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JP5098698B2 - 携帯端末及び擬似着信起動方法 - Google Patents

携帯端末及び擬似着信起動方法 Download PDF

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Description

本発明は,携帯端末及び擬似着信起動方法に関し,特に,利用者による携帯端末の操作なしに警報音や擬似着信動作を起動できる携帯端末及び擬似着信起動方法に関する。
近年,携帯端末が小型化・省電力化し,誰でも持ち歩くようになり,防犯機能を備える携帯電話や防犯機能専用端末も,携帯電話市場や防犯機器市場に投入されるようになってきている。また,社会情勢・治安の悪化等により,ストーカ対策や暴漢対策として,防犯機器においても,常時携帯し,いつでも使用できる態勢で,警報音の発生や緊急連絡通知できる防犯機能を備えたものが求められている。
携帯電話は広く一般に普及しており,多くの人が常時携帯し,日常的に使用している。携帯電話の防犯対策の側面として,一人歩きの女性や子供に不審者が近づいてきた場合に,擬似的に携帯電話で誰かと通話している状態を見せることにより,不審者に犯罪行為を起すことを躊躇させたり,警戒心を持たせることで犯罪を防止することができる。また,この方法は,実際には危害を加える気が無い相手(例えば,単なる通行人である場合)の場合でも,相手に不快な思いを抱かせることなく使用できるため,利用者側も気軽に利用することができる。
なお,防犯機能を備える携帯電話において,所定の操作ボタンによる操作で警報音や擬似着信状態を実現する方法が知られている(特許文献1参照)。また,防犯モードとそうでないモードのモード切替のための操作機構を備えることで,利用者の防犯モード切替状態の場合にのみ防犯機能を実現する方法が知られている(特許文献2参照)。
図9は背景となる携帯電話の構成図であり,上記特許文献2の技術に対応する。図9に示す携帯電話9は,操作部90と,制御部91と,記憶部92と,表示部93と,送出音記憶部94と,音声入出力部95とを含む構成とする例である。また,操作部90には,モード切替操作部901と,擬似着信操作部902と,擬似応答操作部903と,擬似切断操作部904と,防犯ベル操作部905とを備えている。なお,モード切替操作部901,擬似着信操作部902,擬似応答操作部903,擬似切断操作部904及び防犯ベル操作部905は利用者が押下するためのボタンスイッチとする例である。制御部91は利用者の操作部90における各操作に従って各部を制御する。記憶部92は利用者により予め設定された擬似着信時用及び擬似通話終了時用のメッセージを記憶する。表示部93は制御部91に従って記憶部92に予め定め記録されたメッセージを端末画面に表示し,送出音記憶部94は通常モードの着信音等の送出音データを記憶している。音声入出力部95は制御部91からの制御により送出音記憶部94に予め記録された送出音を発生させる。
図9の動作を説明すると,モード切替操作部901の防犯モードへの切替操作を検出した場合,制御部91は動作モードを防犯モードに切替える。防犯モードにおいて,制御部91は利用者の予め定められた対応する操作を擬似着信操作部902から検出した場合,着信音鳴動の開始を送出音記憶部94へ指示し,それにより送出音記憶部94に記憶された着信音が音声入出力部95から鳴動する。また,制御部91は,利用者による予め定められた擬似応答操作を擬似応答操作部903から検出した場合,防犯モードの擬似的な着信音の鳴動を停止する。防犯ベル操作部905は,利用者の対応するボタンスイッチの操作により危険を知らせる防犯ベル音を発生させるように制御部91へ要求し,防犯モードの場合,制御部91は防犯ベル音を発生するように送出音記憶部94に指令を出す。
このようにして,利用者は防犯モード時,擬似着信音のための操作を不審者等に追尾されている場合,擬似着信音の鳴動及び擬似通話を通常時の通話のように行うことができるため,相手に対して警戒心を起こさせる効果がある。
特開2003−218990号公報 特開2002−344579号公報
しかしながら,上記特許文献2に対応する図9に示す携帯電話の構成例では,防犯モードの機能を知っている第三者は,利用者がポケットやカバンから携帯電話を取出し,利用者の端末操作後に着信があった場合,擬似的な着信であると見破られる可能性が高い。それにより,不審者等へ警戒心を抱かせたり,犯罪を抑止する効果を発揮することができない恐れがある。また,実際の緊急時には,携帯電話を衣服のポケットやかばん等から取出し,手動でその擬似的通話状態を行うまでの動作に余裕が持てないという問題がある。
更に,上記特許文献1の発明では,利用者による携帯端末への擬似着信状態を発生するための特定の操作をする必要がある点で上記したのと同様の問題がある。
本発明は,利用者の携帯端末に対するキー入力等の操作なしに警報音を含む擬似着信動作を起動できる携帯端末及び携帯端末の擬似着信起動方法を提供することを目的とする。
本発明に係る擬似的な着信動作を行う擬似着信手段を備えた携帯端末は,利用者の動きを検出する動きセンサー手段と,動きセンサー手段による時間に対応した動きと停止のパターンを検出する動作パターン検出手段を備え,緊急動作パターン登録指示が発生すると,利用者の動きと停止を組み合わせたパターンの入力を動作パターン検出手段で検出してその動作パターンを緊急動作パターンとして登録する緊急動作パターン登録手段と,緊急動作パターンが登録された状態で,通常の動作における動作パターン検出手段で検出された動作パターンと緊急動作パターン登録手段に登録された緊急動作パターンとの一致判定を比較判定手段により行い,比較判定手段からの一致判定の検出出力により擬似着信手段を起動する。
好ましくは,本携帯端末において,前記動きセンサー手段は,利用者の歩行または足踏み等の身体の動きを検出し,前記動作パターン検出手段は,前記動きセンサー手段からの身体の動きが継続する期間における動きの回数と動きが停止した時間の組み合わせからなる動作パターンを検出する。
更に,この携帯端末において,比較判定手段は登録された緊急動作パターンと,動作パターン検出手段により検出された動作パターンを比較判定する際,予め定められた許容範囲内での一致が得られると,擬似着信手段を起動する。
また,この携帯端末は,擬似着信手段が起動されると,利用者による特定の操作を行うことにより停止する。
また,本携帯端末の擬似着信起動方法は,擬似的な着信動作を行う擬似着信手段と利用者の動きを感知する動きセンサーを備えた携帯端末において,予め緊急時の擬似着信動作を開始させるための緊急動作パターンの入力を動きセンサーを用いて検出して登録するステップと,緊急動作パターンの登録後に利用者の動作パターンを動きセンサーを用いて検出するステップと,利用者の動作パターンの検出時に登録された緊急動作パターンと比較判定するステップと,比較判定により一致が検出されると擬似着信手段を駆動するステップとからなる。
本発明に係る携帯端末及び擬似着信起動方法により,擬似着信起動を判定させるために予め利用者の体の動きのパターンを登録させることができ,該登録パターンに一致した体の動きを検出した場合,携帯端末に擬似着信起動を行わせることが可能となる。これにより,利用者が携帯端末を端末操作することなく,携帯端末に擬似着信起動させることが可能となる。
また,利用者が携帯端末を擬似着信起動させるまでの体の動きを,通常着信の場合の行動と第三者にとって判別困難な動作により登録パターンを登録しておくことができ,擬似着信と見破られる危険性を低くすることが可能となる。
図1は本発明に係る携帯端末の概要構成の図である。図中,1は携帯端末,10は動きセンサー手段,11は動作パターン検出手段,12は緊急動作パターン登録手段,13は比較判定手段,14は擬似着信手段である。
動作を説明すると,動きセンサー手段10は,携帯端末を携帯する利用者の動作によって生じる動きと停止を検出する。この動きセンサー手段10の出力は動作パターン検出手段11に入力され,携帯端末1の動き(携帯端末1を保持する利用者の歩行または擬似的な歩行と停止)のパターンを動作パターンとして検出する。なお,動作パターンは,一定時間における連続動作(歩行等)の回数と停止時間の組み合わせのパターンとして検出する。
緊急動作パターン登録手段12は,予め擬似着信の起動させるための緊急動作パターンとして利用者の実際の動作により発生する動作パターンを登録し,利用者が携帯端末の擬似着信動作開始させるための緊急動作を行っているか否かを判定するための基準となる動作パターンが記憶される。比較判定手段13は,動作パターン検出手段11で検出された動作パターンと,緊急動作パターン登録手段12に登録された動作パターンのデータを予め定められた比較判定の処理に従い,2つのパターンの一致度の判定を行う。その結果,前記2つのパターンが一致すると判定した場合,擬似着信手段14に対して擬似着信の起動を指示する。
擬似着信手段14は,比較判定手段13から擬似着信の指示を受信した場合,携帯端末に対して擬似着信動作又は緊急警報等の防犯機能動作を開始させる。
図2は,実施例の要部の構成である。図中,2は携帯端末,20は歩行パターン検出部,21はタイマー部,22は擬似着信動作部,23は操作部である。更に,歩行パターン検出部20内の200は加速度センサー,201は歩行振動検出部,202は歩行パターン検出記憶部,203は登録歩行パターン記憶部,204はパターン比較判定部である。
この実施例では,動作パターンとして携帯端末2の利用者の歩行パターン(所定時間での連続歩数と所定時間の停止の組み合わせのパターン)を,緊急動作パターンとして使用する。
歩行パターン検出部20は,携帯端末2を携帯している利用者の歩行動作の歩行パターンを検知し,予め登録した歩行パターン範囲内データであると判定した場合,擬似着信動作部22に擬似着信動作の指示を送る。タイマー部21は,歩行パターン検出部20の歩行動作の時間監視や測定周期当りの歩数計測等に用いられる。擬似着信動作部22は,擬似着信動作の開始指示を受けた場合,通常時の携帯端末の動作と同様に,着信音の発生等の動作を行わせる。操作部23は,利用者の操作により,擬似着信音の停止や緊急時の警報音の停止等を設定する操作機能部である。
歩行パターン検出部20の構成要素の動作を説明する。
加速度センサー200は,利用者の歩行に伴う人体の加速度を検出可能な加速度センサーであり,その検出された歩行動作に伴う加速度の物理量を相対的な電気信号として変換する。歩行振動検出部201は,加速度センサー200で検出され,電気信号として変換された相対値としての加速度値の振動成分の中から歩行周期の周波数範囲に基づいて歩行振動成分を抽出し,歩数データとして算出する。歩行パターン検出記憶部202は,検出された歩数データを対応する時間間隔毎に記憶し,歩行動作の監視周期の検出歩行パターンデータとして記憶する。登録歩行パターン記憶部203は,図1の緊急動作パターン登録手段12に登録されるパターンに相当し,利用者により携帯端末を擬似着信動作させるための判断基準となる基準の歩行パターンを利用者の歩行動作により入力し,操作部23からの登録指示により,その登録歩行パターンを記憶する。パターン比較判定部204は,登録歩行パターン記憶部203に記憶された登録歩行パターンデータと,歩行パターン検出記憶部202の検出歩行パターンデータを逐次比較し,予め定められた判定基準により歩行パターンが一致すると判断した場合,擬似着信動作部22に対して擬似着信動作の開始指示を行う。
図3は携帯電話の一実施例の構成図であり,本発明を携帯電話に実施した構成を示す。
図3において,3は携帯電話,3aは擬似着信制御部,3bはCPU部,3cはプログラム記憶部であり,擬似着信制御部3aの制御処理はCPU部3bによりプログラム記憶部3cのプログラムにより実行される。擬似着信制御部3a内には歩行パターン検出部30とタイマー部31及び擬似着信動作部32が設けられ,歩行パターン検出部30内の構成は,加速度センサー300,歩行振動検出部301,歩行パターン検出記憶部302,登録歩行パターン記憶部303及びパターン比較判定部304とで構成され,上記図2に示す歩行パターン検出部20の構成と同じであり説明を省略する。
図3には携帯電話の構成として,携帯電話に搭載されたものと同様の符号33〜39で表す各部が設けられ,33は既存の携帯電話と同じような各種のキー入力により制御を行うキー制御部,34は液晶画面の画面表示制御を行う画面制御部,35は当該携帯電話に割当てられた規格仕様の無線信号送受信を行う無線部,36は無線部35の制御を行う無線制御部,37は規格に準ずる通信プロトコルに対応する呼制御を行う呼制御部,38は携帯電話に着信があった時にスピーカ部から送出する着信音の起動・停止,音量・音質等の制御を行う着信音制御部,39はスピーカ部である。
次に,図3の基本構成においての動作説明を,図4の歩行振動検出部の歩行動作検出の説明図と図5〜図8に示す主機能部の処理フローの説明と共に行う。なお,図3に示す歩行パターン検出部30は,図2に示す歩行パターン検出部20と同じ構成であるため,その動作説明を省略する。
CPU部3bがプログラム記憶部3c内のプログラムにより定められた擬似着信制御部3aに対して実行する。
図4に示す歩行振動検出部の歩行動作検出の説明図において,グラフの横軸は測定時間(秒),縦軸は歩行振動ON(振動有り)/OFF(振動無し)を示しており,この例では,測定周期Tw=10秒間の歩行動作に対応する時系列の検出パターンを示している。
図3の加速度センサー300は,感知した歩行動作に伴う加速度の物理量を電気信号として変換する。歩行振動検出部301は,その変換された電気信号による相対値の加速度値と歩行周期に基づいて歩行振動を算定する。例えば,具体的には,振動測定値を歩行周期成分でフィルタリングし,そのピーク成分を抽出し,波形整形処理する等の回路を設ける方法や,当該処理をデジタルフィルタ処理によるソフトウェア機能で実現することも可能である。
図4のグラフは,横軸の時間経過と共に,縦軸に歩行振動部検出部301が歩行振動として検出した状態をONとし,検出していない状態をOFFとして表したものである。その結果,歩数振動のON/OFF値として検出され,そのON/OFFデータから歩数データが算出される。図4では,歩行パターン検出記憶部302に歩行パターンデータが送出される状態を示している。
図4において,具体的には,歩行振動検出部301は歩行振動を一定期間Tw=10秒間周期で測定している。利用者が3秒間に3歩歩行した後,5秒間停止し,2秒間に4歩歩行した場合,歩行振動検出部から図4に示すような歩行振動パターンが検出される。
測定周期10秒の1秒間隔の歩数データとして歩行パターン検出記憶部302には「1110000022」(各値のデータを上位からb1〜b10,「b1b2・・・b10」とする)が記録される。
登録歩行パターン記憶部303には,利用者が予め歩行パターン登録データとして,図4に示す例のような,3秒間に3歩歩行(1秒間に1歩の速度の歩行が3回)した後,5秒間停止し,2秒間に4歩歩行(1秒間に2歩の速度の歩行が2回)した歩行パターンを登録した場合,「1110000022」(各値のデータを上位からa1〜a10,「a1a2・・・a10」とする)を記録することができる。
パターン比較判定部304は,歩行パターン検出記憶部302の検出パターン「b1b2・・・b10」と,登録歩行パターン記憶部303の登録パターン「a1a2・・・a10」を各データaiとbiのデータの一致を見て(本例では,i=1〜10),データ一致回数Wを求める。その回数Wが,予め定めた規定値N(例えば,N=7とする)以上であった場合,緊急動作状態と判断し,擬似着信動作部32に対して擬似着信動作の開始指示を送る。
図4の例では,検出したパターンの一致回数W=10であり,規定値N=7以上であるため,緊急動作状態と判断し,擬似着信動作部32に対して擬似着信動作の開始指示が送られる。
図5は,擬似着信起動の歩行パターン登録処理フローを示す図である。利用者は,携帯電話3の電源をオンした状態で,緊急動作状態のモードに自動的に切換えられる。携帯電話3に緊急動作の歩行パターンが登録されていない場合(図5のS1のNo),緊急動作の歩行パターン登録処理(図5のS2〜S7)に移り,歩行パターンが登録されている場合,擬似着信起動処理(図5のS3)が実行される。緊急動作の歩行パターンの登録手段は,実際に利用者が歩行動作を行い,携帯電話3の歩行パターン検出部30において,その動作パターンを登録する。すなわち,利用者が歩行動作を行うと,歩行振動検出部301において歩行振動が検出された場合(図5のS2のYes),歩行パターン検出処理に移る(図5のS4)。なお,歩行パターン検出処理の内容は,後述する図7に示す。
緊急動作の歩行パターンを判定するための歩行パターン測定期間について歩行振動の検出処理が行われ,測定1周期間(例えば,10秒間)の検出された歩行パターンが歩行パターン検出記憶部302に記憶される。続いて,利用者は検出された歩行パターンを携帯電話のモニタ上に表示して確認し(図5のS5),その歩行パターンの登録を選択した場合(図5のS6のYes),登録歩行パターン記憶部303に緊急動作の歩行パターンとして登録され(図5のS7),擬似着信起動処理に移行する(図5のS3)。
なお,登録パターンを変更する場合や(図5では省略),別な歩行パターンにする場合(図5のS6でNoの場合),再度同様な処理を行う。
図6は,擬似着信起動の処理フローを示す図である。
擬似着信起動処理において,利用者が歩行動作を行い,歩行振動検出部301が歩行振動を検出した場合(図6のS1のYes),歩行パターン検出処理に移る(図6のS2)。この行パターン検出処理の内容は,後述する図7に示す。
測定期間の歩行パターン測定終了後,パターン比較判定部304は,検出歩行パターンと登録歩行パターンの比較一致判定を行う(図6のS3)。具体的には,歩行パターン検出記憶部302(図3)には,例えば,測定期間Tw=10秒間で,Tb=1秒間毎の歩数データとして,b1,b2,・・,b10の歩数データパターン「b1b2・・b10」(最初の1秒間の歩数データを上位とした場合)が記録され,登録歩行パターン記憶部303(図3)に登録歩行パターンとして,a1,a2,・・・,a10の歩数データパターン「a1a2・・a10」が登録されていた場合,パターン比較判定部304(図3)は,a1とb1,a2とb2,・・・,a10とb10の各データ同士を順次比較し,一致回数を算出する。
その一致回数が,規定基準一致数N以上であった場合(図6のS4のYes),擬似着信動作の指令がパターン比較判定部304より擬似着信動作部32に送られ,擬似着信動作処理に移る(図6のS5)。その処理後,引続いて擬似着信起動処理を行う場合(図6のS6のNo),ステップS1に戻る。なお,擬似着信動作処理については,後述の図8を用いて説明する。
図7は,歩行パターン検出処理フローを示す図である。歩行パターン検出処理において,予め定められた時間幅Tb(所定歩数を検出する基準時間,例えば1秒)毎に歩数または停止している場合は停止数(Tbの時間数)を表すbi(iは整数)をカウントし,検出歩行パターンの測定時間Tw内のbiのデータ列を歩行パターンと呼ぶ。なお,biは上記図4に例として示すように,歩行状態(歩行中の期間)の場合は「1」(時間幅Tb内で歩数が1の場合)や「2」(時間幅Tb内で歩数が2の場合)というデータの配列で表し,停止状態の場合は「0」(時間幅Tb毎)というデータで表し,停止状態が続くと複数個の「0」が複数個連続して配置される。 歩行パターン検出処理において,タイマー部31にTbとTwの時間をセットする(図7のS1)。歩行振動検出部301から検出されるパルスをカウントと,歩行振動検出部301から振動が検出されない状態が継続するとその時間(Tb毎)のカウントを実行し(図7のS2),時間幅Tb内の歩数の総数biまたは停止時間の総数biを算出して,各データを順に記憶する(図7のS3,S4)。そして,この計測を測定時間Twまで行う(図7のS5のYes)。測定時間Twが終了後(図7のS5のNo),検出歩行パターンとして「b1b2・・bn」(nは整数)の歩行パターンデータが歩行パターン検出記憶部302に記憶される(図7のS6)。
図8は擬似着信動作の処理フローを示す図である。
擬似着信動作部32は,擬似着信動作の指示を受けた場合,着信音制御部38に対して着信音量最大・着信音をベル音に設定を行い(図8のS1),その後,着信音制御指示を出す(同S2)。着信音が鳴動した状態を継続して,周囲にいる可能性のある不審者に対して聞かせることができ,この後は応答ボタン(または通話ボタン)が押下したかが判別される(図8のS3)。この時,不審者に対して携帯電話に着信があったことを充分知らせることができたと判断された時は,利用者により応答ボタン(キー制御部33に含まれる)が押されると,着信音制御に停止指令を出す(図8のS4)。その後,利用者は擬似的に通話している振りを行う等の動作を行うことにより,周囲に居る人に対し通話中であることを認識させることができる。
以上の処理の流れにおいて,歩行パターン検出処理の具体例を説明する。
(1)利用者が歩行パターン登録として,“3秒間に3歩歩行した後,5秒間停止し,1秒間に2歩,その次の1秒間に2歩歩行”した歩行パターンを登録した場合,登録歩行パターン記憶部303には「1110000022」(「a1a2・・・a10」に対応する)が記録されている。
(2)利用者が,歩行パターンの登録後,“3秒間に3歩歩行し,5秒間停止,1秒間に2歩,1秒間に1歩歩行”した場合,歩行パターン検出記憶部302には「1110000021」(「b1b2・・・b10」に対応する)が記録される。
(3)パターン比較判定部304は,この歩行パターン検出記憶部302に記憶された検出したパターンと,登録歩行パターン記憶部303に記憶された歩行パターンのデータ一致を判定する。
例えば,規定基準一致数N=7回とした場合,a1〜a10とb1〜b10の各データを順次比較し,一致したデータ個数を算出する。この場合,検出データはb1〜b9(「1」「1」「1」「0」「0」「0」「0」「0」「2」)が一致し,b10(「1」)が不一致となるため,一致データ数は9となる。
(4)この場合,データ一致回数は9であり,予め定められた規定基準一致数N(この場合,N=7)以上であることより,パターン比較判定部304は擬似着信動作部32へ擬似着信の動作起動の指示を送る。
上記図8の処理フローでは擬似着信の着信音としてベル音を発生させる例を示したが,緊急状態を表す警報音を出力するようにしてもよい。また,着信音として自然な感じを与えるために,予め登録したメロディーを出力するようにしてもよい。
以上により,利用者は歩行動作パターンにより携帯電話への擬似着信を起動させることができるため,携帯電話の手動操作を必要とせず,通常の携帯電話の着信時と同様な状況で,利用者は携帯電話を取出して着信操作を行うことができる。これにより,利用者は第三者に擬似着信であることを気づかれる危険性を少なくすることができ,擬似的な通話状態を装うことができる。
本発明の擬似着信機能は,既存の携帯端末に歩行パターン検出機能と擬似着信動作機能を付与することで,簡易な構成で低コストにより実現することが可能となる。
本発明に係る携帯端末の概要構成を示す図である。 実施例の要部の構成を示す図である。 携帯電話の一実施例の構成を示す図である。 歩行動作検出部の歩行動作検出概要を示す図である。 擬似着信起動の歩行パターン登録処理フローを示す図である。 擬似着信起動の処理フローを示す図である。 歩行パターン検出処理フローを示す図である。 擬似着信動作の処理フローを示す図である。 背景となる携帯電話の構成図である。
符号の説明
1 携帯端末
10 動きセンサー手段
11 動作パターン検出手段
12 緊急動作パターン登録手段
13 比較判定手段
14 擬似着信手段

Claims (4)

  1. 擬似的な着信動作を行う擬似着信手段を備えた携帯端末において,
    利用者の身体の動きを検出する動きセンサー手段と,
    前記動きセンサー手段による利用者の身体の動きが継続する期間における動きの回数と動きが停止した時間の組み合わせからなる動作パターンを検出する動作パターン検出手段と,
    緊急動作パターン登録指示に対して,利用者の身体の動きと停止のパターンの入力により前記動作パターン検出手段で検出した動作パターンを登録する緊急動作パターン登録手段と,
    前記緊急動作パターン登録手段に登録された状態で,前記動作パターン検出手段で検出された動作パターンと前記緊急動作パターン登録手段に登録された緊急動作パターンとの一致判定を行う比較判定手段とを設け,
    前記擬似着信手段は,前記比較判定手段からの一致判定の検出出力により起動することを特徴とする携帯端末。
  2. 前記比較判定手段は,前記登録された緊急動作パターンと,前記動作パターン検出手段により検出された動作パターンを比較判定する際,予め定められた許容範囲内での一致が得られると,前記擬似着信手段を起動することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記擬似着信手段は,起動により擬似着信動作を起動されると,利用者による特定の操作を行うことにより停止することを特徴とする請求項1または2の何れかに記載の携帯端末。
  4. 擬似的な着信動作を行う擬似着信手段と利用者の身体の動きを感知する動きセンサーを備えた携帯端末の擬似着信起動方法において,
    予め緊急時の擬似着信動作を開始させるための緊急動作パターンとして,利用者の身体の動きが継続する期間における動きの回数と動きが停止した時間の組み合わせからなる動作パターンの入力を前記動きセンサーを用いて検出して登録するステップと,
    前記緊急動作パターンの登録後に前記動きセンサーを用いて利用者の動作パターンを検出するステップと,
    前記利用者の動作パターンの検出時に前記登録された緊急動作パターンと比較判定するステップと,
    前記比較判定により一致が検出されると前記擬似着信手段を駆動するステップと,
    からなる携帯端末の擬似着信起動方法。
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