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JP5087637B2 - 遠心作動ガバナ - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータかごの速度を制御する装置に関し、特に、遠心作動ガバナに関する。
エレベータを設計する際の一般的な課題は、エレベータの故障を防止するように、または故障に対処するように安全システムを設計することである。このような安全システムの1つは、ガバナである。エレベータのガバナは、設定された速度限界を超過してエレベータかごが移動することを防止するように設計されている。ガバナは、自動安全システムの構成要素であり、この構成要素は、設定された速度を超過してエレベータかごが移動するときに作動され、制御システムに信号を送信してかごを停止させるか、または直接非常止め装置と係合してかごを停止させる。1つの周知のガバナは、遠心作動ガバナである。
エレベータシステムに使用される遠心ガバナの一般的な設計では、2つの質量部が使用されており、これらの質量部は、対向する配置をとるようにリンクによって運動学的に接続されており、共通の軸を中心に回転するトリッピングシーブに取り付けられている。このように相互に接続された部品によって回転機構が形成され、この回転機構の角速度とシーブの角速度とが等しくなる。回転する質量部の角速度により生じる遠心力によって、これらの質量部は、シーブの回転軸から互いに離れて行こうとする。ループになったロープが、エレベータ昇降路の一方の端部に配置されたシーブの周囲と、昇降路の他方の端部に配置されたテンションシーブの周囲と、に部分的に巻き付けられており、さらに、このループ状ロープがエレベータかごに接続されていることによって、エレベータかごの速度がシーブの角速度に確実に対応する。他の周知の設計では、ガバナは、かごに取り付けられており、かごと共に移動する。この方法では、昇降路の上部および底部に取り付けられ、トリッピングシーブの周囲と、これに隣接したアイドラシーブの周囲と、に部分的に巻き付けられた静的なロープが使用され得る。
ガバナの質量部がシーブ上の取付位置を中心に回動可能であるので、質量部の慣性モーメントが角速度によって変化する。質量部の半径方向外側への移動は、設定されたエレベータかご速度に達するまで質量部の移動を防止する装置によって制限される。質量部の移動は、シーブと質量部の一方との間に接続されたばねを使用することによって一般に制御される。この構成の目的は、ばねの伸びおよびばね定数に比例したばね力を生じさせ、回転するシーブの角速度によって生じる遠心力に抵抗することである。ばね力によって、質量部とシーブとの間に制御された相対位置が維持される。この遠心力の関数となるばね力をこの機構の形状とともに調整することによって、この機構の半径方向外側への移動を制御してガバナを作動させることが可能となる。
質量部の半径方向外側への移動を制御するためにばね接続を使用する際には、いくつかの制限がある。第1に、ばねと、質量部の回転方向の慣性と、の組み合せにより固有振動数が生じ、これがエレベータシステムの固有振動数とオーバーラップし得る。固有振動数がオーバーラップしている状態で、例えば、エレベータかご内に存在する人が跳び上がったり、跳ねたり、かごをリズミカルに揺すったりすることによる加振力と組み合わされると、ガバナが振動し、これにより、設定されたエレベータかご速度よりも小さい速度でガバナが誤作動してしまう。第2に、この設計の試みでは、ばねおよびその取付手段における製造公差に適応する必要がある。商業用の低コストのばねでは、ばね定数の公差の範囲が非常に広く、ばね力およびガバナの性能のばらつきを防止するために、ばねの長さを調整したり、ばねに予め引張荷重をかけることが必要となり得る。商業的な利用可能性およびコストのために一般に使用されている金属製ばねには、他の制限がある。この制限には、ばねが繰り返し伸縮した後の潜在的なばね定数の変化やばねの腐食し易さが含まれる。一方、ポリマ性ばねは、製造コストが高く、より弱い材料特性のために性能が制限されており、商業的な利用可能性がより低く、公差がより高くなり得る。
したがって、本発明は、従来のガバナにおける1つまたは複数の上記の問題を解決することを目的とする。
本発明は、エレベータかごの移動を制御するアッセンブリを備えており、このアッセンブリは、シーブと、第1の質量部と、第2の質量部と、これらの質量部の間に切り離し可能な非弾性連結部をもたらすカプラと、を備える。シーブは、エレベータかごの速度に対応した速度で回転軸を中心に回転するように構成されている。第1の質量部および第2の質量部は、シーブ回転軸から半径方向に離間した第1のピボット点および第2のピボット点においてシーブに取り付けられている。第1の質量部と第2の質量部との間に切り離し可能な非弾性連結部をもたらすカプラは、シーブ角速度が第1の速度よりも小さい場合には質量部の回動移動を防止し、シーブ角速度が第1の速度よりも大きい場合には質量部の回動移動を許容するように構成されている。
本発明の1つの実施例では、質量部の半径方向位置および外側へ向かう動きは、2つの質量部の間の磁性カプラによって制御される。磁性カプラは、第1の質量部に取り付けられた永久磁石を使用するように構成されており、この永久磁石は、第2の質量部に取り付けられた磁性材料の反対側に整列されている。この配置によって質量部の間を磁性連結し、シーブの回転による遠心力に抵抗している。質量部にかかる遠心力が磁性連結力を超過するので、この磁性連結部は、設定されたシーブ角速度においてこの遠心力に抵抗できなくなり得る。
ガバナは切り離し可能な非弾性連結部を用いて作動されるので、本発明によって、ガバナとエレベータシステムとの間の潜在的な固有振動数のオーバーラップが無くなる。第1の質量部と第2の質量部との間に磁性カプラを使用する1つの実施例では、磁石からの距離が大きくなるにつれて磁場が急激に減衰するので、遠心力が超過したときに、質量部を瞬時に切り離すことが可能となる。また、本発明によって、ガバナの作動速度を調整するためにばね力を調節することに伴う製品上の問題が無くなる。例えば、磁性カプラに使用される永久磁石材料における磁力の公差は、ばね定数の公差よりも低く、この永久磁石材料の磁場が長期間にわたって安定することが知られている。
上記の一般的な説明および以下の詳細な説明は、例示および説明のみを目的とするものであり、特許請求されているように本発明を限定するものではない。
ガバナを備えたエレベータシステムの斜視図である。 質量部の間を非弾性的に連結するガバナを備えた本発明のガバナアッセンブリの実施例における部分図である。 図2に示されたガバナの正面図である。 作動状態にある図2および図3のガバナを示した図である。 図2〜4に示されているガバナの実施例において質量部の間に位置する非弾性コネクタの実施例の詳細な分解図である。
同一または同様の構成要素に対して同一または同様の符号を使用するように、図面が構成されている。
図1には、エレベータかご12、ガイドレール14およびガバナアッセンブリ16を備えたエレベータシステム10が示されている。ガバナアッセンブリ16は、トリッピングシーブ18、ガバナ20、ループ状ロープ22およびテンションシーブ24を備える。エレベータかご12は、昇降路(図示せず)内において、ガイドレール14上を移動し、あるいはガイドレール14にスライド可能に接続されている。本実施例では、トリッピングシーブ18およびガバナ20は、昇降路の上端部に取り付けられている。ループ状ロープ22は、トリッピングシーブ18および(本実施例では昇降路の底部に位置している)テンションシーブ24の周囲に部分的に巻き付けられている。また、ループ状ロープ22は、エレベータかご12に接続されており、これにより、トリッピングシーブ18の角速度が、エレベータかご12の速度に確実に対応する。
図示されたエレベータシステム10では、昇降路内におけるエレベータかご12の移動時に、エレベータかご12が設定された速度を超過して移動することがガバナアッセンブリ16によって防止される。図1に示されているガバナアッセンブリ16は、昇降路の上端部に取り付けられているが、これの代わりに、エレベータかご12に取り付けて、かご12と共に移動するようにしてもよい。このような代替の実施例では、昇降路の上部および底部に固定され、トリッピングシーブ18と、これに隣接したアイドラシーブと、に部分的に巻き付けられた静的なロープが必要となり得る。
図2には、ガバナアッセンブリ16の部分図が示されており、該ガバナアッセンブリ16は、トリッピングシーブ18と、ガバナ20と、ハウジング26と、スイッチ29を有したセンサ28と、を備える。ガバナ20は、トリッピングシーブ18に取り付けられており、該トリッピングシーブ18は、ハウジング26に回転可能に取り付けられている。ガバナ20およびトリッピングシーブ18は、(図3および図4に示されている)共通の軸30を中心に回転する。また、センサ28もハウジング26に取り付けられている。センサ28としては、状態変化を示す信号を出力する種々の装置を用いることができ、図2に示されているような機械的に作動される電気スイッチ29を含み得ることを、当業者であれば理解するであろう。ガバナ20は、ハウジング26内のトリッピングシーブ18と共に回転するが、センサ28は、ハウジング26に固定された状態を維持する。以下に説明される条件において、作動時のガバナ20の1つの機能は、センサ28と係合することであり、これにより、制御システム(図示せず)にエレベータ制御信号を伝達し、安全回路の直列のリレーを開き、ブレーキの作動を開始するとともにドライブによるモータへの電力供給を遮断することによってエレベータかご12を減速または停止させる。
図3および図4には、ガバナ20の正面図が示されている。図3には、作動前のガバナ20が示されており、図4には、作動後のガバナ20が示されている。ガバナ20は、第1の質量部32a、第2の質量部32b、第1の質量部支持体34a、第2の質量部支持体34b、リンク36aおよびリンク36bを備える。第1の質量部32aは、第1の質量部支持体34aに取り付けられている。第2の質量部32bは、第2の質量部支持体34bに取り付けられている。第1の質量部支持体34aは、ピボット点38aにおいて回動可能にトリッピングシーブ18に取り付けられている。第2の質量部支持体34bは、ピボット点38bにおいて回動可能にトリッピングシーブ18に取り付けられている。第1の質量部支持体34aおよび第2の質量部支持体34bは、回動可能にリンク36aおよびリンク36bによって互いに取り付けられている。リンク36aは、ピボット点40aにおいて回動可能に第1の質量部支持体34aに取り付けられており、ピボット点42bにおいて回動可能に第2の質量部支持体34bに取り付けられている。リンク36bは、ピボット点42aにおいて回動可能に第1の質量部支持体34aに取り付けられており、ピボット点40bにおいて回動可能に第2の質量部支持体34bに取り付けられている。
図3および図4に示されている実施例では、第1の質量部支持体34aは、基端部44a、先端部46aおよび弓状外縁部48aを備える。第1の質量部支持体の基端部44aは、基端側アーム50aと一体成形されており、第1の質量部支持体の先端部46aは、先端側アーム52aと一体成形されている。第2の質量部支持体34bは、基端部44b、先端部46bおよび弓状外縁部48bを備える。第2の質量部支持体の基端部44bは、基端側アーム50bと一体成形されており、第2の質量部支持体の先端部46bは、先端側アーム52bと一体成形されている。第1の質量部32aおよび第2の質量部32b、第1の質量部支持体34aおよび第2の質量部支持体34b、リンク36aおよびリンク36bは、それぞれ同一のものとなり得る。本実施例では、質量部32a,32b、支持体34a,34bおよびリンク36a,36bをそれぞれ同一のものとし、回転軸30に関して対向するように配置することによって、単一の部品数の合計が減少するので、ガバナ20の製造コストが減少し得る。また、本実施例では、質量部32a,32b、支持体34a,34bおよびリンク36a,36bをそれぞれ相互に交換可能となるように成形することによって、ガバナ20のメンテナンスが容易となり得る。
質量部32a,32b、支持体34a,34bおよびリンク36a,36bを相互に接続することによって、回転機構が形成され、この回転機構の角速度は、トリッピングシーブ18の角速度と等しい。第1の質量部32aおよび第2の質量部32bの回転から生じる角速度による遠心力によって、第1の質量部32aおよび第2の質量部32bは、トリッピングシーブ18上のピボット点38a,38bの各々を支点として回動し、回転軸30から離れる。図3および図4に示されている実施例では、第1の質量部支持体34aのピボット点40a,42aは、ピボット点40a,38a,42aを結ぶ第1の直線に沿ってピボット点38aから互いに等距離にある。第2の質量部支持体34bのピボット点40b,42bは、ピボット点40b,38b,42bを結ぶ第2の直線に沿ってピボット点38bから互いに等距離にある。第1の直線および第2の直線は、互いに平行であり、回転軸30に関して対称である。質量部32a,32b、支持体34a,34bおよびリンク36a,36bを備えた回転機構は、ピボット点40a,42a,40b,42bによって画定される平行四辺形となり、この平行四辺形は、トリッピングシーブ18の回転速度の関数としてピボット点38a,38bを結ぶ直線に関して傾斜し得る。質量部32a,32b、支持体34a,34bおよびリンク36a,36bを接続し、平行四辺形として配置することで、支持体34a,34bの外周側への回転が制御され、同時に、これらの全体の回転は、ピボット点40a,42a,40b,42bによって画定された平行四辺形の形状によって制限される。
質量部32a,32b、支持体34a,34bおよびリンク36a,36bは、当業者に周知である製造技術を用いて製造され得る。例えば、質量部32a,32bは、様々な鋳造金属材料やプレス加工された金属薄板材料によって形成され得る。他の例では、質量部支持体34a,34bおよびリンク36a,36bは、金属薄板、プラスチック、または金属とプラスチックとを組み合わせたものによって形成され、プレス加工、鋳造または射出成形によって製造され得る。
また、ガバナ20は、質量部支持体34aと質量部支持体34bとの間に切り離し可能な非弾性コネクタ54を備える。図5には、非弾性コネクタ54の1つの実施例における詳細な分解図が示されている。図3〜5に示されている実施例では、切り離し可能な非弾性コネクタ54は、磁性カプラであり、この磁性カプラは、第1のエレメント56a、第2のエレメント56b、第1の保持プレート58a、第2の保持プレート58b、第1の保持プレート締結具60aおよび第2の保持プレート締結具60bを備える。第1のエレメント56aは、第1の質量部支持体の基端側アーム50aによって保持された永久磁石である。第2のエレメント56bは、第2の質量部支持体の先端側アーム52bによって保持された強磁性材料である。第1のエレメント56aは、第1の保持プレート58aおよび第1の保持プレート締結具60aによって第1の質量部支持体の基端側アーム50aに保持される。第2のエレメント56bは、第2の保持プレート58bおよび第2の保持プレート締結具60bによって第2の質量部支持体の先端側アーム52bに保持される。他の実施例では、締結具60a,60bおよび保持プレート58a,58bは、連結ユニットとして一体成形され、例えば、対応する基端側アーム50a,50bおよび対応する先端側アーム52a,52bと嵌合し得る。
コネクタ54によって質量部支持体34aと質量部支持体34bとの間に生じる磁性連結は、シーブ18の回転によって生じる遠心力に抵抗する。シーブ18が規定範囲内の角速度で回転する場合には、質量部支持体34a,34bは、磁性連結を維持し、ガバナ20は、センサ28と係合することなくシーブ18と共に回転する。シーブ18の設定された角速度において、質量部32a,32bに作用する遠心力がコネクタ54によって生じる磁性連結力を上回るので、磁性連結力が打ち負かされてガバナ20が作動する。
コネクタ54の磁力の強さは、第1のエレメント56aの永久磁石材料における特性に依存し、かつ第2のエレメント56bの材料および形状の影響を受ける。例えば、コネクタ54の磁力を集中または制限するために、特定の形状とした鉄基材料を第2のエレメント56bとして使用し得る。このように、第2のエレメント56bにおける材料の選択および形状の構成によって、第1のエレメント56aに必要な永久磁石の大きさが最小化され、これにより、第1のエレメント56aにかかるコストも最小化される。さらに、コネクタ54の磁束および引き付け力は、第1のエレメント56aの後部および/または周囲に強磁性材料(一般的には、鋼)を付加することによって増加され得る。コネクタ54を最適化するために、磁束経路の全体が、第1のエレメント56aに要求される永久磁石材料の量を最小化するように分析および最適化され得る。例えば、鋼の小片が、磁石の後部に付加され得る。磁性コネクタを使用する実施例には、種々の永久磁石が含まれ得るが、これらの永久磁石は、要求される磁力および大きさの組み合わせと、コストと、によってのみ限定される。例えば、第1のエレメント56aは、フェライト永久磁石、アルニコ永久磁石、ネオジミウム-鉄-ボロン永久磁石やサマリウムコバルト永久磁石である。同様に、鋼「1015」のような多くの安価な鋼が、第2のエレメント56bに使用され得る。これは、これらの鋼の磁性特性が、どれも概ね同じだからである。また、第2のエレメント56bは、ステンレス鋼「410」,「416」または「430」のような耐腐食性を与える磁性ステンレス鋼合金によって形成されてもよい。
図4には、作動後のガバナ20の正面図が示されている。シーブ18の角速度によって生じる遠心力が、第1の質量部支持体34aと第2の質量部支持体34bとの間におけるコネクタ56の切り離し可能な非弾性連結に打ち勝ったために、ガバナ20が作動する。質量部支持体34a,34bおよび質量部32a,32bは、ピボット点38a,38bを支点として回動し、回転軸30から離れている。図4に示されているように、質量部支持体34aの弓状外縁部48aは、スイッチ29を開放させることによってセンサ28と係合する。センサ28からの信号が、制御システム(図示せず)に伝達され、これにより、エレベータかご12が減速または停止される。図4では、明確にするために、質量部支持体34a,34bの回転が強調して示されている。一般に、図4に示されている実施例において、第1の質量部支持体34aおよび第2の質量部支持体34bは、ガバナ20の作動時に数ミリメートル互いに離れるだけである。
作動後に、非作動時の位置(即ち図3に示されている位置)に質量部および質量部支持体を戻すことを容易にするために、付勢部材(図示せず)が設けられ得る。例えば、図3〜5に示されているコネクタ56の第1のエレメントおよび第2のエレメントに取り付けられた突出部またはこれらのエレメントに一体成形された突出部の間に、ばねが延びる。図3に示されている例では、このような突出部(およびこの突出部における穴)が、符号「52a」および符号「52b」の両側に図示されている。これらの突出部および穴は、図5にも示されている。例えば、作動された非常止め装置を解徐するためにシーブが反対方向に駆動された際に、非弾性コネクタは、付勢部材によって再び連結され、自然に整列可能となることが理想的である。付勢部材によって作用する力は、ガバナを作動させるのに必要な力にほとんど影響を与えない程度に非常に小さくするべきだが、シーブが反対方向に駆動された際に図3に示されている非作動状態にガバナが容易に戻る程度には大きくした方がよい。
一般に、ガバナアッセンブリには2つの機能がある。最初に、ガバナアッセンブリは、(例えば、センサ28を介して)制御システムに信号を送信することによって、設定されたエレベータかご速度に応答し、マシンへの電力を遮断するとともにマシンのブレーキを作動させ、これにより、エレベータかごを減速または停止させる。もし、かごが設定された速度よりも大きい速度で移動し続ける場合には、ガバナアッセンブリは、解放キャリアに力を作用させることによって直接機能し、この解放キャリアが非常止め装置に力を作用させ、これにより、エレベータかごは減速または停止される。特に図示または説明されていないが、当業者であれば理解できるように、ガバナアッセンブリは、本発明の2つのガバナを備えていても良く、これらのガバナは、昇降路内におけるエレベータかご12の移動を制御するようにトリッピングシーブ18に取り付けられている。2つのガバナを使用した1つの実施例では、ガバナ20と同一の第2のガバナが使用され得る。例えば、第2のガバナは、ガバナ20とは反対側のシーブ18の面に取り付けられ得る。第1のガバナ20は、エレベータかご12が第1の速度を超過した場合に作動され、第2のガバナは、エレベータかご12が第2の速度を超過した場合に作動され得る。本実施例では、第1のガバナは、センサ28と係合し、制御システムに信号を送信し、エレベータかご12を減速または停止させ、第2のガバナは、解放キャリアに力を作用させ、このキャリアが非常止め装置に力を作用させることで、エレベータかご12を減速または停止させる。
本発明によって、従来技術の遠心作動ガバナにおける制限が無くなる。回転する質量部支持体を互いに接続するばねを使用しないことによって、ガバナの作動速度を調整するためにばね力を調節することに伴う製品上の問題が無くなる。一般に、ばね定数の商業的な公差と、ばねコネクタアッセンブリおよびその部品に対応した公差によって生じるばねの長さに対するばね力の感度と、に対処するために、この調整が要求されている。ばねを使用しないことによって、ガバナの固有振動数と、エレベータシステムの固有振動数とが、潜在的にオーバーラップすることが無くなる。産業上の法令で、シーブ直径とロープ直径との比(D/d)の最小値を規定することができ、これにより、ガバナアッセンブリの大きさが1つの寸法に効率的に制限され、シーブの角速度が制限される。さらに、シーブに対してガバナの角速度を増加させるために、シーブによって駆動される別の回転部材にガバナを取り付けることは、一般に、望ましくない。このようなある法令による制約と、別の回転部材にガバナを取り付けることが望ましくないということから、エレベータの低速運転で、ばねにより制御されたガバナの固有振動数とエレベータシステムの固有振動数との一致が生じる。本発明では、非弾性コネクタが使用されているので、このような固有振動数のオーバーラップによる問題が解決される。
非弾性コネクタに磁性カプラを使用する実施例では、磁石からの距離が大きくなるにつれて磁場が急激に減衰するので、遠心力が超過すると、質量部支持体は瞬時に互いに切り離される。また、質量部支持体が瞬時に切り離されることによって、ガバナが作動してセンサと係合しエレベータかごを停止させるのに要する時間が最小化される。さらに、磁性コネクタが瞬時に切り離されることによって、従来のばねが伸びるのに要した時間が無くなる。ガバナの作動と各エレベータかご速度との相互関係によってのみ変化するガバナを製造することが一般的である。磁性カプラの使用により、特定のエレベータかご速度に要求される磁力を達成するために磁石または質量部を簡単に交換できることによって、このような設計方法は容易となる。磁性カプラに使用される永久磁石材料における磁力の公差は、ばね定数の商業的な公差よりも低くすることが可能であり、この永久磁石材料の磁性特性は、ばねの機械的特性よりも長期間にわたって安定することが知られている。本発明において必要となる力を生じさせるのに要する大きさの永久磁石材料にかかる商業的なコストは、類似のばねのコストよりも高くない。最後に、本発明の実施例において使用されている永久磁石材料は、一般的なものであり、従来技術を用いて形成される。
上記の説明は、本発明を単に例示することを目的としており、添付の請求項を特定の実施例または特定の実施例の群に限定するものとして解釈されるべきではない。したがって、本発明は、本発明における特定の例示的な実施例について特に詳細に説明してきたが、添付の請求項に記載されているような本発明の真の範囲を逸脱することなく、多くの修正および変更が本発明になされ得ることを理解すべきである。
したがって、明細書および図面は、例示的なものであって、添付の請求項の範囲を限定することを意図していない。本発明の上記の開示を考慮することにより、本発明の範囲および真意内において他の実施例が存在し、修正が可能であることを理解するであろう。したがって、本発明の範囲内において本発明の開示から当業者が到達できる修正の全てが、本発明における他の実施例として含まれるべきである。本発明の範囲は、添付の請求項のように定義される。

Claims (22)

  1. エレベータかごの速度に対応した速度でシーブ回転軸を中心に回転するように構成されたシーブと、
    前記シーブ回転軸から半径方向に離間した第1の質量部ピボット点において前記シーブに取り付けられた第1の質量部と、
    前記シーブ回転軸から半径方向に離間した第2の質量部ピボット点において前記シーブに取り付けられた第2の質量部と、
    前記第1の質量部と前記第2の質量部との間に位置する切り離し可能な非弾性連結部と、
    を備え、
    前記切り離し可能な非弾性連結部は、シーブ角速度が第1の速度よりも小さい場合には前記第1の質量部および前記第2の質量部の回動移動を防止し、前記シーブ角速度が前記第1の速度以上の場合には前記第1の質量部および前記第2の質量部の回動移動を許容するように構成され
    前記切り離し可能な非弾性連結部は、前記第1の質量部によって保持された第1のエレメントと、前記第2の質量部によって保持された第2のエレメントと、を備えた磁性カプラから構成され、
    前記第1のエレメントは、永久磁石を備え、前記第2のエレメントは、磁性材料を備えることを特徴とするエレベータかごの移動を制御するアッセンブリ。
  2. 前記第1の質量部および前記第2の質量部は、実質的に同一の形状であることを特徴とする請求項1に記載のアッセンブリ。
  3. 前記第1の質量部および前記第2の質量部は、弓状外縁部を備えることを特徴とする請求項1に記載のアッセンブリ。
  4. 前記第1の質量部は、第1の質量部部材と、該第1の質量部部材に取り付けられた第1の質量部支持体と、から構成されることを特徴とする請求項1に記載のアッセンブリ。
  5. 前記第2の質量部は、第2の質量部部材と、該第2の質量部部材に取り付けられた第2の質量部支持体と、から構成されることを特徴とする請求項4に記載のアッセンブリ。
  6. 前記第1の質量部および前記第2の質量部の回動移動を検出したときにエレベータかご制御信号を伝達させるように構成されたセンサをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のアッセンブリ。
  7. 前記の両質量部ピボット点は、前記シーブ回転軸から実質的に等しい半径距離において共通のシーブ直径に沿って位置決めされることを特徴とする請求項1に記載のアッセンブリ。
  8. 第1のリンクピボット点において前記第1の質量部に取り付けられるとともに第2のリンクピボット点において前記第2の質量部に取り付けられた第1のリンクと、
    第3のリンクピボット点において前記第1の質量部に取り付けられるとともに第4のリンクピボット点において前記第2の質量部に取り付けられた第2のリンクと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項に記載のアッセンブリ。
  9. 前記第1の質量部における前記第1のリンクピボット点および前記第3のリンクピボット点は、第1の直線に沿って配置され、かつ前記第1の質量部ピボット点から実質的に等距離にあり、
    前記第2の質量部における前記第2のリンクピボット点および前記第4のリンクピボット点は、第2の直線に沿って配置され、かつ前記第2の質量部ピボット点から実質的に等距離にあり、
    前記第1の直線および前記第2の直線は、互いに実質的に平行であり、前記シーブ回転軸に関して実質的に対称であることを特徴とする請求項に記載のアッセンブリ。
  10. 前記第1の質量部と前記第2の質量部との間に接続された付勢部材をさらに備え、
    前記第1の速度に達した後またはこれを超過した後に前記切り離し可能な非弾性連結部を実質的に再連結し、かつ前記第1の質量部および前記第2の質量部の回動移動が許容される速度である前記第1の速度を増加させることがないように、前記付勢部材によって作用する力が構成されることを特徴とする請求項1に記載のアッセンブリ。
  11. 前記付勢部材は、1つまたは複数のばねを備えることを特徴とする請求項10に記載のアッセンブリ。
  12. エレベータかごの速度に対応した速度でシーブ回転軸を中心に回転するように構成されたシーブと、
    第1の質量部ピボット点において前記シーブに取り付けられ、基端側アームおよび先端側アームを備えた第1の質量部と、
    第2の質量部ピボット点において前記シーブに取り付けられ、基端側アームおよび先端側アームを備えた第2の質量部と、
    前記第1の質量部の基端側アームと前記第2の質量部の先端側アームとの間に位置する磁性連結部と、
    を備え、
    前記磁性連結部は、シーブ角速度が第1の速度よりも小さい場合には前記第1の質量部および前記第2の質量部の回動移動を防止し、前記シーブ角速度が前記第1の速度以上の場合には前記第1の質量部および前記第2の質量部の回動移動を許容するように構成され
    前記の両質量部ピボット点は、前記シーブ回転軸から実質的に等しい半径距離において共通のシーブ直径に沿って位置決めされることを特徴とするエレベータかごの移動を制御するアッセンブリ。
  13. 前記第1の質量部および前記第2の質量部は、実質的に同一の形状であることを特徴とする請求項12に記載のアッセンブリ。
  14. 前記第1の質量部および前記第2の質量部は、弓状外縁部を備えることを特徴とする請求項12に記載のアッセンブリ。
  15. 前記第1の質量部は、第1の質量部部材と、前記基端側アームおよび前記先端側アームを有した第1の質量部部材支持体と、から構成され、
    前記第1の質量部部材は、前記第1の質量部部材支持体に取り付けられることを特徴とする請求項14に記載のアッセンブリ。
  16. 前記第2の質量部は、第2の質量部部材と、前記基端側アームおよび前記先端側アームを有した第2の質量部部材支持体と、から構成され、
    前記第2の質量部部材は、前記第2の質量部部材支持体に取り付けられることを特徴とする請求項15に記載のアッセンブリ。
  17. 前記第1の質量部および前記第2の質量部の回動移動を検出したときにエレベータかご制御信号を伝達させるように構成されたセンサをさらに備えることを特徴とする請求項12に記載のアッセンブリ。
  18. 第1のリンクピボット点において前記第1の質量部に取り付けられるとともに第2のリンクピボット点において前記第2の質量部に取り付けられた第1のリンクと、
    第3のリンクピボット点において前記第1の質量部に取り付けられるとともに第4のリンクピボット点において前記第2の質量部に取り付けられた第2のリンクと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載のアッセンブリ。
  19. 前記第1の質量部における前記第1のリンクピボット点および前記第3のリンクピボット点は、第1の直線に沿って配置され、かつ前記第1の質量部ピボット点から実質的に等距離にあり、
    前記第2の質量部における前記第2のリンクピボット点および前記第4のリンクピボット点は、第2の直線に沿って配置され、かつ前記第2の質量部ピボット点から実質的に等距離にあり、
    前記第1の直線および前記第2の直線は、互いに実質的に平行であり、前記シーブ回転軸に関して実質的に対称であることを特徴とする請求項18に記載のアッセンブリ。
  20. 前記第1の質量部の基端側アームと前記第2の質量部の先端側アームとの間に接続された付勢部材をさらに備え、
    前記第1の速度に達した後またはこれを超過した後に前記磁性連結部を実質的に再連結し、かつ前記第1の質量部および前記第2の質量部の回動移動が許容される速度である前記第1の速度を増加させることがないように、前記付勢部材によって作用する力が構成されることを特徴とする請求項12に記載のアッセンブリ。
  21. 前記付勢部材は、1つまたは複数のばねを備えることを特徴とする請求項20に記載のアッセンブリ。
  22. エレベータかごの速度に対応した速度でシーブ回転軸を中心に回転するように構成されたシーブと、
    前記シーブ回転軸から半径方向に離間した第1の質量部ピボット点において前記シーブの第1の面に取り付けられた第1の質量部と、
    前記シーブ回転軸から半径方向に離間した第2の質量部ピボット点において前記シーブの第1の面に取り付けられ、かつ前記第1の質量部ピボット点および前記第2の質量部ピボット点が、シーブ回転軸から実質的に等しい半径距離において共通のシーブ直径に沿って位置してなる第2の質量部と、
    前記第1の質量部と前記第2の質量部との間に位置し、かつシーブ角速度が第1の速度よりも小さい場合には前記第1の質量部および前記第2の質量部の回動移動を防止し、前記シーブ角速度が前記第1の速度以上の場合には前記第1の質量部および前記第2の質量部の回動移動を許容するように構成された第1の切り離し可能な非弾性連結部と、
    前記シーブ回転軸から半径方向に離間した第3の質量部ピボット点において前記シーブの第2の面に取り付けられた第3の質量部と、
    前記シーブ回転軸から半径方向に離間した第4の質量部ピボット点において前記シーブの第2の面に取り付けられ、かつ前記第3の質量部ピボット点および前記第4の質量部ピボット点が、シーブ回転軸から実質的に等しい半径距離において共通のシーブ直径に沿って位置してなる第4の質量部と、
    前記第3の質量部と前記第4の質量部との間に位置し、かつシーブ角速度が第2の速度よりも小さい場合には前記第3の質量部および前記第4の質量部の回動移動を防止し、前記シーブ角速度が前記第2の速度よりも大きい場合には前記第3の質量部および前記第4の質量部の回動移動を許容するように構成された第2の切り離し可能な非弾性連結部と、
    を備えるエレベータかごの移動を制御するアッセンブリ。
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