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JP5066845B2 - 油圧シリンダ - Google Patents

油圧シリンダ Download PDF

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Description

本発明は、油圧シリンダに関するものである。
一般的に、油圧シリンダには、ピストンとシリンダとの間の環状隙間を封止するシール部材が設けられている。図5は従来例に係る油圧シリンダに備えられるシーリングシステムを示す模式的断面図である。
図5に示す従来例に係るシーリングシステムは、相対的に往復移動する2部材(図示の例では、ピストン400とシリンダ500)間の環状隙間を封止するものである。このシーリングシステムは、油が密封された側(O)から大気側(A)に向かって、バッファリング100,ロッドシール200,ダストシール300の順に配置された3つのシール部材から構成されている。バッファリング100は、主として密封対象である油の圧力(油圧)を緩衝する機能を発揮し、ロッドシール200は、主として油の漏れを防止する機能を発揮し、ダストシール300は、主として外部からのダストの侵入を防止する機能を発揮する。
このようなシーリングシステムを備える油圧シリンダにおいては、ピストン400がシリンダ500に設けられた軸孔の内周面に対して微小なクリアランスSを有するように挿入され、各シール部材(バッファリング100,ロッドシール200,ダストシール300)は、軸孔内周に設けられた各環状溝内に配置される。
ここで、例えばブレーカーのように、ピストンとシリンダが高速で相対的な往復移動を行い、かつ油圧が高圧となる環境下で用いられる油圧シリンダにおいては、油がシール部材の配置された環状溝からクリアランスに入り込む際に、キャビテーションが発生する。図5に示すシーリングシステムにおいては、Xで示す部分(3箇所)にキャビテーションが発生し得る。
このようなキャビテーションが発生すると、気泡の崩壊によるキャビテーション衝撃波などにより、キャビテーションが発生する付近に瞬間的に非常に高い圧力が発生する。これにより、シール部材におけるシールリップの先端付近に虫食い状の欠損が発生し、密封性能が低下してしまう問題がある。ブレーカーのように、非常に厳しい環境下で用いられるシーリングシステムにおいては、シール部材は消耗品として適時交換されることが前提となっているものの、シール部材の耐久寿命をより長くすることが求められている。
特開2004−028160号公報
本発明の目的は、キャビテーションを起因とするシール部材の劣化を抑制または防止することにより、耐久性の向上を図った油圧シリンダを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明の油圧シリンダは、
軸孔を有するシリンダと、
前記軸孔内に、軸孔の内周面に対してクリアランスを有するように挿入されるピストンと、
前記軸孔の内周に形成されたバッファリング用の環状溝内に配置されるバッファリングと、前記軸孔の内周に形成されたロッドシール用の環状溝内に配置されるロッドシールと、を備え、前記軸孔内周とピストンとの間の環状隙間を封止するシーリングシステムと、を備え、
前記ピストンの動きに伴って、前記クリアランス部分でキャビテーションが発生し得る、ブレーカーに備えられる油圧シリンダにおいて、
前記バッファリング用の環状溝の側壁面のうち内周端側の一部を前記バッファリングの配置領域よりも外側に拡げ、かつその内周面と前記ピストン外周面との距離が前記クリアランスよりも大きく、前記バッファリングに備えられるリップ先端の肉厚よりも小さな拡張部を設け、該拡張部により形成された空間分だけ、キャビテーションが発生する位置から前記バッファリングまでの距離を長くすると共に、
前記ロッドシール用の環状溝の側壁面のうち内周端側の一部を前記ロッドシールの配置領域よりも外側に拡げ、かつその内周面と前記ピストン外周面との距離が前記クリアランスよりも大きく、前記ロッドシールに備えられるリップ先端の肉厚よりも小さな拡張部を設け、該拡張部により形成された空間分だけ、キャビテーションが発生する位置から前記ロッドシールまでの距離を長くしたことを特徴とする。
本発明によれば、拡張部により形成された空間分だけ、キャビテーションが発生する位置からシール部材までの距離が長くなったので、キャビテーションを起因とするシール部材の劣化を抑制することができる。
以上説明したように、本発明によれば、キャビテーションを起因とするシール部材の劣化を抑制または防止することができ、耐久性の向上を図ることができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例)
図1〜図4を参照して、本発明の実施例に係る油圧シリンダについて説明する。
<油圧シリンダ>
図1を参照して、本発明の実施例に係る油圧シリンダの構成について説明する。なお、ここでは、一例として油圧シリンダがブレーカーに適用された場合を例にして説明する。図1は本発明の実施例に係る油圧シリンダが適用されたブレーカーの模式的断面図である。
ブレーカー30は、軸孔を有する筒状のシリンダ31と、このシリンダ31の軸孔内に、軸孔の内周面に対してクリアランスを有するように挿入されるピストン32とを備えている。ピストン32の先端には、コンクリートや岩盤を粉砕するためのチゼル(ロッド)33が設けられている。
そして、シリンダ31の先端側には筒状のフロントヘッド34が同軸的に固定されている。このフロントヘッド34の内側に、チゼル33が往復移動自在に設けられており、フロントヘッド34の内部には、チゼル33からの衝撃を受けるため、スラストリングやスラストブッシュが組み込まれている。また、シリンダ31の後端側には有底筒状のバックヘッド35が同軸的に固定されている。このバックヘッド35には、油圧の取出口やガスの吸気弁が組み込まれており、内部には窒素ガスGが充填されている。
また、ブレーカー30には、ピストン32の往復移動の制御を行うためのコントロールバルブ36や、シリンダ31内に設けられた油圧回路の圧力補償及び脈動防止を行い、内部には高圧の窒素ガスが充填されたアキュムレータ37も備えられている。
そして、シリンダ31に設けられた軸孔とピストン32との間の環状隙間を封止するために、後端側と先端側にそれぞれ第1シーリングシステム10と第2シーリングシステム
20が設けられている。なお、図1においては、これら第1シーリングシステム10と第2シーリングシステム20は簡略的に示している。そして、これら第1シーリングシステム10と第2シーリングシステム20の間には、油Oが封じ込められている。第1シーリングシステム10は、この油Oの漏れを防止するとともに、上述した窒素ガスGの漏れを防止する役割を担うものである。また、第2シーリングシステム20は、油Oの漏れを防止すると共に、外部からのダストの侵入を防止する役割を担うものである。
以上のように構成されたブレーカー30においては、油圧とガス圧により、ピストン32と共に杭状のチゼル33を軸方向に高速で往復移動させて、チゼル33の先端を破壊対象(コンクリートや岩盤など)に打ち付けることで、破壊対象を粉砕することができる。なお、油圧によりガスを圧縮し、ガスの反発力を利用することによって、ピストン32及びチゼル33を破壊対象に向けて高速(例えば、10m/s)で移動させることができる。
<第1シーリングシステム>
特に、図2を参照して、第1シーリングシステム10について更に詳細に説明する。図2は本発明の実施例に係る第1シーリングシステムを示す模式的断面図である。第1シーリングシステム10は、バッファリング11とロッドシール12とから構成される。バッファリング11は、断面略U字形状のシール本体11aと、シール本体11aの低圧側(ガス側G)の内周端部のクリアランスSへのはみ出しを防止するバックアップリング11bとを備えている。ロッドシール12も同様に、断面略U字形状のシール本体12aと、シール本体12aの低圧側の内周端部のクリアランスSへのはみ出しを防止するバックアップリング12bとを備えている。
バッファリング11は、主として密封対象である油の圧力(油圧)を緩衝する機能を発揮し、ロッドシール12は、主として油の漏れを防止する機能を発揮する。そして、これらバッファリング11とロッドシール12により構成される第1シーリングシステム10によって、窒素ガスが充填されている側(G)への油漏れを防止すると共に、油が封止されている側(O)への窒素ガスの漏れを防止する。
また、これらバッファリング11とロッドシール12は、シリンダ31に設けられた軸孔の内周に形成された環状溝31a,31b内に、それぞれ配置される。ここで、バッファリング11が配置される環状溝31aにおける油が封止されている側(O)の側壁面31a1の内周側端部付近には、環状の溝形状の切欠31a2が設けられている。この切欠31a2により、側壁面31a1の内周端側の一部が、バッファリング11の配置領域よりも外側に拡がった構成となっている(拡張部)。また、ロッドシール12が配置される環状溝31bについても同様に、油が封止されている側(O)の側壁面31b1の内周側端部付近には、環状の溝形状の切欠31b2が設けられている。この切欠31b2により、側壁面31b1の内周端側の一部が、ロッドシール12の配置領域よりも外側に拡がった構成となっている(拡張部)。
<第2シーリングシステム>
特に、図3を参照して、第2シーリングシステム20について更に詳細に説明する。図3は本発明の実施例に係る第2シーリングシステムを示す模式的断面図である。第2シーリングシステム20は、バッファリング21とロッドシール22とダストシール23とから構成される。バッファリング21とロッドシール22については、上述した第1シーリングシステムのものと基本的に同一の構成及び同一の機能であるので、その説明は省略する。
ダストシール23は、オイルリップとダストリップを一体的に備えたシール本体23a
と、補強環23bとを備えている。このダストシール23は、主として外部からのダストの侵入を防止する機能を発揮する。
これらバッファリング21とロッドシール22とダストシール23により構成される第2シーリングシステム20によって、外部側(A)への油漏れを防止すると共に、油が封止されている側(O)へのダストの侵入を防止する。
また、これらバッファリング21とロッドシール22とダストシール23は、シリンダ31に設けられた軸孔の内周に形成された環状溝31c,31d,31e内に、それぞれ配置される。ここで、バッファリング21が配置される環状溝31cにおける油が封止されている側(O)の側壁面31c1の内周側端部付近には、環状の溝形状の切欠31c2が設けられている。この切欠31c2により、側壁面31c1の内周端側の一部が、バッファリング21の配置領域よりも外側に拡がった構成となっている(拡張部)。また、ロッドシール22が配置される環状溝31dについても同様に、油が封止されている側(O)の側壁面31d1の内周側端部付近には、環状の溝形状の切欠31d2が設けられている。この切欠31d2により、側壁面31d1の内周端側の一部が、ロッドシール22の配置領域よりも外側に拡がった構成となっている(拡張部)。また、ダストシール23が配置される環状溝31eについても同様に、油が封止されている側(O)の側壁面31e1の内周側端部付近には、環状の溝形状の切欠31e2が設けられている。この切欠31e2により、側壁面31e1の内周端側の一部が、ダストシール23の配置領域よりも外側に拡がった構成となっている(拡張部)。
<本実施例の優れている点>
特に、図4を参照して、本実施例に係る油圧シリンダの優れている点について説明する。図4は本発明の実施例に係る油圧シリンダにおいてキャビテーションが発生する付近の様子を示す模式的断面図である。なお、上述した各シール部材(バッファリング,ロッドシール,ダストシール)におけるリップ先端付近(キャビテーションが発生する付近)の構造はほぼ同様の構成となっており、図4はこれらの構造を模式的に示したものである。
図4中、Rはリップ先端を示したもので、上記のバッファリング11,21における内周側のシールリップ先端,ロッドシール12,22における内周側のシールリップ先端、及びダストシール23におけるオイルリップ先端にそれぞれ相当する。また、図中、Wは各シール部材が配置される環状溝における油が封止されている側(O)の側壁面を示したもので、上記の側壁面31a1,31b1,31c1,31d1,31e1にそれぞれ相当する。また、図中、Eは側壁面の内周側端部付近に設けられる切欠を示したもので、上記の切欠31a2,31b2,31c2,31d2,31e2にそれぞれ相当する。
本実施例においては、側壁面Wの内周側端部付近に切欠Eを設けたことにより、この切欠Eにより形成された空間分(軸方向については図中L分)だけ、キャビテーションが発生する位置(図中、Xで示す部分)からシール部材(特に、キャビテーションの影響を受けるリップ先端)までの距離を長くすることができる。これにより、キャビテーションを起因とするシール部材(特にリップ先端)の劣化を抑制または防止することができる。
ここで、切欠Eの寸法に関して、更に詳細に説明する。本実施例においては、シリンダ31の軸孔とピストン32との間のクリアランスをt1,環状の溝形状の切欠Eの内周面とピストン32の外周面との間の距離をt2,リップ先端Rの先端部分の肉厚をt3とした場合に、t1<t2<t3を満たすように設定されている。
まず、t1<t2と設定する理由について説明する。キャビテーションは、流速が非常に速くなる箇所で、液体(油)の圧力が局部的に液温の飽和圧力より低くなるために発生
する。すなわち、油圧シリンダにおいては、ピストンと共に移動する油(ピストン表面付近の油)が、シール部材が配置された環状溝の部分から、シリンダの軸孔とピストンとの間のクリアランスの部分に入り込む際に、流速が急激に速くなることによって、当該部分にてキャビテーションが発生する。
本実施例において切欠Eを設けた目的は、上記の通り、キャビテーションが発生する位置を、リップ先端Rから遠ざけることにある。そのため、切欠Eを設けている部分でキャビテーションが発生しては意味がないので、必然的にt1<t2を満たす必要がある。なお、t2は、単にt1より大きくすれば良いというわけではなく、上記の目的を達成するために、ブレーカー30の使用状態において、キャビテーションが発生しない程度の大きさにする必要がある。これにより、図4に示すように、ピストン表面付近の油がピストンと共に矢印A方向に流れる場合において、クリアランスSに入り込む部分(X)でキャビテーションが発生する。従って、キャビテーションが発生する位置(X)からリップ先端Rまでの距離を少なくともLだけ長くすることができる。
次に、t2<t3と設定する理由について説明する。シーリングシステムが設けられている位置においては、油が封止されている側(O)の方が、その反対側(窒素ガスが充填されている側(G)や外部側(A))に比べて高圧であるため、バッファリングやロッドシールは、図2や図3に示すように、環状溝内において、窒素ガスが充填されている側(G)や外部側(A)に位置する。しかしながら、何らかの影響により、バッファリングやロッドシールが、油が封止されている側(O)に移動する場合がある。そのため、リップ先端Rが切欠E内に入り込んでしまわないように、t2<t3と設定する必要がある。なお、図3に示すダストシール23の場合には、補強環23bが環状溝の内周面に圧入により、強固に嵌着されているため、流体圧力によりダストシール23が移動してしまうおそれはない。従って、t2<t3にしなくても特に問題はない。
また、切欠Eにおける軸方向の長さLについて説明する。この軸方向の長さLを大きくすればするほど、キャビテーションの発生する位置からシール部材までの距離を長くすることができるため、長さLは大きいほうが望ましい。そのため、シリンダの大きさや素材に応じて、各シール部材が配置される環状溝間の壁部分の強度が適正に保たれる範囲で、長さLをできるだけ大きくするのが好適である。
ただし、キャビテーションの発生に伴って発生する圧力は非常に高いが、エネルギーは大きくないため、キャビテーションによって受ける影響は、キャビテーション発生位置の極近傍である。そのため、上述した長さLをあまり長く確保することができない場合であっても、キャビテーションを起因とするシール部材の劣化を効果的に抑制することが期待できる。
<その他>
上述の実施例においては、拡張部としての切欠が、断面矩形のもの(環状の溝形状のもの)を示した。ただし、この拡張部(切欠)の形状は、これに限られるものではない。例えば、環状溝の側壁面の内周端縁にC面(テーパ面)やR面などの面取りを施すことで、断面形状が三角形や略三角形の拡張部を設けることもできる。
図1は本発明の実施例に係る油圧シリンダが適用されたブレーカーの模式的断面図である。 図2は本発明の実施例に係る第1シーリングシステムを示す模式的断面図である。 図3は本発明の実施例に係る第2シーリングシステムを示す模式的断面図である。 図4は本発明の実施例に係る油圧シリンダにおいてキャビテーションが発生する付近の様子を示す模式的断面図である。 図5は従来例に係る油圧シリンダに備えられるシーリングシステムを示す模式的断面図である。
符号の説明
10 第1シーリングシステム
11 バッファリング
11a シール本体
11b バックアップリング
12 ロッドシール
12a シール本体
12b バックアップリング
20 第2シーリングシステム
21 バッファリング
22 ロッドシール
23 ダストシール
23a シール本体
23b 補強環
30 ブレーカー
31 シリンダ
31a,31b,31c,31d,31e 環状溝
31a1,31b1,31c1,31d1,31e1 側壁面
31a2,31b2,31c2,31d2,31e2 切欠
32 ピストン
33 チゼル
34 フロントヘッド
35 バックヘッド
36 コントロールバルブ
37 アキュムレータ
E 切欠
G 窒素ガス
O 油
R リップ先端
S クリアランス
W 側壁面

Claims (1)

  1. 軸孔を有するシリンダと、
    前記軸孔内に、軸孔の内周面に対してクリアランスを有するように挿入されるピストンと、
    前記軸孔の内周に形成されたバッファリング用の環状溝内に配置されるバッファリングと、前記軸孔の内周に形成されたロッドシール用の環状溝内に配置されるロッドシールと、を備え、前記軸孔内周とピストンとの間の環状隙間を封止するシーリングシステムと、を備え、
    前記ピストンの動きに伴って、前記クリアランス部分でキャビテーションが発生し得る、ブレーカーに備えられる油圧シリンダにおいて、
    前記バッファリング用の環状溝の側壁面のうち内周端側の一部を前記バッファリングの配置領域よりも外側に拡げ、かつその内周面と前記ピストン外周面との距離が前記クリアランスよりも大きく、前記バッファリングに備えられるリップ先端の肉厚よりも小さな拡張部を設け、該拡張部により形成された空間分だけ、キャビテーションが発生する位置から前記バッファリングまでの距離を長くすると共に、
    前記ロッドシール用の環状溝の側壁面のうち内周端側の一部を前記ロッドシールの配置領域よりも外側に拡げ、かつその内周面と前記ピストン外周面との距離が前記クリアランスよりも大きく、前記ロッドシールに備えられるリップ先端の肉厚よりも小さな拡張部を設け、該拡張部により形成された空間分だけ、キャビテーションが発生する位置から前記ロッドシールまでの距離を長くしたことを特徴とする油圧シリンダ。
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