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JP5099304B2 - 移動壁の騒音防止装置 - Google Patents

移動壁の騒音防止装置 Download PDF

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Description

本発明は2個の水平車輪を移動壁の上端両側に備えて天井レールに吊設し、移動する際の騒音を抑制した移動壁の騒音防止装置に関するものである。
間仕切りには所定の位置にパネルを据付・固定して構成されるものと、その場所を移動することが出来る移動壁がある。移動壁とは天井レールに吊設されて移動することが出来るように構成され、必要に応じて建物の大きな空間を仕切ることが出来、又、不要な時には収納部へ移動して撤去することが出来る。大きな空間を仕切る場合には天井レールに沿って吊設されると共に直線状に配列され、収納する場合には複数枚の移動壁は所定の間隔をおいて平行に配列される。
ところで、移動壁を天井レールに吊設・移動することが出来る吊車には図6(a)に示す水平車輪型式の吊車と,(b)に示す垂直車輪型式の吊車があり、前者の水平車輪型式の吊車は2個の水平車輪(イ)、(イ)が所定の間隔をおいて吊ボルト軸(ロ)に軸支され、天井レール(ハ)の上下2段を成して形成している走行片(ニ)、(ニ)に外周が載って回転することが出来る。
一方の垂直車輪型式の吊車は、直方体をしたブロック本体(ホ)の前後・両側に垂直車輪(ヘ)、(ヘ)・・を軸支しており、該垂直車輪(ヘ)、(ヘ)・・は天井レール(ト)の走行片(チ)、(チ)に載って回転することが出来る。ところで、上記垂直車輪型式の吊車の場合には比較的真直ぐに移動することが可能であるが、水平車輪型式の吊車の場合には各水平車輪(イ)、(イ)が天井レール(ハ)の両側壁(リ)、(リ)に当って位置決めされて直線移動し、吊車が天井レール(ハ)の交差部に差し掛かると、側壁(リ)の存在しない箇所があり、その為に吊車は横ズレする。その結果、両水平車輪(イ)、(イ)の間の吊ボルト軸(ロ)に軸支されているスリーブ(ヌ)が走行片(ニ)のコーナーに当って衝撃音を発生する。
移動壁が天井レール(ハ)に沿って移動する場合に発生する騒音は、次の3つに分けることが出来る。
(1)走行音
直線状の天井レールを吊車が移動する際の音であり、決して大きくはないが多少を問わず騒音が発生する。
(2)方向変換時の衝撃音
移動壁を移動する際に発生する騒音で最も大きいのが交差部を吊車が通過する際に、スリーブ(ヌ)が走行片(ニ)のコーナーに当って発生する音である。従来の移動壁において、吊車が交差部をスムーズに通過する為の装置は色々知られているが、構造は複雑であり、製作コストも高くなってしまう。
(3)壁当り音
移動壁は部屋の片隅に設けた収納部に収納され、該収納部から1枚づつ引き出して所定の位置に配列されるが、この際に該移動壁の側端を緩やかに押圧することで移動する。しかし、時には大きな力で押圧することもあり、その結果、壁面に大きな衝撃音を伴って当り、時には壁面にキズが付き、吊車や吊ボルトが損傷することもある。
特開昭64−33383号に係る「間仕切り用走行レールの交差点装置」は、吊車によって移動壁を走行レールに吊設し、該吊車は水平車輪型式で走行レールは車輪底を内方へ向け断面三角形状に傾斜させており、かつ走行レールの交差点部における移動壁の方向変換をスムーズならしめるものである。
実開平7−32163号に係る「移動パネルを吊設する吊車」は、2個の水平車輪を備える吊車において、車輪の底を凹状又は凸状に湾曲した曲面と成し、凹状車輪底の場合には内周側の傾斜率を大きくし、外周側での傾斜率を小さくし、又凸状車輪底では内周側の傾斜率を小さく、外周側の傾斜率を大きく形成している。
さらに、実開平4−59287号に係る「移動間仕切り用吊車」は、吊軸の上端に所定の間隔をおいて、回転自在に同芯を成して軸支された2個の車輪が、内側へ向いて傾斜したレール片の走行面を転がり走行するように、天井に敷設したレールに内装した吊車であり、吊車の車輪には樹脂輪を形成し、樹脂輪の外周にレールの走行面との接触域を除いた他の領域に金属製の補強輪を設け、補強輪の外径を樹脂輪より大きくしている。
このように、移動壁の吊車に関するものは色々あるが、交差部を通過するに際して騒音を抑制した内容の技術は存在していない。実開平4−59287号に係る「移動間仕切り用吊車」のように、金属製の補強輪を設けることで車輪の強度は高くなるが、側壁に当って騒音は一段と大きくなる。
一方、収納部から引き出されて移動する移動壁が部屋の壁面に大きな衝撃を伴って当らないように工夫した技術も知られている。例えば、特開平8−232534号に係る「移動壁のブレーキ装置」は、移動壁を移動操作する場合に、強力に押圧しても、手から離れて単独で走行し、壁面に大きな衝撃力を伴って衝突することがないようにした移動壁のブレーキ装置である。そこで、移動壁の上端に摩擦部材を昇降動可能に取り付けし、摩擦部材にはバネ力を付勢して常に上方へ押し上げる力を与え、該摩擦部材は移動壁の側端に設けた操作部を手放すと同時にバネ力にて天井レールに圧接するように機能する。
又、特開2003−13662号に係る「移動壁の走行制御装置」は、天井レールに吊設されて移動する大型の移動壁を収納場所から出し入れするに際して、移動速度が速くならないようにする走行制御装置である。そこで、天井レールの上には伸縮するピストンロットを備えたダンパーを取着し、ピストンロットの先端には支持部材を介してスライダーを揺動可能に軸支すると共に該スライダーの揺動を一定範囲にわたって拘束する為のガイドを備え、吊車がスライダーの先端に当ってピストンロットを縮めることで走行速度を制御することが出来る。
しかし、上記特開平8−232534号に係る「移動壁のブレーキ装置」、及び特開2003−13662号に係る「移動壁の走行制御装置」は、構造が複雑であり、その為に製作コストは非常に高くなってしまう。勿論、構造の複雑化はブレーキ動作や走行制御動作が安定しないことも多く、製作コスト以外の問題も残されている。
特開昭64−33383号に係る「間仕切り用走行レールの交差点装置」 実開平7−32163号に係る「移動パネルを吊設する吊車」 実開平4−59287号に係る「移動間仕切り用吊車」 特開平8−232534号に係る「移動壁のブレーキ装置」 特開2003−13662号に係る「移動壁の走行制御装置」
このように、水平車輪型式の吊車を備えた移動壁には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、移動壁が交差部を通過する際にコーナーに当って発生する衝撃に伴う騒音を抑制することが出来ると共に、壁面に衝突した際に発生する大きな衝撃音を抑制できる移動壁の騒音防止装置を提供する。
本発明に係る移動壁の上端に取付けられる吊車は水平車輪型式とし、2個の水平車輪が所定の間隔をおいて吊ボルト軸に回転自在に軸支されている。そして、該吊ボルトにはウレタンゴム又はその他の材質とした弾性ローラが嵌っている。該弾性ローラの外径は天井レールのガイド部に対して適当なクリアランスを残した大きさとなっており、その為に交差部での吊車の横ズレを防止し、仮に横ズレしても交差部のガイド部コーナーに弾性ローラが当る。走行片のコーナーに、両水平車輪の間に設けているスリーブが当らないような外径寸法と成っている。従って、大きな衝撃はなく、該衝撃に伴う騒音の発生を防止できる。
一方、天井レールのガイド部内面にはプレートを取付け、吊ボルトには上記弾性ローラの上側又は下側にローラを嵌めている。上記プレートはある程度の長さを有してガイド部に沿設してローラを挟み込む構造としている。ここで、プレート及びローラの少なくとも片方は摩擦面を有し、移動壁が移動するさいに僅かに圧縮して摩擦力を発生することが出来ように構成している。プレートは壁面の手前、L形交差部の手前、又はT形交差部の手前に設けられ、壁面や交差部に近づく移動壁にブレーキを働かせるように機能する。
ここで、上記プレートおよびローラの材質は特に限定しないが、ウレタンゴムが一般的である。ウレタンゴムは耐摩耗性に優れて何時までも安定した摩擦力を発生する。そして、あくまでも互いに接触する表面が摩擦面であればよく、金属プレートや硬質樹脂プレートにウレタンゴムなどの摩擦材を貼り合わせた構造とすることも可能であり、同じく金属ローラ又は硬質樹脂ローラの外側面にウレタンゴムなどの摩擦材を被覆することも出来る。さらに、プレートの場合にはバネを介してガイドに取付けることもある。
本発明の移動壁に備えた吊車は、該移動壁を吊設する為の吊ボルトにウレタンゴム又はその他の材質とした弾性ローラや弾性パイプを嵌めていることで、上下水平車輪の間に嵌めているスリーブが天井レール交差部の走行片コーナーに当ることはない。すなわち、弾性ローラの外径は天井レールのガイド部間距離に対して適当なクリアランスを残した大きさと成っている為に天井レールに沿って移動壁はスムーズに移動することが出来、そして天井レール交差部での大きな横ズレを防止し、仮に横ズレしても弾性ローラがガイド部コーナーに当るだけで、スリーブが走行片コーナーに当ることはない。
従って、吊車が交差部を通過する際の衝撃音の発生を抑えることができる。そして、本発明では吊車の吊ボルトにウレタンゴムなどの弾性ローラを嵌めただけの簡単な構造であり、その製作コストは安く、しかも動作は安定して何時までも持続することが出来る。
又、移動壁が移動して壁面や交差部に近づいたならば、吊ボルトに嵌ったローラは天井レールのガイド部内面に設けているプレートに挟まれ、該プレートとの間に滑り摩擦が発生して移動壁には必然的にブレーキが作用し、移動速度が低下する。その為に、移動壁が壁面や天井レールの交差部側壁やガイド部に大きな衝撃を伴って当ることはなく、衝突音が抑制される。プレートの長さ及びローラの外径は適当な寸法でなくてはならないが、極めて簡単な構造である為に製作コストは安く、動作は常に安定する。
図1は一般的な移動壁1を表している正面図である。該移動壁1はその上端両サイドに吊車2,2が取付けられ、吊車2,2と移動壁1とは吊ボルト3,3にて連結している。吊車2は天井に敷設した天井レールに遊嵌されて移動することが出来、移動壁1は吊車2,2を介して吊設されて、吊車2,2と共に天井レールに沿って移動することが出来る。
図2は天井レール4に吊設されている移動壁1の断面を表しているが、該吊車2は水平車輪型式とし、2個の水平車輪5a,5bは吊ボルト3に所定の間隔をおいて回転自在に軸支されている。そして、両水平車輪5a,5bの間にはスリーブ6が取付けられ、両水平車輪5a,5b間距離が一定に固定されている。天井レール4は側壁部7aに走行片8aを有し、他方の側壁部7bには走行片8bを有しており、水平車輪5aの外周は走行片8aに載り、水平車輪5bの外周は走行片8bに載っている。
走行片8a,8bの走行面は内側へ傾斜している為に、水平車輪5a,5bの下側外周が走行面に接して回転することが出来、吊車2は天井レール4の中央に位置するようになる。そして、一方の水平車輪5aは側壁部7aに近接し、他方の水平車輪5bは側壁部7bに近接しているために、該吊車2は横ズレすることなく、真直ぐに延びる天井レール4に沿って移動することが出来る。
吊車2から下方へ延びる吊ボルト3は、天井レール4の一部として形成しているガイド部9a,9bの間に形成されているガイド空間を貫通して下方へ延び、吊ボルト3の下端は移動壁1に固定されている。ガイド部9a,9bの下端には外側へ張り出す支持部10a,10bが設けられ、この支持部10a,10bには天井パネル11、11の縁が載って支持されている。
そして、移動壁1の上部にはシールド板12,12が吊ボルト3を挟んだ両面側に起立して設けられ、該シールド板12,12の上端は上記支持部10a,10bに接近している為に、ある程度の気密性及び遮音性が得られる。勿論、移動壁1の上部に上圧接部材を設け、下部には下圧接部材を備えることも出来る。この場合には、上圧接部材を上昇することで天井レール4の支持部10a,10bに圧接し、下圧接部材を降下することで床面に圧接して移動壁1が固定される。
ところで、吊車2から下方へ延びる吊ボルト3には弾性ローラであるウレタンローラ13が嵌っている。該ウレタンローラ13は吊ボルト3の下端に螺合しているナット14の上に載って支持され、ガイド部9a,9bの中間高さまで延びている。吊ボルト3にウレタンローラ13を嵌めることでガイド部9a,9bとの隙間は僅かになり、吊車2の横ズレを防止することが出来る。例えば、図2に示す実施例において、両ガイド部9a,9b間の距離を30mmとした場合、ウレタンローラ13の外径を29mmとすることで、クリアランスは1mmと成る。
図3は吊ボルト3が天井レール4の交差部に位置して僅かに横ズレした場合を示している。直線状の天井レール4を吊車2が移動する場合には、両水平車輪5a,5bが天井レール4の側壁部7a,7bにガイドされる為に大きな横ズレは生じない。しかし、交差部へ差し掛かるならば、側壁部7a,7bがなくなり、水平車輪5a,5bは不安定な状態となる。そして、走行片8a,8bのコーナーにスリーブ6が衝突する。
本発明では、吊車2の吊ボルト3にガイド部9a,9bとの間に僅かなクリアランスを残す大きさのウレタンローラ13を嵌めることで、該吊車2の横ズレを抑制している。同図の19はガイド部9のコーナーを示し、コーナー19にウレタンローラ13が当接する。この状態で走行片8aのコーナー20にスリーブ6が接しないようになっている。
弾性変形に優れたウレタンローラ13がガイド部9のコーナー19に当っても大きな衝撃を発生することはなく、従って大きな衝撃音は生じない。十字型交差部には4箇所にコーナーが存在するが、何れの方向へ吊車2が横ズレした場合であっても、スリーブ6が走行片コーナー20に当らないように、外径を大きくしているウレタンローラ13がガイド部コーナー19に当る。天井レール4には十字型交差部の他にT字型交差部及びL字型交差部もあり、これら各交差部の場合も同じである。
図4は本発明に係る吊車の騒音減衰効果を表している。ウレタンローラ13を吊ボルト3に取付けていない改善前の騒音とウレタンローラ13を吊ボルト3に取付けた改善後の騒音とを比較している。同図から明らかなウレタンローラ13を取付けることで騒音は大きく低下することが分かる。
ところで、天井レール4のガイド部9a,9bの内側面にはプレート15a,15bが取付けられ、吊ボルト3にはローラ16が嵌っている。該ローラ16は上記ウレタンローラ13の上に載った状態で吊ボルト3に取付けられている。プレート15a,15bの材質としてはウレタンゴムが使用され、ローラ16にもウレタンゴムを用いることが出来る。ウレタンゴムは摩擦係数が高くて耐摩耗性に優れ、ローラ16がプレート15a,15bに接することで摩擦が発生する。従って、移動壁1の移動速度にブレーキが作用することになる。
図5はブレーキ機構の概略図であり、横断面を示している。ガイド部9a,9bの内側面17a,17bにはプレート15a,15bが固定され、吊ボルト3にはローラ16が嵌っている。同図はローラ16が両プレート15a,15bに挟まれている状態であり、プレート15a,15bの表面18a,18bは僅かに窪み、ローラ16も変形して楕円形となる。
このように、プレート15a,15bにローラ16が接することで、該ローラ16が移動する際にはプレート15a,15bの間に摩擦力が発生する。ところで、両プレート表面18a,18bとローラ16との間は僅かなクリアランスが存在している。又はクリアランス0の状態であり、マイナスクリアランスではない。
ローラ16は両プレート15a,15b間に進入する場合、移動壁1は横揺れして該ローラ16はプレート15a又はプレート15bに接する。仮に、1mmのクリアランスを設けた場合であっても、ローラ16がプレート15a,15bに接することなく通過することは現実的にはあり得ない。勿論、横揺れしなくても芯がズレることで吊ボルト3は僅かに傾き、その為に該ローラ16はプレート15a,15bと接することになる。
ローラ16とプレート15a,15b間をマイナスクリアランスとするならば、ローラ16がプレート15a,15bへ進入することで過大な摩擦が発生して移動壁1はその位置で停止してしまう。ここで、該クリアランスの大きさは特に限定しないが、一般的には0クリアランス〜2mm程度のクリアランスとしている。
ところで、上記プレート15a,15bは壁面の付近に設けられて、壁面に向かって移動する移動壁の移動速度を低下させることが出来る。又、L形交差部及びT形交差部に差し掛かる手前にプレート15a,15bを取付けることもある。
移動壁の正面図。 移動壁の吊設構造を示す縦断面図。 吊車が天井レールの十字形交差部に差し掛かっている場合。 吊車の騒音減衰効果。 移動壁のブレーキ機構を示す概略図。 従来の吊車で、(a)は水平車輪型式の吊車、(b)は垂直車輪型式の吊車。
符号の説明
1 移動壁
2 吊車
3 吊ボルト
4 天井レール
5 水平車輪
6 スリーブ
7 側壁部
8 走行片
9 ガイド部
10 支持部
11 天井パネル
12 シールド板
13 ウレタンローラ
14 ナット
15 プレート
16 ローラ
17 内側面
18 表面
19 コーナー
20 コーナー



















Claims (4)

  1. 天井レールに移動壁を吊設して移動する際に発生する騒音を抑制する為の装置であって、2個の水平車輪を所定の間隔をおいて回転自在に軸支した吊車から下方へ延びて移動壁上端に連結している吊ボルトには弾性に優れた弾性ローラを嵌め、弾性ローラの大きさを天井レールのガイド部との間には僅かなクリアランスを残した外径とし、上記2個の水平車輪の間に取付けたスリーブの外径を、弾性ローラが上記天井レールの交差部におけるガイド部が交わるコーナーに当った状態で、上記スリーブの外周面が水平車輪が載る走行片のコーナーに当らないようにし、そして、壁面や交差部に近づく移動壁にブレーキをかける為に壁面付近の天井レールやL形交差部又T形交差部付近の天井レールのガイド部内側面には所定長さのプレートをガイド部に沿って取付け、上記吊ボルトにはローラを嵌め、上記プレートの表面又はローラの外表面の少なくとも片方を互いに接することで摩擦を発生することが出来る摩擦材とし、そして両プレートに挟まれるローラとの間にはクリアランスを0〜2mmとしたことを特徴とする移動壁の騒音防止装置。
  2. 上記弾性ローラの材質としてウレタンゴムを使用した請求項1記載の移動壁の騒音防止装置。
  3. 上記プレートの材質又はローラの材質をウレタンゴムとした請求項1、又は請求項2記載の移動壁の騒音防止装置。
  4. 上記吊ボルトに嵌めた弾性ローラを下側とし、その上にローラを載置した請求項1、請求項2、又は請求項3記載の移動壁の騒音防止装置。
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