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JP5025505B2 - 磁気軸受装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転体を電磁石の磁気力により浮上支持する磁気軸受装置に係り、特に回転体の変位を電磁石のインピーダンス変化により精度良く検出できる磁気軸受装置に関するものである。
従来より、ターボ分子ポンプ等、回転体を高速回転させる必要のある回転機械では、回転体を磁気力により非接触で浮上支持する磁気軸受装置が広く用いられている。磁気軸受装置は、軸受が支持する回転体の回転抵抗が小さく、磨耗粉が発生せず、軸受の磨耗に伴うメンテナンスが不要であり、軸受の潤滑剤によるコンタミネーションの問題が生じない等の特徴がある。
近年、磁気軸受装置は更なるコストダウン、省スペース化、高速回転性能等が求められるようになり、回転体の変位を検出するのに変位センサを用いないセンサレス磁気軸受の技術が採用されるようになった。このようなセンサレス磁気軸受では、回転体の変位を検出する方法の一つとして、変位センサの変わりに電磁石のインピーダンス変化を利用して回転体の変位を検出する技術が用いられている。
電磁石のインピーダンスは、大部分が電磁石のインダクタンス要素からなり、このインダクタンス変化を回転体の変位検出に利用している。電磁石のインダクタンスは、主に電磁石コアの材質、形状、巻線の巻き数、回転体と電磁石間のギャップによって決まる。電磁石コアの材質、形状、巻線の巻き数に関しては、電磁石の設計段階で決まり、電磁石のインダクタンス変化は、回転体と電磁石間のキャップ変化によって生じる。つまり、回転体の変位により電磁石のインダクタンスが変化し、このインダクタンスの変化を捉えることで、回転体の変位検出を実現している。そして、得られた変位信号をフィードバックすることで、回転体を所定の位置に非接触にて磁気浮上支持している。
しかしながら、実際には電磁石の励磁電流が変化すると、電磁石コアの磁気特性が変化してしまう。つまり回転体が変位していなくとても励磁電流が変化すると電磁石のインダクタンスが変化してしまう。このためインダクタンス変化による変位検出は、電磁石の励磁電流によって変位検出誤差を生む。
一般に、電磁石によって回転体に外力を加える際、低周波数の励磁電流による力では回転体の変位量は大きく、高周波数の励磁電流による力では回転体の変位量は小さい。従って、低周波数の励磁電流におけるインダクタンスの変化は、電磁石の励磁電流による変化よりも回転体の変位による変化の方が大きく、電磁石の励磁電流による変位検出誤差の影響は少ない。しかし、高周波数の励磁電流におけるインダクタンスの変化は、その逆で、電磁石の励磁電流による変化の方が大きく、変位検出誤差の影響が大きく現れる。このため、高周波数域における磁気軸受制御が不安定になり易かった。
上記のように高周波数域で磁気軸受制御が不安定になる対策として、従来は、特許文献1(特許文献1の請求項8参照)及び特許文献2等に開示されている方法がとられていた。図10は、特許文献1に開示されている磁気軸受装置のシステム構成を示す図である。ここでは磁性体からなる回転体501を挟んで一対の電磁石502、503が対向して配置されている。回転体501は、電磁石502、503が発生する磁気力により、該電磁石502と電磁石503の間の所望の位置に非接触で浮上支持される。電磁石502、503に励磁電流を流すドライバ504はPWM方式のドライバであり、電磁石502と電磁石503では互いに相反するPWM電圧が印加されるようになっている。
また、電磁石502、503に流れる励磁電流を電流検出手段511、512によって検出し、検出された電流信号を加算器505で加算し、この加算結果を検波回路507に入力し、検波することで回転体501の変位情報を得ている。しかしこの加算結果から得た変位情報には、前述の電磁石の励磁電流によって発生した変位検出誤差が含まれる。この変位情報に含まれる変位検出誤差を除去するために、ここでは電流検出手段511、512で検出した電流信号を減算器506にて減算し、減算し得られた信号を演算回路508にて係数倍している。該演算回路508で得られた信号は、電磁石502、503の励磁電流によって発生した変位検出誤差に相当する信号であり、この変位検出誤差信号を検波回路507から得た変位情報に加算器509にて加算(減算)することで、電磁石502、503の励磁電流による変位検出誤差を除去するようにしている。
そして励磁電流による変位検出誤差を除去した加算器509の出力信号を制御装置510にフィードバックすることで、制御装置510は、回転体501を所定の位置で浮上支持するための励磁電流を電磁石502、503に流すようにドライバ504に指令信号を出力し、回転体501を非接触で磁気浮上している。
また、図11は特許文献2に開示されている磁気軸受装置のシステム構成を示す図である。ここでは、特許文献1と同様、磁性体から成る回転体601を挟んで一対の電磁石602、603が対向して配置されている。回転体601は、電磁石602、603が発生する磁気力により電磁石602と電磁石603の間の所望の位置に非接触で浮上支持される。電磁石602、603に励磁電流を流すドライバ604はPWM方式のドライバであり、電磁石602と電磁石603では互いに相反するPWM電圧が印加されるようになっている。
そして、電磁石602、603に流れる励磁電流を電流検出手段610、611によって検出し、検出された電流信号を加算器605で加算する。加算器605の出力信号は、回転体601の変位情報を含むAM変調波信号であるが、この信号には前述と同様、電磁石602、603の励磁電流によって発生した変位検出誤差が含まれる。加算器605の出力信号から変位検出誤差分を除去する方法として、ここではドライバ604の入力信号をフィルタ手段608に通し、得られた信号をAM変調手段612によって変調し、減算器606にて加算器605の出力信号から減算する。
ここで、ドライバ604の入力信号は、電磁石602、603に電流を流す際の指令信号であるので、電磁石602、603の励磁電流信号として扱える。言い換えれば、ドライバ604の入力信号そのものが、電磁石602、603に励磁電流を流すことで発生する変位検出誤差に相当する信号として扱える。しかし、ドライバ604の入力信号が電磁石602、603に電流を流すように指示してから電流が流れるまでには、ドライバ604と電磁石602、603から成る周波数特性(伝達特性)によって、減衰及び位相遅れが生じてしまう。従って、ドライバ604の入力信号から見れば、電磁石602、603の励磁電流情報から得られる加算器605の出力信号、即ち変位検出誤差を含む変位情報信号も同様に減衰及び位相遅れが生じてしまう。
ここで、ドライバ604と電磁石602、603から成る周波数特性は一般に低次であるので、簡易的な実現は容易である。そこで、フィルタ手段608のフィルタ特性をドライバ604と電磁石602、603から成る周波数特性と同等の特性に設定し、ドライバ604の入力信号、即ち変位検出誤差に相当する信号をこのフィルタ手段608に通して、AM変調手段612にて変調する。これにより、ドライバ604の入力信号から見た加算器605の出力信号とAM変調手段612の出力信号の周波数特性を合わせることができる。そして、減算器606によって、減算することで変位情報から変位検出誤差を除去している。
減算器606の出力信号は、変位検出誤差を除去した変位情報信号のAM変調信号であるので、復調手段607にて復調して変位信号を得る。そしてここでは、この変位信号をフィードバックし、目標浮上位置信号と比較した信号を補償手段609に入力することで。回転体601を所定の位置で安定に磁気浮上するように制御している。
特開2004−132537号公報 特願2005−196635号公報
ところが、上記特許文献1に開示された磁気軸受装置においては、検波回路507から得られた変位情報は、検波回路507自身の周波数特性(伝達特性)によって、変位情報の周波数に応じて減衰及び位相遅れを生じて、厳密に変位検出誤差を除去するためには、変位検出誤差信号も検波回路507と同等の減衰及び位相遅れを生じさせ、変位情報と変位検出誤差信号とで特性を合わせてから加算器509にて加算(減算)しなければならなかった。即ち、演算器508は、検波回路507と同等の周波数特性であるフィルタにする必要があった。しかし、検波回路507の周波数特性は高次数であり、演算器508を検波回路507と同等のフィルタ特性にすることが困難であった。このため、特に高周波数域における変位検出誤差を精度良く除去することが困難であった。
また、上記特許文献2に開示された磁気軸受装置においては、フィルタ手段608の特性は低次であるが、ドライバ604と電磁石602、603から成る周波数特性(伝達特性)に完全に合わせることは不可能であり、より高精度の変位検出を実現することは困難であった。また、ドライバ604と電磁石602、603からなる周波数特性(伝達特性)を測定し、その特性にフィルタ手段608の合わせ込むため、手間が掛かった。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたもので、上記問題点を除去し、回転体の変位を高周波数域まで精度良く検出し、高周波数域まで安定した磁気軸受制御が実現できる磁気軸受装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明は、回転体を磁気力により浮上支持する電磁石を備え、該電磁石に所定のキャリア周波数で駆動されるPWM方式のドライバから励磁電流を供給し、電磁石のインピーダンス変化により回転体の変位情報を検出し、該変位情報をドライバにフィードバックして回転体を所定の位置に回転自在に浮上支持する磁気軸受装置において、ドライバを駆動するドライバ電源に流れる電流から変位情報の変位誤差信号を抽出し、該抽出した変位誤差信号により変位情報から変位誤差信号を除去する変位誤差信号除去手段を設けたことを特徴とする。
上記ドライバ電源に流れる電流成分が電磁石の励磁電流成分であること、つまり変位情報の変位誤差情報成分であることに着目し、ドライバ電源に流れる電流成分から変位情報の変位誤差情報を抽出し、該変位誤差情報により変位情報に含まれる変位誤差情報を除去するので、変位検出誤差を推定するためのフィルタが不要になり、直接的に電磁石の励磁電流による変位検出誤差を高周波数域まで精度良く除去することができる。従って、フィルタ部品が不要となり、安価でフィルタ特性の合わせ込み等による作業の手間がかからず、高周波数域まで安定して回転体を磁気浮上支持できる磁気軸受装置を実現できる。
また、本発明は、上記磁気軸受装置において、変位誤差信号除去手段は、ドライバが電磁石にPWM電圧を印加することで発生する励磁電流のリップル電流成分をドライバのキャリア周波数と同一周波数のAM変調波として復調する第1復調手段と、ドライバ電源に流れる電流成分をドライバのキャリア周波数と同一周波数のAM変調波として復調する第2復調手段と、リップル電流成分を第1復調手段で復調する前又は後に任意のゲインに調整する第1ゲイン調整手段と、ドライバ電源に流れる電流成分を第2復調手段で復調する前又は後に任意のゲインに調整する第2ゲイン調整手段と、第1復調手段と第1ゲイン調整手段を通して得られたリップル電流成分の信号と第2復調手段と第2ゲイン調整手段を通して得られたドライバ電源に流れる電流成分とを減算する減算手段と、を具備することを特徴とする。
電磁石にPWM電圧を印加することで発生する励磁電流のリップル電流成分とドライバ電源に流れる電流成分は、それぞれドライバのキャリア周波数と同一周波数で振幅する電流成分である。そしてリップル電流成分は変位誤差情報を含む変位情報成分であり、ドライバ電源に流れる電流成分は変位誤差情報成分であることから、これらの信号をドライバのキャリア周波数と同一周波数で復調する第1及び第2復調手段によって、変位情報信号及び変位誤差情報信号として抽出でき、また第1及び第2ゲイン調整手段を第1及び第2の復調手段の前又は後に置くことにより、リップル電流成分及びドライバ電源に流れる電流成分のゲインが調整可能となり、第1復調手段及び第1ゲイン調整手段を通して得られた変位情報信号から第2復調手段及び第2ゲイン調整手段を通して得られた変位誤差情報信号を減算手段で減算することで変位情報から変位誤差情報を除去することができる。
また、本発明は、上記磁気軸受装置において、変位誤差信号除去手段は、ドライバが電磁石にPWM電圧を印加することで発生する励磁電流のリップル電流成分を任意のゲインに調整する第1ゲイン調整手段と、ドライバ電源に流れる電流成分を任意のゲインに調整する第2ゲイン調整手段と、第1ゲイン調整手段で得られた信号と第2ゲイン調整手段で得られた信号とを減算する減算手段と、減算手段で得られた信号をドライバのキャリア周波数と同一周波数のAM変調波として復調する復調手段と、を具備することを特徴とする。
上記のように復調手段の前に減算手段を配置し、第1ゲイン調整手段でゲインの調整されたリップル電流成分から第2ゲイン調整手段でゲインの調整されたドライバ電源に流れる電流成分を減算するので、復調手段が1つで済み、装置構成の簡素化が可能となる。
また、本発明は、上記磁気軸受装置において、第1及び第2復調手段の復調方式は、同期検波方式であって、第1及び第2ゲイン調整手段のゲインの調整は、同期検波の検波タイミングを移相することで調整されることを特徴とする。
上記のように第1及び第2復調手段の復調方式に同期検波方式を採用することで、同期検波タイミングを移相にてゲイン調整が可能となり、ゲイン調整用のアンプ等を用意する必要がなくなる。
また、本発明は、上記磁気軸受装置において、回転体の変位がゼロの時は減算手段の出力がゼロになるように第1及び第2ゲイン調整手段によってリップル電流成分及びドライバ電源に流れる電流成分のゲインを調整することを特徴とする。
電磁石の励磁電流が如何なる値であっても、第1及び第2ゲイン調整手段によって回転体の変位がゼロの時に減算手段の出力をゼロにするので、変位情報の誤差情報を容易にゼロに調整することができる。
また、本発明は、上記磁気軸受装置において、変位誤差信号除去手段は、ドライバが電磁石にPWM電圧を印加することで発生する励磁電流のリップル電流成分を入力する巻線とドライバ電源に流れる電流成分を入力する巻線を有するトランスと、トランスの出力信号を前記ドライバのキャリア周波数と同一周波数のAM変調波として復調する復調手段と、を備え、トランスは、リップル電流成分を入力する巻線とドライバ電源に流れる電流成分を入力する巻線の巻き数比を調整することにより、リップル電流成分のゲインとドライバ電源に流れる電流成分のゲインを調整し、リップル電流成分からドライバ電源に流れる電流成分を電磁誘導作用によって減算することを特徴とする。
上記のようにリップル電流成分を入力する巻線とドライバ電源に流れる電流成分を入力する巻線を有するトランスを備えることで、ゲイン調整機能と減算機能を1つのトランスで賄えるので、構成が簡単となる。また、電磁石のリップル電流成分の入力及びドライバ電源に流れる電流成分の入力と出力側でトランス絶縁することができるので、変位情報をそのまま低電圧回路に引き渡すことができる。更に、トランスの出力側の巻線端子間にコンデンサ又はコンデンサと抵抗器を並列に接続することで、トランスの出力側巻線とコンデンサによる共振回路を構成することができ、変位情報に含まれる周波数以外を除去するフィルタを構成することもできる。
また、本発明は、上記磁気軸受装置において、復調手段の復調方式は、同期検波方式であって、変位がゼロの時は復調手段の出力がゼロになるよう復調手段の同期検波の検波タイミングを移相することで調整することを特徴とする。
上記構成を採用することにより、構成を簡単化した上で、電磁石の励磁電流が如何なる値であっても、回転体の変位がゼロの時に復調手段の同期検波の検波タイミングを移相する減算手段の出力をゼロにすることで、変位情報の変異誤差情報を容易にゼロに調整することができる。
また、本発明は、回転体を磁気力により浮上支持する電磁石を備え、該電磁石に所定のキャリア周波数で駆動されるPWM方式のドライバから励磁電流を供給し、電磁石のインピーダンス変化により回転体の変位情報を検出し、該変位情報をドライバにフィードバックして回転体を所定の位置に回転自在に浮上支持する磁気軸受装置において、ドライバは、電磁石の電磁力と励磁電流の関係を線形化するためのバイアス電流を電磁石に流すためのバイアス電源を有し、バイアス電源に流れる電流から変位情報の変位誤差情報を抽出し、該抽出した変位誤差信号により変位情報から変位誤差信号を除去する変位誤差信号除去手段を設けたことを特徴とする。
バイアス電源に流れる電流の交流成分が電磁石の励磁電流成分であること、つまり変位情報の変位誤差情報成分であることに着目し、そのバイアス電源に流れる交流成分から変位情報の変位誤差情報を直接抽出し、変位情報から変位誤差情報を除去するので、変位検出誤差を推定するためのフィルタが不要となり、直接的に電磁石の励磁電流による変位検出誤差を高周波数域まで精度良く除去することができる。従って、フィルタ部品が不要となり、安価でフィルタ特性の合わせ込み等による作業の手間がかからず、高周波域まで安定して回転体を磁気浮上支持できる磁気軸受装置を実現できる。
また、本発明は、上記磁気軸受装置において、変位誤差信号除去手段は、ドライバが電磁石にPWM電圧を印加することで発生する励磁電流のリップル電流成分をドライバのキャリア周波数と同一周波数のAM変調波として復調する第1復調手段と、バイアス電源に流れる電流成分をドライバのキャリア周波数と同一周波数のAM変調波として復調する第2復調手段と、リップル電流成分を第1復調手段で復調する前又は後に任意のゲインに調整する第1ゲイン調整手段と、バイアス電源に流れる電流成分を第2復調手段で復調する前又は後に任意のゲインに調整する第2ゲイン調整手段と、第1復調手段と第1ゲイン調整手段を通して得られたリップル電流成分の信号と第2復調手段と第2ゲイン調整手段を通して得られたバイアス電源に流れる電流成分とを減算する減算手段と、を具備することを特徴とする。
電磁石にPWM電圧を印加することで発生する励磁電流のリップル電流成分とバイアス電源に流れる電流成分は、それぞれドライバのキャリア周波数と同一周波数で振幅する電流成分である。そしてリップル電流成分は変位誤差情報を含む変位情報成分であり、バイアス電源に流れる電流の交流成分は変位誤差情報成分であることから、これらの信号をドライバのキャリア周波数と同一周波数で復調する第1及び第2復調手段によって、変位情報信号及び変位誤差情報信号として抽出でき、また第1及び第2ゲイン調整手段を第1及び第2の復調手段の前又は後に置くことにより、リップル電流成分及びバイアス電源に流れる電流成分のゲインが調整可能となり、第1復調手段及び第1ゲイン調整手段を通して得られた変位情報信号から第2復調手段及び第2ゲイン調整手段を通して得られた変位誤差情報信号を減算手段で減算することで変位情報が変位誤差情報を除去することができる。
また、本発明は、上記磁気軸受装置において、変位誤差信号除去手段は、ドライバが電磁石にPWM電圧を印加することで発生する励磁電流のリップル電流成分を任意のゲインに調整する第1ゲイン調整手段と、バイアス電源に流れる電流成分を任意のゲインに調整する第2ゲイン調整手段と、第1ゲイン調整手段で得られた信号と第2ゲイン調整手段で得られた信号とを減算する減算手段と、減算手段で得られた信号をドライバのキャリア周波数と同一周波数のAM変調波として復調する復調手段と、を具備することを特徴とする。
上記のように復調手段の前に減算手段を配置し、第1ゲイン調整手段でゲインの調整されたリップル電流成分から第2ゲイン調整手段でゲインの調整されたバイアス電源に流れる電流成分を減算するので、復調手段が1つで済み、装置構成の簡素化が可能となる。
また、本発明は、上記磁気軸受装置において、ゲイン調整手段のゲインの調整は、同期検波の検波タイミングを移相することで調整することを特徴とする。
復調手段に同期検波方式を採用することで、同期検波タイミングでゲイン調整が可能となり、ゲイン調整用に新たにアンプ等を用意する必要がなくなる。
また、本発明は、上記磁気軸受装置において、変位ゼロの時は減算手段の出力がゼロになるようゲイン調整手段によって前記リップル電流成分及びバイアス電源に流れる電流成分のゲインを調整することを特徴とする。
電磁石の励磁電流が如何なる値であっても、第1及び第2ゲイン調整手段によって回転体の変位がゼロの時に減算手段の出力をゼロにするので、変位情報の誤差情報を容易にゼロに調整することができる。
また、本発明は、上記磁気軸受装置において、変位誤差信号除去手段は、ドライバが電磁石にPWM電圧を印加することで発生する励磁電流のリップル電流成分を入力する巻線とバイアス電源に流れる電流成分を入力する巻線を有するトランスと、トランスの出力信号をドライバのキャリア周波数と同一周波数のAM変調波として復調する復調手段と、を備え、トランスは、リップル電流成分を入力する巻線とバイアス電源に流れる電流成分を入力する巻線の巻き数比を調整することにより、リップル電流成分のゲインとバイアス電源に流れる電流成分ゲインを調整し、リップル電流成分からバイアス電源に流れる電流成分を電磁誘導作用によって減算することを特徴とする。
上記のようにリップル電流成分を入力する巻線とバイアス電源に流れる電流の交流成分を入力する巻線を有するトランスを備えることで、ゲイン調整機能と減算機能を1つのトランスで賄えるので、構成が簡単となる。また、電磁石のリップル電流成分の入力及びバイアス電源に流れる電流成分の入力と出力側でトランス絶縁することができるので、変位情報をそのまま低電圧回路に引き渡すことができる。更に、トランスの出力側の巻線端子間にコンデンサ又はコンデンサと抵抗器を並列に接続することで、トランスの出力側巻線とコンデンサによる共振回路を構成することができ、変位情報に含まれる周波数以外を除去するフィルタを構成することもできる。また、バイアス電源に流れる電流は、ドライバ電源に流れる電流より小さくトランスが磁気飽和し難いためトランス自体を小型化できる。
また、本発明は、上記磁気軸受装置において、復調手段の復調方式は、同期検波方式であって、変位がゼロの時は復調手段の出力がゼロになるように復調手段の同期検波のタイミングを移相することで調整することを特徴とする。
上記構成を採用することにより、構成を簡単化した上で、電磁石の励磁電流が如何なる値であっても、回転体の変位がゼロの時に復調手段の同期検波の検波タイミングを移相する減算手段の出力をゼロにすることで、変位情報の変異誤差情報を容易にゼロに調整することができる。
本発明によれば、回転体の変位を高周波数域まで精度良く検出し、高周波数域まで安定した磁気軸受制御が実現できる磁気軸受装置を提供することができる。
以下、本願発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。
〔第1の実施形態例〕
第1の実施形態例を図1乃至図4に基づいて説明する。図1は本発明に係る磁気軸受装置のシステム構成例を示す図である。図1において、1は磁性体からなる回転体(ロータ)であり、該回転体1を非接触で磁気浮上支持するため、1対の電磁石2、3が回転体1を挟んで配置されている。この1対の電磁石2、3は、回転体1の1自由度を支持することが出来る。通常、複数対の電磁石を用いて回転体1の軸回り回転方向以外の5自由度を磁気浮上支持する状態を図示することが好ましいが、簡略化のため、1自由度のみについて図示し説明する。また、ここでは、回転体1を回転させるためのモータの図示も省略し、磁気軸受部分のみを説明する。
ドライバ4は、電磁石2、3に励磁電流i1、i2を供給するためのPWM(パルス幅変調)方式のドライバである。該ドライバ4は、発振器7で発生した周波数fcをキャリア周波数とするPWM電圧e1、e2を電磁石2、3に印加することにより、励磁電流i1、i2を電磁石2、3に供給している。また、ドライバ4には、PWM駆動電圧Eを発生するドライバ電源5と、バイアス電圧Vbを発生するバイアス電源6が接続されており、バイアス電圧Vbによって電磁石2、3に直流のバイアス電流ibを供給する。このバイアス電流ibにより、電磁石2、3に供給する励磁電流と回転体1に与える磁気力との関係を線形化することができる。
図2は、ドライバ4のPWM駆動部の構成例を示す図である。ドライバ4は、磁気浮上制御を安定化するための補償手段16(図1参照)から出力される制御信号uに基づいてPWMのデューティを制御し、電磁石2、3に所望の制御電流icをバイアス電流ibに重畳する形で供給する。このとき、電磁石2、3に印加されるPWM電圧e1、e2は、デューティ比をお互いに相反するように制御することで、電磁石2に流れる制御電流がib+icであるならば、電磁石3に流れる制御電流がib−icになるようになっている。即ち、スイッチング素子21(SW1)とスイッチング素子22(SW2)がONの時は、スイッチング素子23(SW3)とスイッチング素子24(SW4)がOFFとなり、電磁石2にドライバ電源5から電圧Eが印加される一方で、電磁石3は電磁石コイルに溜まったエネルギーをバイアス電源6を介してフライホイールダイオード27、28を通ってドライバ電源5に戻すように電流を流す。
その逆も同様で、スイッチング素子21(SW1)とスイッチング素子22(SW2)がOFFの時は、スイッチング素子23(SW3)とスイッチング素子24(SW4)がONとなり、電磁石2の電磁石コイルに溜まったエネルギーをバイアス電源を介してフライホイールダイオード25、26を通ってドライバ電源5に戻すように電流を流す一方で、電磁石3にはドライバ電源5の電圧Eが印加される。
また、ドライバ電源5の電圧Eが、制御電流icの値に電磁石2及び電磁石3の直流抵抗値を乗算した値より十分大きければ、PWM電圧e1、e2のデューティは略50%ONデューティとなる。電磁石2、3に印加される電圧は、スイッチング素子21、22、23、24がONの時はEとなり、OFFのときは−E+Vbが印加される。これにより電磁石2、3の励磁電流i1、i2の平均電流はそれぞれ、ib+ic、ib−icとなり、この電流にPWM電圧e1、e2によって発生するリップル電流ir1、ir2が重畳される形で流れる。
これはPWM電圧e1、e2が電磁石2、3に印加されたとき、電磁石2、3のインピーダンスに応じた電流が流れるが、印加電圧が高い周波数fcであるため、その電磁石2、3のインピーダンス成分はインダクタンス成分と考えてよく、従って、リップル電流ir1、ir2は、電磁石2、3のインダクタンスL1、L2の値に応じた大きさで、該インダクタンスL1、L2の大きさに反比例して発生する。
そして、PWM電圧e1、e2のデューティ比が互いに相反するように制御されるため、リップル電流ir1、ir2は、お互いに相反する方向に上昇、下降するような振幅が生じる。電磁石2、3のインダクタンスL1、L2が、回転体1の変位によって変動するため、インダクタンスL1、L2によって変動するリップル電流ir1、ir2には回転体1の変位情報が含まれる。この変位情報を抽出し、フィードバックすることで回転体1を所定位置に磁気浮上制御が可能となる。
しかしながら、電磁石2、3のインダクタンスL1、L2は回転体1の変位だけでなく、励磁電流i1、i2によっても変化する。これは、励磁電流によって、電磁石2、3の磁気特性が変化するためである。回転体1が電磁石2と電磁石3の間の中心にあるときの回転体1と電磁石2及び電磁石3との間のギャップをX0、インダクタンスをL0としたときに、電磁石の励磁電流が増大すれば、傾き−aとしてインダクタンスは励磁電流に凡そ比例して減少する。この様子を図3に示す。従って、回転体1がギャップX0に固定されたとしても、即ち、回転体1が変位しなくなっても、電磁石2、3の励磁電流がそれぞれib+ic、ib−icのように流れれば、インダクタンスL1、L2はそれぞれ異なった値となる。そしてこの事が、リップル電流ir1、ir2から抽出された変位情報の中に変位の誤差情報を含む原因となる。
このため回転体1の正確な変位情報を得るためには、上記リップル電流ir1、ir2から抽出された変位情報から変位の誤差情報を除去する必要がある。なお、傾きaは予め計算或いは、実測によって求められる。回転体1の変位がゼロ(ギャップX0)で、電磁石2、3の励磁電流i1、i2がそれぞれib+ic、ib−icのときの各部信号(PWM電圧e1、e2、励磁電量i1、i2、i1+i2、ドライバ電源からの電流ie、バイアス電源からの電流ibas)を図4に示す。制御電流icによって回転体1の変位がゼロであっても、図3の特性によって電磁石2、3のインダクタンスL1、L2はL1<L2となるので、図4に示す通り、あたかも回転体1が変位したかの如く、リップル電流ir1、ir2は、ir1>ir2となって現れる。
本実施形態例では、以下に説明する方法で正確な変位情報を得る。
先ず、変位情報の抽出方法について図1を用いて説明する。
電磁石2、3の励磁電流i1、及びi2をそれぞれカレントトランス等の電流センサ或いはシャント抵抗等の電流検出手段17、18で検出し、その検出信号を加算手段8で加算する。加算手段8から得られた信号をキャリア周波数fcを中心周波数とするバンドパスフィルタ9に通して直流成分を除去したvdam信号を得る。このvdam信号は、変位情報が搬送されたAM変調信号であり、変位情報成分の中に制御電流icを流すことで発生する変位の誤差情報成分が含まれている。なお、この変位の誤差情報の大きさは制御電流icの大きさに比例する。
そして上記vdam信号を復調手段10によってキャリア周波数fcと同じ周波数の搬送波として復調し、得られた信号をゲイン調整手段13によって、所望のゲイン(振幅)に調整する。これにより、変位の誤差情報を含む変位情報信号であるvdisp信号を得る。
次に変位の誤差情報を抽出する方法を説明する。ドライバ電源5からドライバ4に流れる電流ieは、図4に示す通り、ドライバ4のスイッチング素子21(SW1)とスイッチング素子22(SW2)がONでスイッチング素子23(SW3)とスイッチング素子24(SW4)がOFFのときi1−i2となり、ドライバ4のスイッチング素子21(SW1)とスイッチング素子22(SW2)がOFFでスイッチング素子23(SW3)とスイッチング素子24(SW4)がONのときi2−i1となる。電流ieをカレントトランス等の電流センサ或いはシャント抵抗等の電流検出手段19で検出し、該検出信号をキャリア周波数fcを中心周波数とするバンドパスフィルタ11に通して、基本波成分を抽出する。これによりバンドパスフィルタ11からveam信号を出力する。
上記veam信号は、AM変調信号であり、その振幅の大きさは、リップル電流ir1、ir2の大きさに関わらず、即ち回転体1の変位状態に関わらず制御電流icのみで決定する。つまり、veam信号の振幅の大きさは制御電流icの大きさに比例する。故に、veam信号は、制御電流icを流すことで発生する変位の誤差情報を含む。このveam信号を復調手段12でキャリア周波数fcと同じ周波数の搬送波として復調し、得られた信号をゲイン調整手段14によって、所望のゲイン(振幅)に調整することで、変位の誤差情報信号であるverr信号を得る。なお、復調手段10とゲイン調整手段13の配置の前後関係、及び復調手段12とゲイン調整手段14の配置の前後関係は逆にしても良い。
変位の誤差情報を除去するため、上記vdisp信号からverr信号を減算手段15によって減算し、真の変位信号vdisp’を得る。ここで、回転体1の変位をゼロ(ギャップX0)に固定して、所定の制御電流icを流し、このとき発生したvdisp信号とverr信号が同じになるようなゲイン調整手段13或いはゲイン調整手段14のゲインを調整する。このようにして、制御電流icを流したことで発生する変位の誤差信号を完全に除去し、回転体1が変位したことで発生する真の変位信号であるvdisp’を得る。
上記vdisp信号とverr信号は、互いに時間遅れや周波数特性に差異はなく、同時刻で検出可能なので、上記特許文献1、特許文献2に開示された方法のように、複雑なフィルタ等を用意しなくても、減算手段15でvdisp信号からverr信号を減算することで、変位の誤差情報を含まない真の変位情報を得ることが可能となる。このようにして得られた真の変位信号vdisp’をフィードバックして、目標浮上位置rと比較し、比較した差信号を補償手段16に通して得られた制御信号uをドライバ4に入力することで、回転体1を電磁石2と電磁石3の間の所定の位置に安定して磁気浮上支持している。
上記例では、ゲイン調整手段13又はゲイン調整手段14のゲイン調整は、回転体1の変位をゼロに固定して行ったが、回転体1の変位をゼロ以外の好ましい位置でゲインを調整しても良い。また、復調手段10、12は同期検波方式であっても良い。同期検波方式の場合には、検波タイミングをずらす(移相する)ことでvdisp信号、verr信号のゲイン調整ができるので、これをゲイン調整手段13、14の代わりとしても良い。
また、図4に示す通り、vdam信号に対してveam信号の位相は90度進んでいるので、これを利用して復調手段10と復調手段12の検波タイミングを共通の移相手段によって変更し、vdisp信号のゲインを大きくする一方でverr信号のゲインを小さくする或いはvdisp信号のゲインを小さくする一方でverr信号のゲインを大きくするといった同時ゲイン調整を実現しても良い。
また、図1の加算手段8とバンドパスフィルタ9を図示しないトランス等に置き換え、電流検出手段17、18で検出した検出信号を電磁誘導作用によって加算し、更に直流成分を除去するように構成しても良い。
〔第2の実施形態例〕
次に本発明の第2の実施形態例を図5に基づいて説明する。図5は本発明に係る磁気軸受装置のシステム構成例を示す図である。なお、第2の実施形態例において、機械的構成やドライバの構成(図2参照)は第1の実施形態例と同じであるので、その説明を省略する。また、変位の誤差情報を含む変位情報のAM変調信号であるvdam信号、変位の誤差情報信号のAM変調信号であるveam信号を得る構成も第1の実施形態例と同じである。
励磁電流i1、i2を電流検出手段217、218で検出し、その検出信号を加算手段208で加算し、得られた信号をキャリア周波数fcを中心周波数とするバンドパスフィルタ209に通して直流成分を除去し、変位の誤差情報を含むvdam信号を得る。vdam信号をゲイン調整手段210によって所望のゲイン(振幅)に調整し、vdam’信号を得る。また、ドライバ電源205からドライバ204に流れる電流ieを電流検出手段219で検出し、該検出信号をキャリア周波数fcを中心周波数とするバンドパスフィルタ211に通して基本波成分を抽出し、変位の誤差情報信号veam信号を得る。このveam信号をゲイン調整手段212で所望のゲイン(振幅)に調整してveam’信号を得る。上記vdam’信号からveam’信号を減算手段213で減算し、減算手段213の出力信号を同期検波方式の復調手段214において発振器207からのキャリア周波数fcにより所定の検波タイミングにて復調することで真の変位情報信号であるvdisp’信号を得ている。
図4に示すように、veam信号は、vdam信号より位相が90度進んでいる。故にveam’信号はvdam’信号より90度進んでいる。減算手段213から得られた信号は、vdam’信号とveam’信号とで振幅及び位相が異なるため、それぞれが合成された信号となり、vdam’信号、veam’信号の振幅及び位相とは異なる信号となる。しかし本質的には変位の誤差情報を含んだ変位情報から変位の誤差情報を減算した信号となることに変わりない。従って、上記第1の実施形態例と同様に、回転体201の変位をゼロに固定した状態で制御電流icを流しvdisp’信号がゼロになるようにゲイン調整手段210或いはゲイン調整手段212によってゲイン(振幅)を調整し、変位の誤差情報を完全に除去する。
このようにして減算手段213の出力を復調手段214で復調して得た変位信号であるvdisp’信号をフィードバックし、目標浮上位置rと比較し、比較した差信号を補償手段215に通して得られた制御信号uをドライバ204に入力することで回転体201を電磁石202と電磁石203の間の所定位置に安定して磁気浮上支持している。なお、復調手段214の同期検波タイミングを移相手段等で変更できるようにし、回転体201の変位がゼロのときvdisp’信号をゼロに調整しても良い。また、図5の破線216で囲まれた部分の図6のようにトランス220を設け、電流検出手段217、218で検出した励磁電流i1とi2の検出信号の加算と、該加算値から電流検出手段219で検出したドライバ電源205からドライバ204に流れる電流ieの検出信号の減算を電磁誘導作用によって実現しても良い。また、トランス220の出力に抵抗器221とコンデンサ222を並列に接続し、バンドパスフィルタの機能を持たせても良い。更に、ゲイン調整手段210、212のゲイン調整をトランス220の巻線の巻数比で行なっても良い。
〔第3の実施形態例〕
次に、本発明の第3の実施形態例を図7に基づいて説明する。第3の実施形態は、第1の実施形態における変位の誤差情報信号の抽出元を、ドライバ電源305からドライバ304に流れる電流ieに替え、バイアス電源306からドライバ304に流れる電流ibiasに変更したものである。機械的構造及びドライバの回路構成は、第1の実施形態例と同様(図1および2参照)である。
図7に示す通り、バイアス電源306からドライバ304に流れる電流ibiasは、図7のドライバ304の図2に示すスイッチング素子21(SW1)とスイッチング素子22(SW2)がONでスイッチング素子23(SW3)とスイッチング素子24(SW4)がOFFのとき電流i2が流れ、スイッチング素子21(SW1)とスイッチング素子22(SW2)がOFFでスイッチング素子23(SW3)とスイッチング素子24(SW4)がONのとき電流i1が流れる。電磁石302、303の励磁電流i1、i2には、制御電流icが含まれるので、電流ibiasにも制御電流icの情報が含まれる。この電流ibiasをキャリア周波数fcを中間周波数とするバンドパスフィルタ311を通して基本波成分を抽出し、AM変調信号であるvbam信号を得る。
制御電流icがリップル電流ir1、ir2に対して十分大きければ、上記vbam信号の振幅の大きさは略制御電流icに比例し、その位相は第1の実施形態例と同様に検出したvdam信号に対して略90度遅れた位相となって検出される。変位の誤差情報は、制御電流icが大きいときにはその影響が大きく現れる。従って、変位の誤差情報の影響が出るときは、制御電流icがリップル電流ir1、ir2に対して十分大きいときであるので、vbam信号は変位の誤差情報として有効である。そこで電流ibiasを電流検出手段319で検出し、その検出信号をバンドパスフィルタ311を通して得られたvbam信号を復調手段312によって発振器307の発振周波数であるキャリア周波数fcと同じ周波数の搬送波として復調してvbam’信号を得、該vbam’信号をゲイン調整手段314にて所望のゲイン(振幅)に調整することで変位の誤差情報信号であるverr信号を得る。
また、第1の実施形態例と同様、電流検出手段317、318で検出した電磁石302、電磁石303に流れる励磁電流i1、i2の検出信号を加算手段308で加算し、キャリア周波数fcを中心周波数とするバンドパスフィルタ309に通してvdam信号を得、更に復調手段310で発振器307からのキャリア周波数fcにより所定のタイミングで復調することでvdam’信号とし、ゲイン調整手段313で所望のゲインに調整してvdisp信号を得る。そして減算手段315で上記vdisp信号からverr信号を減算して真の変位信号vdisp’を得る。
第1の実施形態例と同様に、復調手段310で得たvdam信号と復調手段312で得たvbam’信号は、互いに時間遅れや周波数特性の差異はなく、同時刻で検出可能なので、上記特許文献1や特許文献2に開示されているような複雑なフィルタ等を用意することなく、減算手段315で減算することで、変位の誤差情報の含まない真の変位情報を得ることが可能となる。このようにして得られた変位情報をフィードバックし、目標浮上位置rと比較し、比較した差信号を補償手段316に通して得られた制御信号uをドライバ304に入力することで回転体301を電磁石302と電磁石303の所定の位置に安定して磁気浮上支持している。
〔第4の実施形態例〕
次に、本発明の第4の実施形態例を図8に基づいて説明する。第4の実施形態例は、図5に示す第2の実施形態例における変位の誤差情報信号の抽出元を、ドライバ電源205からドライバ204に流れる電流ieに替えてバイアス電源206からドライバ204に流れる電流ibiasに変更したものである。
電流検出手段417、418で励磁電流i1、i2を検出し、その検出信号を加算手段408で加算し、得られた信号をキャリア周波数fcを中心周波数とするバンドパスフィルタ409に通して直流成分を除去したvdam信号を得る。該vdam信号をゲイン調整手段410によって所望のゲイン(振幅)に調整し、vdam’信号を得る。また、バイアス電源406からドライバ404に流れる電流ibiasを電流検出手段419で検出し、その検出信号をキャリア周波数fcを中心周波数とするバンドパスフィルタ411を通すことによって基本波成分を抽出してvbam信号を得、ゲイン調整手段412で所望のゲイン(振幅)に調整したvbam’信号を得る。vdam’信号からvbam’信号を減算手段413で減算し、減算手段413の出力信号を同期検波方式の復調手段414において所定の検波タイミングにて復調することで変位情報信号であるvdisp’信号を得ている。
このようにして減算手段413の出力を復調手段414で復調して得た変位信号であるvdisp’信号をフィードバックして回転体401を安定に磁気浮上させている。従って、第3の実施形態例と同様に変位の誤差情報を検出し、第2の実施形態と同様にして得られた変位信号vdisp’をフィードバックし、目標浮上位置rと比較し、比較した差信号を補償手段415に通して得られた制御信号uをドライバ404に入力することで回転体401を電磁石402と電磁石403の所定の位置に安定して磁気浮上支持している。
また、図8の破線416で囲まれた部分を図9のようにトランス420を設け、電流検出手段417、418で検出した励磁電流i1、i2の検出信号の加算と、該加算値から電流検出手段419で検出したバイアス電源406からドライバ404に流れるibias電流の検出信号の減算を電磁誘導作用によって実現しても良い。バイアス電源406からドライバ404に流れるibias電流は、ドライバ電源405に流れるie電流に比べて小さいので、トランス420は磁気飽和し難く、図9に示すとトランス420は第2の実施形態例である図6のトランス220より小型化できることはいうまでもない。トランス420の出力に抵抗器421とコンデンサ422を並列に接続し、バンドパスフィルタの機能を持たせても良い。更に、ゲイン調整手段410、412のゲイン調整をトランス420の巻線の巻数比で行なっても良い。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
本発明に係る磁気軸受装置のシステム構成例を示す図である。 図1に示す磁気軸受装置のドライバのPWM駆動部の構成例を示す図である。 電磁石の励磁電流とインダクタンスの関係を示す図である。 図1に示す磁気軸受装置において回転体の変位がゼロの時の各部信号を示す図である。 本発明に係る磁気軸受装置の他のシステム構成例を示す図である。 図5に磁気軸受装置の破線216で囲んだ部分の機能を電磁誘導作用で実現した例を示す図である。 本発明に係る磁気軸受装置の他のシステム構成例を示す図である。 本発明に係る磁気軸受装置の他のシステム構成例を示す図である。 図8に磁気軸受装置の破線416で囲んだ部分の機能を電磁誘導作用で実現した例を示す図である。 従来の磁気軸受装置のシステム構成を示す図である。 従来の磁気軸受装置のシステム構成を示す図である。
符号の説明
1 回転体(ロータ)
2 電磁石
3 電磁石
4 ドライバ
5 ドライバ電源
6 バイアス電源
7 発振器
8 加算手段
9 バンドパスフィルタ
10 復調手段
11 バンドパスフィルタ
12 復調手段
13 ゲイン調整手段
14 ゲイン調整手段
15 減算手段
16 補償手段
17 電流検出手段
18 電流検出手段
19 電流検出手段
21 スイッチング素子(SW1)
22 スイッチング素子(SW2)
23 スイッチング素子(SW3)
24 スイッチング素子(SW4)
25 フライホイールダイオード
26 フライホイールダイオード
27 フライホイールダイオード
28 フライホイールダイオード
201 回転体
202 電磁石
203 電磁石
204 ドライバ
205 ドライバ電源
206 バイアス電源
207 発振器
208 加算手段
209 バンドパスフィルタ
210 ゲイン調整手段
211 バンドパスフィルタ
212 ゲイン調整手段
213 減算手段
214 復調手段
215 補償手段
217 電流検出手段
218 電流検出手段
219 電流検出手段
220 トランス
221 抵抗器
222 コンデンサ
301 回転体
302 電磁石
303 電磁石
304 ドライバ
305 ドライバ電源
306 バイアス電源
307 発振器
308 加算手段
309 バンドパスフィルタ
310 復調手段
311 バンドパスフィルタ
312 復調手段
313 ゲイン調整手段
314 ゲイン調整手段
315 減算手段
316 補償手段
317 電流検出手段
318 電流検出手段
319 電流検出手段
401 回転体
402 電磁石
403 電磁石
404 ドライバ
405 ドライバ電源
406 バイアス電源
407 発振器
408 加算手段
409 バンドパスフィルタ
410 ゲイン調整手段
411 バンドパスフィルタ
412 ゲイン調整手段
413 減算手段
414 復調手段
415 補償手段
417 電流検出手段
418 電流検出手段
419 電流検出手段
420 トランス
421 抵抗器
422 コンデンサ

Claims (13)

  1. 回転体を磁気力により浮上支持する電磁石を備え、該電磁石に所定のキャリア周波数で駆動されるPWM方式のドライバから励磁電流を供給し、前記電磁石のインピーダンス変化により前記回転体の変位情報を検出し、該変位情報を前記ドライバにフィードバックして前記回転体を所定の位置に回転自在に浮上支持する磁気軸受装置において、
    前記ドライバを駆動するドライバ電源に流れる電流から前記変位情報の変位誤差信号を抽出し、該抽出した変位誤差信号により前記変位情報から変位誤差信号を除去する変位誤差信号除去手段を有し、
    前記変位誤差信号除去手段は、
    前記ドライバが前記電磁石にPWM電圧を印加することで発生する励磁電流のリップル電流成分を前記ドライバのキャリア周波数と同一周波数のAM変調波として復調する第1復調手段と、
    前記ドライバ電源に流れる電流成分を前記ドライバのキャリア周波数と同一周波数のAM変調波として復調する第2復調手段と、
    前記リップル電流成分を前記第1復調手段で復調する前又は後に任意のゲインに調整する第1ゲイン調整手段と、
    前記ドライバ電源に流れる電流成分を前記第2復調手段で復調する前又は後に任意のゲインに調整する第2ゲイン調整手段と、
    前記第1復調手段と前記第1ゲイン調整手段を通して得られた前記リップル電流成分の信号と前記第2復調手段と前記第2ゲイン調整手段を通して得られた前記ドライバ電源に流れる電流成分とを減算する減算手段と、を具備することを特徴とする磁気軸受装置。
  2. 回転体を磁気力により浮上支持する電磁石を備え、該電磁石に所定のキャリア周波数で駆動されるPWM方式のドライバから励磁電流を供給し、前記電磁石のインピーダンス変化により前記回転体の変位情報を検出し、該変位情報を前記ドライバにフィードバックして前記回転体を所定の位置に回転自在に浮上支持する磁気軸受装置において、
    前記ドライバを駆動するドライバ電源に流れる電流から前記変位情報の変位誤差信号を抽出し、該抽出した変位誤差信号により前記変位情報から変位誤差信号を除去する変位誤差信号除去手段を有し、
    前記変位誤差信号除去手段は、
    前記ドライバが前記電磁石にPWM電圧を印加することで発生する励磁電流のリップル電流成分を任意のゲインに調整する第1ゲイン調整手段と、
    前記ドライバ電源に流れる電流成分を任意のゲインに調整する第2ゲイン調整手段と、
    前記第1ゲイン調整手段で得られた信号と前記第2ゲイン調整手段で得られた信号とを減算する減算手段と、
    前記減算手段で得られた信号を前記ドライバのキャリア周波数と同一周波数のAM変調波として復調する復調手段と、を具備することを特徴とする磁気軸受装置。
  3. 請求項に記載の磁気軸受装置において、
    前記第1及び第2復調手段の復調方式は、同期検波方式であって、
    前記第1及び第2ゲイン調整手段のゲインの調整は、同時検波の検波タイミングを移相することで調整されることを特徴とする磁気軸受装置。
  4. 請求項1又は3に記載の磁気軸受装置において、
    前記回転体の変位がゼロの時は前記減算手段の出力がゼロになるように前記第1及び第2ゲイン調整手段によって前記リップル電流成分及び前記ドライバ電源に流れる電流成分のゲインを調整することを特徴とする磁気軸受装置。
  5. 回転体を磁気力により浮上支持する電磁石を備え、該電磁石に所定のキャリア周波数で駆動されるPWM方式のドライバから励磁電流を供給し、前記電磁石のインピーダンス変化により前記回転体の変位情報を検出し、該変位情報を前記ドライバにフィードバックして前記回転体を所定の位置に回転自在に浮上支持する磁気軸受装置において、
    前記ドライバを駆動するドライバ電源に流れる電流から前記変位情報の変位誤差信号を抽出し、該抽出した変位誤差信号により前記変位情報から変位誤差信号を除去する変位誤差信号除去手段を有し、
    前記変位誤差信号除去手段は、
    前記ドライバが前記電磁石にPWM電圧を印加することで発生する励磁電流のリップル電流成分を入力する巻線と前記ドライバ電源に流れる電流成分を入力する巻線を有するトランスと、
    前記トランスの出力信号を前記ドライバのキャリア周波数と同一周波数のAM変調波として復調する復調手段と、を備え、
    前記トランスは、前記リップル電流成分を入力する巻線と前記ドライバ電源に流れる電流成分を入力する巻線の巻き数比を調整することにより、前記リップル電流成分のゲインと前記ドライバ電源に流れる電流成分のゲインを調整し、前記リップル電流成分からドライバ電源に流れる電流成分を電磁誘導作用によって減算することを特徴とする磁気軸受装置。
  6. 請求項2又は5に記載の磁気軸受装置において、
    前記復調手段の復調方式は、同期検波方式であって、
    変位がゼロの時は前記減算手段の出力がゼロになるよう前記復調手段の同期検波の検波タイミングを移相することで調整することを特徴とする磁気軸受装置。
  7. 回転体を磁気力により浮上支持する電磁石を備え、該電磁石に所定のキャリア周波数で駆動されるPWM方式のドライバから励磁電流を供給し、前記電磁石のインピーダンス変化により前記回転体の変位情報を検出し、該変位情報を前記ドライバにフィードバックして前記回転体を所定の位置に回転自在に浮上支持する磁気軸受装置において、
    前記ドライバは、前記電磁石の電磁力と励磁電流の関係を線形化するためのバイアス電流を前記電磁石に流すためのバイアス電源を有し、
    前記バイアス電源に流れる電流から前記変位情報の変位誤差情報を抽出し、該抽出した変位誤差信号により前記変位情報から変位誤差信号を除去する変位誤差信号除去手段を設けたことを特徴とする磁気軸受装置。
  8. 請求項に記載の磁気軸受装置において、
    前記変位誤差信号除去手段は、
    前記ドライバが前記電磁石にPWM電圧を印加することで発生する励磁電流のリップル電流成分を前記ドライバのキャリア周波数と同一周波数のAM変調波として復調する第1復調手段と、
    前記バイアス電源に流れる電流成分を前記ドライバのキャリア周波数と同一周波数のAM変調波として復調する第2復調手段と、
    前記リップル電流成分を第1復調手段で復調する前又は後に任意のゲインに調整する第1ゲイン調整手段と
    前記バイアス電源に流れる電流成分を第2復調手段で復調する前又は後に任意のゲインに調整する第2ゲイン調整手段と、
    前記第1復調手段と前記第1ゲイン調整手段を通して得られた前記リップル電流成分の信号と前記第2復調手段と前記第2ゲイン調整手段を通して得られた前記バイアス電源に流れる電流成分とを減算する減算手段と、
    を具備することを特徴とする磁気軸受装置。
  9. 請求項に記載の磁気軸受装置において、
    前記変位誤差信号除去手段は、
    前記ドライバが前記電磁石にPWM電圧を印加することで発生する励磁電流のリップル電流成分を任意のゲインに調整する第1ゲイン調整手段と、
    前記バイアス電源に流れる電流成分を任意のゲインに調整する第2ゲイン調整手段と、
    前記第1ゲイン調整手段で得られた信号と前記第2ゲイン調整手段で得られた信号とを減算する減算手段と、
    前記減算手段で得られた信号を前記ドライバのキャリア周波数と同一周波数のAM変調波として復調する復調手段と、
    を具備することを特徴とする磁気軸受装置。
  10. 請求項に記載の磁気軸受装置において、
    前記ゲイン調整手段のゲインの調整は、同期検波の検波タイミングを移相することで調整することを特徴とする磁気軸受装置。
  11. 請求項8又は10に記載の磁気軸受装置において、
    変位ゼロの時は前記減算手段の出力がゼロになるよう前記ゲイン調整手段によって前記リップル電流成分及び前記バイアス電源に流れる電流成分のゲインを調整することを特徴とする磁気軸受装置。
  12. 請求項に記載の磁気軸受装置において、
    前記変位誤差信号除去手段は、
    前記ドライバが前記電磁石にPWM電圧を印加することで発生する励磁電流のリップル電流成分を入力する巻線と前記バイアス電源に流れる電流成分を入力する巻線を有するトランスと、
    前記トランスの出力信号を前記ドライバのキャリア周波数と同一周波数のAM変調波として復調する復調手段と、
    を備え、
    前記トランスは、前記リップル電流成分を入力する巻線と前記バイアス電源に流れる電流成分を入力する巻線の巻き数比を調整することにより、前記リップル電流成分のゲインと前記バイアス電源に流れる電流成分ゲインを調整し、前記リップル電流成分からバイアス電源に流れる電流成分を電磁誘導作用によって減算することを特徴とする磁気軸受装置。
  13. 請求項9又は12に記載の磁気軸受装置において、
    前記復調手段の復調方式は、同期検波方式であって、
    変位がゼロの時は前記復調手段の出力がゼロになるように前記復調手段の同期検波のタイミングを移相することで調整することを特徴とする磁気軸受装置。
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