JPH11198686A - 車両用駆動力制御装置 - Google Patents
車両用駆動力制御装置Info
- Publication number
- JPH11198686A JPH11198686A JP10015051A JP1505198A JPH11198686A JP H11198686 A JPH11198686 A JP H11198686A JP 10015051 A JP10015051 A JP 10015051A JP 1505198 A JP1505198 A JP 1505198A JP H11198686 A JPH11198686 A JP H11198686A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- driving force
- target
- speed
- vehicle
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W10/00—Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function
- B60W10/04—Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function including control of propulsion units
- B60W10/06—Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function including control of propulsion units including control of combustion engines
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W10/00—Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function
- B60W10/10—Conjoint control of vehicle sub-units of different type or different function including control of change-speed gearings
- B60W10/101—Infinitely variable gearings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W30/00—Purposes of road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub-unit, e.g. of systems using conjoint control of vehicle sub-units
- B60W30/18—Propelling the vehicle
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/66—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W2710/00—Output or target parameters relating to a particular sub-units
- B60W2710/06—Combustion engines, Gas turbines
- B60W2710/0605—Throttle position
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W2710/00—Output or target parameters relating to a particular sub-units
- B60W2710/06—Combustion engines, Gas turbines
- B60W2710/0644—Engine speed
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W2710/00—Output or target parameters relating to a particular sub-units
- B60W2710/10—Change speed gearings
- B60W2710/105—Output torque
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 イナーシャトルクを吸収して加減速時のドラ
イバビリティと燃費性能を向上させる。 【解決手段】 アクセル開度と車速から目標駆動力を演
算し、それから目標スロットル開度と変速比を演算する
と共に、演算された変速比に基づいて目標回転数(ドラ
イブ軸回転数)を演算し、目標回転数などからイナーシ
ャトルクを求め、目標スロットル開度を補正する。
イバビリティと燃費性能を向上させる。 【解決手段】 アクセル開度と車速から目標駆動力を演
算し、それから目標スロットル開度と変速比を演算する
と共に、演算された変速比に基づいて目標回転数(ドラ
イブ軸回転数)を演算し、目標回転数などからイナーシ
ャトルクを求め、目標スロットル開度を補正する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両用駆動力制御
装置に関し、より具体的には搭載された内燃機関および
自動変速機を統合制御して車両に与える駆動力を制御
し、よって燃費(燃料消費)性能を最適にするようにし
たものに関する。
装置に関し、より具体的には搭載された内燃機関および
自動変速機を統合制御して車両に与える駆動力を制御
し、よって燃費(燃料消費)性能を最適にするようにし
たものに関する。
【0002】
【従来の技術】車両走行において運転者が加速を意図し
てアクセルペダルを踏み込んで機関回転数を増加させた
とき、駆動力は自動変速機および車体の慣性を増加させ
るために消費され、期待する駆動力を直ちに得ることが
できない。逆に、運転者がアクセルペダルを離して減速
させた場合、前記した慣性が速やかには減少しないた
め、期待する駆動力より大きな駆動力が生じてしまう。
これは、燃費性能のみならず、ドライバビリティ(運転
性能)を悪化させる。
てアクセルペダルを踏み込んで機関回転数を増加させた
とき、駆動力は自動変速機および車体の慣性を増加させ
るために消費され、期待する駆動力を直ちに得ることが
できない。逆に、運転者がアクセルペダルを離して減速
させた場合、前記した慣性が速やかには減少しないた
め、期待する駆動力より大きな駆動力が生じてしまう。
これは、燃費性能のみならず、ドライバビリティ(運転
性能)を悪化させる。
【0003】その対策として、例えば特開昭63−23
2043号において、アクセルペダルが踏み込まれた加
速準備中は、経済燃費ラインから一旦離れて変速比を制
御し、新たに目標機関回転数を設定することで、運転者
の意思に忠実で滑らかな加速を実現することが提案され
ている。
2043号において、アクセルペダルが踏み込まれた加
速準備中は、経済燃費ラインから一旦離れて変速比を制
御し、新たに目標機関回転数を設定することで、運転者
の意思に忠実で滑らかな加速を実現することが提案され
ている。
【0004】また、特公平6−65529号および特開
平6−129273号において変速時のイナーシャトル
クを吸収すべく、内燃機関の出力を制限することが提案
されている。
平6−129273号において変速時のイナーシャトル
クを吸収すべく、内燃機関の出力を制限することが提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−232043号記載の技術においては、加速準備
の際に経済燃費を無視することで、燃費性能の悪化を回
避することができなかった。また、特公平6−6552
9号および特開平6−129273号記載の技術も変速
ショック対策であって、燃費性能向上の観点から行うも
のではなく、さらには変速時ではない、加減速時の燃費
性能とドライバビリティ(運転性能)を向上させる意図
からイナーシャトルクを吸収するという思想は見られな
かった。
63−232043号記載の技術においては、加速準備
の際に経済燃費を無視することで、燃費性能の悪化を回
避することができなかった。また、特公平6−6552
9号および特開平6−129273号記載の技術も変速
ショック対策であって、燃費性能向上の観点から行うも
のではなく、さらには変速時ではない、加減速時の燃費
性能とドライバビリティ(運転性能)を向上させる意図
からイナーシャトルクを吸収するという思想は見られな
かった。
【0006】この発明の目的は上記した従来技術の欠点
を解消することにあり、イナーシャトルクを吸収して加
減速時のドライバビリティ(運転性能)を向上させると
共に、燃費性能も向上させるようにした車両用駆動力制
御装置を提供することにある。
を解消することにあり、イナーシャトルクを吸収して加
減速時のドライバビリティ(運転性能)を向上させると
共に、燃費性能も向上させるようにした車両用駆動力制
御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は請求項1項に示す如く、自動変速機と
内燃機関を搭載してなる車両用駆動力制御装置におい
て、少なくともアクセル開度、車速を含む前記車両およ
び内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段、少
なくとも前記検出されたアクセル開度および車速に基づ
いて前記車両が出力すべき目標駆動力を演算する目標駆
動力演算手段、および前記演算された目標駆動力を実現
すべく、燃料消費量が最少となるように前記内燃機関の
出力および前記自動変速機の変速比を演算する出力演算
手段を備えると共に、前記演算された変速比に基づいて
前記内燃機関の目標機関回転数を演算する目標機関回転
数演算手段、および少なくとも前記演算された目標機関
回転数と、前記運転状態検出手段により検出された機関
回転数と変速比に基づいてイナーシャトルクを算出する
イナーシャトルク算出手段を備え、前記出力演算手段
は、算出されたイナーシャトルクに基づいて前記出力を
補正する如く構成した。
めに、この発明は請求項1項に示す如く、自動変速機と
内燃機関を搭載してなる車両用駆動力制御装置におい
て、少なくともアクセル開度、車速を含む前記車両およ
び内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段、少
なくとも前記検出されたアクセル開度および車速に基づ
いて前記車両が出力すべき目標駆動力を演算する目標駆
動力演算手段、および前記演算された目標駆動力を実現
すべく、燃料消費量が最少となるように前記内燃機関の
出力および前記自動変速機の変速比を演算する出力演算
手段を備えると共に、前記演算された変速比に基づいて
前記内燃機関の目標機関回転数を演算する目標機関回転
数演算手段、および少なくとも前記演算された目標機関
回転数と、前記運転状態検出手段により検出された機関
回転数と変速比に基づいてイナーシャトルクを算出する
イナーシャトルク算出手段を備え、前記出力演算手段
は、算出されたイナーシャトルクに基づいて前記出力を
補正する如く構成した。
【0008】これによって、イナーシャトルクを吸収し
て加減速時のドライバビリティ(運転性能)を向上させ
ると共に、燃費性能も向上させることができる。
て加減速時のドライバビリティ(運転性能)を向上させ
ると共に、燃費性能も向上させることができる。
【0009】請求項2項にあっては、前記出力演算手段
は、前記車両の加減速に応じて前記算出されたイナーシ
ャトルクに基づいて前記出力を補正する如く構成した。
これによって、加速時にはイナーシャによる駆動力の消
費分、減速時にはその放出分を補償するように機関出力
を補正するので、一層効果的に加減速時のドライバビリ
ティ(運転性能)を向上させることができ、燃費性能を
向上させることができる。
は、前記車両の加減速に応じて前記算出されたイナーシ
ャトルクに基づいて前記出力を補正する如く構成した。
これによって、加速時にはイナーシャによる駆動力の消
費分、減速時にはその放出分を補償するように機関出力
を補正するので、一層効果的に加減速時のドライバビリ
ティ(運転性能)を向上させることができ、燃費性能を
向上させることができる。
【0010】
【0011】図1はこの発明に係る車両用駆動力制御装
置を全体的に示す概略図である。図示の形態の場合、自
動変速機としてベルト式の無段変速機(CVT)を備え
る。
置を全体的に示す概略図である。図示の形態の場合、自
動変速機としてベルト式の無段変速機(CVT)を備え
る。
【0012】図において符号10は内燃機関(以下「エ
ンジン」という)、より詳しくはその本体を示し、エン
ジン10に接続された吸気管12にはスロットルバルブ
14が配置される。スロットルバルブ14は、車両運転
席(図示せず)床面に配置されたアクセルペダル16と
は切り離され、パルスモータ18に接続され、その出力
で開閉される。尚、エンジン10には、EGR(排気循
環)機構(図示せず)が設けられる。
ンジン」という)、より詳しくはその本体を示し、エン
ジン10に接続された吸気管12にはスロットルバルブ
14が配置される。スロットルバルブ14は、車両運転
席(図示せず)床面に配置されたアクセルペダル16と
は切り離され、パルスモータ18に接続され、その出力
で開閉される。尚、エンジン10には、EGR(排気循
環)機構(図示せず)が設けられる。
【0013】エンジン10の出力軸(クランク軸)20
は、ベルト式無段変速機24(CVT。以下「トランス
ミッション」という)に接続される。より具体的には、
エンジン10の出力軸20は、デュアルマスフライホィ
ール26を介してトランスミッション24の入力軸28
に接続される。
は、ベルト式無段変速機24(CVT。以下「トランス
ミッション」という)に接続される。より具体的には、
エンジン10の出力軸20は、デュアルマスフライホィ
ール26を介してトランスミッション24の入力軸28
に接続される。
【0014】トランスミッション24は、入力軸28と
カウンタ軸30との間に配設された金属Vベルト機構3
2と、入力軸28とドライブ側可動プーリ34との間に
配設された遊星歯車式前後進切換機構36と、カウンタ
軸30とディファレンシャル機構40との間に配設され
た発進クラッチ42とから構成される。ディファレンシ
ャル機構40に伝達された動力は、ドライブ軸(図示せ
ず)を介して左右の駆動輪(図示せず)に伝達される。
カウンタ軸30との間に配設された金属Vベルト機構3
2と、入力軸28とドライブ側可動プーリ34との間に
配設された遊星歯車式前後進切換機構36と、カウンタ
軸30とディファレンシャル機構40との間に配設され
た発進クラッチ42とから構成される。ディファレンシ
ャル機構40に伝達された動力は、ドライブ軸(図示せ
ず)を介して左右の駆動輪(図示せず)に伝達される。
【0015】金属Vベルト機構32は、入力軸28上に
配設されたドライブ側可動プーリ34と、カウンタ軸3
0上に配設されたドリブン側可動プーリ46と、両プー
リ間に巻掛けられた金属Vベルト48とからなる。ドラ
イブ側可動プーリ34は、入力軸28上に配置された固
定プーリ半体50と、この固定プーリ半体50に対して
軸方向に相対移動可能な可動プーリ半体52とからな
る。
配設されたドライブ側可動プーリ34と、カウンタ軸3
0上に配設されたドリブン側可動プーリ46と、両プー
リ間に巻掛けられた金属Vベルト48とからなる。ドラ
イブ側可動プーリ34は、入力軸28上に配置された固
定プーリ半体50と、この固定プーリ半体50に対して
軸方向に相対移動可能な可動プーリ半体52とからな
る。
【0016】可動プーリ半体52の側方には、固定プー
リ半体に結合されたシリンダ壁50aにより囲まれてド
ライブ側シリンダ室54が形成されており、ドライブ側
シリンダ室内54に油路54aを介して供給される油圧
により可動プーリ半体52を軸方向に移動させる側圧が
発生する。
リ半体に結合されたシリンダ壁50aにより囲まれてド
ライブ側シリンダ室54が形成されており、ドライブ側
シリンダ室内54に油路54aを介して供給される油圧
により可動プーリ半体52を軸方向に移動させる側圧が
発生する。
【0017】ドリブン側可動プーリ46は、カウンタ軸
30に配置された固定プーリ半体56と、この固定プー
リ半体56に対して軸方向に相対移動可能な可動プーリ
半体58とからなる。可動プーリ半体58の側方には固
定プーリ半体56に結合されたシリンダ壁56aにより
囲まれてドリブン側シリンダ室60が形成され、ドリブ
ン側シリンダ室内60に油路60aを介して供給される
油圧により可動プーリ半体58を軸方向に移動させる側
圧が発生する。
30に配置された固定プーリ半体56と、この固定プー
リ半体56に対して軸方向に相対移動可能な可動プーリ
半体58とからなる。可動プーリ半体58の側方には固
定プーリ半体56に結合されたシリンダ壁56aにより
囲まれてドリブン側シリンダ室60が形成され、ドリブ
ン側シリンダ室内60に油路60aを介して供給される
油圧により可動プーリ半体58を軸方向に移動させる側
圧が発生する。
【0018】上記ドライブ側シリンダ室54およびドリ
ブン側シリンダ室60に供給するプーリ制御油圧を決定
するレギュレータバルブ群64と、各シリンダ室54,
60へのプーリ制御油圧を供給する変速制御バルブ群6
6とが設けられ、それらによってVベルト48の滑りが
発生することがない適切なプーリ側圧が設定されると共
に、両プーリ34,46のプーリ幅を変化させ、Vベル
ト48の巻掛け半径を変化させて変速比を無段階に変化
させる。
ブン側シリンダ室60に供給するプーリ制御油圧を決定
するレギュレータバルブ群64と、各シリンダ室54,
60へのプーリ制御油圧を供給する変速制御バルブ群6
6とが設けられ、それらによってVベルト48の滑りが
発生することがない適切なプーリ側圧が設定されると共
に、両プーリ34,46のプーリ幅を変化させ、Vベル
ト48の巻掛け半径を変化させて変速比を無段階に変化
させる。
【0019】遊星歯車式前後進切換機構36は、入力軸
に結合されたサンギヤ68と、固定プーリ半体50に結
合されたキャリア70と、後進用ブレーキ72により固
定保持可能なリングギヤ74と、サンギヤ68とキャリ
ア70とを連結可能な前進用クラッチ76とからなる。
に結合されたサンギヤ68と、固定プーリ半体50に結
合されたキャリア70と、後進用ブレーキ72により固
定保持可能なリングギヤ74と、サンギヤ68とキャリ
ア70とを連結可能な前進用クラッチ76とからなる。
【0020】前進用クラッチ76が係合されると、全ギ
ヤが入力軸28と一体に回転し、ドライブ側プーリ34
は入力軸28と同方向(前進方向)に駆動される。後進
用ブレーキ72が係合されると、リングギヤ74が固定
保持されるためキャリア70はサンギヤ68とは逆方向
に駆動され、ドライブ側プーリ34は入力軸28とは逆
方向(後進方向)に駆動される。また、前進用クラッチ
76及び後進用ブレーキ72が共に解放されると、この
前後進切換機構36を介しての動力伝達が断たれ、エン
ジン10とドライブ側駆動プーリ34との間の動力伝達
が行われなくなる。
ヤが入力軸28と一体に回転し、ドライブ側プーリ34
は入力軸28と同方向(前進方向)に駆動される。後進
用ブレーキ72が係合されると、リングギヤ74が固定
保持されるためキャリア70はサンギヤ68とは逆方向
に駆動され、ドライブ側プーリ34は入力軸28とは逆
方向(後進方向)に駆動される。また、前進用クラッチ
76及び後進用ブレーキ72が共に解放されると、この
前後進切換機構36を介しての動力伝達が断たれ、エン
ジン10とドライブ側駆動プーリ34との間の動力伝達
が行われなくなる。
【0021】発進クラッチ42はカウンタ軸30とディ
ファレンシャル機構40との間の動力伝達をオン(係
合)・オフ(解放)制御するクラッチであり、これがオ
ン(係合)すると、金属Vベルト機構32により変速さ
れた機関出力が、ギヤ78,80,82,84を介して
ディファレンシャル機構40により左右の車輪(図示せ
ず)に分割されて伝達される。発進クラッチ42がオフ
(解放)のとき、トランスミッションは中立状態とな
る。
ファレンシャル機構40との間の動力伝達をオン(係
合)・オフ(解放)制御するクラッチであり、これがオ
ン(係合)すると、金属Vベルト機構32により変速さ
れた機関出力が、ギヤ78,80,82,84を介して
ディファレンシャル機構40により左右の車輪(図示せ
ず)に分割されて伝達される。発進クラッチ42がオフ
(解放)のとき、トランスミッションは中立状態とな
る。
【0022】発進クラッチ42の作動制御はクラッチコ
ントロールバルブ88により行われると共に、前後進切
換機構36の後進用ブレーキ72と前進用クラッチ76
の作動制御は、図示しないマニュアルシフトレバーの操
作に応じてマニュアルシフトバルブ90により行われ
る。
ントロールバルブ88により行われると共に、前後進切
換機構36の後進用ブレーキ72と前進用クラッチ76
の作動制御は、図示しないマニュアルシフトレバーの操
作に応じてマニュアルシフトバルブ90により行われ
る。
【0023】これらバルブ群の制御は、マイクロコンピ
ュータよりなるトランスミッション制御部100からの
制御信号に基づいて行われる。
ュータよりなるトランスミッション制御部100からの
制御信号に基づいて行われる。
【0024】ここで、エンジン10ののカム軸(図示せ
ず)付近などの適宜位置にはクランク角センサ102が
設けられ、クランク角度(それをカウントして機関回転
数NEが算出される)に比例した信号を出力する。ま
た、吸気管12においてスロットルバルブ14下流の適
宜位置には絶対圧センサ104が設けられ、吸気管内絶
対圧(エンジン負荷)PBAに比例した信号Pを出力す
ると共に、シリンダブロック(図示せず)の適宜位置に
は水温センサ106が設けられ、機関冷却水温TWに比
例した信号を出力する。
ず)付近などの適宜位置にはクランク角センサ102が
設けられ、クランク角度(それをカウントして機関回転
数NEが算出される)に比例した信号を出力する。ま
た、吸気管12においてスロットルバルブ14下流の適
宜位置には絶対圧センサ104が設けられ、吸気管内絶
対圧(エンジン負荷)PBAに比例した信号Pを出力す
ると共に、シリンダブロック(図示せず)の適宜位置に
は水温センサ106が設けられ、機関冷却水温TWに比
例した信号を出力する。
【0025】また、スロットルバルブ14の付近にはス
ロットル開度センサ108が設けられ、スロットル開度
θTHに比例した信号を出力すると共に、アクセルペダ
ル16の付近にはアクセル開度センサ110が設けら
れ、運転者の踏み込んだアクセル開度ACCに比例した
信号を出力する。
ロットル開度センサ108が設けられ、スロットル開度
θTHに比例した信号を出力すると共に、アクセルペダ
ル16の付近にはアクセル開度センサ110が設けら
れ、運転者の踏み込んだアクセル開度ACCに比例した
信号を出力する。
【0026】トランスミッション24において入力軸2
8の付近には回転数センサ114が設けられ、入力軸2
8の回転数(ドライブ軸回転数)NDRに比例した信号
を出力すると共に、ドリブン側プーリ46の付近には回
転数センサ116が設けられ、ドリブン側プーリ46の
回転数)、即ち、発進クラッチ42の入力軸(カウンタ
軸30)の回転数(ドリブン軸回転数)NDNに比例し
た信号を出力する。また、ギヤ78の付近には回転数セ
ンサ118が設けられ、ギヤ78の回転数、即ち、発進
クラッチ42の出力軸の回転数NOUTに比例した信号
を出力する。
8の付近には回転数センサ114が設けられ、入力軸2
8の回転数(ドライブ軸回転数)NDRに比例した信号
を出力すると共に、ドリブン側プーリ46の付近には回
転数センサ116が設けられ、ドリブン側プーリ46の
回転数)、即ち、発進クラッチ42の入力軸(カウンタ
軸30)の回転数(ドリブン軸回転数)NDNに比例し
た信号を出力する。また、ギヤ78の付近には回転数セ
ンサ118が設けられ、ギヤ78の回転数、即ち、発進
クラッチ42の出力軸の回転数NOUTに比例した信号
を出力する。
【0027】更に、ディファレンシャル機構40に連結
されたドライブ軸(図示せず)の付近には車速センサ1
22が設けられ、車速VLVHに比例した信号を出力す
る。また、運転席床面のシフトレバー(図示せず)の付
近にはシフトレバーポジションスイッチ124が設けら
れ、運転者によって選択されたレンジ位置(D,N,
P,..など)に比例した信号を出力する。
されたドライブ軸(図示せず)の付近には車速センサ1
22が設けられ、車速VLVHに比例した信号を出力す
る。また、運転席床面のシフトレバー(図示せず)の付
近にはシフトレバーポジションスイッチ124が設けら
れ、運転者によって選択されたレンジ位置(D,N,
P,..など)に比例した信号を出力する。
【0028】前記した如く、この装置は、トランスミッ
ション制御部100を備えると共に、同様にマイクロコ
ンピュータよりなるエンジン制御部200、および同様
にマイクロコンピュータよりなる統合制御部300を備
える。
ション制御部100を備えると共に、同様にマイクロコ
ンピュータよりなるエンジン制御部200、および同様
にマイクロコンピュータよりなる統合制御部300を備
える。
【0029】前記したセンサ群のうち、アクセル開度セ
ンサ110、車速センサ122などの出力は統合制御部
300に入力されると共に、その他のセンサ群の出力
も、図1に示す如く、トランスミッション制御部100
および/またはエンジン制御部200に入力される。ま
た、統合制御部300はトランスミッション制御部10
0およびエンジン制御部200と接続され、その他のセ
ンサ出力を含む必要なパラメータの供給を受ける。
ンサ110、車速センサ122などの出力は統合制御部
300に入力されると共に、その他のセンサ群の出力
も、図1に示す如く、トランスミッション制御部100
および/またはエンジン制御部200に入力される。ま
た、統合制御部300はトランスミッション制御部10
0およびエンジン制御部200と接続され、その他のセ
ンサ出力を含む必要なパラメータの供給を受ける。
【0030】統合制御部300は、それら入力値に基づ
いてスロットル開度(操作量)と変速比を演算(決定)
し、トランスミッション制御部100とスロットル制御
部400に出力し、それに応じてトランスミッション2
4とパルスモータ18を駆動制御させる。
いてスロットル開度(操作量)と変速比を演算(決定)
し、トランスミッション制御部100とスロットル制御
部400に出力し、それに応じてトランスミッション2
4とパルスモータ18を駆動制御させる。
【0031】図2はこの装置の動作を示すフロー・チャ
ートであり、図3はその処理を機能的に示すブロック図
である。
ートであり、図3はその処理を機能的に示すブロック図
である。
【0032】図2および図3の説明に入る前に、この装
置の動作を概説する。
置の動作を概説する。
【0033】この装置は前記したように、トランスミッ
ションとして、CVT(ベルト式の無段変速機)24を
備える。この種のトランスミッションにおいては変速比
(レシオ)を無段階に制御できるため、ある走行状態で
の最適なエンジン回転数が選択可能となり、燃費性能を
大きく改善することができる。
ションとして、CVT(ベルト式の無段変速機)24を
備える。この種のトランスミッションにおいては変速比
(レシオ)を無段階に制御できるため、ある走行状態で
の最適なエンジン回転数が選択可能となり、燃費性能を
大きく改善することができる。
【0034】さらに、前記したように、アクセルペダル
16と独立にスロットルバルブ14を制御して出力トル
ク可変なエンジン10を組み合わせ、それによって後で
詳述するように、車両が出力すべき目標駆動力を演算
し、それに基づいて燃費性能が最良となるように(即
ち、燃料消費量が最少となるように)スロットル開度と
変速比を決定する。
16と独立にスロットルバルブ14を制御して出力トル
ク可変なエンジン10を組み合わせ、それによって後で
詳述するように、車両が出力すべき目標駆動力を演算
し、それに基づいて燃費性能が最良となるように(即
ち、燃料消費量が最少となるように)スロットル開度と
変速比を決定する。
【0035】当然、定常状態においても過渡状態におい
ても、目標駆動力が実現されるようにエンジン回転数が
速やかに目標回転数に追従するのが、燃費性能の点から
は最良である。しかし、実際には、エンジン、CVT、
車体などの慣性モーメントの影響を受け、駆動力を目標
値に追従させることはできない。
ても、目標駆動力が実現されるようにエンジン回転数が
速やかに目標回転数に追従するのが、燃費性能の点から
は最良である。しかし、実際には、エンジン、CVT、
車体などの慣性モーメントの影響を受け、駆動力を目標
値に追従させることはできない。
【0036】例えば、運転者が加速のためにアクセルペ
ダル16を踏み込み、エンジン回転数NEが急激に増加
した場合、エンジン10あるいはトランスミッション2
4の回転部位と車体の慣性を増加させるために、図8
(c)に示す如く、駆動力(タイヤ端駆動力Fina。
bで示す)は一時的に消費され、目標駆動力(cで示
す)よりも小さい駆動力しか出力することができない。
ダル16を踏み込み、エンジン回転数NEが急激に増加
した場合、エンジン10あるいはトランスミッション2
4の回転部位と車体の慣性を増加させるために、図8
(c)に示す如く、駆動力(タイヤ端駆動力Fina。
bで示す)は一時的に消費され、目標駆動力(cで示
す)よりも小さい駆動力しか出力することができない。
【0037】逆に、運転者が減速のために、踏み込んで
いたアクセルペダル16を離し、エンジン回転数NEが
減少した際、前記した慣性モーメントが速やかに減少し
ないことから、目標値よりも大きな駆動力が生じる。こ
れらは、燃費性能上の問題に止まらず、ドライバビリテ
ィ(運転性能)の悪化にもつながる。
いたアクセルペダル16を離し、エンジン回転数NEが
減少した際、前記した慣性モーメントが速やかに減少し
ないことから、目標値よりも大きな駆動力が生じる。こ
れらは、燃費性能上の問題に止まらず、ドライバビリテ
ィ(運転性能)の悪化にもつながる。
【0038】その対策として、目標エンジン回転数上昇
の後に発生するイナーシャトルクの放出を、エンジン側
で点火時期を遅角してエンジントルクを一時的に減少さ
せて抑制することも考えられるが、点火時期の遅角は一
時的であり、他方、長時間行えば排気浄化装置(触媒)
に悪影響を与える。従って、補償できるイナーシャトル
クはわずかである。
の後に発生するイナーシャトルクの放出を、エンジン側
で点火時期を遅角してエンジントルクを一時的に減少さ
せて抑制することも考えられるが、点火時期の遅角は一
時的であり、他方、長時間行えば排気浄化装置(触媒)
に悪影響を与える。従って、補償できるイナーシャトル
クはわずかである。
【0039】また、先に述べたように、特開昭63−2
32043号において、アクセルペダルが踏み込まれた
加速準備中は、経済燃費ラインから一旦離れて変速比を
制御し、新たに目標機関回転数を設定することで、運転
者の意思に忠実で滑らかな加速を実現することが提案さ
れているが、加速準備の際に経済燃費を無視すること
で、燃費性能の悪化を回避することができなかった。
32043号において、アクセルペダルが踏み込まれた
加速準備中は、経済燃費ラインから一旦離れて変速比を
制御し、新たに目標機関回転数を設定することで、運転
者の意思に忠実で滑らかな加速を実現することが提案さ
れているが、加速準備の際に経済燃費を無視すること
で、燃費性能の悪化を回避することができなかった。
【0040】さらに、特公平6−65529号および特
開平6−129273号において提案されている技術
も、変速ショック対策であって、燃費性能悪化の観点か
ら行うものではなく、さらには変速時ではない、加減速
時の燃費性能とドライバビリティ(運転性能)の悪化を
防止する意図からイナーシャトルクを吸収するという思
想は見られなかった。
開平6−129273号において提案されている技術
も、変速ショック対策であって、燃費性能悪化の観点か
ら行うものではなく、さらには変速時ではない、加減速
時の燃費性能とドライバビリティ(運転性能)の悪化を
防止する意図からイナーシャトルクを吸収するという思
想は見られなかった。
【0041】従って、この発明においては、上記した問
題点を解消するようにした。それについて説明すると、
CVT24のようなトランスミッションを備える車両で
は、運転者の期待する牽引力、即ち、目標駆動力を選択
的かつ任意に多数の機関トルク/変速比の組み合わせで
実現することができる。一方、車速が決まれば、トラン
スミッション24の変速比に対するエンジン回転数は一
意に決定される。
題点を解消するようにした。それについて説明すると、
CVT24のようなトランスミッションを備える車両で
は、運転者の期待する牽引力、即ち、目標駆動力を選択
的かつ任意に多数の機関トルク/変速比の組み合わせで
実現することができる。一方、車速が決まれば、トラン
スミッション24の変速比に対するエンジン回転数は一
意に決定される。
【0042】さらに、変速比およびエンジン回転数が決
定されれば、目標駆動力を実現するために必要な機関出
力値は、トランスミッション24の効率(およびエアコ
ンディショナなどの補機の消費トルク)を考慮すれば、
演算可能である。
定されれば、目標駆動力を実現するために必要な機関出
力値は、トランスミッション24の効率(およびエアコ
ンディショナなどの補機の消費トルク)を考慮すれば、
演算可能である。
【0043】それにより、ある車速において、ある目標
駆動力を実現する、燃料消費量が最小となる、スロット
ル開度および変速比を、少なくとも1つは演算すること
ができる。
駆動力を実現する、燃料消費量が最小となる、スロット
ル開度および変速比を、少なくとも1つは演算すること
ができる。
【0044】尚、この実施の形態においては、エンジン
10とトランスミッション24とは直結されていること
から、エンジン回転数として、実際には、ドライブ軸回
転数(ミッション入力軸回転数)NDRを用いる。従っ
て、トルクコンバータを介して接続されているトランス
ミッションを使用する場合には、ドライブ軸回転数ND
Rにトルクコンバータの入出力回転比を含む変速比を乗
算すれば、目標エンジン回転数を算出することができ
る。
10とトランスミッション24とは直結されていること
から、エンジン回転数として、実際には、ドライブ軸回
転数(ミッション入力軸回転数)NDRを用いる。従っ
て、トルクコンバータを介して接続されているトランス
ミッションを使用する場合には、ドライブ軸回転数ND
Rにトルクコンバータの入出力回転比を含む変速比を乗
算すれば、目標エンジン回転数を算出することができ
る。
【0045】以下、図2フロー・チャートを参照して説
明する。尚、図示のプログラムは統合制御部300が行
う動作であり、所定時間、例えば20msecごとに実
行される。
明する。尚、図示のプログラムは統合制御部300が行
う動作であり、所定時間、例えば20msecごとに実
行される。
【0046】先ず、S10において車速センサ122の
検出した車速VLVHを読み込み、S12に進んでアク
セル開度センサ110の検出したアクセル開度ACCを
読み込む。続いてS14に進み、目標駆動力FCMDを
算出する。
検出した車速VLVHを読み込み、S12に進んでアク
セル開度センサ110の検出したアクセル開度ACCを
読み込む。続いてS14に進み、目標駆動力FCMDを
算出する。
【0047】図4はその作業を示すサブルーチン・フロ
ー・チャートである。また、図5は図4の作業を説明す
る説明ブロック図である。目標駆動力算出ブロックは、
図示の如く、定常駆動力演算部Aおよび動特性演算部B
とから構成される。
ー・チャートである。また、図5は図4の作業を説明す
る説明ブロック図である。目標駆動力算出ブロックは、
図示の如く、定常駆動力演算部Aおよび動特性演算部B
とから構成される。
【0048】以下説明すると、S100において読み込
んだ車速VLVHとアクセル開度ACCから、図8にそ
の特性を示す全開駆動力マップ、全閉駆動力マップ、お
よびパーシャル駆動力比率マップを検索し、全開駆動力
FCMDWOT〔kgf〕、全閉駆動力FCMDOFF
〔kgf〕、およびパーシャル駆動力比率(目標駆動力
正規化値)FREGMAP〔%〕を検索する。
んだ車速VLVHとアクセル開度ACCから、図8にそ
の特性を示す全開駆動力マップ、全閉駆動力マップ、お
よびパーシャル駆動力比率マップを検索し、全開駆動力
FCMDWOT〔kgf〕、全閉駆動力FCMDOFF
〔kgf〕、およびパーシャル駆動力比率(目標駆動力
正規化値)FREGMAP〔%〕を検索する。
【0049】全開駆動力マップおよび全閉駆動力マップ
は、車速VLVHに対して実現し得る最大駆動力FCM
DWOTおよび最小駆動力FCMDOFFを規定する。
パーシャル駆動力比率(目標駆動力正規化値)マップ
は、最大、最小駆動力の間で正規化された、車速VLV
Hにおけるアクセル開度ACCに対する駆動力の比率を
規定する。
は、車速VLVHに対して実現し得る最大駆動力FCM
DWOTおよび最小駆動力FCMDOFFを規定する。
パーシャル駆動力比率(目標駆動力正規化値)マップ
は、最大、最小駆動力の間で正規化された、車速VLV
Hにおけるアクセル開度ACCに対する駆動力の比率を
規定する。
【0050】また、アクセルペダルの踏み込み速度が大
きいとき、即ち、アクセル開度変化ΔACC(アクセル
開度ACCの1階差分値)が所定値より大きいときは、
運転者が瞬間的により大きな駆動力を欲しているものと
判断し、アクセル開度変化ΔACCから、キックダウン
動作に相当するキックダウン時比率加算量DFREKD
1を検索する。
きいとき、即ち、アクセル開度変化ΔACC(アクセル
開度ACCの1階差分値)が所定値より大きいときは、
運転者が瞬間的により大きな駆動力を欲しているものと
判断し、アクセル開度変化ΔACCから、キックダウン
動作に相当するキックダウン時比率加算量DFREKD
1を検索する。
【0051】次いでS102に進み、全開駆動力FCM
DWOTから全閉駆動力FCMDOFFを減算して差F
CMDSPANを算出し、S104に進み、求めた差
に、パーシャル駆動力比率FREGMAPとキックダウ
ン時比率加算量DFREKD1の和を乗じ、その積に全
閉駆動力FCMDOFFを加算し、定常時目標駆動力F
CMDMAPを求める。
DWOTから全閉駆動力FCMDOFFを減算して差F
CMDSPANを算出し、S104に進み、求めた差
に、パーシャル駆動力比率FREGMAPとキックダウ
ン時比率加算量DFREKD1の和を乗じ、その積に全
閉駆動力FCMDOFFを加算し、定常時目標駆動力F
CMDMAPを求める。
【0052】次いでS106に進み、求めた値FCMD
MAPからFCMD(k-1) 、即ち、FCMDの前回値を
減算して差SFCMDを求める。ここで、(k-1) はZ変
換(離散系)での前回のサンプル時刻を示し、より具体
的には図2プログラムの前回実行時の値を示す。尚、図
示の簡略化のため、今回値に(k) を付すのを省略した。
MAPからFCMD(k-1) 、即ち、FCMDの前回値を
減算して差SFCMDを求める。ここで、(k-1) はZ変
換(離散系)での前回のサンプル時刻を示し、より具体
的には図2プログラムの前回実行時の値を示す。尚、図
示の簡略化のため、今回値に(k) を付すのを省略した。
【0053】次いでS108に進み、求めた差SFCM
Dから図5にその特性を示す動特性設定マップを検索し
て値DFCMDTMPを求める。動特性設定マップは、
前回の目標駆動力FCMD(k-1) と今回の目標駆動力F
CMDの偏差SFCMDに対する目標駆動力応答調整項
マップ値DFCMDTMPを規定する。
Dから図5にその特性を示す動特性設定マップを検索し
て値DFCMDTMPを求める。動特性設定マップは、
前回の目標駆動力FCMD(k-1) と今回の目標駆動力F
CMDの偏差SFCMDに対する目標駆動力応答調整項
マップ値DFCMDTMPを規定する。
【0054】次いでS110に進み、車速VLVHから
図5にその特性を示す過渡応答調整マップを検索して値
KDFCMDを求める。過渡応答調整マップは、車速に
対する目標駆動力応答調整項DFCMDTMPの補正係
数KDFCMDを規定する。次いでS112に進んで求
めた値DFCMDTMPにKDFCMDを乗じて目標駆
動力応答調整項DFCMDを算出する。
図5にその特性を示す過渡応答調整マップを検索して値
KDFCMDを求める。過渡応答調整マップは、車速に
対する目標駆動力応答調整項DFCMDTMPの補正係
数KDFCMDを規定する。次いでS112に進んで求
めた値DFCMDTMPにKDFCMDを乗じて目標駆
動力応答調整項DFCMDを算出する。
【0055】次いでS114に進んで検出アクセル開度
ACCが所定値APDEGOFF(全閉判断値)を超え
るか、換言すればアクセル開度が実質的に全閉ではない
か否か判断し、肯定されて全閉ではないと判断されると
きはS116に進み、FCMDMAPとDFCMDの
和、即ち、動特性調整後の値を目標駆動力FCMDとす
ると共に、否定されて全閉と判断されるときはS118
に進み、FCMDMAP、即ち、動特性調整前の値を目
標駆動力FCMDとする。
ACCが所定値APDEGOFF(全閉判断値)を超え
るか、換言すればアクセル開度が実質的に全閉ではない
か否か判断し、肯定されて全閉ではないと判断されると
きはS116に進み、FCMDMAPとDFCMDの
和、即ち、動特性調整後の値を目標駆動力FCMDとす
ると共に、否定されて全閉と判断されるときはS118
に進み、FCMDMAP、即ち、動特性調整前の値を目
標駆動力FCMDとする。
【0056】次いでS120に進み、動特性調整後の目
標駆動力FCMDを、FCMDOFFとFCMDSPA
Nを用いて正規化した量FCMDREG(%)に加工
し、プログラムを終了する。
標駆動力FCMDを、FCMDOFFとFCMDSPA
Nを用いて正規化した量FCMDREG(%)に加工
し、プログラムを終了する。
【0057】上記について説明すると、駆動力特性を車
速とアクセル開度に対してマップ化するとき、目標駆動
力を正規化して行ったのは、車両が実現し得る最大駆動
力が、低車速で高く、高車速で低いという特性を有する
ため、実駆動力でマップを定義すると、マップの格子点
を最大駆動力を基準として設定すれば、最小駆動力側で
検索分解能が粗くなってしまう。このため、全体を正規
化して表した。これによって、どの車速でもアクセル開
度に合わせて出力分解能を同じにすることができる。
速とアクセル開度に対してマップ化するとき、目標駆動
力を正規化して行ったのは、車両が実現し得る最大駆動
力が、低車速で高く、高車速で低いという特性を有する
ため、実駆動力でマップを定義すると、マップの格子点
を最大駆動力を基準として設定すれば、最小駆動力側で
検索分解能が粗くなってしまう。このため、全体を正規
化して表した。これによって、どの車速でもアクセル開
度に合わせて出力分解能を同じにすることができる。
【0058】また、目標駆動力算出ブロックを、図5に
示す如く、定常駆動力演算部Aと動特性演算部Bに分離
して構成したのは、以下の理由による。
示す如く、定常駆動力演算部Aと動特性演算部Bに分離
して構成したのは、以下の理由による。
【0059】即ち、目標駆動力の変化速度が大き過ぎる
と、エンジントルク応答、トランスミッションの変速ス
ピードが要求に追従することができず、設定した特性の
要求を満足できない場合がある。その場合、目標駆動力
に対して実際の駆動力を求め、エンジントルク補正によ
りフィードバック制御することも考えられるが、構成が
複雑となる。
と、エンジントルク応答、トランスミッションの変速ス
ピードが要求に追従することができず、設定した特性の
要求を満足できない場合がある。その場合、目標駆動力
に対して実際の駆動力を求め、エンジントルク補正によ
りフィードバック制御することも考えられるが、構成が
複雑となる。
【0060】しかも、予め設定したエンジントルクと変
速比(レシオ)の関係をずらすことになり、燃費最良の
運転点からずれることになってしまう。また、実際、運
転者も急激なステップ状の駆動力変化を求めていず、定
常状態での要求出力に徐々に応答させていく方が運転者
の要求にマッチし、ドライバビリティも良い。
速比(レシオ)の関係をずらすことになり、燃費最良の
運転点からずれることになってしまう。また、実際、運
転者も急激なステップ状の駆動力変化を求めていず、定
常状態での要求出力に徐々に応答させていく方が運転者
の要求にマッチし、ドライバビリティも良い。
【0061】そこで、図5に示す如く、定常駆動力演算
部Aと動特性演算部Bに分離構成し、要求(目標)駆動
力のうち、あるアクセル開度と車速で定常特性として実
現したい分を前者により演算すると共に、その駆動まで
どのように応答させるかを定義する過渡特性分を後者に
より演算し、目標駆動力の変化速度を制限するようにし
た。
部Aと動特性演算部Bに分離構成し、要求(目標)駆動
力のうち、あるアクセル開度と車速で定常特性として実
現したい分を前者により演算すると共に、その駆動まで
どのように応答させるかを定義する過渡特性分を後者に
より演算し、目標駆動力の変化速度を制限するようにし
た。
【0062】即ち、動特性演算部では、エンジンとトラ
ンスミッションの応答性を考慮し、駆動力の動特性を満
足するように、定常駆動力演算部で求めた定常駆動力を
補正して目標駆動力を算出する。この構成により、ドラ
イバビリティを良好に保ちつつ、常に燃費最良のエンジ
ントルクと変速比(レシオ)の組み合わせに追従制御す
ることができる。
ンスミッションの応答性を考慮し、駆動力の動特性を満
足するように、定常駆動力演算部で求めた定常駆動力を
補正して目標駆動力を算出する。この構成により、ドラ
イバビリティを良好に保ちつつ、常に燃費最良のエンジ
ントルクと変速比(レシオ)の組み合わせに追従制御す
ることができる。
【0063】また、アクセル開度が全閉のときは、目標
駆動力を定常特性分のみとすることで、減速意図を迅速
に捉えることが可能となり、アクセル開度が全閉ではな
いときは車速に応じて過渡応答特性を調整することで、
簡易な構成でありながら、車両の駆動力特性を自由に設
定することができる。
駆動力を定常特性分のみとすることで、減速意図を迅速
に捉えることが可能となり、アクセル開度が全閉ではな
いときは車速に応じて過渡応答特性を調整することで、
簡易な構成でありながら、車両の駆動力特性を自由に設
定することができる。
【0064】図2に戻ると、続いてS16に進んで目標
NDR(NDRCMD。目標機関回転数に等価)を算出
する。これは、図6に示すマップを車速VLVHと目標
駆動力の正規化値FCMDREGとで検索することで行
う。
NDR(NDRCMD。目標機関回転数に等価)を算出
する。これは、図6に示すマップを車速VLVHと目標
駆動力の正規化値FCMDREGとで検索することで行
う。
【0065】次いで、S18に進んで目標スロットル開
度THCMD1を算出する。これは同様に、図7に示す
マップを車速VLVHと目標駆動力の正規化量FCMD
REGとで検索することで行う。
度THCMD1を算出する。これは同様に、図7に示す
マップを車速VLVHと目標駆動力の正規化量FCMD
REGとで検索することで行う。
【0066】尚、図6および図7のマップには、それぞ
れ、目標駆動力を最良(最小)の燃費で達成する目標N
DR(NDRCMD)および目標スロットル開度THC
MD1の組み合わせが予め実験により求められて規定さ
れる。
れ、目標駆動力を最良(最小)の燃費で達成する目標N
DR(NDRCMD)および目標スロットル開度THC
MD1の組み合わせが予め実験により求められて規定さ
れる。
【0067】次いでS20に進み、回転数センサ114
の出力から、実NDR(検出機関回転数に等価)を検出
し、S22に進んでイナーシャ補正量DTHCMDを演
算する。イナーシャ補正量DTHCMDは、変速比(ド
ライブ軸回転数NDRとドリブン軸回転数NDNの
比)、目標NDR(NDRCMD)、および検出NDR
などに基づいて演算する。
の出力から、実NDR(検出機関回転数に等価)を検出
し、S22に進んでイナーシャ補正量DTHCMDを演
算する。イナーシャ補正量DTHCMDは、変速比(ド
ライブ軸回転数NDRとドリブン軸回転数NDNの
比)、目標NDR(NDRCMD)、および検出NDR
などに基づいて演算する。
【0068】即ち、前記した如く、エンジン回転数NE
とドライブ軸回転数NDRはほとんど等価であることか
ら、変速比および目標NDR(NDRCMD)ならびに
検出NDRなどに基づいてイナーシャトルクTinaを
算出し、次いでタイヤ端駆動力Finaに変換し、目標
スロットル開度の補正量として算出する。
とドライブ軸回転数NDRはほとんど等価であることか
ら、変速比および目標NDR(NDRCMD)ならびに
検出NDRなどに基づいてイナーシャトルクTinaを
算出し、次いでタイヤ端駆動力Finaに変換し、目標
スロットル開度の補正量として算出する。
【0069】イナーシャトルクTinaは以下の式に従
って算出する。 Tina={(Ie+Idr)×iF2 ×iR2 +Id
n×iF2 +If+Iw+Ic}×(dw/dt) ここで、Ie:エンジン出力軸20と同一回転部分(ク
ランク軸、ピストンフライホィール)のイナーシャ、I
dr:トランスミッション入力軸28と同一回転部分
(ドライブ側可動プーリ34、前進用クラッチ76)の
イナーシャ、Idn:ギヤ78と同一回転部分(ドリブ
ン側可動プーリ46、発進クラッチ42、ギヤ78)の
イナーシャ、If:終減速機入力軸(カウンタ軸30と
同一回転部分(ギヤ80,82,84、ディファレンシ
ャル機構40)のイナーシャ、Iw:車輪と同一回転部
分(タイア、ホィール、ブレーキディスク、アクスル
軸)のイナーシャ、Ic:車軸上に換算した車体のイナ
ーシャ、iF:終減速比、iR:プーリ変速比(回転数
センサ114,116の出力NDR,NDNより算出)
である。
って算出する。 Tina={(Ie+Idr)×iF2 ×iR2 +Id
n×iF2 +If+Iw+Ic}×(dw/dt) ここで、Ie:エンジン出力軸20と同一回転部分(ク
ランク軸、ピストンフライホィール)のイナーシャ、I
dr:トランスミッション入力軸28と同一回転部分
(ドライブ側可動プーリ34、前進用クラッチ76)の
イナーシャ、Idn:ギヤ78と同一回転部分(ドリブ
ン側可動プーリ46、発進クラッチ42、ギヤ78)の
イナーシャ、If:終減速機入力軸(カウンタ軸30と
同一回転部分(ギヤ80,82,84、ディファレンシ
ャル機構40)のイナーシャ、Iw:車輪と同一回転部
分(タイア、ホィール、ブレーキディスク、アクスル
軸)のイナーシャ、Ic:車軸上に換算した車体のイナ
ーシャ、iF:終減速比、iR:プーリ変速比(回転数
センサ114,116の出力NDR,NDNより算出)
である。
【0070】また、 dw/dt={(NDRCMD−NDR)×2π}/
(Δt×60) である。
(Δt×60) である。
【0071】次いで、求めたTinaより、イナーシャ
トルク分の駆動力Finaを以下の如く算出する。 Fina=TIna/Rd ここで、Rd:タイア半径である。
トルク分の駆動力Finaを以下の如く算出する。 Fina=TIna/Rd ここで、Rd:タイア半径である。
【0072】次いで、求めたFinaに係数Ginaを
乗じてスロットル開度補正量DTHCMDを算出する。 DTHCMD=Fina×Gina
乗じてスロットル開度補正量DTHCMDを算出する。 DTHCMD=Fina×Gina
【0073】次いでS24に進み、加速状態にあるか否
か判断する。これは、例えばスロットル開度センサ10
8の出力θTHの1階差分を求めることで行う。S24
で肯定されるときはS26に進み、先に求めた目標スロ
ットル開度THCMD1に、スロットル開度補正量DT
HCMDを加算して補正する。補正されたスロットル開
度をTHCMD2という。
か判断する。これは、例えばスロットル開度センサ10
8の出力θTHの1階差分を求めることで行う。S24
で肯定されるときはS26に進み、先に求めた目標スロ
ットル開度THCMD1に、スロットル開度補正量DT
HCMDを加算して補正する。補正されたスロットル開
度をTHCMD2という。
【0074】S24で否定されたときはS28に進み、
同様に例えばスロットル開度センサ108の出力θTH
の1階差分を求めて減速状態にあるか否か判断し、肯定
されるときはS30に進み、先に求めた目標スロットル
開度THCMD1から、スロットル開度補正量DTHC
MDを減算して補正する。尚、S24およびS28で否
定されるときはS32までジャンプする。
同様に例えばスロットル開度センサ108の出力θTH
の1階差分を求めて減速状態にあるか否か判断し、肯定
されるときはS30に進み、先に求めた目標スロットル
開度THCMD1から、スロットル開度補正量DTHC
MDを減算して補正する。尚、S24およびS28で否
定されるときはS32までジャンプする。
【0075】次いでS32に進み、補正された目標スロ
ットル開度THCMD2、目標NDR(NDRCMD)
を、スロットル制御部400とトランスミッション制御
部100に出力する。
ットル開度THCMD2、目標NDR(NDRCMD)
を、スロットル制御部400とトランスミッション制御
部100に出力する。
【0076】それにより、スロットル開度制御部では目
標スロットル開度、より具体的には要求機関出力を実現
すべくパルスモータ18が駆動される。また、トランス
ミッション制御部100においては目標NDR値となる
ように、変速比が制御される。
標スロットル開度、より具体的には要求機関出力を実現
すべくパルスモータ18が駆動される。また、トランス
ミッション制御部100においては目標NDR値となる
ように、変速比が制御される。
【0077】具体的には、ドライブ側可動プーリ34と
ドリブン側可動プーリ46に油圧を供給し、ドライブプ
ーリ回転NDR(入力回転数)が目標NDRとなるよう
に、フィードバック制御される。前記したよう、車速V
LVHに対して目標NDR(NDRCMD)を定義する
ことで、変速比を一義的に決定することができる。
ドリブン側可動プーリ46に油圧を供給し、ドライブプ
ーリ回転NDR(入力回転数)が目標NDRとなるよう
に、フィードバック制御される。前記したよう、車速V
LVHに対して目標NDR(NDRCMD)を定義する
ことで、変速比を一義的に決定することができる。
【0078】このように、イナーシャトルクの放出ある
いは吸収を、エンジン側で補償するようにスロットルバ
ルブ16が制御される。即ち、加速開始初期で目標回転
数よりも実回転数が低いときは、回転上昇によりイナー
シャの吸収された分をスロットルバルブ16が余分に開
いてエンジントルクを出力し、実エンジン回転数は目標
エンジン回転数に速やかに追従する。
いは吸収を、エンジン側で補償するようにスロットルバ
ルブ16が制御される。即ち、加速開始初期で目標回転
数よりも実回転数が低いときは、回転上昇によりイナー
シャの吸収された分をスロットルバルブ16が余分に開
いてエンジントルクを出力し、実エンジン回転数は目標
エンジン回転数に速やかに追従する。
【0079】そのことは、目標駆動力に実駆動力が良く
追従していることであり、ひいてはエンジンが燃費最低
ラインを追従していることを意味する。同様に、加速後
に運転者がアクセルペダル16を急激に戻すと、イナー
シャの放出により、実回転数が目標回転数を上回って
も、放出されたトルクを低減するようにエンジン側でス
ロットルバルブ16を閉じるので、実エンジン回転数は
目標エンジン回転数に速やかに追従する。
追従していることであり、ひいてはエンジンが燃費最低
ラインを追従していることを意味する。同様に、加速後
に運転者がアクセルペダル16を急激に戻すと、イナー
シャの放出により、実回転数が目標回転数を上回って
も、放出されたトルクを低減するようにエンジン側でス
ロットルバルブ16を閉じるので、実エンジン回転数は
目標エンジン回転数に速やかに追従する。
【0080】図8にそれを示す。図8(d)に示すよう
なイナーシャトルクに基づいて補正することにより、図
8(a)に示すようにアクセル開度(あるいはスロット
ル開度)bをaのように補正し、図8(b)に示すよう
にエンジン回転数(即ち、NDR)bをaのように補正
する。その結果、図8(c)に示すように、目標駆動力
cに対して駆動力をaで示すように追従させることがで
きる。
なイナーシャトルクに基づいて補正することにより、図
8(a)に示すようにアクセル開度(あるいはスロット
ル開度)bをaのように補正し、図8(b)に示すよう
にエンジン回転数(即ち、NDR)bをaのように補正
する。その結果、図8(c)に示すように、目標駆動力
cに対して駆動力をaで示すように追従させることがで
きる。
【0081】上記の如く、定常および過渡状態における
車両全体のイナーシャトルクを演算しつつ、加速時には
イナーシャによる駆動力の消費分、減速時にはその放出
分を補償するようにスロットルバルブ16を制御してエ
ンジントルクを補正するので、エンジン回転数が良く目
標値に追従し、目標加減速を実現でき、ドライバビリテ
ィ(運転性能)が向上すると共に、燃費が最良となる目
標駆動力に良く追従するので、燃費性能も向上する。
車両全体のイナーシャトルクを演算しつつ、加速時には
イナーシャによる駆動力の消費分、減速時にはその放出
分を補償するようにスロットルバルブ16を制御してエ
ンジントルクを補正するので、エンジン回転数が良く目
標値に追従し、目標加減速を実現でき、ドライバビリテ
ィ(運転性能)が向上すると共に、燃費が最良となる目
標駆動力に良く追従するので、燃費性能も向上する。
【0082】上記した如く、この実施の形態において
は、自動変速機(ベルト式無段変速機24)と内燃機関
(エンジン10)を搭載してなる車両用駆動力制御装置
において、少なくともアクセル開度ACC、車速VLV
Hを含む前記車両および内燃機関の運転状態を検出する
運転状態検出手段(アクセル開度センサ110、車速セ
ンサ122,回転数センサ114,S10,S12,S
20)、少なくとも前記検出されたアクセル開度および
車速に基づいて前記車両が出力すべき目標駆動力FCM
D(FCMDREG)を演算する目標駆動力演算手段
(S14)、および前記演算された目標駆動力を実現す
べく、燃料消費量が最少となるように前記内燃機関の出
力(目標スロットル開度THCMD1(THCMD
2))および前記自動変速機の変速比(目標NDR(N
DRCMD))を演算する出力演算手段(S18,S1
6)を備えると共に、前記演算された変速比に基づいて
前記内燃機関の目標機関回転数(NDRCMD)を演算
する目標機関回転数演算手段(S16)、および少なく
とも前記演算された目標機関回転数(NDRCMD)
と、前記運転状態検出手段により検出された機関回転数
(NDR)と変速比(NDR/NOUT)に基づいてイ
ナーシャトルク(イナーシャ補正量DTHCMD)を算
出するイナーシャトルク算出手段(S22)を備え、前
記出力演算手段は、算出されたイナーシャトルクに基づ
いて前記出力を補正(THCMD2=THCMD1±D
THCMD,S24からS30)する如く構成した。
は、自動変速機(ベルト式無段変速機24)と内燃機関
(エンジン10)を搭載してなる車両用駆動力制御装置
において、少なくともアクセル開度ACC、車速VLV
Hを含む前記車両および内燃機関の運転状態を検出する
運転状態検出手段(アクセル開度センサ110、車速セ
ンサ122,回転数センサ114,S10,S12,S
20)、少なくとも前記検出されたアクセル開度および
車速に基づいて前記車両が出力すべき目標駆動力FCM
D(FCMDREG)を演算する目標駆動力演算手段
(S14)、および前記演算された目標駆動力を実現す
べく、燃料消費量が最少となるように前記内燃機関の出
力(目標スロットル開度THCMD1(THCMD
2))および前記自動変速機の変速比(目標NDR(N
DRCMD))を演算する出力演算手段(S18,S1
6)を備えると共に、前記演算された変速比に基づいて
前記内燃機関の目標機関回転数(NDRCMD)を演算
する目標機関回転数演算手段(S16)、および少なく
とも前記演算された目標機関回転数(NDRCMD)
と、前記運転状態検出手段により検出された機関回転数
(NDR)と変速比(NDR/NOUT)に基づいてイ
ナーシャトルク(イナーシャ補正量DTHCMD)を算
出するイナーシャトルク算出手段(S22)を備え、前
記出力演算手段は、算出されたイナーシャトルクに基づ
いて前記出力を補正(THCMD2=THCMD1±D
THCMD,S24からS30)する如く構成した。
【0083】また、前記出力演算手段は、前記車両の加
減速に応じて前記算出されたイナーシャトルクに基づい
て前記操作量を補正(THCMD2=THCMD1±D
THCMD,S24からS30)する如く構成した。
減速に応じて前記算出されたイナーシャトルクに基づい
て前記操作量を補正(THCMD2=THCMD1±D
THCMD,S24からS30)する如く構成した。
【0084】また、車両の発生できる最大駆動力の絶対
値は、通常、高車速になるほど小さくなるが、目標駆動
力を最大値と最小値との間で正規化された値とし、それ
を用いてマップを検索するようにしたことで、低車速か
ら高車速に至る全領域での目標エンジントルクおよび変
速比の検索分解能を向上させることができる。
値は、通常、高車速になるほど小さくなるが、目標駆動
力を最大値と最小値との間で正規化された値とし、それ
を用いてマップを検索するようにしたことで、低車速か
ら高車速に至る全領域での目標エンジントルクおよび変
速比の検索分解能を向上させることができる。
【0085】また、目標駆動力を定常特性分と過渡特性
分とから求めることで、車両の実際の運転状態に応じた
駆動力を精度良く求めることができる。
分とから求めることで、車両の実際の運転状態に応じた
駆動力を精度良く求めることができる。
【0086】尚、上記した実施の形態において、目標駆
動力を予め設定したマップを検索して求めたが、計算に
よって求めても良い。
動力を予め設定したマップを検索して求めたが、計算に
よって求めても良い。
【0087】また、エンジンの目標出力としてスロット
ル開度で示したが、燃料消費量、吸入空気量などでも良
い。また、目標変速比をNDR(入力回転数)で示した
が、変速比あるいはその変化速度でも良い。
ル開度で示したが、燃料消費量、吸入空気量などでも良
い。また、目標変速比をNDR(入力回転数)で示した
が、変速比あるいはその変化速度でも良い。
【0088】また、上記した実施の形態において、エン
ジン出力の可変化手法を電子制御スロットルバルブの目
標スロットル開度THCMDによって行ったが、近年提
案されている直噴エンジン、あるいはディーゼルエンジ
ンなどにおいては、目標エンジントルクをマップ化し、
そのトルクに応じて燃料量や目標空燃比を制御するよう
に構成して良い。
ジン出力の可変化手法を電子制御スロットルバルブの目
標スロットル開度THCMDによって行ったが、近年提
案されている直噴エンジン、あるいはディーゼルエンジ
ンなどにおいては、目標エンジントルクをマップ化し、
そのトルクに応じて燃料量や目標空燃比を制御するよう
に構成して良い。
【0089】また、エンジンが直噴エンジンであるとき
は、前記した選択肢信号に層状燃焼による超リーンバー
ン運転状態が可能などの情報を追加しても良い。
は、前記した選択肢信号に層状燃焼による超リーンバー
ン運転状態が可能などの情報を追加しても良い。
【0090】また、無段変速機として金属ベルト式のも
のを用いたが、ゴムベルト式あるいはトロイダル式でも
良い。また、無段変速機のみならず、有段変速機の最適
ギヤ段を選択するように構成しても良い。ロックアップ
クラッチの滑り率に置き換えても良い。
のを用いたが、ゴムベルト式あるいはトロイダル式でも
良い。また、無段変速機のみならず、有段変速機の最適
ギヤ段を選択するように構成しても良い。ロックアップ
クラッチの滑り率に置き換えても良い。
【0091】また変速機の構成は図示のものに限らず、
エンジン10の出力軸20にトルクコンバータを接続し
ても良く、発進クラッチ42に代えてトルクコンバータ
を用いても良い。また、デュアルマスフライホィール2
6を除去しても良い。
エンジン10の出力軸20にトルクコンバータを接続し
ても良く、発進クラッチ42に代えてトルクコンバータ
を用いても良い。また、デュアルマスフライホィール2
6を除去しても良い。
【0092】
【発明の効果】請求項1項においては、イナーシャトル
クを吸収して加減速時のドライバビリティ(運転性能)
を向上させると共に、燃費性能の向上させることができ
る。
クを吸収して加減速時のドライバビリティ(運転性能)
を向上させると共に、燃費性能の向上させることができ
る。
【0093】請求項2項にあっては、加速時にはイナー
シャによる駆動力の消費分、減速時にはその放出分を補
償するように機関出力を補正するので、一層効果的に加
減速時のドライバビリティ(運転性能)と燃費性能を向
上させることができる。
シャによる駆動力の消費分、減速時にはその放出分を補
償するように機関出力を補正するので、一層効果的に加
減速時のドライバビリティ(運転性能)と燃費性能を向
上させることができる。
【図1】この発明に係る車両用駆動力制御装置を全体的
に示す概略図である。
に示す概略図である。
【図2】図1装置の動作を示すフロー・チャートであ
る。
る。
【図3】図2フロー・チャートの処理を機能的に説明す
るブロック図である。
るブロック図である。
【図4】図2フロー・チャートの中の目標駆動力算出処
理を示すサブルーチン・フロー・チャートである。
理を示すサブルーチン・フロー・チャートである。
【図5】図4フロー・チャートの処理を機能的に示す説
明ブロック図である。
明ブロック図である。
【図6】図3フロー・チャートの目標NDR算出処理で
用いるマップの特性を示す説明グラフである。
用いるマップの特性を示す説明グラフである。
【図7】図3フロー・チャートの目標スロットル開度算
出処理で用いるマップの特性を示す説明グラフである。
出処理で用いるマップの特性を示す説明グラフである。
【図8】図1装置の動作あるいは効果を、それがない場
合に比較して示す説明グラフである。
合に比較して示す説明グラフである。
10 内燃機関(エンジン) 14 スロットルバルブ 16 アクセルペダル 24 ベルト式無段変速機(トランスミッション) 28 変速機入力軸 30 変速機カウンタ軸 32 金属Vベルト機構 36 遊星歯車式前後進切換機構 42 発進クラッチ 100 トランスミッション制御部 104 絶対圧センサ 106 水温センサ 108 スロットル開度センサ 110 アクセル開度センサ 114 回転数センサ 122 車速センサ 200 エンジン制御部 300 統合制御部 400 スロットル制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16H 59:44 59:68 (72)発明者 岸田 真 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 石川 元士 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 山本 和久 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 山本 哲弘 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 自動変速機と内燃機関を搭載してなる車
両用駆動力制御装置において、 a.少なくともアクセル開度、車速を含む前記車両およ
び内燃機関の運転状態を検出する運転状態検出手段、 b.少なくとも前記検出されたアクセル開度および車速
に基づいて前記車両が出力すべき目標駆動力を演算する
目標駆動力演算手段、 および c.前記演算された目標駆動力を実現すべく、燃料消費
量が最少となるように前記内燃機関の出力および前記自
動変速機の変速比を演算する出力演算手段、を備えると
共に、 d.前記演算された変速比に基づいて前記内燃機関の目
標機関回転数を演算する目標機関回転数演算手段、 およびe.少なくとも前記演算された目標機関回転数
と、前記運転状態検出手段により検出された機関回転数
と変速比に基づいてイナーシャトルクを算出するイナー
シャトルク算出手段、 を備え、前記出力演算演算手段は、算出されたイナーシ
ャトルクに基づいて前記出力を補正することを特徴とす
る車両用駆動力制御装置。 - 【請求項2】 前記出力演算手段は、前記車両の加減速
に応じて前記算出されたイナーシャトルクに基づいて前
記出力を補正することを特徴とする車両用駆動力制御装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10015051A JPH11198686A (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 車両用駆動力制御装置 |
US09/221,858 US6027425A (en) | 1998-01-09 | 1998-12-29 | Vehicle motive force control system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10015051A JPH11198686A (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 車両用駆動力制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11198686A true JPH11198686A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11878046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10015051A Pending JPH11198686A (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 車両用駆動力制御装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6027425A (ja) |
JP (1) | JPH11198686A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005508788A (ja) * | 2001-11-10 | 2005-04-07 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 連続的に調整可能なトランスミッションを有する車両において機関トルクとトランスミッション変速比とを設定するシステムおよび方法 |
JP2007168695A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Toyota Motor Corp | 車輌の駆動力制御装置 |
JP2007292039A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-11-08 | Jtekt Corp | 車両の駆動制御装置 |
JP2008179291A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Toyota Motor Corp | 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法 |
WO2010092731A1 (ja) * | 2009-02-16 | 2010-08-19 | ヤンマー株式会社 | エンジン |
US8088036B2 (en) | 2005-09-30 | 2012-01-03 | Jtekt Corporation | Drive control device for vehicle |
US9423027B2 (en) | 2013-02-18 | 2016-08-23 | Honda Motor Co., Ltd. | Control apparatus for continuously variable transmission |
JP2016176495A (ja) * | 2015-03-19 | 2016-10-06 | 本田技研工業株式会社 | 変速機の制御装置 |
Families Citing this family (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2325033A (en) * | 1997-05-07 | 1998-11-11 | Rover Group | A vehicle CVT control system with simulated fixed ratios |
JP3546302B2 (ja) * | 1999-08-05 | 2004-07-28 | トヨタ自動車株式会社 | 無段変速機を備えた車両の制御装置 |
KR100404773B1 (ko) * | 2000-03-21 | 2003-11-07 | 도요다 지도샤 가부시끼가이샤 | 전자구동밸브를 가지는 내연기관 |
JP2001280175A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-10 | Hitachi Ltd | 歯車式機構を用いた自動変速機の制御装置及び方法 |
JP3826672B2 (ja) * | 2000-05-12 | 2006-09-27 | トヨタ自動車株式会社 | アクセルの全閉位置の学習制御装置およびその方法 |
JP3458830B2 (ja) * | 2000-07-21 | 2003-10-20 | 日産自動車株式会社 | 変速比無限大無段変速機の制御装置 |
JP3572612B2 (ja) * | 2000-07-31 | 2004-10-06 | 日産自動車株式会社 | 変速比無限大無段変速機のイナーシャトルク補償制御装置 |
JP3791315B2 (ja) * | 2000-09-18 | 2006-06-28 | 日産自動車株式会社 | 駆動力制御装置 |
JP2002138872A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-17 | Nissan Motor Co Ltd | ディーゼルエンジン搭載車両の駆動力制御装置 |
JP3736345B2 (ja) * | 2000-12-22 | 2006-01-18 | 日産自動車株式会社 | 自動車のエンジン制御装置 |
JP3988018B2 (ja) * | 2001-01-18 | 2007-10-10 | ソニー株式会社 | 結晶膜、結晶基板および半導体装置 |
US20040014563A1 (en) * | 2002-07-19 | 2004-01-22 | Deere & Company, A Delaware Corporation | Transmission shift control with engine torque control |
US6819996B2 (en) | 2002-12-30 | 2004-11-16 | Caterpillar Inc | Control system for operating a vehicle within a limited engine speed range |
JP4587121B2 (ja) * | 2005-05-31 | 2010-11-24 | 株式会社デンソー | 補機付きのエンジンの制御装置 |
US7347184B2 (en) * | 2005-11-01 | 2008-03-25 | Denso Corporation | Controller and controlling method for internal combustion engine |
JP4554551B2 (ja) * | 2006-04-28 | 2010-09-29 | 本田技研工業株式会社 | 車両用走行制御装置 |
ITBO20080577A1 (it) * | 2008-09-19 | 2010-03-20 | Cnh Italia Spa | Veicolo agricolo a trasmissione variabile continua |
US8142329B2 (en) * | 2009-09-18 | 2012-03-27 | Ford Global Technologies, Llc | Controlling torque in a flywheel powertrain |
SE535204C2 (sv) | 2009-12-17 | 2012-05-22 | Scania Cv Ab | Metod för bestämning av drivkraftkapacitet hos ett motorfordon |
US8755986B2 (en) * | 2010-09-09 | 2014-06-17 | GM Global Technology Operations LLC | Vehicle acceleration when in an air restriction mode |
JP5946525B2 (ja) * | 2012-05-18 | 2016-07-06 | ヤマハ発動機株式会社 | 車両の制御装置、及びそれを備える自動二輪車 |
JP6274148B2 (ja) * | 2015-04-23 | 2018-02-07 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の制御装置 |
US20190283766A1 (en) * | 2018-03-19 | 2019-09-19 | Uber Technologies, Inc. | Drivetrain compensation for autonomous vehicles |
CN108468596A (zh) * | 2018-03-29 | 2018-08-31 | 王清 | 汽车节能控制系统及控制方法 |
DE102018129259B4 (de) * | 2018-11-21 | 2021-11-11 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Verfahren zur Steuerung eines Motors in einem Kraftfahrzeug und Kraftfahrzeug |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57140536A (en) * | 1981-02-24 | 1982-08-31 | Nissan Motor Co Ltd | Internal-combustion engine controller |
EP0123083B1 (en) * | 1983-03-11 | 1987-11-04 | Nissan Motor Co., Ltd. | Control system and control method for a vehicle |
JPS61119856A (ja) * | 1984-09-25 | 1986-06-07 | Toyota Motor Corp | 無段変速機を備えた車両の駆動力制御装置 |
US4699025A (en) * | 1985-09-30 | 1987-10-13 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Method and apparatus for controlling a power delivery system having a continuously variable ratio transmission |
JPS63232043A (ja) * | 1986-10-10 | 1988-09-28 | Takayuki Miyao | 無段変速機の制御方法 |
JP3139811B2 (ja) * | 1992-02-28 | 2001-03-05 | 株式会社日立製作所 | エンジン制御装置 |
JPH0665529A (ja) * | 1992-08-21 | 1994-03-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 導電性塗料組成物 |
JP3445291B2 (ja) * | 1992-10-13 | 2003-09-08 | 株式会社日立製作所 | 駆動トルク制御装置 |
JPH0781535A (ja) * | 1993-09-13 | 1995-03-28 | Nissan Motor Co Ltd | ブレーキ液圧制御装置 |
JPH07174219A (ja) * | 1993-12-20 | 1995-07-11 | Hitachi Ltd | 車両用変速装置 |
-
1998
- 1998-01-09 JP JP10015051A patent/JPH11198686A/ja active Pending
- 1998-12-29 US US09/221,858 patent/US6027425A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005508788A (ja) * | 2001-11-10 | 2005-04-07 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 連続的に調整可能なトランスミッションを有する車両において機関トルクとトランスミッション変速比とを設定するシステムおよび方法 |
KR100925298B1 (ko) | 2001-11-10 | 2009-11-04 | 로베르트 보쉬 게엠베하 | 무단 변속기를 구비한 차량에서 엔진 토크 및 변속비를설정하기 위한 시스템 및 방법 |
US8088036B2 (en) | 2005-09-30 | 2012-01-03 | Jtekt Corporation | Drive control device for vehicle |
JP2007168695A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Toyota Motor Corp | 車輌の駆動力制御装置 |
JP2007292039A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-11-08 | Jtekt Corp | 車両の駆動制御装置 |
JP2008179291A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Toyota Motor Corp | 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法 |
WO2010092731A1 (ja) * | 2009-02-16 | 2010-08-19 | ヤンマー株式会社 | エンジン |
JP2010190068A (ja) * | 2009-02-16 | 2010-09-02 | Yanmar Co Ltd | エンジン |
US9423027B2 (en) | 2013-02-18 | 2016-08-23 | Honda Motor Co., Ltd. | Control apparatus for continuously variable transmission |
JP2016176495A (ja) * | 2015-03-19 | 2016-10-06 | 本田技研工業株式会社 | 変速機の制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6027425A (en) | 2000-02-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11198686A (ja) | 車両用駆動力制御装置 | |
JP4018786B2 (ja) | 車両用駆動力制御装置 | |
JP3318945B2 (ja) | 自動車用制御装置、自動車制御システム及び自動車の制御方法 | |
EP0879731B1 (en) | Integrated control system for electronically-controlled engine and automatic steplessly variable transmission | |
JP3612083B2 (ja) | 連続調整可能トランスミッション(cvt)付き車両でのトランスミッション被駆動トルクまたはトランスミッション出力の調整装置 | |
US6773372B2 (en) | Vehicle drive control apparatus and method | |
US10442436B2 (en) | Vehicle driving device | |
JP4983498B2 (ja) | 無段変速機の制御装置 | |
JP3376892B2 (ja) | 無段変速機 | |
JP3826248B2 (ja) | ハイブリッド車の制御装置 | |
JP3743347B2 (ja) | 自動車の制御装置 | |
JP2009101910A (ja) | 車両の制御装置 | |
JP2005240576A (ja) | 車両の制御装置 | |
JP2009090931A (ja) | 車両の制御装置 | |
JP4077062B2 (ja) | 車両用駆動力制御装置 | |
JP2010261518A (ja) | ベルト式無段変速機を備えた車両の制御装置 | |
JP2005001485A (ja) | 車両の駆動力制御装置 | |
JP4018787B2 (ja) | 車両用駆動力制御装置 | |
JP3787244B2 (ja) | 車両の速度制御装置 | |
JPS58193961A (ja) | 自動車用自動変速装置 | |
JP2007071160A (ja) | 車両の制御装置 | |
JP3665910B2 (ja) | Cvt制御装置 | |
JP2004176859A (ja) | 車両用パワートレーンの制御装置 | |
JP2009092206A (ja) | 車両の制御装置 | |
JP3736294B2 (ja) | 内燃機関および無段変速機を備えた車両の統合制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070424 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070619 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070904 |