JP5115846B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents
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Description
このため、エンジンのトルクは、アクセル開度(スロットル開度)をゆっくり滑らかに増加させても、排気ガス還流装置・可変バルブタイミング機構・エアコンのコンプレッサ・オルタネータ等の駆動/停止(ON/OFF)や設定変化により、階段状に増加したり、あるいは減少したりすることがある。
また、自動式の有段変速機を装備した車両では、一般にアクセル開度と車速により有段変速機のギヤ段及びロックアップ状態を切り替え、エンジントルクの増幅率を制御しているため、駆動輪トルクはスロットル開度に対し階段状に変化する問題がある。
すなわち、登坂路を走行中に、人為的にアクセルペダルを緩めるように戻すと、変速制御に依りギヤ段を自動的にシフトアップすることがある。そのとき、勾配や人為操作を含む各条件のバランスから、駆動トルクが下がり過ぎることがある。その場合、車両が失速し、それに対応して人為的にアクセルペダルを再踏み込みすることにより、変速制御に依り自動的にキックダウンする。そして、勾配や人為操作を含む各条件のバランスから駆動トルクが上がり過ぎることになり、またアクセルを戻す。このようにして運転者の意思と乖離し、ハンチングが起きてしまう。このハンチングを防ぐために、特定のギヤ段を一時的に保持する制御を行う技術があるが、僅かな負荷の変更で済む状態にも一律にその制御を適用すると、燃費を損ねる場合があるという不都合がある。
また、一般には、排気ガス還流装置・可変バルブタイミング機構・エアコンのコンプレッサ・オルタネータ・空燃比等のエンジン制御と、自動式の有段変速機のギヤ段・ロックアップ状態とは、無関係に制御されており、要求駆動輪トルクに対し燃費・運転性上最良な設定を選択しているとはいえない問題がある。
そして、上記文献の各技術のほとんどが単独の個別制御となっている。負荷を打消すようにすることは、補機類の絶対数が少ない小型の車両等には不向きである。変速に同期させることは、燃費の向上には繋がらないものとなっている。
その際、エンジンの出力感を維持して走行フィーリングを確保するように図るとともに、とりわけ、過渡状態における燃費性能の向上と排出する排気ガスの低減を実現すること、それらのバランスをとって両立を図ることを目的とする。
また、この発明は、過渡状態の中でも特に、エンジンの低負荷から高負荷への変化、すなわち、低スロットル開度から高スロットル開度への変化、あるいは、低加速要求から高加速要求への変化において、要求されるトルクが時間をかけてゆっくり変化する際に、滑らかにトルクが追従し、ステップ状やパルス的な変化をなくす、若しくはできるだけ低減するように、最適化した制御を実現すること、高負荷から低負荷への変化においても同様な最適化した制御を実現することを目的とする。
それにより、例えば、低負荷から高負荷に変化する際のトルク変化を緩やかにして、滑らかな加速フィーリングを得たり、逆に、高負荷から低負荷に変化する際のトルク変化を緩やかにして、シフトハンチングを防止したり、あるいは、定常走行において、従来よりも1段高いギヤ段を使用したり、ロックアップしたりすることで燃費を向上できる。
また、この発明のエンジンの制御装置は、その限られた条件の中で、スロットル開度を比較的小さく保ったまま、相対的なトルクアップを図ることができ、過大なアクセル操作を抑制できる。
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
車両のエンジン1は、アクセルペダルの人為的操作を反映して又は前記アクセルペダルの人為的操作とは独立して動作可能な電子スロットルバルブ3を設け、燃料を噴射するインジェクタ4を設け、点火プラグに飛び火させる点火コイル5を設けている。
エンジン1には、このエンジンの出力トルクを変更し得るエンジン付随補機として、排気ガス還流装置(EGR)6を設け、可変バルブタイミング機構(VVT)7を設けている。排気ガス還流装置6は、エンジン1の吸気系に還流される排気ガス量を制御するEGRバルブ8を備えている。可変バルブタイミング機構7は、吸気バルブ・排気バルブの開閉時期を制御するタイミング制御バルブ9を備えている。また、エンジン1には、このエンジン1に駆動される外部補機として、エアコン(空調装置)10のコンプレッサ11を設け、オルタネータ(発電機)12を設けている。
前記有段変速機2は、エンジン1の出力トルクを変換して伝達するトルクコンバータ13と、トルクコンバータ13が伝達するトルクを変換して出力する複数のギヤ段からなるギヤ変速機構14とからなり、トルクコンバータ13のポンプ及びタービンを連結して滑りを無くすロックアップ機構15を備えている。有段変速機2は、変速機制御手段16によりギヤ変速機構14のギヤ段を切り換える(変速する)とともにトルクコンバータ13のロックアップ機構15を結合/解放する。
制御手段18には、エンジン1に吸入される空気量を検出するエアフローセンサ19と、エンジン1に吸入される空気の吸気温度を検出する吸気温センサ20と、エンジン1のクランク軸のクランク角を検出するクランク角センサ21と、エンジン1のカム軸のカム角を検出するカム角センサ22と、エンジン1のバッテリの充放電電流を検出するバッテリ電流センサ23と、エンジン1の吸気系に蒸発燃料を放出するエバポレータ温度を検出するエバポレータ温度センサ24と、車両の速度を検出する車速センサ25と、アクセルペダルのアクセル開度(踏み込み状態)を検出するアクセル開度センサ26と、ヘッドライト状態(点灯・消灯)を入力するヘッドライトスイッチ27と、エンジン1の水温(冷却水温度)を検出する水温センサ28と、大気圧を検出する大気圧センサ29と、エアコンのエアコン指示(エアコン操作状態)を入力するエアコンスイッチ30とを接続している。
制御手段18は、これらセンサ・スイッチ19〜30から信号を入力し、電子制御スロットルバルブ3に目標開度を出力してスロットル開度を制御するとともに実開度の情報を入力し、インジェクタ4に噴射指示を出力して噴射量を制御し、点火コイル5に点火指示を出力して点火時期を制御する。また、制御手段18は、これらセンサ・スイッチ19〜30から信号を入力し、外部補機であるコンプレッサ11にON/OFF指示を出力して駆動/停止状態を切り換え、オルタネータ12にON/OFF指示を出力して駆動/停止状態を切り換え、エンジン付随補機である排気ガス還流装置6のEGRバルブ8に目標開度を出力して排気ガス還流量を制御し、可変バルブタイミング機構7のタイミング制御バルブ9に目標進角量を出力してバルブタイミングを制御し、変速機制御手段16にギヤ段及びロックアップ指示を出力して有段変速機2のギヤ変速機構14のギヤ段及びロックアップ機構15の結合/解放を制御するとともに変速機制御手段16からギヤ段及びロックアップ状態、変速機油温などの情報を入力する。
この制御手段18は、加速時には、所定のスロットル開度に向けて電子スロットルバルブ3のスロットル開度を漸増させるとともに、所定スロットル開度に達した際に予め設定した切り替えタイミングの順位に従い前記外部補機、エンジン付随補機、有段変速機の駆動/停止状態の切り替え変更を順次行うように制御する。
前記制御手段18は、切り替えタイミングの順位を、外部補機、エンジン付随補機、有段変速機の順に設定している。
前記エンジン付随補機は、排気ガス還流装置6と可変バルブタイミング機構7を含んでいる。前記制御手段18は、排気ガス還流装置6を可変バルブタイミング機構7より先に駆動/停止状態の切り替え変更するように制御する。
エンジン1の制御装置17は、制御手段18にアクセル開度・車速により目標駆動輪トルクマップを設定し、この目標駆動輪トルクマップからアクセル開度・車速により求められた目標駆動輪トルクとなるように、また燃費・運転性が最良となるように、エンジン1の電子スロットルバルブ3のスロットル開度、排気ガス還流装置6、可変バルブタイミング機構7、エアコン10のコンプレッサ11、オルタネータ12、有段変速機2のギヤ変速機構14のギヤ段(噛合状態)・ロックアップ機構15のロックアップ状態(結合/解放状態)等の、トルクに影響するエンジン付随補機、外部補機、有段変速機2の駆動/停止状態を総合的に制御する。
具体的には、制御装置17は、初め、エンジン付随補機、外部補機、有段変速機2の全ての機器の設定を燃費優先(排気ガス還流装置6等のエンジン付随補機:燃費優先制御、有段変速機2のギヤ変速機構14のギヤ段:最高段、ロックアップ機構15:ON、エアコン10のコンプレッサ11等の外部補機:通常稼動)と仮定し、事前に設定された目標駆動輪トルクマップからその仮定した状態でスロットル開度が全開における目標駆動輪トルクを算出する。これは、一般に高スロットル開度域で燃費率が最良となるためである。
制御装置17は、初期の状態で駆動輪トルクが目標駆動輪トルクを下回る場合、燃費・運転性から設定された優先度に応じて、エンジン付随補機、外部補機、有段変速機2のいずれか一つをトルク優先(排気ガス還流装置6等のエンジン付随補機の停止、エアコン10のコンプレッサ11等の外部補機の停止、有段変速機2のギヤ段を1段下げる)と仮定し直し、再度その状態での最大駆動トルクと目標駆動輪トルクを比較する。この状態で、まだ目標駆動輪トルクを下回る場合は、エンジン付随補機、外部補機、有段変速機2のうちの別の一つをトルク優先に変更する。制御装置17は、この処理を目標駆動輪トルクを上回るまで繰り返す。実際の駆動輪トルクが目標駆動輪トルクを上回る場合は、目標駆動輪トルクと一致するようにスロットル開度を調節する。
制御装置16は、制御がスタートすると(A01)、アクセル開度・車速から目標駆動輪トルクを算出し(A02)、有段変速機2のギヤ段を初めは最高段と仮定し、目標駆動輪トルク・車速から目標タービントルク・目標タービン回転数を算出し(A03)、ロックアップ機構15をON(結合:ロックアップ)できるギヤ段・目標タービントルク・目標タービン回転数であるかを判断する(A04)。
この判断(A04)がYESの場合は、ロックアップ機構15をON(結合:ロックアップ)し(A05)、エンジン回転数=目標タービン回転数とし(A06)、目標エンジンOUTトルク=目標タービントルクとする(A07)。この判断(A04)がNOの場合は、1段低いギヤ段でロックアップ機構14をON(結合:ロックアップ)できるかを判断する(A08)。
この判断(A08)がYESの場合は、有段変速機2のギヤ段を1段落とし(A09)、処理(A03)に戻る。この判断(A08)がNOの場合は、ロックアップ機構15をOFF(解放)し(A10)、トルクコンバータ13の特性からエンジン回転数を算出し(A11)、トルクコンバータ13の特性から目標エンジンOUTトルクを算出する(A12)。
前記(A06)、(A11)でエンジン回転数を求めた後に、現在のエンジン付随補機、外部補機、有段変速機2からなる機器の設定において、(A06)、(A11)のエンジン回転数からアクセル全開での最大エンジン発生トルクを算出する(A13)。なお、初期値は、全ての機器を燃費優先とする。
また、前記(A06)、(A11)でエンジン回転数を求めた後に、現在のエンジン付随補機、外部補機、有段変速機2からなる機器の仮定の設定において、補機トルクを算出する(A14)。なお、初期値は、全ての機器を通常稼働とする。
さらに、前記(A07)、(A12)で求めた目標エンジンOUTトルクに、前記(A14)で求めた補機トルクを加算して、目標エンジン発生トルクを算出する(A15)。
次に、前記(A13)で求めた最大エンジン発生トルクが、前記(A15)で求めた目標エンジン発生トルク以上であるかを判断する(A16)。
最大エンジン発生トルクが目標エンジン発生トルク以上で、判断(A16)がYESの場合は、その状態でエンジン付随補機等の機器の状態・エンジン付随補機等の機器の設定・有段変速機2のギヤ変速機構14のギヤ段及びロックアップ機構15の状態を確定し、目標エンジン発生トルク・目標エンジン回転数・エンジン付随補機等の機器の設定から目標スロットル開度を算出して確定し、有段変速機2のギヤ段及びロックアップ状態を確定し(A17)、制御をエンドにする(A18)。
最大エンジン発生トルクが目標エンジン発生トルク未満で、判断(A16)がNOの場合は、稼働中の補機があり、停止可能か判断する(A19)。この判断(A19)がYESの場合は、稼働中の補機の1つを停止し(A20)、前記(A14)に戻り、再度、補機トルクを算出する。この判断(A19)がNOの場合は、燃費優先からトルク優先に設定を変更可能なエンジン付随補機等の機器があるかを判断する(A21)。
この判断(A21)がYESの場合は、エンジン付随補機等の機器の1つをトルク優先設定に変更し(A22)、前記(A13)に戻り、再度、最大エンジン発生トルクを算出する。この判断(A21)がNOの場合は、ロックアップ機構14がON(結合:ロックアップ)しているかを判断する(A23)。
この判断(A23)がYESの場合は、前記1段低いギヤ段でロックアップ機構15をON(結合:ロックアップ)できるかの判断(A08)に移行する。この判断(A23)がNOの場合は、有段変速機2のギヤ段を1段落とす処理(A09)に移行する。したがって、判断(A23)がNOの場合は、ギヤ段を1段下げるか、ロックアップ機構14をOFF(解放)とし、再度処理(A03)から処理(A15)までのステップを実行してトルクを算出する。この処理は、判断(A16)が満足する(YES)まで繰り返す。
従来は、図2に破線で示すように、車速一定でアクセルペダルをゆっくり踏み込んでいった場合に、アクセル開度が増加するとともに電子スロットルバルブ3のスロットル開度が開くため、スロットル開度が大きくなるほどアクセル開度に対する空気量の増加率は少なくなり、スロットル開度が一定値k以上になって空気量が最大となった後は駆動輪トルクが増加しない(t1)。
その後、さらにアクセルペダルを踏み込むと、適当なアクセル開度で排気ガス還流装置(EGR)6をOFF(停止)し(t3)、可変バルブタイミング機構(VVT)7をトルク優先設定に切り替え(t4)、ロックアップ機構15をOFF(解放)し(t5)、さらにアクセルペダルを踏み込むと、ギヤ変速機構14のギヤ段を1段下げる(t7)。
駆動輪トルクは、アクセル開度に対して階段状に変化し(t3、t4、t5)、ギヤ段を1段下げる前(t7前)では不足し、ギヤ段を1段下げた後(t7後)では過大となる。また、エンジン発生トルクは、アクセル開度に対して排気ガス停止分・可変バルブタイミングトルク設定分だけ階段状に増大変化し(t3、t4)、ギヤ段を1段下げた後(t7後)で回転増加により増大なる。
従来は、破線に示すように駆動輪トルクが小さいので、実線と同一トルクにするために、その分早くアクセルペダルを踏み込んだ位置にする必要がある。なお、補機は、一般にアクセル全開付近以外は独立して制御している場合が多い。
時点(t1)からアクセルペダルを踏み込んで、一定値kからオルタネータトルクに相当する開度だけ閉じたスロットル開度を開き、スロットル開度が一定値kに達して空気量が最大となると(t2)、エアコン10のコンプレッサ11をOFF(停止)し、停止したコンプレッサトルクに相当する開度だけスロットル開度を一定値kから閉じる。エンジン発生トルクは、スロットル開度を閉じることでコンプレッサトルク分だけ減少する。
時点(t2)からアクセルペダルを踏み込んで、一定値kからコンプレッサトルクに相当する開度だけ閉じたスロットル開度を開き、スロットル開度が一定値kに達して空気量が最大となると(t3)、排気ガス還流装置6をOFF(停止)し、排気ガス還流装置6停止による増大トルクに相当する開度だけスロットル開度を一定値kから閉じる。エンジン発生トルクは、排気ガス還流装置6停止による増大トルクをスロットル開度を閉じることによる減少トルクで相殺され、減少することはない。
時点(t3)からアクセルペダルを踏み込んで、一定値kから排気ガス停止による増大トルクに相当する開度だけ閉じたスロットル開度を開き、スロットル開度が一定値kに達して空気量が最大となると(t4)、可変バルブタイミング機構7を燃費設定からトルク設定に切り替え、トルク設定への切り替えによる増大トルクに相当する開度だけスロットル開度を一定値kから閉じる。エンジン発生トルクは、トルク設定への切り替えによる増大トルクをスロットル開度を閉じることによる減少トルクで相殺され、減少することはない。
時点(t4)からアクセルペダルを踏み込んで、一定値kからトルク設定への切り替えによる増大トルクに相当する開度だけ閉じたスロットル開度を開き、スロットル開度が一定値kに達して空気量が最大となると(t6)、ギヤ変速機構14のギヤ段を1段下げる(シフトダウン)と同時に、オルタネータ12をON(駆動)し、エアコン10のコンプレッサ11をON(駆動)し、排気ガス還流装置6をON(駆動)し、可変バルブタイミング機構7をトルク設定から燃費設定に切り替え、ギヤ段の1段下げ・オルタネータ12等の機器のONによる増大トルクに相当する開度だけスロットル開度を一定値kから閉じる。エンジン発生トルクは、スロットル開度を閉じることで増大トルク分だけ減少する。
時点(t6)からさらにアクセルペダルを踏み込むと、一定値kからギヤ段の1段下げ・オルタネータ12等の機器のONによる増大トルクに相当する開度だけ閉じたスロットル開度を開いて、エンジン発生トルクが増大する。
なお、オルタネータ12等の補機の駆動を停止して一定値kから閉じるときのスロットル開度(スキップ量)は、停止したオルタネータ12等の補機の駆動に必要なトルクに応じた開度であり、この開度を予め設定しておくことで、補機を停止した際のスロットル開度の減少制御をフィードフォワード制御することができる。
エンジン1の制御装置17は、アクセル開度により設定された目標駆動輪トルクに合うように、前述の優先順位で外部補機のコンプレッサ11及びオルタネータ12・エンジン付随補機の排気ガス還流装置6及び可変バルブタイミング機構7・有段変速機2のギヤ段・電子スロットルバルブ3のスロットル開度が制御される。これにより、エンジン1の制御装置17は、アクセル開度にリニアな駆動輪トルクが実現される。また、エンジン1の制御装置17は、有段変速機2のシフトダウン頻度の低下により騒音と燃費が改善され、またシフトダウン後の燃費も改善される。
最適化する方法としては、本来は、全領域の車速・目標駆動輪トルクにおける全てのエンジン付随補機・外部補機の動作の組み合わせにおける燃料消費率を事前に測定して最良の組み合わせを選び出し、それに沿って制御すべきである。この場合に、燃費効果と騒音(エンジン回転数)を考慮すると、
外部補機→エンジン付随補機→有段変速機2のギヤ変速機構14→有段変速機2のロックアップ機構15
の順に、燃費優先(補機は駆動)からトルク優先(補機は停止)に状態を切り替えて行くのが妥当である。つまり、トルク優先(補機は停止)にしても燃費の悪化しない外部補機を最優先とし、騒音(エンジン回転数)の悪化しないエンジン付随補機をその次の優先度、燃費悪化の大きいロックアップ機構を最後とする。ただし、外部補機やエンジン付随補機によって様々な制御上の制約があるため、自由に制御できない場合がある。
外部補機、エンジン付随補機、有段変速機2の各制御方法、効果、制御上の制約は、以下の通りである。
前記外部補機には、エアコン10のコンプレッサ11とオルタネータ12がある。これら外部補機の制御方法は、一時停止すれば、有段変速機2の高ギヤ段を使用できる又はロックアップできる場合以外は、通常作動とする。エアコン10のコンプレッサ11は、効果として一時停止によりトルクが向上し、制約条件としてエバポレータ温度等により停止時間が制限される問題がある。オルタネータ12は、効果として一時停止によりトルクが向上し、制約条件としてバッテリ放電により停止時間が制限される、ヘッドライト使用中は減光防止のため停止できない問題がある。
前記エンジン付随補機としては、排気ガス還流装置6と可変バルブタイミング機構7がある。これらエンジン付随補機の制御方法は、できるだけ燃費優先の作動とするが、トルク優先の作動とすれば、有段変速機2の高ギヤ段を使用できる又はロックアップ機構15をロックアップできる場合は、トルク優先の作動とする。排気ガス還流装置6は、効果として燃費が向上し、制約条件として低吸気温では凍結により使用できない、低水温では燃焼不安定により使用できない問題がある。可変バルブタイミング機構7は、燃費優先設定により、効果として燃費が向上し、制約条件として低油温時は油圧不安定により使用できない、低回転、又は高油温時は油圧低下により使用できない問題がある。また、可変バルブタイミング機構7は、トルク優先設定により、効果としてトルクが増加し、制約条件として低油温時は油圧不安定により使用できない、低回転、又は高油温時は油圧低下により使用できない問題がある。
前記有段変速機2は、トルクコンバータ13とギヤ変速機構14とからなり、ロックアップ機構15を備えている。有段変速機2の制御方法は、できるだけロックアップ機構15をロックアップ(結合)し、目標駆動輪トルクを実現できるギヤ変速機構14の最高ギヤ段を使用する。有段変速機2のギヤ変速機構14は、効果としてギヤ段の切り替えで駆動輪トルクを増幅することができ、特に制約条件はない。有段変速機2のロックアップ機構15は、効果としてロックアップで燃費が向上し、制約条件として低回転高トルクでは音・振動が発生するため使用できない、低ギヤ段ではロックアップ機構15が装備されていない場合が多い、スリップロックアップは、低油温では油圧不安定により使用できない問題がある。
なお、外部補機の中での優先順位については、外部補機は停止できる時間が限定され、停止時間もその時の状況(環境や人為的要望によって変更される外部負荷に基づいて変更する)によって異なるため、明確な優先順位は付けられない。いずれの外部補機も停止できる状況であれば、どれでも停止して構わない。
また、エンジン付随補機の中での優先順位は、その特性により異なるため、各エンジン回転数・エンジン負荷での燃料消費率を事前に測定して決定すべきである。例えば、排気ガス還流装置6と可変バルブタイミング機構7では、排気ガス還流装置6により排気ガスを還流させている状態で可変バルブタイミング機構7をトルク優先の設定としても、エンジントルクはそれほど増加せず、燃費が悪化するため、排気ガス還流装置6の停止(排気ガスの還流停止)を先に行うべきである。
これにより、このエンジン1の制御装置17は、アクセルペダルの人為的操作(アクセル開度に基づくトルク要求)に対して、車速との関係により設定される駆動輪トルクをステップ的に変化させることがなくなり、スロットル開度と補機類の駆動状態とを、燃費、騒音、排ガスの排出についてバランスのとれた最適な状態とすることができる。それにより、例えば、低負荷から高負荷に変化する際のトルク変化を緩やかにして、滑らかな加速フィーリングを得たり、逆に、高負荷から低負荷に変化する際のトルク変化を緩やかにして、シフトハンチングを防止したり、あるいは、定常走行において、従来よりも1段高いギヤ段を使用したり、ロックアップしたりすることで燃費を向上できる。
また、このエンジン1の制御装置17は、その限られた条件の中で、スロットル開度を比較的小さく保ったまま、相対的なトルクアップを図ることができ、過大なアクセル操作を抑制できる。また、3速でロックアップしている場合と同じ駆動トルクであっても、4速でロックアップしている場合のようにエンジン1の出力トルクが必要な場合には、過大なアクセル操作ではなく、スロットル開度を大きく保ったまま走行することもできる。
前記制御手段18は、切り替えタイミングの順位を、外部補機、エンジン付随補機、有段変速機2の順に設定している。
これにより、このエンジン1の制御装置17は、エンジン1に駆動される外部補機の順位を上位にすることにより、停止しても燃費悪化を伴うことがない。一方、このエンジン1の制御装置17は、エンジン付随補機の順位を中位にすることにより、停止しても騒音悪化を伴うことがない。また、このエンジン1の制御装置17は、有段変速機2の順位を下位にすることにより、変速の頻度を減らすことができ、変速によるエンジン1の大きな変動を抑制でき、燃費の悪化防止と、騒音増大の抑止と、排気ガスの悪化抑止を行うことができる。この時、エンジン1の出力トルクは、順序のある切り替えによってステップ的に変化する一方、駆動トルクは、加速では増加傾向に、減速では減少傾向に滑らかに変化させることができる。また、実施形態では、加速を例示したが、減速時には、外部補機とエンジン付随補機の順位を逆にし、有段変速機2の順位を下位にして、スロットル制御を行うことにより、同様の効果を得ることができる。
前記エンジン付随補機は、排気ガス還流装置6と可変バルブタイミング機構7を含んでいる。前記制御手段18は、排気ガス還流装置6を可変バルブタイミング機構7より先に駆動/停止状態の切り替え変更するように制御する。
これにより、このエンジン1の制御装置17は、可変バルブタイミング機構7によるトルク増大を効率よくすることができ、排気ガス還流装置6の状態と協調することで燃費の悪化を抑止できる。
このトルクが一定の場合であっても、エンジン回転数が上がるにつれて、出力パワーは増大し、走行速度も上がることになる。スロットル開度の変化によるトルク変化と、負荷トルクとなる補機類とを加算し、その大小バランスによって出力トルクが決まるので、スロットル開度が小さくなってもトルクは増大させることができる。エンジン1は、スロットル開度の中間域を主体として、小さな変動幅かつ短い周期で運転することになり、燃焼効率も良く、触媒の容量が小さくても浄化が可能となる。あるいは、触媒に用いる貴金属類を減らすことができる。
エンジン1の外部補機の中での優先順位は、流動的となる。バッテリ容量が充分満たされている場合や気温の高い時には、エアコン10のコンプレッサ11・ブロアファンよりオルタネータ12の方が先に止まることになる(図2のタイムチャートに図示)。バッテリ容量が低下している時や、夜間、降雨、AV(音響映像)機器等のアクセサリ使用時には、電力消費が大きいのでオルタネータ12よりエアコン10のコンプレッサ11・ブロアファンの方が先に止まることになる。
また、この実施例では、アクセル開度と車速からエンジン発生トルクを算出したが、大気圧・吸気温度等によりエンジン発生トルクを補正することにより、より精度の高い制御が可能である。さらに、駆動系各部の摩擦・粘性トルクについて、温度等により予測することができれば、より精度の高い制御が可能である。さらにまた、オルタネータ12やエアコン10のコンプレッサ11等の負荷情報を補機トルクとしてリニアに得られれば、より精度の高い制御が可能である。また、目標エンジン発生トルクに制御する時に、スロットル開度だけでなく点火時期も制御することにより、より精度の高い制御が可能である。
さらに、この実施例では、エンジン付随補機である可変バルブタイミング機構7の位相変更する動作を、単純な2値(駆動/停止)の選択となるように説明したが、設定を細かく刻んで多数のステップとしたり、無段階となるように連続的に変化させることが可能なもので切り換える構造としたりすることもできる。また、可変バルブタイミング機構7は、可変バルブリフト機構に替えることもでき、これら両者を備えるように構成しても良い。さらに、この実施例では、緩加速を例にしたが、減少する要求トルクに対して補機類の順序を決めて制御するようにして、緩減速にも応用することもできる。さらにまた、従来の変速マップ(速度とスロットル開度のマップ)は基本的に不要であるが、特定の運転状態に限って組み合わせることや、任意に選択することも可能である。
2 有段変速機
3 電子スロットルバルブ
6 排気ガス還流装置
7 可変バルブタイミング機構
8 EGRバルブ
9 タイミング制御バルブ
10 エアコン
11 コンプレッサ
12 オルタネータ
13 トルクコンバータ
14 ギヤ変速機構
15 ロックアップ機構
16 変速機制御手段
17 制御装置
18 制御手段
Claims (3)
- 車両のエンジンに有段変速機を併設し、前記エンジンに駆動される外部補機と、アクセルペダルの人為的操作を反映して又は前記アクセルペダルの人為的操作とは独立して動作可能な電子スロットルバルブを含み前記エンジンの出力トルクを変更し得るエンジン付随補機と、前記外部補機、エンジン付随補機、有段変速機を制御する制御手段と、を設けたエンジンの制御装置において、前記制御手段は、予め前記外部補機、エンジン付随補機、有段変速機の駆動/停止状態の切り替えタイミングに順位を設定するとともに、これら外部補機、エンジン付随補機、有段変速機のいずれかの状態変化に合わせて前記電子スロットルバルブのスロットル開度を変更制御する機能を有し、加速時には、所定のスロットル開度に向けて前記電子スロットルバルブのスロットル開度を漸増させるとともに、所定スロットル開度に達した際に前記切り替えタイミングの順位に従い前記外部補機、エンジン付随補機、有段変速機の駆動/停止状態の切り替え変更を順次行うように制御し、この切り替え変更によるトルク変化が生じないようにスロットル開度を調整することを特徴とするエンジンの制御装置。
- 前記制御手段は、切り替えタイミングの順位を、外部補機、エンジン付随補機、有段変速機の順に設定することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの制御装置。
- 前記エンジン付随補機は、排気ガス還流装置と可変バルブタイミング機構を含み、前記制御手段は、前記排気ガス還流装置を可変バルブタイミング機構より先に駆動/停止状態の切り替え変更するように制御することを特徴とする請求項2に記載のエンジンの制御装置。
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