JP5046317B2 - 受信機、送信機、伝送システム、及び伝送方法 - Google Patents
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Description
ブロック伝送方式としては、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing,直交周波数分割多重)方式や、シングルキャリア変調方式にサイクリックプレフィックスを適用したSC−CP(Single Carrier block transmission with Cyclic Prefix)方式などを挙げることができる。
ここで、等化とは、受信信号から信号伝送路による影響を取り除く処理をいう。SC−CP方式では、離散周波数領域の等化器が用いられる。これは、CP除去後の受信信号ベクトルを離散フーリエ変換し、変換領域で各周波数成分毎にウェイトを乗算し、離散フーリエ逆変換によって再び時間領域の信号に戻すことで等化を実現する等化器である。
このような等化器については、例えば、非特許文献1に説明されている。
しかも、都市雑音は、時間的にはブロック中に局所的に存在し、かつ振幅が大きいため、周波数領域等化処理時において、全周波数帯域に悪影響を与え、等化処理がうまくできなくなる。
このように、インパルス性の都市雑音のように受信信号よりも大きな瞬時電力を持つ雑音は、受信を不可能にするか伝送誤り率を低下させる重大な要因となる。
そこで、本発明は、受信信号よりも大きな瞬時電力を持つ雑音による影響を低減するための新たな技術を提供することを目的とする。
局所ノイズ消失受信信号ブロックの生成の際に局所ノイズとともに消失させた信号成分を表す消失信号レプリカを、前記消失受信信号ブロックに加算した消失信号補充受信信号ブロックに対して、等化処理を行えば、局所ノイズ消失処理を行ったことによって発生する悪影響を低減することができる。
仮推定された送信信号ブロックのうち、消失送信信号は、電力が小さく、比較的不確かであるため、仮推定された送信信号ブロックのうち消失送信信号以外の成分(比較的確かな成分)を、前記局所ノイズ消失受信信号ブロックから取り除くことによって得られる消失受信信号を演算し、前記消失受信信号に基づいて前記消失送信信号を復元することで、精度が高まる。
受信機において認識される次数が、実際の伝送路の次数よりも大きくなるように、送信される信号ブロックの遅延信号を発生させると、受信機では、局所ノイズ消失処理によって消失した信号成分を復元することができる。
まず、理解の容易のため、ブロック伝送方式の一例であるSC−CP方式における伝送システム基本構成を説明し、その後、本発明を適用したSC−CP方式伝送システムについて説明する。
図1は、SC−CP方式伝送システムの基本構成を示している。この伝送システムは、送信機10及び受信機20を含んでおり、送信機10から送信された信号は伝送路30を経由して受信機20によって受信される。
ブロック間干渉(Inter−Block Interference、以下IBIともいう)は、信号伝送経路において生じた前ブロックの遅延信号が現ブロックの信号と重なることによって生じるものである。
CPが付加されていると、前ブロックの遅延信号が現ブロックのCP内にとどまっている限り、ブロック間干渉による影響を除去することが可能である。この点についての詳細は、非特許文献1に説明されている。
受信機20は、伝送路30の伝達関数推定部21を備えており、この伝達関数推定部21は、プリアンブルやパイロット信号に基づいて、伝送路30の伝達関数(インパルス応答)h={h0,h1,・・・,hL}を推定する。伝達関数の推定は、プリアンブルやパイロット信号をフーリエ変換(FFT)した結果に基づいて行われる。推定された伝達関数は、受信信号ブロックの等化処理のために等化器23に与えられる。
なお、フーリエ変換によって次数判定を行う場合、フーリエ変換結果に基づき、信号以外の熱雑音部分を所定のしきい値によって除去した場合の信号の最大遅延から求めればよい。求めた次数Lは、受信機20における様々な演算などに用いられる。
さて、離散周波数領域でのウェイトを {γ0,・・・,γM−1} とし、これを対角成分にもつ対角行列をとすると、等化器出力の信号は、下記式のようになる。
ZF基準等化器がMMSE基準等化器に劣る主な要因は、雑音増強 (Noise Enhancement) である。雑音増強とは「ある周波数での通信路の応答 λiが0または0に近い値を取った場合、その周波数におけるウェイトは非常に大きな値をとり雑音が増幅されてしまう」現象である。
図3は、本発明の第1実施形態に係るブロック伝送システムを示している。なお、第1実施形態において、特に説明しない点は、図1の伝送システムと同様である。
図4に示すように、都市雑音の影響を受ける伝送路30の場合、受信信号ブロック中に局所的に存在しかつ信号よりも振幅の大きい局所ノイズ(以下、バーストノイズということもある)が含まれることがある。
局所ノイズ検出部25は、受信信号ブロックにおける局所ノイズの位置と、そのノイズ幅を検出する。本実施形態では、局所ノイズの位置は、ノイズの始まり位置iとして検出され、ノイズ幅は、ノイズの始まり位置iからノイズが存在する幅(時間幅)Pとして検出される。
なお、局所ノイズが存在する範囲を特定する仕方は、上記i,Pに限られるものではなく、例えば、局所ノイズの始まり位置及び終わり位置で、局所ノイズ範囲を特定してもよい。以下では、iとPによって局所ノイズの範囲を特定した場合についての処理を説明する。
局所ノイズ消失処理によって、局所ノイズが存在する範囲における本来的な受信信号成分(データ信号)も消失するが、等化処理において広い周波数領域に悪影響を与える局所ノイズを除去することができる。
まず、局所ノイズが考慮されていない受信信号を表す式(8)において、局所ノイズを考慮すると、式(8)は式(20)のようになる。つまり、局所ノイズ消失処理前の受信信号ブロックは、式(20)のように表される。
式(24)の等化器ウェイトを持つ等化器23であれば、式(19)の従来のMMSE等化器ウェイトよりも、局所ノイズ消失受信信号ブロックに適した等化器ウェイトとなり、従来のMMSE等化器ウェイトを用いた場合よりも特性が向上する。
図7は、第2実施形態に係る伝送システムを示している。なお、第2実施形態において、特に説明しない点は、図1の伝送システム及び第2実施形態に係る伝送システムと同様である。
第1実施形態の受信機20と同様に、第2実施形態の受信機20は、局所ノイズ消失受信信号ブロックに基づいて等化処理を行うものである。ただし、第1実施形態の受信機20では、局所ノイズ消失受信信号ブロックに対して、直接、等化処理を行うのに対し、第2実施形態の受信機20は、局所ノイズ消失受信信号ブロックに更に処理を施してから等化処理を行うように構成されている。
まず、局所ノイズ消失受信信号ブロックは、式(25)のように表される。なお、式(25)の1行目の式は、式(21)の2行目の式と同じものである。
消失信号レプリカ生成部29aでは、この消失信号のレプリカを推定する。そして、受信機20は、当該消失信号レプリカを、式(25)で示される局所ノイズ消失受信信号ブロックr’(n)に加算し、消失信号補充受信信号ブロックr”(n)を生成する。
なお、送信信号ブロックs(n)の推定値を求めるための等化器ウェイトは、式(24)のものに限らず、他のウェイトを用いても良い。
図8は、第3実施形態に係る伝送システムの受信機20における送信信号ブロック仮推定部28と消失信号レプリカ生成部29bを示している。なお、第3実施形態において、特に説明しない点は、図1および図7の伝送システム、並びに第1及び第2実施形態に係る伝送システムと同様である。
式(21)は図9(a)のように図示される。図中、行列Pi,PCを示す図は、式(12)で定義される巡回行列Cのうち、hが存在する行列成分の範囲が斜線で示され、行列成分が0の範囲が白地で示されている。さらに、行列Pi,PCを示す図中、横帯状の白地部分は、Pi,Pによる0範囲である。
式(26)は、図9(b)のように図示される。図中、行列CISIを示す図は、式(12)で定義される巡回行列Cから図9(a)で示す行列Pi,PCを引いたものであり、斜線部分だけにhが存在している。
なお、式(29)〜式(33)では、局所ノイズの位置iによって、式の形が異なる場合があるので、位置iに応じて分けて式を表記しているが、基本的な考え方は、位置iにかかわらず同じである。
まず、説明の前提となる関係式Aを説明する。図10に示す関係式Aの左辺第1項は、局所ノイズ消失受信信号ブロックの理論値(熱雑音が0)を示している。関係式Aの左辺第2項は、送信信号sのうち、消失送信信号sSUB(図9(a)参照)以外の成分に伝送路30の伝達関数に応じた影響Cを与えたものである。また、関係式Aの右辺で定義される信号を「消失受信信号」とよぶ。消失受信信号は、消失送信信号が受信機20で受信されたときの信号の理論値(熱雑音が0)である。
つまり、関係式Aは、局所ノイズ消失受信信号ブロックから、送信信号sのうち消失送信信号sSUB以外の成分に信号伝送路による影響Cを与えたもの、を取り除くと、消失受信信号になることを示している。
また、関係式Aの左辺第1項のPi,PCsは、実際に受信した局所ノイズ消失受信信号ブロック(熱雑音を含む)r’(n)にほぼ等しい。
つまり、関係式Aの左辺は、図11に示す変形式Bのように表され、これが、消失受信信号(関係式Aの右辺)に、ほぼ等しくなる。
なお、図11中では、Pi,PCを簡略化したE(式31)も示されている。
図12に示す第4実施形態に係る伝送システムは、送信信号を送信機10の複数のアンテナ10a,10bから送信することで、受信機20の次数判定部22で判定される次数が大きくなるようにしたものである。なお、第4実施形態において、特に説明しない点については、図1の伝送システム及び第1〜第3実施形態の伝送システムと同様である。
つまり、アンテナ10a,10bは、送信信号の遅延発生部を構成している。
アンテナ10a,10bによる伝搬遅延Dは、伝送路30の本来の伝搬遅延Lに加えて、アンテナを複数にしたことによって生じる作為的な伝搬遅延である。つまり、受信機20の次数判定部22で検出される伝搬遅延(次数)L1は、(D+L)となる。
本発明の受信機20では、3番目及び4番目のシンボルは、伝送路Aを通ってきた信号によって復元し、5番目及び6番目のシンボルは、伝送路Bを通ってきた信号から復元する。
したがって、伝送路の伝搬遅延Lは、局所ノイズの時間幅Pよりも大きい(P≦L)ことが望ましい。
なお、ブロック間干渉の影響を回避するため、D+Lは、CP長Kよりも小さいのが好ましい。すなわち、P≦D+L<Kが成り立つように、アンテナ10a,10bの位置を設定するのが好ましい。
図14及び図15は、第5実施形態に係る伝送システムを示している。なお、第5実施形態において、特に説明しない点については、図1の伝送システム及び第1〜第4実施形態の伝送システムと同様である。
図14に示す送信機10は、送信信号ブロックに合波させるための遅延送信信号ブロックを発生させる遅延発生部11を備えている。送信機10は、遅延送信信号ブロックを送信信号ブロックに合波して、受信機へ送信する。
なお、第5実施形態においても、ブロック間干渉の影響を回避するため、D+Lは、CP長Kよりも小さいのが好ましい。すなわち、P≦D+L<Kが成り立つように、アンテナ10a,10bの位置を設定するのが好ましい。
図15に示すように、受信機20は、次数L及び局所ノイズ幅Pを送信機10へ送信する。受信機10の遅延発生部11では、P≦D+L、又はP≦D+L<Kが成り立つ遅延送信信号ブロックを生成し、送信信号ブロックに合波する。
また、次数Lと局所ノイズ幅Pは、そのままの数値で、送信機10へ送信される必要はなく、P−L(最低限必要な遅延D)のように、次数Lと局所ノイズ幅Pを間接的に示す情報で送信されてもよい。
変復調:QPSK
ブロック長M=64
CP長K=16
伝送路の次数L=16
伝送路モデル:10パスの周波数選択性レイリーフェージング伝送路
図3に示す伝送システム(第1実施形態)において、式(19)のウェイトを持つ等化器23を用いた。
[実施例2]
図3に示す伝送システム(第1実施形態)において、式(24)のウェイトを持つ等化器23を用いた。
[実施例3]
図7,8に示す伝送システム(第3実施形態)と同様。
また、従来のウェイトを持つ実施例1よりも、実施例2のBERパフォーマンスの方が良いことがわかる。さらに、消失信号補充受信信号ブロックを等化する実施例3ではさらに良好なBERパフォーマンスを示している。
11 遅延発生部
20 受信機
30 伝送路
21 伝達関数推定部
22 次数判定部
23 等化器
24 信号判定部
25 局所ノイズ検出部
27 局所ノイズ消失処理部
28 送信信号ブロック仮推定部
29a 消失信号レプリカ生成部
29b 消失信号レプリカ生成部
Claims (17)
- 送信側から送信された信号ブロックを受信して、受信信号ブロック毎に等化処理を行うブロック伝送方式用の受信機において、
受信信号ブロック中に局所的に存在しかつ信号よりも振幅の大きい局所ノイズを検出する局所ノイズ検出部と、
受信信号ブロック中で局所ノイズが存在する時間範囲の信号を当該局所ノイズとともに消失させた局所ノイズ消失受信信号ブロックを生成する局所ノイズ消失処理部と、
局所ノイズ消失受信信号ブロックに対して周波数領域等化処理を行う等化器と、
を備えていることを特徴とする受信機。 - 前記局所ノイズ検出手段は、受信信号ブロックの信号振幅が所定のしきい値を超えた時間範囲を局所ノイズとして検出することを特徴とする請求項1記載の受信機。
- 前記局所ノイズ検出手段は、少なくとも受信信号ブロックにおける局所ノイズの位置及びノイズ幅を検出することを特徴とする請求項1又は2記載の受信機。
- 送信側から送信された信号ブロックを受信して、受信信号ブロック毎に等化処理を行うブロック伝送方式用の受信機において、
受信信号ブロック中に局所的に存在しかつ信号よりも振幅の大きい局所ノイズを検出する局所ノイズ検出部と、
受信信号ブロック中で局所ノイズが存在する範囲の信号を当該局所ノイズとともに消失させた局所ノイズ消失受信信号ブロックを生成する局所ノイズ消失処理部と、
局所ノイズ消失受信信号ブロックに基づいて等化処理を行う等化器と、
を備え、
局所ノイズ消失受信信号ブロックをr’としたときに、前記等化器は、下記式により等化処理を行うことを特徴とする受信機。
ただし、Dは、離散フーリエ変換行列であって、下記式で与えられる。
また、Γは、{γ0,・・・,γM−1}を対角成分にもつ対角行列であって下記式で与えられる。
- 送信側から送信された信号ブロックを受信して、受信信号ブロック毎に等化処理を行うブロック伝送方式用の受信機において、
受信信号ブロック中に局所的に存在しかつ信号よりも振幅の大きい局所ノイズを検出する局所ノイズ検出部と、
受信信号ブロック中で局所ノイズが存在する時間範囲の信号を当該局所ノイズとともに消失させた局所ノイズ消失受信信号ブロックを生成する局所ノイズ消失処理部と、
局所ノイズ消失受信信号ブロックに基づいて周波数領域等化処理を行う等化器と、
送信側から送信された送信信号ブロックを、前記局所ノイズ消失受信信号ブロックに基づいて、仮推定する送信信号ブロック仮推定部と、
前記局所ノイズ消失受信信号ブロックの生成の際に局所ノイズとともに消失させた信号成分を表す消失信号レプリカを、前記局所ノイズ消失受信信号ブロックに基づいて生成する消失信号レプリカ生成部と、
を備え、
前記送信信号ブロック仮推定部は、前記局所ノイズ消失受信信号ブロックに対して周波数領域等化処理を行い、さらに信号判定処理を行って、送信信号ブロックを仮推定し、
前記消失信号レプリカ生成部は、前記消失信号レプリカを、仮推定された送信信号ブロックに基づいて生成し、
前記等化器は、前記局所ノイズ消失受信信号ブロックに前記消失信号レプリカを補充した消失信号補充受信信号ブロックに対して等化処理を行うことを特徴とする受信機。 - 送信側から送信された信号ブロックを受信して、受信信号ブロック毎に等化処理を行うブロック伝送方式用の受信機において、
受信信号ブロック中に局所的に存在しかつ信号よりも振幅の大きい局所ノイズを検出する局所ノイズ検出部と、
受信信号ブロック中で局所ノイズが存在する範囲の信号を当該局所ノイズとともに消失させた局所ノイズ消失受信信号ブロックを生成する局所ノイズ消失処理部と、
局所ノイズ消失受信信号ブロックに基づいて等化処理を行う等化器と、
前記局所ノイズ消失受信信号ブロックの生成の際に局所ノイズとともに消失させた信号成分を表す消失信号レプリカを、前記局所ノイズ消失受信信号ブロックに基づいて生成する消失信号レプリカ生成部と、
を備え、
前記等化器は、前記局所ノイズ消失受信信号ブロックに前記消失信号レプリカを補充した消失信号補充受信信号ブロックに対して等化処理を行い、
前記消失信号レプリカ生成部は、前記消失信号のレプリカを、以下に定義される消失送信信号に基づいて生成することを特徴とする受信機。
- 前記消失信号レプリカ生成部は、仮推定された送信信号ブロックのうち消失送信信号以外の成分を、前記局所ノイズ消失受信信号ブロックから取り除くことによって得られる消失受信信号を演算し、
前記消失受信信号に基づいて前記消失送信信号を復元し、
復元された消失送信信号に基づいて、消失信号のレプリカを生成する、
ことを特徴とする請求項6記載の受信機。 - 送信側から送信された信号ブロックを受信して、受信信号ブロック毎に等化処理を行うブロック伝送方式用の受信機において、
受信信号ブロック中に局所的に存在しかつ信号よりも振幅の大きい局所ノイズを検出する局所ノイズ検出部と、
受信信号ブロック中で局所ノイズが存在する範囲の信号を当該局所ノイズとともに消失させた局所ノイズ消失受信信号ブロックを生成する局所ノイズ消失処理部と、
局所ノイズ消失受信信号ブロックに基づいて等化処理を行う等化器と、
前記局所ノイズ消失受信信号ブロックの生成の際に局所ノイズとともに消失させた信号成分を表す消失信号レプリカを、前記局所ノイズ消失受信信号ブロックに基づいて生成する消失信号レプリカ生成部と、
を備え、
前記等化器は、前記局所ノイズ消失受信信号ブロックに前記消失信号レプリカを補充した消失信号補充受信信号ブロックに対して等化処理を行い、
消失信号補充受信信号ブロックをr”としたときに、前記等化器は、下記式により等化処理を行うことを特徴とする受信機。
- 局所ノイズのノイズ幅及び/又は信号伝送路の伝達関数の次数に関する情報を送信機に送信可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の受信機。
- 受信信号ブロックから局所ノイズを除去して等化処理を行う受信機と、
信号ブロックを前記受信機に対して送信するための送信機と、を備え、
前記受信機は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の受信機であり、
前記送信機は、前記受信機において認識される信号伝送路の伝達関数の次数が、実際の伝送路の伝達関数の次数よりも大きくなるように、送信される信号ブロックの遅延信号を発生させる遅延発生部を備えていることを特徴とする伝送システム。 - 前記遅延発生部は、前記受信機において認識される信号伝送路の伝達関数の次数が大きくなるように、送信信号ブロックを異なる位置から送信する複数のアンテナによって構成されていることを特徴とする請求項10記載の伝送システム。
- 前記遅延発生部は、前記受信機において認識される信号伝送路の伝達関数の次数が大きくなるように、送信信号ブロックに遅延を持つ遅延送信信号ブロックを合波して送信するよう構成されていることを特徴とする請求項10記載の伝送システム。
- 前記遅延発生部によって発生する遅延をDとし、実際の伝送路の伝達関数の次数をLとし、局所ノイズのノイズ幅をPとすると、
前記遅延発生部によって発生する遅延Dは、P≦D+Lを満たすことを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載の伝送システム。 - 受信信号ブロックに含まれる局所ノイズのノイズ幅及び/又は信号伝送路の伝達関数の次数に関する情報を、請求項1〜9のいずれか1項に記載の受信機から受信可能であり、
前記受信機において検出される信号伝送路の伝達関数の次数が、実際の伝送路の伝達関数の次数よりも大きくなるように、送信される信号ブロックの遅延信号を発生させる遅延発生部を備え、
前記遅延発生部は、前記受信機から送信された局所ノイズ幅及び/又は伝達関数次数に関する情報に応じた遅延量の遅延信号を発生することを特徴とする送信機。 - 送信機から送信された信号ブロックを受信機で受信して、受信信号ブロック毎に等化処理を行うブロック伝送システムにおいて、
前記受信機は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の受信機である
ことを特徴とする伝送システム。 - 送信機から送信された信号ブロックを受信機で受信して、受信信号ブロック毎に等化処理を行うブロック伝送システムにおいて、
前記受信機は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の受信機であり、
前記送信機は、請求項14記載の送信機である
ことを特徴とする伝送システム。 - 送信側から送信された信号ブロックを受信側で受信して、受信信号ブロック毎に等化処理を行うブロック伝送方法において、
受信信号ブロック中に局所的に存在しかつ信号よりも振幅の大きい局所ノイズを検出するステップと、
受信信号ブロック中で局所ノイズが存在する時間範囲の信号を当該局所ノイズとともに消失させた局所ノイズ消失受信信号ブロックを生成するステップと、
局所ノイズ消失受信信号ブロックに対して周波数領域等化処理を行うステップと、
を含むことを特徴とする伝送方法。
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