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JP5082679B2 - 工作機械システム - Google Patents

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JP5082679B2 JP2007219374A JP2007219374A JP5082679B2 JP 5082679 B2 JP5082679 B2 JP 5082679B2 JP 2007219374 A JP2007219374 A JP 2007219374A JP 2007219374 A JP2007219374 A JP 2007219374A JP 5082679 B2 JP5082679 B2 JP 5082679B2
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Description

この発明は、主軸チャックに把持されて回転するワークに対して工具で加工を施す工作機械と、この工作機械の主軸チャックにワークを搬入するローダとを備えた工作機械システムに関する。
上記工作機械システムにおいて、工作機械例えば旋盤の主軸チャックにローダでワークを搬入する際に、主軸チャックにワークが適正に着座したか否かを確認することが行われている。着座確認手段としては、例えば、主軸チャックの主軸軸心と垂直なロケート面にエア吐出口を設け、このエア吐出口に続くエア供給路の背圧を検出することで、前記ロケート面にワークの先端面が当接しているか否かを判定するエア式のものが多く採用されている(例えば特許文献1)。このような着座確認手段で着座確認を行う場合、先端面に凸部と凹部とがワーク中心周りに並んで設けられているワークに対しては、着座確認手段とワーク先端面の凸部との位相を合わせる必要がある。また、旋盤等の工作機械において、主軸の回転を停止させた状態で、ドリル等の回転工具により加工する場合も位相合わせが必要となる。従来、この位相合わせは、機外に設けた専用の位相合わせ装置で行うのが一般的であった(例えば特許文献2)。
専用の位相合わせ装置を用いない例としては、例えば特許文献3が挙げられる。この文献に開示されているものは、旋盤の工具選択用タレットに装着された治具本体に、主軸上のワークの端面を押付け可能なワーク押部材を回転および進退自在に取付け、主軸に仮装着したワークの端面に前記ワーク押部材を押し当てて主軸を低速回転させることにより、主軸に設けた位置決め用ストッパがワークの端面に形成された被係合部に係合して位相合わせを行うものである。
特許第3456341号公報 特開2003−80435号公報 実開平6−46807号公報
上記従来の位相合わせ方法において、専用の位相合わせ手段を用いる方法は、工作機械およびローダとは別に位相合わせ用の装置が必要であるため、コストが高くつく。また、特許文献3に記載の方法は、ワークの大きさや形状に合わせてワーク押部材を取り替える必要があり、その段取り作業のためにライン停止時間が長引くことがある。
この発明の目的は、機外に専用の装置を装備することなく、工作機械およびローダに設けた簡易な機構により、ワークの位相合わせを正確にかつ素早く行える工作機械システムを提供することである。
この発明の他の目的は、ワークの位相合わせと併せて、主軸チャックに対するワークの着座確認を行えるようにすることである。
この発明のさらに他の目的は、ワークの位相合わせを正確にかつ素早く行うのに適した制御装置を開示することである。
この発明の工作機械システムは、工作機械と、この工作機械にワークを搬入するローダと、前記工作機械および前記ローダを制御する工作機械システム制御装置とを備える。前記工作機械は、ワークを把持する主軸チャックを有する主軸と、前記主軸チャックに把持されたワークを加工する工具を有する工具台とを備える。前記ワークは、少なくとも片方の端面に凸部と凹部とがワーク中心周りに並んで設けられたものである。前記主軸チャックは、主軸軸心に対して垂直に設けられ前記ワークの凸部の先端面を当接させてワークを軸方向に位置決めするロケート面を有するロケート部材と、前記ロケート面の主軸軸心から外れた位置に出没自在に設けられ、突出状態で前記ワークの凹部の円周方向を向く内面部に係合してワークを円周方向に位置決めする係合部材と、この係合部材を突出方向に付勢する付勢部材と、主軸軸心に対して径方向に進退してワークを把持するチャック爪とを備える。なお、前記ワークの凹部は、凸部に対して相対的に凹んだ箇所である。
この構成の工作機械システムによれば、主軸チャックにロケート面を有するロケート部材が設けられているため、ワークの軸方向の位置決めをすることができる。また、ロケート部材のロケート面から出没自在な係合部材が設けられているため、ワークの円周方向の位置決めをすることができる。上記係合部材を付勢部材により突出方向に付勢させたことにより、凸部と凹部とがワーク中心周りに並んで設けられたワーク端面の形状に良好に対応できる。
上記ワークの位置決めは、ローダにより主軸チャックへワークを搬入するときの一連の動作で行われるため、ワークの主軸チャックへの仮装着等の余分な動作が不要であり、ワークの位置決めを正確にかつ素早く行える。ワーク位置決め用の機構は、ロケート部材、係合部材、および付勢部材からなる簡易な構成であるため、低コストで装備することができる。機外に位置決め用の装置を装備する必要もないため、ラインを停止させずに効率良く工作機械による加工を行える。
この発明において、前記ロケート面に検出部を有しワークが前記ロケート面に着座したか否かを検出する着座確認手段を設け、前記検出部は、前記係合部材が前記ワークの凹部の円周方向を向く内面部に係合した状態で、前記ワークの凸部の先端面と対向する位置に配置するのが好ましい。
この構成であると、ワークの円周方向の位置決めをしたとき、着座確認手段の検出部がワークの凸部の先端面と対向する。そのため、そのままの状態で着座確認手段を作動させることにより、主軸チャックに対するワークの着座確認を行える。
前記工作機械および前記ローダを制御する工作機械システム制御装置は、以下の構成とする。すなわち、工作機械システム制御装置は、前記ローダが前記工作機械にワークを搬入するときのローダおよび工作機械の一連の動作を制御する搬入時制御手段を有し、この搬入時制御手段は、前記ローダに、前記ロケート部材のロケート面に前記ワークの凸部の先端面が接するまでワークを主軸チャックに対し搬入させるとともに、前記ローダチャックによるワークの把持を解除して、前記回転支持部材によりワークを回転自在に支持させる搬入時ローダ制御部と、前記回転支持部材がワークを回転自在に支持した状態で、前記主軸を、前記係合部材が前記ワークの凹部の円周方向を向く内面部に必ず接することとなる所定回転角度だけ回転させる搬入時主軸回転制御部と、この主軸の前記所定角度の回転の後、前記主軸チャックにチャック爪でワークを把持させる搬入時チャック制御部とを有するものとする。
この工作機械システム制御装置によれば、搬入時制御手段の搬入時ローダ制御部により、ローダに、ロケート部材のロケート面にワークの凸部の先端面が接するまでワークを主軸チャックに対し搬入させるとともに、ローダチャックによるワークの把持を解除して、回転支持部材によりワークを回転自在に支持させることで、ワークの軸方向の位置決めをする。また、搬入時制御手段の搬入時主軸回転制御部により、回転支持部材がワークを回転自在に支持した状態で、主軸を、係合部材がワークの凹部の円周方向を向く内面部に必ず接することとなる所定回転角度だけ回転させることで、ワークの円周方向の位置決めをする。そして、搬入時制御手段の搬入時チャック制御部により、主軸が所定角度だけ回転した後、主軸チャックにチャック爪でワークを把持させることで、ワークを軸方向および円周方向に位置決めされた状態で主軸チャックがワークを把持する。
この発明の工作機械システムは、工作機械と、この工作機械にワークを搬入するローダとを備え、前記工作機械は、ワークを把持する主軸チャックを有する主軸と、前記主軸チャックに把持されたワークを加工する工具を有する工具台とを備え、前記ワークは、少なくとも片方の端面に凸部と凹部とがワーク中心周りに並んで設けられたものであり、前記主軸チャックは、主軸軸心に対して垂直に設けられ前記ワークの凸部の先端面を当接させてワークを軸方向に位置決めするロケート面を有するロケート部材と、前記ロケート面の主軸軸心から外れた位置に出没自在に設けられ、突出状態で前記ワークの凹部の円周方向を向く内面部に係合してワークを円周方向に位置決めする係合部材と、この係合部材を突出方向に付勢する付勢部材と、主軸軸心に対して径方向に進退してワークを把持するチャック爪とを備えるため、機外に専用の装置を装備することなく、工作機械およびローダに設けた簡易な機構により、ワークの位相合わせを正確にかつ素早く行える。
また、前記工作機械および前記ローダを制御する工作機械システム制御装置を備え、前記ローダは、ワークを把持するローダチャックと、このローダチャックがワークの把持を解除した状態でワークを主軸軸心回りに回転自在に支持する回転支持部材とを有するものであり、前記工作機械システム制御装置は、前記ローダが前記工作機械にワークを搬入するときのローダおよび工作機械の一連の動作を制御する搬入時制御手段を有し、この搬入時制御手段は、前記ローダに、前記ロケート部材のロケート面に前記ワークの凸部の先端面が接するまでワークを主軸チャックに対し搬入させるとともに、前記ローダチャックによるワークの把持を解除して、前記回転支持部材によりワークを回転自在に支持させる搬入時ローダ制御部と、前記回転支持部材がワークを回転自在に支持した状態で、前記主軸を、前記係合部材が前記ワークの凹部の円周方向を向く内面部に必ず接することとなる所定回転角度だけ回転させる搬入時主軸回転制御部と、この主軸の前記所定角度の回転の後、前記主軸チャックにチャック爪でワークを把持させる搬入時チャック制御部とを有するため、前記工作機械システム制御装置がワークの位相合わせを正確にかつ素早く行うのに適したものとなる。
前記ロケート面に検出部を有しワークが前記ロケート面に着座したか否かを検出する着座確認手段を設け、前記検出部は、前記係合部材が前記ワークの凹部の円周方向を向く内面部に係合した状態で、前記ワークの凸部の先端面と対向する位置に配置した場合は、ワークの位相合わせと併せて、主軸チャックに対するワークの着座確認を行える。
この発明の実施形態を図面と共に説明する。図1はこの実施形態の工作機械システムを概略的に示す正面図である。工作機械システムは、工作機械1と、この工作機械1に対してワークWを搬入するローダ11と、これらの工作機械1およびローダ11を制御する工作機械システム制御装置50とでなる。
工作機械1は旋盤からなり、主軸2と工具台5とを備える。主軸2は、その先端にワークWの一端を把持する主軸チャック3を有し、ベッド7の上に設けられた主軸台4に軸受(図示せず)を介して回転自在に支持されている。主軸チャック3は、チャック本体3aに、互いに連動して開閉する複数のチャック爪3bを設けたものであり、チャック爪3bによりワークWを把持する。工具台5はタレットとされ、前記主軸チャック3に把持されたワークWを加工する複数の工具5aを有する。工具5aは、例えばバイトや、ドリル等の回転工具である。工具台5は、送り台6を介して主軸軸心に沿う方向(Z軸方向)と主軸軸心Oに直交する水平方向(X軸方向)とに移動可能とされる。工具台5をZ軸方向に移動させる駆動源5b(図7)、および工具台5をX軸方向に移動させる駆動源5c(図7)は、例えばサーボモータとされる。前記主軸チャック3へはローダ11によってワークWの受け渡しが行われる。
ローダ11は、工作機械1の上方に設置され、直交座標系で駆動されるガントリ式のものである。ローダ11は、図1および図2に正面図および側面図で示すように、架設レール12に沿って走行する走行体13に前後移動台14を介して昇降ロッド15を設け、その下端にローダヘッド16を設けたものである。ローダヘッド16は、ワークWを把持するローダチャック17を有している。ローダチャック17は、チャック本体17aに、互いに連動して開閉する複数のチャック爪17bを設けたものであり、チャック爪17bによりワークWを把持する。ローダヘッド16は、X方向移動駆動源13a(図7)、Y方向移動駆動源15a(図7)、およびZ方向移動駆動源14a(図7)により、それぞれ主軸軸心Oに直交する水平方向(X軸方向)、上下方向(Y軸方向)、主軸軸心Oに沿う方向(Z軸方向)に移動自在である。各移動駆動源13a,14a,15aは例えばサーボモータとされる。
図3は主軸およびローダヘッドの要部の側面図、図4は主軸チャックの正面図、図5はローダチャックの正面図である。なお、主軸チャックの正面図とローダチャックの正面図は互いに逆向きである。
図3および図4において、主軸台4に回転自在に支持された主軸2は中空軸であり、主軸2の後部にはプーリ21が設けられている。このプーリ21に掛装された主軸ベルト22を介して、主軸回転駆動源22a(図7)の回転が主軸2に伝達される。主軸回転駆動源22aは、例えばサーボモータである。主軸2が回転することにより、主軸2の先端に設けられた主軸チャック3が回転する。
主軸チャック3の複数のチャック爪3bは、それぞれチャック中心に対して連動して径方向に進退可能に主軸チャック3の前面に配置されている。具体的には、チャック爪取付台3cが、主軸チャック3のチャック本体3aに対して径方向に進退自在に設置されており、このチャック爪取付台3cにチャック爪3bがボルト等で着脱自在に取付けられている。主軸2内には、チャック爪作動軸9が、主軸2の軸心と同心で同軸心に沿う方向(Z軸方向)に進退自在に設けられている。このチャック爪作動軸9の先端は、チャック本体3a内に設けられたリンク機構等の動作変換機構3dを介して各チャック爪取付台3cに連結されており、チャック爪作動軸9の進退動作が動作変換機構3dを介して各チャック爪取付台3cに開閉動作として伝達される。チャック爪作動軸9は、主軸チャック開閉装置10により進退駆動される。主軸チャック開閉装置10は、例えば油圧シリンダ等からなる。
前記チャック爪作動軸9は中空軸であり、その内部にエア配管23が設けられ、さらにエア配管23の内部にクーラント配管24が設けられている。エア配管23およびクーラント配管24の前端部は、主軸チャック3の前側中央の開口を塞ぐ栓部材25に挿入されている。栓部材25は、チャック本体3aに固定されている。栓部材25には、エア配管23と栓部材25の前面とを連通する第1のエア通路26、およびクーラント配管24と栓部材25の前面とを連通する第1のクーラント通路27が設けられている。第1のクーラント通路27の前端開口は栓部材25の前面における主軸軸心Oに位置し、第1のエア通路26の前端開口は栓部材25の前面における主軸軸心Oから外れた位置にある。
主軸チャック3には、前記栓部材25に固定してロケート部材30が設けられている。ロケート部材30は、ワークWを軸方向に位置決めするためのものであり、主軸軸心Oに対して垂直な位置決め用のロケート面31を有する。この実施形態のロケート面31は、後述するワークWの形状に対応させて円環状とされている。チャック爪3bは主軸軸心Oに対して径方向に進退してワークWを把持する構成であるため、ロケート部材30をチャック爪3bと干渉させることなく配置できる。
ロケート部材30には、ワークWを円周方向に位置決めするための係合部材32が設けられている。係合部材32はピン状の部材であり、ロケート部材30に設けた主軸軸心Oの方向を向く収容孔33に収容されており、一端がロケート面31における所定の1箇所から出没自在とされている。収容孔33内に設けた付勢部材34により、係合部材32はロケート面31から突出する側に付勢されている。付勢部材34としては、例えば圧縮コイルばねを用いることができる。係合部材32の後端に大径部32aが設けられており、この大径部32aが収容孔33の段部33aに当たることにより、係合部材32が一定以上ロケート面31から突出しないようになっている。
また、ロケート部材30には、前記第1のエア通路26とロケート面31における前記係合部材32から離れた箇所とを連通する第2のエア通路35が設けられている。第2のエア通路35のロケート面31での開口はエア吐出口36であり、このエア吐出口36は着座確認手段37の検出部となっている。着座確認手段37は、主軸チャック3にワークWが適正に着座しているかを確認する手段であり、エア供給装置38(図7)と、このエア供給装置38から供給されるエアが通る前記エア配管23、第1のエア通路26、第2のエア通路35等からなるエア供給路と、検出部であるエア吐出口36と、前記エア供給路の背圧を測定する圧力スイッチ等の圧力計(図示せず)とで構成される。
さらに、ロケート部材30には、前記第1のクーラント通路27とロケート面31より内周側のロケート部材31前面とを連通する第2のクーラント通路39が設けられている。加工時には、図示しないクーラント供給装置によりクーラントがクーラント配管24に供給され、そのクーラントが、第1および第2のクーラント通路27,39を通って、主軸チャック3に把持されているワークWの主軸側端面または貫通孔Wf(図6参照)内に吐出される。
図3および図5において、ローダチャック17の複数のチャック爪17bは、主軸チャック3のチャック爪3bに対向して、チャック本体17aの正面に配置されている。各チャック爪17bは、それぞれチャック中心に対して連動して半径方向に進退可能で、ローダヘッド16に設けたローダチャック開閉装置18(図7)の動作が、チャック本体17a内のリンク機構(図示せず)を介して各チャック爪17bに開閉動作として伝達される。ローダチャック開閉装置18は、例えば油圧シリンダ等からなる。
ローダチャック17には、チャック爪17bの内周に位置するプッシャープレート41が設けられている。プッシャープレート41は、ワーク搬入時にワークWを前記ロケート部材30のロケート面31に押付けるためのもので、支持プレート42に支持されている。支持プレート42は、主軸軸心Oから3方向に分岐部42aが放射状に延びた形状をしており、各分岐部42aとチャック本体17aとの間に進退・付勢機構43が設けられている。進退・付勢機構43は、支持プレート42に固定して主軸軸心Oの方向を向くガイド軸44を設け、このガイド軸44の先端をチャック本体17aのガイド孔45に挿入させてあり、前記ガイド軸44の外周かつ支持プレート42とチャック本体17a間に圧縮コイルばね46を介装したものである。これにより、支持プレート42およびプッシャープレート41は、チャック本体17aに対し主軸軸心O方向に進退自在かつ主軸チャック3側に付勢されている。
また、プッシャープレート41の中心部には、ワークWの貫通孔Wf(図6参照)に挿入されて、ワークWを主軸軸心O回りに回転自在に支持する回転支持部材47が、プッシャープレート41と一体に設けられている。前記進退・付勢機構43によりプッシャープレート41を主軸チャック3側に付勢する付勢力は、プッシャープレート41でワークWを前記ロケート面31に押付けた状態でワークWに回転力が加えられた場合に、プッシャープレート41とワークW間の摩擦力で、回転支持部材47回りにワークWが回転するのを阻害しない程度とされている。
この工作機械システムで加工されるワークの一例を図6に示す。このワークWは、中心軸WOを有するリング状の本体部Waの両端面に、それぞれ複数(この例では6)の凸部Wb,Wcと凹部Wd,Weとがワーク中心周りに等間隔で並んで設けられている。凸部Wb,Wcは円柱状で、その先端面Wba,Wcaは中心軸WOに対して垂直である。なお、ワークWの凹部Wd,Weは、凸部Wb,Wcに対して相対的に凹んだ箇所である。ワークWの中心部には、中心軸WOの方向に貫通する貫通孔Wfが設けられている。
この工作機械システムを制御する制御装置について、図7と共に説明する。工作機械システム制御装置50は、工作機械1を制御する工作機械制御装置51と、ローダ11を制御するローダ制御装置52とでなる。各制御装置51,52は、コンピュータ式の数値制御装置およびプログラマブルコントローラからなる。工作機械制御装置51は、加工プログラム53と、この加工プログラム53を実行する演算制御部54とを備える。ローダ制御装置52は、ローダ制御プログラム55と、このローダ制御プログラム55を実行する演算制御部56とを備える。各演算制御部54,56は、中央処理装置およびメモリ等に、プログラマブルコントローラを含めたものを示す。工作機械制御装置51とローダ制御装置52とは、互いに情報交換をしている。
工作機械制御装置51の演算制御部54は工作機械1の各駆動部に、ローダ制御装置52の演算制御部56はローダ11の各駆動部に、それぞれ出力指令を出す。工作機械1の駆動部は、工具台Z方向移動駆動源5b、工具台X方向移動駆動源5c、主軸回転駆動源22a、エア供給装置38、および主軸チャック開閉装置10である。ローダ11の駆動部は、X軸方向移動駆動源14a、Y軸方向移動駆動源15a、Z軸方向移動駆動源13a、およびローダチャック開閉装置18である。
図8に示すように、工作機械制御装置51は、加工プログラム53および演算制御部54により、一般動作制御部61と、搬入時主軸回転制御部62と、着座確認制御部63と、搬入時チャック制御部64とが構成されている。また、ローダ制御装置52は、ローダ制御プログラム55および演算制御部56により、搬送・搬出時ローダ制御部65と、搬入時ローダ制御部66とが構成されている。そして、搬入時主軸回転制御部62、着座確認制御部63、搬入時チャック制御部64、および搬入時ローダ制御部66を合わせたものが搬入時制御手段67となる。搬入時制御手段67は、ローダ11が工作機械1にワークWを搬入するときのローダ11および工作機械1の一連の制御を行う。
搬入時制御手段67を構成する制御部から説明する。
搬送時ローダ制御部66は、Z軸方向移動駆動源13aに出力して、主軸軸心Oの延長線上に位置するローダチャック17を主軸チャック3側へ移動させて、前記ロケート部材30のロケート面31にワークWの凸部Wbの先端面Wbaが接するまでワークWを主軸チャック3に対し搬入させるとともに、ローダチャック開閉装置18に出力して、ローダチャック17によるワークWの把持を解除し、回転支持部材46によりワークWを回転自在に支持させるように制御する。
搬入時主軸回転制御部62は、上記搬送時ローダ制御部66による制御の後、回転支持部材47がワークWを回転自在に支持した状態で、主軸回転駆動源22aに出力して、前記主軸2を、前記係合部材32が前記ワークWの凹部Wdの円周方向を向く内面部に必ず接することとなる所定回転角度だけ回転させる。ワークWの凸部(凹部Wd)の数をnとした場合、所定回転角度は360°/n+αで表される。αは例えば5°〜10°である。この実施形態の場合、凸部Wb(凹部Wd)の数が6であるため、主軸2の回転角度は60°以上、例えば65°〜70°とする。
着座確認制御部63は、上記搬入時主軸回転制御部62による制御の後、エア供給装置38に出力し、そのときのエア供給路の背圧を圧力計で測定することにより、ロケート部材30のロケート面31にワークWが適正に着座しているか否かを判定するように制御する。すなわち、ワークWが適正に着座していれば、エア吐出口36からエアが吐出されないので背圧が高くなり、逆にワークWが適正に着座しなければ、エア吐出口36からエアが吐出されるので背圧が低くなる。このことから、背圧を測定することで、ワークWが適正に着座しているか否かが判定できる。
搬入時チャック制御部64は、上記着座確認制御部63による制御で、ワークWが適正に着座している場合に、主軸チャック開閉装置10に出力して、主軸チャック3にチャック爪3bでワークWを把持させるように制御する。
工作機械制御装置51の一般動作制御部61は、搬入時主軸回転制御部62、着座確認制御部63、および搬入時チャック制御部64による制御以外の工作機械1に関する一般的な制御を行う。具体的には、工具台Z方向移動駆動源5b、工具台X方向移動駆動源5c、主軸回転駆動源22a、および主軸チャック開閉装置10に適宜出力して、ワークWを加工するための主軸2の回転および停止、工具台5のZ軸方向およびX軸方向の移動、加工終了後の主軸チャック3によるワークの開放等の制御を行う。
ローダ制御装置52の搬送・搬出時ローダ制御部65は、X軸方向移動駆動源14a、Y軸方向移動駆動源15a、Z軸方向移動駆動源13a、およびローダチャック開閉装置18に出力して、所定の素材ワーク置き場からワークWを主軸軸心Oの延長線上まで搬送する制御と、加工されたワークWを搬出して、所定の製品ワーク置き場まで搬送する制御とを行う。
工作機械システム制御装置50の制御による工作機械システムの動作を、図9と共に説明する。
まず、搬送・搬出時ローダ制御部65の制御により、ローダチャック17が素材ワーク置き場の素材ワークWを把持して、主軸軸心Oの延長線上まで搬送するようにローダ11が動作する(同図(A))。
次に、搬送時ローダ制御部66の制御により、ローダチャック17を主軸チャック3側へ移動させて、ワークWの主軸チャック3側の凸部Wbの先端面Wbaを主軸チャックロケート部材30のロケート面31に当接させる(同図(B))。このとき、同図(B)のようにロケート部材30の係合部材32がワークWの凸部Wbと対向する位置にある場合は、係合部材32は凸部Wbに押されてロケート面31から没入する。また、係合部材32がワークWの凹部Wdと対向する位置にある場合(図示せず)は、係合部材32はロケート面31から突出したままとなる。
凸部Wbの先端面Wbaがロケート面31に当接したなら、ローダチャック17のチャック爪17bが開いてワークWを開放する(同図(C))。ローダチャック17は、素材ワーク置き場でワークWを把持する際に、ワークWによりプッシャープレート41がチャック本体17a側へ押し込まれた状態となっている。そのため、チャック爪17bが開くと、前記圧縮コイルばね46の弾性反発力を受けたプッシャープレート41に押されて、ワークWがロケート面31に押付けられる。これにより、ワークWが軸方向に位置決めされる。
次いで、搬入時主軸回転制御部62の制御により、主軸2が前記所定回転角度だけ回転する。主軸回転前に係合部材32がワークWの凸部Wbおよび凹部Wdのいずれと対向していた場合でも、係合部材32がワークWの凹部Wdの円周方向を向く内面部に必ず接する(同図(D))。これにより、ワークWが円周方向に位置決めされる。係合部材32がワークWの凹部Wd内面部に接した後は、主軸2の回転によりワークWが回転支持部材47周りに空転する。係合部材32は付勢部材34により突出方向に付勢されているため、この例のワークWのように凸部Wbと凹部Wdとがワーク中心周りに並んで設けられたワーク端面の形状に良好に対応できる。
ワークWが円周方向に位置決めされると、着座確認制御部63により、前記方法でワークWの着座確認が行われる。円周方向の位置決めにより、着座確認手段37の検出部であるエア吐出口36が必ずワークWの凸部Wbと対向する位置にあるため、着座確認を正確に行うことができる。
上記着座確認によりワークWが主軸チャック3に適正に着座していることが確認されたならば、搬入時チャック制御部64の制御により、チャック爪3bが閉じて主軸チャック3がワークWを把持する(同図(E))。
以後は、一般動作制御部61の制御により、ワークWの加工を行う。加工が終了したなら、主軸チャック3が加工後の製品ワークWを開放する(同図(F))。続いて、搬送・搬出時ローダ制御部65の制御により、主軸チャック3から開放された製品ワークWをローダチャック17が把持し、その製品ワークWを主軸チャック3から搬出して製品ワーク置き場まで搬送する。
この発明の工作機械システムは、搬入時制御手段67の制御により、ワークWの軸方向および円周方向の位置決めが、ローダ11により主軸チャック3へワークWを搬入するときの一連の動作で行われるため、ワークWの主軸チャック3への仮装着等の余分な動作が不要であり、ワークWの位置決めを正確にかつ素早く行える。ワーク位置決め用の機構は、ロケート部材30、係合部材32、および付勢部材34からなる簡易な構成であるため、低コストで装備することができる。機外に位置決め用の装置を装備する必要もない。上記ワーク位置決め用の機構はワークWに合わせて段取り替えする必要がないため、ラインを長時間停止させずに効率良く工作機械による加工を行える。
この実施形態では、ワークWが図6に示す形状である場合について説明したが、この発明の工作機械システムは、図6に示す形状に限定せず、少なくとも片方の端面に凸部と凹部とがワーク中心周りに並んで設けられたワークに適用できる。
この発明の実施形態にかかる工作機械システムを概略的に示す正面図である。 同工作機械システムの主にローダを示す側面図である。 同工作機械システムの要部の一部破断側面図である。 同工作機械システムの主軸チャックの正面図である。 同工作機械システムのローダチャックの正面図である。 ワークの一例の斜視図である。 同工作機械システムの工作機械システム制御装置の概念構成を示すブロック図である。 同工作機械システム制御装置の機能的構成を示すブロック図である。 同工作機械システムのワーク搬入時に動作を示す説明図である。
符号の説明
1…工作機械
2…主軸
3…主軸チャック
3b…チャック爪
5…工具台
5a…工具
11…ローダ
17…ローダチャック
30…ロケート部材
31…ロケート面
32…係合部材
34…付勢部材
36…エア吐出口(検出部)
37…着座確認手段
41…プッシャープレート
47…回転支持部材
50…工作機械システム制御装置
62…搬入時主軸回転制御部
63…着座確認制御部
64…搬入時チャック制御部
66…搬入時ローダ制御部
67…搬入時制御手段
O…主軸軸心
W…ワーク
Wb…凸部
Wba…先端面
Wd…凹部

Claims (2)

  1. 工作機械と、この工作機械にワークを搬入するローダと、前記工作機械および前記ローダを制御する工作機械システム制御装置とを備えた工作機械システムであって、
    前記工作機械は、ワークを把持する主軸チャックを有する主軸と、前記主軸チャックに把持されたワークを加工する工具を有する工具台とを備え、
    前記ワークは、少なくとも片方の端面に凸部と凹部とがワーク中心周りに並んで設けられたものであり、
    前記主軸チャックは、主軸軸心に対して垂直に設けられ前記ワークの凸部の先端面を当接させてワークを軸方向に位置決めするロケート面を有するロケート部材と、前記ロケート面の主軸軸心から外れた位置に出没自在に設けられ、突出状態で前記ワークの凹部の円周方向を向く内面部に係合してワークを円周方向に位置決めする係合部材と、この係合部材を突出方向に付勢する付勢部材と、主軸軸心に対して径方向に進退してワークを把持するチャック爪とを備え、
    前記ローダは、ワークを把持するローダチャックと、このローダチャックがワークの把持を解除した状態でワークを主軸軸心回りに回転自在に支持する回転支持部材とを有するものであり、
    前記工作機械システム制御装置は、前記ローダが前記工作機械にワークを搬入するときのローダおよび工作機械の一連の動作を制御する搬入時制御手段を有し、
    この搬入時制御手段は、
    前記ローダに、前記ロケート部材のロケート面に前記ワークの凸部の先端面が接するまでワークを主軸チャックに対し搬入させるとともに、前記ローダチャックによるワークの把持を解除して、前記回転支持部材によりワークを回転自在に支持させる搬入時ローダ制御部と、
    前記回転支持部材がワークを回転自在に支持した状態で、前記主軸を、前記係合部材が前記ワークの凹部の円周方向を向く内面部に必ず接することとなる所定回転角度だけ回転させる搬入時主軸回転制御部と、
    この主軸の前記所定角度の回転の後、前記主軸チャックにチャック爪でワークを把持させる搬入時チャック制御部と、
    を有する工作機械システム。
  2. 前記ロケート面に検出部を有しワークが前記ロケート面に着座したか否かを検出する着座確認手段を設け、前記検出部は、前記係合部材が前記ワークの凹部の円周方向を向く内面部に係合した状態で、前記ワークの凸部の先端面と対向する位置に配置した請求項1記載の工作機械システム。
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