[go: up one dir, main page]

JP5077915B2 - 温風乾燥機 - Google Patents

温風乾燥機 Download PDF

Info

Publication number
JP5077915B2
JP5077915B2 JP2006232686A JP2006232686A JP5077915B2 JP 5077915 B2 JP5077915 B2 JP 5077915B2 JP 2006232686 A JP2006232686 A JP 2006232686A JP 2006232686 A JP2006232686 A JP 2006232686A JP 5077915 B2 JP5077915 B2 JP 5077915B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adsorbent
hot air
inner cylinder
nozzle
dry hot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006232686A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008054769A (ja
Inventor
高徳 西山
祐介 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Maxell Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Energy Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Energy Ltd filed Critical Hitachi Maxell Energy Ltd
Priority to JP2006232686A priority Critical patent/JP5077915B2/ja
Publication of JP2008054769A publication Critical patent/JP2008054769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5077915B2 publication Critical patent/JP5077915B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning And Drying Hair (AREA)

Description

本発明は、シリカゲルやゼオライトなどの吸着体に吸着保持した水分を乾燥温風の送給時に放出させて毛髪などの加湿を行う温風乾燥機に関する。
この種の温風乾燥機としては、加湿機能を備えているヘアードライヤが特許文献1に公知である。そこでは、乾燥温風の送給時に、シリガゲルやゼオライトなどからなる吸着体が吸着保持していた水分を放出させることによって乾燥温風の湿度を高めて、毛髪などの加湿を行えるようにしている。
特開平8−299049号公報(段落番号0015、図1)
特許文献1では、吸着体をヘアードライヤの風洞内に配置するための具体的な構造が不明である。また、特許文献1では、吸着体が汚れるなどのために吸着体を交換するなどのメンテナンスを行いたい場合に、ヘアードライヤを分解するなどの手間が必要となる。
さらに、特許文献1では、温風を乾燥状態で送給する場合と、加湿状態で送給する場合とを切り替えるために、吸着体の前後にヒータをそれぞれ設けたり、あるいは風洞を回転させる機構を設けたりしており、その分だけヘアードライヤの大型化などを招くところに問題がある。
本発明の目的は、吸着体のメンテナンスなどを容易に行え、また温風乾燥機の大型化などを招かないで温風を乾燥状態で送給する場合と加湿状態で送給する場合とを切り替えできる温風乾燥機を提供することにある。
本発明の温風乾燥機は、図1および図2に示すごとく、送給空気を加熱して乾燥温風として送給するための送給路を備える本体ケース1と、該本体ケース1の前端に着脱自在に装着されるノズル2とを備え、送給路から送給された乾燥温風が該ノズル2より吹き出される温風乾燥機を対象とする。ノズル2は、筒状の外周壁2aと、該外周壁2aの内部に配置されて、前後の開口が乾燥温風の送給方向に臨む筒状の内筒41と、該外周壁2aの内面と該内筒41とを繋ぎ、該内筒41を支持する整流翼43とを備えている。内筒41内には、水分を吸着保持するための吸着体42が収容されている。内筒41の前後の開口のそれぞれはメッシュキャップ45・45により覆われている。吸着体42は、乾燥温風の送給時以外の期間に吸着保持した水分を乾燥温風の送給時に放出するものである。そして、後方側のメッシュキャップ45には、内筒41内に向けて筒状の伝熱用メッシュ46が突出されており、後方側のメッシュキャップ45で受けた乾燥温風の熱が、伝熱用メッシュ46を介して内筒41の中心付近の吸着体42に伝えられるように構成されていることを特徴とする。
本発明では、吸着体42から放出した水分が乾燥温風と共にノズル2から吹き出すので、周辺空気の湿度条件とは無関係に水分を的確に供給して乾燥温風を加湿でき、例えば毛髪を加湿して、うるおいとつやがある状態に毛髪を仕上げ、さらに枝毛や切れ毛などの発生を防止することができる。
洗髪後のように毛髪を素早く乾燥させたいときなど加湿が必要でない場合には、送給路の先端からノズル2を外すだけでよいので、洗髪後の髪乾燥や、加湿された乾燥温風による整髪などを効果的に行うことができる。そのうえで、温風を乾燥状態で送給する場合と、加湿状態で送給する場合とを切り替えるための機構を設けなくても済み、その分だけ温風乾燥機の大型化などを招かないで済む。
吸着体42が汚れた場合などに送給路の先端からノズル2を外すことで、吸着体42のメンテナンスなどを容易に行える。さらに、既存の温風乾燥機であっても、本発明のノズル2を付加するだけで、整髪効果を向上させることができる。
ヒータ5に対向して吸着体42が配置してあると、吸着体42には、ヒータ5の熱で高温になった乾燥温風が速やかに届いて、吸着体42を高温に温め易くなる。したがって、吸着体42に吸着保持した水分の放出効果が向上し、十分な量の水分を乾燥温風に供給して加湿できる。そのうえで、吸着体42が、ノズル2の外周壁2aと内筒41との間に形成された収容部49に収容されていると、ノズル2内での吸着体42の保持が容易になる。しかも、乾燥空気の一部が内筒41を通るので、ノズル2が乾燥温風の吹き出しの抵抗になり難い。
ノズル2内の乾燥温風の通過領域を複数の区画領域に区画してあると、吸着体42を収容した区画領域と、吸着体42を収容していない区画領域とを設けることができる。したがって、吸着体42を収容した区画領域の周りに位置する、吸着体42を収容していない区画領域を流れる乾燥温風によって、吸着体42の水分で加湿された乾燥温風を閉じ込めて、加湿された乾燥温風を毛髪に確実に供給できる。さらに、吸着体42を収容していない区画領域を流れる乾燥温風および区画壁からの熱伝導によって、吸着体42を確実に温めることができる。また、区画したことで、吸着体42がノズル2内の乾燥温風の通過領域の一箇所に偏らないようにできる。
吸着体42が水分の吸着状態に応じて変色すると、吸着体42での水分の吸着状態を視認することができ、例えば水分の吸着が少ないときに強制的に送風するなどで、吸着体42に吸着保持される水分量を適正な量まで増加させることができる。この場合、ノズル2を透明にすることで、吸着体42の色をより容易に視認することができる。
吸着体42が粒状体であると、吸着体42の表面を有効に使って水分を効率よく吸着させることができる。また、吸着体42が、ノズル2内で適度に移動するなどすることで、吸着体42どうしが固まり難くなって、吸着体42に水分を満遍なく吸着させることができる。
吸着体42が、ノズル2に対して着脱自在に取り付けられるカートリッジ53内に収容されていると、吸着体42が汚れた場合などに、使用者自身の手で吸着体42を容易に交換することができる。
(実施例1) 図1ないし図4は、本発明をヘアードライヤ(温風乾燥機)に適用した実施例1を示す。図2に示すごとく、ヘアードライヤは、前後方向(図2では左右方向)に長い筒状の本体ケース1と、その前端に着脱自在に装着されるノズル2と、本体ケース1の下面の後端寄りに設けたグリップ3とを有する。ノズル2は、例えば透明樹脂で形成される。
グリップ3の前面上下には、ヒータ5への通電状態を切り換えるボタンスイッチ6と、風量を三段階に切り換えるスイッチノブ7とが設けてあり、これらのボタンスイッチ6およびスイッチノブ7で切り換え操作されるスイッチ6a・7aがグリップ3の内部に組み込んである。
ボタンスイッチ6用のスイッチ6aは、ボタンスイッチ6を押し込み操作する毎にオンとオフとを切り換えるようになっており、オンのときにヒータ5へ通電する一方で、オフになるとヒータ5への通電を停止する。スイッチノブ7は、下端のオフ位置から上方へ向かってスライドさせることにより、弱風、強風およびターボの順にスイッチ7aが切り換わって、送風ファン19を回転駆動するモータ9の回転数を変更する。前記スイッチ7aをオフ位置から上方へスライドさせたときには、マイナスイオン発生器も同時に駆動される。マイナスイオン発生器は、専用のスイッチを操作することで駆動してもよい。
本体ケース1は、左右に二分割される主ケース10と、主ケース10の前端に外嵌装着される前ケース11と、主ケース10の後端に外嵌装着される後ケース12と、後ケース12の後端に係合装着されるグリルケース13などで構成してある。グリルケース13で区画される吸込口15は、粗いフィルタを兼ねる部分球面状の吸込グリル16で覆ってある。本体ケース1の内部には、軸流型の前記送風ファン19と、前記モータ9と、前記ヒータ5とが配置されている。
吸込口15に臨む本体ケース1の内面後端には、図1に示すごとく、ファンケース20が配置されており、その内部に前記送風ファン19と前記モータ9とが組み込んである。詳しくは、送風ファン19の周囲を囲む円筒状の導風筒21と、中央のホルダー筒22と、ホルダー筒22と導風筒21とを繋ぐ複数個の整流翼23とでファンケース20を構成する。ホルダー筒22に前記モータ9が組み込まれ、ホルダー筒22の後方空間に送風ファン19を配置してある。
ヒータ5は、ニクロム線で形成されており、正面視で*形状に組まれたヒータホルダ25の周囲に螺旋状に巻き掛けられている。ヒータ5の周囲は、前すぼまり円筒状の絶縁筒26と、絶縁筒26の外面を覆う薄鋼板製の補強筒(図示せず)とで覆ってある。このように、ヒータ5は、送給路での通路断面における周縁部に配置される。主ケース10の吹出口27の内面には、吹出グリル29を固定してある。
ヒータ5、ヒータホルダ25、絶縁筒26および補強筒は、一組の部材として取り扱うことができ、先の主ケース10で左右に抱持固定され、さらに吹出グリル29とファンケース20とで前後に挟持固定してある。絶縁筒26および補強筒は、ヒータ5の熱が主ケース10に伝わることを抑える機能を有しており、これによって主ケース10が熱くなり難くなる。
送風ファン19の回転駆動によって吸込口15から本体ケース1内に吸い込まれた外気(送給空気)の大半は、導風筒21と絶縁筒26との内部に形成された送給路を通って吹出口27へ送給され、その送給路を通る間にヒータ5で加熱されて乾燥温風として送給される。前記送給路の通路断面での中央部を通る外気の一部は、ヒータ5から離れている分だけ送給路の周辺部を通る乾燥温風よりも低い温度で吹出口27から送出される。
マイナスイオンを毛髪に送給するために、前記送給路の通路断面での中央部であって、吹出グリル29の内面中央に臨む位置にマイナスイオン発生器39を配置している。マイナスイオン発生器39は、中央電極30と、リング状の周囲電極31と、これら両者30・31を支持する電極ホルダ32と、電極ホルダ32の後端に固定される樹脂モールド33などで構成してある。
マイナスイオン発生器39は、周壁の複数箇所が分断してある円筒状の絶縁枠35で囲まれている。ホルダー筒22と絶縁枠35との間の空間は、モータ9に外嵌する絶縁枠36で囲まれている。絶縁枠35・36の周囲を流れる風は、吹出口27寄りに配置したマイナスイオン発生器39の周囲を包む状態で流動し、マイナスイオン発生器39から放出されたマイナスイオンと混ざり合った状態で吹出口27から送出される。
電極ホルダ32には、両電極30・31を絶縁遮断する誘電筒37が形成してある。樹脂モールド33内には、整流回路やパルス発生回路やパルス発生回路で発生したパルス電圧の昇圧用トランスなどが配されている。マイナスイオン発生器39は、中央電極30と周囲電極31との間に高電圧を印加してコロナ放電を生じさせて、空気中の酸素をマイナスイオン化して空気中の水分子と結合させることでマイナスイオンを供給する。
ヒータ5での加熱で乾燥温風化した外気(送給空気)を強制的に加湿し、しかも加湿に寄与する水分を利用してマイナスイオンの到達距離を拡大するために、ノズル2内に吸着部材40を配置してある。
吸着部材40は、図3に示すごとく、前後の開口が乾燥温風の送給方向に臨む円筒状の内筒41と、内筒41内に収容されて水分を吸着保持する吸着体42と、ノズル2の筒状の外周壁2aの内面と前記内筒41とを繋ぐ複数個の整流翼43とを有している。ノズル2内は、内筒41によって乾燥温風の通過領域を複数の区画領域に区画してある。吸着体42は、移動自在な粒状体のシリカゲルや人工ゼオライトなどを素材としており、その一部あるいは全部が吸湿状態に応じて変色するようになっている。吸着体42は、例えば、水分を吸着した状態で赤色やピンク色になっており、水分の放出に応じて次第に青色に変色する。
内筒41の前後の開口は、真鍮などの金属や耐熱樹脂などで形成されたメッシュキャップ45・45でそれぞれ覆われている。各メッシュキャップ45は、吸着体42は通過不能であるが通気性は有する大きさの網目45a(図4参照)を有している。内筒41の後面側(図3の右側)のメッシュキャップ45には、その中央から内筒41内に向けて筒状の伝熱用メッシュ46を突出させている。伝熱用メッシュ46は、後面側のメッシュキャップ45で受けたヒータ5の熱や乾燥温風の熱が伝わることで温められて、内筒41の中心付近の吸着体42を温める。吸着体42の色は、前面側のメッシュキャップ45を介して視認できる。
乾燥温風が送給されない不使用期間において、吸着部材40の吸着体42は、例えば、周辺空気に含まれる水分を吸着して吸着体42の細孔内に保持する。吸着体42によって吸着保持される水分量は、ヘアードライヤを不使用状態で放置することで飽和するまで増加する。ヒータ5への通電を停止した状態で、スイッチノブ7を弱風位置へ切り換えて強制的に送風することで、周辺空気と吸着体42との接触機会を増やして、吸着体42に吸着保持される水分量を一時的に増加させることができる。
乾燥温風が送給される使用期間においては、吸着部材40の吸着体42が乾燥温風の熱を受けて、前記不使用期間に吸着保持した水分を放出する。これによって、吸着部材40を通過する乾燥温風を加湿できる。吸着部材40から放出された水分は、乾燥温風と共にノズル2から吹き出される。
このように、吸着部材40の吸着体42から放出される水分によって、ノズル2から吹き出す乾燥温風を加湿できるので、周辺空気の湿度条件とは無関係に水分を適度に含んだ乾燥温風を毛髪に送給できる。しかも、ノズル2の外周壁2aと内筒41との間を通る乾燥温風によって、前記加湿された乾燥温風が閉じ込められるので、加湿された乾燥温風を毛髪に確実に供給できる。また、吸着部材40から放出された水分に向かってマイナスイオンを放出するので、イオン化した酸素と水分との接触機会を大幅に増加させて、水分と結合した状態のマイナスイオンの総量を増加できる。
吸着部材40の吸着体42から放出される水分は、ヘアードライヤの使用に伴って徐々に減少し、やがて放出できる水分量は急激に減少する。しかし、吸着部材40から放出される水分量が減少した後にも、マイナスイオン発生器39によって水分と結合した状態のマイナスイオンが供給されるので、全体として毛髪に適度の潤いを与えることができる。
参考例1参考例1では、ヒータ5に対向させて吸着部材40の吸着体42を配置してある。つまり、吸着体42は、図5に示すごとく、ノズル2の外周壁2aと内筒41との間に形成された収容部49に収容されている。収容部49は、内筒41の外周面に沿って円環状に形成されており、前後の開口が乾燥温風の送給方向に臨んでいる。収容部49の前後の開口は、前述のメッシュキャップ45・45でそれぞれ覆われている。
収容部49内には、ノズル2の外周壁2aと内筒41とを繋ぐ複数個の区画板50が配されており、内筒41および区画板50によって、ノズル2内の乾燥温風の通過領域が複数の区画領域に区画される。区画板50によって吸着体42が、収容部49内の一箇所に偏らなくなる。なお、吸着体42は、実施例1と同様に、移動自在な粒状体のシリカゲルや人工ゼオライトなどを素材としている。
乾燥温風が送給される使用期間においては、乾燥温風が収容部49内および内筒41の内方を通過し、吸着部材40の吸着体42が、収容部49内を通過する乾燥温風の熱を受けて、不使用期間に吸着保持した水分を放出する。これによって乾燥温風を加湿できる。吸着部材40から放出された水分は、乾燥温風と共にノズル2から吹き出される。その他の点は、実施例1と同じであるので説明を省略する。
参考例1では、吸着体42が送給路の周縁部に位置する分だけ、吸着体42が、送給路の周縁部に配置したヒータ5に対向する。したがって、ヒータ5の熱で温められて、送給路の中央寄りよりも高温となった乾燥温風が吸着体42に速やかに届くことになる。これによって、吸着体42が高温に温められて、吸着体42に吸着保持した水分の放出効果が向上する。
参考例2参考例2では、図6および図7に示すごとく、吸着部材40の内筒41内に収容した吸着体42が、正面視で格子状に構成される通風自在な担持枠(担持体)51と、担持枠51の表面に固定される吸着剤52とで構成してある。吸着剤52は、微粒化されたシリカゲルや人工ゼオライトなどを素材としており、格子状に成形した担持枠51に分離不能に付着させて固定してある。担持枠51は、耐熱性のプラスチックや紙などで形成される。その他の点は、実施例1と同じであるので説明を省略する。参考例2では、メッシュキャップ45・45を省略することができるうえ、吸着部材40を設けたことによる空気抵抗の増加を抑えて、ノズル2の通風性を向上させることができる。
参考例3参考例3では、吸着部材40の吸着体42が、担持枠51と吸着剤52とからなる参考例2と同様の構成になっている。この吸着体42は、担持枠51が正面視で格子状となる姿勢で、図8に示すごとく、ノズル2の外周壁2aと内筒41との間に形成された収容部49に収容される。収容部49内には、ノズル2の外周壁2aと内筒41とを繋ぐ複数個の区画板50が配されている。その他の点は、実施例1と同じであるので説明を省略する。
参考例3でも、参考例1と同様に、吸着体42に吸着保持した水分の放出効果が向上する。しかも、メッシュキャップ45・45を省略することができるうえ、ノズル2の通風性を向上させることができる。
参考例4参考例4では、吸着体42が、ノズル2に対して着脱可能に取り付けられるカートリッジ53内に収容される。このカートリッジ53は、図9に示すごとく、前後が開口する筒ケース55と、筒ケース55の後面に係合装着される抜止リング56とを有しており、筒ケース55内に参考例2と同様の構成の担持枠51と吸着剤52とからなる吸着体42が配置される。
担持枠51は、正面視で格子状となる姿勢で、筒ケース55内に配置される。内筒41の内周面の前端部には、突起41aが設けられており、この突起41aが、筒ケース55の外周面の前端部に設けた嵌合凹部55aに着脱自在に嵌合する。その他の点は、実施例1と同じであるので説明を省略する。参考例4では、吸着体42が汚れるなどして水分の吸着力が低下したときに、吸着体42を容易に交換することができる。
参考例4において、筒ケース55内に、実施例1で示す粒状体のシリカゲルや人工ゼオライトなどを収容してもよい。この場合には、筒ケース55の前後の開口をメッシュキャップ45・45でそれぞれ覆うことになる。
参考例5参考例5は、本発明をヘアーセッターに適用したものである。ヘアーセッターは、図10に示すごとく、グリップを兼ねる筒状の本体ケース60内に、吸込口61から吸い込んだ外気を吹出口62へ向けて送出する送風ファン63と、送風ファン63を駆動する駆動モータ65と、ニクロム線などからなるヒータ66などを内蔵している。吸込口61は本体ケース60の下端に設けてあり、吹出口62は本体ケース60の上部に設けてある。
本体ケース60の上部の正面には、一群のブリッスル67が組み付けられたゴム製のブラシベース69が配されており、ブラシベース69の内側に、吸着部材40としての吸着体42が配置されている。ブラシベース69には、複数の前記吹出口62が形成されている。
吸着体42は、参考例2と同様に担持枠51と吸着剤52とからなり、担持枠51が正面視で格子状となる姿勢で、ブラシベース69の内側に配置されている。ブラシベース69は、本体ケース60に対して着脱自在に取り付けられており、ブラシベース69を本体ケース60から外した状態で、吸着体42を着脱することができる。
これによって、例えば、洗髪後の水分が多いときには、ヘアーセッターから吸着体42を外しておいて毛髪の乾燥を速め、ある程度乾燥が進んだときに、ヘアーセッターに吸着体42を取り付けることで、ヘアケアを行いながら毛髪の乾燥およびへアセットを行うことができる。参考例5のヘアーセッターにおいて、本体ケース60内にマイナスイオン発生器39を配置してもよい。
本発明は、ヘアードライヤやヘアーセッター以外の温風乾燥機にも適用でき、例えば、ヘアブロー、洗面所用のハンドドライヤ、ペット用のドライヤおよび据え置き式のドライヤなどの温風乾燥機に適用できる。送風ファン19は、遠心ファンや横貫流ファンであってもよい。吸着部材40の吸着体42の素材としては、高分子吸収剤や、木材チップや、炭や、耐熱性の不織布や、耐熱性のスポンジなどであってもよい。
ノズル2の外周壁2aの内面に、吸着体42としてシリカゲルや人工ゼオライトなどを分離不能に付着させて固定してもよい。ノズル2全体に吸着体42を詰めてもよい。
本発明を適用したヘアードライヤの実施例1を示す縦断側面図 実施例1のヘアードライヤの側面図 実施例1に係るノズルの拡大縦断側面図 実施例1のヘアードライヤの正面図 参考例1に係るノズルの拡大縦断側面図 参考例2に係るノズルの拡大縦断側面図 参考例2のヘアードライヤの正面図 参考例3に係るノズルの拡大縦断側面図 参考例4に係るノズルの拡大縦断側面図 参考例5に係るヘアーセッターの側面図
符号の説明
2 ノズル
2a 外周壁
5 ヒータ
41 内筒
42 吸着体
49 収容部
53 カートリッジ

Claims (1)

  1. 送給空気を加熱して乾燥温風として送給するための送給路を備える本体ケース(1)と、該本体ケース(1)の前端に着脱自在に装着されるノズル(2)とを備え、送給路から送給された乾燥温風が該ノズル(2)より吹き出される温風乾燥機であって、
    ノズル(2)は、筒状の外周壁(2a)と、該外周壁(2a)の内部に配置されて、前後の開口が乾燥温風の送給方向に臨む筒状の内筒(41)と、該外周壁(2a)の内面と該内筒(41)とを繋ぎ、該内筒(41)を支持する整流翼(43)とを備えており、
    前記内筒(41)内には、水分を吸着保持するための吸着体(42)が収容されており、該内筒(41)の前後の開口のそれぞれはメッシュキャップ(45・45)により覆われており、
    吸着体(42)は、乾燥温風の送給時以外の期間に吸着保持した水分を乾燥温風の送給時に放出するものであり、
    後方側のメッシュキャップ(45)には、内筒(41)内に向けて筒状の伝熱用メッシュ(46)が突出されており、
    前記後方側のメッシュキャップ(45)で受けた乾燥温風の熱が、前記伝熱用メッシュ(46)を介して前記内筒(41)の中心付近の吸着体(42)に伝えられるように構成されていることを特徴とする温風乾燥機。
JP2006232686A 2006-08-29 2006-08-29 温風乾燥機 Expired - Fee Related JP5077915B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006232686A JP5077915B2 (ja) 2006-08-29 2006-08-29 温風乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006232686A JP5077915B2 (ja) 2006-08-29 2006-08-29 温風乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008054769A JP2008054769A (ja) 2008-03-13
JP5077915B2 true JP5077915B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=39238232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006232686A Expired - Fee Related JP5077915B2 (ja) 2006-08-29 2006-08-29 温風乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5077915B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6091482B2 (ja) * 2014-12-10 2017-03-08 三發電器製造廠有限公司 ヘアアイロン
JP2019111152A (ja) * 2017-12-25 2019-07-11 テスコム電機株式会社 ヘアドライヤーおよびヘアドライヤーに装着されるカートリッジ
CN111479486A (zh) * 2018-11-23 2020-07-31 三发电器制造厂有限公司 头发护理装置
CN111802781B (zh) * 2020-08-05 2024-02-27 新联电器厂有限公司 风型转换装置及具有该风型转换装置的吹风机

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62199003U (ja) * 1986-06-10 1987-12-18
JPH0736896Y2 (ja) * 1989-11-10 1995-08-23 三菱自動車工業株式会社 回送レーンをそなえたコンベヤ
JPH08299049A (ja) * 1995-05-15 1996-11-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd ヘアードライヤ
JP4475498B2 (ja) * 2003-07-03 2010-06-09 九州日立マクセル株式会社 送風装置
JP4843900B2 (ja) * 2004-02-04 2011-12-21 パナソニック株式会社 燃料電池用燃料容器および燃料電池パック

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008054769A (ja) 2008-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1707069B1 (en) Hair dryer with minus ion generator
JP5066284B1 (ja) 毛髪の加湿及び損傷軽減方法並びに毛髪の加湿及び損傷軽減装置
KR20210058967A (ko) 헤어 드라이어
JP4721356B2 (ja) 温風乾燥機
JP2010022561A (ja) ヘアードライヤー
JP5077915B2 (ja) 温風乾燥機
JP6820534B2 (ja) 加熱送風装置
US20140013611A1 (en) Hair dryer
JP2019051392A (ja) 毛髪の加湿及び損傷軽減方法並びに毛髪の加湿及び損傷軽減装置
TWI616160B (zh) hair dryer
JP2009136303A (ja) ヘアドライヤー
KR20150135001A (ko) 제습 및 보습 헤어드라이어
JP2008054770A (ja) ヘアードライヤー
JP4817248B2 (ja) 温風乾燥機
US20060227491A1 (en) Hair blower with positive and negative ion emitters
JP2012254317A5 (ja)
JP5541040B2 (ja) 加湿温風機
JP4085892B2 (ja) ヘアドライヤ
JP3110484U (ja) ヘアドライヤー
JP3900127B2 (ja) 髪ケア装置
KR20250027780A (ko) 제습 유닛의 건조 흡습재
CN220800349U (zh) 吹风机
KR20040061627A (ko) 다기능 차량 에어컨디셔너
JP3132877U (ja) 竹炭セラミック部材を具えた遠赤外線マイナスイオンドライヤー
JP2025025330A (ja) 水粒子送風装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120217

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120822

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120822

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees