力をA/D変換器を介して取り込み、目標ランプ電力と比較する。
目標ランプ電力と放電灯8への投入電力の比較演算により得られた誤差から、放電灯8への投入電力を調節する第2周波数を決定する。
そして第1周波数と第2周波数が作成されて、マイクロコンピュータ17内部のタイマー/カウンターによりタイミングが計られ、第1周波数と第2周波数が決められたタイミングで交互に切り替わる。
ここで、ハイサイドのスイッチング素子5aとローサイドのスイッチング素子5bが同時にオンすることによる短絡を防止するため、デッドタイムを作成した後、インバータ駆動信号が外部に出力される。
インバータ駆動信号は外部のドライバ6に入力され、スイッチ素子5a、5bを駆動するための最適な信号に変換される。
図12は、本発明の実施の形態8に係る照明装置の側断面図である。
照明装置本体18の内部には、実施の形態1〜7のいずれかで説明した放電灯点灯装置20が収納され、放電灯19は照明装置本体18の外部のランプソケット21に装着され、配線22により放電灯点灯装置20に接続され、照明装置を形成する。
Claims (5)
- 放電灯を点灯させる装置であって、
交流電力を直流に変換する直流電源回路と、
前記直流電源回路の出力を交流に変換して交流電力を供給するインバータと、
前記インバータの出力端に接続された共振回路と、
前記インバータの動作を制御して前記放電灯の調光率を調節する制御部と、
前記インバータに流れる入力電流または前記放電灯に流れる電流を検出する電流検出手段と、
を備え、
前記制御部は、
前記インバータの駆動周波数を、
前記共振回路の共振周波数と略一致する第1周波数と、
前記インバータが供給する電力を調節するための第2周波数と、
で切り替え、
前記インバータを前記第1周波数で駆動している期間と、前記第2周波数で駆動している期間と、のそれぞれで少なくとも1回ずつ、前記電流検出手段の検出結果を取得し、
該検出結果が前記インバータに流れる入力電流である場合、該入力電流、及び、前記インバータへの入力電圧に基づき、等価的に各期間における前記放電灯の平均電力を求め、
前記検出結果が前記放電灯に流れる電流である場合、該電流に基づき各期間における前記放電灯の平均電力値を求め、
その平均電力値を前記放電灯の目標電力値に近づけるように、前記第2周波数または前記インバータを前記第2周波数で駆動する期間の少なくとも一方を可変する
ことを特徴とする放電灯点灯装置。 - 放電灯を点灯させる装置であって、
交流電力を直流に変換する直流電源回路と、
前記直流電源回路の出力を交流に変換して交流電力を供給するインバータと、
前記インバータの出力端に接続された共振回路と、
前記インバータの動作を制御して前記放電灯の調光率を調節する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記インバータの駆動周波数を、
前記共振回路の共振周波数と略一致する第1周波数と、
前記インバータが供給する電力を調節するための第2周波数と、
で交互に切り替え、
前記調光率を調節する際には、
前記インバータを前記第2周波数で駆動している期間において、
各期間内の同一の時点で前記第2周波数を変化させることを繰り返すことにより、前記調光率を連続的に変化させる
ことを特徴とする放電灯点灯装置。 - 前記制御部は、
前記インバータの駆動周波数を、
前記共振回路の共振周波数と略一致する第1周波数と、
前記インバータが供給する電力を調節するための第2周波数と、
で切り替える際に、
前記インバータの駆動周波数を連続的に変化させる
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の放電灯点灯装置。 - 前記制御部をワンチップマイクロコンピュータで構成した
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の放電灯点灯装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の放電灯点灯装置と、
前記放電灯点灯装置が点灯させる放電灯と、
を備えたことを特徴とする照明装置。
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