JP5087284B2 - シャフトシール装置 - Google Patents
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Description
図17に示すシャフトシール装置900は、回転装置のハウジング901に密封的に取り付けられる固定側の密封環(以下、固定環と称する。)903と、シャフト902に密接嵌合されて一体で回転するゴム材製の端面リップシール904とを有し、端面リップシール904に形成される突出リップ905が固定環903の端面に対して外径方向へ傾斜して延在密接することにより密封摺動面が形成され、これにより、突出リップ905の外周部に存在する被密封流体Q’が、固定環903より内径側、背面側の大気空間A’へ漏洩するのを防止する構成となっている。
従って、固定環903と端面リップシール904とを回転装置に組み付けた際の固定側シール906と端面リップシール904の両部品間の軸方向固定距離(以下、シール取り付け長と称する。)L0は、回転装置のハウジング901とシャフト902との取り合い寸法(相対位置)に依存する。
具体的には、端面リップシール904と固定環903との軸方向離間距離が増加すると、突出リップ905と固定環903とのの摺動面面積が小さくなって摺動面の負荷応力が大きくなるが、その離間距離が所定よりも大きくなると、突出リップ905の摺動面面積が極端に小さくなって負荷応力が集中し、摺動面の過剰摩耗や突出リップ905の破損が発生する可能性がある。さらには、突出リップ905が固定環903の摺動面に対して充分に追随できない状態、あるいは離接状態となり、いわゆる「シール面の開き」が発生する可能性が生じる。
以上のように、固定環903と端面リップシール904との軸方向配置距離が所定の範囲内にない場合、すなわちシール取り付け長L0が所定の規定値より大きくずれた場合には、被密封流体Q’の洩れに帰する不具合が発生する可能性が高くなり、このような構成のシャフトシール装置900について所望の性能を発揮させるためには、シール装置組み付け時において、シール取り付け長L0をできるだけばらつき(誤差)の小さい規定値に管理することが重要である。
シール取り付け長L0の許容誤差を拡大するために突出リップ905の長さを長くすることは、突出リップ905と固定環903との摺動面の直径、すなわち摺動面の相対滑り速度を増大させ、また、摺動面の受圧面積、すなわち摺動面にかかる圧力による荷重を増大させることになるため好ましくない。従って、突出リップ905の長さはできるだけ短くすることが設計上必要である。その結果、このような構成によるシャフトシール装置900のシール取り付け長L0の許容誤差は、例えばメカニカルシール等の端面シールと比較すると極めて小さい値に制限される。
前述したように、シール取り付け長L0は、回転装置のハウジング901とシャフト902との取り合い寸法(相対位置)に依存する。しかし、回転装置は、通常はハウジング901やシャフト902以外にも多数の部品(ベアリング等)が使用される。そのため、ハウジング901とシャフト902との取り合い寸法の誤差、すなわちばらつきは、それら個々の部品自体の誤差と部品相互の組み付け誤差とを合わせた値となり、その結果、シャフトシール装置900のシール取り付け長L0のばらつきは、上記取り合い寸法のばらつきとシャフトシール装置に係るばらつきとを合わせた範囲となる。
しかしそのような組み付け方法は、実質的に回転装置を2度組み立てることとなり作業が煩雑で工数が多くなり組み立て時間が長くなるという問題がある。また、装着する部品の寸法精度や再組み立てする際の再現性等の問題から、実際に最終的に組み付けられたシャフトシール装置900のシール取り付け長L0を厳密に規定値とするには限界があった。
図18に示すシャフトシール装置では、突出リップ925の根元部の直径D1が嵌合部926のシャフト直径D2と等しいため、突出リップ925の根元部から端面リップシール924の背端面924bまでの領域W2については、被密封流体Qの圧力Pに起因したシャフト902の軸方向の力は発生しない。
一方、突出リップ925の根元部から摺動面903aまでの領域W1については、突出リップ925が圧力Pで摺動面903aに押し付けられる作用の反発力により、端面リップシール924に対して、突出リップ925側から背端面924b方向に向かう力F1(被密封流体圧力Pによる軸方向の外力F1)が発生する。
緊迫力F2によって端面リップシール924をシャフト902に固定する力よりも外力F1が大きくなると、端面リップシール924は固定環903から離れる方向に移動し、突出リップ925が摺動面903aに対して充分に追随できない状態、あるいは届かない「シール面開き」の状態となり、被密封流体Qが漏洩する。
本発明の第1実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
図1は、第1実施形態のシャフトシール装置100の構造を示す断面図である。
本実施形態のシャフトシール装置100は、回転装置のシャフト102に取り付けられて、シャフト102が通過するハウジング101内において、シャフト102に沿って被密封流体Qと大気空間Aとをシールするものである。
そして、この段差102aを跨ぐように、シャフト102に端面リップシール104が装着されている。
端面リップシール104の一方の端部の、固定環103の摺動面103aと対向する位置には、断面がV形状に外方へ延在した突出リップ105が形成されている。突出リップ105は、前述したように固定環103の摺動面103aに向かって発散するように外方へ傾斜しており、突出リップ105の先端角部である密接面は、対向する摺動面103aに弾性接触して被密封流体Qをシールする。この突出リップ105は外周側から被密封流体Qの圧力を受けると傾斜角度を水平方向へ小さくなるように変形して摺動面103aに圧接するように構成されている。
そして本実施形態の端面リップシール104においては、端面リップシール104の突出リップ105の付け根部分に相当する突出リップ105の最小径部分の外周側表面の直径D1(突出リップ最小径D1と称する)は、端面リップシール104のシャフト102と嵌合している嵌合部106の直径(内径)D2よりも大きくなるように構成されている。
また、端面リップシール104の最小直径、すなわち、端面リップシール104の突出リップ105が形成されている箇所の直径(内径)D3は、前記端面リップシールの前記シャフトと嵌合されている箇所の直径(内径)D2よりも小さくなるように形成されている。なお、この端面リップシール104の最小直径D3は、シャフト102の細径部分102bの直径と略同等、あるいは細径部分102bの直径よりも僅かに大に構成され、この箇所においては被密封流体Qはシール(封止)されない。
その結果、被密封流体の圧力Pが高圧である、あるいは、高圧と低圧とに変化する回転装置においても、端面リップシール104が外力F1の作用によりシャフト102の軸方向に移動するのを防ぐことができ、端面リップシール104を組み付け時に配置した位置に安定的に保持することができる。
図2(A)は、端面リップシール104の固定環側端面104aを突出リップ105方向から見た時の図であり、図2(B)は、図2(A)に対応する端面リップシール104の断面図である。
図2(A)に示すように、薄肉部104bは、固定環側端面104aに対して4等配の溝形状に形成される。
シャフトシール装置100の組み付け方法については後述するが、装着治具が当接される部分の固定環側端面104aのゴム材の厚みを薄くしておくことにより、装着治具の押圧による端面リップシール104のゴム材の寸法変形(圧縮変形)を極めて小さくすることができ、シール取り付け長L1(図1参照)の管理を精度よく行うことができる。
また、端面リップシール104の補強環109は、例えば鉄、鋼、ステンレス鋼、アルミニウム、エンジニアリングプラスチック等により形成され、切削加工、プレス加工、又はモールド成形により製作される。
固定環103は、後述するように、固定環103の摺動面103aがハウジング101の基準面101bに当接するようにハウジング101に嵌合されて端面リップシール104方向に押し込まれて設置される。
固定環103は、例えば超硬合金、炭化珪素、セラミックス、鋳鉄、エンジニアリングプラスチック等の、端面リップシール104の表面ゴム材よりも硬質の材料により形成される。なお、潤滑条件が厳しい回転装置においては、自己潤滑性に優れるカーボン、又はカーボンと硬質材の複合材を選定することも可能である。
固定側シール部品120は、第1パッキン121、第1パッキン121を介してハウジング101に固定される円環状の補強ケース122、補強ケース122の内周側で補強ケース122とシールリップ124及び固定環103との間に介在される第2パッキン123、及び、シールリップ124を有する。
第1パッキン121は、補強ケース122とハウジング101との間から被密封流体が漏洩しないように、補強ケース122とハウジング101との間をシールしている。
また、第2パッキン123は、固定環103の外周面と補強ケース122の内周面との間を密封し、さらに、シールリップ124の固定環103側の端面と、補強ケース122の支持部126の端面との間を密封して被密封流体が漏洩しないようにしている。
シャフトシール装置の組み付けに際しては、まず、シャフト102とハウジング101の組み立てが完了した回転装置に対して、図3(A)に示すように、端面リップシール104を、装着治具110を用いて装着する。
図3(B)及び図3(C)は、その装着治具110の構造を示す側面図及び正面図である。
図3(A)〜図3(C)に示すように、装着治具110は、先端面の外周側に治具基準先端面110aが形成され、内周側に治具突起110bが形成された治具である。
装着治具110は、治具突起110bを、端面リップシール104の固定環側端面104aの薄肉部104bに係合した状態で、これをハウジング101とシャフト102との間隙に挿入し、治具基準先端面110aがハウジング101の基準面101bに当接するまで押し込む。
治具突起110bの治具基準先端面110aに対する高さL2は、ハウジング101の基準面101b(換言すれば、固定環103の摺動面103a)と端面リップシール104との間隔であるシール取り付け長L1と等しくされる。
その結果、図1に示すように端面リップシール104、固定環103及び固定側シール部品120が配置されたシャフトシール装置100が構成される。
そして、そのように端面リップシール104を固定環103と同一の基準面を用いて設置することにより、シャフトシール装置100のシール取り付け長L1が、回転装置のハウジング101とシャフト102との取り合い誤差(寸法のばらつき)の影響を受けることを回避することができる。その結果、シール取り付け長を高精度かつ容易に規定値通りに管理することができ、シールの密封性能及び信頼性を大幅に向上させることができる。
例えば、前述した端面リップシールの構成や端面リップシールのシャフトへの装着方法、あるいはシール固定部品の構成等についても、本発明の範囲内において、前述した実施形態以外の種々の形態で実現することができ、また、前述した実施形態の種々の変形も可能である。
以下、そのような他の形態や変形例について説明する。
まず、端面リップシールの他の形態について、本発明の第2実施形態として図4を参照して説明する。
図4は、本発明の第2実施形態の端面リップシール204の構造を示す図であり、図4(A)はその断面図(図4(B)のA−O−A’における断面図)であり、図4(B)は図4(A)のB−B’における断面図であり、図4(C)はその補強環209の側面図である。
端面リップシール204は、その外径形状、寸法等は、第1実施形態の端面リップシール104と同じである。
しかし端面リップシール204においては、内部に埋設されている補強環209に、切り欠き210が形成されている。そして、切り欠き210が形成された箇所には周囲と同じゴム材が配設されている。
また、補強環209の梁部分211が被密封流体の圧力により弾性変形し易くなり、補強環209が切り欠かれていない部分においても、同様の緊迫力F2が発生する。
端面リップシールのさらに他の形態について、本発明の第3実施形態として図5を参照して説明する。
図5は、その端面リップシール304の構造を示す図であり、図5(A)はその断面図(図5(B)のA−O−A’における断面図)であり、図5(B)は図5(A)のB−B’における断面図であり、図5(C)はその補強環309の側面図である。
端面リップシール304も、その外径形状、寸法等は第1実施形態及び第2実施形態の端面リップシール104及び204と全く同じである。
しかし端面リップシール304においては、内部に埋設されている補強環309に、図5(C)に示すような開口310が形成されており、この開口310には、周囲と同じゴム材が配設されている。
従って端面リップシール304は、第1実施形態の端面リップシール104と比較してシャフト102に対する緊迫力が一層強くなっており、シャフト102の軸方向に一層移動し難い状態となる。その結果、端面リップシール304のシール取り付け長は長期にわたって初期の組み付け時の寸法(規定値)に保持される。また、端面リップシール304とシャフト102とのシャフト102の回転方向の相対移動も一層強く阻止され、被密封流体の洩れやシールの破損等の不具合をより有効に防止することができる。
端面リップシールのさらに他の形態について、本発明の第4実施形態として図6を参照して説明する。
図6は、その端面リップシール404の構造を示す図であり、図6(A)はその断面図(図6(B)のA−O−A’における断面図)であり、図6(B)は図6(A)のB−B’における断面図であり、図6(C)はその補強環409の側面図である。
端面リップシール404は、図4を参照して前述した第2実施形態の端面リップシール204と同様に、補強環409に切り欠き410を形成したものであり、これについては第2実施形態の端面リップシール204と同様の作用効果を奏する。
このような構成とすることにより、端面リップシール404はシャフト102に対するシャフト102の回転方向の相対移動(ずれや滑り等)が機械的に完全に阻止されるため、シールの信頼性がさらに向上して好適である。
前述したような端面リップシールのシャフトに対する相対移動を防止する機構に係る変形、すなわち回り止め機構に係る変形としては、さらに種々の形態が考えられる。
図6を参照して前述した第4実施形態の端面リップシール404は、シャフト102にノックピン413を圧入してこれに端面リップシール404を係合させたが、ノックピン413に相当する凸部を予めシャフトに形成しておくようにしてもよい。
そのような形態のシャフトシール装置について、本発明の第5実施形態として図7を参照して説明する。
図7は、その端面リップシール404の回り止め機構の変形例を示す図であり、図7(A)はシャフト202に装着された端面リップシール404の断面図(図7(B)のA−O−A’における断面図)であり、図7(B)は図7(A)のB−B’における断面図である。
このような構成とすることによっても、端面リップシール404とシャフト202のシャフト回転方向の相対移動(ずれや滑り等)が機械的に完全に阻止され、シールの信頼性がさらに向上する。
端面リップシールのシャフトに対する回り止め機構に係るさらに他の形態を、本発明の第6実施形態として図8を参照して説明する。
図8は、端面リップシールの回り止め機構の他の形態を示す図であり、図8(A)はシャフト302に装着された端面リップシール504の断面図(図8(B)のA−O−A’における断面図)であり、図8(B)は図8(A)のB−B’における断面図である。
ダボ加工部513は、補強環509の側周面の一部を、プレス加工により、内径側に突起させることにより形成する。また、ダボ加工部513においては、図示のごとく、補強環509をゴム層よりむき出しにして、シャフト302の面取り部303とメタルタッチ(金属同士のカシメ又は噛合わせ)として係合させる。これにより、一層強固に補強環509(端面リップシール504)とシャフト302とを係合させることができる。
さらに、端面リップシールとシャフトの嵌合方法の他の形態について、本発明の第7実施形態として図9を参照して説明する。
図9は、端面リップシールとシャフトとが嵌合した状態を示すシャフト軸方向の断面図である。
本実施形態は、シャフト402の端面リップシール204の嵌合箇所にローレット加工を施しておき、端面リップシール204の嵌合部206の一部を、このシャフト402に形成されたローレット加工部403に食い込ませるようにして、端面リップシール204とシャフト402とを嵌合させるものである。
軸方向に平行なローレット加工(スプライン加工)であれば、端面リップシール204とシャフト402とのシャフト回転方向の相対移動(ずれ)を抑止できる。また、網目加工の場合は、回転方向と軸方向の両方のずれを抑止できて効果的である。なお、端面リップシール204をシャフト402に圧入する際に、密封面にキズが付くのを避けるため、シャフト402の嵌合部は2段に形成するのが好適である。すなわち、ローレット加工部403が形成された部分のシャフト402の直径は、突出リップ205が配置されるシャフト402の細径部分402bよりも太く、端面リップシール204が嵌合されるシャフト402の太径部分402cよりも細い直径とするのが好適である。
また、本発明に係る端面リップシールのさらに他の形態について、本発明の第8実施形態として図10を参照して説明する。
図10は、その端面リップシール604とシャフト102とが嵌合した状態を示すシャフト軸方向の断面図である。
図10に示す端面リップシール604は、前述した各端面リップシールと同様に、内部に補強環609が埋設され、その周囲をゴム材が被覆した構成である。端面リップシール604の固定環103側の端面には突出リップ605が形成されており、また、他方の端面は、シャフト102の太径部分102cに嵌合する嵌合部606として形成されている。また、端面リップシール604の突出リップ最小径D1が、端面リップシール604のシャフト102と嵌合している嵌合部606の直径D2よりも大きくなるように形成されているため、端面リップシール604に対して、シャフト102の軸方向に沿った2方向(各々反対方向を指す)から作用する被密封流体の圧力による外力を平衡させる、あるいは略同等とすることができ、端面リップシール604は、シャフト102の軸方向に移動しないように構成される。また、被密封流体の圧力は端面リップシール604のシャフト102の径方向に緊迫力として作用し、端面リップシール604はシャフト102に固定されている。
端面リップシール604を組み付ける際に、装着治具110を補強環609のような硬質部材で形成された面に当接させて、端面リップシール604の位置決めをすることにより、ゴム材のような柔軟な構成部に装着治具110を突き当てる場合に比べて、端面リップシール604の位置決めを高精度かつ簡単に行うことができる。
端面リップシールは、このような形態で実現されてもよい。
また、さらに端面リップシールの他の形態について、本発明の第9実施形態として図11を参照して説明する。
図11は、その端面リップシール704の他の形態を示す図であり、図11(A)はシャフト502に装着された端面リップシール704の断面図(図11(B)のA−O−A’における断面図)であり、図11(B)は図11(A)のB−B’における断面図である。
図11に示す端面リップシール704の基本的な構成は、図10に示した端面リップシール604と同じである。すなわち、端面リップシール704には、突出リップ705とは反対側の端面に補助リップ713が形成されており、また、補強環709の補助リップ713側の端部は、外径方向に突出して装着治具110(図3参照)が突き当てられる立設面714を形成している。
そして、シャフト502には、端面リップシール704のこの係合爪715に係合するための構成が形成される。すなわち、シャフト502には、端面リップシール704の嵌合部706が嵌合される太径部分502cのさらに奥側(細径部分502bに連なる側とは反対側)に、径拡大部分502dが形成されており、この径拡大部分502dの周縁部の係合爪715に対応する位置に、係合爪715と係合する係合切り欠き503が形成されている。このシャフト502の係合切り欠き503に端面リップシール704の係合爪715が係合されることにより、端面リップシール704とシャフト502とのシャフト502の回転方向の相対移動(ずれや滑り等)が機械的に完全に阻止され、シールの信頼性が向上する。
なお、端面リップシール704の係合爪715は、補強環709とともに一体的にプレス加工等により形成する。
また、前述した各実施形態の端面リップシールは、いずれも、補強環の内周側表面に配設されたゴム材によりシャフトに嵌合される構成であった。しかしながら、嵌合部のゴム材の代わりに、Oリング等を用いることも可能である。
そのように構成の端面リップシール804について、本発明の第10実施形態として図12を参照して説明する。
図12は、その端面リップシール804とシャフト102とが嵌合した状態を示すシャフト軸方向の断面図である。
また、端面リップシール804が装着される箇所のシャフト102(太径部分102c)に、ノックピン813が圧入設置されており、また、端面リップシール804の補強環809には、ノックピン813に係合する係合切り欠き812が形成されており、図12に示すように、この係合切り欠き812にノックピン813が係合されている。
また、前述した各実施形態において固定環103及び固定側シール部品120は、例えば図1に示すように、外周面にねじ溝108aが形成されている略円筒状のシール固定部品108により、シャフト102に沿ってハウジング101内に挿入され、大気A側背面が支持され、ハウジング101の基準面101bとシール固定部品108との間に保持されるものであった。しかしながら、シール固定部品の構成及び固定環103等の固定方法はこれに限られるものではなく、他の構成や方法であってもよい。
シール固定部品の構成及び固定環103等の固定方法の他の例について、第11実施形態として図13を参照して説明する。
図13は、ベベル形止め輪208を用いて固定環103及び固定側シール部品120を固定したシャフトシール装置200を示す図であり、図13(A)はそのシャフトシール装置の構造及び組み付け方法を説明するための断面図であり、図13(B)はそのべベル形止め輪208の正面図であり、図13(C)はそのべベル形止め輪208の環状部の断面図であって図13(B)のA−A’における断面図である。
その結果、固定環103と固定側シール部品120とは、べベル形止め輪208とハウジング201の基準面(段差部)201bとの間に挟持された状態となり、図13(A)に示すような構成のシャフトシール装置200が構成される。
また、べベル形止め輪208を用いたこのような固定環103及び固定側シール部品120の設置方法は、簡単な方法であり、組み付けや分解を容易に行うことができる。また使用する部品も単純な部品でよい。従って、シャフトシール装置の製造や設置に係るコスト、あるいはこれを用いた装置に係るコストを抑えることができる。
固定環103及び固定側シール部品120は、このように、べベル形止め輪208を用いて固定するようにしてもよい。
その結果、端面リップシール104に作用する、背端面104b側から突出リップ105側に向かうシャフト102の軸方向の外力F1’と、突出リップ105側から背端面104b側に向かうシャフト102の軸方向の外力F1とを平衡させることができ、あるいは、外力F1の影響を小さくすることができ、被密封流体の圧力Pが高圧である、あるいは、高圧と低圧とに変化する回転装置においても、端面リップシール104はシャフト102の軸方向に移動せず、組み付け位置に維持される。
図14は、突出リップ105の付け根部分の直径D1と嵌合部106の内径D2の比が異なる種々の端面リップシール104における、被密封流体の圧力と、被密封流体の圧力に起因して端面リップシール104に作用するシャフト102の軸方向の力との関係を示す図である。なお、図14に示す関係は、有限要素法による解析結果である。
なお、突出リップ105の付け根部分の直径D1は14.2mmとし、これに対して嵌合部106の内径D2を変化させて、D2/D1の各条件の端面リップシール104を構成した。また、各端面リップシール104で異なるのは嵌合部106の内径D2のみであり、例えば突出リップ105の断面形状、突出リップ105が形成される箇所の端面リップシール104の内径D3、被密封流体の圧力Pにより、突出リップ105が摺動面103aに押し付けられる力、シャフトシールの性能(密封性能、摩擦摩耗特性)等の他の条件は各例において全て同じである。また、端面リップシール104のゴム材としては、摺動用あるいは高圧用シール材として好適とされる公知のゴム材とした(例えば、特開2002−80639号公報の実施例1のゴム組成物等)。
従って、この例においては、実施例1〜実施例3に示すような範囲のD2/D1が好ましいと言える。
例えば、CO2 圧縮機の使用圧力範囲の中でも、圧力4MPa〜6MPaの中圧域における信頼性、安定性を重視するなら、外力Fの絶対値が他よりも小さい実施例1の構成を選択すればよい。また、CO2 圧縮機で想定される圧力範囲の全域(約3MPa〜約12MPa)について被密封流体の圧力の変化に影響されにくいシャフトシール装置100を得たい場合は、外力Fの平均絶対値及び変化率が小さい実施例2の構成を適用すればよい。あるいはまた、嵌合部106に何らかの不具合があり、緊迫力が失われた場合の安全性を重視するなら、実施例3の構成を選定すればよい。すなわち、実施例3ではCO2 圧縮機で想定される圧力範囲の全域にわたって外力Fがマイナスの値(F1’方向)となっていることから、仮に緊迫力が失われた場合には端面リップシール104は固定環103に押し付けられる方向に移動し、少なくとも被密封流体の摺動面103aからの大量漏れを防止することができる。
図15に示すように、端面リップシール104の径の比D2/D1と外力Fとの関係は、1次関数で近似される。従って、図14に示されていない構成についても、図15に示すような関係式を用いることで補間することが可能であり、より精度よく端面リップシール104の形態の条件、すなわち、突出リップ105の付け根部分の直径D1と嵌合部106の内径D2との関係を求めることができる。
固定トルクTは、端面リップシール104とシャフト102とを円周方向に相対回転させる際に必要な力で、固定トルクT=緊迫力×半径×摩擦係数として定義される。固定トルクTが大きいほど、端面リップシール104とシャフト102とのスリップが発生しにくくなり、好適な設計となる。
図16から明らかなように、嵌合部106の内径D2が端面リップシール104の最小直径D3より大きくなるほど、固定トルクTは大きくなる。
従って、嵌合部106の内径D2は、少なくとも端面リップシール104の最小直径D3よりも大きいことが、適切な端面リップシール104の設計条件となる。
101、201…ハウジング
102、202、302、402、502…シャフト
203…凸部
303…面取り部
403…ローレット加工部
503…係合切り欠き
103…固定環
104、204、304、404、504、604、704、804
…端面リップシール
105、605…突出リップ
106、606、706…嵌合部
109、209、309、409、509、609、709、809…補強環
210、510…切り欠き
211…梁部
310…開口
412、812…係合切り欠き
413、813…ノックピン
513…ダボ加工部
613、713…補助リップ
614、714…立設面
715…係合爪
806…Oリング
108…シール固定部品
208…べベル形止め輪(シール固定部品)
120…固定側シール部品
121…第1パッキン
122…補強ケース
123…第2パッキン
124…シールリップ
110…装着治具
900…シャフトシール装置
901…ハウジング
902…シャフト
903…固定環(固定側密封環)
904…端面リップシール
905…突出リップ
906…固定側シール
907,908…パッキン
909…補強ケース
910…シールリップ
Claims (5)
- シャフトが通過するハウジングに固定される固定環と、前記シャフトに嵌合される端面リップシールとを有し、前記固定環の摺動面に前記端面リップシールの突出リップを摺動可能に密接させることにより、前記シャフトに沿って被密封流体をシールするシャフトシール装置であって、
前記端面リップシールの前記シャフトと嵌合されている箇所の直径(D2)は、前記突出リップの前記被密封流体側表面の最小径部分の直径(D1)よりも小さく、前記端面リップシールの前記突出リップが配設される箇所の直径(D3)よりも大きいことを特徴とするシャフトシール装置。 - 前記端面リップシールは、所定の取り付け長となる位置で、前記ハウジングの基準面が前記固定環の前記摺動面と当接することによって、前記ハウジングの前記基準面に対して所定の取り付け長となる位置で前記シャフトに嵌合され、前記固定環も、前記基準面で位置合わせされて設置されることを特徴とする請求項1に記載のシャフトシール装置。
- 前記端面リップシールは、前記突出リップ及び当該端面リップシールの表面を構成するゴム製の軟質部と、前記軟質部に埋設されて前記端面リップシールの形状を維持する補強環とを有し、前記補強環は、前記シャフトとの嵌合部において周面の一部が除去されていることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載のシャフトシール装置。
- 前記シャフトは段差を有し、前記端面リップシールは、前記シャフトの段差を跨ぎ、当該段差を跨ぐ範囲で前記シャフトの軸方向に位置調整可能に当該シャフトに嵌合されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシャフトシール装置。
- 前記固定環は、固定側シール部品を介して前記ハウジングに保持され、
前記固定側シール部品は、
先端内周面が前記シャフトと密接するシールリップと、
第1パッキンと、
前記第1パッキンを介して前記ハウジングに固定される円環状の補強ケースと、
前記補強ケースの内周側で前記補強ケースと前記シールリップ及び前記固定環との間に介在される第2パッキンと、
を有し、
前記第1パッキンは、前記補強ケースと前記ハウジングとの間を密封し、
前記第2パッキンは、前記固定環の外周面と前記補強ケースの内周面とを密封するとともに、前記シールリップの固定環側の端面と前記補強ケースの支持部の端面との間を密封することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシャフトシール装置。
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