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JP5104019B2 - 電子鍵盤楽器 - Google Patents

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Description

本発明は、自動演奏ピアノのように自動演奏データなどによって鍵盤の鍵を駆動するようにした電子鍵盤楽器に関する。
従来、アコースティックピアノにおいて、予め記録された演奏情報(ピアノロール、あるいはMIDIデータ等)に基づいて鍵をソレノイド等のアクチュエータで駆動し、連動するハンマーが駆動されることによって打弦され、自動演奏を行うものがあり、例えば特開平11−184460号公報(特許文献1)に開示されている。
一方、電子音源を備えた電子楽器において、演奏データ(MIDIデータ)を外部(シーケンサ)より入力、あるいは外部媒体に記憶された演奏データを内部メモリにいったん記憶もしくは読み出して、その演奏データに基づいて電子音源を鳴らして自動演奏を行うものが広く知られている。
このような電子楽器では、アコースティックピアノのように鍵を駆動しなくても自動演奏可能であるが、昨今、電子楽器(例えば電子ピアノ)においても演奏を聴く楽しみだけではなく、見て楽しむという観点から音源の発音に合わせて鍵を駆動させたいという要望がある。このように電子楽器において鍵を駆動するようにしたものが、例えば特開2001−184054号公報(特許文献2)、特開2005−55541号公報(特許文献3)に開示されている。
特開平11−184460号公報 特開2001−184054号公報 特開2005−55541号公報
特許文献1及び2のものでは、鍵を駆動するソレノイドユニット等を鍵の揺動支点よりも後部に配置するようにしている。このうち、特許文献1のアコースティックピアノでは、そもそもピアノの構造上、鍵の略中央部にある筬中のバランスピンを鍵の揺動支点とするようになっているので、この揺動支点より奥行き方向にはソレノイドユニットを配置する場所はある。しかしながら、特許文献2の電子ピアノにおいては、鍵の揺動支点の後部に鍵からアームを延設し、その後端部をソレノイド等で駆動するようにしている。このため、楽器本体の奥行きが必要となり大型化し、電子ピアノの利点の一つであるコンパクト性が薄れるという問題がある。
これに対して、特許文献3のものでは、鍵下に備えられた質量体をその下からアクチュエータ(ソレノイド及びプランジャ)で駆動するようにしているので、楽器本体の奥行きが大型化するという問題は解消される。しかしながら、アクチュエータと楽器本体の底板とが干渉するという問題がある。特許文献1のようにアコースティックピアノの場合には棚板が十分厚いため、アクチュエータを配置する場合、棚板に貫通穴(開口部)を設けずに座繰りのみで対応することができる。しかし、アコースティックピアノほどの底板の厚さを必要としない電子楽器については、全鍵盤幅に渡って、アクチュエータを取り付ける為の開口部を底板に設ける必要がある。しかしながら、鍵盤装置を配置する底板は、鍵盤装置の保持及び演奏時の押鍵により掛かる負荷を受ける部分であり、上記の開口部は底板ひいては楽器本体の堅牢性という点で問題を生じる。
本発明は、自動演奏ピアノのように演奏情報に基づいて鍵を駆動するようにした電子鍵盤楽器において、鍵を駆動するための駆動ユニットを底板を貫通する開口部に配置しながら、棚板及び楽器本体を堅牢にすることを課題とする。
請求項1の電子鍵盤楽器は、鍵盤装置の鍵揺動支点より前方位置に駆動ユニットを設けて、この駆動ユニットの駆動手段により質量体(ハンマーアクション機構)を回動して鍵を非押鍵状態から押鍵状態まで変化させる。駆動ユニットを上下複数に分割して構成された下部ヨークと上部ヨークで構成するとともに、下部ヨークを、駆動手段を収容する凸部(例えば断面「コ」字状の曲げ部)と、この凸部と一体にされたにフランジ部とで構成する。そして、駆動ユニットを、底板の開口部に対して下部ヨークのフランジ部を鍵盤装置側から該開口部の前後の縁に当接させて底板に固定し、ヨークの凸部の二次断面モーメントを大きくした。
請求項2の電子鍵盤楽器は、請求項1において、駆動ユニットの下部ヨークにおける凸部の高さ(フランジ部から凸部端部までの長さ)により、該凸部内に配置された駆動手段と質量体との上下位置関係を規定するようにした。
なお、請求項1において、底板の開口部は、鍵並び方向の略全長に渡って形成された横長の開口でもよいし、各駆動手段の各々に対応する複数の穴でもよい。
また、請求項1において、駆動ユニットは、前後のフランジ部がそれぞれ質量体の回動支点の前後の位置で底板に対して固定されているものでもよい。また、駆動ユニットは、鍵盤装置を底板に固定する鍵フレームの前端底板当接部と後端底板当接部との中間位置に取り付けたものでもよい。
また、請求項1において、駆動ユニットの駆動手段は、質量体の回動支点から質量体の自由端までの中間位置よりも回動支点寄りの位置を駆動するのが好適である。
また、請求項1において、駆動ユニットの駆動手段を、前記質量体の回動支点近傍にて鍵盤装置全体で前後2列の配置とするとともに、隣接する鍵に対応する駆動手段を列を異ならせて配設するようにしてもよい。すなわち、隣接する白鍵と黒鍵ではそれぞれの駆動手段は前後の異なる列になるが、質量体の回動支点から近い駆動手段の駆動ストロークを遠い駆動手段の駆動ストロークより小さくすることで、白鍵と黒鍵の押離鍵に対応する質量体の回動動作を同様にすることができる。すなわち、駆動手段は、前後の2列において、前列のほうが後列に比べて駆動ストロークを小さく、かつ、下端部の突出量を小さくして設けたものでもよい。
請求項1の電子鍵盤楽器によれば、質量体(ハンマーアクション機構)及び鍵を駆動する駆動ユニットを底板に配設する構想として、駆動ユニットを、底板の開口部に対して下部ヨークのフランジ部を鍵盤装置側から該開口部の前後の縁に当接させて底板に固定し、ヨークの凸部の二次断面モーメントを大きくしたので、駆動ユニット自体により底板及び楽器本体が堅牢になる。また、駆動ユニットをそのヨーク自体で固定するので部品点数を少なくできる。
請求項2の電子鍵盤楽器によれば、請求項1の効果に加えて、凸部を形成するときの曲げ加工等により、駆動手段と質量体との上下位置関係を容易に設定することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は実施形態の電子鍵盤楽器の要部側断面図、図2は同電子鍵盤楽器における駆動ユニットの拡大側断面図、図3は同電子鍵盤楽器の外観側面図、図4は同電子鍵盤楽器の底面図である。なお、図面において断面を示す斜線(ハッチング)は適宜省略してある。図1及び図3において図面の左側が演奏者側、図1及び図3の図面に直角な方向が鍵並び方向である。以下、この電子楽器及び鍵盤装置において、演奏時の演奏者側を「前」その反対側を「後」とする。
この電子鍵盤楽器は電子ピアノであり、図3及び図4に示すように、楽器本体100は、棚板に相当する水平な底板10、底板10上に配設された鍵盤装置1、鍵盤装置1の側部を覆う側板20、鍵盤装置1の前部に配置された口棒30等を備えている。また、楽器本体100の側板20の前端部には、楽器本体100を支持する前方脚40が取り付けられている。
楽器本体100の後部側には、左右のスピーカを収納し保持する左右一対のスピーカボックス50,50(図4)が設けられ、このスピーカボックス50,50の間にはペダル装置や電源回路等を収納するフロントボックス60が設けられている。そして、このスピーカボックス50,50とフロントボックス60は後方脚を構成している。また、楽器本体100の後部側の上部には上記後方脚の幅とほぼ同幅を有するリアパネル70が設けられるとともに、スピーカボックス50,50及びリアパネル70の両端には、リアパネル70の上端までの高さを有するサイドリアパネル80,80が設けられている。フロントボックス60の下部前方には、ペダル装置のペダル90が演奏者側に露出されている。
図1に示すように、鍵盤装置1は鍵フレーム11によって底板10上に固定されており、鍵盤装置1は、この鍵フレーム11の後部の支持部111に係合された多数の鍵12を備えている。なお、鍵フレーム11は底板10に対して前方脚部11A、後方脚部11B及び補助脚部11Cにより固定されている。この鍵12は鍵並び方向に併設されており、それぞれが支持部111の鍵揺動支点O1を中心に上下方向に揺動可能に支持されている。また、鍵12には鍵下に延びる作用部121が形成されている。
鍵12の下方には、「質量体」としてのハンマー構造体13が配設されており、このハンマー構造体13は、前後方向に延びる質量棒131と該質量棒131の端部を保持する作動部132とで構成されている。作動部132の凹部132aが鍵フレーム11に形成された支持部112に係合することにより、このハンマー構造体13は回動支点O2を軸として回動自在に支持されている。作動部132の先端には上下に二股に分かれた連結片132bが形成されており、鍵12の作用部121の下端に形成された連結板121aが、この連結片132bに連結されている。そして、鍵12の押鍵時にその作用部121がハンマー構造体13の作動部132を押し下げ、ハンマー構造体13は回動支点O2を回動中心として図において反時計回りに回動する。また、離鍵時には、質量棒131の自重により図において時計回りに回動し、このハンマー構造体13の回動に連動して鍵12が復帰する。なお、鍵フレーム11には、後方下端部と後方上端部とにフェルト等のストッパ14,15が取り付けられており、このストッパ14,15によりハンマー構造体13の回動範囲が規制される。また、鍵フレーム11の前方側には、鍵12の押離鍵に対応してハンマー構造体13によりオン/オフする鍵スイッチ16が配設されている。
底板10は木材(MDF)で形成されており、この底板10において、ハンマー構造体13の質量棒131と作動部132との接続部分の下方には開口部10aが形成されている。図4に示すように、この開口部10aは鍵盤装置1の鍵並び方向の略全長(全鍵の下方部分)に渡って横長の穴として開口されている。そして、この開口部10a内には駆動ユニット2が配設されている。また、駆動ユニット2の後方において、底板10の裏面には駆動ユニット用基板3が取り付けられている。
図2に示すように、駆動ユニット2は、鍵並び方向に長尺で樋状の下部ヨーク21と、同様に長尺で逆さ樋状の上部ヨーク22有し、下部ヨーク21内に上部ヨーク22を嵌合してユニットの外装ケースを構成している。この下部ヨーク21と上部ヨーク22は金属製の磁性体である。下部ヨーク21は、その前後にそれぞれフランジ部211,212を有するとともに、このフランジ部211,212の間に該フランジ部211,212と一体に形成された断面「コ」の凸部213を有している。駆動ユニット2は、下部ヨーク21のフランジ部211,212を鍵盤装置1側から開口部10aの前後の縁に当接して、ネジN1,N1によりネジ止めすることにより、底板10に取り付けられている。なお、前側のフランジ部211には鍵フレーム11の補助脚部11Cの下端を挿入する透孔211aが形成されるとともに、この透孔211a内に図示しな弾性部材等の緩衝材が配設されている。これにより、補助脚部11Cは鍵盤装置1における押鍵時の強度を保つとともに、この補助脚部11Cと底板10との間のメカ雑音の発生が防止される。
また、駆動ユニット2は、ソレノイドユニット23F ,23R と「駆動手段」としてのプランジャ24F ,24R を備えている。この符号の添字「F」は「前側」(front )の部材を、「R」は「後側」(rear)部材を示しており、以下の説明において「前側」と「後側」を区別しない(特定しない)場合など添え字は適宜省略する。ソレノイドユニット23は、非磁性体である樹脂製のボビン231のにコイル232を巻き付けたものであり、プランジャ24はこのボビン231内に配設されている。そして、ソレノイドユニット23は、下側一部を下部ヨーク21から突出させた状態で、コイル部分を上部ヨーク22内にして、該下部ヨーク21と上部ヨーク22に取り付けられている。なお、プランジャ24の上端には弾性部材からなるクッション241が取り付けられている。
底板10の下には、開口10aと、上記駆動ユニット2及び駆動ユニット用基板3を覆うように駆動部カバー4が取り付けられている。駆動部カバー4は、前側に傾斜面41を有し、鍵並び方向に長尺の樋状の形状となっている。また、駆動部カバー4は前後にフランジ部42,43を有し、このフランジ部42,43を底板10の裏面に当接してネジによりネジ止めして、底板10に取り付けられている。
以上の構成により、駆動ユニット用基板3からソレノイドユニット23のコイル232に通電がなされると、下部ヨーク21、上部ヨーク22及びプランジャ24を通る磁路が形成され、プランジャ24が上部ヨーク22からさらに上部に突出する。これにより、プランジャ24のクッション241がハンマー構造体13の作動部132または質量棒131を押し上げて、ハンマー構造体13は図1において反時計回りに回動し、鍵12が引き下げられて押鍵されたと同様な状態になる。なお、前側のプランジャ24F は作動部132を駆動し、後側のプランジャ24R は質量棒131を駆動する。一方、コイル232への通電が遮断されると、前記磁路が消失してハンマー構造体13の自重により図1において時計回りに回動し、鍵12が押し上げられて離鍵されたと同様な状態になる。
このように、プランジャ24F ,24R は、ハンマー構造体13のの回動支点O2から、自由端Fまでの中間位置よりも回動支点O2寄りの位置を駆動するようになっている。また、隣接する2つのハンマー構造体13を同じ角度回動するために、後側のプランジャ24R よりも前側のプランジャ24F の方がストロークが小さくて済む。このため、図2に示すように、前側のボビン231F 及びプランジャ24F は、後側のボビン231R 及びプランジャ24R よりも短くなっている。また、同様の理由で、プランジャ24F ,24R はハンマー構造体13のの回動支点O2に近いほど、そのストロークとサイズを小さくすることができる。
すなわち、プランジャ24F ,24R 及びソレノイドユニット23F ,23R がハンマー構造体13の回動支点O2に近い位置(近傍)に配置されている分、プランジャ24F ,24R 及びボビン231F ,231R の高さを小さくすることができ、底板10から下に突出する部分を小さくすることができ、演奏者がペダル操作等をするときに足の動作の邪魔にならない。また、駆動部カバー4は、前側のボビン231F の高さが小さくなっていることにより、その傾斜面41を、ボビン231F 及びプランジャ24F の前後方向において端部に掛かるまで延長されている。このように傾斜面41が底板10の後方に向けて延長されているので、さらに演奏者の邪魔にならない。
ここで、前側のソレノイドユニット23F と後側のソレノイドユニット23R は互いに隣接する鍵に対応して配設されている。すなわち、図5(A) に示すように、ソレノイドユニット23F と、ソレノイドユニット23R は鍵並び方向にそれぞれ前後の列をなし、隣接する鍵に対応するもの同士で前後の異なる列に配置されている。したがって、ソレノイドユニット23F ,23R の径Dを鍵のピッチpよりも大きくすることができる。これに対して、図5(B) のようにソレノイドユニット23′を1列に配置すると、このソレノイドユニット23′の径dは鍵のピッチpより大きくすることは不可能である。
一方、プランジャ24をハンマー構造体13の回動支点O2に近づけるほど強い駆動が必要となるが、上記のように隣接する鍵に対応するソレノイドユニット23F ,23R 同士で前後の異なる列に配置して、ソレノイドユニット23の径Dを大きくすることができるので、プランジャ24による駆動力を容易に強くすることができ、プランジャ24を回動支点O2にできるだけ近づけることができる。したがって、底板10から下に突出する量を少なくすることができる。
また、図3に示したように、駆動ユニット2を覆う駆動部カバー4は、その最下部AAの位置がペダル90の付け根部90Aより水平方向で170mm以内(もしくは鍵12の先端より100mm以上)となるように設定されている。これにより、演奏者が足でペダル操作をするとき、この駆動部カバー4が邪魔にならない適正な設定となっている。
ここで、底板10の開口部10aは、鍵並び方向の略全長にわたって開口されているが、この開口部10aの前後の縁が、駆動ユニット2の下部ヨーク21の前後のフランジ部211,212及び凸部213によって連結した状態となっているので、底板10の剛性が保持される。また、下部ヨーク21及び上部ヨーク22は樋状で、それぞれが断面「コ」字状となっているので、底板10全体の2次断面モーメントが大きくなり、底板10及び楽器本体100自体が堅牢になる。さらに、この実施形態では駆動部カバー4も開口部10aの前後の縁を連結しているので、さらに堅牢になる。
また、ソレノイドユニット23のプランジャ24(駆動手段)の上端とハンマー構造体13との間隔(上下位置関係)は、図2に示す下部ヨーク21の凸部213の高さhにより設定されている。すなわち、凸部213の高さhは下部ヨーク21を形成するときの曲げ加工時に容易に設定することができるので、ソレノイドユニット23の構造を決定した後でも、この凸部213の高さhにより、プランジャ24とハンマー構造体13との上下位置関係を容易に設定することができる。
さらに、下部ヨーク21はソレノイドユニット23を底板10に対して取り付ける取り付け部材も兼ねているので、余分な部品を必要としない。
以上の実施形態では、底板10に長尺の開口部10aを形成するようにしているが、各鍵ごとのプランジャ24に対応した複数の穴を形成するようにしてもよい。この場合、駆動ユニット2を底板10の裏面に設置し、例えば下部ヨークによって、その複数の穴の部分を下から覆うようにして下部ヨークを底板10に固定すればよい。
また、実施形態では、下部ヨークにフランジ部を形成するようにしているが、上部ヨークにフランジ部を形成して該フランジ部で底板10に駆動ユニットを取り付けるようにしてもよい。
なお、底板10は、プラスティック成形品、金属(板金、アルミ押出し材等)でも可能である。また、鍵フレーム11と底板10とが一体に形成されていてもよい。
また、質量体としてのハンマー構造体の復帰は自重によるものでなく、バネ等により復帰させるようにしてもよい。また、ハンマー構造体は後端側を回動支点として鍵の押鍵時にハンマー構造体の先端側(鍵先端側)が下方に揺動するようなものでもよい。この場合、駆動ユニットによりハンマー構造体を下方に揺動するように駆動する。
本発明の実施形態の電子鍵盤楽器の要部側断面図である。 同電子鍵盤楽器における駆動ユニットの拡大側断面図である。 同電子鍵盤楽器の外観側面図である。 同電子鍵盤楽器の底面図である。 実施形態におけるソレノイドユニットの配置とその径を従来のものと比較して説明する図である。
符号の説明
1…鍵盤装置、2…駆動ユニット、10…底板、10a…開口部、12…鍵、13…ハンマー構造体(質量体)、21…下部ヨーク、22…上部ヨーク、23…ソレノイドユニット、24…プランジャ、211,212…フランジ部、213…凸部、O1…鍵揺動支点、O2…回動支点

Claims (2)

  1. それぞれが揺動可能に併設された複数の鍵と、該鍵に連動して回動するように各鍵に対応して併設された複数の質量体とを有する鍵盤装置を備えた電子鍵盤楽器において、
    前記鍵盤装置の鍵揺動支点より前方位置に配設され、前記質量体を駆動手段により回動して前記鍵を非押鍵状態から押鍵状態まで変化させる駆動ユニットと、前記鍵盤装置下部に配置された底板とを備え、
    前記底板には、前記駆動ユニットの駆動手段に対応する位置に開口部が形成されるとともに、該駆動ユニットの駆動手段が該開口部から前記質量体側に貫通して配置され、
    前記駆動ユニットは、上下複数に分割して構成された下部ヨークと上部ヨークを有するとともに、下部ヨークは凸部とフランジ部とを有し、該駆動ユニットは前記底板の前記開口部に対して前記下部ヨークのフランジ部を前記鍵盤装置側から該開口部の前後の縁に当接させて該底板に固定されていることを特徴とする電子鍵盤楽器。
  2. 請求項1に記載の電子鍵盤楽器であって、
    前記駆動ユニットの前記下部ヨークにおける前記凸部の前記フランジ部からの高さにより、該凸部内に配置された前記駆動手段と前記質量体との上下位置関係が規定されていることを特徴とする電子鍵盤楽器。
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