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JP5093552B2 - 車両用操舵装置 - Google Patents

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Description

この発明は、操作部材の操作に応じて車輪が転舵される車両用操舵装置に関する。
車両用操舵装置の一例は、電動モータが発生する操舵補助力を舵取り機構に与える電動パワーステアリング装置である。電動パワーステアリング装置は、運転者がステアリングホイールに加える操作トルクに応じて電動モータを駆動する制御装置を備えている。この構成により、操作トルクに応じた適切な操舵補助力が発生されるようになっている。
車両用操舵装置の他の例は、ステアリングホイールと舵取り機構との機械的な結合をなくし、ステアリングホイールの操作角をセンサによって検出するとともに、そのセンサの出力に応じて制御される操舵用アクチュエータの駆動力を舵取り機構に伝達するようにしたステア・バイ・ワイヤシステムである(特許文献1)。ステア・バイ・ワイヤシステムでは、ステアリングホイールの操作角に対する舵取り車輪の転舵角の比(転舵角比)を自由に定めることができる。また、操舵用アクチュエータの制御による操舵角制御をステアリングホイールの操作とは独立して行うことができ、これにより、操舵制御による車両挙動安定化制御を行うこともできる。
転舵角比を変更することができる車両用操舵装置は、ステア・バイ・ワイヤシステムだけではなく、たとえば、ステアリングホイールと舵取り機構との間に、回転伝達比を変更できる可変伝達比ユニットを介在させた可変ギヤ比ステアリングシステムにおいても、転舵角比の可変制御が可能である(特許文献2)。
特開2001−191937号公報 特開2006−2805号公報
ステア・バイ・ワイヤシステム等で採用される車両挙動安定化制御では、車速および操作角に基づいて目標ヨーレートを算出し、検出した実ヨーレートと目標ヨーレートとの偏差を零にするように舵取り車輪の転舵角がフィードバック制御される。
轍(車両の車輪が通ったあとの路面に残るくぼみ)が形成された不整地路である轍路を車両が直進する状況では、従来の車両挙動安定化制御は、十分な効果を発揮しない。すなわち、轍路では、車両のふらつきが生じやすく、かつ、ステアリングが取られやすい状況となるため、運転者は、ステアリングホイールをすばやく、かつ、大きく切って、車両姿勢を立て直さなければならない。
このような運転者によるステアリング操作と同等の車両姿勢制御を従来の車両挙動安定化制御で実現するには、フィードバックゲインを大きく設定して、応答性を十分に高めなければならない。なぜなら、直進走行中に生じる車両のヨーレートは小さいからである。
ところが、フィードバックゲインを大きくすると、轍のない整地路である通常路を走行する場合に、路面のうねりや車体振動による微小なヨーレート信号の変化によって大きな制御量が生じるため、かえって車両のふらつきを増長させてしまうおそれがある。
そこで、この発明の目的は、轍路および通常路のいずれにおいても車両の挙動を容易に安定化させることができる車両用操舵装置を提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、車両の操向のための操作部材(1,61)の操作に応じて車輪(4)を転舵させる車両用操舵装置であって、前記操作部材の操作角、前記車両の車高変化量の左右差、および前記車両の横加速度に基づいて、前記車両が轍路を走行しているかどうかを判定する轍路判定手段(3)と、この轍路判定手段が轍路走行中であると判定したときには、当該轍路判定手段が轍路走行中でないと判定したときよりも、前記操作部材の操作に応じた車輪の転舵を促進する操舵促進制御手段とを含み、前記操舵促進制御手段が、轍路走行中には、轍路走行中でないときよりも、前記操作部材の操作量に対する車輪の転舵角の割合を大きくする転舵割合制御手段(31,S10)を含み、前記転舵割合制御手段が、轍路走行中において、前記操作部材の操作量の時間微分成分の絶対値が大きいほど大きくなるように、前記操作部材の操作量に対する車輪の転舵角の割合を定めるものであることを特徴とする車両用操舵装置である。なお、括弧内の英数字は後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
前記時間微分成分は、操作量の一階微分成分(操作の速さに対応)および/または操作量の二階微分成分(操作の加速度に対応)を含んでいてもよい。
この構成によれば、車両が轍路を走行しているときには、轍路走行中でないとき(すなわち、通常路走行中のとき)よりも、操作部材の操作に応じた車輪の転舵が促進される。これにより、轍路走行中に車輪を大きく、かつ、すばやく転舵させて車両姿勢を安定化させるための操作部材の操作が軽減され、運転者の操舵負担が少なくなる。これにより、轍路走行中において、車両の挙動を安定化させることができる。その一方で、通常路走行中には、轍路走行中ほど車輪の転舵が促進されないので、車両のふらつきを抑制でき、車両の挙動を安定に保つことができる。
また、この構成によれば、轍路走行中には、通常路走行中よりも転舵割合が大きくなるので、操作部材の少ない操作量で、車輪を大きく、かつ、速やかに転舵させることができ、運転者の操舵負担を軽減しつつ、車両挙動の安定化を図ることができる。
また、この構成によれば、轍路走行中には、操作部材の操作の速さや加速度に応じて車輪の転舵割合が定められるので、操作部材の操作の速さや加速度に応じて車輪を速やかに転舵させることができる。これにより、操作部材の操作に対して、より速く応答して車輪の転舵角が変化し、その結果、運転者の操舵負担を軽減しつつ、車輪を大きく、かつ、すばやく転舵させることができる。
請求項2記載の発明は、前記轍路判定手段は、前記操作角の絶対値が第1所定値未満で
あり、前記車高変化量の左右差の絶対値が第2所定値を超えており、かつ前記横加速度の
絶対値が第3所定値未満である状態が所定時間を超えて継続したときに、前記車両が轍路
走行中であると判断することを特徴とする請求項1記載の車両用操舵装置である。
求項記載の発明は、前記操作部材の操作反力を調整する操作反力調整手段(19,M)をさらに含み、前記操舵促進制御手段が、轍路走行中には、轍路走行中でないときよりも、操作反力が小さくなるように、前記操作反力調整手段を制御する操作反力制御手段(32,51,84)を含むものであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用操舵装置である。
この構成によれば、轍路走行中には、通常路走行中よりも操作反力が小さくなるので、操舵が促進され、車輪を容易に転舵させることができるようになる。その結果、轍路走行中には、運転者は、少ない操舵負担で、大きく、かつ、すばやく車輪を転舵させることができ、車両挙動を容易に安定化させることができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の第1の実施形態に係る車両用操舵装置の構成を説明するための図解図であり、ステア・バイ・ワイヤシステムの構成が示されている。この車両用操舵装置は、運転者が操向のために操作する操作部材としてのステアリングホイール1と、ステアリングホイール1の回転操作に応じて駆動される操舵用アクチュエータ2と、操舵用アクチュエータ2の駆動力を、舵取り車輪としての前方左右車輪4に伝達するステアリングギヤ3とを備えている。ステアリングホイール1と、操舵用アクチュエータ2等を含む舵取り機構5との間には、ステアリングホイール1に加えられた操作トルクが舵取り機構5に機械的に伝達されるような機械的な結合はなく、ステアリングホイール1の操作量(操作角または操作トルク)に応じて操舵用アクチュエータ2が駆動制御されることによって、車輪4が転舵されるようになっている。
操舵用アクチュエータ2は、例えば公知のブラシレスモータ等の電動モータにより構成できる。ステアリングギヤ3は、操舵用アクチュエータ2の出力シャフトの回転運動をステアリングロッド7の直線運動(車両左右方向の直線運動)に変換する運動変換機構を有する。ステアリングロッド7の動きがタイロッド8およびナックルアーム9を介して車輪4に伝達され、車輪4のトー角(転舵角)が変化する。ステアリングギヤ3は、公知のものを用いることができ、操舵用アクチュエータ2の動きを舵角が変化するように車輪4に伝達できれば構成は限定されない。なお、操舵用アクチュエータ2が駆動されていない状態では、車輪4がセルフアライニングトルクにより直進操舵位置に復帰できるようにホイールアラインメントが設定されている。
ステアリングホイール1は、車体側に回転可能に支持された回転シャフト10に連結されている。この回転シャフト10には、ステアリングホイール1に作用する反力トルクを発生する反力アクチュエータ19が設けられている。この反力アクチュエータ19は、回転シャフト10と一体の出力シャフトを有するブラシレスモータ等の電動モータにより構成できる。
車体と回転シャフト10との間には、ステアリングホイール1を直進操舵位置に復帰させる方向の弾力を付与する弾性部材30が設けられている。この弾性部材30は、たとえば、回転シャフト10に弾力を付与するバネにより構成できる。反力アクチュエータ19が回転シャフト10にトルクを付加していないとき、ステアリングホイール1は、弾性部材30の弾力により、直進操舵位置に復帰する。
ステアリングホイール1の操作角(回転角)δhを検出するために、回転シャフト10の回転角を検出する角度センサ11が設けられている。また、車両の運転者がステアリングホイール1に作用させる操作トルクThを検出するために、回転シャフト10により伝達されるトルクを検出するトルクセンサ12が設けられている。さらに、車両の舵角(舵取り機構5の転舵角)δを検出するための舵角センサ13が、当該舵角に対応するステアリングロッド7の作動量を検出するポテンショメータにより構成されている。また、車速Vを検出する速度センサ14、車両の横加速度Gyを検出する横加速度センサ15、および車両のヨーレートγを検出するヨーレートセンサ16が設けられている。さらに、車両の左右の車高変化量を検出する車高センサ17,18が設けられている。車高センサ17,18は、たとえば、車両の左右前輪(または後輪)のサスペンションに関連して設けられ、車体とタイヤとの間の距離の変化量を検出するものであってもよい。より具体的には、車高センサ17,18は、たとえば、サスペンションアームの角度を検出するセンサによって構成することができる。
これらの角度センサ11、トルクセンサ12、舵角センサ13、速度センサ14、横加速度センサ15、ヨーレートセンサ16および車高センサ17,18は、コンピュータにより構成される制御装置20にそれぞれ接続されている。制御装置20は、駆動回路22,23を介して、操舵用アクチュエータ2および反力アクチュエータ19を制御するようになっている。
図2は、制御装置20の制御ブロック図を示す。ステアリングホイール1には、運転者が操作トルクThを加え、反力アクチュエータ19が反力トルクTmを加える。ステアリングホイール1の操作量としての操作角δhは角度センサ11によって検出されて、制御装置20に入力される。制御装置20は、操作角δhおよび伝達関数G1に基づいて目標転舵角δ*を求める目標転舵角演算部31と、操作角δhおよび伝達関数G2に基づいて目標反力トルクTm*を求める目標反力トルク演算部32と、目標転舵角δ*および伝達関数G3に基づいて操舵用アクチュエータ2に供給すべき目標電流値i*を演算する目標電流演算部33とを備えている。これらは、制御装置20が所定のプログラムを実行するソフトウェア処理によって実現される機能処理部である。制御装置20は、目標電流演算部33によって求められる目標電流値i*に対応する電流を駆動回路22から操舵用アクチュエータ2に供給する。その結果、車両100の挙動が変化する。また、制御装置20は、目標反力トルクTm*に応じて、駆動回路23を介して、反力アクチュエータ19を制御する。
制御装置20は、同じくソフトウェア処理によって実現される機能処理部としての轍路判定部34を備えている。轍路判定部34は、角度センサ11によって検出される操作角δh、車高センサ17,18の出力から求められる車高変化量の左右差、および横加速度センサ15によって検出される横加速度Gyに基づいて、車両100が轍路を走行しているか(轍路走行中か)どうかを判定する。この轍路判定部34の判定結果に基づいて、目標転舵角演算部31の伝達関数G1が切り換えられるようになっている。
より具体的には、轍路判定部34が、轍路走行中ではないと判定しており、したがって、車両100が通常の路面を走行しているときには、たとえば、次式(1)に従って、目標転舵角δ*が求められる。
δ*=G1・δh=KV・K0・δh … (1)
ただし、KVは、車速係数であり、車速Vの関数(たとえば、車速Vに比例する値)であってもよい。また、K0は、操作角係数であり、操作角δhの関数である。
一方、轍路判定部34が、轍路走行中であると判定しているときには、たとえば、次式(2)に従って、目標転舵角δ*が求められる。
δ*=G1・δh=KV・K1・K2・K3・δh … (2)
1,K2,K3は、いずれも係数である。そして、K1は操作角δhの関数であり、たとえば、K1=K0であってもよいし、任意の操作角δhについて|K1|≧|K0|であってもよい。また、K2は操作角δhの一階時間微分値δh′の関数であり、K3は操作角δhの二階時間微分値δh″の関数である。
前記式(1)(2)の両辺を操作角δhで割った値δ*/δhが、転舵角比(転舵割合)の目標値である。
係数KV,K0,K1,K2,K3は、たとえば、予め設定したマップ(テーブル)に基づいて定められるようになっていてもよく、それらのマップに対応した関数の例は、図3(a)(b)(c)(d)にそれぞれ表されている。
図3(a)は、係数KVを表しており、この例では、車速Vが大きいほど小さくなるように係数KVが定められるようになっている。
図3(b)は、係数K0,K1を表している。この例では、|K1|>|K0|となっており、轍路走行時には、通常路走行時よりも転舵角比が大きくなるようになっている。これにより、轍路走行時には、通常路走行時よりも、少ないステアリング操作で、転舵角δを大きく、かつ、すばやく変化させることができる。
係数K0,K1(K0≧0,K1≧0)は、操作角δhが零のときには零とされている。また、係数K0,K1は、操作角絶対値|δh|が中立位置付近の比較的小さな値のときには小さな値に抑制され、操作角絶対値|δh|が端当て付近の比較的大きな値のときには大きな値とされている。より詳細には、操作角絶対値|δh|が中立位置付近の範囲のときには、操作角絶対値|δh|の増加に対する係数K0,K1の増加率は小さく、操作角絶対値|δh|が端当て付近の範囲のときには、操作角絶対値|δh|の増加に対する係数K0,K1の増加率が大きくなっている。これにより、中立位置付近では転舵角δの変化を抑制する一方で、端当て付近では少ないステアリング操作で転舵角δを大きく変化させることができるので、駐車時等のステアリング操作負担を軽減できる。
図3(c)は、係数K2を表している。係数K2(K2≧0)は、操作角一階時間微分値δh′が零のときは零となる。そして、係数K2は、所定の上限値以下の範囲で、操作角一階時間微分値δh′が大きくなるほど大きくなるように定められ、図3(c)の例では、操作角一階時間微分値δh′の絶対値にほぼ比例するように定められることになる。これにより、ステアリングホイール1の操作速度が速いほど(すなわち、操作角一階時間微分値δh′の絶対値が大きいほど)、操作角δhに対する転舵角δの比(転舵角比)が大きくなるので、より速やかな(クイックな)操舵が可能になる。
図3(d)は、係数K3を表している。係数K3(K3≧0)は、操作角δhの二階時間微分値δh″が零のときは零となる。そして、係数K3は、所定の上限値以下の範囲で、操作角二階時間微分値δh″の絶対値が大きくなるほど大きくなるように定められる。これにより、ステアリングホイール1の操作加速度が速いほど(すなわち、操作角二階時間微分値δh″の絶対値が大きいほど)、操作角δhに対する転舵角δの比(転舵角比)が大きくなるので、操作加速度に応じた速やかな(クイックな)操舵が可能になる。
このようにして、轍路走行中は、前記の式(2)に従って目標転舵角δ*が定められる結果、操作角δhに対する転舵角δの変化が、通常路走行時よりも、大きくかつ速やかに生じるようになる。これにより、運転者は、轍路走行中において、ステアリングホイール1をさほど大きくかつ速く操作しなくとも、車両の直進走行状態を維持することができる。こうして、運転者の操舵負担を軽減することができる。
図4は、制御装置20が所定の制御周期毎に繰り返し実行する処理を説明するためのフローチャートである。まず、轍路判定部34によって、操作角絶対値|δh|が所定値(たとえば、10度)未満かどうかが判断される(ステップS1)。すなわち、ステアリングホイール1がほぼ中立位置かどうかが判断される。操作角絶対値|δh|が所定値未満であるとき、すなわち、ステアリングホイール1がほぼ中立位置のときは(ステップS1:YES)、轍路判定部34は、次に、車高センサ17,18の出力に基づいて、車高変化量左右差の絶対値が所定値(たとえば30mm)を超えているかどうかを判断する(ステップS2)。車高変化量左右差の絶対値が所定値を超えているとき、すなわち、車輪と車体との距離の左右差が大きく、不整地路を走行している可能性が高いときには(ステップS2:YES)、轍路判定部34は、さらに、横加速度センサ15によって検出される横加速度Gyの絶対値が所定値(たとえば0.2G。ただし「G」は重力加速度)未満かどうかを判断する(ステップS3)。この条件は、車両が旋回中でないとき(ほぼ直進状態のとき)に満足される。
ステップS3において、横加速度Gyの絶対値が前記所定値未満であると判断されたとき(ステップS3:YES)、すなわち、ステアリングホイール1がほぼ中立位置にあり、不整地路を走行している可能性が高く、かつ、車両が旋回中でない場合には、このような状態の継続時間を計測するためのカウンタのカウント値Cを+1だけインクリメントする(ステップS4)。そして、轍路判定部34は、そのカウント値Cが所定時間(たとえば0.5秒)に対応する所定値(たとえば300)を超えているかどうかを判断する(ステップS5)。このカウント値Cが当該所定値を超えているときは(ステップS5:YES)、轍路判定部34は、車両が轍路走行中であると判断し(ステップS6)、さもなければ(ステップS5:NO)、轍路走行中ではないと判断する(ステップS7)。
また、ステップS1,S2,S3のいずれかにおける判断が否定の場合には、カウント値Cがクリアされ(ステップS8)、轍路判定部34は、車両が轍路走行中ではないと判断する(ステップS7)。
轍路判定部34が轍路走行中でないと判断している場合(ステップS7)には、目標転舵角演算部31は、前記の式(1)に従って目標転舵角δ*を演算する(ステップS9)。また、轍路判定部34が轍路走行中であると判断している場合(ステップS6)には、目標転舵角演算部31は、前記の式(2)に従って目標転舵角δ*を演算する(ステップS10)。
こうして求められた目標転舵角δ*を用いて、目標電流演算部33によって目標電流値i*が求められる(ステップS11)。目標電流演算部33は、たとえば、PI(比例積分)制御によって目標電流値i*を求めるものであってもよい。
また、目標反力トルク演算部32によって、操作角δhに応じた目標反力トルクTm*が求められる(ステップS12)。目標反力トルク演算部32は、たとえば、比例制御要素で構成され、所定の上限値および下限値の間で、操作角δhに比例するように目標反力トルクTm*を定めるものであってもよい。
このようにして目標電流値i*および目標反力トルクTm*が定まると、制御装置20は、目標電流値i*に応じて操舵用アクチュエータ2を駆動し(ステップS13)、目標反力トルクTm*に応じて反力アクチュエータ19を駆動する(ステップS14)。
以上のとおり、この実施形態によれば、車両が轍路を走行中かどうかを判断し、轍路走行中には、通常路走行中の場合よりも、操作角δhに対する転舵角δの比を、大きく、かつ、速やかに変化させるようにしている。これにより、轍路走行中における運転者の操舵負担を軽減できるとともに、通常路走行中における車両のふらつきが生じたりすることもないので、路面状況によらずに、優れた操舵性能および車両姿勢安定性を維持することができる。
図5は、この発明の第2の実施形態を説明するための制御ブロック図である。この実施形態の説明では、前述の第1の実施形態の説明に用いた図1を再び参照することとし、図5において、前述の図2に示された各部に対応する部分には、図2の場合と同一の参照符号を付して示す。
この実施形態では、轍路走行中には、通常路走行中よりも、ステアリングホイール1に与えられる操作反力が小さくなるように反力アクチュエータ19が制御される。これにより、轍路走行中における運転者の操舵負担を軽減する操舵促進制御または操舵支援制御が行われる。
具体的に説明すると、目標転舵角演算部31は、轍路走行中か否かによらずに前記(1)式によって目標転舵角δ*を演算する一方で、目標反力トルク演算部32は、轍路判定部34による判定結果に応じて、轍路走行中には、通常路走行中よりも、小さな目標反力トルクTm*を設定する。すなわち、目標反力トルク演算部32が、たとえば、比例制御要素で構成され、所定の上限値および下限値の間で、操作角δhに比例するように目標反力トルクTm*を定める場合に、轍路走行中には、通常路走行中よりも小さな比例ゲイン(比例定数)が適用される。
このようにして、轍路走行中には、操作反力が軽減されて運転者の操舵負担が軽くなる。これにより、運転者は、容易に、ステアリングホイール1を大きく、かつ、すばやく操作して、車両挙動の安定化を図ることができる。
目標反力トルク演算部32は、必ずしも比例制御要素で構成される必要はなく、たとえば、図6に示す反力マップに従って目標反力トルクTm*を定めるものであってもよい。この図6において、曲線Aは通常路走行中に適用される反力マップを表し、曲線Bは轍路走行中に適用される反力マップを表す。曲線A,Bの比較から轍路走行中における目標反力トルクTm*の大きさが通常路走行中における目標反力トルクTm*の大きさよりも小さく設定されることが理解される。また、轍路走行中と通常路走行中に設定される目標反力トルクTm*の大きさの差は、車両を直進させるための修正操舵において使用される操作角範囲(中立位置に近い操作角範囲)R1においては、それよりも中立位置から離れた操作角範囲R2,R3よりも、大きく定められている。これは、轍路走行中には、車両を直進させるための修正操舵の際における操舵負担軽減の要請が大きいからである。
図7は、この発明の第3の実施形態を説明するための制御ブロック図である。この実施形態の説明では、前述の第1の実施形態の説明に用いた図1を再び参照することとし、図7において、前述の図2に示された各部に対応する部分には、図2の場合と同一の参照符号を付して示す。
この実施形態では、転舵角δの制御による車両挙動安定化制御が行われるとともに、轍路走行中には、通常路走行中よりも、ステアリングホイール1に与えられる操作反力が小さくなるように反力アクチュエータ19が制御される。これにより、轍路走行中における運転者の操舵負担を軽減する操舵促進制御または操舵支援制御が行われる。
この実施形態では、車両挙動を表す指標として、挙動指標値D=K1・Gy+K2・γ・V(横加速度およびヨーレートの一次線形結合)を用いて車両挙動安定化制御が行われる。ただし、K1は横加速度加重比、K2はヨーレート加重比であり、K1+K2=1である。K1とK2との比率は、挙動指標値Dが操作角変化による車両100の挙動変化に対応するように設定すればよく、たとえば、K1=K2=0.5といったように一定としてもよいし、車速等に応じて変化させてもよい。
制御装置20は、ソフトウェア処理によって実現される機能処理手段として、操作角δhに応じた目標挙動指標値D*を求める目標挙動指標値演算部41と、目標挙動指標値D*に応じた転舵角設定値δFFを求める転舵角設定部42と、横加速度Gy、ヨーレートγおよび車速Vに基づいて挙動指標値Dを求める挙動指標値演算部43と、挙動指標値Dの目標挙動指標値D*に対する偏差ΔDを求める挙動指標値偏差演算部44と、挙動指標値偏差ΔDに応じた転舵角修正値δFBを求める転舵角修正値演算部45と、転舵角設定値δFFを転舵角修正値δFBで修正して目標転舵角δ*を求める設定転舵角修正部46と、目標転舵角δ*に応じた目標電流値i*を求める目標電流演算部47と、操作角δhに応じた反力トルク設定値TFFを求める反力設定部48と、挙動指標値Dに対応する操作角の値である挙動対応操作角δDを求める挙動対応操作角演算部49と、実際の操作角δhと挙動対応操作角δDとの偏差(δh−δD)を求める操作角偏差演算部50と、操作角偏差(δh−δD)に応じた反力修正値TFBを求める反力修正値演算部51と、反力トルク設定値TFFを反力修正値TFBで修正して目標反力トルクTm*を求める設定反力トルク修正部52と、轍路判定部34と、轍路判定部34による判定結果に応じて目標反力トルクTm*に対するゲインを調整する反力ゲイン調整部53とを含む。
目標挙動指標値演算部41は、角度センサ11によって検出される操作角δhと伝達関数G4とに基づいて、目標挙動指標値D*=G4・δhを求める。たとえば、目標挙動指標値演算部41は、比例制御要素によって構成され、その比例ゲインは車速Vに比例するものとされる。これにより、KD1を比例定数として、以下の式が成立する。
*=G4・δh=K1・Gy+K2・γ・V=KD1・V・δh
よって、ステアリングホイール1の操作角δhに対する車両100のヨーレートγの比率が車速Vに関わらず一定となるように、目標挙動指標値D*が演算される。比例定数KD1は、最適な制御を行えるように調整され、たとえば4/3とされる。なお、伝達関数G4を定数として、ステアリングホイール1の操作角δhに対する車両100の横加速度Gyの比率が車速Vに関わらず一定となるように、目標挙動指標値D*を演算してもよい。
転舵角設定部42は、目標挙動変数D*および伝達関数G5を用いて、舵角設定値δFF=G5・D*を求める。伝達関数G5は、たとえば、操作角δhに対する横加速度Gyの定常ゲインGD(V)の逆数とされ、したがって、δFF=D*/GD(V)となる。ゲインGD(V)は、SFをスタビリティファクタ、Lをホイールベースとして、次式により定義される。
D(V)=V2/{(1+SF・V2)L}
スタビリティファクタSFおよびホイールベースLは、車両100に固有の値であり、たとえばSF=0.0011s2/m2、L=2.512mとされる。
挙動指標値演算部43は、横加速度センサ15によって検出される横加速度Gy、ヨーレートセンサ16によって検出されるヨーレートγおよび速度センサ14によって検出される車速Vの検出値に基づいて、挙動指標値D(=K1・Gy+K2・γ・V)を求める。
挙動指標値偏差演算部44は、目標挙動指標値演算部41が演算した目標挙動指標値D* と、挙動指標値演算部43が演算した実際の挙動指標値Dとの偏差ΔD=(D* −D)を演算する。
転舵角修正値演算部45は、その偏差ΔDに対応する転舵角修正値δFBを、偏差ΔDと舵角修正値δFBとの関係を規定する伝達関数G6に基づいて演算する。伝達関数G6は、たとえば、Kpを比例ゲイン、Kiを積分ゲイン、sをラプラス演算子として、PI制御がなされるように、G6=(Kp+Ki/s)/GD(V)とされる。これにより以下の式が成立する。
δFB=(Kp+Ki/s)・ΔD/GD(V)
比例ゲインKpおよび積分ゲインKiは、最適な制御を行えるように調整され、たとえば、Kp=3、Ki=20とされる。
設定転舵角修正部46は、転舵角設定部42によって求められた舵角設定値δFFと転舵角修正値演算部45によって求められた転舵角修正値δFBとの和として、目標舵角δ*を演算する。よって、δ*=δFF+δFB、δFF=D* /GD (V)、D*=KD1・V・δhであるから、定常状態でδFB=0であるとき、目標舵角δ*とステアリングホイール1の操作角δhとの関係は次式の通りとなる。
δ*={KD1・V・/GD(V)}δh
目標電流演算部47の働きは、第1の実施形態における目標電流演算部33と同様である。すなわち、設定転舵角修正部46が算出する目標転舵角δ*と伝達関数G3とに基づいて、目標電流値i*=G3・δ*を求める。
反力設定部48の働きは、前述の第1の実施形態における目標反力トルク演算部32の働きと類似している。すなわち、反力設定部48は、角度センサ11によって検出される操作角δhと伝達関数G2とに基づいて、反力トルク設定値TFF=G2・δhを求める。
挙動対応操作角演算部49は、挙動指標値演算部43によって求められた挙動指標値Dに対応する挙動対応操作角δDを、挙動指標値Dと挙動対応操作角δDとの関係を表す伝達関数G7に基づいて演算する。挙動対応操作角演算部49は、たとえば、比例制御要素で構成することができ、その比例ゲインは車速Vの関数Kδ(V)とされ、δD=Kδ(V)・Dとなる。定常状態においては、D*=Dであるから、以下の式が成立する。
δD=Kδ(V)・D=Kδ(V)・KD1・V・δh
よって、ステアリングホイール1の操作角δhが車両100の挙動に対応するためには、すなわち、δD=δhとなるためには、以下の式が成立しなければならない。
Kδ(V)=1/KD1・V
よって、KD1は比例定数であるから、Kδ(V)は、車速Vに反比例するものとされ、たとえば、Kδ(V)=3/4Vとされる。
操作角偏差演算部50は、角度センサ11によって検出された操作角δhと、挙動対応操作角演算部49によって演算された挙動対応操作角δDとの偏差(δh−δD)を演算する。
反力修正値演算部51は、その演算された偏差(δh−δD)に対応する反力トルク修正値TFBを、その偏差(δh−δD )と反力トルク修正値TFBとの関係を規定する伝達関数G8に基づいて演算する。この実施形態では、伝達関数G8は、Ktpを比例ゲイン、Ktiを積分ゲインとして、G8=(Ktp+Kti/s)とされる。たとえば、Ktp=1、Kti=0.0005とされる。
設定反力トルク修正部52は、反力設定部48が設定する反力トルク設定値TFFと反力トルク修正値TFBとの和として、目標反力トルクTm*を演算する。制御装置20は、反力トルクTmが目標反力トルクTm*に対応するように、駆動回路23を介して、反力アクチュエータ19を駆動制御する。
反力ゲイン調整部53は、目標反力トルクTm*に反力調整係数を乗じることによって、目標反力トルクTm*を調整する。より具体的には、反力ゲイン調整部53は、轍路判定部34による判定結果を受けて、轍路走行中には、通常路走行中よりも、反力調整係数を小さくする。さらに具体的には、反力ゲイン調整部53は、たとえば、通常路走行中には、反力調整係数=1とし、轍路走行中には、反力調整係数=0.8とする。これにより、轍路走行中には、通常路走行中よりも反力が軽減されるので、運転者の操舵負担が軽減される。その結果、ステアリングホイール1の操作による車両挙動の安定化を促進または支援することができる。
図8は、この発明の第4の実施形態に係る車両用操舵装置としての電動パワーステアリング装置の構成を説明するための図解図である。操作部材としてのステアリングホイール61に加えられた操作トルクは、ステアリングシャフト62を介して、舵取り機構63に機械的に伝達される。舵取り機構3には、操舵補助用アクチュエータとしての電動モータMからの操舵補助力が、減速機構(図示せず)を介して、またはダイレクトドライブ方式によって、伝達されるようになっている。
ステアリングシャフト62は、ステアリングホイール61側に結合された入力軸62Aと、舵取り機構63側に結合された出力軸62Bとに分割されていて、これらの入力軸62Aおよび出力軸62Bは、トーションバー64によって互いに連結されている。トーションバー64は、操作トルクThに応じてねじれを生じるものであり、このねじれの方向および量は、トルクセンサ65によって検出されるようになっている。このトルクセンサ65の出力信号は、操作量の一例である操作トルクを表す信号として、コントローラ70(ECU:電子制御ユニット)に入力されている。
コントローラ70には、トルクセンサ65の出力信号のほかに、車速センサ66が出力する車速信号、ステアリングシャフト62の回転角を操作角として検出する操作角センサ67が出力する操作角信号、横加速度センサ68が出力する横加速度信号、および車両左右の車高変化量を検出する車高センサ69L,69Rが出力する車高変化量信号が入力されている。
コントローラ70は、センサ65〜68,69L,69Rの検出信号に応じて、モータ駆動値としての電流指令値を定め、操作トルクThおよび車速Vに応じた操舵補助力が舵取り機構63に与えられるように、電動モータMを駆動制御する。
コントローラ70は、マイクロコンピュータ71と、PWM(Pulse Width Modulation)変換回路72と、モータ駆動回路73と、電動モータMに流れる電流値を検出するモータ電流検出回路74と、偏差演算回路75とを備えている。マイクロコンピュータ71は、トルクセンサ65によって検出される操作トルクThおよび車速センサ66によって検出される車速Vに基づいて、電流指令値を演算し、偏差演算回路75に与える。この偏差演算回路75は、モータ電流検出回路74によって検出されるモータ電流値と電流指令値との偏差を求め、この偏差をPWM変換回路72に与える。PWM変換回路72は、偏差演算回路75によって求められる偏差に対応したパルス幅のPWM駆動信号を発生し、モータ駆動回路73に入力する。モータ駆動回路73は、PWM駆動信号に応じた電流を電動モータMに供給する。そして、電動モータMが発生する駆動力が、操舵補助力として、舵取り機構63に伝達されることになる。
マイクロコンピュータ71は、CPU(中央処理装置)およびメモリを備えており、所定のプログラムを実行することによって、複数の機能処理部として機能する。この複数の機能処理部は、アシスト特性記憶部81と、モータ電流目標値設定部82と、轍路判定部83と、ゲイン調整部84とを備えている。
アシスト特性記憶部81は、操作トルクThおよび車速Vに対応したモータ電流目標値を予め定めた基本アシスト特性(アシストマップ)を記憶している。
モータ電流目標値設定部82は、トルクセンサ65によって検出される操作トルクThおよび車速センサ66によって検出される車速Vを、アシスト特性記憶部81に記憶された基本アシスト特性に当てはめて、モータ駆動目標値としてのモータ電流目標値を求めて出力する。モータ電流目標値設定部82は、そのほか、基本アシスト特性から求められる目標値に対して、いわゆる慣性補償制御やダンピング制御などの公知の補償制御演算を施してモータ電流目標値を求めるものであってもよい。
轍路判定部83は、操作角センサ67によって検出される操作角δh、横加速度センサ68によって検出される車両の横加速度Gyおよび車高センサ69L,69Rの出力から得られる車高変化量左右差に基づいて、車両が轍路を走行中か否かを判定するものであり、前述の第1の実施形態における轍路判定部34と実質的に同様の働きを有するものである。
ゲイン調整部84は、モータ電流目標値設定部82によって設定されたモータ電流目標値にゲインを乗じて電流指令値を生成するもので、轍路判定部83による判定結果に応じて、ゲインを高低に切り換える。より具体的には、轍路判定部83によって、轍路走行中でなく、通常路走行中であると判定されているときには第1のゲインを設定し、轍路判定部83によって轍路走行中であると判定されているときには、第1のゲインよりも大きな第2のゲインを設定する。
このような構成により、轍路走行中には、通常走行時よりも絶対値の大きな電流指令値が生成されることになる。これにより、轍路走行中には、舵取り機構63に対して、より大きな操舵補助力が与えられることになり、運転者のステアリング操作を、より促進または支援することができる。その結果、運転者がステアリングホイール61から感じる操作反力が小さくなり、運転者は、少ない操舵負担で、ステアリングホイール61を大きく、かつ、すばやく操作して、車両挙動の安定化を図ることができる。
図9は、モータ電流目標値設定部82の働きを説明するための図であり、操作トルクThに対するモータ電流目標値Iobjの関係が示されている。
操作トルクThは、たとえば右方向への操舵のためのトルクが正の値にとられ、左方向への操舵のためのトルクが負の値にとられている。また、モータ電流目標値Iobjは、電動モータMから右方向操舵のための操舵補助力を発生させるべきときには正の値とされ、電動モータMから左方向操舵のための操舵補助力を発生させるべきときには負の値とされる。
モータ電流目標値Iobjは、操作トルクThの正の値に対しては正の値をとり、操作トルクThの負の値に対しては負の値をとる。操作トルクが−T1〜T1(たとえば、T1=0.4N・m)の範囲(トルク不感帯)の微小な値のときには、モータ電流目標値Iobjは零とされる。
また、モータ電流目標値Iobjは、車速センサ66によって検出される車速Vが大きいほど、その絶対値が小さく設定されるようになっている。これにより、低速走行時には大きな操舵補助力を発生させることができ、高速走行時には操舵補助力を小さくすることができる。
操作トルクThに対するモータ電流目標値Iobjの関係は、基本アシスト特性としてアシスト特性記憶部81に記憶されている。アシスト特性記憶部81には、複数の車速域にそれぞれ対応する複数の基本アシスト特性が格納されている。この複数の基本アシスト特性は、操作トルクThおよび車速Vに対するマップの形式でアシスト特性記憶部81に記憶されていてもよい。
以上、この発明の4つの実施形態について説明したが、この発明は、さらに他の形態で実施することもできる。たとえば、前述の第1の実施形態では、操作量として操作角δhを用い、この操作角δhと目標転舵角δ*との関係を、轍路走行中か否かに応じて変更するようにしているが、操作量として操作トルクThを用い、この操作トルクThと目標転舵角δ*との関係(操作トルクThに対する目標転舵角δ*の割合(転舵割合))を轍路走行中か否かに応じて変更してもよい。また、第2,第3の実施形態において、操作量としての操作トルクThに基づいて目標転舵角δ*や目標挙動指標値D*を求める構成とすることもできる。
また、第1〜第3の実施形態では、ステア・バイ・ワイヤシステムを例にとったが、同様な制御は、ステアリングホイールと舵取り車輪との間が、操作角と転舵角との関係が可変な可変ギヤ比型操舵装置に対しても適用することができる。この場合、ステアリングホイールと舵取り車輪との間は、必ずしも機械的に切り離されている必要はなく、たとえば、可変伝達比ユニットを介して両者間が機械的に結合されていてもよい。
また、前述の第1の実施形態では、目標転舵角δ*の演算に車速係数KVを用いているが、この車速係数KVを用いる代わりに、係数K0,K1,K2,K3を車速Vの関数として設定するようにしてもよい。
さらに、たとえば、第1または第2の実施形態による制御と、第3の実施形態による制御とを、車速Vに応じて切り換えるようにしてもよい。すなわち、たとえば、車速Vが所定の車速閾値(たとえば時速10km)未満の範囲では第1または第2の実施形態による制御を行い、車速Vが前記車速閾値以上の範囲では前記第3の実施形態による制御に切り換える制御切り換え手段が備えられていてもよい。
また、前述の第4の実施形態では、モータ電流目標値設定部82が設定するモータ電流目標値に対してゲインの調整を行う構成としたが、このようなゲイン調整の代わりに、轍路走行時用アシスト特性と通常路走行時用アシスト特性とを含む少なくとも2種類のアシスト特性を表すアシストマップをアシスト特性記憶部81に格納しておくようにしてもよい。この場合、モータ電流目標値設定部82は、轍路判定部83が轍路走行中であると判定したときには轍路走行時用アシスト特性に対応するアシストマップに従ってモータ電流目標値を設定し、轍路判定部83が轍路走行中でないと判定したときには通常路走行時用アシスト特性に対応するアシストマップに従ってモータ電流目標値を設定する。むろん、轍路走行時用アシスト特性は、通常路走行時用アシスト特性よりも大きな操舵補助力を発生させるモータ電流目標値に対応した特性とされる。
また、前述の第4の実施形態では電動パワーステアリング装置を例にとったが、反力調整機構が備えられた油圧式パワーステアリング装置においても、轍路走行中か否かを判定する轍路判定部を設け、この轍路判定部による判定結果に応じて反力調整機構を調整することによって、轍路走行中は通常路走行中よりも操作反力を小さくするようにすれば、同様の効果が得られる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の一実施形態に係る車両用操舵装置の構成を説明するための図解図である。 第1の実施形態に係る制御ブロック図である。 目標転舵角を求めるための係数を定めるマップの例を示す図である。 操舵制御処理を説明するためのフローチャートである。 この発明の第2の実施形態を説明するための制御ブロック図である。 目標反力マップの一例を示す図である。 この発明の第3の実施形態を説明するための制御ブロック図である。 この発明の第4の実施形態に係る車両用操舵装置としての電動パワーステアリング装置の構成を説明するための図解図である。 操作トルクに対するモータ電流目標値の関係(アシスト特性)を示す図である。
符号の説明
1…ステアリングホイール、2…操舵用アクチュエータ、4…前方左右車輪、5…舵取り機構、11…角度センサ、12…トルクセンサ、13…舵角センサ、14…速度センサ、15…横加速度センサ、16…ヨーレートセンサ、17,18…車高センサ、19…反力アクチュエータ、31…目標転舵角演算部、32…目標反力トルク演算部、51…反力修正値演算部、61…ステアリングホイール、65…トルクセンサ、67…操作角センサ、70…コントローラ、71…マイクロコンピュータ

Claims (3)

  1. 車両の操向のための操作部材の操作に応じて車輪を転舵させる車両用操舵装置であって、
    前記操作部材の操作角、前記車両の車高変化量の左右差、および前記車両の横加速度に基づいて、前記車両が轍路を走行しているかどうかを判定する轍路判定手段と、
    この轍路判定手段が轍路走行中であると判定したときには、当該轍路判定手段が轍路走行中でないと判定したときよりも、前記操作部材の操作に応じた車輪の転舵を促進する操舵促進制御手段とを含み、
    前記操舵促進制御手段が、轍路走行中には、轍路走行中でないときよりも、前記操作部材の操作量に対する車輪の転舵角の割合を大きくする転舵割合制御手段を含み、
    前記転舵割合制御手段が、轍路走行中において、前記操作部材の操作量の時間微分成分の絶対値が大きいほど大きくなるように、前記操作部材の操作量に対する車輪の転舵角の割合を定めるものであることを特徴とする車両用操舵装置。
  2. 前記轍路判定手段は、前記操作角の絶対値が第1所定値未満であり、前記車高変化量の左右差の絶対値が第2所定値を超えており、かつ前記横加速度の絶対値が第3所定値未満である状態が所定時間を超えて継続したときに、前記車両が轍路走行中であると判断することを特徴とする請求項1記載の車両用操舵装置。
  3. 前記操作部材の操作反力を調整する操作反力調整手段をさらに含み、
    前記操舵促進制御手段が、轍路走行中には、轍路走行中でないときよりも、操作反力が小さくなるように、前記操作反力調整手段を制御する操作反力制御手段を含むものであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用操舵装置。
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