JP5070309B2 - 蓄電設備管理システム - Google Patents
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Description
また本発明は蓄電設備管理方法と蓄電設備管理プログラム、さらに蓄電設備管理システムを構成する管理サーバに関する。
また、近年の環境意識の高まりから、環境負荷の少ない、自然エネルギーを用いた発電システムや燃料電池などの発電設備の導入が全世界的に推進されている。現在これらの発電設備は、各国の補助金による支援策などによって全体または部分的に補助されることにより導入が推進されている。今後これらの発電設備の普及とともに、蓄電設備を併設した発電設備も普及していくものと考えられる。
特に、家庭用などの小規模の蓄電設備を保有するユーザが、深夜電力を蓄電して昼間に電力を使用し、負荷平準化することによって、発電時に発生する二酸化炭素の削減が可能となる環境貢献度や、小規模発電設備によって発電した電力を自己消費することにより、大型発電所の負荷平準化に寄与し、それによる環境貢献度を評価する手段が存在しない。 また、その貢献度は個々にみると絶対量が少ないため、その価値を取得したい第三者が存在しても集めるシステムがないため、その価値を流通させることは不可能であった。例えば二酸化炭素排出権のような価値として取引(売買)を行うことができない。
一方ではユーザは環境貢献のみならず、設置に要した投資をできるだけ早期に回収したいという要求がある。従って電力貯蔵用の蓄電システム、さらには環境負荷の小さい発電システムと組み合わせた蓄電システムの本格的普及を目指すためには、そのようなユーザの要求を満たす必要がある。
また、本発明の蓄電設備管理システムは、電力を蓄電する蓄電設備と、前記蓄電設備の蓄電電力を受電する電力受電部と、前記蓄電設備の蓄電電力を負荷に供給する電力供給部と、前記電力受電部の受電電力あるいは電力供給部の供給電力を表す電力情報を生成する電力情報生成部と、前記電力情報と、負荷の電力使用形態に設定された消費区分情報とを取得する情報取得部と、前記負荷の電力使用形態に設定された消費区分による環境改善度に対して設定された対価情報を記憶する記憶部と、前記対価情報と、前記電力情報と、消費区分情報に基づいて対価を決定する対価決定部とを備え、前記課題を解決する。
また、発明の蓄電設備管理システムは、電力を発電する発電設備と、電力を蓄電する蓄電設備と、前記発電設備からの電力によって前記蓄電設備の蓄電電力を受電する電力受電部と、前記蓄電設備の蓄電電力を負荷に供給する電力供給部と、前記電力受電部の受電電力あるいは電力供給部の供給電力を表す電力情報を生成する電力情報生成部と、前記電力情報と、電力受電部が電力を受電した時の電力受電時間情報と、負荷に電力を供給した時の電力供給時間情報と、発電設備の種類、立地条件或いは負荷から発電設備までの距離を含む発電設備情報とを取得する情報取得部と、前記蓄電設備の充電時間と負荷への電力供給時間とのタイムシフトに対して設定された対価情報と、発電設備の環境改善度に対して設定された対価情報とを記憶する記憶部と、前記対価情報と、前記電力情報と、電力受電時間情報と、電力供給時間情報と、発電設備情報に基づいて対価を決定する対価決定部とを備え、発電設備を併用する蓄電設備管理システムを構成する。
更に、本発明の蓄電設備管理システムは、電力を発電する発電設備と、電力を蓄電する蓄電設備と、前記発電設備からの電力によって前記蓄電設備の蓄電電力を受電する電力受電部と、前記蓄電設備の蓄電電力を負荷に供給する電力供給部と、前記電力受電部の受電電力あるいは電力供給部の供給電力を表す電力情報を生成する電力情報生成部と、前記電力情報と、負荷の電力使用形態に設定された消費区分情報と、発電設備の種類、立地条件或いは負荷から発電設備までの距離を含む発電設備情報とを取得する情報取得部と、負荷の電力使用形態に設定された消費区分による環境改善度に対して設定された対価情報と、発電設備の環境改善度に対して設定された対価情報とを記憶する記憶部と、前記対価情報と、前記消費区分情報と、発電設備情報に基づいて対価を決定する対価決定部とを備え、発電設備を併用する蓄電設備管理システムを構成する。
また本発明は、前記発電設備が、前記対価情報と、更に熱電併合の有無、蓄電設備の蓄電と放電における電力効率情報、蓄電システムの廃棄処理時の環境負荷のいずれかの情報に基づいて対価を決定する蓄電設備管理システムを提供するものである。
また本発明は、前記電力情報が、環境貢献の程度情報、二酸化炭素削減貢献情報、発電コスト削減費用情報、あるいは前記各情報を算出可能な情報として発電電力の種類、電力の消費時間、電力の消費形態のいずれかを含む蓄電設備管理システムを提供するものである。
また本発明は、前記対価が前記受電部の受電電力情報と、前記電力供給部の供給電力情報に環境負荷の差、系統に対する負荷率軽減の少なくともいずれかに対して設定することにより構成される蓄電設備管理システムを提供するものである。
また、本発明の蓄電設備管理システムは、電力を蓄電する蓄電設備と、前記蓄電設備の蓄電電力を受電する電力受電部と、前記蓄電設備の蓄電電力を負荷に供給する電力供給部と、前記電力受電部の受電電力あるいは電力供給部の供給電力を表す電力情報を生成する電力情報生成部と、前記電力情報と、負荷の電力使用形態に設定された消費区分情報とを取得する情報取得部と、前記蓄電設備を設置する契約者の情報を契約者ごとに格納した契約者情報記憶部と、前記負荷の電力使用形態に設定された消費区分による環境改善度に対して設定された対価情報を記憶する記憶部と、前記対価情報と、前記電力情報と、消費区分情報に基づいて対価を決定する対価決定部と、蓄電設備管理システムによって生み出された価値に対価を提供する価値取得希望者が設定した取得希望の電力設定情報と対価を決定する対価情報を記憶した価値取得希望者情報記憶部とを備え、前記対価決定部が決定した対価と、前記価値取得希望者情報記憶部に記憶された対価が一致した場合に、取引成立を決定するものである。
また本発明は、蓄電設備の蓄電電力を受電する電力受電ステップと、蓄電設備の蓄電電力を負荷に供給する電力供給ステップと、前記電力受電ステップにおいて受電した受電電力あるいは電力供給ステップにおいて供給した供給電力を表す電力情報を生成する電力情報生成ステップと、前記電力情報と、電力受電部が電力を受電した時の電力受電時間情報、負荷に電力を供給した時の電力供給時間情報、または負荷の電力使用形態に設定された消費区分情報を取得する情報取得ステップと、蓄電設備の受電時間と負荷への電力供給時間とのタイムシフトに対して設定された対価情報、または負荷の電力使用形態に設定された消費区分による環境改善度に対して設定された対価情報と、前記電力情報生成ステップにおいて生成された電力情報及び電力受電時間情報、電力供給時間情報、または消費区分情報に基づいて対価を決定する対価決定ステップとを備え、蓄電設備管理方法を提供するものである。
また本発明は、上記各ステップを記録したコンピュータ読み取り可能な蓄電設備管理プログラムを提供するものである。
また本発明の蓄電設備管理システムは、電力受電部の受電電力情報に、電力の種類、受電時間のいずれかの情報を含むので、環境負荷の小さい発電設備を普及させ、また負荷平準化を可能にする。
また本発明の蓄電設備管理システムは、電力供給部の供給電力情報に、前記蓄電設備から負荷へ電力が供給された時間、消費区分のいずれかの情報を含むので、環境負荷が小さくなる電力消費を推進することができる。
また本発明の蓄電設備管理システムは、対価が、前記電力受電部の受電電力情報と、前記電力供給部の供給電力情報に環境負荷の差、系統に対する負荷率軽減の少なくともいずれかに対して設定するので、環境負荷を小さくする電力の使用形態を推進し、また負荷率軽減を推進することができる。
これらの蓄電設備や発電設備は、一戸建ての住宅、マンション、ビルなどの建物ごとに設置され、あるいは信号機や公共施設、公道の街路灯などに設置される。蓄電設備や発電設備は、設備規模には制限はないが、大規模な設備であれば単独で、取引を行うことが可能である。本発明はこのように大規模設備だけでなく、単独では取引が困難な小型システム、或いは大規模設備と小型設備が混在している場合には、これらを集合することにより取引を可能にする。
本願発明における「消費区分情報」とは、自己の建物内の設備で電力消費する場合であっても、通常生活に必要な設備(たとえば、冷蔵庫)による消費と、最低限の生活には不必要であった消費であり、がまんすれば消費することが節約することができたであろうと考えられる設備(娯楽設備,ゲーム)による消費とが区別できるように設定された情報である。このようにして消費区分を設定できれば、両者の間に異なる対価を設定することなどが考えられる。また、それらを細かく設定することが困難な場合においても、消費電力量を何段階かに重み付けを設定し、それぞれに対価を設定することなどが考えられる。
本発明は、上記のように、蓄電システムによって深夜電力を貯蔵し、または発電設備からの電力を貯蔵し、昼間に蓄電した電力を消費することにより電力使用のタイムシフト、または環境負荷の小さい発電設備による発電電力またはその発電電力の消費形態によって区別された消費区分に、それぞれ設定された価値を定量化したものが対価情報であり、対価は、対価情報と電力情報に基づいて決定されるので、対価情報は対価を得るための条件を構成する。対価情報に基づいて決定される対価としては金銭だけでなく、物品、金券、貢献ポイントなどがある。対価情報は、対価の条件(価値取得条件とも呼ぶ)を示したような形式で与えられるため、たとえば、対価情報が設定されていれば、消費電力について「A」という条件が満たされれば、「B」という商品(対価)を無償で与えるというような情報を数値化または記号化したデータである。具体例を後述の実施例で説明する。前記物品として、ガーデンチェア、無農薬野菜セット、国内航空券、観劇鑑賞券、プレミア入場券のように趣味・嗜好品、希少価値商品であってもよい。
また、電力情報に対して一定の対価を決定する場合において、蓄電設備側および発電設備側で一定期間中に発生した充放電による電力情報にそれらを区別する情報を付加して管理サーバに送り、管理サーバで累積してもよいが、蓄電設備側或いは発電設備側で、充放電による電力情報を累積していき、一定量を超えるごとに管理サーバに送るようにしてもよい。またデータの送信方法は自動送信しても良いし、蓄電設備或いは発電設備の表示部に表示される数値を読み取り、ユーザが端末を用いて送信する形態でもかまわない。
開示情報とは、たとえば、契約者の電力情報および電力価値データ、価値取得希望者の取得対価情報などを意味し、ネットワーク300を介して、この発明のシステムの利用者に公開される情報である。
さらに、前記設備にて契約者が電力消費時間をシフトした電力や発電した電力などが適宜分類されて電力量が積算される手段と、価値の取得を希望する契約者(設備を保有しない)が事業活動において消費した電力の使用量を積算する手段と、前記電力量と使用量とを比較しかつ相殺する手段を有するようにしてもよい。
<蓄電設備管理システムの構成>
図1に、この発明における蓄電設備管理システムの全体構成ブロック図を示す。
この発明の蓄電設備管理システムは、主として蓄電システム100と、管理サーバ400とから構成され、必要に応じて、電力会社200が保有するネットワーク端末であって、この発明の蓄電管理システムと連係するためのネットワーク端末204、価値取得希望者500のネットワーク端末であって、この発明の蓄電管理システムと連係するためのネットワーク端末501、蓄電システム100の保有者、あるいは管理者などが保有するネットワーク端末であって、この発明の蓄電管理システムと連係し、自身の電力情報や公開されている対価情報などを閲覧するためのネットワーク端末600を含む。複数の蓄電システム100、複数の価値取得希望者500のネットワーク端末と、管理サーバ400、および電力会社のネットワーク端末204、ネットワーク端末600は、それぞれインターネット等のネットワーク300を介して接続される。通信インターフェース124、ネットワーク端末204、501はインターネットに対してTCP/IPによるデータ通信を行う機能を有する。管理サーバ400およびネットワーク端末204、501はパーソナルコンピューターやワークステーション、(状況によっては携帯電話、携帯情報端末(PDA)などを含む)であり、その情報処理機能は、ROM等に内蔵した本発明の処理プログラムや制御プログラムに基づき、また通常のOSやソフトウエアを用いてコンピュータが動作することにより実現される。
契約者情報データベース402は、蓄電システム100を設置している契約者に関する情報(氏名、住所、装置識別番号、電力情報、個人の趣味嗜好など)を格納する。契約者情報は、契約者がこの管理システムを利用する前に、図示しない入力装置を用いて、あるいは、通信により蓄電システム100からダウンロードすることにより、予めそのデータベース402に記憶される。
データ処理・記憶部406は、電力の価値に関するデータを格納する。情報開示部408は、契約者に閲覧可能な開示情報を格納する。情報管理部401は、蓄電システム100に対して各種情報を送受信し、入手した電力情報を用いて電力の価値の分類、評価、決定等を行い、対価情報の生成、記憶、開示情報の生成、記憶等の処理を行う。
また、以上のような契約者情報データベース402と、価値取得希望者データベース404と、データ処理・記憶部406、情報開示部408を含む情報管理部401は、管理サーバ400に設けるのではなく、各蓄電システム100内に設けてもよい。この場合には、蓄電システム内で自己完結的に電量の対価を決定することができる。そして、各蓄電システム100が対価を公開することによって、ネットワークを介して接続された管理サーバ400では、決定された対価を参照することができる。
ネットワーク端末600は、契約者がネットワーク300を介して管理サーバ400にアクセス可能な端末である。このネットワーク端末600により契約者が自己の電力情報を確認したり、価値取得希望者が提供する対価情報、広告情報などを参照することが可能である。
まず、蓄電システム100の電力情報の取得生成処理について説明する。図1と、図2の蓄電システムはほぼ同じ動作であるので、以下に同時に説明する。
図3は、この発明の蓄電システム100のフローチャートを示す。
蓄電設備110の電力受電(蓄電設備の充電)、あるいは蓄電設備からユーザ負荷への電力消費(蓄電設備の放電)が発生すると、双方向への変換が可能なDC/ACインバータ部122に電流が流れるので、制御部125は、この電流を制御し、このDC/ACインバータ部122の動作状況により、蓄電システムの起動および停止と、充電および放電が確認できる。図3のステップS11において、DC/ACインバータ部122の動作状況により、蓄電システムの起動状態または停止状態を確認する。蓄電システムの起動状態または停止状態を確認し、稼動している場合は、電力検出センサ142から電力に関する情報を取得する(ステップS12)。電力検出センサ142から、蓄電設備の充電情報、放電情報またはユーザ負荷150による消費情報が得られる。
ステップS14において、制御部125は、集計した充電情報、放電情報、消費情報を用いて、送信情報を作成する。送信情報は、この蓄電システム100を所有する契約者の識別情報,蓄電電力量、放電電力量、蓄電された時間、放電された時間、消費形態などから構成される。ステップS15において、通信インターフェース124が、作成された送信情報を、ネットワーク300を介して管理サーバ400へ送信する。この送信情報は、前記した電力情報に相当する。
次に、管理サーバ400における情報処理を説明する。
図4に、この発明の管理サーバ400による情報処理のフローチャートを示す。
この情報処理は、情報管理部401により実行されるものである。
まず、ステップS41において受信データがあるか否かを確認し、蓄電システム100の通信インターフェース124または価値取得希望者500のネットワーク端末501からデータを受信した場合は、ステップS42へ進む。ステップS42において、情報管理部401は受信したデータの内容を確認し、蓄電システムからの電力情報であるか、否か判断する。電力情報の場合は、ステップS43へ進む。ステップS43において、情報管理部401は、受信した電力情報をデータ解析し、所定の記憶部またはデータベースに保存する。すなわちその電力情報に含まれる契約者の識別情報を確認し、契約者情報データベース402の中のその契約者に関する記憶領域に、受信した電力情報を格納する。
ステップS43で電力情報を保存した後、ステップS44へ進み、その電力情報を提供した契約者が、既に対価契約をしているか否か確認する。対価契約があればステップS45へ進み、なければステップS41へ戻る。ここで、対価契約とは、契約者Aが、電力価値取得希望者である事業者Bとの間に締結した電力量に対応した価値取得の契約をいう。
この対価契約の情報は、ステップS47の処理により、予め、契約者情報データベース402の中に格納されている。たとえば、ステップS44において、契約者情報データベース402の中に、受信した電力量データの契約者Aが、事業者Bと契約しているという情報があれば、ステップS45へ進む。
対価契約条件が満たされた場合、価値取得条件が成立したとして、ステップS46へ進み、対価契約の内容に基づいて、条件が成立したことを示す条件成立情報を、対価契約を結んでいる契約者Aと事業者Bの双方へ、送信する。価値取得条件が未成立の場合は、ステップS41へ戻る。
ステップS45の具体例を説明する。
契約者情報データベース402に、契約者Aに関する次のような情報が格納されていたとする。
(A−1)契約者Aの特定情報:氏名、住所、ID番号、電話番号
(A−2)対価契約情報:契約事業者名B、事業者ID番号
(A−3)現在の蓄電設備によって深夜電力を貯蔵し昼間に使用した積算電力量
:1400kWh
(B−1):事業者名Bの特定情報:名称、住所、ID番号
(B−2):取得希望総電力量=30000kWh
(B−3):対価情報:
(1)対象商品=ガーデンチェア
(2)交換のために必要な電力量1500kWh 先着20名
(3)契約者は、深夜電力を貯蔵し昼間に使用した電力と事業者Bが製品の
製造に使用した電力とを相殺し、その旨を指定ラベルに表示して販促活動に 用いることを許可すること。
ここで、一具体例として、契約者Aと事業者Bとの間の対価契約の内容が、「深夜電力を貯蔵し昼間に使用した積算電力量が合計1500kWhに到達したとき、ガーデンチェア1脚を無償提供する」というものであったとする。
このような状況において、ステップS45において、契約者Aの現在の深夜電力を貯蔵し、昼間に使用した積算電力量と事業者Bの対価契約内容の価値取得条件である(1500kWh)とが比較される。
一方、契約者Aの深夜電力を貯蔵し昼間に使用した積算電力量が1500kWhになったとすると、これは予め設定された価値取得条件(1500kWh)に達したので、ステップS35の比較処理により対価契約の条件が成立したと判断される。
この場合、ステップS46へ進み、条件が成立したことが契約者Aと事業者Bの双方に通知される。この後、この条件成立の通知を確認した事業者Bは、約束のガーデンチェア1脚を、契約者Aに配送する。
なお、図5のラベルにおいて、前年度の実績を基に価値を取得した電力量を表現しているが(5%に相当の部分)が、図1に記載の消費電力計502によって計測された電力量に基づいて決定された電力量を基準として表現することにより、時差の少ない表示が可能となるため、好ましい。
また、蓄電システムを提供する者にとっては、ユーザが対価を得ることにより、より多くのユーザが蓄電設備を導入することになれば、経済的利益を得ることができる。さらに、蓄電システムを提供するもののみならず、一般の事業者(契約事業者Bに相当)にとっても、契約者に対価を与える代わりに、自社製品を購入してもらうことが期待できるユーザに対して、有力な宣伝(ラベルの貼付に相当)を行うことなどによって環境改善などの取り組みとしてPRすることができる。
言いかえれば、蓄電システムによる電力のタイムシフトが新たな価値を生み出し、蓄電システムの所有者は、その価値を認めてもらうことで対価を得ることができ、その価値を購入(取得)した事業者は、対価を蓄電設備の所有者に与える代わりに、自社製品の購入予定者に対して効率的かつ容易に宣伝することができるという利益を得ることができる。
なお、上記具体例では、自己消費分の自己発電電力量と事業者が環境貢献のアピールに用いることを条件に、自己発電した電力のうち、自己消費した電力と事業者Bが製品の製造に使用した電力とを相殺することにより対価を得る例を示したが、価値の対象としては、種々の価値が考えられる。
(1)昼間の電力と深夜電力の二酸化炭素(CO2)排出原単位の差から、二酸化炭素 など排出削減に貢献した程度に対する価値。
(2)電力会社に電力を売り、負荷平準化に寄与したことにより、商用電力の発電コス ト(運転経費,設置経費など)の削減に寄与したことに対する価値。
上記の価値は、深夜電力を貯蔵し昼間に使用した電力量と、その時間のデータがあれば算出可能であり、例えば1kWhを1ポイントとして設定し、ポイント制とし、そのポイントに対し金銭的な価値を付与することも可能である。さらに時間帯の情報に関しては、単に時間のみならず季節の因子を加えることも可能であり、例えば深夜電力を夏の昼間(一定期間の一定時間範囲内)にタイムシフトした電力に関しては1kWhを2ポイントとするなど、細かくポイントを設定することも可能である。これらのようにポイント制にする場合においては、電力量とポイントの換算を一律で行ってもよいし、価値取得希望者の利益に基づいて価値取得希望者が任意に設定するものであってもかまわない。
また、このような価値評価基準(1)を利用する場合は、ステップS45において、条件の確認のために、消費電力量を用いるのではなく、対象となる電力量について電力情報を参照し、データに変換(加工)する処理を行って、ポイントを算出し、そのポイントと予め設定された価値取得条件とを比較するようにすればよい。
このように、データ処理・記憶部406に記憶された数値データは、消費電力量を上記したような価値データに変換するために用いられる。
「要素の重要度」とは、評価の重みづけを意味し、真夏の昼間に発電した電力に関しては高い重要度を与え、需要の少ない時間帯の発電電力には低い重要度を与えるということを意味する。
このような要素や重要度情報を用いれば、受信した消費電力量の大きさだけでなく、消費電力の質や消費時間帯,設備規模といった要因を考慮して消費電力の価値の大きさを設定することができる。
1kWh=2ポイントを付与する場合
・太陽光発電によって発電した電力をタイムシフトし、12時〜16時の間に電力 を消費した場合:
1kWh=1ポイントを付与する場合
・太陽光発電によって発電した電力を上記時間以外に消費した場合
・蓄電システムを用いて深夜電力を蓄電し、12時〜16時の間に電力を消費した 場合
価値取得希望者情報データベース404に格納されている情報
(1)提供者:ガーデン用品を製造販売する事業者B。
条件:環境貢献のホームページに支援状況を掲載すること。
対価:ガーデンチェアを無償提供すること。
必要電力ポイント:1000ポイントに
取得希望電力量:30000kWh(先着30名)
(2)提供者:宅配便により無農薬野菜を販売する事業者C。
条件:環境貢献のホームページに支援状況を掲載すること。
対価:無農薬野菜セットを無償で配達すること。
必要電力ポイント:1500ポイント
取得希望電力量:30000kWh(先着20名)
(3)提供者:航空サービスを提供する事業者D。
条件:環境貢献のホームページに支援状況を掲載すること。
対価:指定日の中から選択された国内航空券(往復)
必要電力ポイント:3000ポイント
取得希望電力量:30000kWh(先着30名)
(4)事業者Bの対価(ガーデンチェア)と必要電力ポイント
(5)事業者Cの対価(無農薬野菜セット)と必要電力ポイント
(6)事業者Dの対価(指定日の中から選択された国内航空券)と必要電力ポイント
(7)契約者Aの現在の交換可能な累積電力ポイント
以上のような状況下において、契約者Aが例えば端末から管理サーバ400に接続し、開示情報の閲覧確認要求操作をする。管理サーバ400は閲覧確認要求を受信した場合(ステップS61)、契約者Aの開示情報を、契約者Aに送信する(ステップS62)。 契約者Aの端末等では、この開示情報が表示される。この開示情報により、契約者Aは自己の現在の交換可能な電力ポイントを確認できる。このとき、開示情報部408に格納されている対価と交換可能な電力量ポイントが3100ポイントであったとする。
そして、契約者Aに対して対価交換契約が成立したことを確認した事業者Dは、契約者Aに、指定日の中から選択された国内航空券を送付する。
以上のように、契約者Aの消費電力量に対して交換可能な対価が複数存在する場合には、その対価情報を契約者Aにすべて開示しているので、契約者Aは、希望する対価を選択することができる。
さらには、それらの発電設備の種類と発電時間の組み合わせなどによって細かくポイントを設定することも可能である。例えば、風力発電,燃料電池、マイクロ水力発電、ガスエンジンを用いた発電では発電する時間に制限はないが、昼間に発電した電力と夜間に発電した電力に差をつけたり、温水などを併用する熱電併給の有無によって差をつけたりすることなどが考えられる。
蓄電設備についても、その蓄電設備の蓄電と放電における電力効率、廃棄処理時の環境負荷などによってランクづけを行い、そのランクによってポイントに差をつけることなどが考えられる。
このようにポイントへの変換の定義を明確にし、ポイントとして共通の単位にすることによって種々のシステムが混在していても本発明の管理システムを容易に運用することが可能となる。
カード会社や航空会社、種々の販売店などでユーザの囲い込みを狙ったマイレージサービスやポイント制による商品獲得、換金の制度が普及しているが、そのようなサービスとの相互サービスの具体例について説明する。
この場合はそれぞれの価値情報に基づいて、電力情報によって得られる電力量をポイントなどに変換し、共通の単位として取り扱う必要がある。以下にカード会社との相互サービスについて説明する。
1kWh=2ポイント
・太陽光発電によって発電し、12時〜16時の間に電力を消費した場合(蓄電池 によるタイムシフトを含む)
・コジェネレーションシステムを有する燃料電池により発電し、12時〜16時の 間に電力を消費した場合(蓄電池によるタイムシフトを含む)
・太陽光発電によって発電した電力を上記時間以外に消費した場合
・燃料電池によって発電した電力を上記時間以外に消費した場合
・蓄電システムを用いて深夜電力を蓄電し、12時〜16時の間に電力を消費した 場合
(Z−1)契約者Zの特定情報:氏名,住所,ID番号,電話番号
(Z−2)対価契約情報:未定
(Z−3)現在の交換可能ポイント
設備1:2000ポイント
カード利用によって交換可能なポイント:200ポイント(ご利用額100万円)
このような場合、電力価値を予め固定的に設定するのではなく、電力価値の変動や差異に柔軟に対応できるように、データ処理・記憶部406等に格納されている情報をその都度、更新できるようにすることが好ましい。
このように、種々の状況に応じて電力価値を変動させるようにすれば、契約者の省エネルギーや創エネルギーに対する意識をより高めることができ、契約者および事業者の互いの利益をより的確なものとすることができ、さらに、蓄電設備の導入を促進させることができる。
また、蓄電設備や発電設備の普及という観点からは、多くのユーザに発電設備そのものを設置してもらうことが必要である。しかし、現在は、設備導入にまだ多額の資金が必要であるので、自らは設備導入をしなくても、第三者の設備導入に資金を投入してもらい、その投入資金に対して対価を与えるという管理システムや、省エネルギー関連の行事への参加回数、あるいは蓄電設備や発電設備を設置した建物の利用回数と利用金額に対応してそれらを電力量によって決定されるポイントなどに変換し、対価取得時に与えるという管理システムを形成すれば、間接的ではあるが、蓄電設備や発電設備の普及を図ることができる。
オフィスなどの電力需要は伸びる一方であり、今後CO2の排出量削減のためには、オフィスの電力消費を効率化することが有効である。本発明のシステムをオフィスの事務機器に使用した例を複写機の事例を用いて説明する。
この場合は複写機ごとに設置された蓄電池設備、あるいは蓄電設備を保有する複数台の複写機の蓄電設備の合計をひとつの蓄電設備としてみなしたものが、これまで説明してきたユーザが保有する蓄電設備となる。
複写機:シャープ製複合複写機AR-L501(平均消費電力は173Wh)
蓄電設備付き複写機契約台数:50台
上記システムにより、25.95kW/日の電力シフトが可能であり、事業所の営業日240日とすると6,228kW/年の電力シフトが可能となる。
これを実施例2の事例と同様に扱えば、年間6,228ポイントを取得可能となり、同様の仕組みとして扱うことも可能であるが、通常は事業者には負荷率の差によって電力料金がことなるなどの電力料金メニューが設定されているため、そのような電力プランを活用することが現実的である。
最近の複写機は複合機(ファックス機能を有している)が多く、電話回線にすでに接続された事務機器であることから、蓄電装置以外に追加で必要とする機器が少なく、本願発明を実施するために好適な事務機器である。この場合の蓄電設備併設複写機はユーザが所有してもかまわないし、現在の複写機におけるビジネスモデルのように、リース契約として使用量に応じて課金する、あるいはリース会社が電力事業者との契約により利益を享受することなどが考えられる。
信号機の消費電力を低減可能にするLED式の信号機が普及してきている。LEDの信号機はこれまでの信号機の消費電力に比べてかなり小さいため、設置の妨げにならない比較的小さな蓄電設備にて動作させることが可能となる。
ここでは信号機に本システムを適用した場合について説明する。
信号機消費電力(交差点あたり):300W
蓄電設備設置信号機数:1,000式
上記の信号機システムに併設した蓄電設備によって、平均消費電力換算で3時間分相当の深夜電力を蓄電し、午後12時〜15時に蓄電設備から電力を供給するように設定する。
上記システム全体により、900kW/日の電力シフトが可能であり、信号機は365日作動するため、328,500kWh/年の電力シフトが可能となる。
信号機は公的な設備であり、これまでの実施例とは異なるが、電力会社との契約により、深夜電力の利用促進により信号機に必要な電気代を節約する、あるいはCO2排出量の削減(深夜電力と昼間電力とのCO2排出量の差を定量化し、国の削減目標に加える)などによって公益を得ることが可能となる。さらに、電源を併設することにより、非常時に蓄電設備からの電力で信号を点灯することが可能であり、災害時などの対応としても非常に有用な設備となる。
110 蓄電設備
120 パワーコンディショナー
122 DC/ACインバーター部
124 通信ターフェース
125 制御部
126 データ処理・記憶部
128 表示部
140 開閉部
142 電力検出センサ
150 ユーザ負荷
160 電力計
200 電力会社のコンピュータ
202 電力会社配電網
204 端末
300 ネットワーク
400 管理サーバ
401 情報管理部
402 契約者情報データベース
404 価値取得希望者情報データベース
406 データ処理・記憶部
408 開示情報記憶部
500 価値取得希望者
501 端末
502 消費電力計
Claims (10)
- 電力を蓄電する蓄電設備と、
前記蓄電設備の蓄電電力を受電する電力受電部と、
前記蓄電設備の蓄電電力を負荷に供給する電力供給部と、
前記電力受電部の受電電力あるいは電力供給部の供給電力を表す電力情報を生成する電力情報生成部と、
前記電力情報と、電力受電部が電力を受電した時の電力受電時間情報と、負荷に電力を供給した時の電力供給時間情報とを取得する情報取得部と、
前記蓄電設備の電力受電時間と負荷への電力供給時間とのタイムシフトに対して設定された対価情報を記憶する記憶部と、
前記対価情報と、前記電力情報と、電力受電時間情報と、電力供給時間情報に基づいて対価を決定する対価決定部と
を備えたことを特徴とする蓄電設備管理システム。 - 電力を蓄電する蓄電設備と、
前記蓄電設備の蓄電電力を受電する電力受電部と、
前記蓄電設備の蓄電電力を負荷に供給する電力供給部と、
前記電力受電部の受電電力あるいは電力供給部の供給電力を表す電力情報を生成する電力情報生成部と、
前記電力情報と、負荷の電力使用形態に設定された消費区分情報とを取得する情報取得部と、
前記負荷の電力使用形態に設定された消費区分による環境改善度に対して設定された対価情報を記憶する記憶部と、
前記対価情報と、前記電力情報と、消費区分情報に基づいて対価を決定する対価決定部と
を備えたことを特徴とする蓄電設備管理システム。 - 電力を発電する発電設備と、
電力を蓄電する蓄電設備と、
前記発電設備からの電力によって前記蓄電設備の蓄電電力を受電する電力受電部と、
前記蓄電設備の蓄電電力を負荷に供給する電力供給部と、
前記電力受電部の受電電力あるいは電力供給部の供給電力を表す電力情報を生成する電力情報生成部と、
前記電力情報と、電力受電部が電力を受電した時の電力受電時間情報と、負荷に電力を供給した時の電力供給時間情報と、発電設備の種類、立地条件或いは負荷から発電設備までの距離を含む発電設備情報とを取得する情報取得部と
前記蓄電設備の充電時間と負荷への電力供給時間とのタイムシフトに対して設定された対価情報と、発電設備の環境改善度に対して設定された対価情報とを記憶する記憶部と、
前記対価情報と、前記電力情報と、電力受電時間情報と、電力供給時間情報と、発電設備情報に基づいて対価を決定する対価決定部と
を備えたことを特徴とする蓄電設備管理システム。 - 電力を発電する発電設備と、
電力を蓄電する蓄電設備と、
前記発電設備からの電力によって前記蓄電設備の蓄電電力を受電する電力受電部と、
前記蓄電設備の蓄電電力を負荷に供給する電力供給部と、
前記電力受電部の受電電力あるいは電力供給部の供給電力を表す電力情報を生成する電力情報生成部と、
前記電力情報と、負荷の電力使用形態に設定された消費区分情報と、発電設備の種類、立地条件或いは負荷から発電設備までの距離を含む発電設備情報とを取得する情報取得部と、
負荷の電力使用形態に設定された消費区分による環境改善度に対して設定された対価情報と、発電設備の環境改善度に対して設定された対価情報とを記憶する記憶部と、
前記対価情報と、前記消費区分情報と、発電設備情報に基づいて対価を決定する対価決定部と
を備えたことを特徴とする蓄電設備管理システム。 - 前記発電設備は、自然エネルギーを利用した発電設備、燃料電池,またはガスエンジン発電機を用いた発電設備であることを特徴とする請求項2に記載の蓄電設備管理システム。
- 前記対価決定部は、前記対価情報と、更に発電設備の熱電併給の有無、蓄電設備の蓄電と放電における電力効率情報、蓄電システムの廃棄処理時の環境負荷のいずれかの情報に基づいて対価を決定することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の蓄電設備管理システム。
- 電力を蓄電する蓄電設備と、
前記蓄電設備の蓄電電力を受電する電力受電部と、
前記蓄電設備の蓄電電力を負荷に供給する電力供給部と、
前記電力受電部の受電電力あるいは電力供給部の供給電力を表す電力情報を生成する電力情報生成部と、
前記電力情報と、電力受電部が電力を受電した時の電力受電時間情報と、負荷に電力を供給した時の電力供給時間情報とを取得する情報取得部と、
前記蓄電設備を設置する契約者の情報を契約者ごとに格納した契約者情報記憶部と、
蓄電設備の受電時間と負荷への電力供給時間とのタイムシフトに対して設定された対価情報を記憶する記憶部と、
前記対価情報と、前記電力情報と、電力受電時間情報と、電力供給時間情報とに基づいて対価を決定する対価決定部と、
蓄電設備管理システムによって生み出された価値に対価を提供する価値取得希望者が設定した取得希望の電力設定情報と対価を決定する対価情報を記憶した価値取得希望者情報記憶部と、
を備え、
前記対価決定部が決定した対価と、前記価値取得希望者情報記憶部に記憶された対価が一致した場合に、取引成立を決定することを特徴とする蓄電設備管理システム。 - 電力を蓄電する蓄電設備と、
前記蓄電設備の蓄電電力を受電する電力受電部と、
前記蓄電設備の蓄電電力を負荷に供給する電力供給部と、
前記電力受電部の受電電力あるいは電力供給部の供給電力を表す電力情報を生成する電力情報生成部と、
前記電力情報と、負荷の電力使用形態に設定された消費区分情報とを取得する情報取得部と、
前記蓄電設備を設置する契約者の情報を契約者ごとに格納した契約者情報記憶部と、
前記負荷の電力使用形態に設定された消費区分による環境改善度に対して設定された対価情報を記憶する記憶部と、
前記対価情報と、前記電力情報と、消費区分情報に基づいて対価を決定する対価決定部と、
蓄電設備管理システムによって生み出された価値に対価を提供する価値取得希望者が設定した取得希望の電力設定情報と対価を決定する対価情報を記憶した価値取得希望者情報記憶部と、
を備え、
前記対価決定部が決定した対価と、前記価値取得希望者情報記憶部に記憶された対価が一致した場合に、取引成立を決定することを特徴とする蓄電設備管理システム。 - 蓄電設備の蓄電電力を受電する電力受電ステップと、
蓄電設備の蓄電電力を負荷に供給する電力供給ステップと、
前記電力受電ステップにおいて受電した受電電力あるいは電力供給ステップにおいて供給した供給電力を表す電力情報を生成する電力情報生成ステップと、
前記電力情報と、電力受電部が電力を受電した時の電力受電時間情報、負荷に電力を供給した時の電力供給時間情報、または負荷の電力使用形態に設定された消費区分情報を取得する情報取得ステップと、
蓄電設備の受電時間と負荷への電力供給時間とのタイムシフトに対して設定された対価情報、または負荷の電力使用形態に設定された消費区分による環境改善度に対して設定された対価情報と、前記電力情報生成ステップにおいて生成された電力情報及び電力受電時間情報、電力供給時間情報、または消費区分情報に基づいて対価を決定する対価決定ステップと
を備えることを特徴とする蓄電設備管理方法。 - 請求項9に記載の各ステップを記録したコンピュータ読み取り可能な蓄電設備管理プログラム。
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