JP5098383B2 - 空気入りスタッドタイヤ - Google Patents
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Description
(1)トレッドに、タイヤ周方向とタイヤ幅方向に延びる溝で区切られて配列されかつスタッドピンが植設された複数のブロックを有する空気入りスタッドタイヤであり、該ブロックの踏面にはサイプが設けられているとともに、該スタッドピンの周辺域にはサイプが存在しない領域を有しかつ該サイプが存在しない領域には該スタッドピン中心点から放射する直線方向に対して交差する方向に直線状または/および曲線状を呈して延在する深さ3mm〜7.5mmのスタッドピン周囲スリットを有し、かつ、該スタッドピン周囲スリットが、該スタッドピンの中心点を通りかつタイヤ周方向に平行な直線を境界にして、
(a)該直線の両側に該スタッドピン周囲スリットが存在しているスタッドピン、
と、
(b)該直線の片側にだけ該スタッドピン周囲スリットが存在しているスタッドピン、
の二態様のスタッドピンとの関係を呈して設けられていることを特徴とする空気入りスタッドタイヤ。
(2)前記スタッドピン周囲スリットが存在する位置が、スタッドピン中心点から該スタッドピン周囲スリットまでの最短の距離aとして、a=6mm〜12mmの範囲内にあることを特徴とする上記(1)記載の空気入りスタッドタイヤ。
(3)前記スタッドピン周囲スリットが、スリット幅0.3mm〜1.5mmのものであることを特徴とする上記(1)または(2)記載の空気入りスタッドタイヤ。
(4)前記スタッドピン周囲スリットが、そのスリットの最深位置とスタッドピン中心軸間の距離L1 が、該スタッドピン周囲スリットの表層位置とスタッドピン中心軸間L2 よりも大きくなるように設けられていることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の空気入りスタッドタイヤ。
(5)タイヤ周方向に延びる溝に対し、より近い位置に設けられているスタッドピンの該スタッドピン周囲スリットが、該スタッドピンの中心点を通りかつタイヤ周方向に平行な直線を境界にして該直線の片側にだけ、かつ該直線の前記タイヤ周方向に延びる溝と反対側に、該スタッドピン周囲スリットが設けられていることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の空気入りスタッドタイヤ。
(1)本発明によれば、硬い路面上で滑りを発生した際に、スタッドピン廻りで上述の小ブロック様の構造単位で、該スタッドピンの動きに合わせて容易に動くこととなり、ピンとブロックゴムとの一体性が強く、ピン抜けを防止することができる。すなわち、本発明に依らない場合には、本来のブロック単位で外力に対抗し、該ブロックゴムが容易に動くことなどなく強固なものであるので、該ピンだけが外的力・作用を被ることとなって、その結果、周囲のブロックゴムと乖離する方向の動きを該ピンが周囲方向から繰り返し受け、該ピンが抜けたり、あるいは、それが繰り返されることによって抜けやすくなる状況が進行していくものであるが、本発明によればこれを防止することができる。
(2)ブロックの摩耗が進んでいく際にも、スタッドピン廻りの上記の小ブロック様の構造部分では、一般にその周囲よりも摩耗の進行が遅くなるため、その点でもピン保持機能の長期化が実現できる。
(3)従来は、スタッドピンを植え込むことにより、該ピン廻りのゴム自体や周囲のサイプに歪みを発生させることがあったが、本発明によれば、スタッドピン周囲スリットが存在するために、その外側にまでピン植え込み・歪みの影響を及ぼすことが少なくなり、サイプのクラック発生なども抑制でき、その点でもピン保持機能の長期化が実現できる。
(4)本発明によれば、上記した効果により、スタッドピン周囲スリットの外側への短いサイプを設けることも効果的にでき、その結果、スノータイヤとしての高性能化と外観印象の良好化が実現できる。
ら重要である。
実車走行で1000km走行時の耐ピン抜け性を指数化して評価した。数が大きいほど耐ピン抜け性が良好である。
評価者5名が、スタッドタイヤの踏面を肉眼で観察したときに、各スタッドピンとその周辺の溝の存在から受けるそれらの機能面・効果面の印象を、各評価者単位で評価し、その平均の指数化を行い評価した。数が大きいほど機能的・効果的印象が強く良好である。
表1に記載したとおりの各種の空気入りスタッドタイヤを作り、上述の評価を行った。
2:タイヤ周方向に延びる溝
3:タイヤ幅方向に延びる溝
4:ブロック
5:スタッドピン
6:サイプ
7:スタッドピン周囲スリット
D:タイヤ周方向
L1 :スタッドピン周囲スリットの最深位置とスタッドピン中心軸間の距離
L2 :スタッドピン周囲スリットの表層位置とスタッドピン中心軸間の距離
a:スタッドピン中心点からスタッドピン周囲スリットまでの最短の距離
b:スタッドピンの底部(フランジ部)の直径
c:スタッドピン周囲スリットの深さ
d:スタッドピンの底部(フランジ部)の天井部位置までの深さ
e:スタッドピン5のネック部の上端部位置までの深さ
Claims (5)
- トレッドに、タイヤ周方向とタイヤ幅方向に延びる溝で区切られて配列されかつスタッドピンが植設された複数のブロックを有する空気入りスタッドタイヤであり、該ブロックの踏面にはサイプが設けられているとともに、該スタッドピンの周辺域にはサイプが存在しない領域を有しかつ該サイプが存在しない領域には該スタッドピン中心点から放射する直線方向に対して交差する方向に直線状または/および曲線状を呈して延在する深さ3mm〜7.5mmのスタッドピン周囲スリットを有し、かつ、該スタッドピン周囲スリットが、該スタッドピンの中心点を通りかつタイヤ周方向に平行な直線を境界にして、
(a)該直線の両側に該スタッドピン周囲スリットが存在しているスタッドピン、
と、
(b)該直線の片側にだけ該スタッドピン周囲スリットが存在しているスタッドピン、
の二態様のスタッドピンとの関係を呈して設けられていることを特徴とする空気入りスタッドタイヤ。 - 前記スタッドピン周囲スリットが存在する位置が、スタッドピン中心点から該スタッドピン周囲スリットまでの最短の距離aで6mm〜12mmの範囲内にあることを特徴とする請求項1記載の空気入りスタッドタイヤ。
- 前記スタッドピン周囲スリットが、スリット幅0.3mm〜1.5mmのものであることを特徴とする請求項1または2記載の空気入りスタッドタイヤ。
- 前記スタッドピン周囲スリットが、そのスリットの最深位置とスタッドピン中心軸間の距離L1 が、該スタッドピン周囲スリットの表層位置とスタッドピン中心軸間L2 よりも大きくなるように設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りスタッドタイヤ。
- タイヤ周方向に延びる溝に対し、より近い位置に設けられているスタッドピンの該スタッドピン周囲スリットが、該スタッドピンの中心点を通りかつタイヤ周方向に平行な直線を境界にして該直線の片側にだけ、かつ該直線の前記タイヤ周方向に延びる溝と反対側に、該スタッドピン周囲スリットが設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りスタッドタイヤ。
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