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JP5052265B2 - 走行路判定装置および車両走行制御装置 - Google Patents

走行路判定装置および車両走行制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、走行路判定装置および走行路判定装置を備える車両走行制御装置に関し、更に詳しくは、車両が走行している走行路が走行困難路であるかを判定する走行路判定装置および走行路判定装置を備える車両走行制御装置に関するものである。
車両には、運転者による車両の運転操作を軽減するものとして、車両の車速が目標車速となるように一定車速制御を行う定速走行制御や、先行車両に対して自車両を追従走行させるように車速制御を行う追従走行制御、すなわちアダプティブクルーズコントロール(ACC)などの自動走行制御を行う車両走行制御装置が搭載されている。車両走行制御装置では、車速が目標車速となるように、車両に駆動トルクを作用させるエンジンと車両に制動トルクを作用させるブレーキ装置とが協調制御される。車両走行制御装置では、自動走行制御ECUにより車両の車速が目標車速となるように目標駆動トルクが算出され、算出された目標駆動トルクがエンジンECUに出力され、エンジンECUが目標駆動トルクに基づいて制駆動トルク発生装置であるエンジンを制御する。また、車両走行制御装置では、自動走行制御ECUにより車両の車速が目標車速となるように目標制御トルクとして目標制動トルクが算出され、算出された目標制動トルクがブレーキECUに出力され、ブレーキECUが目標制動トルクに基づいて制駆動トルク発生装置であるブレーキ装置を制御する。
近年、低車速、例えば10km/h程度の目標速度で自動走行制御を行うものがある。例えば、特許文献1に示すように、クリープ速度程度の目標速度で自動走行制御を行う車両走行制御装置がある。
特開2004−90679号公報
ここで、車両が走行する走行路には、オンロードとオフロードとに分けられる。オフロードにおいては、路面状況によって車両の走行が比較的容易な走行路と、困難な走行路とがある。車両の走行の困難な走行困難路において自動走行制御を行う場合も、車両走行制御装置が目標車速を維持しようと、制駆動トルク発生装置を制御する。例えば、走行路が車両に装着されたタイヤが乗り上げることができない岩石で構成されている場合や、摩擦が低い泥濘路である場合、車両が障害物と接触している場合であると、車両の前進が困難であり、車両に作用する駆動トルクを増加するように制駆動トルク発生装置を制御してしまい、制駆動トルク発生装置や車両に過大な負荷がかかるという問題がある。従って、車両が走行している走行路が走行の困難な走行困難路であるかを確実に判定することが望まれる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、車両が走行している走行路を確実に判定することができる走行路判定装置および制駆動トルク発生装置や車両に過大な負荷がかかることを抑制することができる車両走行制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明では、車両の車速が予め設定された目標車速となるように、目標駆動トルクあるいは目標制動トルクを算出し、算出された前記目標駆動トルクあるいは前記目標制動トルクに基づいて駆動トルクあるいは制動トルクの少なくともいずれか一方を当該車両に作用させる制駆動トルク発生装置を制御する自動走行制御中に、前記目標駆動トルクあるいは目標制動トルクの少なくともいずれか一方に基づいて前記車両が走行している走行路が走行の困難な走行困難路であるか否かを判定する走行路判定手段と、前記車両の走行状況に応じて前記目標駆動トルクおよび前記目標制動トルクに対する重み付け値を設定する重み付け手段と、を備え、前記走行路判定手段は、前記重み付けされた目標駆動トルクおよび目標制動トルクの合計に応じて走行困難路であると判定することを特徴とする。
また、本発明では、上記走行路判定装置において、前記走行路判定手段は、前記車速が前記目標車速未満である場合は、前記目標駆動トルクの前記重み付けを1とし、前記目標制動トルクの前記重み付けを0とし、前記車速が前記目標車速より大きい場合は、前記目標駆動トルクの前記重み付けを0とし、前記目標制動トルクの前記重み付けを1とすることを特徴とする。
また、本発明では、駆動トルクあるいは制動トルクの少なくともいずれか一方を当該車両に作用させる制駆動トルク発生装置を前記車両の車速が予め設定された目標車速となるように制御することで自動走行制御を行う車両走行制御装置において、上記走行路判定装置を備え、前記走行路判定手段により前記走行困難路であると判定されると、自動走行制御を終了することを特徴とする。
また、本発明では、駆動トルクあるいは制動トルクの少なくともいずれか一方を当該車両に作用させる制駆動トルク発生装置を前記車両の車速が予め設定された目標車速となるように制御することで自動走行制御を行う車両走行制御装置において、上記走行路判定装置と、前記走行路判定手段により前記走行困難路であると判定されると、切替可能な制御対象を切り替える制御切替手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明では、上記車両走行制御装置において、前記制御対象は、前記車両の車高を調整する車両調整手段であり、前記制御切替手段は、前記走行路判定手段により前記車両が走行している走行路が当該走行困難路であると判定されると、走行困難路でないと判定された場合よりも前記車両の車高を高くすることを特徴とする。
また、本発明では、上記車両走行制御装置において、前記制御対象は、前記車両の各車輪のスリップ量を調整するスリップ量調整手段であり、前記制御切替手段は、前記走行路判定手段により前記走行困難路であると判定されると、当該走行困難路でないと判定された場合よりも前記各車輪のスリップ量を減少することを特徴とする。
また、本発明では、上記車両走行制御装置において、前記制御対象は、前記制動トルクを前記車両に作用させる制駆動トルク発生装置であり、前記制御切替手段は、前記走行路判定手段により前記走行困難路であると判定されると、当該走行困難路でないと判定された場合よりも前記制動トルクを増加することを特徴とする。
本発明にかかる走行路判定装置では、車両が走行している走行路を確実に判定することができるという効果を奏する。また、本発明にかかる車両走行制御装置では、走行路判定装置により車両が走行している走行路が走行困難路であると判定されると、車両の走破性を向上することができ、制駆動トルク発生装置や車両に過大な負荷がかかることを抑制することができる。また、本発明にかかる車両走行制御装置では、走行路判定装置により車両が走行している走行路が走行困難路であると判定されると、自動走行制御を終了することで、制駆動トルク発生装置や車両に過大な負荷がかかることを抑制することができる。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、下記の実施の形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの或いは実質的に同一のものが含まれる。
〔実施の形態1〕
図1は、実施の形態1にかかる車両走行制御装置の構成例を示す図である。実施の形態1にかかる車両走行制御装置1−1は、走行路判定装置でもある。車両走行制御装置1−1は、同図に示すように、図示しない車両(以下、単に「車両C」と称する。)に搭載されるものであり、車両Cの車速が目標車速となるように自動走行制御を行うものである。また、車両走行制御装置1−1は、車両Cが走行している走行路が走行の困難な走行困難路であるか否かを判定するものでもある。車両走行制御装置1−1は、自動走行制御スイッチ2と、車速センサ3と、自動走行制御ECU4と、エンジンECU5と、ブレーキECU6とにより構成されている。
なお、100は、駆動トルクを発生し、発生した駆動トルクを車両Cに作用させる制駆動トルク発生装置のエンジンである。エンジン100は、自動走行制御ECU4により算出された目標駆動トルクEToに基づいて、エンジンECU5により制御されるものであり、車両Cに目標駆動トルクEToを作用させる。また、200は、制動トルクを発生し、発生した制動トルクを車両Cに作用させる制駆動トルク発生装置であるブレーキ装置である。ブレーキ装置200は、自動走行制御ECU4により算出された目標制動トルクBToに基づいて、ブレーキECU6により制御されるものであり、車両Cに目標制動トルクBToを作用させる。ここで、ブレーキ装置200は、運転者による制動操作、すなわち運転者による図示しないブレーキペダルの踏み込みに基づいて制動トルクを発生するものでもある。
自動走行制御スイッチ2は、制御開始トリガーである。自動走行制御スイッチ2は、図示しない車両の室内に設けられており、運転者により操作されることでONされるものである。自動走行制御スイッチ2は、自動走行制御ECU4と接続されており、運転者によりONされるとON信号を自動走行制御ECU4に出力する。これにより、自動走行制御スイッチ2は、自動走行制御ECU4が自動走行制御を開始する制御開始トリガーとなる。
車速センサ3は、車両Cの車速Vを検出するものである。車速センサ3は、自動走行制御ECU4と接続されており、検出された車両Cの車速Vが自動走行制御ECU4に出力される。ここで、車速センサ3は、例えば、車両の図示しない各車輪に設けられた車輪速センサである。この場合、各車輪に設けられた車速センサ3である車輪速センサからの各車輪の速度v1〜v4が自動走行制御ECU4に出力され、自動走行制御ECU4が出力された各車輪の速度v1〜v4に基づいて車両Cの車速Vを算出する。
自動走行制御ECU4は、車両Cの車速Vが予め設定された目標車速Voとなるように、目標駆動トルクEToを算出しエンジンECU5に、目標制動トルクBToを算出しブレーキECU6にそれぞれ出力するものである。自動走行制御ECU4は、エンジンECU5を介して目標駆動トルクEToに基づいてエンジン100を制御するとともに、ブレーキECU6を介して目標制動トルクBToに基づいてブレーキ装置200を制御するものである。つまり、自動走行制御ECU4は、エンジン100とブレーキ装置200とを車速Vが予め設定された目標車速Voとなるように協調制御するものである。自動走行制御ECU4は、自動走行制御判定部41と、駆動トルク算出部42と、制動トルク算出部43と、走行路判定部44とを有する。ここで、自動走行制御ECU4のハード構成は、既に公知であるので説明は省略する。また、目標車速Voは、図示しない車両が低車速でオフロードを走行することができる値であり、例えば10km/h程度である。
自動走行制御判定部41は、運転者による自動走行制御の開始の意志を判定するものである。自動走行制御判定部41は、自動走行制御スイッチ2が運転者により操作されることでONされたことでON信号が出力されたか否か、すなわち自動走行制御スイッチ2のON/OFF状態に基づいて自動走行制御を開始するか否かを判定するものである。また、自動走行制御判定部41は、条件判定部でもある。ここで、条件判定部は、条件判定手段であり、走行路判定条件を満たすか否かの判定を行うものである。つまり、自動走行制御判定部41は、走行路判定装置である車両走行制御装置1−1において車両Cが走行している走行路が走行の困難な走行困難路であるか否かの判定を行うための走行路判定条件を満たすか否かの判定を行うものでもある。走行路判定条件は、車両走行制御装置1−1により自動走行制御が行われていることである。つまり、自動走行制御判定部41は、自動走行制御スイッチ2のON/OFF状態に基づいて走行路判定条件を満たすか否かの判定を行う。
駆動トルク算出部42は、エンジン100に発生させる目標駆動トルクEToを算出するものである。駆動トルク算出部42では、図示しない車両の車速Vが予め設定されている目標車速Voとなるように、目標駆動トルクEToを算出する。
制動トルク算出部43は、ブレーキ装置200に発生させる目標制動トルクBToを算出するものである。制動トルク算出部43では、車両の車速Vが予め設定されている目標車速Voとなるように、目標制動トルクBToを算出する。
走行路判定部44は、走行路判定手段である。走行路判定部44は、車両Cに作用する駆動トルクあるいは制動トルクの少なくともいずれか一方に基づいて車両が走行している走行路が走行の困難な走行困難路であるか否かを判定するものである。走行路判定部44は、実施の形態1では、車両Cに作用する駆動トルクである自動走行制御ECU4により算出された目標駆動トルクEToおよび車両Cに作用する制動トルクである自動走行制御ECU4により算出された目標制動トルクBToに基づいて車両Cが走行している走行路が走行の困難な走行困難路であるか否かを判定する。
また、走行路判定部44は、重み付け手段でもある。走行路判定部44は、車両Cの走行状況に応じて駆動トルクおよび制動トルクに対する重み付け値を設定するものである。従って、走行路判定部44は、重み付けされた駆動トルクおよび制動トルクの合計に応じて走行困難路であると判定するものである。実施の形態1では、車両Cの走行状況に応じて算出された目標駆動トルクEToおよび算出された目標制動トルクBToに対する重み付け値GE,GBを設定し、重み付けされた目標駆動トルク(GE×ETo)および重み付けされた目標制動トルク(GB×BTo)の合計値GT(=GE×ETo+GB×BTo)を算出し、算出された合計値GTが所定値TLを超えると走行困難路であると判定するものである。ここで、所定値TLは、車両Cが走行の困難な走行困難路を走行する際に算出される合計値GTである。
エンジンECU5は、目標駆動トルクEToに基づいてエンジン100を制御するものである。エンジンECU5は、自動走行制御ECU4と接続されており、自動走行制御ECU4により算出され、出力された目標駆動トルクEToに基づいてエンジン100を制御する。なお、エンジンECU5は、運転者による加速操作量を検出することができる図示しないアクセルセンサと接続されており、検出された加速操作量に基づいてエンジン100を制御し、運転者による加速操作量に基づいた駆動トルクをエンジン100に発生させるものでもある。
ブレーキECU6は、目標制動トルクBToに基づいてブレーキ装置200を制御するものである。ブレーキECU6は、自動走行制御ECU4と接続されており、自動走行制御ECU4により算出され、出力された目標制動トルクBToに基づいてブレーキ装置200を制御する。なお、ブレーキ装置200は、各車輪に対して制動トルクを作用させることができるように構成されており、ブレーキECU6は、自動走行制御ECU4により算出され、出力された各車輪に対する目標制動トルクBToW1〜BToW4に基づいてブレーキ装置200を制御し、各車輪に制動トルクを作用させることで、車両Cに制動トルクを作用させる。
次に、実施の形態1にかかる車両走行制御装置1−1を用いた自動走行制御について説明する。図2は、実施の形態1にかかる車両走行制御装置の自動走行制御フローを示す図である。図3は、実施の形態1にかかる車両走行制御装置の動作説明図である。ここでは、車両走行制御装置1−1を用いた自動走行制御のうち、走行路判定方法を用いた自動走行制御の終了方法について説明する。なお、車両走行制御装置1−1による自動走行制御は、車両走行制御装置1−1の制御周期ごとに行われる。
まず、自動走行制御ECU4は、図2に示すように、入力処理を行う(ステップST101)。ここでは、自動走行制御ECU4は、自動走行制御スイッチ2のON/OFF状態、車速センサ3により検出され出力された車速Vなどを取得する。
次に、自動走行制御ECU4の自動走行制御判定部41は、自動走行制御スイッチ2がONであるか否かを判定する(ステップST102)。ここでは、自動走行制御判定部41は、上記取得した自動走行制御スイッチ2のON/OFF状態に基づいて、運転者による自動走行制御の開始の意志を判定されるものである。また、自動走行制御判定部41は、自動走行制御スイッチ2のON/OFF状態に基づいて走行路判定条件を満たすか否かの判定を行う。
次に、自動走行制御ECU4は、自動走行制御スイッチ2がONであると判定される(ステップST102肯定)と、自動走行制御を実行する(ステップST103)。ここでは、自動走行制御ECU4は、車両Cの車速Vが目標車速Voとする自動走行制御を行う。自動走行制御ECU4の駆動トルク算出部42は、上記取得された車速Vを目標車速Voとなるように目標駆動トルクEToを算出し、エンジンECU5に出力する。具体的には、車速Vが目標車速Voとなるように、目標駆動トルクEToをPID制御で算出している。PID制御で算出される目標駆動トルクEToは、PID制御の微分項が累積されるほど増加する。つまり、車両Cが走行する走行路が走行の困難な走行路であればあるほど、車速Vと目標車速Voとの偏差が大きい状態が長く続くので、目標駆動トルクが増加して算出される。エンジンECU5は、出力された目標駆動トルクEToに基づいてエンジン100を制御し、駆動トルクを車両Cに作用させる。また、自動走行制御ECU4の制動トルク算出部43は、上記取得された車速Vを目標車速Voとなるように目標制動トルクBToを算出し、ブレーキECU6に出力する。ブレーキECU6は、出力された目標制動トルクBToに基づいてブレーキ装置200を制御し、制動トルクを車両Cに作用させる。例えば、自動走行制御ECU4は、取得された車速Vが目標車速Vo未満である場合、車両Cを加速するために目標駆動トルクEToを算出し、目標制動トルクBToを0に算出する。一方、自動走行制御ECU4は、取得された車速Vが目標車速Voを超える場合、車両Cを減速するために目標駆動トルクEToを前回算出された値よりも小さく算出、あるいは目標駆動トルクEToを0に算出し、目標制動トルクBToを算出する。
次に、自動走行制御ECU4の走行路判定部44は、自動走行制御スイッチ2がONであると判定されている(ステップST102肯定)ので、合計値GT(=GE×ETo+GB×BTo)が所定値TLを超えるか否かを判定する(ステップST104)。ここでは、走行路判定部44は、算出された目標駆動トルクEToおよび目標制動トルクBToに基づいて、車両Cが走行している走行路が走行の困難な走行困難路であるか否かを判定する。例えば、合計値GTは、重み付け値GE,GBをGE=1,GB=0とした場合、目標駆動トルクEToのみの値となり、所定値TLは、車両Cが走行困難路を走行している場合に車両Cの車速Vを目標車速Voとするように自動走行制御ECU4が算出する目標駆動トルクEToとなる。従って、例えば路面干渉が大きい走行路などを車両Cが走行すると、図3に示すように、合計値GTである目標駆動トルクEToが所定値TLを超え(同図に示すt1)、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定する。
次に、自動走行制御ECU4は、図2に示すように、合計値GTが所定値TLを超えると判定される(ステップST104肯定)と、自動走行制御を終了する(ステップST105)。ここでは、自動走行制御ECU4は、図3に示すように、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定すると(同図に示すt1)、バックアップ制御を行うことで、自動走行制御を強制的に終了する。ここで、バックアップ制御は、車両Cに作用する駆動力あるいは制動力が漸減して最終的に0となるように、自動走行制御ECU4により目標駆動トルクEToおよび目標制動トルクBToを算出し、エンジンECU5を介してエンジン100およびブレーキECU6を介してブレーキ装置200を制御するものである。
なお、自動走行制御ECU4は、図2に示すように、自動走行制御を終了した場合、自動走行制御スイッチ2がOFFであると判定された(ステップST102否定)場合、合計値GTが所定値TL未満であると判定された(ステップST104否定)場合、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。
以上のように、実施の形態1にかかる車両走行制御装置1−1では、車両Cに作用する制駆動トルクに基づいて、車両Cが走行している走行路が走行困難路であるか否かを判定する。ここで、車両走行制御装置1−1では、車両Cの車速Vが目標車速Voとなっていない場合、制駆動トルクを車両Cに作用し続ける。走行困難路を車両Cが走行している場合は、走行が容易な走行路を車両Cが走行している場合よりも車両Cの車速Vを目標車速Voとすることが困難となる。従って、走行困難路を車両Cが走行している場合において車両走行制御装置1−1により車両Cに作用させる制駆動力は、走行が容易な走行路を車両Cが走行している場合よりも確実に大きくなる。これにより、車両Cが走行している走行路を確実に判定することができる。
各車輪の空転に基づいて走行困難路であるか否かを判定する技術も考えられるが泥濘路など全輪が空転している場合では、走行困難路であると判定することができない虞がある。また、車両Cの偏位量に基づいて走行困難路であるか否かを判定する技術も考えられるが車両Cが障害物と接触した状態あるいは乗り上げた状態などでは、偏位量が少なく走行困難路であると判定することができない虞がある。また、車両Cの上下加速度に基づいて走行困難路であるか否かを判定する技術も考えられるが車両Cが障害物と接触した状態あるいは乗り上げた状態などでは、上下加速度が少なく走行困難路であると判定することができない虞がある。これらと比較しても、車両Cが走行している走行路を確実に判定することができる。
また、実施の形態1にかかる車両走行制御装置1−1では、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定されると、自動走行制御を終了する。従って、エンジン100、ブレーキ装置200や車両Cに過大な負荷がかかる前に、自動走行制御を終了するので、エンジン100、ブレーキ装置200や車両Cに過大な負荷がかかることを抑制することができる。
なお、上記実施の形態1では、合計値GTが1つの所定値TLを超えたと判定すると自動走行制御を終了するが本発明はこれに限定されるものではない。車両走行制御装置1−1が所定値を複数TL(1〜n)有し、合計値GTが各所定値TL(1〜n)を超えるごとに行う制御を変化させて良い。つまり、走行困難路のレベルを複数設定し、走行困難路のレベルが上がるごとに行う制御を変化させて良い。例えば、合計値GTが最初の所定値TL1を超えたと判定されると、車両Cの室内に設けられたブザーを駆動し、メータパネルの警告レベル灯のレベル1を点灯させ、合計値GTが最後の所定値TLnを超えたと判定されると、ブザーの駆動を維持したまま、メータパネルの警告レベル灯を全レベル点灯させ、自動走行制御を終了しても良い。
また、上記実施の形態1において自動走行制御の終了は、バックアップ制御が終了するまで維持し、その後解除、すなわち再度自動走行制御の開始を許容しても良い。
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2にかかる車両走行制御装置について説明する。図4は、実施の形態2にかかる車両走行制御装置の構成例を示す図である。実施の形態2にかかる車両走行制御装置1−2が実施の形態1にかかる車両走行制御装置1−1と異なる点は、車両Cの車高を調整する車高調整装置7を備え、車両Cが走行する走行路が走行困難路であるか否かに応じて車高調整装置7により車両Cの車高を調整する点である。ここで、実施の形態2にかかる車両走行制御装置1−2の基本的構成は、図4に示すように、実施の形態1にかかる車両走行制御装置1−1の基本的構成と同一部分は、その説明を省略する。
自動走行制御ECU4は、車高制御部45を有する。車高制御部45は、制御切替手段であり、車高調整装置7により車両Cの車高を切り替える制御である切替制御を行うものである。車高制御部45は、走行路判定部44により走行困難路であると判定されると、車高調整装置7を車両Cの車高が高くなるHI状態に切替制御する。
車高調整装置7は、車高調整手段であり、切替可能な制御対象である。車高調整装置7は、車両Cの車高を調整するものである。車高調整装置7は、実施の形態2では、車両Cの車高が低いLOW状態と、LOW状態における車両Cの車高よりも高いHI状態とに切替可能である。LOW状態とHI状態との切替制御は、上記車高制御部45により行われる。
次に、実施の形態2にかかる車両走行制御装置1−2を用いた自動走行制御について説明する。図5は、実施の形態2にかかる車両走行制御装置の自動走行制御フローを示す図である。図6は、実施の形態2にかかる車両走行制御装置の動作説明図である。ここでは、車両走行制御装置1−2を用いた自動走行制御のうち、走行路判定方法を用いた車両Cの車高の切替制御方法について説明する。なお、実施の形態2にかかる車両走行制御装置1−2を用いた自動走行制御のうち、実施の形態1にかかる車両走行制御装置1−1を用いた自動走行制御と同一箇所は、簡略化して説明する。また、車両走行制御装置1−2による車両走行制御は、この車両走行制御装置1−2の制御周期ごとに行われる。
まず、自動走行制御ECU4は、図5に示すように、入力処理を行う(ステップST201)。
次に、自動走行制御ECU4の自動走行制御判定部41は、自動走行制御スイッチ2がONであるか否かを判定する(ステップST202)。
次に、自動走行制御ECU4は、自動走行制御スイッチ2がONであると判定される(ステップST202肯定)と、自動走行制御を実行する(ステップST203)。
次に、自動走行制御ECU4は、自動走行制御スイッチ2がONであると判定されている(ステップST202肯定)ので、合計値GT(=GE×ETo+GB×BTo)が所定値TLを超えるか否かを判定する(ステップST204)。ここでは、自動走行制御ECU4は、算出された目標駆動トルクEToおよび目標制動トルクBToに基づいて、車両Cが走行している走行路が走行の困難な走行困難路であるか否かを判定する。例えば、合計値GTは、重み付け値GE,GBをGE=1,GB=0とした場合、目標駆動トルクEToのみの値となり、所定値TLは、車両Cが走行困難路を走行している場合に車両Cの車速Vを目標車速Voとするように自動走行制御ECU4が算出する目標駆動トルクEToとなる。従って、例えば路面干渉が大きい走行路を車両Cが走行すると、図6に示すように、合計値GTである目標駆動トルクEToが所定値TLを超え(同図に示すt2)、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定する。
次に、自動走行制御ECU4の車高制御部45は、図5に示すように、合計値GTが所定値TL以下と判定される(ステップST204否定)と、車高調整装置7をLOW状態に切替制御する(ステップST205)。ここでは、車高制御部45は、車両Cが走行している走行路が走行困難路でないと判定されると、車高調整装置7をLOW状態に切替制御し、車両Cの車高がHI状態の場合よりも低い車高に調整される。
また、自動走行制御ECU4の車高制御部45は、図5に示すように、合計値GTが所定値TLを超えると判定される(ステップST204肯定)と、車高調整装置7をHI状態に切替制御する(ステップST206)。ここでは、車高制御部45は、図6に示すように、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定すると(同図に示すt2)、車高調整装置7をHI状態に切替制御し、車両Cの車高がLOW状態の場合よりも高い車高に調整される。
なお、自動走行制御ECU4は、図5に示すように、車高調整装置7をLOW状態に切替制御した場合、車高調整装置7をHI状態に切替制御した場合、自動走行制御スイッチ2がOFFであると判定された(ステップST202否定)場合、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。
以上のように、実施の形態2にかかる車両走行制御装置1−2では、上記実施の形態1と同様に、車両Cに作用する制駆動トルクに基づいて、車両Cが走行している走行路が走行困難路であるか否かを判定するので、車両Cが走行している走行路を確実に判定することができる。
また、実施の形態2にかかる車両走行制御装置1−2では、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定されると、車両Cの車高を走行困難路でないと判定された場合よりも高くする。従って、車両Cの車高を高くすることで、車高が低いと乗り越えられない岩石や段差などの障害物を乗り越えることができ、すなわち車両Cに対する路面干渉を低減でき、車両Cの走破性を向上することができる。これにより、自動走行制御中に、車両を高くすれば乗り越えられる岩石などの障害物を車高が低いために乗り越えられないことを抑制でき、路面干渉を低減でき、車速Vが目標車速Voとならずにエンジン100、ブレーキ装置200や車両Cに過大な負荷がかかることを抑制することができる。
なお、上記実施の形態2では、合計値GTが1つの所定値TLを超えたと判定すると車高調整装置7をHI状態に切替制御するが本発明はこれに限定されるものではない。車高制御部45は、車高調整装置7による車両Cの車高を任意に調整できるものとし、車両走行制御装置1−2が所定値を複数TL(1〜n)有していても良い。この場合、車高制御部45は、合計値GTが各所定値TL(1〜n)を超えるごと、すなわち走行困難路のレベルを複数設定し、走行困難路のレベルが上がるごとに、車高調整装置7により車両Cの車高を高くしても良い。
また、上記実施の形態2では、合計値GTが所定値TLを超えると判定され、車高調整装置7をHI状態に切替制御された後、合計値GTが解除所定値TLL以下となるまで、車高調整装置7をHI状態に維持しても良い。つまり、合計値GTが解除所定値TLL以下となると、車高調整装置7をHI状態からLOW状態への切替制御を許可しても良い。なお、自動走行制御ECU4は、合計値GTが所定時間連続して解除所定値TLL以下となる場合に、車高調整装置7をHI状態からLOW状態に切替制御しても良い。また、自動走行制御ECU4は、合計値GTが所定時間連続して解除所定値TLL以下となり、車両Cが一定距離走行した場合に、車高調整装置7をHI状態からLOW状態に切替制御しても良い。
〔実施の形態3〕
次に、実施の形態3にかかる車両走行制御装置について説明する。図7は、実施の形態3にかかる車両走行制御装置の構成例を示す図である。実施の形態3にかかる車両走行制御装置1−3が実施の形態1にかかる車両走行制御装置1−1と異なる点は、車両Cに装着されている図示しないタイヤの空気圧を調整する空気圧調整装置8を備え、車両Cが走行する走行路が走行困難路であるか否かに応じて空気圧調整装置8によりタイヤの空気圧を調整する点である。ここで、実施の形態3にかかる車両走行制御装置1−3の基本的構成は、図7に示すように、実施の形態1にかかる車両走行制御装置1−1の基本的構成と同一部分は、その説明を省略する。
自動走行制御ECU4は、空気圧制御部46を有する。空気圧制御部46は、制御切替手段であり、空気圧調整装置8により図示しないタイヤの空気圧を切り替える制御である切替制御を行うものである。空気圧制御部46は、走行路判定部44により走行困難路であると判定されると、空気圧調整装置8をタイヤの空気圧が高くなるUP状態に切替制御する。
空気圧調整装置8は、空気圧調整手段であり、切替可能な制御対象である。空気圧調整装置8は、車両Cに装着されている図示しないタイヤの空気圧を調整するものである。空気圧調整装置8は、実施の形態3では、タイヤの空気圧が低いDOWN状態と、DOWN状態における空気圧よりも高いUP状態とに切替可能である。DOWN状態とUP状態との切替制御は、上記空気圧制御部46により行われる。
次に、実施の形態3にかかる車両走行制御装置1−3を用いた自動走行制御について説明する。図8は、実施の形態3にかかる車両走行制御装置の自動走行制御フローを示す図である。図9は、実施の形態3にかかる車両走行制御装置の動作説明図である。ここでは、車両走行制御装置1−3を用いた自動走行制御のうち、走行路判定方法を用いた車両Cに装着された図示しないタイヤの空気圧の切替制御方法について説明する。なお、実施の形態3にかかる車両走行制御装置1−3を用いた自動走行制御のうち、実施の形態1にかかる車両走行制御装置1−1を用いた自動走行制御と同一箇所は、簡略化して説明する。また、車両走行制御装置1−3による車両走行制御は、この車両走行制御装置1−3の制御周期ごとに行われる。
まず、自動走行制御ECU4は、図8に示すように、入力処理を行う(ステップST301)。
次に、自動走行制御ECU4の自動走行制御判定部41は、自動走行制御スイッチ2がONであるか否かを判定する(ステップST302)。
次に、自動走行制御ECU4は、自動走行制御スイッチ2がONであると判定される(ステップST302肯定)と、自動走行制御を実行する(ステップST303)。
次に、自動走行制御ECU4は、自動走行制御スイッチ2がONであると判定されている(ステップST302肯定)ので、合計値GT(=GE×ETo+GB×BTo)が所定値TLを超えるか否かを判定する(ステップST304)。ここでは、自動走行制御ECU4は、算出された目標駆動トルクEToおよび目標制動トルクBToに基づいて、車両Cが走行している走行路が走行の困難な走行困難路であるか否かを判定する。例えば、合計値GTは、重み付け値GE,GBをGE=1,GB=0とした場合、目標駆動トルクEToのみの値となり、所定値TLは、車両Cが走行困難路を走行している場合に車両Cの車速Vを目標車速Voとするように自動走行制御ECU4が算出する目標駆動トルクEToとなる。従って、例えば路面干渉が大きい走行路を車両Cが走行すると、図9に示すように、合計値GTである目標駆動トルクEToが所定値TLを超え(同図に示すt3)、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定する。
次に、自動走行制御ECU4の空気圧制御部46は、図8に示すように、合計値GTが所定値TL以下と判定される(ステップST304否定)と、空気圧調整装置8をDOWN状態に切替制御する(ステップST305)。ここでは、空気圧制御部46は、車両Cが走行している走行路が走行困難路でないと判定されると、空気圧調整装置8をDOWN状態に切替制御し、図示しないタイヤの空気圧がUP状態の場合よりも低い空気圧に調整される。
また、自動走行制御ECU4の空気圧制御部46は、図8に示すように、合計値GTが所定値TLを超えると判定される(ステップST304肯定)と、空気圧調整装置8をUP状態に切替制御する(ステップST306)。ここでは、図9に示すように、空気圧制御部46は、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定すると(同図に示すt3)、空気圧調整装置8をUP状態に切替制御し、図示しないタイヤの空気圧がDOWN状態の場合よりも高い空気圧に調整される。
なお、自動走行制御ECU4は、図8に示すように、空気圧調整装置8をDOWN状態に切替制御した場合、空気圧調整装置8をUP状態に切替制御した場合、自動走行制御スイッチ2がOFFであると判定された(ステップST302否定)場合、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。
以上のように、実施の形態3にかかる車両走行制御装置1−3では、上記実施の形態1と同様に、車両Cに作用する制駆動トルクに基づいて、車両Cが走行している走行路が走行困難路であるか否かを判定するので、車両Cが走行している走行路を確実に判定することができる。
また、実施の形態3にかかる車両走行制御装置1−3では、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定されると、車両Cに装着されている図示しないタイヤの空気圧を走行困難路でないと判定された場合よりも高くする。従って、タイヤの空気圧を高くすることで、車両Cの車高を高くして、車高が低いと乗り越えられない岩石や段差などを乗り越えることができ、すなわち車両Cに対する路面干渉を低減でき、車両Cの走破性を向上することができる。これにより、自動走行制御中に、車両を高くすれば乗り越えられる岩石などの障害物を車高が低いために乗り越えられないことを抑制でき、路面干渉を低減でき、車速Vが目標車速Voとならずにエンジン100、ブレーキ装置200や車両Cに過大な負荷がかかることを抑制することができる。
なお、上記実施の形態3では、合計値GTが1つの所定値TLを超えたと判定すると空気圧調整装置8をUP状態に切替制御するが本発明はこれに限定されるものではない。空気圧制御部46は、空気圧調整装置8により車両Cに装着された図示しないタイヤの空気圧を任意に調整できるものとし、車両走行制御装置1−3が所定値を複数TL(1〜n)有していても良い。この場合、空気圧制御部46は、合計値GTが各所定値TL(1〜n)を超えるごと、すなわち走行困難路のレベルを複数設定し、走行困難路のレベルが上がるごとに、空気圧調整装置8によりタイヤの空気圧を高くしても良い。
また、上記実施の形態3では、合計値GTが所定値TLを超えると判定され、空気圧調整装置8をUP状態に切替制御された後、合計値GTが解除所定値TLL以下となるまで、空気圧調整装置8をUP状態に維持しても良い。つまり、合計値GTが解除所定値TLL以下となると、空気圧調整装置8をUP状態からDOWN状態への切替制御を許可しても良い。なお、自動走行制御ECU4は、合計値GTが所定時間連続して解除所定値TLL以下となる場合に、空気圧調整装置8をUP状態からDOWN状態に切替制御しても良い。また、自動走行制御ECU4は、合計値GTが所定時間連続して解除所定値TLL以下となり、車両Cが一定距離走行した場合に、空気圧調整装置8をUP状態からDOWN状態に切替制御しても良い。
また、上記実施の形態3では、合計値GTが所定値TLを超えたと判定すると、すなわち車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定すると空気圧調整装置8をUP状態に切替制御するが本発明はこれに限定されるものではない。図10は、実施の形態3にかかる車両走行制御装置の他の動作説明図である。自動走行制御ECU4の空気圧制御部46は、合計値GTが所定値TL以下と判定されると、空気圧調整装置8をUP状態に切替制御し、合計値GTが所定値TLを超えると判定されると、空気圧調整装置8をDOWN状態に切替制御しても良い。つまり、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定されると、車両Cに装着されている図示しないタイヤの空気圧を走行困難路でないと判定された場合よりも低くしても良い。
ここでは、空気圧制御部46は、車両Cが走行している走行路が走行困難路でないと判定されると、空気圧調整装置8をUP状態に切替制御し、図示しないタイヤの空気圧がDOWN状態の場合よりも高い空気圧に調整される。また、図10に示すように、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定すると(同図に示すt3´)、空気圧調整装置8をDWON状態に切替制御し、図示しないタイヤの空気圧がUP状態の場合よりも低い空気圧に調整される。ここで、車両Cがトラクションの伝達が困難な泥濘路などを走行する場合は、タイヤの接地面積が狭いと図示しない各車輪がスリップ(空転)し易くなる。従って、各車輪にエンジン100からの駆動トルクが伝達されることで、各車輪がスリップ輪(同図に示す細線)とグリップ輪(同図に示す太線)とに分かれ、スリップ輪の速度が増加することで、車速Vが低下する場合がある。この場合においても、車両Cの車速Vが目標車速Voとならないので、エンジン100、ブレーキ装置200や車両Cに過大な負荷がかかる虞がある。そこで、車両Cが走行している走行路が走行の困難な走行困難路であると判定すると、空気圧調整装置8をDOWN状態に切替制御し、タイヤの空気圧を低くし、タイヤの接地面積を広くすることで、タイヤの接地面積が狭いとトラクションを路面に伝達することができない泥濘路などにおける車両Cの走破性を向上することができる。これにより、自動走行制御中に、タイヤの接地面積を広くすればトラクションを路面に伝達することができる泥濘路などをタイヤの接地面積が狭いために、車両Cの車速Vが目標車速Voとならずにエンジン100、ブレーキ装置200や車両Cに過大な負荷がかかることを抑制することができる。
〔実施の形態4〕
次に、実施の形態4にかかる車両走行制御装置について説明する。図11は、実施の形態3にかかる車両走行制御装置の構成例を示す図である。実施の形態4にかかる車両走行制御装置1−4が実施の形態1にかかる車両走行制御装置1−1と異なる点は、車両Cが走行する走行路が走行困難路であるか否かに応じてブレーキ装置200により車両Cの図示しない各車輪のスリップ量を調整する点である。ここで、実施の形態4にかかる車両走行制御装置1−4の基本的構成は、図11に示すように、実施の形態1にかかる車両走行制御装置1−1の基本的構成と同一部分は、その説明を省略する。
自動走行制御ECU4は、スリップ量上限値設定部47を有する。スリップ量上限値設定部47は、制御切替手段であり、ブレーキECU6を介してブレーキ装置200により図示しない各車輪のスリップ量Spを切り替える制御である切替制御を行うものである。スリップ量上限値設定部47は、走行路判定部44により走行困難路であると判定されると、スリップ量上限値をSp1よりも小さいSp2に設定し、ブレーキ装置200を各車輪のスリップ量Spが小さくなる状態に切替制御する。
ブレーキ装置200は、スリップ量調整手段であり、切替可能な制御対象である。ブレーキ装置200は、車両Cの図示しない各車輪のスリップ量Spを調整するものである。ブレーキ装置200は、実施の形態4では、各車輪のスリップ量Spがスリップ量上限値設定部47により設定された各車輪のスリップ量上限値を超えないように、スリップをしている車輪であるスリップ輪に対してのみ目標制動トルクを作用させるスリップ量制御を行うものである。これにより、スリップ輪のスリップ量Spをスリップ量上限値以下に調整するものである。従って、ブレーキ装置200は、上記スリップ量上限値設定部47により設定されたスリップ量上限値Sp1,Sp2に応じてスリップ輪のスリップ量を切替可能である。つまり、各車輪のスリップ量Spの切替制御は、上記スリップ量上限値設定部47により行われる。なお、スリップ量Spとは、各車輪がスリップ輪(同図に示す細線)とグリップ輪(同図に示す太線)とに分かれた際に、スリップ輪の速度とグリップ輪の速度との差をいう。また、スリップ量上限値Sp1,Sp2は、グリップ輪の速度に対するものであり、グリップ輪の速度の増加に応じて、スリップ量上限値Sp1,Sp2を超えるためのスリップ輪の速度が増加する。
次に、実施の形態4にかかる車両走行制御装置1−4を用いた自動走行制御について説明する。図12は、実施の形態4にかかる車両走行制御装置の自動走行制御フローを示す図である。図13は、実施の形態4にかかる車両走行制御装置の動作説明図である。ここでは、車両走行制御装置1−4を用いた自動走行制御のうち、走行路判定方法を用いた車両Cの図示しない各車輪のスリップ量Spの切替制御方法について説明する。なお、実施の形態4にかかる車両走行制御装置1−4を用いた自動走行制御のうち、実施の形態1にかかる車両走行制御装置1−1を用いた自動走行制御と同一箇所は、簡略化して説明する。また、車両走行制御装置1−4による車両走行制御は、この車両走行制御装置1−4の制御周期ごとに行われる。
まず、自動走行制御ECU4は、図12に示すように、入力処理を行う(ステップST401)。
次に、自動走行制御ECU4の自動走行制御判定部41は、自動走行制御スイッチ2がONであるか否かを判定する(ステップST402)。
次に、自動走行制御ECU4は、自動走行制御スイッチ2がONであると判定される(ステップST402肯定)と、自動走行制御を実行する(ステップST403)。
次に、自動走行制御ECU4は、自動走行制御スイッチ2がONであると判定されている(ステップST402肯定)ので、合計値GT(=GE×ETo+GB×BTo)が所定値TLを超えるか否かを判定する(ステップST404)。ここでは、自動走行制御ECU4は、算出された目標駆動トルクEToおよび目標制動トルクBToに基づいて、車両Cが走行している走行路が走行の困難な走行困難路であるか否かを判定する。例えば、合計値GTは、重み付け値GE,GBをGE=1,GB=0とした場合、目標駆動トルクEToのみの値となり、所定値TLは、車両Cが走行困難路を走行している場合に車両Cの車速Vを目標車速Voとするように自動走行制御ECU4が算出する目標駆動トルクEToとなる。従って、例えば図示しない各車輪がスリップし易い走行路を車両Cが走行すると、図13に示すように、各車輪がスリップ輪(同図に示す細線)とグリップ輪(同図に示す太線)とに分かれる。この場合、スリップ輪のスリップ量Spが増加することで、車速Vが低下して、車両Cの車速Vを目標車速Voとするために、目標駆動トルクEToが増加し、合計値GTである目標駆動トルクEToが所定値TLを超え(同図に示すt4)、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定する。
次に、自動走行制御ECU4のスリップ量上限値設定部47は、図12に示すように、合計値GTが所定値TL以下と判定される(ステップST404否定)と、スリップ量上限値をSp1に設定する。そして、ブレーキ装置200は、スリップ量上限値Sp1に基づいてスリップ輪のスリップ量Spを制御する(ステップST405)。ここでは、図13に示すように、スリップ量上限値設定部47は、車両Cが走行している走行路が走行困難路でないと判定される(同図に示すt4´)と、スリップ量上限値をSp1(同図に示す細線の二点鎖線)に設定し、ブレーキ装置200をスリップ量上限値Sp1に基づいたスリップ量制御に切替制御し、スリップ輪のスリップ量がスリップ量上限値Sp2に基づいてスリップ量制御された場合よりも最大スリップ量Spmaxが高くなり、スリップ量が増加する。
また、自動走行制御ECU4のスリップ量上限値設定部47は、図12に示すように、合計値GTが所定値TLを超えると判定される(ステップST404肯定)と、スリップ量上限値をSp2に設定する。そして、ブレーキ装置200は、スリップ量上限値Sp2に基づいてスリップ輪のスリップ量Spを制御する(ステップST406)。ここでは、図13に示すように、スリップ量上限値設定部47は、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定される(同図に示すt4)と、スリップ量上限値をSp2(同図に示す太線の二点鎖線)に設定し、ブレーキ装置200をスリップ量上限値Sp2に基づいたスリップ量制御に切替制御し、スリップ輪のスリップ量がスリップ量上限値Sp1に基づいてスリップ量制御された場合よりも最大スリップ量Spmaxが低くなり、スリップ量が減少する。
なお、自動走行制御ECU4は、図12に示すように、ブレーキ装置200をスリップ量上限値Sp1に基づいてスリップ量制御した場合、ブレーキ装置200をスリップ量上限値Sp2に基づいてスリップ量制御した場合、自動走行制御スイッチ2がOFFであると判定された(ステップST402否定)場合、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。
以上のように、実施の形態4にかかる車両走行制御装置1−4では、上記実施の形態1と同様に、車両Cに作用する制駆動トルクに基づいて、車両Cが走行している走行路が走行困難路であるか否かを判定するので、車両Cが走行している走行路を確実に判定することができる。
また、実施の形態4にかかる車両走行制御装置1−4では、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定されると、車両Cの図示しない各車輪のスリップ量Spを走行困難路でないと判定された場合よりも減少する。従って、各車輪のスリップ量Spを減少することで、エンジン100が発生する駆動トルクをスリップ輪以外のグリップ輪に多く伝達することができ、車両Cの走破性を向上することができる。これにより、自動走行制御中に、各車輪のいずれかがスリップすることで、車両Cがスタックすることを抑制でき、車速Vが目標車速Voとならずにエンジン100、ブレーキ装置200や車両Cに過大な負荷がかかることを抑制することができる。
なお、上記実施の形態4では、合計値GTが1つの所定値TLを超えたと判定すると図示しない各車輪のスリップ量Spを減少するが本発明はこれに限定されるものではない。スリップ量上限値設定部47は、スリップ量上限値を任意に設定でき、車両走行制御装置1−4が所定値を複数TL(1〜n)有していても良い。この場合は、スリップ量上限値設定部47は、合計値GTが各所定値TL(1〜n)を超えるごと、すなわち走行困難路のレベルを複数設定し、走行困難路のレベルが上がるごとに、スリップ量上限値を減少して、ブレーキ装置200によりスリップ量Spを減少しても良い。
また、上記実施の形態4では、合計値GTが所定値TLを超えると判定され、ブレーキ装置200をスリップ量上限値Sp2に基づいてスリップ量制御した後、合計値GTが解除所定値TLL以下となるまで、スリップ量上限値Sp2に基づいたスリップ量制御を維持しても良い。つまり、合計値GTが解除所定値TLL以下となると、スリップ量上限値Sp1に基づいたスリップ量制御への移行を許可しても良い。なお、自動走行制御ECU4は、合計値GTが所定時間連続して解除所定値TLL以下となる場合に、ブレーキ装置200をスリップ量上限値Sp2に基づいたスリップ量制御からスリップ量上限値Sp1に基づいたスリップ量制御に切り替えても良い。また、自動走行制御ECU4は、合計値GTが所定時間連続して解除所定値TLL以下となり、車両Cが一定距離走行した場合に、ブレーキ装置200をスリップ量上限値Sp2に基づいたスリップ量制御からブレーキ装置200をスリップ量上限値Sp1に基づいたスリップ量制御に切り替えても良い。
〔実施の形態5〕
次に、実施の形態5にかかる車両走行制御装置について説明する。図14は、実施の形態5にかかる車両走行制御装置の構成例を示す図である。実施の形態5にかかる車両走行制御装置1−5が実施の形態1にかかる車両走行制御装置1−1と異なる点は、車両Cが走行する走行路が走行困難路であるか否かに応じてブレーキ装置200により車両Cに作用する制動トルクを調整する点である。ここで、実施の形態5にかかる車両走行制御装置1−5の基本的構成は、図14に示すように、実施の形態1にかかる車両走行制御装置1−1の基本的構成と同一部分は、その説明を省略する。
自動走行制御ECU4は、制動トルク補正部48を有する。制動トルク補正部48は、制御切替手段であり、ブレーキECU6を介して、ブレーキ装置200により車両Cに作用させる制動トルクを切り替える制御である切替制御を行うものである。制動トルク補正部48は、走行路判定部44により走行困難路であると判定されると、目標制動トルクBToを増加補正し、ブレーキ装置200を増加補正された制動トルクを発生する状態に切替制御する。つまり、走行路判定部44により走行困難路であると判定されると、ブレーキECU6が制動トルク補正部48により増加補正された目標制動トルクBToに基づいてブレーキ装置200を制御し、ブレーキ装置200が増加補正された目標制動トルクBToに基づいて制動トルクを発生し、車両Cに作用させる。
次に、実施の形態5にかかる車両走行制御装置1−5を用いた自動走行制御について説明する。図15は、実施の形態5にかかる車両走行制御装置の自動走行制御フローを示す図である。図16は、実施の形態5にかかる車両走行制御装置の動作説明図である。ここでは、車両走行制御装置1−5を用いた自動走行制御のうち、走行路判定方法を用いた車両Cに作用する制動トルクの切替制御方法について説明する。なお、実施の形態5にかかる車両走行制御装置1−5を用いた自動走行制御のうち、実施の形態1にかかる車両走行制御装置1−1を用いた自動走行制御と同一箇所は、簡略化して説明する。また、車両走行制御装置1−5による車両走行制御は、この車両走行制御装置1−5の制御周期ごとに行われる。
まず、自動走行制御ECU4は、図15に示すように、入力処理を行う(ステップST501)。
次に、自動走行制御ECU4の自動走行制御判定部41は、自動走行制御スイッチ2がONであるか否かを判定する(ステップST502)。
次に、自動走行制御ECU4は、自動走行制御スイッチ2がONであると判定される(ステップST502肯定)と、目標駆動トルクEToおよび目標制動トルクBToを算出する(ステップST503)。
次に、自動走行制御ECU4は、自動走行制御スイッチ2がONであると判定されている(ステップST502肯定)ので、合計値GT(=GE×ETo+GB×BTo)が所定値TLを超えるか否かを判定する(ステップST504)。ここでは、自動走行制御ECU4は、算出された目標駆動トルクEToおよび目標制動トルクBToに基づいて、車両Cが走行している走行路が走行の困難な走行困難路であるか否かを判定する。例えば、合計値GTは、重み付け値GE,GBをGE=1,GB=0とした場合、目標駆動トルクEToのみの値となり、所定値TLは、車両Cが走行困難路を走行している場合に車両Cの車速Vを目標車速Voとするように自動走行制御ECU4が算出する目標駆動トルクEToとなる。従って、例えば大きな駆動トルクが車両Cに作用しないと乗り越えられない岩石や段差などの障害物がある走行路では、図16に示すように、障害物により車速Vが低下して、車両Cの車速Vを目標車速Voとするために、目標駆動トルクEToが増加し、合計値GTである目標駆動トルクEToが所定値TLを超え(同図に示すt5)、車両Cが走行している走行路が走行の困難な走行困難路であると判定する。
次に、自動走行制御ECU4の制動トルク補正部48は、図15に示すように、合計値GTが所定値TLを超えると判定される(ステップST504肯定)と、算出された目標制動トルクBToを増加補正する(ステップST505)。ここでは、図16に示すように、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定される(同図に示すt5)と、算出された目標制動トルクBToに係数αを乗算し、目標制動トルクBToを増加補正する(BTo=BTo×α)。
次に、自動走行制御ECU4は、図15に示すように、自動走行制御を実行する(ステップST506)。ここでは、自動走行制御ECU4は、図16に示すように、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定される(同図に示すt5)と、駆動トルク算出部42により算出された目標駆動トルクEToおよび制動トルク補正部48により算出された増加補正された目標制動トルクBToをエンジンECU5およびブレーキECU6に出力する。従って、車両Cには、車速Vが目標車速Voとなるように、エンジンECU5により目標駆動トルクEToに基づいて制御されたエンジン100が発生する駆動トルクおよびブレーキECU6により増加補正された目標制動トルクBToに基づいて制御されたブレーキ装置200が発生する制動トルクが作用し、自動走行制御が実行される。つまり、制動トルク補正部48は、ブレーキ装置200を増加補正した目標制動トルクBToに基づいた制御に切り替え、車両Cが走行している走行路が走行困難路でない場合に算出された目標制動トルクBToに基づいて制御が行われる場合よりも、車両Cに作用する制動トルクを増加する。
また、自動走行制御ECU4は、図15に示すように、合計値GTが所定値TL以下と判定される(ステップST504否定)も、自動走行制御を実行する(ステップST506)。ここでは、自動走行制御ECU4は、図16に示すように、車両Cが走行している走行路が走行困難路でないと判定される(同図に示すt5´)と、駆動トルク算出部42により算出された目標駆動トルクEToおよび制動トルク算出部43により算出された目標制動トルクBToをエンジンECU5およびブレーキECU6に出力する。従って、車両Cには、車速Vが目標車速Voとなるように、エンジンECU5により目標駆動トルクEToに基づいて制御されたエンジン100が発生する駆動トルクおよびブレーキECU6により目標制動トルクBToに基づいて制御されたブレーキ装置200が発生する制動トルクが作用し、自動走行制御が実行される。
なお、自動走行制御ECU4は、図15に示すように、自動走行制御を実行した場合、自動走行制御スイッチ2がOFFであると判定された(ステップST502否定)場合、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。
以上のように、実施の形態5にかかる車両走行制御装置1−5では、上記実施の形態1と同様に、車両Cに作用する制駆動トルクに基づいて、車両Cが走行している走行路が走行困難路であるか否かを判定するので、車両Cが走行している走行路を確実に判定することができる。
また、実施の形態5にかかる車両走行制御装置1−5では、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定されると、車両Cに作用する制動トルクを走行困難路でないと判定された場合よりも増加する。従って、車両Cに作用する制動トルクを増加することで、各車輪のスリップ(空転)を抑制でき、車両Cの走破性を向上することができる。これにより、自動走行制御中に、各車輪のいずれかがスリップすることで、車両Cがスタックすることを抑制でき、車速Vが目標車速Voとならずにエンジン100、ブレーキ装置200や車両Cに過大な負荷がかかることを抑制することができる。
また、例えば大きな駆動トルクが車両Cに作用しないと乗り越えられない岩石や段差などの障害物がある走行路で、車両Cに作用する駆動トルクを増加することで、車両Cが障害物を乗り越えた後に、車両Cに作用する制動トルクが小さいと駆動トルクにより車両Cが飛び出す(空走)虞がある。しかし、実施の形態5にかかる車両走行制御装置1−5では、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定されると、目標駆動トルクEToを増加することができるので、車両Cが障害物を乗り越えた後に、大きな制動トルクを車両Cに作用させることができる。これにより、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定されても目標制動トルクBToを増加補正しない場合(図16に示す二点差線)と比較して、車速Vを目標車速Voに短期間で近づけることができ(同図に示す太線)、車両Cの飛び出しを抑制することができる。
なお、上記実施の形態5では、合計値GTが1つの所定値TLを超えたと判定すると目標制動トルクBToを増加するが本発明はこれに限定されるものではない。制動トルク補正部48は、目標制動トルクBToの増加補正を任意に設定でき、車両走行制御装置1−5が所定値を複数TL(1〜n)有していても良い。この場合は、制動トルク補正部48は、合計値GTが各所定値TL(1〜n)を超えるごと、すなわち走行困難路のレベルを複数設定し、走行困難路のレベルが上がるごとに、目標制動トルクBToを増加補正する増加量を増加して、ブレーキ装置200により車両Cに作用させる制動トルクを増加しても良い。
また、上記実施の形態5では、合計値GTが所定値TLを超えると判定され、ブレーキ装置200を増加補正した目標制動トルクBToに基づいて制御した後、合計値GTが解除所定値TLL以下となるまで、ブレーキ装置200を増加補正した目標制動トルクBToに基づいた制御を維持しても良い。つまり、合計値GTが解除所定値TLL以下となると、制動トルク算出部43により算出された目標制動トルクBToに基づいた制御への移行を許可しても良い。なお、自動走行制御ECU4は、合計値GTが所定時間連続して解除所定値TLL以下となる場合に、ブレーキ装置200を増加補正した目標制動トルクBToに基づいた制御から制動トルク算出部43により算出された目標制動トルクBToに基づいた制御に切り替えても良い。また、自動走行制御ECU4は、合計値GTが所定時間連続して解除所定値TLL以下となり、車両Cが一定距離走行した場合に、ブレーキ装置200を増加補正した目標制動トルクBToに基づいた制御から制動トルク算出部43により算出された目標制動トルクBToに基づいた制御に切り替えても良い。
なお、上記実施の形態1〜5は、それぞれ組み合わせて実現されても良い。
なお、上記実施の形態1〜5にかかる車両走行制御装置1−1〜1−5では、合計値GTは、車両Cの車速Vが目標車速Voとなるように算出された目標駆動トルクEToを含むが本発明はこれに限定されるものではない。例えば、車両Cが走行している路面の勾配θを検出するGセンサを備え、Gセンサにより検出された勾配θにおいて、車両Cを終了することができる目標勾配終了駆動トルクETosを目標駆動トルクEToから引いた値を目標駆動トルクEToの代わりに合計値GTに含ませても良い。
また、上記実施の形態1〜5にかかる車両走行制御装置1−1〜1−5では、自動走行制御ECU4は、合計値GTが所定時間連続して所定値TLを超える場合に、車両Cが走行している走行路が走行困難路であると判定しても良い。
また、上記実施の形態1〜5にかかる車両走行制御装置1−1〜1−5では、自動走行制御ECU4が目標駆動トルクEToあるいは目標制動トルクBToを算出し、目標駆動トルクEToあるいは目標制動トルクBToに基づいて車両Cが走行する走行路が走行困難路であるか否かを判定したが、自動走行制御ECU4は目標駆動力あるいは目標制動力を算出し、目標駆動力あるいは目標制動力に基づいて車両Cが走行する走行路が走行困難路であるか否かを判定しても良い。
また、上記実施の形態1〜5にかかる車両走行制御装置1−1〜1−5では、目標車速Voを任意に設定、例えば運転者が任意に設定できる場合、目標車速Voが所定目標車速VoL(例えば、10km/h程度)以下である場合のみに、車両Cが走行している走行路が走行困難路であるか否かの判定を行っても良い。車両Cがオフロードを走行する場合は、車速が低車速となるためである。
また、上記実施の形態2〜5では、車両走行制御装置1−2〜1−5により自動走行制御が行われていることで、車両Cが走行している走行路が走行困難路であるか否かの走行路判定を行うが本発明はこれに限定されるものではない。例えば、自動走行制御が行われていない場合においても、車両Cが走行している走行路が走行困難路であるか否かの走行路判定を行っても良い。この場合は、例えば車両Cに搭載された制御装置により、車両Cの車速Vが所定目標車速VoL(例えば、10km/h程度)以下であるか否かで走行路判定条件を満たすか否かを判定し、車両Cの車速Vが所定目標車速VoL(例えば、10km/h程度)以下であると判定されると、上記実施の形態2〜5と同様に、車両の車高、図示しないタイヤ空気圧、図示しない各車輪のスリップ量、制動トルクを調整しても良い。なお、車両Cの車速Vが所定目標車速VoL(例えば、10km/h程度)以下であると判定すると、車両Cの室内に設けられたブザーを駆動し、メータパネルの警告レベル灯を点灯させても良い。
以上のように、本発明にかかる車両走行制御装置は、車両が走行している走行路が走行困難路であるかを判定する走行路判定装置および走行路判定装置を備える車両走行制御装置に有用であり、特に、車両が走行している走行路を確実に判定するのに適している。
実施の形態1にかかる車両走行制御装置の構成例を示す図である。 実施の形態1にかかる車両走行制御装置の自動走行制御フローを示す図である。 実施の形態1にかかる車両走行制御装置の動作説明図である。 実施の形態2にかかる車両走行制御装置の構成例を示す図である。 実施の形態2にかかる車両走行制御装置の自動走行制御フローを示す図である。 実施の形態2にかかる車両走行制御装置の動作説明図である。 実施の形態3にかかる車両走行制御装置の構成例を示す図である。 実施の形態3にかかる車両走行制御装置の自動走行制御フローを示す図である。 実施の形態3にかかる車両走行制御装置の動作説明図である。 実施の形態3にかかる車両走行制御装置の他の動作説明図である。 実施の形態4にかかる車両走行制御装置の構成例を示す図である。 実施の形態4にかかる車両走行制御装置の自動走行制御フローを示す図である。 実施の形態4にかかる車両走行制御装置の動作説明図である。 実施の形態5にかかる車両走行制御装置の構成例を示す図である。 実施の形態5にかかる車両走行制御装置の自動走行制御フローを示す図である。 実施の形態5にかかる車両走行制御装置の動作説明図である。
符号の説明
1−1〜1−5 車両走行制御装置
2 自動走行制御スイッチ
3 車速センサ(車速検出手段)
4 自動走行制御ECU
41 自動走行制御判定部(条件判定手段)
42 駆動トルク算出部
43 制動トルク算出部
44 走行路判定部(走行路判定手段)
45 車高制御部(制御切替手段)
46 空気圧制御部(制御切替手段)
47 スリップ量上限値設定部(制御切替手段)
48 制動トルク補正部(制御切替手段)
5 エンジンECU
6 ブレーキECU
7 車高調整装置(車高調整手段)
8 空気圧調整装置(空気圧調整手段)
100 エンジン
200 ブレーキ装置(スリップ量調整手段)

Claims (7)

  1. 車両の車速が予め設定された目標車速となるように、目標駆動トルクあるいは目標制動トルクを算出し、算出された前記目標駆動トルクあるいは前記目標制動トルクに基づいて駆動トルクあるいは制動トルクの少なくともいずれか一方を当該車両に作用させる制駆動トルク発生装置を制御する自動走行制御中に、前記目標駆動トルクあるいは目標制動トルクの少なくともいずれか一方に基づいて前記車両が走行している走行路が走行の困難な走行困難路であるか否かを判定する走行路判定手段
    前記車両の走行状況に応じて前記目標駆動トルクおよび前記目標制動トルクに対する重み付け値を設定する重み付け手段と、
    を備え、
    前記走行路判定手段は、前記重み付けされた目標駆動トルクおよび目標制動トルクの合計に応じて走行困難路であると判定することを特徴とする走行路判定装置。
  2. 前記走行路判定手段は、
    前記車速が前記目標車速未満である場合は、前記目標駆動トルクの前記重み付けを1とし、前記目標制動トルクの前記重み付けを0とし、
    前記車速が前記目標車速より大きい場合は、前記目標駆動トルクの前記重み付けを0とし、前記目標制動トルクの前記重み付けを1とすることを特徴とする請求項に記載の走行路判定装置。
  3. 駆動トルクあるいは制動トルクの少なくともいずれか一方を当該車両に作用させる制駆動トルク発生装置を前記車両の車速が予め設定された目標車速となるように制御することで自動走行制御を行う車両走行制御装置において、
    前記請求項1または2に記載の走行路判定装置を備え、
    前記走行路判定手段により前記走行困難路であると判定されると、自動走行制御を終了することを特徴とする車両走行制御装置。
  4. 駆動トルクあるいは制動トルクの少なくともいずれか一方を当該車両に作用させる制駆動トルク発生装置を前記車両の車速が予め設定された目標車速となるように制御することで自動走行制御を行う車両走行制御装置において、
    前記請求項1または2に記載の走行路判定装置と、
    前記走行路判定手段により前記走行困難路であると判定されると、切替可能な制御対象を切り替える制御切替手段と、
    を備えることを特徴とする車両走行制御装置。
  5. 前記制御対象は、前記車両の車高を調整する車両調整手段であり、
    前記制御切替手段は、前記走行路判定手段により前記車両が走行している走行路が走行困難路であると判定されると、当該走行困難路でないと判定された場合よりも前記車両の車高を高くすることを特徴とする請求項に記載の車両走行制御装置。
  6. 前記制御対象は、前記車両の各車輪のスリップ量を調整するスリップ量調整手段であり、
    前記制御切替手段は、前記走行路判定手段により前記走行困難路であると判定されると、当該走行困難路でないと判定された場合よりも前記各車輪のスリップ量を減少することを特徴とする請求項4または5に記載の車両走行制御装置。
  7. 前記制御対象は、前記制動トルクを前記車両に作用させる制駆動トルク発生装置であり、
    前記制御切替手段は、前記走行路判定手段により前記走行困難路であると判定されると、当該走行困難路でないと判定された場合よりも前記制動トルクを増加することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1つに記載の車両走行制御装置。
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