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JP5060911B2 - ガス化炉 - Google Patents

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JP5060911B2
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Description

本発明は、例えばバイオマス等の被熱分解物を熱分解することによって発生する熱分解ガスを発生させるためのガス化炉に関する。
近年、木材チップ等のバイオマス(被熱分解物)を加熱してガス化し、生成されたガスを燃料ガスとして発電を行うガス化発電システムが実用化されるようになってきた。このようなガス化発電システムでは、ガス化炉において、原料のバイオマスを低酸素下で加熱して熱分解すると、主に一酸化炭素、水素及び炭化水素よりなる熱分解ガスが発生する。そして、この熱分解ガスを燃料ガスとしてガスタービン発電、ガスエンジン発電、デュアルフューエルエンジン発電あるいは燃料電池等の種々の発電用設備等に供給して利用している。
こうした熱分解ガスを発生させるためのガス化炉としては、従来、特許文献1に示すものが知られている。すなわち、特許文献1のガス化炉では、燃焼ガス化炉筒(炉内)の上下方向の中間位置に格子の密な円形のロストル(火格子)が固着され、該ロストルの中心を上下方向に貫通するように空気供給筒(空気供給部)が設けられている。
特開2004−292768号公報
ところで、特許文献1のガス化炉は、ロストルがガス化炉の内径に対応した1つの穴開き円形部品からなっているので、ロストルが大きく重くなってしまう上に、そのロストルに対して空気供給筒が上下方向に貫通するように組み付けられる構造であるため、ガス化炉の組み立て作業が容易でないという問題があった。
本発明は、このような課題に着目してなされたものである。その目的とするところは、組み立て作業を容易に行うことが可能なガス化炉を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、炉内の上下方向の中間位置に設けられた火格子と、該火格子を上下方向に貫通して炉内に空気を供給する空気供給部とを備え、前記火格子上で被熱分解物を熱分解することによって熱分解ガスを発生させるガス化炉であって、前記火格子は複数の分割火格子に分割されているとともに、該各分割火格子は前記空気供給部を共同して取り囲むように配置されていることを要旨とする。
上記構成によれば、火格子を上下方向に貫通するように空気供給部を組み付ける場合には、その空気供給部を取り囲むように火格子よりも小さくて軽い複数の分割火格子を配置するだけでよいので、火格子と空気供給部との組み付け作業が容易となり、ひいてはガス化炉の組み立て作業を容易に行うことが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記各分割火格子は、耐火物により構成されていることを要旨とする。
例えば各分割火格子をステンレス綱で構成した場合には、該各分割火格子が高温によって変形したり腐食したりする上、ステンレス綱のクロムが析出して灰と反応することで毒性の強い六価クロムが生成されてしまう。この点、上記構成によれば、各分割火格子が耐火物により構成されているため、該各分割火格子の熱変形や腐食を抑えつつ、六価クロムの生成を防止することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記各分割火格子には、該各分割火格子を補強するための補強材が設けられていることを要旨とする。
通常、各分割火格子を耐火物によって構成すると、各分割火格子をステンレス綱によって構成した場合に比べて強度が低下する。この点、上記構成によれば、各分割火格子を耐火物によって構成した場合でも、補強材により該各分割火格子の強度を十分に確保することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の発明において、前記各分割火格子は、平面視で円筒状をなす前記空気供給部の周方向に沿って配置されており、前記空気供給部の周方向において互いに隣り合う前記分割火格子同士の間には、隙間が形成されていることを要旨とする。
上記構成によれば、火格子上で発生した熱分解ガス及び灰を、各分割火格子同士間の隙間から火格子の下側へ通すことが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記各分割火格子は、平面視で同一の扇形状をなしているとともに、前記空気供給部の周方向に沿って等間隔に配置されていることを要旨とする。
上記構成によれば、火格子上で発生した熱分解ガス及び灰を、各分割火格子同士間の隙間から火格子の下側へバランスよく通すことが可能になるとともに、火格子を構成するための複数の分割火格子を同一規格で生産管理することが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の発明において、前記各分割火格子は、前記空気供給部の外周面に設けられた第1支持部と前記炉内の周面に設けられた第2支持部とによって支持されていることを要旨とする。
上記構成によれば、各分割火格子が第1支持部及び第2支持部によって2点で支持されるので、各分割火格子を安定した状態で支持することが可能となる。
本発明によれば、ガス化炉の組み立て作業を容易に行うことができる。
以下、本発明をバイオマスのガス化発電システムに備えられるガス化装置に具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、「前後方向」、「左右方向」、「上下方向」をいう場合は、図1に矢印で示した方向を基準として示すものとする。
図1及び図2に示すように、ガス化装置11は、被熱分解物としてのおが屑等のバイオマスを熱分解して熱分解ガスを発生させるための中空の円柱状をなすガス化炉12と、該ガス化炉12で発生させた熱分解ガス中のタールを高温で保持することによって分解するための中空の円柱状をなすガス滞留槽13とを備えている。ガス化炉12とガス滞留槽13とは互いにほぼ同じ高さで左右方向に離間した横並び状態に配置されている。
ガス化炉12は、円筒状の台座部14と、該台座部14上に設けられた有底円筒状をなす炉本体15と、該炉本体15の上端の開口部を閉塞する炉蓋16とを備えている。炉蓋16の中央部には炉本体15内におが屑等を投入するための投入口16aが設けられており、該投入口16aにはおが屑等を収容した図示しないホッパが接続されている。すなわち、ホッパ(図示略)に収容されたおが屑等は、投入口16aを介して炉本体15内に投入されるようになっている。
図2に示すように、炉本体15の内面は断熱材17によって覆われ、該断熱材17は第1耐火物によって構成された第1層18によって覆われ、該第1層18の内面は第1耐火物よりも耐熱温度の高い第2耐火物によって構成された第2層19によって覆われている。さらに、炉蓋16の内面は第2層19によって覆われている。第2耐火物は、主に酸化アルミニウムと二酸化ケイ素とにより構成されており、耐熱温度が炉本体15内の最高温度よりも高くなっている。
炉本体15の底壁15aの中央部にはステンレス綱よりなる円筒状の空気供給管20が貫設されており、空気供給管20における底壁15aから上側の部分は炉本体15内における上下方向の中央位置よりもやや上側まで真っ直ぐに延びている。一方、空気供給管20における底壁15aよりも下側の部分は、台座部14内においてほぼ直角に側方(本実施形態では右方)へ屈曲されて台座部14の周壁に設けられた挿通孔14aに挿通されている。そして、台座部14内から挿通孔14aを通って側方へ延びる空気供給管20の先端部は図示しない空気供給装置に接続されている。
炉本体15内において空気供給管20は上下方向に複数(本実施形態では3つ)に分割されており、この3つに分割された空気供給管20は上側から順に第1空気供給管21、第2空気供給管22、及び第3空気供給管23とされている。第1空気供給管21と第2空気供給管22とはこれらの内周面において円環状の連結部材24によって連結されている。同様に、第2空気供給管22と第3空気供給管23とはこれらの内周面において円環状の連結部材24によって連結されている。
すなわち、第2空気供給管22及び第3空気供給管23の各内周面における上端部には、円環状の連結部材24が該第2空気供給管22内及び第3空気供給管23内から上方へ突出するようにそれぞれ溶接されており、該各連結部材24の突出部分に第1空気供給管21及び第2空気供給管22の各下端部がそれぞれ嵌合している。
また、第2空気供給管22の上下方向の長さは、第3空気供給管23の上下方向の長さよりも若干短くなっているとともに、第1空気供給管21の上下方向の長さの6倍弱程度になっている。そして、第1〜第3空気供給管21,22,23の外周面は断熱材17によってそれぞれ覆われるとともに、該各断熱材17の外周面は第2層19によってそれぞれ覆われている。
第1空気供給管21を覆う第2層19には、その外周面における上部全体が外側に向かって水平に突出してなる第1支持部としての外向きフランジ部25が設けられている。また、炉本体15の内周面を覆う第2層19における外向きフランジ部25と水平方向で対向する位置には、内側に向かって水平に突出してなる第2支持部としての内向きフランジ部26が設けられている。そして、水平方向における外向きフランジ部25の外周縁と内向きフランジ部26の内周縁との間には、平面視で円環状の隙間が形成されるようになっている。なお、外向きフランジ部25の上面と内向きフランジ部26の上面とは、水平面になっているとともに、互いに面一となっている。
図2に示すように、第1空気供給管21上には第2耐火物よりなる円筒状の高さ調整部27が載置され、該高さ調整部27上には第2耐火物よりなる円筒状のノズル形成部28が載置され、該ノズル形成部28上には該ノズル形成部28の上端の開口部を閉塞するように第2耐火物よりなる円板状の蓋部材29が載置されている。
高さ調整部27、ノズル形成部28、及び蓋部材29は互いに外径が同じになっており、高さ調整部27及びノズル形成部28の内径は空気供給管20の内径と同じになっている。また、高さ調整部27、ノズル形成部28、及び蓋部材29の外径は、空気供給管20の外周面を覆う断熱材17の外径よりも大きく、該断熱材17の外周面を覆う第2層19の外径よりも小さくなるように設定されている。したがって、このように第2耐火物からなる各種の構造材(第2層19、高さ調整部27等)により外周面及び端面が覆われるため、空気供給管20は、炉本体15内において露出していない。そして、本実施形態では、空気供給管20、炉本体15内において空気供給管20の外周面を覆う断熱材17、該断熱材17の外周面を覆う第2層19、高さ調整部27、ノズル形成部28、及び蓋部材29により空気供給部が構成されている。
また、炉本体15内において外向きフランジ部25上及び内向きフランジ部26上には、外向きフランジ部25及び内向きフランジ部26間を橋架するように、第2耐火物よりなる円環板状の火格子30が載置されている。すなわち、火格子30は水平方向において高さ調整部27を取り囲むように配置されている。したがって、この高さ調整部27を含んで構成される空気供給部は、火格子30の中心部を上下方向に貫通していると言える。
図1及び図2に示すように、炉本体15内において、火格子30よりも上側の領域はおが屑等を熱分解して熱分解ガスを発生させる熱分解室31とされ、火格子30よりも下側の領域は熱分解室31で発生したおが屑等の灰を溜めるための灰溜室32とされている。そして、炉本体15の下端部における前後両側には灰溜室32内に溜まった灰を炉本体15外へ取り出すための灰取り出し口33がそれぞれ設けられており、該各灰取り出し口33は円板状の蓋体34によって閉塞されている。なお、炉本体15の周壁においてガス滞留槽13側となる壁面(本実施形態では左面)における上下方向のほぼ中央位置、すなわち灰溜室32の上端部と対応する位置にはガス滞留槽13側となる方向(左方)に向かって延びる接続管35が設けられている。
図1及び図2に示すように、ガス滞留槽13は、台座部14よりも若干高さが高い円筒状の台座部40と、該台座部40上に設けられるとともに底壁41a及び上壁41bを有する円筒状の槽本体41とを備えている。槽本体41内の領域は熱分解ガス中のタールを分解するためのタール分解室42とされており、槽本体41の内面は第2層19によって覆われている。そして、槽本体41の下端部における前側にはタール分解室42内に溜まった灰を槽本体41外へ取り出すための灰取り出し口45が設けられており、該灰取り出し口45は円板状の蓋体46によって閉塞されている。
また、槽本体41の上壁41bの中央部には、タール分解室42でタールが分解された熱分解ガスを送出するガス送出口41cが設けられており、該ガス送出口41cには円環状の連結具43を介してタール分解室42内の熱分解ガスを下流側へ導くための図示しないガス送出管が接続されている。すなわち、連結具43は、ガス送出口41cとガス送出管(図示略)とを連通状態で連結しているとともに、槽本体41が熱変形した場合でも、該熱変形分を吸収してガス送出管(図示略)側にかかる負荷を低減するようになっている。
槽本体41の周壁においてガス化炉12側となる壁面(本実施形態では右面)における上下方向のほぼ中央位置にはガス化炉12側となる方向(右方)に向かって延びる接続管44が設けられている。接続管44は炉本体15の接続管35と対向しており、接続管44と接続管35とは連結具47を介して連通状態で連結されている。すなわち、槽本体41のタール分解室42と炉本体15の灰溜室32とは、接続管44、連結具47、及び接続管35を介して連通している。
なお、連結具47は、上記連結具43と同様に、槽本体41及び炉本体15のうちの少なくとも一方が熱変形した場合でも、該熱変形分を吸収して槽本体41側及び炉本体15側にかかる負荷を低減するようになっている。
次に、火格子30の構成について詳述する。
図3に示すように、火格子30は、該火格子30の周方向に沿って平面視で扇形状をなす複数(本実施形態では24個)の分割火格子30aに分割されている。各分割火格子30aは、火格子30の周方向において隣り合う分割火格子30a同士の間に隙間が形成されるように、等間隔で配置されている。すなわち、各分割火格子30aは、火格子30における内周側の端部が外向きフランジ部25によって支持されるとともに火格子30における外周側の端部が内向きフランジ部26によって支持されるように、外向きフランジ部25上及び内向きフランジ部26上に載置されている。この場合、各分割火格子30aは、平面視で空気供給部を周方向に取り囲んだ状態になっている。
図4(a)及び図4(b)に示すように、第2耐火物よりなる各分割火格子30aには、該各分割火格子30aを補強するためのステンレス綱よりなる補強材30bが埋設されている。補強材30bは、図4(a)に示すように平面視でI形状をなしているとともに、図4(b)で示すように側面視でH形状をなしている。
次に、空気供給部を構成する高さ調整部27及びノズル形成部28の構成について詳述する。
(高さ調整部27の構成)
図2及び図5に示すように、高さ調整部27は、火格子30からのノズル形成部28の高さを調整するものであり、上下方向に複数(本実施形態では3つ)の円環状の単位高さ調整部27a〜27cに等分割されている。すなわち、高さ調整部27は、下段単位高さ調整部27c上に中段単位高さ調整部27bを積み重ねた後、該中段単位高さ調整部27b上に上段単位高さ調整部27aを積み重ねることによって構成されている。さらに、上段単位高さ調整部27a及び下段単位高さ調整部27cは左右に2つに等分割されているとともに、上段単位高さ調整部27aと下段単位高さ調整部27cとの間に位置する中段単位高さ調整部27bは前後に2つに等分割されている。
(ノズル形成部28の構成)
図2及び図5に示すように、ノズル形成部28は上下方向に積層された複数(本実施形態では6つ)の円環状の単位ノズル形成部に分割されている。そして、この6つの単位ノズル形成部は、上側から順に第1単位ノズル形成部28a、第2単位ノズル形成部28b、第3単位ノズル形成部28c、第4単位ノズル形成部28d、第5単位ノズル形成部28e、及び第6単位ノズル形成部28fとされている。
第1単位ノズル形成部28aの上面における内周側には外周側よりも高さが低くなるように段差部50が設けられている一方、蓋部材29の下面には段差部50と対応する円板状の突出部29aが設けられている。そして、第1単位ノズル形成部28aの上面に蓋部材29を載置した場合には、第1単位ノズル形成部28aの段差部50に蓋部材29の突出部29aが遊嵌されるようになっている。
また、各単位ノズル形成部28a〜28fは、それらの周方向に沿って複数(本実施形態では2つ)の分割片に等分割されている。すなわち、第1、第3、第5の各単位ノズル形成部28a、28c、28eは前後に等分割されているとともに、第2、第4、第6の各単位ノズル形成部28b、28d、28fは左右に等分割されている。したがって、各単位ノズル形成部28a〜28fにおいて、上下方向に隣接する単位ノズル形成部同士は、それらの周方向における分割位置が互いに90度ずれている。
図5及び図6に示すように、第1、第3、第5の各単位ノズル形成部28a、28c、28eの下面には、これらの周方向において複数(本実施形態では20個)の溝51が等間隔に設けられている。各溝51は、断面半円状をなしており、第1、第3、第5の各単位ノズル形成部28a、28c、28eの内外を連通するようにこれらの径方向に沿って放射状に延びている。
第1、第3、第5の各単位ノズル形成部28a、28c、28eの下面とそれぞれ隣接する面、すなわち第1、第3、第5の各単位ノズル形成部28a、28c、28eの下面とそれぞれ対向する対向面である第2、第4、第6の各単位ノズル形成部28b、28d、28fの上面には、第1、第3、第5の各単位ノズル形成部28a、28c、28eの下面に設けられた各溝51と対応するように各溝51が設けられている。
したがって、第1、第3、第5の各単位ノズル形成部28a、28c、28eの下面と第2、第4、第6の各単位ノズル形成部28b、28d、28fの上面とをそれぞれ重ね合わせた場合には、これらの間に各溝51同士が合わせられてなる複数のノズル52が形成されるようになっている。すなわち、第1、第3、第5の各単位ノズル形成部28a、28c、28eの下面と第2、第4、第6の各単位ノズル形成部28b、28d、28fの上面との間には、これらの周方向に沿って等間隔に20個のノズル52がそれぞれ形成されている。なお、第1、第3、第5の各単位ノズル形成部28a、28c、28eの下面と第2、第4、第6の各単位ノズル形成部28b、28d、28fの上面との間に形成される20個ずつの各ノズル52は、これらの周方向における位置がそれぞれ互いに一致している。
一方、図5及び図7に示すように、第2、第4の各単位ノズル形成部28b、28dの下面には、これらの周方向において複数(本実施形態では20個)の溝51が等間隔に設けられている。各溝51は、断面半円状をなしており、第2、第4の各単位ノズル形成部28b、28dの内外を連通するようにこれらの径方向に沿って放射状に延びている。
第2、第4の各単位ノズル形成部28b、28dの下面とそれぞれ隣接する面、すなわち第2、第4の各単位ノズル形成部28b、28dの下面とそれぞれ対向する対向面である第3、第5の各単位ノズル形成部28c、28eの上面には、第2、第4の各単位ノズル形成部28b、28dの下面に設けられた各溝51と対応するように各溝51が設けられている。
したがって、第2、第4の各単位ノズル形成部28b、28dの下面と第3、第5の各単位ノズル形成部28c、28eの上面とをそれぞれ重ね合わせた場合には、これらの間に各溝51同士が合わせられてなる複数のノズル52が形成されるようになっている。すなわち、第2、第4の各単位ノズル形成部28b、28dの下面と第3、第5の各単位ノズル形成部28c、28eの上面との間には、これらの周方向に沿って等間隔に20個のノズル52がそれぞれ形成されている。なお、第2、第4の各単位ノズル形成部28b、28dの下面と第3、第5の各単位ノズル形成部28c、28eの上面との間に形成される20個ずつの各ノズル52は、これらの周方向における位置がそれぞれ互いに一致している。
また、図5に示すように、第1、第3、第5の各単位ノズル形成部28a、28c、28eの下面と第2、第4、第6の各単位ノズル形成部28b、28d、28fの上面との間に形成される20個ずつの各ノズル52と、第2、第4の各単位ノズル形成部28b、28dの下面と第3、第5の各単位ノズル形成部28c、28eの上面との間に形成される20個ずつの各ノズル52とは、これらの周方向における各ノズル52間の角度(本実施形態では18度)の半分の角度(本実施形態では9度)分だけこれらの周方向の位置がずれている。したがって、ノズル形成部28に形成された各ノズル52は、上下方向及びノズル形成部28の周方向に沿って千鳥状に配列されている。
次に、ガス化装置11の作用について説明する。
さて、ガス化炉12の高温の熱分解室31内におが屑等が投入されると、おが屑等が熱分解されて熱分解ガスが発生する。このとき、空気供給装置(図示しない)から空気供給管20を介して熱分解室31へ供給される空気(ガス化空気)は、灰溜室32内の熱によって加熱されてからノズル形成部28の各ノズル52から熱分解室31内に吹き出されるため、該空気による熱分解室31内の温度低下が抑制される。
ここで、熱分解室31内において高温に晒されるノズル形成部が複数の単位ノズル形成部に分割されていない筒状体である場合には、ノズル形成部において上端部側と下端部側との間で温度差が生じることで、熱変形(熱膨張)する度合いに差が生じるため、ノズル形成部全体として大きなひずみが生じて該ノズル形成部が破損してしまうことがある。
この点、本実施形態では、熱分解室31内において高温に晒されるノズル形成部28は、各単位ノズル形成部28a〜28fに分割され、さらに該各単位ノズル形成部28a〜28fが2つの分割片にそれぞれ等分割されているため、各単位ノズル形成部28a〜28fを構成する分割片のそれぞれ毎における温度差が小さくなるとともに、該各分割片が個別に熱変形(熱膨張)する。
すなわち、各単位ノズル形成部28a〜28fを構成する各分割片に対して個別にひずみが生じるため、そのひずみはそれぞれ小さいものとなる。したがって、このような温度差によって生じるひずみによって各単位ノズル形成部28a〜28f(ノズル形成部28)が破損することが効果的に抑制される。
またここで、ガス化炉12の火格子及びノズル形成部がステンレス綱で構成されている場合には、これらノズル形成部及び火格子が高温によって変形したり腐食したりする上、ステンレス綱のクロムが析出しておが屑等の灰と反応することで毒性の強い六価クロムが生成されてしまう。この点、本実施形態では、ガス化炉12の火格子30及びノズル形成部28が第2耐火物によって構成されているため、これら火格子30及びノズル形成部28の熱変形や腐食が抑制されるとともに、六価クロムの生成が防止される。
引き続き、熱分解室31内に発生した熱分解ガスは、おが屑等の灰とともに火格子30を構成する各分割火格子30a間の隙間を通って灰溜室32に流れ込む。このとき、おが屑等の灰の大半は灰溜室32の底部に溜まり、残りの灰は熱分解ガスとともに接続管35、連結具47、及び接続管44を介してガス滞留槽13のタール分解室42内に流れ込む。このタール分解室42内は高温に保たれているため、熱分解ガスは該熱分解ガス中のタールが分解された状態でガス送出口41cから送出される。
このとき、熱分解ガスとともにタール分解室42内に流れ込んだ灰の一部はタール分解室42の底部に溜まる一方、ガス送出口41cから送出された熱分解ガスは、後工程において冷却及び精製されて図示しない発電機を駆動するための燃料ガスとして使用される。
以上詳述した実施形態によれば次のような効果が発揮される。
(1)本実施形態では火格子30が24個の分割火格子30aに分割されているため、各分割火格子30aはそれぞれ火格子30よりも小さく軽くなる。したがって、火格子30の組み付け作業を容易に行うことができ、ひいてはガス化炉12の組み立て作業を容易に行うことができる。特に、火格子30の中心部を上下方向に貫通するように空気供給部(高さ調整部27)を組み付けるという作業も、その空気供給部を取り囲むように複数の各分割火格子30aを配置することで容易に行うことができる。
(2)各分割火格子30aをステンレス綱で構成した場合には、該各分割火格子30aが高温によって変形したり腐食したりする上、ステンレス綱のクロムが析出して灰と反応することで毒性の強い六価クロムが生成されてしまう。この点、本実施形態では、各分割火格子30aが酸化アルミニウム及び二酸化ケイ素を主成分とする第2耐火物により構成されているため、該各分割火格子30aの熱変形や腐食を抑えつつ、六価クロムの生成を防止することができる。
(3)また、通常、火格子30上には熱分解室31内を保温するべく蓄熱効果を有するペブルを敷き詰める必要があるが、本実施形態では火格子30(各分割火格子30a)が第2耐火物により構成されているため、該火格子30自体が蓄熱効果を有するようになる。したがって、ペブルを不要とすることができる。
(4)各分割火格子30aを第2耐火物によって構成すると、各分割火格子30aをステンレス綱によって構成した場合に比べて強度が低下してしまう。この点、本実施形態では、各分割火格子30aに補強材30bが埋設されているため、各分割火格子30aを第2耐火物によって構成しても、該各分割火格子30aの強度を十分に確保することができる。
(5)各分割火格子30aは、平面視で同一の扇形状をなしているとともに、平面視で円筒状をなす空気供給部の周方向に沿って配置されており、空気供給部の周方向において隣り合う分割火格子30a同士の間に隙間が等間隔で形成されるように配置されている。このため、熱分解室31内(火格子30上)で発生した熱分解ガス及び灰を、各分割火格子同士間の隙間から灰溜室32内(火格子30の下側)へ偏りなくバランスよく通すことができるとともに、火格子30を構成する複数の分割火格子30aを同一規格で生産管理することができる。
(6)各分割火格子30aは外向きフランジ部25及び内向きフランジ部26によって2点で支持されているので、各分割火格子30aを安定した状態で支持することができる。
(7)各分割火格子30aは外向きフランジ部25上及び内向きフランジ部26上に載置するだけでこれらによって支持されるので、各分割火格子30aの組み付け作業を容易に行うことができる。
(8)ノズル形成部28は第1〜第6の複数の単位ノズル形成部28a〜28fに分割されているため、該ノズル形成部が高温になって熱変形する場合には、各単位ノズル形成部28a〜28fがそれぞれ熱変形するようになる。このため、ノズル形成部28の熱変形分は各単位ノズル形成部28a〜28fにそれぞれ分散される、すなわち高温によってノズル形成部28に生じるひずみが各単位ノズル形成部28a〜28fにそれぞれ分散される。したがって、ノズル形成部28が高温によって生じるひずみ(熱変形すること)によって破損することを抑制することができる。
(9)各単位ノズル形成部28a〜28fをステンレス綱で構成した場合には、該各単位ノズル形成部28a〜28fが高温によって変形したり腐食したりする上、ステンレス綱のクロムが析出して灰と反応することで毒性の強い六価クロムが生成されてしまう。この点、本実施形態では、各単位ノズル形成部28a〜28fが酸化アルミニウム及び二酸化ケイ素を主成分とする第2耐火物により構成されているため、該各単位ノズル形成部28a〜28fの熱変形や腐食を抑えつつ、六価クロムの生成を防止することができる。
(10)各単位ノズル形成部28a〜28fは第2耐火物で構成されているため、該各単位ノズル形成部28a〜28fに透孔を設けることでノズル52を形成すると、該ノズル52を形成するための加工作業が困難になるばかりか各単位ノズル形成部28a〜28fが熱変形によりノズル52部分から割れやすくなってしまう。この点、本実施形態では、ノズル52が上下に隣接する単位ノズル形成部28a〜28f同士の対向面に設けられた溝51を合わせることによって形成されているため、ノズル52がいわゆる半割形状となる。このため、各単位ノズル形成部28a〜28fが熱変形しても該熱変形分を半割形状のノズル52部分において逃がすことができる。したがって、ノズル形成部28(各単位ノズル形成部28a〜28f)にノズル52を容易に形成することができるとともに、ノズル形成部28(各単位ノズル形成部28a〜28f)が熱変形しても該ノズル形成部28がノズル52部分から割れることを抑制することができる。
(11)ノズル形成部28に形成された各ノズル52は千鳥状に配列されているため、各ノズル52を並列状に配列する場合に比べて各ノズル52間の距離を長くすることができる。したがって、ノズル形成部28の強度を向上することができる。
(12)ノズル形成部28を構成する各単位ノズル形成部28a〜28fはそれらの周方向に沿って2つの分割片に等分割されているので、ノズル形成部28が高温になって熱変形する場合には、該ノズル形成部28が各単位ノズル形成部28a〜28fよりも小さい分割片単位で熱変形する。このため、ノズル形成部28の熱変形分を各分割片にそれぞれ均等に分散させる、すなわち高温によってノズル形成部28に生じるひずみを各分割片にそれぞれ均等に分散させることができる。したがって、ノズル形成部28が熱変形して破損することを効果的に抑制することができる。
(13)ノズル形成部28において上下方向に隣接する各単位ノズル形成部28a〜28f同士は、それらの周方向における分割位置が互いに90度ずれている。このため、各単位ノズル形成部28a〜28fを上下に積層した場合に、該各単位ノズル形成部28a〜28fが崩れ難くすることができる。すなわち、各単位ノズル形成部28a〜28fを上下に安定して積層することができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・外向きフランジ部25上及び内向きフランジ部26上に各分割火格子30aを嵌合するための凹部をそれぞれ設け、該各凹部に各分割火格子30aを嵌合することで、該各分割火格子30aを外向きフランジ部25及び内向きフランジ部26によって支持するようにしてもよい。
・各分割火格子30aは、必ずしも火格子30の周方向において等間隔で配置する必要はなく、各分割火格子30aの火格子30の周方向における間隔は任意としてもよい。
・各分割火格子30aの形状は、平面視で三角形や四角形などの多角形にしてもよいし、あるいは真円形や楕円形にしてもよい。
・補強材30bは、各分割火格子30aの表面に設けるようにしてもよいし、あるいは省略してもよい。
・各分割火格子30aは、必ずしも第2耐火物によって構成する必要はなく、例えばステンレス綱などの金属材料によって構成してもよい。但しこの場合には、火格子30上にペブルを敷き詰める必要がある。
・火格子30の各分割火格子30aへの分割数は任意に設定してもよい。
・おが屑の代わりに間伐材や材木端材などを被熱分解物として用いてもよい。
実施形態のガス化装置の斜視図。 図1のガス化装置の半割斜視図。 炉蓋を取り去った状態のガス化炉の平面図。 (a)は単位火格子の平面図、(b)は単位火格子の側面図。 ノズル形成部の拡大正面図。 図5におけるA−A線、C−C線、E−E線で矢視した場合の断面図。 図5におけるB−B線、D−D線で矢視した場合の断面図。
符号の説明
12…ガス化炉、17…空気供給部を構成する断熱材、19…空気供給部を構成する第2層、20…空気供給部を構成する空気供給管、25…第1支持部としての外向きフランジ部、26…第2支持部としての内向きフランジ部、27…空気供給部を構成する高さ調整部、28…空気供給部を構成するノズル形成部、28a…第1単位ノズル形成部、28b…第2単位ノズル形成部、28c…第3単位ノズル形成部、28d…第4単位ノズル形成部、28e…第5単位ノズル形成部、28f…第6単位ノズル形成部、29…空気供給部を構成する蓋部材、30…火格子、30a…分割火格子、30b…補強材、51…溝、52…ノズル。

Claims (6)

  1. 炉内の上下方向の中間位置に設けられた火格子と、該火格子を上下方向に貫通して炉内に空気を供給する空気供給部とを備え、前記火格子上で被熱分解物を熱分解することによって熱分解ガスを発生させるガス化炉であって、
    前記火格子は複数の分割火格子に分割されているとともに、該各分割火格子は前記空気供給部を共同して取り囲むように配置されていることを特徴とするガス化炉。
  2. 前記各分割火格子は、耐火物により構成されていることを特徴とする請求項1に記載のガス化炉。
  3. 前記各分割火格子には、該各分割火格子を補強するための補強材が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス化炉。
  4. 前記各分割火格子は、平面視で円筒状をなす前記空気供給部の周方向に沿って配置されており、
    前記空気供給部の周方向において互いに隣り合う前記分割火格子同士の間には、隙間が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のガス化炉。
  5. 前記各分割火格子は、平面視で同一の扇形状をなしているとともに、前記空気供給部の周方向に沿って等間隔に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のガス化炉。
  6. 前記各分割火格子は、前記空気供給部の外周面に設けられた第1支持部と前記炉内の周面に設けられた第2支持部とによって支持されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載のガス化炉。
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