JP5067653B2 - 加圧焼却炉設備及びその運転方法 - Google Patents
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Description
これを図4に基づいて説明する。図4は、発電用ガスタービンを運転するための従来の発電用加圧式流動床燃焼設備を示す。
図4において、発電用ガスタービンを運転するための従来の発電用加圧式流動床燃焼設備は、被処理物Pを燃焼させる流動床式の焼却炉1と、この燃焼により発生した排ガスGによって駆動されるタービン6b及びこのタービン6bによって駆動され、焼却炉1内に供給する圧縮空気Aを生成するコンブレッサ6aを有するガスタービンエンジン6を備えている。
定常運転時において、ガスタービンエンジン6のガスタービン6bが排ガスで駆動され、同軸に固定されたコンプレッサ6aの回転により吸い込まれた空気は、ガスタービンエンジン6のコンプレッサ6aで昇圧され、焼却炉1に送風される。焼却炉1には、通常、粉体状の石炭(発電ボイラーの場合、焼却炉では焼却物)が供給器2から供給され、燃焼する。焼却炉1の排ガスGは高温の加圧排ガスとなり、排ガス流路13を介して集塵機5に導かれ、排ガス中の塵埃を取り除かれた後、排ガス流路13を介してガスタービンエンジン6のガスタービン6bに導びかれ、ガスタービンエンジン6のガスタービン6bを駆動する。ガスタービンエンジン6のガスタービン6bの回転力は、通常このタービン軸に直結されたガスタービンエンジン6のコンプレッサ6aを駆動し、空気を昇圧する。このコンブレッサ6aの駆動によって生成された圧縮空気Aは、空気供給路12に設けた調整弁11を介して焼却炉1に送られる。そして、タービン6bの下流側で、廃熱ボイラ14によって蒸気を発生させて各種の用途に使用している。
図5の過給機を使用した加圧式流動床燃焼設備は、図4に示すような本格的なガスタービンエンジン6の代わりに市場で安価に供給されている過給機(ターボチャージャ:TC)15を使用している。これにはガスタービンエンジン6を起動するための起動用電動機7が装備されていない。このため、過給機15のタービン15bの起動は、過給機15の圧縮機15aの空気吸込口上流に設けた起動用送風機17からの送風により行う。
過給機15が定常運転となった後に起動用送風機17を通じて空気を吸い込むと、空気の吸い込み抵抗が発生して過給機15の性能低下を招くため、空気フィルタ8と過給機15の間をバイパスさせ、起動用送風機17を迂回して空気を吸い込めるようにバイパス管19及びバイパス弁20を配置している。
なお、集塵機5の上流側に熱交換器からなる空気予熱器16が配置されている。過給機15の圧縮機15aと焼却炉1とを連絡する空気供給路12には、圧空利用設備21が調整弁22を介して配置され、その上流側に空気予熱器16が配置されている。また、空気供給路12を介して供給される圧縮空気Aが下部の調整弁11を介して1次空気用として炉内に吹き込まれ、その残部が上部の調整弁18を介して2次空気用として吹込まれるようになっており、圧縮空気Aの充填により、焼却炉1内は、加圧されるようになっている。この加圧下で、被処理物Pが投入されると、吹き上げられる圧縮空気Aに起因して高速で流動する砂などの流動媒体によって激しく混合・攪拌され、被処理物Pは焼却されるものである。なお、調整弁11と調整弁18により焼却炉1内に供給する圧縮空気Aの量が調節されている。
1)起動用送風機17を運転開始すると、起動用送風機17からの空気は過給機15の圧縮機15aを通じて空気供給路12を介して圧縮空気Aが焼却炉1に供給された後、排ガスGとなって、空気予熱器16、集塵機5を通り、過給機15のタービン15bを通過し、タービン15bを駆動した後、排出される。
3)この状態で、昇温バーナ3を運転すると、排ガスGは次第に昇温され、これにつれてタービン15bの入口ガス温度が上昇し、よって排ガス容積が膨張し、タービン15bの駆動力が増加する。
5)タービン15bの回転数の増加に従って、焼却炉1の内圧が上昇するとともに通風量も増加するため、これに応じて昇温バーナ3への供給燃料量を増加させると、さらにタービン15bの回転数が上がり、排ガス流路13の温度、又は送風量を検知して燃料量を増減することにより安定な運転を維持することができるようになる。そして、焼却炉1の温度が所定の焼却温度(通常800℃〜1000℃程度)になる。従って、タービン15bは所定の回転数となり、焼却炉1への圧縮空気Aは所定圧力及び風量を得ることができる。なお、この時点で起動用送風機17は停止することが可能となる。
以上のように、図5の加圧焼却炉設備によれば、起動用送風機17と過給機15の圧縮機15aが同一ラインに直列に配置されているため、起動時のラインの切替操作が不要となり、起動操作、設備が簡素化されるだけでなく、起動用送風機17で発生させた圧縮空気Aの運転エネルギーは過給機15の圧縮機15aを通過時及び焼却設備を経由し過給機15のタービン15b内を通過時、ともに過給機15のロータに回転力を発生させるため、動力エネルギー回収が行われ、より小容量の起動用送風機17で起動可能となる。また、加圧焼却炉設備では、その排ガスGの保持エネルギーで過給機15を駆動するため、焼却対象物の保有熱量の変動などにより、炉内温度が低下し一時的に運転が不安定になることがある。この場合、通常は補助燃料の量を制御することで安定運転を維持可能であるが、この加圧焼却炉設備では、起動用送風機17による過給機供給空気の与圧力を制御することにより、安定な運転を維持することが可能で、補助燃料を使用しない運転制御が可能となる。すなわち、起動用送風機17を炉内圧力維持のための昇圧装置(ブースタ)として作用させることにより、安定な運転を維持させることが可能となる。また、設備の起動後(起動送風機17の停止時)の過給機15単独による送風時に、空気吸入側に直結した起動送風機17による吸い込み抵抗を減らし、エネルギーロスを減じることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の加圧式焼却炉設備において、前記廃熱ボイラにボイラ昇温バーナを設けて成ることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3の何れか記載の加圧式焼却炉設備において、前記過給機のタービン入口上流に起動用燃焼缶を設けて成ることを特徴とする。
図1は、本発明の第一実施形態に係る加圧焼却炉設備を示す。本実施形態に係る加圧焼却炉設備は、図5の加圧焼却炉設備に、廃熱ボイラ23を設け、過給機15の排ガス(低圧高温の排ガス)を廃熱ボイラ23に導き、排ガスから熱エネルギーを回収して水蒸気を発生させ、過給機15のタービン15b上流に吹き込むことにより、タービン15bの通過ガス量を増量させてタービン15bの出力の増強を図るものである。具体的には、廃熱ボイラ23に蒸気供給路24を設け、この蒸気供給路24に、過給機15のタービン15bの直上の排ガス流路13に水蒸気を吹き込むための切替弁機構25と、空気予熱器16と流動床式の焼却炉1とを連絡する空気供給路12(焼却炉1の空気吹込口)に水蒸気を吹き込むための切替弁機構26と、焼却炉1の内部に水蒸気を吹き込むための切替弁機構27と、焼却炉1の直後の排ガス流路13(焼却炉1の出口)に水蒸気を吹き込むための切替弁機構28とを設けている。
次に、本実施形態に係る加圧焼却炉設備の作用を説明する。
1)起動用送風機17を運転開始すると、過給機15の圧縮機15aを通じて焼却炉1に送風される。
3)焼却炉1の昇温バーナ3を起動し、焼却炉1及び排ガス系統の管路内空気、管路及び装置を昇温させる。
5)タービン15b回転数の増加に従って、焼却炉1の内圧が上昇するとともに通風量も増加するため、これに応じて昇温バーナ3への供給燃料量を増加させると、さらにタービン15b回転数が上がってくるので、排ガスGの温度、又は送風量を検知して燃料量を増減することにより安定な運転を維持することができるようになる。なお、この時点で起動用送風機17は停止することが可能となる。
7)一方、過給機15のタービン15bを通過した低圧高温の排ガスGは、廃熱ボイラ23で回収され蒸気を発生させた後、排ガス処理設備9にて処理され煙突10から大気中に排出される。
9)このとき、蒸気の吹込位置により、プロセスに与える効果が異なるため、目的により選択する。以下、順に説明する。
廃熱ボイラ23で発生させた蒸気の吹い込みを過給機15のタービン15b入口とすることにより、蒸気吹き込みによる排ガス流路13の通過排ガス量の増大を防ぎ、空気予熱器16および集塵機5での圧力損失増加、あるいは装置の大型化を抑制しつつタービン15b出力を高める方法でもっとも簡便な方法である。
これは、焼却物の種類・カロリーの変動幅が大きく焼却炉1に吹き込む空気の必要量が燃焼に必要な空気量を大幅に上回る事態が発生する場合に有効な方法である。即ち、焼却炉1の形式が流動床などの場合、焼却物のカロリーが低く燃焼に必要な空気量は比較的少ないが、流動床を維持するために必要な吹込ガス量(通常スペースレートとして規定される流動床内の空塔速度に比例)が比較的大きくなる場合がある。このような場合は、通常は必要以上に空気を吹き込み、空塔速度を維持し、大過剰空気状態での焼却運転を余儀なくされる。その結果、必要以上に空気を吹き込むため、それに応じて余剰圧縮空気の収量が減少し、他用途への利用が制限される。本実施形態では、焼却炉1に蒸気を吹き込むことにより、必要空塔速度を維持するとともに、過給機15のタービン15bヘのガス量も維持することが可能となる。
この場合は、排ガス系に蒸気を吹き込み、排ガス量を増加させて過給機15のタービン15bの出力を増大させる目的以外に以下の作用効果が期待できる。
蒸気を焼却炉1内に吹き込む効果としては、流動床の維持及び燃焼のため必要な空気量を吹込ながら、焼却炉1内に直接蒸気を吹き込むことにより焼却炉1内に強い乱流を発生させて、低空気比燃焼時の不完全燃焼を回避させる効果が期待できる。特に、含窒素有機質を焼却時に発生する窒素酸化物(NOx)を抑制するためには低空気比での燃焼が効果的であるが、過剰空気の少ない状態での燃焼はCOあるいはCNなどの生成を促すことがある。このような場合、低空気比での燃焼を達成するために、燃焼火炎に強い攪拌作用を与えることが重要である。このため二次空気を高圧で吹き込み乱流を発生させる方法や、火炎気流への水噴霧などが提案されているが、これらと同様に蒸気を高速で吹き込むことにより火炎に強い攪拌流を与えることは低空気比での焼却に有効な方法である。
この方法は、焼却炉1内温度を高い状態(通常850℃以上)に維持しつつ、空気予熱器16への排ガス流入温度を下げ、空気予熱器16の運転温度を下げる方法である。
前述したように廃棄物等の焼却過程では、燃焼状況により高酸化+高温状態ではNOxの発生、低空気比+低温状態ではCO、CN、ダイオキシンの生成が起きる可能性が高い。これは高温高酸化性状態では燃焼物中の室素分やアンモニアがN2に分解される以上に酸化作用を受け、窒素酸化物NOxまで酸化されるためで、この反応には焼却物に含まれる灰分の触媒作用も関与しており、単純に温度だけの制御では防止することが困難である。同様にCO、CNは燃焼空気が不足した不完全燃焼が原因であり、また、ダイオキシンは多くの複雑な要因で生成されることがわかってきている。このため、これらの発生を抑制しながら変動する組成の廃棄物などを焼却するためには、低空気比での完全燃焼が求められ、必然的に高温での乱流燃焼が有効な手段となる。しかしながら、低空気比燃焼下では空気予熱器16への流入排ガス温度が高温になり易く、通常の耐熱鋼の耐熱温度を超え、空気予熱器16の破損にいたる危険が生じる。このため、通常は空気予熱器16への排ガス流入温度を850℃以下に制限するため、冷却空気の吹き込みを行うが、本実施形態では廃熱ボイラ23で得た蒸気を吹き込み、空気予熱器16を冷却するとともに、合わせて排ガス量を増大させ、過給機15のタービン15bの出力の向上も図ることが可能となる。
これにより、1)過給機15の圧縮機15aで発生する圧縮空気を増大させることができ、焼却炉1の運転に必要な空気量を差し引いた余剰空気も増やすことが可能となり、水処理設備のための曝気空気として利用する場合など、曝気ブロワ動力の削減率向上に寄与することが可能となる。2)また、蒸気の吹込場所としては、過給機15のタービン15bの直上だけでなく、焼却炉1の空気吹込口、焼却炉1の内部、焼却炉1の出口など、タービン15の上流各所に吹き込むことにより、焼却炉1の運転上、様々な効果を得ることが可能となる。
本実施形態では、廃熱ボイラ23に起動用バーナ31を設置したものである。本実施形態では、第一実施形態と比較して起動用送風機17を必要としない構成となり、設備の運転に必要な電気設備を大幅に簡素化することが可能となる。特に、大電力を消費するブロワ、ファンなどの電動の空気機器が無く、電力は制御、マテリアルハンドリング機器に必要なだけで運転可能となる。
1)廃熱ボイラ23内に設置した起動用バーナ31を運転し、蒸気を発生させる。
2)発生蒸気を切替弁機構25から吹き込む。このとき切替弁32を開放すると同時に切替弁33は閉じておく。
3)蒸気発生量が増加し、過給機15の圧縮機15aで発生する空気圧が焼却炉1の圧力損失をカバーできるほどになると、焼却炉1内の起動バーナ3を点火し、焼却炉1、排ガスダクト系統の昇温を開始する。
5)焼却炉1の排ガスの圧力が過給機15のタービン15b入口圧力より大きくなった時点で、切替弁33を開放すると同時に切替弁32を閉じ、焼却排ガスをタービン15bに導く。
7)焼却炉1のヒートアップが完了した時点で、焼却物供給を開始し、炉内温度は補助燃料供給路34への量や、切替弁機構26からの蒸気吹込量を調整し、炉内温度を制卸する。過給機15の回転数は、圧空利用設備21への放風量で制御する。
図3は、本発明の第三実施形態に係る加圧焼却炉設備を示す。
次に、本施形態に係る加圧焼却炉設備設備の起動方法について説明する。
1)廃熱ボイラ23内に設置した起動用バーナ31を運転し、蒸気を発生させる。
3)蒸気発生量が増加し、過給機15の圧縮機15aで発生する空気圧が焼却炉1の圧力損失をカバーできるほどになると、燃焼缶35内のバーナを点火し、燃焼缶35で発生する高温ガスを過給機15のタービン15bに導入する。
5)焼却炉1の排ガスの圧力が過給機15のタービン15b入口圧力より大きくなった時点で、切替弁33を開放すると同時に切替弁32閉じ、焼却排ガスをタービン15bに導く。
7)焼却炉1のヒートアッブが完了した時点で、焼却物供給を開始し、炉内温度は補助燃料供給路34への量や、切替弁機構26からの蒸気吹込量を調整し、炉内温度を制御する。過給機15の回転数は、圧空利用設備21への放風量で制御する。
2 供給器
3 昇温バーナ
4 補助燃料供給設備
5 集塵機
9 排ガス処理設備
10 煙突
12 空気供給路
13 排ガス流路
15 過給機
15a 圧縮機
15b タービン
16 空気予熱器
23 廃熱ボイラ
24 蒸気供給炉
25,26,27,28 切替弁機構
29 蒸気利用段備
31 起動用バーナ
32,33 切替弁
34 補助燃料供給路
35 燃焼缶
A 圧縮空気
G 排ガス
Claims (7)
- 冷却状態から始動するため炉内部を徐々に昇温する昇温バーナを備えた加圧式流動床焼却炉と、
前記加圧式流動床焼却炉から排出される高温排ガスを煙突へ導く排ガス流路と、
前記加圧式流動床焼却炉へ向け圧縮空気を、燃焼用空気及び流動媒体を吹き上げて混合攪拌する流動空気として導入する空気供給路と、
前記排ガス流路にタービンを、前記空気供給路に前記タービンと同軸で連結したコンプレッサをそれぞれ位置させて、高温排ガスのエネルギを利用して圧縮空気の生成と送風のみを行う過給機と
を備えた加圧式流動床焼却炉設備において、
前記過給機タービン下流の排ガス流路に廃熱蒸気ボイラを設けるとともに、前記廃熱ボイラで発生する蒸気を前記過給機のタービン入口上流の排ガス流路に排ガスと混合するために切替弁機構を設けて蒸気吹込み点で吹き込む蒸気供給路を設け、
さらに、前記排ガス流路の前記タービンの上流で且つ前記蒸気吹込み点より上流に接続し且つ前記コンプレッサ下流の空気供給路を接続する、高温排ガス及び圧縮空気を間接熱交換する空気予熱器を備え、
前記加圧式流動床焼却炉の排ガス出口と前記空気予熱器の間の排ガス流路に、切替弁機構を介して前記蒸気供給路から前記廃熱ボイラで発生する蒸気を吹き込む
ことを特徴とする加圧式焼却炉設備。 - 前記蒸気供給路に、前記加圧式焼却炉内と連絡する切替弁機構を設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の加圧式焼却炉設備。
- 前記廃熱ボイラにボイラ昇温バーナを設けて成ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加圧式焼却炉設備。
- 前記過給機のタービン入口上流に起動用燃焼缶を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか記載の加圧式焼却炉設備。
- 冷却状態から始動するため炉内部を徐々に昇温する昇温バーナを備えた加圧式流動床焼却炉と、
前記加圧式流動床焼却炉から排出される高温排ガスを煙突へ導く排ガス流路と、
前記加圧式流動床焼却炉へ向け圧縮空気を、燃焼用空気及び流動媒体を吹き上げて混合攪拌する流動空気として導入する空気供給路と、
前記排ガス流路にタービンを、前記空気供給路に前記タービンと同軸で連結したコンプレッサをそれぞれ位置させて、高温排ガスのエネルギを利用して圧縮空気の生成と送風のみを行う過給機と、
前記排ガス流路の前記タービンの下流に位置する廃熱蒸気ボイラと、
前記廃熱蒸気ボイラから発生する蒸気を導く蒸気供給路と
を備えた加圧式流動床焼却炉設備の運転方法において、
冷却状態から炉内部を徐々に昇温する昇温バーナを運転する始動時に、
前記タービンを出た排ガスによって前記廃熱ボイラで発生する蒸気を前記タービン入口上流の排ガス流路に吹き込むことでタービン出力を高め、前記加圧式流動床焼却炉の定常運転への時間を短縮する
ことを特徴とする加圧式流動床焼却炉設備の運転方法。 - 冷却状態から始動するため炉内部を徐々に昇温する昇温バーナを備えた加圧式流動床焼却炉と、
前記加圧式流動床焼却炉から排出される高温排ガスを煙突へ導く排ガス流路と、
前記加圧式流動床焼却炉へ向け圧縮空気を、燃焼用空気及び流動媒体を吹き上げて混合攪拌する流動空気として導入する空気供給路と、
前記排ガス流路にタービンを、前記空気供給路に前記タービンと同軸で連結したコンプレッサをそれぞれ位置させて、高温排ガスのエネルギを利用して圧縮空気の生成と送風のみを行う過給機と、
前記排ガス流路の前記タービンの下流に位置する廃熱蒸気ボイラと、
前記廃熱蒸気ボイラから発生する蒸気を導く蒸気供給路と
を備えた加圧式流動床焼却炉設備の運転方法において、
前記過給機タービン下流に設けたボイラ昇温バーナ付き廃熱ボイラにて前記加圧式焼却炉設備の起動の前に蒸気を発生させ、この蒸気で前記過給機を始動させる
ことを特徴とする加圧式流動床焼却炉設備の運転方法。 - 冷却状態から始動するため炉内部を徐々に昇温する昇温バーナを備えた加圧式流動床焼却炉と、
前記加圧式流動床焼却炉から排出される高温排ガスを煙突へ導く排ガス流路と、
前記加圧式流動床焼却炉へ向け圧縮空気を、燃焼用空気及び流動媒体を吹き上げて混合攪拌する流動空気として導入する空気供給路と、
前記排ガス流路にタービンを、前記空気供給路に前記タービンと同軸で連結したコンプレッサをそれぞれ位置させて、高温排ガスのエネルギを利用して圧縮空気の生成と送風のみを行う過給機と、
前記排ガス流路の前記タービンの下流に位置する廃熱蒸気ボイラと、
前記廃熱蒸気ボイラから発生する蒸気を導く蒸気供給路と
を備えた加圧式流動床焼却炉設備の運転方法において、
前記過給機タービン下流に設けたボイラ昇温バーナ付き廃熱ボイラにて前記加圧式焼却炉設備の起動の前に蒸気を発生させ、この蒸気で前記過給機を始動させるとともに、
前記過給機のタービン入口上流に設けた起動用燃焼缶にて前記過給機のタービン入口側のガス温度を高めて前記過給機の始動を早める
ことを特徴とする加圧式流動床焼却炉設備の運転方法。
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